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JR東海ツアーズが静岡駅での営業を終了したことによって変わってくるところ

旅行関連の事でもインターネットでチケットを買えるようになり、ほとんど旅行代理店に行くことはなくなっていたのですが、それでも出掛けることがあったのが、「ぷらっとこだまエコノミープラン」を販売しているJR関連の商品に強い「JR東海ツアーズ」でした。静岡駅構内に営業所があり、みどりの窓口とは別にJRの乗車券券・特急券・グリーン券などを買える窓口も併設していたので、みどりの窓口が混雑している場合にはあえてJR東海ツアーズの窓口の方へ行ったりしていました。

しかし、今年いっぱい(12月20日)で静岡駅構内の店舗の営業を終了ということになりました。なかなか旅行商品を買わず、ぷらっとこだまだけで利用していたので、そこまで影響はないものの、他の日帰り旅行商品にも面白いものがあったので、実店舗が失くなるというのは不便な点もあります。

というのも、ホームページ経由でもぷらっとこだまエコノミープランのチケットや、旅行商品は購入できるものの、宿泊をともなうプランに置いては、駅にある券売機で出力することができず、郵送にてクーポン券などが送られてくるように変わるため、どうしても申し込みをするのにある程度時間に余裕を持って申し込む必要があります。

ネットを使っての料金決済はすぐにできるので、ぷらっとこだまエコノミープランの場合は購入期限ギリギリでも券売機から乗車クーポンおよびドリンククーポンをすぐに受け取れるので、飛行機の予約のように使えるのは、個人的には嬉しい事です。ただ、目的地までこだまを利用して目的地の宿泊がセットになった旅行プランについては、申し込んでからチケットを受け取るためには郵送(信書になるので郵便になるそう)で受け取ることが必要になるのだそうです。

もし、日帰りではなく泊まりで安く交通費コミのプランをすぐに何とかしたい場合には、新幹線のチケットとホテルを別々(ホテルの方はJR東海ツアーズ以外の方法で)に押さえることになるでしょう。もちろん、時間に余裕があって事前にチケットを受け取れるならそのまま申し込んだ方が、一つの予約だけで済んでしまうのはもちろん、その他に特典などもあるので良いとは思うのですが、郵送することでその分手数料がかかったり、届くまで時間がかかったりするような事があると、今までは同じようにネットから申し込んでも店舗の方に直接受け取りに行くことができていたのと比べると、やはり利便性は落ちてくるような感じです。

ただ、こういったことはもはや仕方ないことでしょう。今後お願いしたいのは、こうした旅行商品についても電子チケットでスマホの画面を見せればホテルにチェックインできるようにしたり、もっと言うと、ぷらっとこだまエコノミープランにしても、今後出てくるであろうQRコードをかざして通ることのできる改札用の新たなシステムができてくるなら、むしろ利便性の方は上がるようになるわけで、まだ技術的な事が追い付いていない時に店舗が無くなってしまうということは残念です。

このように、世の中のあらゆることをスマホを使ったネット通信によって行なうような社会インフラを考える場合、一つ抑えておかなくてはいけないことがあります。バーコードやQRコードを出し、それを使って決済するためには最低限どのくらいの速度が必要なのでしょうか。最近、私はデータ通信に使っている回線を高速と低速が切り替えられるIIJmioのデータプランに変えました。通常は低速にしてプッシュ通知などで無駄に高速クーポンが減るのを防いでいるのですが、そのままの速度(大体200kbps台)でウェブサイトを表示しようとすると、すぐに表示されないでイライラすることがあります。

決済作業をスマホを持っている前提で標準化しようとするなら、いわゆるモバイル通信の「低速」の定義を変え、平日や休日、さらには時間とは関係なく少なくともQR払いがストレスなくできる速度を各回線事業者が考えて使えるようにするか、今までの低速でも十分実用になるシステムを提供するなど、高いプランを契約していないと満足に決済自体ができないような状況を改善するように考えていただきたいものです。

すでに十分低速でもできるようになっているということでしたら良いのですが、今のモバイル通信の業者の中には、低速の128~200kbpsで一定量の通信をすると、さらに通信制限をして速度を落とすようなシステムで運用しているところもあります。個人的には全くオプションを付けないpovo2.0の速度(60kbpsくらい)でもすぐに使えるような決済アプリでないと、今の状況でも安心してメインの決済方法として使えないと思います。さらに言うと、ある程度低速回線の中で表示に時間がかかることがわかっている人ばかりなら問題にならないと思うのですが、月額の安い高速クーポンが少ないプランでスマホを使っている方が、高速クーポンを使い切ったことに気付かずに決済しようとした場合、スマホが壊れているのか? と誤解させるような表示の遅れが出る場合、その決済方法はその人にとって「使えない」と思われてしまうということです。

これから、世の中のほとんど全ての人がスマホを使うようにたってきて、それが生活にとって必要になってくればくるほど、スマホの性能やネット速度の遅さというものに左右されずに使えるシステムないしシステム内で快適なスピードで常に使えることが求められてきます。最初に書いた静岡駅構内の旅行代理店について、主に利用していた人の中には当然スマホを使いこなすことをしてこなかった人たちや、ガラケーを主に使った人も含まれているでしょう。そうした人にも、実店舗がなくてもスムーズに今までと同じサービスを受けられるような社会であって欲しいと切に思います。


