月別アーカイブ: 2016年10月

デジタルデバイスによって生じる不具合は人間が作る?

今の世の中は急速にデジタルデバイスを使った各種サービスが浸透しつつあります。スマホ以外何も持たなくても、わからない事は全てスマホで調べることができ、買い物についてもスマホの中に入っている情報を利用して決済するおサイフケータイやクレジット決済で済んでしまいます。乗り物を利用する場合もスマホに入っている情報のQRコードを機械にかざしたり、おサイフケータイの仕組みを使ったりしてチケットがなくても乗車することができるようになりました。

ただし、こうした事はスマホを持っていない人には使えませんし、スマホを持っていたとしても使うことができないスマホの扱いについて疎い人にとってはストレスの種でしかありません。しかし飛行機の格安航空会社などはチケットの申込や発行を全てユーザーの方でやってもらうことによって格安な価格を実現していることもありますので、今後安く飛行機に乗りたいような場合は、デジタルデバイスについてその扱いにユーザーの方から慣れて行かないといけないような事になります。

そんな中、先日起こった福岡空港での全日空機の中で起こったニュースはデジタルデバイスの扱いに慣れているはずの10代後半のユーザーと、システムについて熟知しているはずの航空会社の係員が同時にミスを犯した結果、座席がない人が一名飛行機に乗り込んでしまい、その結果飛行機が飛ばずに引き返すという問題が起こりました。ここでは、そのニュースを読み解くことによって使い慣れているはずのユーザーや係員でもミスを見逃してしまうデジタルデバイスを使ったシステムの落とし穴について考えてみたいと思います。

今回問題になった乗客は、飛行機のチケットをスマホの中で完結するチケットレスの仕組みを使って入手していました。ここで問題になるのが、そのチケットは2枚取られていて、一枚はスマホの持ち主である10代後半の息子さん、もう一枚が彼の父親の分でした。

飛行機のチケットというのは名前と年齢を入力して購入するので、チケットが発券されていればその都度確認されるので最悪息子さんと父親のチケットが入れ替わっていたとしても一枚のチケットで残りの一人がゲートを通ることができますが、今回の場合は息子さんが間違えて父親の分のチケット情報(バーコード)を使ってゲートを先に通ってしまいました。当然、その後にゲートを通ろうとした父親は同じバーコードでゲートを通ろうとしたため止められるわけですが、係員が予約内容と本人とを照合した結果、本人であることに間違いないということで、何故父親がエラーになったのかの確認を十分しないまま父親を通してしまったのです。

当日はキャンセル待ちも出るほど機内は混んでいたため、搭乗時間を過ぎてもゲートの通過記録のない、本来息子さんが乗るべき座席の権利はその時点で失効し、キャンセル待ちをしていた別の人に座席が振り分けられることになりました。するとどうなるかというと、しっかりとシステムによって確認されたわけではない父親が座る席がなくなり、そのまま立っていたところ客室乗務員に見付かり、今回の騒動になったわけです。

今回の騒動で誰に責任があるかと言えば、しっかりとスマホの中にある自分の分の搭乗情報を出さなければならないのに、間違って父親のチケット情報を使って飛行機に乗ってしまった息子にあるとは言え、やはり父親をそのまま乗せてしまった航空会社の職員であることは間違いないでしょう。システムに問題がなくゲートが開かないというのはやはりそれなりの理由があるわけで、時間がかかってもどういう経緯でチケットを入手したのかを聞いていけば、二人が飛行機に乗る前に息子が間違って違う個人情報で先に入ってしまっていることはわかったのではないでしょうか。

私自身も両親と飛行機に乗ったことがありましたが、その際はあえてチケットレスにせず、予約内容をプリンターで打ち出してから空港に向かい、空港で紙のチケットを発券しました。一人で飛行機に乗る場合はチケットレスにする場合もありますが、スマホ自体が落としたり水没したりして使えなくなった場合の対処方法について不安があるので、その場で発券してすぐ乗るような場合以外は出せるものなら何か紙による情報を持っていたい派です(^^)。昨日東京で起こった大規模な停電というのも、これだけデジタル情報が私たちの生活の中で重要度を増す中で、大いにストレスになり得ますし、慌てないためにも何らかの対策を考えておいた方がいいのではないでしょうか。

いざという時にはアナログ的に記録された情報が役に立つこともあるのわけで、私の場合ですが、特に自分だけでなく家族で出掛ける場合には時代遅れと言われることは承知の上で、チケットレスが基本の場合でも、チケットを発券してもらうことも今後考えるかも知れません。事前に紙のチケットを用意できない場合は、ネット経由で取った搭乗のための情報について、パソコンやスマホの中に入ったものをあえてプリンタから契約の控えだけでも出しておき、いざという時にその紙を係員に見せるなどして対処してもらえるようにした方がもしもの時のこうしたトラブルは避けられるのではないかと思います。

もし現地でスマホから発券し、プリントすることができない場合は、問い合わせ番号だけでもどこかにメモしておくとか、スマホの予約画面をスクリーンショットで撮影してクラウドにアップしておくとか、別にデジカメを持っていれば画面ごとデジカメで撮影しておくなど、スマホが亡くなったり壊れて使えなくなったりしても何とか情報を現地で出して交渉できるような準備も必要ではないかと思います。


