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選挙特番をネット同時配信で見られるようになって時代の進歩を感じる2022年

選挙の結果はまだ入っていない中、このブログを書いているのですが、今回の選挙特番については完全に地上波およびBSの放送を見ないでインターネットのみで見るようになっています。というのも、民放テレビをまとめてネット配信するTVerでは、今年に入ってから午後6~7日からのゴールデンタイムに限って首都圏(東京)で放送しているキー局については、テレビとの同時配信をウェブ上でやるようになっているのです。残念ながら昨日紹介したFire TV Stickでは見逃し配信番組しか見られないのですが、パソコンなどをケーブルでテレビにつなぐことで、各局の番組をリアルタイムで見ることができるようになっているのです。

今回、そのリアルタイム配信を使って、静岡県中部では地上波放送されていないテレビ東京の選挙特番を見ていました。前回の選挙では残念ながらリアルタイムではテレビ東京を見ることができず、YouTubeで配信されていたのは本放送を見ながら解説するような動画配信だけだったので、諦めて地元で見られる特番を見ていたのですが、番組の内容には好みがあるので全ての人にどの局が良いと勧めるようなものではないものの、選択肢が増えるのは良いと思います。

今回は、全くテレビ放送を見ずにネット配信のみで済ましてしまったのですが、画質自体はわずかにテレビ放送に劣る感じはするものの、細かい文字が見えないなど、視聴していての不具合は無く、インターネット配信にありがちなアクセス集中による配信一時停止のようなこともなく、ほとんど地上波テレビを見ているような感じで番組を見ることに集中することができました。

ただし、書きました通り、現状で大画面のテレビでTVerによる地上波テレビとの同時配信を見るには、パソコンなどから画像・音声出力をケーブル経由で行なう必要があるので、その点が敷居が高いと感じる方もいるかも知れません。それでも今回の事で、今までと比べると、数多くのテレビ局の選択肢を増やした地方の人もいると思いますし、今後は徐々に「簡単に」ネット同時配信を見られるような方向に流れていって欲しいと思います。


欲しい物を安い時に買うことができるかどうか……アマゾンプライムデーの個人的目玉

以前、このブログでも少し書いたことがあるのですが、地上波およびBSのテレビを補完するというよりも、主要なテレビおよび動画配信の受信方法として、インターネットを利用した動画配信専用のハードを今あるテレビに繋げることで、かなり見られるソフトは豊かになってきます。

例えば、アメリカ大リーグの日本人選手の試合が見たい場合、今まではNHKBSチャンネルを契約する必要がありましたが、今ではインターネット放送のABEMA TVを専用ハードを使って家のテレビ画面で見られるようになるので(一部試合は有料のプレミアム会員登録が必要になります)、今までBSの契約がなくて見られなかった方でも、安定したネット回線が自宅にあれば、インターネット通信料だけで視聴が可能です。さらにABEMAでは、サッカーのワールドカップの全試合を生配信するということなので、これも今までNHKBSに加入していないと見られなかった試合を生で無料で見られることになります。

こうしたインターネットを使った配信を見るための方々(ハード)は色々ありますが、一番安くてお手軽なのが、Amazonが販売している「Fire TV Stick」で、自分たちのPrime Videoを見せるために提供しているものの、アプリを後からインストールすることで、様々なサービスを利用することができるようになります。

具体的に無料で見られるものとしてはTVerやGyao、また有料系の配信サービスも使えますし、音楽配信のSpotifyもテレビのスピーカーから音を出し、画面とリモコンで操作することができるようにもなります。個人的に面白いと思うのは、NHKが提供する「NHK+」を第3世代からのFire TV Stickでは使えるようになるので(受信者登録が必要)、アンテナがつながっていなくても、NHK東京の番組であれば一部の番組を除いてリアルタイムに見られるだけでなく、見逃した番組をテレビで一定期間見られるようになります。民放はこうした使い勝手には一歩遅れている印象ですが、今後は引っ越しをした後でテレビアンテナを設置しなくても、日常生活の情報収集をするには困らないくらいの情報をネットを利用した動画をテレビで楽しめるようになる、大変便利な製品だと思います。

今回改めてこんな事を書くのは、2022年7月12日午前0時から2日間開催されるアマゾンプライムデーで、久々にこの第三世代のFire TV Stickが安く買えるからです。通常時には4,980円のものですが、年に数回行なわれるセールでは安くなっても3,480円くらいまでのものがほとんどだったのですが、今回のセールは1,980円まで安くなりますので、売切御免というような形になるのではないかと思います。

そういう意味からすると、私自身も下手をしたら買えないのではないかと思ってしまうのですが、頑張ってトライしてみようと思っています。現在使っている第二世代のものだとしばしばハングアップして再起動が勝手に起こるようなことも出てきているので、こうした安く買えるチャンスを生かして買い替えられればと思っています。下のリンクはセール開始からでないと値段が変わりませんので(セールが終わると価格も上がります)、その点にはくれぐれもご注意下さい。