ついに格安プランでモバイル回線を回すことになりIIJmioのデータ専用ギガプラン契約

人によってモバイル回線のプラン設定には色々と考え方があると思います。大手キャリアから変えて使い勝手を変えずに使いたいということならば、回線の違いでつながりにくさはあるにせよ、ドコモ回線のahamo、楽天モバイルならばいくら使っても(ahamoは20GB以降は最大1Mbps)データは普通では使い切れないでしょうし(楽天モバイルなら無制限)、電話についてもahamoなら5分までの通話は定額で、楽天モバイルでもRakuten Linkアプリを使えば一部例外はあるものの電話も定額になります。

auやソフトバンクでも、サブキャリアでは同じようなプランでどれも月額3千円くらいで利用できます。自宅にインターネットを引いていない場合でも、こうしたプランを使えば、スマホ利用に関してであればまず不満を感じることはないのではないでしょうか。

私の場合はまず、自宅に光回線を引いていて、自宅でインターネットを使う時にはモバイル回線を使いません。外で使う場合には基本的にはメールやメッセージ、ウェブ閲覧や少しマルチメディア(動画や音楽など)にアクセスするくらいなのですが、毎月の高速データ通信の使用頻度が少ないのに、その分のお金を払い過ぎているという感じでした。

具体的に言うと、最大20GBまで高速のプランに入っていても、毎月使い切れずに高速クーポンを余らせてしまうような事になっていたので、それならば毎月の利用金額を下げながら、いざという時には追加して使えるようなプランに移行するということで、今回データ通信用に契約していたNUROモバイルのNEOプラン(20GBまで高速・超過後は最大1Mbps)を止めて、IIJmioのデータ専用ギガプランを契約しました。

最近は回線変更で安くスマホを買えるようなプランもありますが、今回は初期費用も掛けたくなかったのでAmazonで安くなっていたスターターパックを導入することで初期登録手数料を0円にして、SIMも発行手数料を安くでき、さらにはお特なプランのあるeSIMにしました。

IIJmioの場合、専用アプリから高速と低速の切り替えがどのプランからでも可能です。使い残した高速クーポンは翌月までの繰越が可能になりますが、月440円で維持できる月2GBのプランよりももう少し使える高速クーポンの多い、月660円の5GBプラン(ドコモ回線)にしました。外で使う場合は3日間366MBという低速回線の制限のあるIIJmioですが、低速でもバースト機能で出だしは1.5Mbps出ることもあり、その後はだいたい300kbpsくらいで安定します。そのくらいのスピードであれば、バックグラウンドでプッシュ通知などを受ける場合もそれほどストレスをためずに情報を入手させることができます。そうして節約していけば、月5GBプラス残った容量で合計10GB未満で運用ができることになり、これだけの容量があれば突発的に大容量の通信を行なわなければ十分でしょう。

eSIMはネット内で完結し、データ通信専用SIMは本人確認書類は必要なくクレジットカードの登録だけですぐに開通しました。ちなみに、登録したスマホはeSIMを一回線使えるタイプなのですが、もう一回線は物理SIMのpovo2.0を差しています。もし繰越分を含めた高速容量を使い切った場合には、povo2.0のトッピングを使うことになります。povo2.0は電話も使えるので、2回線入れたスマホの維持費は合計でも月700円かからないということになります。

これとは別に通話用の楽天モバイルの回線とソフトバンク回線のLINEMOミニプランが入ったRakuten Hand 5Gを持っていますが、こちらの方はデータ通信をほぼLINEMOで行なっていて、月の利用量は十分3GB内で収まるので、こちらの方の維持費は約2千円となり、今回のIIJmioとpovo2.0回線の入ったスマホと合わせても、約2,700円と三千円を超えません。

この金額は、当時携帯電話の基本料金が高かったために契約したPHS(DDIポケット)の基本料金とほぼ同じです。当時はデータ通信も通話料も別料金だったのですが、現在はこの組み合わせで通話無制限、データはこの金額で4回線分を合計すると(楽天モバイルは3GB未満で計算)、月11GBプラスIIJmioの繰越分が使えて、さらには国内の全てのキャリアを契約しているのでトラブルにも強い組み合わせになっています。

一つ注意する点があるとすれば、ドコモのSMS付きデータ通信専用プランと、私の加入したデータ専用eSIM(これもドコモ回線)では無料で利用可能な5Gオプションが使えないということですね。これは実際、契約してからわかったことなのですが、これは複数回線を使っていることもあり、どうしても5Gの超高速が使いたい場合は他の回線を使うという前提で利用していきたいと思っています。

今後、状況によっては月ごとにIIJmioのデータ容量を変更することも可能になるので、本当に使わない状況が続いたら、一時期月440円の2GBプランに変更すればさらに安くなりますね。ただ、気楽に外でも動画を見たいということになると、現状の月5GBの方が安心して使えると思います。ともあれ、これから使いながらこの組み合わせの良いところ悪いところを見極めていこうと考えています。皆様のご参考になれば幸いです。


