月別アーカイブ: 2020年9月

ワクチン接種の是非について

新型コロナウイルスに対するワクチンの開発競争が進む中、臨床試験を受けていた被験者のうち、重い副作用になったケースが出たということがニュースになっています。現在認可を受けている薬でも副作用が出るケースは当たり前にあるので、たとえ新型コロナウイルスに対するワクチンが日本で承認され、希望する人すべてに接種可能になったとしても、強制的に国民全員に接種させることはできないところに難しさがあります。

私自身、もし新型コロナウイルスのワクチン接種が可能になった場合、受けるか見送るのかの判断は難しくなるだろうと思います。当然副作用の問題はありますし、ウィルスが変化して流行した場合、ワクチンを打っても打たなくても感染してしまう可能性もあります。この辺は、ワクチンを打つこと自体が賭けでもありますので、安全に人との接触を最低限にしたまま生活を続けられるような状態であればあえて受けないと思います。

ちなみに、今年もそろそろインフルエンザの予防接種の予定が回ってきまして、打つなら早めの申込をしなければなりません。インフルエンザについても予防接種を受ける受けないは個人の自由で、任意での申し込みになるのですが、ここ数年は個人的理由というよりも社会的な理由で打ちに行っています。

なぜかというと、現在はステイホームしているとはいえ職場関連の人とは連日顔を合わせるので、自分でいくら気をつけていてもウィルスをもらってしまう可能性はあります。自分が原因でインフルエンザの感染者を増やし、非難されることはできる限り避けたいので、その対策としてできることの中に「予防接種」があるのです。副作用の問題については、インフルエンザの予防接種には歴史があり、私自身もここ数年打ち続けている中で、打った当日には多少体調が悪くなることはありますが、寝込んでしまうようなひどい事はありません。予防接種で用意された型とは違うインフルエンザが流行して、予防接種の意味がなくなるというリスクもありますが、その時には仕方がないと思うしかないですね。

新型コロナウイルスのワクチンについて、インフルエンザと同じように考えられない部分もありますが、きちんとした臨床試験がなされ、職場や学校で斡旋されるような状況になれば、個人としては同じワクチンを自費で打ちに行く可能性は高いです。しかし、本当に全国の学校で新型コロナウイルスのワクチン接種がすぐに行われるのか? という問題もあります。この点については、なかなかすんなりと行くようには思えないので、下手をすると来年どころの話ではなく、もっと長い期間にかけて今のような社会的な状況が続くような未来も想定しておいたほうがいいのかもしれません。

個人的には以前のようにふらっと車中泊旅に出掛けたくてウズウズしているのですが、新型コロナウイルスのワクチンができるだけでなく、多くの人が安全に利用できる確証がないまま先んじて打つのは避けようかと思っています。


「無印良品」の「水ボトル」には明確な思想があった

ボトルフェチとして気になっていた、無印良品の「自分で詰める水のボトル」は、ぱっと見は100円ショップでもっと良さそうなものが買える水用のボトルですが、詳しく調べてみると、無印良品のボトルは単なる水ボトルというところを超えた商品になっていることを知りました。

とりあえず、少し前に一本税込190円の330ml入るボトルを購入して写真のようなボトルカバーに入れ、ちょっとした外出に持っていくようにしたのですが、このボトルは今のところは100円ショップのボトルと同じように、自分で水道やスーパーで汲んできたアルカリイオン水を入れて持っていくようにして使っています。

実はこのボトルは、レジ袋有料化が始まった2020年7月1日から全国の無印良品の一部の店舗でサービスの始まった給水器による水の提供に使える詰め替えボトルなのです。それこそ大きさこそ違いますがスーパーの給水サービスを利用するためのボトルと同じようなものです。ただ、こちらのボトルはあくまでペットボトルの代替を狙い、多くの人がペットボトルを買わなくなることでCO2発生を抑え、環境に優しい生活を無印良品がアシストするための企画商品ということになります。レジ袋削減よりも、はるかに環境汚染を減らせるのではと思えます。

こうした取り組みというのは、一時期の流行りだからということではなく、今後もボトルは売られ、さらに壊れたり使わなくなった無印良品のボトルは店舗で回収することが発表されたり、キャップを失くした場合もキャップ単体が50円で販売されていたりと、無印良品のペットボトル削減への本気度が感じられます。

