スマホがネットにつながらない場合に試したい幾つかのこと及びトラブルに強いスマホへの転換

以前から、自分のスマホだけでなく知り合いのスマホで不具合が起きて通信ができなくなってしまったことがあって、そんな時のために何をどう確認したらいいのかということを自分の中でまとめていたのですが、先日のauの大きな障害発生で改めて自分で確認できることをやるということの大切さを実感しました。そんなわけで、今回は自分のスマホがネットにつながっていないのでは? と思った時にどうするかについてまずは考えたいと思います。

先日、私のメインスマホ(ドコモとソフトバンクのSIMが入っている)でデータ通信ができなくなってしまいました。通常、データ通信はソフトバンク、通話はドコモに設定してあるのですが、なぜつながらないのか? ということで画面の上にある電波の状態を見たところ、何とそこにはアンテナマークが消え、代わりに「飛行機マーク」が表示されていました。これは、飛行機に乗る時に自ら電波を出せないようにする「機内モード」になっている証で、この表示になるとWi-Fiとモバイルデータ通信の両方がオフになってしまいます。なぜそんなことになったのかはわからないのですが、何かの表紙に設定画面が表示された状態で画面上の「機内モードボタン」に触れてしまったとしか考えようがありません。この場合は機内モードを解除すれば元に戻るのですが、ネット不通のトラブルというのはそれだけではありません。

これも私の場合ですが、複数持ちをしているスマホのうち、一番使用頻度の低いスマホでデータ通信を行なおうとして、ブラウザを開こうとしたら、「インターネットに接続されていません」という表示がブラウザから出る症状に陥りました。この時にはしっかりアンテナが立っている(外で使っている時の話です)のを確認していますので、設定の問題ではなさそうでした。一応、設定画面から「モバイルネットワーク」を開き、「モバイルデータ」がOFFになっていないかを確認しましたが、これも問題はなさそうでした。もしかしたら、何かの拍子でモバイルデータのスイッチがOFFになってしまってネットに繋がらない場合もあるので、機内モードでないことを確認した後は、このモバイルデータ周辺の設定をチェックしてみることは大事だと思います。

ただ、その時の場合はいくら設定をチェックしても、普段と変わりなかったのでスマホ内部でデータがうまく回っていない(?)のかと思い、単純ですがいったんスマホの電源を切り、再度電源を入れるという方法を試したところ、無事に通信ができるようになりました。パソコンでもずっと電源を入れて使い続けているとだんだんとスピードが遅くなるような気がするので、電源入れ直しやリセットというのは、今回のauの障害解消にも一つのやり方として勧められることもあるので、画面の電波表示に問題がなければ、電源の入れ直しを試してみましょう。

私の友人も、ある日、全くLINEの連絡が入らなくなったと言っていたので、電源入れ直しを勧めたところ、リセットしてからそれこそおびただしい数のLINEメッセージが入って往生したということがありました。仕事などでスマホを使われている方は、もし午前中に全く着信・メッセージが入らないような事があった場合、ここまでに書いた手順でアンテナマークが出ているかの確認と、電源の切入をお昼ぐらいにはやっておいた方が、もし連絡事項が溜まってしまった時の事を考えると、お昼であれば何とか取り繕って返信できるくらいの時間だと思いますので、確認を怠らないようにしたいものです。

こうした一連の確認をした上で、アンテナ表示が消えていたり、音声通話ができないというような事になった場合に、回線の障害を疑うべきでしょう。普通の方はスマホに一回線のSIMカードが入っているだけだと思いますので、最近は消えつつありますがWi-Fiの使えるところまで移動するか、ラジオ・テレビの定時のニュースを確認するなどして自分の回線(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天)の不具合のニュースが伝えられていないかを確認しましょう。

私のように、2回線をスマホ内でコントロールしている場合には、データ通信にデフォルトで使っている回線から別の回線に変えてみて、つながるようでしたらニュースサイトや通信事業者サイトへ接続し、自分の地域で通信障害は起こっていないかを確認するということになります。

スマホで2回線を使い分ける場合、どの回線が良いのか? という問題も今後考えられるでしょう。とりあえず非ドコモの回線を一回線で使っていて、その回線が障害を起こしたら、その時点でWi-FiスポットからeSIMが使えて安いIIJmioのデータプラン(eSIM2GBプランは通常でも月440円)を契約するという考えでいれば、大きな災害でなければスムーズにeSIMを使えるようになるということもあるのですが(必要がないと思えばいつでも解約可)、タイムラグなく移行するには日常的に2回線運用ということも考えていいのかも知れません。

前回書いた「楽天モバイル」は、現状では楽天モバイルの電波が利用できないとパートナー回線としてauの回線に接続できますので、メイン回線をソフトバンクやドコモにしておけば、一台のスマホで3つのキャリアの電波が使えるようになるというメリットがあります。基本的にはエリア自体が広いのがドコモ回線で、ソフトバンクは狭い傾向にありますが、サービスエリアで自分の行動範囲が広くカバーされているところをメインにするのがおすすめです。もちろん、私自身が恩恵を受けているソフトバンクユーザーであればこそのメリットもあるので、そうした状況から選んでも構いません。

とりあえず、今後スマホを買う場合には「物理SIM2枚」あるいは「物理SIMとeSIM」の併用ができるタイプのものを調べて買っておくことがまずは大事です。そうすれば、通信障害が起きた時点でeSIMの契約をするという事も可能になりますし、災害に強くなります。もっと言うと、アップル社のスマホでは対応しませんが(iPhoneはeSIMと物理SIMの2回線運用には対応しています)、Androidスマホの中には、通信ができなくなっても、有線イヤホンをアンテナにしてFMラジオを聞くことのできるスマホ(業界では「ラジスマ」という名称を付けているので詳しい機種については「ラジスマ」で検索を)もあります。そこまでiPhoneに固執しないという方であれば、SIM2枚運用およびFMラジオ利用可能なスマホを使うことを、このブログではおすすめしておきます。


スポンサーリンク

コメントを残す