新幹線車内で新幹線のフリーWiFiを使ってChromebookのリモートデスクトップを試みてみました

たまたま先日新幹線に乗る機会がありました。乗ったと言っても東京から静岡という短い区間で、さらに自由席で隣の人もいたため、パソコンを出してせいせい使えたのは小田原~静岡間とかなり限定されましたが、N700系の新幹線の窓側に座り、コンセント(コンセントは窓側にありパソコンやスマホなどの充電に使えるようになっているのです)から給電をした状態で車内のWiFi(Shinkansen free WiFi)に接続することができました。新幹線のWiFiは定期的に使っていないと再度登録(SMSによる2段階認証)が必要になりますが、何とかそこをクリアして、小田原から静岡へ到着するまでネット接続を試しましたので紹介します。

まず、気になる速度は、携帯電話の電波を使ったインターネットを車内の人数で利用し合う形式のため、使っている人がいればいるほど遅くなりますが、私が使った平日夕方では6~11Mbpsくらいで、しかも走行中ということもあり安定しない時もありました。Chromebook単体で、オンラインにしながら各種サービスを使う分についてはほとんど影響がなく、ここまでの文章も新幹線の車内からスムーズに書いています。私自身のタイピングスピードはそこまで早くはないものの、それなりの速度は出るため、ネットの状況によっては待たされるような事もあるのですが、単体利用では大丈夫でした。クラウド上のファイルをいじってもそれほど問題はありませんでした。ただし注意点がありますので、それは後で書かせていただきます。

そして、外から自宅にあるデスクトップパソコンを起動させた上でリモートデスクトップを使った時は、スピードの遅さというよりもネットの不安定さというのが原因だと思うのですが、なかなかウィンドウが開かず、ファイルエクスプローラーを使った操作ができなかったり、突然リモートデスクトップの接続が切れたりしてしまいました。ブラウザーによるGmailの操作はスムーズでしたが、安定して速度が出るような環境でないとリモートデスクトップを快適に使うのは難しいかなという感じはしたものの、最低限のことは新幹線の中で、さらには自分でモバイル接続を使わなくてもできるというのは確かに便利だと思います。

しかし、新幹線のフリーWiFiは、30分使うと自動的に回線が切れるような仕組みになっているので、うまく使えないとか、オフラインの表示がネットサービスで出た場合には、改めて最初に設定した画面を出して改めて接続手続きを行なう必要が出てきます。この時間制限はなかなか使い方によってはつらいところがありますが(動画閲覧など)、長時間新幹線に乗ってずっとWiFiに接続していたいという方は、時間の経過を確認しながら30分毎に接続のし直しを行ないましょう。

私の使っているChromebookは、スマホとペアリングしておくと、Chromebookの方からの操作でスマホからのテザリングを行なってネット接続できるのですが、その場合はスマホの電池消耗および、スマホに入れた回線の高速通信を消費してしまうのが問題になります。ここまで見てきたように、新幹線のWiFiには色々な制限はありますが、窓側に座ればコンセントの利用ができ、ノートパソコンなら電池の減りを気にせずに使えますし、乗る時間が長ければかなり使えると思います。

N700系の新幹線は「こだま」でしたが、座席でパソコンを開いてインターネットが使えるということになると、個人的な感想ではありますが、多少時間がかかった方が良いこともあるので、こだまの全駅停車も気にならなくなります。JR東海では「こだま」限定でドリンクチケットが付いて運賃も安い「ぷらっとこだま」という商品(きっぷではなく旅行商品になります)があります。この商品なら指定席が利用できるので、コンセントの付いている窓側を事前に取ることもできますし、グリーン車の設定もあるので、のぞみやひかりと違って時間がかかることを逆手に取って、ゆったりと快適な時間を車内で過ごせるように、ネット環境を使えるようにすれば、さらに旅は楽しいものになると思います。

 


自宅光回線の速度を定期的にチェックし導入時のスピードの維持について意識してみよう

自宅の回線を光回線に変えて、全く速度には不満なく使っていたのですが、先日久し振りにスピードテストをしたら(実際、スピードテストをする必要も感じていなかったのです)、何と導入当初よりも3分の1の速度になっていたのには驚きました。ちなみに、自宅での最速値(理論値)は100Mbpsで、当初は90Mbps台の数字がばんばん出ていました。

しかし、光回線を使い始めてまるまる半年くらいずっとそのままにしておいて、たまたま昨日計ったところ、何回計測しても30Mbps程度しか出ていなかったのにはびっくりしました。もちろんそのくらいのスピードでも十分ネットは使えますし、大画面のテレビで動画を流して見るような使い方でも速度低下を感じることはありませんでしたので、まさかこれほど速度が下がっている現実を見てしまうと、やはり焦ります。

そうした場合、一般的に言われているのは光回線用のモデムおよび、WiFiルーターの再起動なのですが、ネットでちょっと調べたところによると、再起動のため電源を落とすのは先にWiFiルーターにして、その後にモデムにし、次に電源を入れ始めるのはモデムの方を先にして、電源ランプの点灯を確認したところでWiFiルーターの電源を入れるような順番が良いそうです。

その通りに行なってしばらく回線が安定するのを待ち、再び全ての機器がインターネットにつながっていることを確認した上でスピードテストを行なったら、無事にネット速度は光回線を導入した時の速度に戻っていました。やはり、ネット利用を安定してできていても、定期的なスピードのチェックは必要だと感じた次第です。