残念ながら、まだ私の住む地方都市である静岡県では給水器が設置された近くの店舗までが遠いので、気軽に給水サービスを利用できないという問題があるのですが、とりあえず給水サービスがどんなものかを確かめるために、近いうちに静岡駅から徒歩ですぐのところ「静岡パルコ」の中にある店舗に行ってみようと思っています。この店舗は過去に100円コーヒーを店内で本を読みながら飲めるということで紹介したことがあります。

個人的にはこうした取組みは大変良いと思いますし、無印良品の方で提供している水ボトルに関連した専用アプリ「水」を使うと自分の現在位置から近い給水器が置かれた店舗や、ボトルに水を詰めることのできる公的な場所を検索することができます。最近では高速道路のサービスエリアや道の駅では、給水器からのマイボトルへの詰め替えを禁止しているところが多いので、単純に水を汲むことのできる場所を教えてくれるアプリは有り難いものです。

今はあえて給水器のある無印良品までわざわざ行くことはないのですが、将来的に新型コロナウィルスの影響が遠のけば、旅行のお伴としてこのアプリを利用した旅先での水の入手を試み、鉄道の旅なら途中下車して水を補給するために無印良品の店舗を利用することもできるでしょう。こうしたサービスが当り前になれば、全国で同じように給水できる場所があるということ自体、ペットボトルを減らすためには大きな力になるのではないでしょうか。今までこうした取り組みはテレビなどのマスコミでは報道されたのかわからず、残念ながら私の元には届いていませんでした。しかし、本気で環境汚染問題を何とかしたいのであれば、無印良品だけではなく他のお店でもマイボトルか共通の専用ボトルを使ってのペットボトル削減の取り組みに加わるのもいいのではないでしょうか。

清涼飲料水のメーカーはテレビなどの大スポンサーであり、2021年に東京オリンピックが開催予定になっていることも、こうした取り組みが広まらない原因なのかも知れませんが、何とか炭酸飲料をマイボトルで持ち運ぶ方法を考えるなどして、脱ペットボトルという流れが起こってくることを期待します。


楽天モバイルの通話無制限はこまめにRakuten Linkを更新する必要あり

通信費を安く上げるために、楽天モバイルの契約に一本化をすることができれば、データ通信も通話・SMSも無制限で追加料金なし(0570から始まる電話番号は定額の対象外となるので注意ですが)というメリットを生かせていいかなと思ったこともあったのですが、現在はちょっとその考えも変わってきました。

というのも、つい先日アナウンスが有ったのですが、楽天がiPhone用に提供している通話・メッセージ用のアプリ「Rakuten Link」のアップデートを行ない、早急に新しいアプリへの更新を促していたのですが、もしこのアナウンスを無視して旧アプリを使い続けた場合、通話・メッセージ・連絡先などの機能が利用できなくなってしまうのです。

このパターンはAndroidスマホでも同じようにあり、先日は自動アップデートが上手く行かないままアプリから電話を掛けようとしたら、最新アップデートをダウンロードしてくれというアラートが出て、改めてGoogle Playからアプリをアップデートしました。さらに私の場合、楽天のSIMは他のスマホに差してアプリだけ使っているので、アプリが使えないと着信もしなくなる恐れがあるわけです。

もちろん、常に楽天のSIMとアプリを使っていればその都度アップデートして使えばいいのですが、もし「Rakuten Link」アプリが使えないのがわかった時が停電で自宅の安定したインターネットが使えず、場所もなかなか楽天のエリアにつながらないような場所に移動していた場合には、何とかしてアプリをダウンロードできる環境があるところまで行かないと、通話やメッセージに定額が使えなかったり、通話そのものができなくなったりする可能性もあります。

もちろん、そうした事にならないように日々気を付けることが大事ではあるのですが、根本的にアプリのアップデートがなければ使えないことがある楽天のサービスというのは、仕事や非常時の連絡手段として使うにはまだ不十分であると言わざるを得ません。ある意味、友人知人とだけならLINE電話を使った方がいい事もあるので、現在楽天モバイルのみで運用されている方は、補助的にLINE電話と併用されることをおすすめします。

ただ、そうは言っても楽天の通話無制限は便利なので、個人的には他の10分以内定額のサービスと併用し、時間がかかりそうな内容の話をしたい時には楽天の番号の方から掛けるというような使い方をした方がいいかなという気はします。二つの番号を先方に覚えてもらうのが大変なら、日本通信(ドコモ)・UQモバイル(au)・ワイモバイル(ソフトバンク)という大手3キャリアの回線を使った時間制限なしのかけ放題の入ったプランを契約してメイン利用した方が安心できると思います。