車の税金負担が増えるならやって欲しいこと

2016年10月中旬の3連休に、大変痛ましい事故のニュースを聞きました。10月8日の早朝、石川県の「のと里山海道」(自動車専用道路)でその日の県大会出場のために珠洲市の中学校を出たマイクロバスとワゴン車が正面衝突し、生徒2名が亡くなってしまったというものです。

事故の原因はマイクロバスではなく、ワゴン車が中央線を越えてきたためとニュースでは伝えられています。果たして今後さらなる事故検証がなされる中で、この報道の通りの事故だったのか決め付けることはできませんが、あくまで報道に準じて考えると、このワゴン車が夜通し休憩も取らずに走ってきたのかという風にも考えてしまいます。もしこの推測が正しいとしたら、やはり適度な休憩をして眠気を追いやってから車のハンドルを握ることは大事だと思うと同時に、ハード的に事故を防ぐ工夫ができなかったものかと思ってしまいます。

私は高速道路というと東名や新東名を走ることが多いので、そんなに気にならないのですが、今回事故が起こった自動車専用道路や地方の高速道路にはかなり多くの区間で暫定的に対面通行の道になっているところがあります。対面の車道との間にゴムのポールが立っているだけの所もかなりあります。深く考えなければあまり気にはならないものの、特に片側二車線から幅員減少した直後の高速道路の対面通行部分というのは、下手をしたら正面衝突してかなりの衝撃で今回の事故のようにかなりのダメージを受ける可能性が生まれてきます。

対面通行の道は最高速度が下がることにより渋滞の原因になる事が言われていますが、高速道路だといって対面通行時の制限速度を守らずに飛ばす車もあります。もし対面の車がはみ出してきた時のことを考えると、安全に避けられるくらいのスピードに落とさないとこちらが全く悪くないのに事故に巻き込まれるだけでなく生命の危険も生じるので、対面通行区間に入ったらここは高速道路であるという意識を変えた方がいいかも知れません。

さらに、対面通行区間は雨が降ったり雪が路上に積もったりした場合は落ち着いて運転していても滑って自分から対面にはみ出てしまう危険性は出てきてしまいます。何とかして安全に一車線を走ることができるような形にならないのでしょうか。

私がよく使う中部横断自動車道の山梨県増穂インターから中央道につながる高速道は一車線ですが、コンクリートによる仕切りがあるので、もし中央に寄ってしまったとしても自分の車がダメージを受けるだけで、対面を走っている車に迷惑を掛ける可能性は薄いと思われます。すぐに4車線化する予定のある高速道路なら暫定的にゴムのポールで仕切られているのも仕方のないことかも知れませんが、とりあえず開通させたものの4車線化の目処が立たない高速道路や自動車専用道路については、コンクリートによる仕切りを付けることを率先して行なって欲しいと思うのですが。

実際、事故に遭われた方や私のように危険だと思っている人はこうした考えになりますが、何故改善されないのかということを考えつつ調べてみたところ、中央線のところに厚みのあるコンクリートの構造物を付けることによってその分路肩の部分が狭くなるという事が起こり、重大事故が起こった時に緊急自動車が路肩を通ることができなくなるからという事が紹介されたホームページを見付けました。元々2車線ではなく4車線にするつもりで道路を作り、建設費が出ないからということで暫定的に道路を通すため、路肩を確保するための危険なゴムポールだけの対面通行路が量産されたため、このような事が起こり、さらに今後も起こり続ける可能性は続くというのは、実にドライバーの安全をないがしろにする施策と言わざるを得ないでしょう。

個人的には今までも、そしてこれからも自動車に関する事には車検にも燃料にも税金を掛けるなら、その分車を運転していて自分の不注意以外での事故を減らすような道路の改修をしっかりとやって欲しいと言うことです。この件についてはお金がないからという言い訳は通らないと思うのですが。


通話定額はどこまで必要なのか

携帯電話のキャリアから始まった通話定額プランというのは、一部MVNOにもサービスが開始されて様々なプランがあります。昔の常識から言うと携帯電話の通話料はとにかく高いというイメージを今も持っている方は少なくないと思いますが、現在は自分に合った通話定額のプランを選べばそんな事はなくなっています。

まず、何よりも携帯大手3社には時間・回数制限のない「かけ放題」プランがあります。3社は横並びで、ガラケーが2,200円/月(税抜価格 以下同じ)、スマホ2,700円でかけ放題プランが実現できます。このプランは通話時間が長くなることがある人には有難いですが、一回ごとの通話時間について細かい計算をしたくない人やできない人にはあえてこちらのプランをおすすめします。

特にシニア層の方が使う場合、普段はSNSはおろか全く電話をしない人でも、たまにお友だちに電話をした時に1時間や2時間話しまくってしまうというのは、普通にあることです。というのも、現在は友人と各種メッセージアプリのやり取りでずっとスマホの画面から目を離せないのと同じように、電話しか離れての通信手段がなかった頃には、数時間掛けての長電話でコミュニケーションをしていた事は普通にあったことです。さらにトイレに行ったり食べ物を持ってきたりする間も電話を切らずにお互いに待ち時間もある中で通話時間が伸びたケースもあったそうですし。