光回線の前は、楽天モバイルの携帯電話回線を固定回線の代わりとして使っていたのですが、回線が遅くなるというよりもテレビ画面での配信動画が時々止まるような不具合があったので、定期的にモデムを再起動することは半ば当り前という感じでしたが、実害がないとモデムの再起動をしようとも思わなくなります。実害が出るくらいに遅くなってしまうと、今度はネットの物理的な不具合を疑ってしまう事にもなりかねません。

やはり、何でもそうですがうまく使えている時にも、きちんと定期的にネット速度の計測をして、確実にスピードが下がってしまっている場合に、今回のようにまた戻すような事を忘れないようにしたいと今回の事で思いました。自宅の場合は自分で使うネット接続だけなのでまだ良いのですが、家族が多くでさらに多くの端末を同時にネット接続させるような場合は、もしかしたら速度低下が端末のパフォーマンスに影響するような事も起こるかも知れません。

また、私の場合はChromebookを外に持ち出しながら、自宅にあるMiniPCをリモートデスクトップで使うような事もしています。その際、速度低下によってリモートデスクトップの操作に不具合が出たら困ります。というのも、外からMiniPCの電源を入れることはできるのですが、モデムやルーターの電源を入れたり切ったりすることは当然できません。具体的なネットトラブルを、自宅に届ない時に起こさないためにも、日頃の行ないというものは大事なんだなと改めて思います。


IOデータから新しく3および2チューナーが付いたテレビチューナーが出たものの

私が今、リビングにあるテレビとは別に置いて使っているのは、ハードディスクやSSDを接続すると番組の録画ができ、さらにはスマホ・パソコンからテレビ番組が見られるIOデータの「REC-ON」シリーズのチューナー(2チューナー内蔵)です。

テレビと違って画面はスマホやタブレットの他、モバイルモニターでも良いので、ある時は2台目のテレビとして別室でテレビを見る時に使い、またある時は防水機能のあるスマホの画面から見ると、水回りやお風呂でテレビを無線LAN経由で見ることができ、重宝しています。ただ、自分が購入したものはかなり前に出ていて現在は生産終了になっていると思ったら、今度新しいものが出るということで、そのスペックについて調べてみました。

新しいものは3チューナー装備のHVTR-BCTZ3(店頭予想価格税抜34,800円)で、アマゾン専売で2チューナーのHVTR-BCTZ2/E(予想価格32,800円)ということでした。アマゾンのセールで安くなれば2チューナーの方が安いかも知れませんが、この価格通りに売られるのであれば、3チューナーの方がお買い得でしょう。

新しいハードのポイントは、Andoroid TV OSと連携できるようになっているので、ケーブルでの接続なしに対応ハードがあればメーカー提供のアプリを使って見ることができるということです。チューナーレスのAndorid TVを持っていれば、かなり使えるのではないかと思いますね。

また、3チューナー付きのハードをアプリでは4台まで連携させることができるということなので、同じものを4台購入すると(以前販売された古いモデルとの混在も可)、同時に12のチャンネルを録画可能というのも売りだということです。個人的にはそこまでする人というのはテレビを仕事にしている人くらいではないか? という気もしますけれど、新しいアプリを使って、チューナーを買い足すことで今までよりも多いチャンネルの利用ができるというのはテレビなしでは暮らしていけない人には良い機能なのかな? という感じですね。

個人的には、こうした外付けのTVチューナーにおいて、いよいよ今年12月からNHKのBS放送が一つ減ることになり、その分NHKのBS4Kを気楽にどこからでも見たい(恐らくオリジナルの旅番組とかが増えるので、出掛ける際の役に立つのでは? と考えています)のですが、今回の新製品には4Kチューナーは組み込まれていないようです。

現在、私のところではテレビ自体が4Kではないということもありますが、単体の4Kチューナーを買い足して、コンテンツ自体は自宅で見られるようにはしています。しかしこの手のネットに繋がるサーバー的に使えるチューナーに4Kチューナーが付くのがいつ頃になるのか、そうなった時には買い足して今持っているチューナーとの連携を図ることで、画質は落ちてもモバイル環境で4K放送を見られるようにしたいと思っているのですが。

ただ、来年になって、NHKの4K独自の番組が増えてくれば、そうした声もさらに大きくなることが予想されますので、私は今回の発表はスルーしてさらなる新製品を待ちたいと思います。


もういい加減一時期だけ安く使えることを強調する光回線やモバイル通信の広告やネット記事はやめて欲しい

ネットニュースには実に興味をそそる見出しが並ぶのですが、昨日たまたま見た光回線のネット記事(広告ではない)に、「使い放題の10G光回線が月500円」とありました。

私などはそんな価格での光回線提供などありえないと思いながら記事を読み進めていったのですが、案の定加入時から期限ありで月500円での利用が可能になっているに過ぎないことがわかりました。ちなみに、月500円の期間は半年のみで、その割引を受けるためには2年ないし5年更新の契約を結ぶことが必要なのだそうです。7ヶ月目からの料金はマンションタイプか戸建てかで変わるものの、6千円台になるというという話で、まさに甘い言葉に乗ってしまって加入したら、すぐに止めると解約料がかかる契約を結ばされるという意味では、こういう事を発信するネット記事が企業のプレスリリースに沿ってニュースを出すにしても、記事のアオリ文句を受けて勘違いをする人がいることを考えていないという意味では、今後のそうしたサイトでの情報発信についても疑問が出てきてしまいます。