ただ「Rakuten Link」には相手の電話番号に直接メッセージできるSMSも基本料金のみで回数無制限利用できるようになっています。これは、他社の通話無制限でもできない機能で、恐らく災害時に威力を発揮するのではないかと思います。バッテリーが充電できないような極限状況の中でも自分の安否情報を発信したり、相手の端末に残る形でメッセージを発信することができるというのは、知っていると便利です。これは、他に通話無制限の回線を使っていても、いざという時には役に立ちますので、併用するのも悪くないでしょう。

今後、楽天モバイルが進化していく中で、古いアプリからであっても通話を受けたり発信することぐらいはできるようになって欲しいですが、そうしたディメリットを理解しつつ、こまめにアプリを開き、アプリからアラートが出ていたら早めのアップデートを行なうことをおすすめします。


長期停電の対策は車中泊旅にも役立つ

大変な勢力の台風が西日本に向かっています。今回新たに集合住宅に引っ越したので、今回の台風の影響は不確定ながらも一応対策は進めています。¥基本的には、今回引っ越しをする中で、大変だと思ったところから対策を進めていきました。今回は、直接の台風の被害についてはもちろんですが、台風の影響で停電し、その停電が長びいてしまった場合に備えることについても考えていきます。

夜の停電に備えるものは、車中泊用に用意したミニランタンがありますので、部屋ごとの明かりは確保可能です。さらに懐中電灯もあり、それらは単三のエネループで使えるものなので、ここまで時間を掛けつつ空のエネループの充電を行なってあります。停電が長期に及んだとしても使い続けることができます。

そして、冷蔵庫の中には保冷剤を入れてあり、冷蔵庫自体の大きさもあえて大きいものにしなかったので、冷たさをキープしなければならないものから優先して複数のクーラーボックス(ハード・ソフト)に冷蔵庫の中味を避難させる体制は常に用意しています。これについても長期停電に備え、まずはクーラーボックスの中のものから食べるようにし、クーラーボックスが空いてからパックご飯やレトルト食品、インスタントラーメンのような常温での保管が可能なものを食べていくように考得ています。

また、エアコンが使えないのは仕方ないとして、先日新しく購入した扇風機はDCモーターのものなので、コンセント付きのポータブル電源でも長時間の使用が可能になるので、これはいざという時に取っておいて、同じように用意している乾電池やモバイルバッテリーで動くミニ扇風機と併用しながら使う準備をしています。

そして、自宅の調理はガスでしているので、恐らく停電になってもガス台はそのまま使えるだろうと思っているのですが、一応カセットコンロも用意してあります。ただ、ガスは通じていても給湯器を動かすためには電気が必要なので、お風呂は我慢しなければなりません。

集合住宅の場合、停電になると給水自体がストップする可能性が大なので、台風に対しての備えとしては水の汲み置きが必要ですが、私の場合は飲料水については近所のスーパーにまめに水くみに行っているので、今回の準備についても可能な限りの水くみを行ない、飲料水以外の水については浴槽にも水をためておくことも必要になるでしょう。

インターネットについても、停電になればモデムの電源が入りませんので、モバイル回線て代替する必要があります。その点は早く楽天モバイルのエリアに自宅が入ってくれば、停電時でも高速で安定したネットが可能になります。前述のポータブル電源はノートパソコン動作用に元々は用意したもので、災害用というよりも車中泊旅の際に安定してノートパソコンからのブログ更新を行なおうと思ってのものでした。

ここまで紹介した事というのは、今までこのブログを続けてきて、車自体からの給電は基本的には期待できない中でどうするか? というところで用意したものが活用できることが多いです。車中泊というのは災害時の避難場所としても注目が集まっていますし、車の中で手足を伸ばして寝られる空間を作ることができる事をまずは前提とし、様々な車中泊用のグッズを集めることで、長期停電に対応することも何とかできるようになったと自負しています。すでに様々なものを持っている方も多いと思いますので、そうしたレジャー用にストックしてあるものを利用して、いざという時に備えることをおすすめします。