しかし家の決まった場所に電話があった昔と違い、今の携帯電話は電話を持って移動することができたり、さらにイヤホンマイクを使ったりすれば手も疲れません(^^;)。過去に長電話をした記憶がある方は、普段それほど電話はしなくても、何かあって連絡を取るかも知れないと思える人がいる場合は「かけ放題プラン」にしておくことをお勧めする所以です。

他のかけ放題プランでは、Y!mobileが一回10分で月間300回までというかけ放題プランがあったり、多くのMVNOで標準となっているのが5分定額、オプション料金を安くするために3分や1分定額というものもありますが、極端な考え方をすると、友人や家族との通話しかしないというなら一番安い1分定額でも十分だと思います。もし長く話したかったら、いったん電話を切ってからLINE通話なりSkypeなり、同じサービスを使っている同士が無料で通話できるサービスに移行すればいいと思うからです。この使い方なら1分定額も必要ないと思う方もいるかも知れませんが、学生で全ての友人や家族とSNSですでに繋がっていればいいのですが、そうでない方と最初にやり取りをする場合にはこちらから電話をする場合も考えられます。また、お店に予約の電話をするとか、緊急電話をするような場合にはやはり電話番号を持った方がいいかなと思います。

ですから、3分なり5分なり10分なりの定額のどれを選ぶかについて考える場合、主に友人や家族以外の人とどのくらい電話するのに時間を掛けるかという事が重要になるでしょう。ついついそれほど親しくない人とでも話が長くなってしまうならかけ放題を選択すべきでしょうし、要件だけ伝えればすぐに切ってしまうなら3分や5分でも十分です。もし不安なら、5分掛け放題プランだけでなく、1分や3分のプランもあるところで契約しておき、必要に応じてかけ放題の時間を変えられるようにしておくのもいいかも知れません。


災害による長期停電時でもブログ更新するための準備について

先日紹介したキングジムが今度出す、キーボードからのテキスト入力に特化したモバイル端末ポメラDM200についてネットでの口コミを見ていて感じたことがあります。DM200はそれまでの単三電池対応から内蔵の充電式バッテリーに変わったということで、賛否両論の意見が見受けられたものの、意外と乾電池やニッケル水素電池を用意するよりも、モバイルバッテリーを用意すれば十分だという意見を持つ人も多かったのでした。

確かにスマホやデジタル端末、さらにデジカメやミュージックプレーヤーなどあらゆるデジタル系ガジェットをモバイルバッテリーがあれば充電できてしまうので、端子を合わせるなり変換アダプタをそろえることで、全ての充電をモバイルバッテリーに一元化することも可能です。かく言う私も旅行に持っていくような最小構成の持ち物を考えた場合、全てのデジタルガジェットをUSB出力のACアダプタで賄うのとともに、USB出力が3つある高容量のモバイルバッテリーを満充電させて持って行きます。これがあれば、ガラケー・スマホ・タブレット・デジカメ・モバイルルーター・Bluetoothイヤホンといったものまで電池のなくなる心配はまずありません。

しかし、車やコンセントから充電することが可能な旅先での状況と、停電が起こった災害時の状況はちょっと違います。それでも、できる限りの方法でモバイルバッテリーを充電する算段をしながら、あえて災害時もモバイルバッテリーがあれば十分なのかを検証してみたいと思います。
実際に停電が長期化した場合、発電のための設備のない個人がどうやってモバイルバッテリーの充電をするのか考えた場合、日中に太陽電池パネルを利用して充電するのがてっとり早いと言えます。最近は折りたたみ式でリュックの背中側にせっとして歩きながらでも充電ができるタイプがそれほど高くない金額で入手できるため、災害対策にと考えられている方は、USB出力のある太陽電池パネルを用意しておくことをおすすめします。具体的には以下のリンクのようなものです。

この製品は21WでUSB出力ポート5V 2Aが2つあるので、日差しが強い日中ならかなりの発電をしてくれることが期待できます。製品説明にはスマホを直差接続するような使い方も紹介されていますが、あくまで自然の力を使っての充電なので曇ってきたり太陽の動きにパネルを合わせ損なったりすると出力が落ちる可能性もあります。そのため、直接スマホをこのソーラーパネルにつなぐのではなく、いったんモバイルバッテリーに充電したものをスマホや他のデジタルガジェットにつないで後で充電するような形の方がスマホには優しい充電になると思います。

ただし曇りの日にはかなり発電効率が落ちますし、雨の中には全く充電できなくなる可能性もあるので、避難期間が長くなればなるほど充電した電気を大切に使うという使う側の工夫も必要になります。具体的にはスマホもタブレットも使用する時以外には電源を入れず、使い終わったらこまめに電源を切るような運用が必要になってくる場合もあります。電話についてはそんな状況も考えると、日頃からスマホより電池を消費せずバックグラウンドでの通信も行なわないガラケーに通話を集約して、データ通信はスマホで使うという2台持ちにしておけばかなり効率の良い使い分けができることも確かです。

私の場合、そんな中でもさらにブログから情報を発信したり現場の内容を報告することをできればやりたいと思っているのですが、恐らくコンセントからの充電ができない状態ではノートパソコンを使い続けることは難しいと思います。ノートパソコンが満足に使えれば文章の入力・編集から写真の加工、サイトへのアップまで全てをパソコン内で完結できるのですが、停電で満足に充電ができないとなると、それまでの考え方も一気に変える必要が出てきます。