一個人の起こす暴挙は防ぐことが難しいからこそ考えたい今後の色々なこと

2022年7月8日の午前11時半ごろに奈良県で起こった元安倍晋三首相に対する銃撃事件は、まさか日本国内でこんな事が起こるのかと第一報を聞きた時には絶句してしまいました。その後、安倍氏の訃報が入ってきました。極めて残念です。心よりお悔やみ申し上げます。

今回の実行犯がどんな考えで襲撃したのかはわかりませんが、どんなに社会に影響力を持つ人物だとしても、個人を暴力でもって排除していいわけはありませんし、それによって世の中が変わるということもそこまで考えられません。無念にして道半ばで前途を閉ざされた人物がいても、その代わりにその人の考えを引き継いで行く人はいるわけで、そうして続々と登場してくる人たちまで全て排除することは不可能だからです。

ただ、海外で色々な無差別テロであったり銃の乱射事件が起こっても、日本ではそんな事は起こらないだろうと思っていた方も少なくないと思います。ニュースでは、現場での警備体制について批判的な話もすでに出てきていましたが、守る対象ができるだけ有権者に近づきたい選挙期間中に、今回のような事前にマークされている団体ではなく一個人が自分の考えで起こした行動というのは予防することも、阻止することも難しいものだと思います。

それは、とある宗教団体が起こした地下鉄サリン事件が起こった時にも感じました。多くの人たちの考えを超えたところで、計画が実行に移されたわけですが、その時も公安警察は過激派のマークや警戒は行なっていても、人の生を説く宗教団体がまさかそんな事を行なうとは思っていなかったでしょう。地下鉄を狙った事件の前に長野県松本市で起こったサリン中毒事件については明らかな誤認逮捕が行なわれていますし、事件が起こってはじめて対策がはじまるようなことになるのはある程度仕方がないことです。そういった中で私たちは自分自身を守る行動を考えなければなりません。それは本当に難しいことです。

今回の事件で使われたという手製の銃は、特別な組織から譲り受けた可能性ももちろんあるものの、インターネット上で誰でも入手できる情報を使って自分自身で作ることも現状では可能になっています。さらに、その性能を確認するために山にこもってテストをしていても、いわゆるYouTuberのようにカメラを使ってその様子を記録しながら行動していれば、まさか手製の銃を使って殺傷能力のテストをしているとは、よほどの知識がある人でないと見極めるのは難しいのではないでしょうか。当然、事前に何の問題(前科など)も起こしていないなら、警察にとってはその挙動を察知・マークし、犯罪を未然に防ぐような行動もやりにくいと思います。国内ではほぼ全員の人たちがスマホを持ち、インターネットから情報を取ることができる世の中で、どこからどんな人がこれから出てくるのかというのは、正直言ってわかりません。今後同じような事件が起きたとしても、それを防ぐことは難しいと思われます。

だから大切なのは、暴力的に状況を改善することは意味がなく、話し合いである程度解決できるような「実例」の獲得を目指して、今の世の中を変えていくことではないかと思います。様々な考えを持つ個人個人の細かい社会への要望を聞いていてはキリがないという考えを持つ方もいるかも知れませんが、生活に困窮している人たちの状況を、政治の力で解決できることはできるだけ行なうことで、暴力を伴わなくても現状を変えられるということを多くの人にまずは実感させて欲しいと思います。

最後に、このブログのテーマである車中泊関連について書きますと、恐らくこの事件の影響によって、車中泊やキャンプをソロで行なおうという方にとっても、その行動に影響が出てくるのではないかと思います。山の中や人のいない海辺で何かやばいこと(テロの準備?)をしているのではないのかと、単にその場所で野営をしているだけなのに、必要以上に地元の人に気にされないように、現地では挨拶など地元の人と積極的にコミュニケーションを取ったり、現地の物を購入したりなどしながら、地元でさらに厳しくなるであろうローカルルールをきちんと守って、自分だけでなく周りも幸せになるような旅をするようにしていきたいものであります。


新型コロナへの緊張感が無くなるのは仕方ないのでその対処方法も同時に考えていく必要性

ここのところ、新型コロナ感染者が全国的に増えてきています。昨年も思ったのですが、普通風邪やインフルエンザが流行るのは、季節としては夏ではなく冬であるわけで、なぜ増えたり減ったりするのかという理由について、いまいちその理由を知ることができないでいます。ですから対処法としてもマスクをして不特定多数の人がいるところにはなるべく行かないぐらいしか自分ができることはないのですが、ウィルスの変異が原因なのか、これからも新型コロナは夏と冬にピークを迎えるようになるのか、素人の考えでは全くわかりません。しかし、世間では行動規制だけはゆるくなり、マスクの着用についても、屋外で人と話をするような状況では付ける必要がないと言われたり、運動時にはマスクを外し、熱中症予防の方を優先すべきという話が出てくるなどの状況もあります。