それにしても、光回線やモバイル回線の広告やネット記事にはこうした「キャンペーンで最初だけ安いだけなのにあたかもずっとその金額で利用できそうな内容」のものが昔からよくあり、今でもまだ沢山の事例が出てくるでしょうし、将来的にもこんな記事が再生産されると思うと、本当に何とかならないのかと思います。

ちなみに、私自身が契約している光回線はマンションタイプで安いので戸建ての場合とは違いますが、一年間は500円引きで3,200円/月ほどで、割引が終了したあとはずっと3,700円ちょっとで推移する業者と契約しています。恐らくこのくらいが光回線では安い方の部類に入るのではないかと思います。

ちなみに、私がこの料金で入ろうと思ったのは、以前ADSLの時代には、電話の固定回線が月1,600円で、ADSLの料金は月2,000円の合計で3,600円で自宅ネットを利用していたので、ほとんど同じ費用で光回線が使えるなら、大きなキャッシュバックが無くても十分だろうと考えた上で契約しました。以前には楽天モバイルの回線を自宅用に利用していて、その金額が月3千円ちょっとと今より安く利用できてはいましたが、やはり有線の安定性というものもあるので、差額分もそれなりに納得して負担しています。

こうした月額料金格安のからくりは、今回紹介したような期間限定の価格だったり、他のサービスに加入することで安くなったり(他のサービスを解約した場合は高くなる)、家族割あっての価格だったりして、普通に単体でサービスに加入した場合月額がいくらになるのかという事を巧妙にわかりにくくするというのが当たり前になっているというのは、やはりこれからは何とかすべきでしょうし、最初から特別な条件がない場合の金額をはっきりと示すような広告を出したり、記事を書く人の方を私は信頼すると思います。

これは私の持論ですが、あらゆる契約は独立して行ない、合わせ技で安くするような事は、他にもっと魅力的なプランが出たら後腐れなく解約し新しいプランに乗り換えられるようにした方が長い目で見れば費用が安くなるだけでなく、いつまでも古いプランに関わらなくて良くなります。今後のインターネット契約(モバイルだけでなく光回線も含む)は、災害時でも普通に使えるようにすることを考えると、今ある携帯電話の基地局やケーブルでの接続でなく、常に太陽からの光充電でポータブル電源に充電し、動いている通信衛星に接続して使えるものに変えれば、たとえ停電して携帯電話の基地局すら動かない状況になったとしてもインターネット回線を使えます。Skylinkが国内でも使えるようになり、契約すれば地上の状況に影響されることなく利用が可能になり、固定利用で月6,600円、移動運用で月9,900円(利用のない月は0円)という2つのプランがあります。

現在でも、光回線のインターネットを利用しながら災害時にのみSkylinkを使うようにすれば、初期費用(アンテナなどの設備購入はキャンペーン期間では36,500円)を用意し、あとはネットを利用するための電源をポータブル電源で確保し、充電はソーラパネルで行なうことができるだけの設備を備えられるなら、非常用通信設備を日々のコスト負担なしに実現できるようになっています。あえて高い光回線に入って毎月料金を払い続けるのがバカバカしくなります。

個人的には今後、そうしたサービスが今より小さなハードで安定して実現でき、月額費用も安く使えるようになるなら、私は真剣に光回線や他のモバイル通信を解約を考え(いざという時のため最少限のバックアップ用回線の契約は残しますが)、新しい技術を試してみたいとも思います。そうした未来が遠い未来ではなく、かなり早く来た場合、光回線に2年とか5年縛りの契約をしていたり、モバイル回線で他の電気やモバイル通信との契約でがんじがらめになってしまっていたら、みすみすチャンスを逃す(例えばサービス開始時に契約者を獲得するため初期費用を負担してくれるとか)事にもつながる事があるでしょう。特に全国を移動しながら安定したネット環境を作りたいと思う方は、もし今そうした縛られた契約に入ってしまっているなら、早めに解除して身軽になることをおすすめするとともに、新たな縛りのある契約に入ってしまわないように注意して欲しいです。


ジャパネットたかたのスマホ案件は2023年9月で終了した後どうなってしまうのか?

昨日、たまたま車を運転している時にラジオを聞いていて、その中でラジオ放送を維持するためには大切な広告案件として、「ジャパネットたかた ラジオショッピング」を聞く機会がありました。これはあくまで個人的な感想ですが、他の通販と違って、出演する番組をしっかりウォッチしていて、すぐに案内に入るのではなく、ラジオ内の話題に触れて一盛り上がりしてからおもむろに商品紹介に入っていくという、それなりにラジオをリスペクトしている感じがしますね。

さて、今回聞いた内容は「スマホ乗り換え」というもので、同じプランがジャパネットたかたのホームページにも記載がありますが、2023年9月30日で終了の案件になります。ラジオでは細かくどの回線かは言いませんでしたが、新規およびドコモ・au・楽天からの乗り換えで安くなるということで、ワイモバイルの回線になります。

その内容とは、シャープのアクオスsence6s限定ではありますが、月15GB(Mプラン)・スーパー誰とでも定額(24時間通話定額)のセットで端末込み、月税込3,980円というのは、今回新たにワイモバイルが新プランを適用する10月にはとても提供できない最後のチャンスになるのですが、ラジオではそういう事には触れず、さらっと端末込みで安いという話だけしてあっさりと終了となりました。