ただ、自宅にいる事自体が危険だと思った場合には早めの避難が基本で、避難所にもし車で行くことができるなら、車の中に車中泊用のグッズを入れておけば、避難所でも役に立つことがあるのではないかと思います。さらに、車での避難ができなかったり、取るものもとりあえず逃げてきたなどの最悪の場合は着の身着のままになっても避難所にいればその場での生命を守るための物資は確保されていたり、時間の経過とともに支援物資として届いたりすると思います。あくまで自分と家族の命を優先した、安全に配慮した行動を取るようにしてください


アマゾンのレビューをどこまで信じるべきか

私の知り合いに、アマゾンでは買い物はしないと言い切っている人がいます。そうなった理由までは聞かなかったのですが、可能性としては大きく分けると3つの原因に分かれるでしょう。

一つはアマゾンが直売りする商品を注文したものの、品物が入手できずアマゾンの都合で勝手にキャンセルされたり、商品に問題が出た場合のアフターサービスが悪いなど、アマゾン本体との折り合いが悪かったケース、次の一つは同じ商品でもアマゾン本体の材庫が切れていてアマゾンの仕組みを利用して商売している「マーケティングプレイス」の出品している品物をアマゾン本体からの注文だと思い込んでトラブルになるケースです。

そして最後の一つは、商品に付いている評価の星マークを信じて購入してみたものの、買っても使ってもいないのに高評価を付けるようなレビューに騙されて、実際使ってみたらレビューの内容に騙されるような複雑なケースです。最後のケースは、アマゾン本体が売るものでもマーケティングプレイスでも起こり得る問題で、さらに何が本当で何が嘘かということは私自身にもわからないので、悪い業者(サクラを依頼することを含めて)に当たってしまったらアマゾンを嫌いになるのもわからないではありません。

先日のニュースで、同じレビューでも高いレビューを使わないで書くのではなく、同じように買ったり使ったりしない商品について、わざと悪い評価を連続して書き込み、同業者の評判を落とすような書き込み人にさせた(一件500円で低レビューの書き手を募集していたようです)業者に福岡簡易裁判所が信用毀損罪で、業者の男性役員に罰金20万円の略式命令を出したことがわかりました。

この書き込み依頼は、今の世の中で在宅ワークを多くの人が探す中で、仕事仲介サイトを通じてなされたということですが、私自身も知っている有名なサイトなのか? という風にもつい考えてしまいます。過去にこの種のサイトは健康関連のブログの書き手を募集した大手企業が、根拠に乏しい内容を含んだブログ記事を仕事仲介サイトを通じて募集した書き手に書かせていたことが問題になったことがありましたが、今回問題になった低評価のレビューではなく、自社の商品に高評価を付けるレビュー投稿については、表面には出てこなくてもネット上で完結する仕事として今も生産されている可能性は大きいと言えます。最悪の場合、頼まれて書いたという言い訳が通用しないことも出てくるかも知れませんので、くれぐれもそうした仕事に手を出さないことをおすすめします。

私自身、安いからという理由のみで中国の業者くさいよくわからないメーカーの作る機器を買ってしまったこともあるのですが、逆に中国だから全てダメということもありません。このブログではあえて紹介させている短波ラジオのメーカーとしては、すでに新たな商品は出てこないであろう日本メーカーの製品を買うよりも、国土が広くて無線通信でしか伝わらない地域の中で発達してきた中国メーカーの方が性能が良いというところもあります。

現在はアメリカとの対立構造の中で、必ずしもおすすめとは言えなくなってきましたが、中国メーカーのスマホも、一部のメーカーではGoogle Playが使用できない問題を除けば、安くて高性能な製品を出してきています。スマホは長く同じものを使い続けるというよりも、数年ごとに買い替えていかないと、新しいサービスが使えなくなるので買い替えるのが常識になりつつあります。そんな中、高額なスマホを数年で買い替えることが難しい人もいるので、安くても高性能な中国メーカーのスマホはお財布に優しいおすすめのスマホだったのですが、政治的な事でレビューが低評価になっているところもあります。ただ、政治的な事であるとは言っても、レビューはそうした色々な駆け引きの中で更新されているものなので、単に「レビューが良かったから」という理由で購入してしまうともしかしたら後悔する可能性は残ります。