そうした社会にまん延する緊張感の緩和によって、私自身の緊張感も最近は緩んでしまっているようで、昨日車で出掛けた際には何の疑問もなく家を出て車に乗り込み、買い物のためにショッピングセンターまで行ったのですが、そこで車を降り、歩いてしばらくして自分自身の違和感に気付きました。家を出た時からマスクを持って行くのを忘れていたのです。

幸い、車の中にはもしマスクが無いと気付いた時のために不織布マスクを常備していたので、その時はあわてて車の中に戻ってマスクを付け直して買い物を済ませたのですが、マスクの予備のない状態で自転車で出掛けていたら、せっかくお店にたどり着いたとしても、自宅に戻ってマスクを付けて出直すようにしないと、まだマスク無しでお店の中に入って買い物というのは難しい状況だと思います。こうした事はあまりなかったのですが、やはり自分自身緊張感が緩んでいるという感じはあります。

海外ではすでにマスク無しでの生活が当り前になり、そうした基準で日本国内の様子を見ると、かなりの違和感を持つ方もいるのかも知れませんが、最初に書いたようにまだ私たちは新型コロナウィルスについて、その正体を見極めることは難しいと言わざるを得ません。

とりあえず、こんな事が再度起こった時のために、マスクを忘れて外出してもいいように、常に持って出るバッグ2つ(大と小)にそれぞれ予備のマスクを入れて持っていくことにしました。これで、車で外出した時のように外に出てから気付いても、その場でマスクをすることができます。

暑い中でマスクを付けながら動くと、それで熱中症になる危険性が増えるということはあるのですが、同時に首を冷やすタオルを付けて行ったり、小さめの水筒を持ち出し、常に水分補給を意識するなどして、対策の両立を目指すしかないでしょう。

現状ではまだ行政の対応が遅れがちで、同じようなタイミングで感染者が増えるという状況が繰り返されている中、やはり個人的にできる対策といえば、改めて緊張と緩和を意識しつつ、会食を控えマスクは常備して飛沫感染を防止するくらいしかやることがありません。本来は、しっかりとお金を掛けてこの病気の事についてその原因を探ることも治療や予防とともにやって欲しいのですが、このままでは四回目の予防接種も受けないとならないかなと私自身は考えています。この夏に旅行を考えている方は、対策を万全にして自力で感染しないような緊張感を持って出ることも仕方がないのではと思います。


製作費はほぼ工具代だけ?アルコール燃料を使用するGroove Stove簡易版

ここ数年の新型コロナの感染者数増の影響により、キャンプに目覚めた方も少なくないと思いますが、私の場合ここ数ヶ月で様々なアルコールストーブを手に入れてその性能差を試してみています。

というのも、アルコール燃料を燃やすというと、小学校の理科の実験で使ったアルコールランプを思い出す方もいるかも知れませんが、構造が単純(言ってみれば揮発したアルコールに火を付けるだけ)なのでメンテナンスの処理がいほとんどらないだけでなく、アルミ缶を切ったり穴を開けたりして自分で製作することも可能なため、キャンプどうこうと言うよりも、自作アルコールストーブの製作にのめり込んでいる方もそれなりにいらっしゃいます。

今までは、こうした「自作派」の方々が作るアルコールストーブについては、「所詮製品版のアルコールストーブより低性能なのではないか?」と考えていたのですが、色々調べてみるとそう単純なものではないようで、自分の使っている鍋に合わせて作ることで、効率よく燃焼するようなサイズのものを作れば、市販品と比べても引けを取らないものも作れることを知りました。

ただ、今まで私が知っていた自作するアルコールストーブというのは、主にアルミ缶を切り出して穴を開けてとなかなかめんどくさい工程があるので敬遠していたのですが、最近になって知ったのが、穴を開けずに直接鍋を載せられるGroove Stoveが簡単に自作できるということでした。毛細管現象でサイドスリットに燃料を供給する構造なのですが、そのサイドスリットについては同じアルミ缶から切り出した筒を均一に16等分して折り曲げることで、外側から火が出て、私の持っているチタンマグカップ(モンベルのチタンカップ600で、スノーピークチタンシングルマグ450の底面口径75mmと同じ)でも効率よく湯沸かしのできる250mlのアルミ缶(口径約55mm)を使った作り方が以下のサイトで紹介されていたので、そのリンクで出ている通りに(実際は作業はかなり荒い)作ってみました。

http://little-bit-works.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-5ad2.html