その代わりラジオでは、初期登録手数料は当然かかりますが、スマホの乗り換えに不満な人のために、さらに9,980円を追加すると専門の職員が自宅に訪問して乗り換えの手続きやスマホの設定なども行なってくれることを大きなポイントとして挙げていました。なかなかこのブログではラジオショッピングのおすすめはしないのですが、今回のチャンスを逃すと、もしかしたらワイモバイルだけでなく、UQモバイルやirumoといった大手のサブキャリアの内容がシンプルに説明できなくなってしまうこともあり、ラジオやダイレクトメール、テレビなどでの案件として出てくることもなくなってしまうのでは? という気もするのです。

例えば、固定電話の代わりに遠方にいる両親にスマホを持って欲しいと思った場合、今回のジャパネットたかたの案件は、しっかりと責任を持って回線開通まで行なってくれるということもあり、もし今月中に手続きができるのであれば、悪くない案件だと私は思います。ちなみに、この件については私は全く関係していないので、興味ある方は「ジャパネットたかた スマートフォン」あたりの検索ワードで探してみて下さい。

ただ、今後の事を考えると、ジャパネットたかたは例えばPayPayカードの契約をさせてスマホ通信費の月額を下げるお手伝いまではしないと思うので(新プランではそうした割引などがあります)、2023年10月以降に、各メディアで扱うスマホ回線・スマホの案件を今まで通りワイモバイルで続けるのか? と思います。個人的に言わせてもらうと、売るのに一番楽なのは例外がなくシンプルなプランを持っているところだと思うので、一例ですがahamoとか、楽天モバイルといったシンプルでわかりやすいプランの方が売りやすいでしょうし、ahamoに至っては5分定額が付いての契約ですし、楽天も最初にアプリの設定さえしてしまえば、Rakuten Linkからの電話には通話料がかかりませんので、直接職員がお宅訪問してスマホの初期設定をできてしまえば、ワイモバイルから乗り換えても問題なく新たな案件を提供できると思うのですが。

というわけで、通話定額で動画もスマホでならほぼ見放題(高速通信超過後は最大1Mbpsの制限のみ)で運用できるチャンスの一つとして、特に遠方ですぐには親のスマホ料金見直しの手間を掛けられない方は、こうしたプランの活用も良いでしょうし、今後ジャパネットたかたがそのままワイモバイルの案件を続けるのか、違うシンプルなプランを提供する業者に乗り換えるのか、それともスマホ回線そのものから撤退してしまうのか、個人的にはその動向に注目しています。


現在感じているストレスの原因が日常使っている道具や契約にあるなら思い切って変えるのが良いか?

暑い時に暑くて不快な話をすると、さらに暑く感じてしまうかも知れません。ただ、自宅でパソコンを使ってブログなどを書いていると、ここのところの暑さが心底体に堪えてしまうような事があったので、まずは特にこれからパソコンを買おうと思っている人に対しての話ということから書かせていただきたいと思います。

現在使っているクロームブックは、CPU性能は低いものの複雑なアプリが入っておらず、基本的にはウェブブラウザ上で作業をするような類のパソコンであるので、ネットさえ繋がっていればアプリの起動時間を待ったり、裏でOSのアップデートやクラウドの同期作業が行なわれていても、そのために作業を待つようなことをしなくても良く、ストレスなく使えています。さらに、先日購入したMiniPCについても、CPUは廉価版のものではありますが、動画エンコードや画像処理などをしないのであれば、十分なCPUパワーを持っているので(インテルのN100)、これもほぼストレスなく使っています。

ただ、今まで使っていた元から中古で購入したWindows10のノートブックや、売り出し価格が安いということで購入したインテルセレロン搭載のノートブックは、やはりそのCPUパワーとメモリが少ないことによって、何もなければ普通に使えるものの、バックグランドでOSのアップデートをやっているような時には明らかにパフォーマンスが落ちます。今まではそうしたパソコンを複数使うことで、どちらかがだめな時には別のものを使うようにしていましたが、安いといっても複数台のパソコンを常にアップデートしながら使うというのは大変です。

前回デスクっトップ用のRakuten Linkをインストールしたことで紹介したタッチパネル付きのモバイルノートが、セレロン搭載の安いものだったので、実はRakuten Linkアプリをインストールするまでが画面が固まってなかなか進まず大変でした。いったん導入してしまえば、外で使う時には出発前にアップデートを済ませるか、勝手に更新しないようにセットしてから持ち出すこともできるのですが、もし何らかの状況で、このモバイルパソコン一台で全ての事をやらなければならなくなったらと考えると、かなり恐しいと感じてしまいます。

もちろん、頻繁にパソコンを買い換えるわけにもいかず、ネットで見て一番安いものくらいしか買えないような状況では、それなりに性能の良いノートパソコン(色々と調べるとやはり最低でも6万から8万円くらいは予算が欲しいところ)が買えない場合もあるかと思います。それでも、私のように格安とは言ってもそもそもウィンドウズと仕組みが違って、ネットショッピングをするとか、文章を書くだけならばどんなに安くてもそれなりにストレスなく使えるChromebookを併用することで状況は変わってきます。