過去にはレビューがサクラかそうでないか判定する「サクラチェッカー」を紹介しましたが、このサイトでも、真面目に物を作って売っている業者の評価が定着するまでは「危ない商品」として出てくる可能性があります。となると、在宅で過ごすことが多い今の状況で、いかに問題ある品物を避けるかという事については、アマゾンでも楽天でもないところで調べ、そして特に複雑なアマゾンの仕組みについてもしっかりとわかった上で注文した上で、自分の気に入る商品だったか評価するしかありません。同じものが実店鋪に置いてある場合はできればどんなものなのかを実際に見てから購入した方がいいでしょうし、私自身も買ったものの一瞬で壊れてお金を捨てるような経験をして、今は大変ネットでの買い物については慎重になりました。

最近では注文をキャンセルする場合の条件や、初期不良が出た場合の対応についても事前に調べてから、この商品はどこで買うのが自分にとっていいのか? ネットで買わないで実店鋪で買った方がいいのではないか? という風に考えた後にポチるようになりました。家にいる時間が長いと何でもかんでもネットで買うという方も増えてくるのかも知れませんが、じっくりと調べて考えてから購入するようにすれば、アマゾンも決して恐くはありません。


TVチューナーのある古いガラケー・スマホの使い道

昨日、近所のスーパーに行ったら店の入口でauがキャンペーンを行なっていました。こういった光景はよく見るのですが、昨日見たのはそれに加えて古いガラケーのデータを吸い出すための機械が置いてあり、古いガラケーを回収する事も並行して行なわれていたのでした。

こうした取り組みは、内部に都市鉱脈と言われる微量のレアメタルや金が使われている携末をできるだけ有効に活用しようとする意図が見え、悪くない取り組みだと思いますが、まだ電源が入ってSIMカードを入れれば使えたり、SIMカードを入れなくても使える機能があるものについては、処分しないで持っておくこともありではないかと思います。

というのも、ここのところ立て続けに台風が日本にやってきたり、昨日は福井県で最大震度5弱の地震が起きたりと、自然災害の心配が目に見える形で襲ってきています。特に台風については最近の天気予報は精度が高く、最悪の状況を考えた上での事前対策ができるようになっています。

具体的には屋根にシートを掛けたり窓にベニヤ板を打ちつけたりするような直接自分の住む家を守る対策の他、断水・停電に備えた備蓄のようなことも今のうちにやっておくことで、ダメージを一部回避することも可能です。

食べものや水を買い置きしておくこととは別に、停電が長びいても情報をしっかり取れるようにスマホの充電を行なうモバイルバッテリーへの充電をきちんとしておくことは、もしものためには大切なことです。私自身、現在まで長時間の停電に遭遇したことはないのですが、過去には近くの道を隔てた地域で長時間の停電になったことはありました。もし自分の家周辺で同じことが起きたらと思って対策を考えるべきでしょう。

断水への対応というのはお風呂の浴槽に水をためておくことである程度は対応できますが、停電の場合はあらゆるところに影響が出てきます。冷蔵庫が使えなくなった場合には早めに複数のクーラーボックスに中味を避難させるだけのクーラーボックスがあればいいですが、その他にも電気を使うものはかなりありますから、様々な想定が必要になるでしょう。

基本としては夜の明かりを確保するために電池式のランタンはあるといいでしょうし、季節的な事で言うと、エアコンが使えませんので、ポータブルバッテリーやモバイルバッテリーでも使える小型扇風機の用意は必要でしょう。もし自宅がオール電化住宅である場合には、調理用にカセットコンロやカセットガスの準備も必要です。あとは、情報をどのように停電中に入手するかということになるのですが、常時インターネットを使うわけにもいかないので、そこで必要になるのが古いスマホやガラケーに付いていた「ワンセグ」「フルセグ」機能ではないかと思うのです。

災害時の情報収集というとラジオの活用が思い付きますが、当然ラジオは使うにしても、できれば台風の進路を知ったり、地震の場合は被害状況を見るためにも見たい時にはテレビ放送も利用したい場合が出てくるのではないかと思います。私の場合はフルセグが使え、充電用のスタンドにテレビアンテナ用の端子が付いている小型タブレットをまだ持っていて、もしもの時にはモバイルバッテリーでも使える小型テレビ(フルセグなのでサブチャンネルも見られます)としていざという時のためにキープしています。

もちろんフルセグでなくてもワンセグがあれば、画面は小さいながらも普段見ているテレビと同じ内容を見ることができますし、本体の電池の性能が下がっていてもモバイルバッテリーからの給電で何とか見ることができる場合が多いので、長時間の停電が起きてラジオとネットのみの情報収集に限界を感じた場合には役に立つと思います。今回のような確実にやってくる台風の前には、バッテリーの充電だけでなくTVチューナー付きの古いスマホ・ガラケーの動作チェックもやっておかれるといいと思います。