いちばん大変だったのは、事前にスチールウールを使ってアルミ缶の塗装を落とすところぐらいで、あとは文具のはさみで切ってステンレスの定規をあてて差し込むための円筒を16分割して折り込み、あっという間に完成しました。
ちなみに、スチールウールは家にあり、今回のために購入したのはサンドペーパー(バリ取り用と塗装剥がし仕上げ用)、ステンレス定規(サイドスリットの部分を折り込むため)くらいで、アルミ缶を切るカッターとハサミは家にあるものを使い、肝心のアルミ缶はなかなかこういう小さいサイズのものは見付けられませんが、激安スーパーに一本39円であるのを発見し、ベースとしました。

そして、すぐに試してみたのですが、これが意外と高性能なのです。写真は右側が今回作ったGroove Stoveで、左側が今回アルコールストーブにはまるきっかけとなった、構造的には同じだと思えるLixadaのアルコールストーブ(約3千円)です。Lixadaのアルコールストーブは鍋の直乗せはできず、その実力を発揮するためには、ゴトクを用意しストーブと鍋の距離を調整することで、約20mlのアルコール燃料で500ccの夏の湯沸かしができるくらいなのですが、今回作ったGroove Stoveの方はゴトク不用で直乗せをした状態で利用でき、性能は20mlのアルコール燃料を入れてカップを乗せ、燃焼開始したら約10分燃え、燃料が無くなる前に見事外で(風防付き)沸騰させることができました。

Lixadaのアルコールストーブは室内など無風の場合でないと20mlのアルコール燃料で500ccを沸騰させるのは難しく、改めてこんなものが作れてしまうのかという実感でした。火を付けるとすぐに使え火力も高いですし、お湯を沸騰させる点においてはわざわざ購入した市販品を上回るくらいの性能を見せてくれました。

もし、こんな事が最初からわかっていれば、アルコールストーブを買わずに自作中心でも十分使えるものを作れたのではと思いますが、写真のサイズを見てくれるとおわかりの通り、Lixadaの中にGroove Stoveがすっぽり入るので、持ち出すアルコールストーブが一台増えることになったので、それはそれで便利になります。また機会ができたら、セットにする鍋の大きさに合わせたアルミ缶を探し、効率よく燃焼するものを防災用品の一つとして作っておいてもいいのではないかと思います。

数多くあるキャンプ用の調理火器の中でも、アルコールストーブは価格も安く、さらにこのGroove Stoveの燃費を見ていただければおわかりの通り、330円で売っている500mlのアルコール燃料で500mlのお湯を25回沸かせる計算になります。しかも、今回自作したGroove Stoveを作るにあたりかかった費用というのは、缶代の中味入り39円を入れても、工具代がほとんどなので、もし今回紹介したものが壊れたとしてもまた作り直す際の費用は缶代のみで済むことになり、かなりリーズナブルです。今回気軽に作ってみて、びっくりするような性能が簡単な工作(小学生でも十分に作れます)で作れることがわかりましたので、怪我に気を付けながらまず既製品を購入する前に自作してみることをおすすめします。メスティンでの自動炊飯はできるかちょっとわかりませんが、水を沸騰させたり単純に熱するくらいの調理であれば十分キャンプにも使えるクオリティがありますので、興味のある方はぜひ作ってみて下さい。


スマホがネットにつながらない場合に試したい幾つかのこと及びトラブルに強いスマホへの転換

以前から、自分のスマホだけでなく知り合いのスマホで不具合が起きて通信ができなくなってしまったことがあって、そんな時のために何をどう確認したらいいのかということを自分の中でまとめていたのですが、先日のauの大きな障害発生で改めて自分で確認できることをやるということの大切さを実感しました。そんなわけで、今回は自分のスマホがネットにつながっていないのでは? と思った時にどうするかについてまずは考えたいと思います。

先日、私のメインスマホ(ドコモとソフトバンクのSIMが入っている)でデータ通信ができなくなってしまいました。通常、データ通信はソフトバンク、通話はドコモに設定してあるのですが、なぜつながらないのか? ということで画面の上にある電波の状態を見たところ、何とそこにはアンテナマークが消え、代わりに「飛行機マーク」が表示されていました。これは、飛行機に乗る時に自ら電波を出せないようにする「機内モード」になっている証で、この表示になるとWi-Fiとモバイルデータ通信の両方がオフになってしまいます。なぜそんなことになったのかはわからないのですが、何かの表紙に設定画面が表示された状態で画面上の「機内モードボタン」に触れてしまったとしか考えようがありません。この場合は機内モードを解除すれば元に戻るのですが、ネット不通のトラブルというのはそれだけではありません。