携帯電話網は使えると想定するとネット接続はスマホでしかできないと思われるので、写真を撮ったりブログをアップするのに使うのはスマホに頼らざるを得ません。普段なら文字の入力もスマホでやってしまいたいところですが、画面を付けて長時間考えながら文字を入力するのは電池持ちの点から避けたいところです。

そこで出てくるのがそれ自身ではネットに接続せず、文字を入力することに特化したモバイル端末のポメラDM100だったわけです。ポメラDM100で文章を作ってスマホに読み込ませて発信すればスマホの電池も通信する時だけ使うためかなり電池を節約できます。キングジムのホームページに書かれている充電できる単三電池「エネループ」使用の場合「約25時間」となっています。もちろんデータ移行のためBluetooth通信を使うなどすれば多少は使用時間は減るでしょうが、一日約2時間使ったとして満充電されたエネループ2本あれば一週間はそのまま使える可能性があります。

そこで、改めてエネループを停電時にどうやって充電するかについて考えます。これも時代の流れといいますか、ネットの口コミの傾向にも表われているように、エネループを主に使うライフスタイル自体が時代遅れと見る流れに拍車を掛けそうですが、エネループをUSBケーブルで充電できる充電器というのは新しいものはなかなか見付からず、まだ在庫が残っているものを探すしかないのが現状なのです。しかし当時の三洋電機が発売したモバイルバッテリーとしても使える充電器「KBC-E1AS」と富士通の同様の機能がある充電器「FSC322FX」がまだ新品での入手が可能です。

これらの製品ではモバイルバッテリーとして使えるだけでなく、単三エネループ2本をUSB経由で充電することができます。エネループはモバイルバッテリーの中ではそれほど高容量でもないので、大き目のモバイルバッテリーをソーラーパネルで約1週間かけてそこそこ充電できていれば、比較的単三2本を満充電することは難しくないのではないでしょうか。

少なくともモバイルバッテリーにに接続してスマホやタブレットを利用できる時間と比べても、エネループを充電してポメラDM100で文章を作ることができる時間は桁外れに多いため、その分エネループの電池が切れる前にポメラで使う分くらいの充電ができる可能性は高いでしょう。さらに災害対策的なことで言うと、このDM100は長期間使わずにしまっておいても、スマホや内蔵バッテリー搭載機のようにしばらく本体の充電に時間を掛けなくても、電池を入れ替えればすぐに使えるという特徴があります。またエネループをポメラ本体から外して保管することによって長い期間放置しておいてもそこそこの充電量をキープする性能があることも忘れてはいけません。

メーカーホームページによるとスタンダードモデルなら何と満充電から10年後でも残量70%という驚異の長期保存性を有します。物理的にDM100が壊れていない限り、ずっと避難用の持出袋に入れっ放しでも電池を入れてすぐに使えるという、まさに災害時のもしもの時にでもネット発信に使えるものとしては大変優れている組み合わせであるというのが現在での私の見解です。

また、この組み合わせに合わせてさらに他の災害時に役立つ家電を用意したいと思う場合は、単三電池2本で利用できる製品を加えておくのがいいでしょう。ラジオについては例えばソニーのICF-P36など単三2本を入れて使うものは安いものでもすぐに見付かりますし、ライトではGENTOS閃シリーズのSG-330のようなLEDライトは比較的に安くホームセンターでも入手できます。

ポメラのためだけにエネループを用意する場合は2本使用2本予備の4本で十分ですが、ラジオやライトをもしものために非常用持出袋の中に一緒に入れておきたい場合は8本セットのパッケージを購入して電池は別にして袋に入れておくといいでしょう。私と同じように災害による長期の停電時や、海外でなかなか充電できる環境のない場所に長期出掛けるような方でモバイル環境を作っておきたいという方は、他のものはまだしも、早いうちに手に入れられなくなる可能性が高いポメラDM100とエネループ充電用にKBC-E1ASやFSC322FXを入手しておくことをおすすめします。


Panasonic Wonderlink その2 高速クーポン使用後の速度

前回の続きとして、いよいよサービスを使ってみましたので、使用感などをレポートします。利用開始日のメールにあった日の前からモバイルルーターにSIMを入れてAPN設定もやっておいたのですが、やはり開通日にならないとアンテナも立ちませんでした。しかし、使い出したらすこぶる快適に使えるようになっています。

それはある意味当り前で、今回加入した「LTE-F使い放題700コース」は1GBは高速で利用できるクーポンが付いているのです。なお、このクーポンはアプリなどで切ったりできないため、高速クーポンを使い切った後で本当に最大700kbpsのスピードが出るのか確かめるにはこのクーポン分を使い切るしかありません。

私の使っているモバイルルーターNECのMR04LNには使用データ量をカウントして表示してくれる機能が付いているので、その値を1GBに設定し、パソコンにUSBケーブルで繋いでパソコンで動画を見るなどして普段なら絶対やらない高速クーポンの無駄遣いをしながら速度制限の状態を作ることにしました。

ちなみに、パソコンで高速クーポン使用時のスピードを計ったら、だいたいADSL並の4Mbps程度とびっくりする程は早くないという印象でした。何回か同じサイトでスピードを計り、このスピードから明らかに落ちた時に改めてスピードテストをしてみることにしました。