2021年3月までに地方の楽天モバイルエリアはどうなるか

私の住んでいる静岡県静岡市では、先日第二弾とも言える静岡市の楽天モバイルエリアがエリアマップに掲載されました。前回も触れましたが、基本的に携帯電話会社がエリア整備をする際には、まずは市内中心部や幹線道路、主要な駅をエリアにすると思うのですが、楽天モバイルの場合はパートナーエリアとしてauのエリアを使えていることもあり、そのパターンとはかなり違うエリアの広げ方をしているようです。

今回広がったエリアは、静岡競輪場付近のエリアで東静岡駅の手前まで広がっていて、そのエリア内に住んでいる人が羨ましいですが残念ながら今回の更新でも自宅が楽天モバイルのエリアに入りませんでした。どういった理由でこのエリアなんだろうと思えるエリア拡大ですが、恐らく基地局の設置ができるところを優先しているのだろうなという感じです。

過去に少し書かせていただきましたが、auのエリアを楽天モバイルのエリア外では「パートナー回線」として提供していますが、このエリアはauならびにauから回線を借りているMVNOを使っている方とも少し違い、周波数が800MHz帯のBand 18のみのサービスとなるため、ビルとビルの間など電波の状況で繋がりにくい場所が中心部にいくらか見られ(楽天モバイルのエリアマップでは静岡駅周辺でパートナー回線でもエリア外の場所があります)、ユーザーとしてはパートナー回線の穴をふさぐような形で楽天モバイルのエリア整備が進んでくれればと思うわけですが。

ただ、楽天モバイルの一般向けサービスが始まったのが2020年4月で、私はその時にすぐ加入したので、2021年3月までにはこのまま契約を続けるのか、それとも解約して様子を見るのかを決めなければなりません。

個人的には新たなキャリアとして頑張ってもらいたいですし、楽天エリアでの回線安定度がどのくらいあるかによっては、自宅にモバイルルーターを置いたままにして自宅用のメイン回線として使うというプランも持っています。今月は一般向けのサービスを開始してから6ヶ月目となり、私の無料期間の半分が経過してのエリア拡大なので、毎月エリアが拡大していって自宅でも使えるようになればと思っているのですが。

ただ、同じ静岡県でも静岡市以外でのエリアはまだないようですし、地域によっての差が激しいということもあるので、全国のユーザーにどこまで響くのかはわかりませんが、せめて楽天には年内くらいには地方主要都市でのエリア展開を頑張っていただかないと、いくら安く回線を提供してもモバイル利用ができない状況が生まれてきてしまいます。

まだ半年あるということはあるものの、2020年になって世界中が感染症の影響におののくことなど考えもしなかったわけで、さらにこれからインフルエンザが猛威を振るう冬がやってくるので、エリア拡張工事もどこまで広がってくれるかはまだ不透明な部分があります。改めてこのブログでは、エリア拡大状況について確認して報告していくことにします。


Wi2の「ギガぞうWi-Fi」でauのWi-Fiも利用可能に

楽天モバイルによるデータ通信無制限の影響は、下手をすると公衆Wi-Fiのサービスを駆逐する可能性を秘めています。まだ私の住む静岡県では楽天独自のエリアはわずかですが、もし日常的に利用する場所がほとんど楽天のエリアになれば、少なくとも光通信なみの速度で使い放題になります。今のところ通信制限というのは一日10GB以上使うと、その日のうちの通信速度は最大3Mbpsに制限されますが、それでも十分ストレスなくスマホを使うことができますので、あえてWi-Fiを使うこともなくなるわけです。

そして現在は毎月0円で一年間はこのサービスを使え、気に入れば月額は2,980円(税別)になるものの、利用状況によっては家のインターネットとしても実用になるくらいの状況がそこまて来つつあります。

あと、Wi-Fi関連ではその流れとは別に、今年開催されるはずだった東京オリンピックに備えてというか、ドコモのWi-Fiが、ドコモ回線を持っていなくてもdポイント会員のIDがあれば自由に使える新たなWi-Fiサービスを開始したりして、それまで有料で公衆Wi-Fiを提供してきたところは新たな路線の転換を迫られているように感じていました。