これも私の場合ですが、複数持ちをしているスマホのうち、一番使用頻度の低いスマホでデータ通信を行なおうとして、ブラウザを開こうとしたら、「インターネットに接続されていません」という表示がブラウザから出る症状に陥りました。この時にはしっかりアンテナが立っている(外で使っている時の話です)のを確認していますので、設定の問題ではなさそうでした。一応、設定画面から「モバイルネットワーク」を開き、「モバイルデータ」がOFFになっていないかを確認しましたが、これも問題はなさそうでした。もしかしたら、何かの拍子でモバイルデータのスイッチがOFFになってしまってネットに繋がらない場合もあるので、機内モードでないことを確認した後は、このモバイルデータ周辺の設定をチェックしてみることは大事だと思います。

ただ、その時の場合はいくら設定をチェックしても、普段と変わりなかったのでスマホ内部でデータがうまく回っていない(?)のかと思い、単純ですがいったんスマホの電源を切り、再度電源を入れるという方法を試したところ、無事に通信ができるようになりました。パソコンでもずっと電源を入れて使い続けているとだんだんとスピードが遅くなるような気がするので、電源入れ直しやリセットというのは、今回のauの障害解消にも一つのやり方として勧められることもあるので、画面の電波表示に問題がなければ、電源の入れ直しを試してみましょう。

私の友人も、ある日、全くLINEの連絡が入らなくなったと言っていたので、電源入れ直しを勧めたところ、リセットしてからそれこそおびただしい数のLINEメッセージが入って往生したということがありました。仕事などでスマホを使われている方は、もし午前中に全く着信・メッセージが入らないような事があった場合、ここまでに書いた手順でアンテナマークが出ているかの確認と、電源の切入をお昼ぐらいにはやっておいた方が、もし連絡事項が溜まってしまった時の事を考えると、お昼であれば何とか取り繕って返信できるくらいの時間だと思いますので、確認を怠らないようにしたいものです。

こうした一連の確認をした上で、アンテナ表示が消えていたり、音声通話ができないというような事になった場合に、回線の障害を疑うべきでしょう。普通の方はスマホに一回線のSIMカードが入っているだけだと思いますので、最近は消えつつありますがWi-Fiの使えるところまで移動するか、ラジオ・テレビの定時のニュースを確認するなどして自分の回線(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天)の不具合のニュースが伝えられていないかを確認しましょう。

私のように、2回線をスマホ内でコントロールしている場合には、データ通信にデフォルトで使っている回線から別の回線に変えてみて、つながるようでしたらニュースサイトや通信事業者サイトへ接続し、自分の地域で通信障害は起こっていないかを確認するということになります。

スマホで2回線を使い分ける場合、どの回線が良いのか? という問題も今後考えられるでしょう。とりあえず非ドコモの回線を一回線で使っていて、その回線が障害を起こしたら、その時点でWi-FiスポットからeSIMが使えて安いIIJmioのデータプラン(eSIM2GBプランは通常でも月440円)を契約するという考えでいれば、大きな災害でなければスムーズにeSIMを使えるようになるということもあるのですが(必要がないと思えばいつでも解約可)、タイムラグなく移行するには日常的に2回線運用ということも考えていいのかも知れません。

前回書いた「楽天モバイル」は、現状では楽天モバイルの電波が利用できないとパートナー回線としてauの回線に接続できますので、メイン回線をソフトバンクやドコモにしておけば、一台のスマホで3つのキャリアの電波が使えるようになるというメリットがあります。基本的にはエリア自体が広いのがドコモ回線で、ソフトバンクは狭い傾向にありますが、サービスエリアで自分の行動範囲が広くカバーされているところをメインにするのがおすすめです。もちろん、私自身が恩恵を受けているソフトバンクユーザーであればこそのメリットもあるので、そうした状況から選んでも構いません。

とりあえず、今後スマホを買う場合には「物理SIM2枚」あるいは「物理SIMとeSIM」の併用ができるタイプのものを調べて買っておくことがまずは大事です。そうすれば、通信障害が起きた時点でeSIMの契約をするという事も可能になりますし、災害に強くなります。もっと言うと、アップル社のスマホでは対応しませんが(iPhoneはeSIMと物理SIMの2回線運用には対応しています)、Androidスマホの中には、通信ができなくなっても、有線イヤホンをアンテナにしてFMラジオを聞くことのできるスマホ(業界では「ラジスマ」という名称を付けているので詳しい機種については「ラジスマ」で検索を)もあります。そこまでiPhoneに固執しないという方であれば、SIM2枚運用およびFMラジオ利用可能なスマホを使うことを、このブログではおすすめしておきます。