高速クーポンが使えていた時と同じサイトで計ってみたところ、いきなり最大300kbpsという低い数字が出てしまいました(^^;)。ちなみに時間的には夕方の一番回線が混んでいる時だったのですが、がっかりすると同時に、もう一度計ってみようと思ってすぐに同じサイトから再び計測したらぎりぎり700kbpsは出ていました。これだけだとどちらが本当のスピードなのか迷う所なのですが、お昼とともに混雑する時間ではこのようにスピードも上下することはあるのかも知れません。

その後、夜にもう一度計ってみたところ、いきなり1Mbpsくらいまでスビードが出て、YoutubeやAbemaTVでも普通に見ることができました。今のところ、やはりお昼や夕方の混雑する時間帯にはスピードが安定しない可能性は残るものの、利用する時間帯に気を付けながら使えば案外使えるのではないかと思います。ただし、一日しか試していないため連続で使っていて速度が安定するのかということについては、もう少し様子を見て判断してみようと思います。

しかしながら誤解して欲しくないのですが、この回線だけで全てのことを行なおうとした場合、一日の通信量が1GBを超えてしまった場合に最大700kbpsより遅くなるような規制がされる可能性は常につきまといます。動画を見るにも常に見ることができるとは限りませんが、これだけでは不安だと思われた場合は、高速クーポンのONとOFFができる月ごとの高速クーポンが翌月繰越できるプランを合わせてモバイルルーターに入れておき、状況によって使い分けるか、素直にWimax2を併用してエリア別に使い分けるという手もあります。そういったプランの一つとしてこのWonderlinkのプランはあることだけは間違いなさそうです。


Panasonic Wonderlink その1 申込時期に気を付けよう

今まで惰性で続けてきたワイヤレスゲートの最大3Mbpsという制限付無制限のプランについに見切りを付け、先月末に解約しました。次をどうしようかと思った時、基本的にモバイルルーターに入れてどの端末でも使えればいいし、安くても安定してつながりそうだということでWonderlink LTE-F使い放題700コースの契約を思い立ちました。

このサービスのポイントとしては高速クーポンは1GBしかありませんが、使い切った後でも最大700kbpsという割と早いスピードを維持してくれるというアナウンスがあったからです(ただし、一日1GB以上データ通信をした場合にスビードの制限がされるというアナウンスもあります)。しかし、用意されたプラン全てでデータ通信専用・LTE機器専用になっていて、3G専用のハードでは使えず、SMSオプションもありません。

この点についてはLTEでの通信ができるモバイルルーターに入れて使おうと思っていたので問題はありませんでしたが、スマホに入れて使いたいと思っている方がここのSIMを使うと、場合によっては極端に電池の持ちが悪くなる可能性がありますのでご注意下さい。

Wonderlinkは申込月は料金が無料になるので、申し込むなら月末でなく月初にした方がより長い間無料で使えるようになるということは事前にわかっていたので、ちょうど先月の末日にネットから申し込んだのですが、これは私の見識違いでした。

私自身細かいところまで調べずに申し込んだのが悪いのですが、Wonderlinkは他のMVNOのように届いた時点からサービスが開始されたり、専用ページからの申込みが済めば即開通という風にはならないのです。

基本的には土日祝日を除いた営業日で数えて7日前後から開通となるとメールが来た時に開通になるので、申し込んでからはおよそ一週間は高速通信ができないという事がわかったわけです。早まってワイヤレスゲートをすぐに解約すべきではなかったということと、新しい契約とのタイムラグを考えてもう少し早めにWonderlink申し込んだ方が良かったと思っても後の祭りです(^^;)。くれぐれも私と同じようにWonderlinkのデータ通信SIMを使おうと思っている方は私のように空白期間が出ないように利用開始日が来るような感じで申し込まれるのがいいと思います。

私の場合、SIMが送られてくるまで少し待ち、さらにサービス開始時まで待たされてしまいました。サービス開始日はメールで前日に知らせてくれるのですが、メールが来た時点では利用可能にはなっていないので、その点でもメールのヘッダだけを見てつなごうとしてつながらなかったりするストレスがあるかも知れません。

ちなみに、この文章は開通前日のメールを受け取った時点で書いているので、具体的な使用感などはまだ確かめられていません(^^;)。一応準備としてモバイルルーターの設定で使用し始めてから1GB使い切ったところで通知するようにセットしておきました。このプランのキモは、高速クーポンを使い切った段階で本当に700kbps安定してスピードが出るかということにあります。

ただ、スピードの報告については、今までもワイヤレスゲートやぷららLTEでの最大3Mbpsの使い放題プランを利用してきた中、混雑する時間以外ではそこそこのスピードが出ていたということもあり、過大評価な結果が出るのではという心配もあります。たまたま私の住んでいる地方自体がスピードの出やすい所で、混雑によりスピードの低下が起こる首都圏の場所と比べるとかなり甘い気がするので、その点で参考になるかはわかりませんが、改めてスピードテストと実際の使い勝手については追ってレポートする予定です。


旅行中のカギの管理について

現実の社会で起こるニュースの内容を見ていくと、私たちの日常生活の中で改善すべき事のヒントが隠れていたりします。たまたま先日のテレビニュースを見ていたら、ちょっと気を付けないとと思われるニュースがあったので、まずそのニュースから紹介しましょう。