そんな中、2020年9月1日より、有料Wi-Fiサービスを展開するワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は、公衆Wi-Fiサービス「ギガぞうWi-Fi」の対応エリアを拡大することを発表しました。最近はスマホのみで使える月額182円(税別)の「スマホ専用プラン」を出してきて、私自身もスマホからのBluetoothテザリングで外出先のパソコンでの利用などしてきたものの、楽天モバイルへの加入で必要がなくなって解約していたのですが、今回の拡大はなかなか興味深いものです。

SSIDが「au_Wi-Fi2」のauのWi-Fiにも今までの料金のままで接続できるようになっただけでなく、これまで「オプションエリアチケット」の購入により利用可能だったSSID「Wi2premium」「Wi2premium_club」という特別なスポットにも普通に接続できるようになり、「オプションエリアチケット」という仕組み自体が無くなるということです。ちなみに、今回の改定で利用できるアクセスポイントは、「Wi2eap」「0000Wi2「Wi2_club」「Wi2」「Wi2_free」「wifi_square」「mobilepoint」「mobilepoint2」(この2つはBBモバイルポイント)「Wi2premium」「Wi2premium_club」「au_Wi-Fi2」「ギガぞう対応Free Wi-Fi」です。

ただ、これでも人によってはギガ使い放題で十分と思われる可能性はあるのですが、安全に使えるWi-Fiをいつでも使えるという事になると、例えば自宅内で電波を十分に拾える場合、月額455円(税別)のスタンダードプランを契約すれば、自宅でのインターネットが工事要らずで使い放題になります。さらに、職場や常に出入りする場所にスポットがあれば大きなファイルのダウンロードも気にせずできてしまいます。

また、UQモバイルに加入していればギガぞうWi-Fi 「スマホ専用プラン for UQ mobile」が通常加入より少し安い月額150円(税別)で利用可能です。スマホプランRと一緒に使えば、10分定額を付けてもだいたい月4千円くらいで収まり、Wi-Fiのエリアでは極力Wi-Fiを使うようにすれば、月間50GBのプランに入らなくてもいい場合もあります(Wi2で使えるエリアで主に生活している場合)。

今後のデータ通信の料金大系がどうなっていくかによっては、あえてWi-Fiを有料で契約することもないかも知れませんが、別の面からも注目しておくべき点はあります。というのも東日本大震災の時に、ことごとく大手キャリアのデータ通信回線が利用者集中によって繋がりにくくなり、その際に威力を発揮したのが公衆Wi-Fiサービスを行なっているコンビニ周辺だったりしました。普段全く使うことがなくても、今回紹介した「ぎがぞう」でauを含めたアクセスポイントを確保したり、有料サービスは好まない場合でも、ドコモのdポイントクラブIDを作ってドコモ提供の「d Wi-Fi」のアクセスポイントを使えるようにしておくなど、スマホのデータ通信においても災害対策の一環としてWi-Fiに注目しておくのも悪くないのではないでしょうか。


状況の流れにまかせるだけでは地盤沈下が起こるだけ

一昨日には2つの四国についてのニュースが目に入ってきました。一つは、徳島県で唯一営業を続けていた百貨店のそごうか撤退し、徳島県からデパートが無くなってしまうということ。そしてもう一つのニュースはJR四国が経営難から減便と運賃の値上げを検討しているというニュースでした。

どちらも、新型コロナウイルスの影響により売上が減ってしまい、地方経済の中でもなかなか人が訪れにくくなる中で、地理的には不利と言わざるを得ない四国で起こっているのが象徴的です。

一部にはリモートワークの一般化によって、東京ではなくあえて遠く離れた地域に引っ越して新たな生活を始めるという方もいるようですが、その先でかえって日々の生活にかかるコストが上がるということになると、せっかく形作られた東京一局集中の流れからの脱却もままならなくなります。

地域的には鉄道では北海道・四国・九州あたりがJRの会社としては厳しいと言われていて、逆に首都圏の路線や、何といっても東京と大阪を結ぶ東海道新幹線を持つJR東海との格差はかなりあるのではないでしょうか。

ちなみに私はJR東海管内の静岡県に住んでいるのですが、実は静岡県内のJR東海管内の新幹線は「のぞみ」が停まらず、在来線も私鉄との競合がないのでグリーン車連結や新快速の普通列車はありません。今問題になっているリニアモーターカーの問題についても、当然大井川水系の水の問題が根本的な原因ではあるのですが、JR東海が主にサービスの面において静岡県内で目立った事をやってこなかったことも遠因ではないかと思います。