現在の真夏の気候の中において、画面が固まって待たされることは、部屋の気温原因だけでなく不快度が上がることにもつながりかねませんし、特にパソコンでの作業をこれからやっていきたいという場合には、基本スリープで画面を開けば電源がすぐに入り、途中の作業から続きを行なうことのできるChromebookはやはり便利です。私はクラウドを複数使っている中でも、Officeアプリを使うものについてはOne driveを使っているのですが、One driveの中でOfficeアプリをオンラインで利用する場合、オンライン用のMicrosoft Office(One driveを使っていれば無料で使えます)が開き、作業した内容についてはいちいち保存しなくても勝手に更新内容をOne driveに保存してくれるようになっているので、単に入力に意識を集中させていれば大きな失敗にはならないので、その点は便利に使えています。

CPU能力が弱いパソコンでだましだまし使うのも良いですが、最初からウェブブラウザを中心に、オンラインとクラウドで使うとしてしまうと、1万円で売っている安いChromebookでも十分使えることがわかります。そうした使い方に慣れてしまうと、もはやChromebookをメインに使っていて、ウィンドウズでしか動かないソフトを使う時だけノートパソコンを使うようにして、ネットショッピングや普段の作業をChromebookで維続して使うことで、だいぶパソコンが固まってしまう事に対してのストレスが無くなりました。この夏はまだまだ暑くなりそうですし、ハードの制約さえなければすぐに終わるような作業もハードの起動を待って行なっているような方は、少なくとも次に買い換える場合には一番安いものを買うのではなく、それなりのCPUパワーやメモリを積んでいるものを事前に狙って、それが安くなったように買うようにするか、私のように作業を別のハードごとに分けるような工夫が必要な気がします。

おかげで、今年の夏は例年と比べてもそこまでストレスは溜まっていないですし、以前はこうしたブログで書くことが決まっていてもハードが動き出すまでのタイムラグがあってその内容を忘れてしまうといった大きなストレスは無くなったので、多少は生活に余裕ができるようになりました。

まだまだ暑い日が続きますが、そんな中でも自分で何とかできる事については思い切って変えることも必要なのではないかと思います。スマホのデータプランについても、ちょっと見渡せば、今の出費と同じか、それより低い金額でも今より便利に使える組み合わせは当然あります。問題は、そうした良いハードであったり通信プランがあったとしても、面倒くさがって何も変えずにもんもんとしていることだと思います。これからお盆休みに入っていくと思いますが、そうしたお休みの時を利用して、改めて自分の今の生活全般について、変えられることなないのか考えてみるのも良いかも知れませんね。


真夏の車中を決して甘く見ないよう人だけでなくスマホの車内放置についても気を付けたい

毎年夏は暑いとは言いながら、2023年の夏は本当に暑いですね。ただ、先日その夏さを甘く見てしまい、とんでもない事になりかけてしまったので、自戒の意味も込めて紹介させていただきます。というのも、その日はちょっと市外へと車で出掛ける際、データ用に利用しているスマホを運転席側のエアコン吹き出し口にセットしてカーナビ用に使っていました。エアコン吹き出し口にクリップで付けるスマホホルダーを使うことで、エアコンの冷気をスマホに当てれば熱暴走を防ぐことができるのです。

その時も問題なく目的地に着き、ちょっとした用事を済ますために車から降りたのですが、ちょっとの時間だからとついスマホをそのままにして車から出てしまいました。ただその時にはフロントガラスのところに日よけのサンシェードをセットしてから外に出ました。しかし、そうした対策も虚しく車内温度は結果的に上がってしまっていました。

車に戻ってから改めてスマホを操作しようとしたら、いきなり本体に本体の温度が上がっている警告のようなものが出まして、とにかく本体を冷やそうとスマホホルダーにセットしてエアコンを付けたのですが、そこでいきなり本体が再起動したと思ったら、何やら実に恐しい表示になりました。というのも、スマホを購入してから最初に見たようなシステムの言語を選択するような画面になってしまったので、これはもしかしたら本体のメモリーが全て飛んでしまったのか? と正直思いました。

とりあえず、まず電源を切って本体を冷やし、十分本体の温度が下がったことを確認してから改めて電源を入れ直したのですが、そこで何とかいつも見慣れたホームの画面が出てきた時には心底ほっとしました。今回の事は本当にラッキーだったと思うとともに、これからは本当にちょっと車から離れる時でもスマホやタブレットを車内で使っている場合は持ち出すか、ダッシュボード近辺から離して収納することを徹底しないと、例えば車旅で便利に使っていれば突然全ての機能が使えなくなってしまうリスクになります。さらに、外から見える状態でスマホやタブレットを置いたまま外に出てしまうと盗難に遭うリスクも出てきますので、そうした防犯という点からも、車を離れる時にその処置を気を付けることをしなくてはと思いました。

車内を締め切って外に出て、中に小さな子供を置いたままにした悲劇についてはニュースにもなりますが、高温で駄目になるハードについてもその管理についてシビアに考えるべきだということを改めて思いました。みなさんも、ほんのちょっとと思っても特に今の時期はとんでもなく車内の温度が急激に上がることはありますので、車内にスマホタブレットを設置したまま放置しないように気を付けてもらいたいです。


もはやモバイル環境であっても生配信動画を安定して見られる環境が必要になっているのではないか?