被害者は19才の女子学生で、その学生に好意を持った40代の男性が学生の住むマンションの管理人になりすまして学生に近付き、管理上の事があるので部屋のカギを見せて欲しいと言ったのだそうです。

ルームキーのマスターキー(合カギを作る元の管理人さんから渡されるキー)には同じパターンのキーが出来てしまうことを防ぐために個有の番号が割リ振られていまして、男はカギの製造会社とその番号を控えた上でネット上からその番号を入力して合カギを独自に作成し、部屋の中に入ることができるようになってしまったということです。

これは逆に言うとカギを失くして合カギのない場合でも番号さえ控えておけば、スペアキーもないような緊急の場合でも合カギを作ることができて便利です。しかし今回紹介したような方法で悪用されてしまうと、自分のプライバシーの根幹である部屋への侵入を第三者に許してしまうことにもなってしまいます。

こうした被害に合わないための対策として、普段持ち歩く部屋のカギについては元のキーをそのまま使わないで、町のカギ屋さんで番号が入らない合カギを作ってもらったものを利用することがテレビでは紹介されていました。ただ、今回のようなケースではそれでもいいのかも知れませんが、まずはむやみやたらに他人に自分の持っているカギを預けないというのが一番の方法かと思います。

そんな話の延長として、私もそうですが全てのカギを一緒にして持ち歩いている人の場合、状況によっては容易に他人に鍵束を預けてしまうケースというものが存在します。旅先でホテルなどの宿泊施設を利用する場合、駐車場の形態によっては新たに別の宿泊客がやってきた場合に頻繁に車の移動が必要な場合があります。その際にはホテルのフロントに鍵を預けることは普通に行ないますが、考えてみればもしフロントで管理されたカギを外部から入ってきた第三者に持ち去されたり番号や内容をコピーされてしまう可能性だってあります。

車自体のカギについては預けるのは仕方ないという場合でも、車のカギと一緒に家のカギや仕事で使っている事務所のカギ、プライベートなロッカーのカギなど、まとめて他人に預けたりしないような工夫が必要になってきます。

車のキーだけ分かれるキーホルダー

私の場合は車のカギだけ鍵束から簡単に外せるように写真のような形状のキーホルダーに付けて管理しています。こうしているのにはもう一つ理由がありまして、私の使っている車を購入した際、本来ならキーレスの機能が使えるはずがキーレスの付いたキーが用意されていなかったため、同じ型式で年式のキーをネットオークションで入手し、そのキーレス機能を自分の車に登録することでボタンによる施錠および解錠のみできるダミーキーとして常に持ち歩いています。人に車のキーを貸した場合、もしダミーキーの方でエンジンを掛けようとしても一向に車は動かず、トラブルに発展してしまう可能性もなくはないので、キーレスのない車を動かすためだけのキーは別にしていつでも渡せるように準備していたのでした。

普段の生活の中でなかなかキーホルダーの種類まで考えて買っている人ばかりではないかと思いますが、特に私と同じように家のカギと車のカギをまとめて普段管理しているという方は、車のカギだけはいつでも取り外せるタイプのキーホルダーに付けておくようにしましょう。ちょっとしたことですが、それだけでも自分のプライバシーを守ることができます。特に女性の方は最初に紹介した事件の被害者になる可能性もありますので、カギの管理については十分注意して下さい。


改めてキャリアメールの必要性について考える

私自身の一貫したガラケー・スマホを使う場合のポリシーとしては、何せずっとPHSのウィルコムを使っていたものですから早くからキャリアメールはほとんど使わず、プロバイダーの提供してくれるメールアドレスをメインに使っていて、携帯端末のキャリアメールについては単にプロバイダーメールを転送してメール通知に使うというくらいしかその使い道を見い出してはいませんでした。

また、現在のソフトバンクモバイルのJ-PHONEではスカイメールというものがあって、キャリアメールの受信料が題名も含めて最初の全角64字まではパケット料金がかからず無料で見られたので、プロバイダメールをJ-PHONEのメールに転送して、無料で見られる内容からしっかり読みたいものはウィルコムの端末やパソコンでネット接続して確認するという事もやっていました。ですから、私が人に教えるメールアドレスは携帯電話のメールアドレスではなく、ずっとパソコンで主に使うメールだったのです。

私の知り合いでメールのやり取りをする人はほとんどパソコンを使っていたのでそれでも全く困ることはなかったのですが、連絡するあてがガラケーのメールアドレスしかないという人との連絡について、連絡が付かないこともありました。

この問題は現在もあるのですが、携帯アドレスへの大量のスパムメールが届くことが社会問題になった時期があったことで、事前にそうした被害を防ぐためパソコンから出したメールや、Gmailを使ってアドレスを偽装したメールについて、その受け取りを拒否するようなフィルターが携帯大手で用意するようになり、その設定がデフォルトになっていてユーザーの方でその設定を変更しないとパソコンからメールを出してもエラー通知も出した方には届かず相手にも届かないという事態が発生することがあります。

最近は多くの人がスマホを使っていて、Gmailのアドレスを使っていればそれで良かったり、メール自体を使わずにLINEのメッセージ機能で連絡できる関係であればさらに問題にはならないのですが、先日ちょっと困った状況になりかけました。