静岡県内に住む者のグチはこのくらいにして(^^;)、JR東海とJR北海道・四国・九州は国鉄の分割民営化で新たにできた会社ですが、地理的条件でいくら経営努力をしてもなかなか利益を上げるのは難しい地域と、黙っていても利用者が安定している地域とでは同じように考えるのは無理がありますし、このまま自然の流れでJR四国が減便や値上げをし、さらに赤字路線を廃止ということになってきた場合、地方経済への影響は計り知れません。地方で生活ができなくなれば首都圏に移ってくれば良いという風にも言えない中、地方の最低限のインフラだけは維持するようにしないと、新型コロナウイルス騒動が終わっても、今までは首都圏からの観光客を受け入れていた観光地がゴーストタウンになってしまったり、交通費が高くなることで国内旅行を避けられることでさらなる窮地に追い込まれるようなあまり良くない未来にもつながってしまうかも知れません。

もちろん、GOTOキャンペーンも客足の途絶えた地方の観光地を救う政策には違いありませんが、地方全体の生活を守るために、いわゆる創意工夫ではどうにもならない事についてどのように克服していくのかということについても考えていかないと本当に地方は沈没してしまうのではないかと、今回の四国についてのニュースを見て感じました。せめて交通インフラだけでも新たな技術で何とかできるように考えていって欲しいものです。


楽天ポイント付与のタイミング

昨日で8月も終わりましたが、4月から数えると約4ヶ月あまりで、実は楽天モバイルに加入した少し後に思い立ってポイント還元キャンペーン対象のスマホを購入していたのですが、回線契約から少しずれてスマホ単体で購入したので、キャンペーンの対象にはならないかもと思いつつ気にしていたところ、8月末日で9500ポイントが付与されました。

購入時にはある程度取らぬ狸の皮算用的憶測で、実質9500円相当のポイントが後から付与されればスマホの価格もだいたい1万円引きくらいだと思って買ったのですが、ウェブ購入だったこともあり何の連絡も来ない状態が続いたので、何かミスをしてポイント付与の対象外になったのかも知れないと思いつつ、かといって楽天の方に直接どうなっているか聞くのもどうかと思っていたので、何とかキャンペーンでのポイントが付いたことでほっとしました。

まあ、楽天に限らずポイントバックをする場合には、ある程度付与までの期間を空けることで早めの解約を避けさせるという事はあるのでしょう。ただ今回の楽天モバイルの回線というのは、1年間基本使用料が0円という最大の特徴かあって、あえて途中で解約するような事はないのですが、これだけポイントが付くのが遅いと本当に気になってしまいました。

楽天のスマホ購入時にポイントが付くキャンペーンは私が購入した後にいったん終了し、その後また始まりましたが、ポイントの付くタイミングは私のように伸ばされると考えると、人によっては待ちきれないようなことにもなってしまうかも知れませんが、スマホ購入の翌月から私の場合まるまる3ヶ月かかったので、そこまでは待ってみることをおすすめしておきます。

ちなみに、このポイントの有効期限は6ヶ月で2021年の2月までは普通に使うことができます。人によって様々な使い方はあるでしょうが、私の場合は現状で近所で一番安いガソリンスタンドが出光スタンドで、そこでは期間限定の楽天ポイントを1ポイント1円で使うことができるので、全てがガソリン代の代替として消えてしまうと思います(^^;)。ただ、車はどうしても使わざるを得ないので、ポイントをそのまま現金を使うような感じて使える分、恵まれているのかも知れません。

さらに、過去に楽天モバイル関連で付いたポイントをガソリンスタンドで使い、先々月は全く現金やカード支払いを使わずにポイントだけで充当したところ、出光が発行する「まいどカード」でガソリンを入れた場合、1Lあたり2円がキャッシュバックされるので、その月の引き落としは無いたけではなく、クレジット引落し用の銀行口座の方に、キャッシュバック分のお金が振り込まれてきました(^^;)。そうなると、キャッシュバック分の楽天ポイントは現金として扱われるわけで、近所のガソリンスタンドの単価を比較して他のところと出光スタンドが同じか安かった場合には、本気で楽天ポイントを貯めてガソリン代にあてることが最強のポイント消費の仕方てはないかと個人的には思っています。私と同じように毎月のガソリン代を何とか節約しようと思っている方は、参考になるのではと思います。