ここのところ、夏の大きなスポーツイベントが重なるように開催されています。多くの人が生で見たいと思われるコンテンツは少なくないと思うのですが、残念ながら昔のように地上波テレビで中継されるのが当り前という事ではなくなってしまいました。

これを書いているタイミングだけて書いてみると、高校野球の地方大会については他の競技への配慮からネット中継に切り替わり、以前であれば地上波のゴールデンタイムで放送されていただろうと思われる、日本国内で開催されたWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、スティーブン・フルトン対井上尚弥の一戦は、Lemino(NTTdocomoの動画配信サービス)が独占中継し、無料登録すればネット経由で見られるものの、テレビの大画面で見るには、それなりの知識が必要になります。

同じく国内で行なわれている世界水泳は、決勝種目こそ地上波中継ですが、午前中の予選はBS放送での中継になり、バレーボールのネーションズリーグも結局は地上波での中継でなく全てBS波のみでの中継でした。さらに、女子のサッカー・ワールドカップについては、日本チームが出場しているのに予選リーグの1戦2戦はBSのみでの放送で、3戦目にようやくNHKの地上波で放送されるような予定になっています。

このような状況になってしまった背景には、テレビ離れということもあるのですが、多額の放映権料をテレビ局が負担することができなくなった懐事情にも関わってきます。さらに言うと男子のサッカーワールドカップや大谷翔平選手が出場するアメリカ大リーグの試合中継について、NHKBSではなく、AbemaTVからの生配信で見たという方もいると思います。ちなみに、女子のサッカー・ワールドカップを見たいけどBSがない人については、「FIFA+」という動画配信サービスでライブ配信を無料で行なっているので、どうしても見たい場合にはネット経由で見ることになります。

そうなると、もはや現代のテレビというのは、単にアンテナを立てて地上波・BS・CS放送を見るだけではなく、自宅のネット回線に接続させて様々なネット配信サービスを表示させて楽しむことができるかどうかによって、かなり自宅でスボーツを見たいと思った場合の見られるスポーツの数は変わってくるということになります。

私の場合は、テレビにAmazon FireStick TVを接続することで、あらゆる動画配信を見られるようにしていますが、それは機材だけでなく安定して高速通信できるネット環境があるかということが次に問題になってきます。私は以前、楽天モバイルの回線を使って自宅のインターネットをまかなっていましたが、ハイビジョン画質でも時々詰まって待たされるような事が起きたため、光回線に入り直しました。それで今はほとんどストレスなく自宅のテレビで動画を見られるようになっているのですが、小さなスマホやタブレットの画面くらいで見るくらいなら、楽天モバイルの回線でも何とかなるのではないかと思います。

思うのは、まだ周辺で新型コロナにかかった人がいるという現状はありつつも、世の中はずっと自宅に籠もって過ごすようなライフスタイルからすでに変わりつつあるということです。スポーツに限らず大きなイベントでは声を出すことも普通になりましたし、全国の観光地は人が戻りつつあります。そんな中、自宅で常に生配信は見られるのではなく、外でも家と同じように見たいと思う方は多くなってくるのではないでしょうか。

私自身は色々と考えつつ外でも何とか生配信の動画を見続けられるようにスマホのプランについては考えて契約しているのですが、普通の人が外でも大きなスポーツイベントの試合をスマホから見たいと思った場合、今までのようなローコストの月3GBで千円前後のプランでは、一気に高速クーポンを消費してしまい、見たい時に見られなかったり、途中で高速クーポンを使い切って見られないような状況も出てくるのではないでしょうか。

今後の事を考えても、こうした動画配信の動きが無くなることはないと思いますので、個人的には安いプランであってもスマホの画面で見られるくらいの画質であれば、高速クーポンの残りを気にすることなく外でも家と同じように動画を見ることができるような環境というものを作れるかというのが実は大事ではないかと思うのです。

どういうことかというと、現在、中学生くらいになるとスマホを普通に使えるようになるのですが、昔であれば地上波テレビを付ければ、自分の憧れるスポーツ選手のプレイを見ることができたものの、今ではテレビを見てもスポーツイベントは放送されず、スマホで生配信を見るような形に変わってきています。もし高速クーポンが少ないプランでしかスマホを使えない場合、自宅のWi-Fiが使えないのであれば、スマホプランの高速通信を使い過ぎてしまうと他の事ができなくなってしまうので、無料Wi-Fiの使える場所を探すか見るのを諦めるしかなくなります。

今後のスポーツに新たなスターを生むためには、多くの人が憧れるスーパースターを多くの人が簡単に見られるようにすることも必要だと思います。個人的には学生専用に、単に月額を安くするだけでなく、スマホで動画見OKなチューンがされたプランがあっても良いと思いますし(例えば常に最大3Mbpsキープとか)、学生が無理なく公衆Wi-Fiを安全に利用できるような設備を作るとか、あっても良いのではないでしょうか。公衆Wi-Fiの整備というのは、大規模なモバイル回線のトラブル対策にもなるわけですし、これだけ多くの人が話題にするスポーツイベントが地上波テレビで見られなくなった今、通信キャリアの方々にはこの国の将来を考えて真剣に学生に対する動画コンテンツ優遇について考えていただきたいと、これだけ大イベントのテレビ中継が無くなってしまった今、真剣に思います。