「Rakuten Link」の仕組みは自社の通信が使えなくても電話やSMSが使える

KDDI(au)の通信障害の影響は、トラブルが長引くに従って今まで想像もしていなかった範囲に広がってしまいました。流通と通信は直接関係がないようですが、ドライバーの持つスマホがau回線を使っているものだった場合、お客さんへの連絡だけでなく不在票に書かれているドライバーの携帯電話に電話してもつながらないような事が起こっていたようで、ヤマト運輸や日本郵便の配送に遅れが出るなどの影響が出ているというニュースに、もしこの障害が平日の日中から始まっていたら、さらなる影響が出ただろうと思い、ゾッとします。

通信障害というのは今回のauに限らずどのキャリアでも起こり得るものなので、どのキャリアが障害に強いか(物理的に送信設備が壊れたり停電による停止が起こる場合は今回想定していません)ということを考えた時、意外というか先日最安0円の契約を終了したばかりの楽天モバイルが、実は案外馬鹿にできないのではないかと思えるようになりました。というのも、SIMカード経由のモバイル通信の仕組みを使うことに楽天も変わりはないのですが、他キャリアと比べて違う事に、音声発信や着信、さらにSMSを、楽天の回線が使えない場合でも「Rakuten Link」アプリを使ったインターネット通信があれば可能という事実です。

もし自宅などで光通信を利用したWi-Fiを使っている場合、もし楽天の回線がうまく入らない地域においては、パートナー回線としてau回線を使っているためネットおよび音声通話が利用できないことになるのですが(今回の障害では楽天モバイルでパートナー回線を使っていた人にも影響があったので)、自宅でWi-Fiを使っている限りは、Wi-Fiの電波でも通信だけでなく通話もできてしまうので、ニュースがあるまで障害があったことに気が付かないような方もいたのではないかと思います。

私自身、楽天モバイルを使っていますが、最近は発信する際にはほとんどWi-Fiの電波を使ってRakuten Linkを利用しているような状態なので、もしauでなく楽天の回線が障害を起こして音声通話がつながらないような事になった場合、Rakuten Link自体の不具合でない限りは他のモバイル回線からテザリングでネットに繋いだ上で、回線が使えなくても番号を使った発信や着信ができる可能性が他社よりはあるわけです。

なお、今回のトラブルではデータ通信が復旧した中でも、元々のトラブルの原因がVoLTE関連のシステムだったためか、アクセスが集中する電話回線を規制することを続けていたようなので、ずっと電話が使えず、特に緊急通報ができない人が公衆電話に殺到したような報道もありました。ちなみに、「Rakuten Link」では110番や119番には掛けられないので、楽天回線のトラブルがあってWi-Fi経由で緊急通報したい場合には、ちょっとした工夫があります。これは一例ですが、グーグルマップを開き、現在地が間違っていないことを確認したら、その画面で「警察署」「消防署」と入れて検索すると、現在地に近い交番・警察署・消防署が出てきます。具体的な場所の選択をしたら「すべて表示」と書かれたところをクリックすると、その場所の電話番号が出てきますので、画面上でその番号をコピーした上で、「Rakuten Link」アプリから電話しましょう。その際、110番や119番には回線トラブルでこの電話からは掛けられない旨をきちんと説明した上で通報しましょう。

各種トラブルには様々な要因があるので、回線だけでなくRakuten Linkのシステムも含めたトラブルが発生した場合はアウトですが、そもそも今回のauと楽天の利用者数の差はかなり違うので、よほどシステム担当者がポカをしない限り、アクセス集中によるつながりにくさというものも大手よりましになるのではないかと思ったりもするのです。

だからといって、楽天ばかりを推すつもりもないのですが、今後通信方式もますます高度になっていく中で、通話が必要で、できれば多くの人に通知している番号にかかってきた電話を常に外にいる状態で取りたいと思っているような場合には、メイン番号の他に楽天で取得した番号も大切な知り合いに伝えておいて、いざという時に使うという選択も悪くないと思います。今後のキャリアの障害は、今回のようにデータ通信と通話がセットで繋がりにくくなることも十分考えられますので、そのための予備回線として楽天モバイルの検討もありです。個人的には、パソコンにソフトをインストールして、そのパソコンをネット通信ができる環境に置けば利用可能だという「デスクトップ版 Rakuten Link」が2022年末までに発表されれば(すでにそのように楽天モバイルでアナウンス済)、楽天モバイル回線でなくても問題なくパソコンからの電話を臨時固定電話のように使うことができるようになると思いますので、今後の楽天モバイルの発表に注目しましょう。


2022年7月に起きたKDDIの通信障害からわかった「電話転送サービス」の重要性

私のいる地域(同じ市内でも全くつながらなかった人もいるので今回たまたまかも)ではそこまでの大きな影響は出なかったものの、KDDIの回線で起こった通信障害はかなり長びいたようで、その影響を受けた方はかなり多かったのではないかと思います。今回の障害の内容については、いわゆる「データ通信(インターネット)」だけではなく、音声通話についても繋がらないような状況にあったということで、そうした内容を受けて、ぜひ確認していただきたい事があります。