その方は、自宅の電話番号は知らせていただいていたもののそう頻繁に連絡する用事もないのでこのご時世の中であえて手紙でやり取りをするようなゆるい連絡の取り合いをしていたのですが、さすがに先方がこのようなゆるすぎる連絡の取り方にしびれを切らしたのか(^^;)、メールアドレスを知らせてきてくれました。しかし、このメールアドレスはキャリアメールのアドレスで、ガラケーで使っていることも併せて書かれていたのです。ちなみに携帯電話の番号は知らせていただけなかったので(^^;)、SMSも直接携帯にも連絡が取れない状況です。

このような状況の中で考えられる最悪のシナリオは、こちらのGmailアドレスからメールを送っても、エラーメッセージもなく相手にも届かないということです。一応ダメもとでメールを送ってみて、その中にはもしメールが到着したら返信をいただきたい旨を書いたご挨拶メールを書いたのですが、このメールに音沙汰がなかった場合、次の対策を考えなければいけません。

てっとり速いのがご自宅に直接電話して、そこで携帯を操作してもらいながらこちらのメールを受け取れるように設定を変更してもらうことなのかも知れませんが、自宅の電話のため相手が自宅にいるタイミングで電話を掛けなければなりません。一発で本人につながったとしても、電話だけでガラケーを出して設定から全てをやってもらえるかどうかはちょっとわかりません。

実は現状では、一台キャリアメールが使えるガラケーの契約を持っているのですが、2年間はほとんど費用がかからないので契約を維持している回線で、あと数ヶ月で通常料金の千円強がかかるようになります。この回線は普段全く使わないので、同時に契約をしてきた通話用のガラケーの更新月が来るのを待って解約しようかと思っていたのですが、この契約を残した方がいい場合もあるということが今さらながらわかりました。

今回のような状況があった場合、まずはガラケーのキャリアメールからメールが届かない事を知らせ、もしできればガラケーの設定を変更してもらうか、パソコンからでも送ることができるアドレスを教えてくださいというようなメールのやり取りをすることもできます。今後も同じような事があった場合、キャリアメールの使える回線を残した方がいいのかも知れません。

ちなみに、今回問題となった相手のガラケーにパソコンから出したメールは無事に届いたようで、すぐに返信をいただけました。というわけで、とりあえずはこちらのキャリアメールの出番はありませんでした。しかし今後いくらスマホ人口が増えたとしてもかなくなにガラケーにキャリアメールのみという人はいるわけで、相手の状況を探ることなく連絡を取るためにはこのままキャリアメール用に一台残しておくのも仕方ないのかなとも思いますが、千円強に収まるとは言っても何か勿体無くて釈然としないものが残ります(^^;)。

何とかしてもう少し安くキャリアメールを使える方法はないかといろいろ調べてみたものの、最良の方法は今のガラケーのメール使い放題の契約をそのまま残す以外にはないようです。現在使っているのはauの3Gのガラケーなので、もしこのまま使い続けたとしても3Gの停波がやってくればその時にはまた状況が変わってくるかも知れませんし、しばらくはこのまま様子見も仕方ないかなかと思います。本当にこのキャリアメールの問題は、使っていない人にとっては頭痛のタネですね(^^;)。


キングジム ポメラDM200 個人的には残念な仕様でしたが……

文具メーカーとして知られるキングジムの製品で、文章入力マシンとして一部のコアなファンの支持を得ていた「ポメラ」の最新モデルDM200が発売されることになりました。クラウドストレージへの接続やプリンターの利用、iMacおよびiOSを使ったiPhone iPadなどのメモ帳と入力内容を連携する時にWi-Fiが使えるようになったというのが大きな前機種との違いで、搭載する辞書の内容や本体メモリも多くなっているとのことです。

さらに、文字変換の能力も上がり、文章を考えながら作ることのしやすいようにアウトラインプロセッサを付けたり、縦書きの四百字詰め原稿用紙のシミュレーションモードも搭載されています。さらに文字コードもShift_JISに加え、Unicode(UTF-8)にも対応しているのはテキスト入力を生業にしている方には興味深い仕様であると思います。

しかし、残念ながら私の利用方法には合わないものというのが正直な感想です。というのも、電池が市販の単三電池2本でなくなり、USBから充電するリチウムイオン電池に変わってしまったということがあります。

モバイル系端末の電池というのは、自分で簡単に交換できるかということと、その交換できる電池をいかに安くできるかが長く使うためには大事だと思っています。機能が限定されても長く使いたいというのが私の希望でしたが、これでは新しいDM200は内蔵のリチウムイオン電池の寿命が来れば同時に本体の寿命も来てしまうのではないでしょうか。ちなみに、電池交換はメーカーに送って対応するようです。となると、果たしていつまで電池交換をやってくれるのか、個人的にはそんなことがまず気になってしまうのですね(^^;)。

もう一つ、私に合わない理由というのはかなり特殊な理由なので、ここを読まれている方にはあまり関係ない事かも知れません。私が今持ち歩いているのは2万円弱で購入した小型のWindows10が搭載されたノートパソコンで前機種のDM100ではありませんが、これは今のポメラが私の今の日本語入力のメインである入力方法をサポートしてくれないためです。以前は親指シフトをメインで使っていたのでポメラDM100を使う場面が多くありましたが、現在はさらに日本語入力を極めようと、漢字直接入力を主に使って日本語入力をしているので、それが使える端末というのはWindoos10の載ったノートパソコン(正確には、パソコン用のGoogle日本語入力あれば自分で設定ファイルを作って読み込ませれば漢字直接入力を含む特殊な方法での日本語入力ができるのです)しかなくなってしまったのでした。

