私の家では食事の後には葉で煎れる煎茶を普通に飲んでいるのですが、それとは別にちょっと時間が空いた時だとか、パン食の時に飲むコーヒーも好きです。コーヒーといっても色々あり、スティック一本に全て入っているインスタントコーヒーも手軽で好きですが、一回ごとに豆を挽いて、その味と香りを楽しむドリップしてのコーヒーも捨てがたい味があります。
昨年末から今年にかけてこのブログでもその道具を紹介してきましたが、ここ数年自宅に籠もりながら生活していたこともあり、毎日ではないものの結構な頻度でコーヒー豆を挽いてドリップして飲むような事を繰り返しています。肝心のコーヒー豆も、そこそこ鮮度がよく安い豆を継続的に入手することができるので、懐が痛むこともなく、以前ならコーヒーショップで飲んでいた牛乳を入れたカフェラテのようなものも自分で作ったりして、嗜好品の費用の削減にも役に立っているかなという感じです。もっとも、昨年から購入している道具の元を取るにはまだまだではあるのですが。それでも、生活の中にちょっと口が寂しくなると豆を挽いて自分だけのための一杯を淹れるということが普通になってきたというのは何だかうれしいですね。
そんな中、昨日たまたま大手家電量販店に行ったところ、おもちゃコーナーが有り、そこに置いてあったのが以前その製品が出た時にちょっと欲しいかも? と思った手打ちそばを自宅で作ることができる玩具である「そば打ち名人」というタカラトミーの商品です。
おもちゃではあるのですが、難しいそば粉をこねる工程を機械がやってくれ、伸ばして切るための道具まで揃っています。水とそば粉があればこれで一応自分で蕎麦を作ることができるというわけで、これはコーヒーに似た趣味と言えなくもありません。上記リンクの価格よりも安くそのお店では売っていたので、思わず購入しかけましたが、今回はパスしました。
というのも、コーヒーにおいても同じような買い物をしたことがあり、残念ながらそこで購入したものは現在では全く使っていないという現実があったからです。その商品とは、ダイソーで税込み1,100円で売っている(現在も)2つのカップとコーヒーミル、金属製のフィルターまで付いていて、あとコーヒー豆とお湯だけあれば外出先でもコーヒーが楽しめる「アウトドア コーヒーメーカー カップセット」というものでした。
この商品は現在でも全ての機能が詰まっての大きさという点では最少で、もしかしたら今後使うことはあるのかも知れませんが、現在まとめたセットではそれぞれ自分で納得のいった道具を選んでいるので、自分で作ったセットで淹れるコーヒーの味とダイソーのセットで淹れる味はかなり違うと思うので、それなら出先ではコンビニコーヒーにしても良いのでは? と考えると持っていくなら現在レギュラーの道具を持っていきたいという考えになっています。
そば打ちということになると、さすがに一人で楽しむというよりも、家族や友人も喜んで食べてもらえるようなレベルにならないと続けるのは難しく、このおもちゃで作ったとしても、飽きて使わなくなるか、それともコーヒーのようにそば打ち用の道具を本格的に揃えるようになってしまうかもと考えるとちょっと怖くなってしまいました。
商品のレビューを見ると、切るのが難しいとか、うまく作るためには色々と大変なのだろうということは想像できます。麺類というと、自宅では冷凍うどんを常備していて、おやつや買い物に行けない時にレンジでチンすればすぐに食べられる手軽さに重宝しているのですが、手間を掛けてそばを打つということが自分としては想像できないので、そば粉から作ることはひとまず諦めることにします。
ただ、車で旅行に行き、長野などそばが名物であるところでは、町のスーパーでもゆでるだけて 美味しい蕎麦が食べられるつゆ付きの生そばがよく置いてあります。車中泊旅行やキャンプではそうしたそばを買って現地で食べるというのは以前には良くやっていました。今後そば打ちに入るなら、コーヒーのような失敗にならないよう、こじんまりとしていても一通りのことができるそば打ちセットを手に入れた方が良いような気がしますが、果たしていつやるのか、結局は毎年年末に失敗したそばを家族に出して終わりということにならないのか? そんなことも考えながら少し悩んでみようかと思っています。