というのも、今回auのネット回線がつながらないだけならWi-Fiを利用したり、別の会社が提供している回線を代替で使えば良いので、それこそいざとなったらeSIMで即時契約するような荒業も使えるのですが、メインで使っている電話回線がauだった場合、もし自分の番号に電話がかかってきてもつながらないわけですから、例えばLINEでもやり取りをしている人とであればLINE経由で現状を伝えてしばらく待ってもらうことはできるでしょう。電子メールの宛先を知っていればメールでの連絡もできるかも知れませんが、相手が日常的にメールを見る習慣がなければそのメールを見てももらえず、最悪の場合連絡すらできないことになります。

もし回線が不通の場合、事前に着信転送をする番号を登録することができていれば、不具合のあるメイン回線にかかってきた電話を正常に動作している別の回線につなぐことができます。今回の障害の状況を受けて考える中でもし、電話を受けることが必須の場合には「着信転送ができる契約かどうか」ということをもう一度考えてみる必要があります。

こんな事を書くのは、たまたま今回不具合を起こしたauの行なう「povo2.0」では割込通話サービス、留守番電話、着信転送サービスが利用できない仕様になっています。私自身、少し前はpovo2.0をメインの音声通話の番号で契約をしていたのですが(現在は違う回線に乗り換えています)、もしそのままにしていて今回の障害を受けていたら、ずっと電話自体を受けられない状況になっていたわけです。

他のMVNOでもこうした転送サービスを提供していないところもあるかも知れませんが、とりあえず、povo2.0とahamo(ドコモ回線)、LINEMO(ソフトバンク回線)では着信転送の設定ができないということは覚えておいた方が良く、利用する場合は今回のようにかかってくる電話を転送できなくなる可能性があることを認識した上で、これらの回線をメインで使うのかサブで使うのかの判断をする必要があると思います。

また、転送を利用できるところで、その契約に通話定額を付けている場合でも、ほとんどの場合転送時には定額の範囲外になり、転送中には別途の通話料が請求される可能性があることを覚えておきましょう。これも私が知っている中で、そうした転送時の通話料を通話定額の金額に含めるような内容でサービスを提供しているのは、日本通信のかけ放題や70分/月まで無料のプランにおける説明には、「無料通話」の対象として「転送電話」が入っているので、今回のような障害を見越したり、エリア外で不通になった場合に備えるために転送設定を別の回線(ドコモ回線だと他の回線でもつながらない可能性があるので、転送先を例えば固定電話で留守電対応にする方法もあり)のようにしておくと、追加費用もかからずに、気軽に転送電話を設定しておけるので、とりあえず電話を掛けてきた人が急用だった場合には何かしらのメッセージが残ると思います。

固定電話に転送する場合には、最近出てきた携帯電話の電波を使った固定電話サービスだと、もし利用会社の携帯回線が障害を起こした場合には同じように使えなくなってしまう可能性が高いので注意しましょう。そういう意味では、携帯の音声回線のバックアップ用途としては、メタル回線の固定電話にも業務などでどうしても電話しなければならない人にとっては一定の需要がまだあるのてはないかと思います。それこそ、在宅で仕事をするような場合にも、今回のような当初理由のわからないモバイル回線のトラブルがあった場合でも仕事を続けなくてはいけませんので、ここまで書いたようなリスクマネジメントを考えておくことも、もしもの時を考えると必要なのではないでしょうか。


マイナポイントの追加申し込みは利用しているポイントアプリから行なう方が早い

昨日は深夜から続いていたKDDIのモバイル通信の通信障害から始まりました。私が契約している中ではUQモバイル回線がそれに当たるのですが、私のいる地域では意外と障害の影響は出ないで使えていましたが、もろに影響を受けた方は大変だったと思います。特に、先月末から申込みが始まったマイナポイントの申込みをモバイル回線で行なおうとしていた方は全くつながらないような状況になっていたのではないかと思います。

実は昨日のうちに、家族の分も含めて追加のマイナポイント(健康保険証としての利用登録で7500ポイント、振込先口座の登録でさらに7500ポイント)申請を行ないました。ただ一つお断りしておきたいことは、どちらにしても申請することは決めていたので、昨日に健康保険用としての登録や、口座登録をしたのではなく、事前に登録は済ませてあります。

その上で、はじめはマイナポイントアプリを開いてからポイントの登録しようと試みたのですが、この方法だとかなりアクセスが集中しているようで、最初の画面が表示されるまで「あと○分」という表示があり、スマホ画面を開いたまま待たないと進めないようになっています。

