TVチューナーのある古いガラケー・スマホの使い道

昨日、近所のスーパーに行ったら店の入口でauがキャンペーンを行なっていました。こういった光景はよく見るのですが、昨日見たのはそれに加えて古いガラケーのデータを吸い出すための機械が置いてあり、古いガラケーを回収する事も並行して行なわれていたのでした。

こうした取り組みは、内部に都市鉱脈と言われる微量のレアメタルや金が使われている携末をできるだけ有効に活用しようとする意図が見え、悪くない取り組みだと思いますが、まだ電源が入ってSIMカードを入れれば使えたり、SIMカードを入れなくても使える機能があるものについては、処分しないで持っておくこともありではないかと思います。

というのも、ここのところ立て続けに台風が日本にやってきたり、昨日は福井県で最大震度5弱の地震が起きたりと、自然災害の心配が目に見える形で襲ってきています。特に台風については最近の天気予報は精度が高く、最悪の状況を考えた上での事前対策ができるようになっています。

具体的には屋根にシートを掛けたり窓にベニヤ板を打ちつけたりするような直接自分の住む家を守る対策の他、断水・停電に備えた備蓄のようなことも今のうちにやっておくことで、ダメージを一部回避することも可能です。

食べものや水を買い置きしておくこととは別に、停電が長びいても情報をしっかり取れるようにスマホの充電を行なうモバイルバッテリーへの充電をきちんとしておくことは、もしものためには大切なことです。私自身、現在まで長時間の停電に遭遇したことはないのですが、過去には近くの道を隔てた地域で長時間の停電になったことはありました。もし自分の家周辺で同じことが起きたらと思って対策を考えるべきでしょう。

断水への対応というのはお風呂の浴槽に水をためておくことである程度は対応できますが、停電の場合はあらゆるところに影響が出てきます。冷蔵庫が使えなくなった場合には早めに複数のクーラーボックスに中味を避難させるだけのクーラーボックスがあればいいですが、その他にも電気を使うものはかなりありますから、様々な想定が必要になるでしょう。

基本としては夜の明かりを確保するために電池式のランタンはあるといいでしょうし、季節的な事で言うと、エアコンが使えませんので、ポータブルバッテリーやモバイルバッテリーでも使える小型扇風機の用意は必要でしょう。もし自宅がオール電化住宅である場合には、調理用にカセットコンロやカセットガスの準備も必要です。あとは、情報をどのように停電中に入手するかということになるのですが、常時インターネットを使うわけにもいかないので、そこで必要になるのが古いスマホやガラケーに付いていた「ワンセグ」「フルセグ」機能ではないかと思うのです。

災害時の情報収集というとラジオの活用が思い付きますが、当然ラジオは使うにしても、できれば台風の進路を知ったり、地震の場合は被害状況を見るためにも見たい時にはテレビ放送も利用したい場合が出てくるのではないかと思います。私の場合はフルセグが使え、充電用のスタンドにテレビアンテナ用の端子が付いている小型タブレットをまだ持っていて、もしもの時にはモバイルバッテリーでも使える小型テレビ(フルセグなのでサブチャンネルも見られます)としていざという時のためにキープしています。

もちろんフルセグでなくてもワンセグがあれば、画面は小さいながらも普段見ているテレビと同じ内容を見ることができますし、本体の電池の性能が下がっていてもモバイルバッテリーからの給電で何とか見ることができる場合が多いので、長時間の停電が起きてラジオとネットのみの情報収集に限界を感じた場合には役に立つと思います。今回のような確実にやってくる台風の前には、バッテリーの充電だけでなくTVチューナー付きの古いスマホ・ガラケーの動作チェックもやっておかれるといいと思います。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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