それでも停電や災害時に使うことを考えると、前機種のDM100の方は単三電池が全国どこでも入手可能で、さらにエネループでも動くというのはそれだけでも唯一無二のものです。とりあえずいざという時のためにローマ字入力が使えるだけでなく親指シフトが使える端末であるので、災害時に使うことを想定して非常用持出袋の中に入れておこうかと思っています。

今回の新しいポメラはモバイルバッテリーからの充電はできるようになってはいると思いますが、それなら同じキングジムが出したWindows10を搭載したマシン「ポータブック」でもUSBからの充電をサポートしていますのでモバイルバッテリーと併用すれば使用時間を伸ばすことができます。今後、専用のACアダプターだけでなくモバイルバッテリーでも充電可能なノートパソコンが出てきたら、少なくともDM200より多機能な分だけ私の中での利用価値は上がるので将来的な購入候補になると思います。

私自身旧ブログでDM100が出た時にすぐ次機種への期待として書かせていただいたのですが、単三電池駆動の基本は外して欲しくなかったということと、自由にキーカスタマイズができて、ローマ字やカナ入力だけでない独自の入力方法を自分で設定して作ることのできるような設定項目を作って欲しいと思っていたのですが、iMacやiPhone・iPadに擦り寄ったハードを作らないと今の世の中では売上げを伸ばすことができないという事なのでしょうか。ただ、ノートパソコンのようにいざという時にすぐ起動しないものよりも、開けばすぐに入力できる端末が欲しいという人には訴えかけるものがある端末だとは思いますが。

ただ、キングジムのポメラという製品についての方向性がわかったところで、今後私にとっての日本語入力の最強マシンは新しいポメラでなくなったことは確かです。今後は軽くて安くてバッテリーでの駆動時間が長いWindows10搭載のモバイルパソコンか、どこかから出てくるかも知れない個人によるカスタマイズを可能にするキーボード付き端末を物色するようになると思います。ネットニュースによると電池式のDM100の方は在庫限りの販売となるようですので、私と同じように普段は使わなくてもいざという時に使いたいという方はお早めの入手をおすすめします。


夜に歩いて避難するための装備について

昨日は夜の7時過ぎになって沖縄本島地方と久米島地方に台風の影響による特別警報が出ました。過去の台風と比べても大きな被害が出ることが予想されたということで、もし大した被害が出ないのではないかと思ってもしっかりとした対策を立て、場合によっては頑丈な建物に避難する必要も出てくるでしょう。

ただ警報が出たのが日が沈んだ後の事であり、下手に外に出る方が危険ということもあります。だからこそ、まだ本格的な暴風雨にさらされる前の段階で、もし自宅が台風に直撃されると不安だと思った場合に安全な避難所に移ることが大切になります。

もし避難しようと思った段階で雨や風が強くなってきたような場合は、むしろその場に留まった方がいい場合もあります。強い風で看板やトタンが舞ってきた場合、当たればまさに命の危険に襲われてしまうでしょう。止むを得ず外に出て歩いて逃げる時は十分な対策が必要です。

まず、移動時に傘は使わず、レインコートやポンチョを着用しましょう。ヘルメットがあれば頭にかぶり、ヘルメットの上からでも装着できるヘッドライトを点灯させ、両手は空けておきましょう。軍手があれば付けて移動した方が怪我を防げます。荷物は背負うことのできるリュックタイプのものにし、できれば登山用のレインカバーとセットになったものを選べば、かなりの雨でも荷物が濡れにくくなります。

足元は歩いているうちに脱げてしまう危険性があり、さらに一部素足が露出するスリッパのようなものは避け、また中に水が入ってしまうととたんに重くなって歩くのに支障が出る長靴も避けた方が無難です。ずぶ濡れになったとしても靴下を履いた上で普段使っているかかとの低いスニーカーを履いて逃げましょう。そして避難所にたどり着いたら、リュックの中に用意したタオルで体をふき、新しい下着と靴下でリフレッシュできるようにするのがいいでしょう。

台風の場合は地震と違ってあらかじめその大きさと通り過ぎるまでの時間を予測することができるので、いかにやり過ごすかということを考えれば、それほどの荷物は持って行かなくても大丈夫だとは思いますが、安全が確認されるまでは避難所に留まる方がいいと思います。そうなると長い時間を避難所で過ごすことになるので、避難所でスマホを使いたい場合にはスマホとともに少し大き目のモバイルバッテリーが一つあれば停電が起こっても情報収集は続けられます。避難所には自分だけでなくいろんな人が集まってきますので、スマホでワンセグやラジオを利用する場合はイヤホンを忘れないで用意しておけば、周りの人に気がねをすることなく情報を入手したり音楽を聞いて過ごすことができます。

特別警報がどういう時に出て、さらに警報が出たことをいつ知るかによってどのように動くかという事は違ってくるとは思いますが、まずは周りを見ながら安全を確認した上で外に出るように心掛けましょう。今後台風は沖縄から日本列島を縦断する恐れがありますので、いざという時の準備についても怠らないようにしたいものです。