そうして、申込みの画面に入ると最初に4ケタのパスワード入力を求められ、さらにマイナンバーカードをスマホの裏面にかざしてログインし、ようやく申し込みに移行するのですが、過去にポイント申請をしている同じポイントで申請する場合でも、改めてポイントサイトに関わるデータやスマホのPINコードの入力画面が出てきてしまいます。そうなると事前にこうしたデータをすぐに入力できるようにしておかないとスムーズに入力が進まないということになるので、ここでいったん申込みを終了し、マイナポイントアプリからではなく、申請したいポイントの専用アプリ経由で申し込むことにしました。

アプリにはすでに登録時の個人情報および、ポイントに関するデータも入っているので、マイナポイントアプリを直接開くのと比べ、すぐに申し込み画面が開きますし、パスワードを入れマイナンバーカードを読み取って本人確認することで、すぐに申し込みをすることができました。

特に私の場合、以前申し込んでいたポイントとは別のポイントで申し込んだので、ポイントアプリからの申込みで余分な労力をかけることなく、確認したところ何とかうまく申し込めていました。アプリ起動から5分かからないで申請が完了したので、スマホに必要なアプリがインストールされていることを確認した上で、ポイントを使いたい専用のアプリのマイナポイント申請の箇所をクリックして登録した方が楽でおすすめとなります。

もともと今回支給されるマイナポイントは、昨今の生活費値上がり対策としてのものではなく、あくまでマイナンバーカード普及のためのものですが、それでもあるとないとではかなり生活に影響が出るご家庭があるのも事実だと思います。本来は、もう少し今の状況に直結する家計サポートをお願いしたいところですが、今回個人の口座を紐づけしたことで、もう少しきめ細やかで迅速な現在関連の手続きができるようになって欲しいものです。


約3万人が原則在宅勤務になるというNTTの働き方は果たしてうまく行くのか

昨日のニュースで、それまで言われていたNTTの約3万人を原則在宅勤務とし、出社自体を出張扱いにするという発表を聞いたのですが、会社としてはかなり思い切ったことをやっていると思う反面、人によってはまともに働くことができるのか? という感じもしてしまいます。

何もしなければ一切の報酬が入ってこないフリーランスと比べ、会社員ということになると毎月決まった給料が支払われるのですが、当然ネットを通じて連絡を取り合ったり監視されたりすることはあるものの、基本自宅から外に出なくても働けるとは言っても、メリハリを持って仕事とプライベートを分けることができるのか? という疑問が外からそうしたニュースを見ていて、やはり気になってしまいます。

というのも、私のこのブログについても、毎日リアルタイムに更新することを心掛けているものの、いつでもすんなり書き上げることができるわけではありません。書くスピードについては書き慣れているということと、頭の中に浮かんだ内容をすぐに画面上に出すことはできると思っていますので、早い時には思い付いたことを5分でまとめてアップすることも可能なのですが、いくら考えても内容が出てこない時もあり、そんな時に限って天候の影響で体がだるくてなかなか作業が進まないこともあります。

もし、それが仕事として自宅以外の場所で他の皆が同じような作業をしているような環境であれば、隣にいる人にネタを提供してもらうとかするようにして、勤務時間内にそれなりの結果を出すことはそう大変ではないと思うのですが、だんだんと時間が過ぎ、家族との時間を持ちながら連日の疲れで瞼が重くなりながらもその日のうちにきちんと結果を出し続けることは、本当に大変なのです。単なる個人的なブログでもそうなのですから、場合によっては会社の業績とも関係ある作業を常に自宅で今までと同じように仕上げることができるのかどうか。

会社での仕事とブログを書くことを一緒にしている事について違和感を持つ方もいるかも知れませんが、最初に書いた通り、早い時は5分で終わるような作業が日によってはできなくなることもあることは確かなので、私の場合はもし全ての仕事を在宅でと言われた場合はとても自宅内で行なうだけの自信がないので、もしそんな状態になったとしたら、自宅外で作業をするスペースを時間で借りるような事をして、近所に通勤するような環境を作るようにするかも知れません。私の住む地域にもそうした場所はあって、一日利用して最大1,200円でWi-Fi完備の個人用のスペースを借りることができるので、それくらいの出費なら作業を進めるためには必要なのかなと思ったりします。

また、問題は他にもあるでしょう。仕事での作業はパソコンを使って行なっていると思うのですが、さすがに個人持ちのパソコンの流用はまずいでしょうし、業務用のパソコンを会社から支給されたとしても、データのやり取りをする中で、データ流出の危険は確実に出てくると思います。先日、尼崎市が委託した作業用に使った市民のデータが流出しかけたことが問題になりましたが、常に社外で作業を行なうということになると、業務用パソコンを盗まれるリスクもあるわけですので、そうした場合にもデータ流出しないだけの在宅勤務用のシステムが完備しているのか、そんな事も気になりますね。