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もはやモバイル環境であっても生配信動画を安定して見られる環境が必要になっているのではないか?

ここのところ、夏の大きなスポーツイベントが重なるように開催されています。多くの人が生で見たいと思われるコンテンツは少なくないと思うのですが、残念ながら昔のように地上波テレビで中継されるのが当り前という事ではなくなってしまいました。

これを書いているタイミングだけて書いてみると、高校野球の地方大会については他の競技への配慮からネット中継に切り替わり、以前であれば地上波のゴールデンタイムで放送されていただろうと思われる、日本国内で開催されたWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、スティーブン・フルトン対井上尚弥の一戦は、Lemino(NTTdocomoの動画配信サービス)が独占中継し、無料登録すればネット経由で見られるものの、テレビの大画面で見るには、それなりの知識が必要になります。

同じく国内で行なわれている世界水泳は、決勝種目こそ地上波中継ですが、午前中の予選はBS放送での中継になり、バレーボールのネーションズリーグも結局は地上波での中継でなく全てBS波のみでの中継でした。さらに、女子のサッカー・ワールドカップについては、日本チームが出場しているのに予選リーグの1戦2戦はBSのみでの放送で、3戦目にようやくNHKの地上波で放送されるような予定になっています。

このような状況になってしまった背景には、テレビ離れということもあるのですが、多額の放映権料をテレビ局が負担することができなくなった懐事情にも関わってきます。さらに言うと男子のサッカーワールドカップや大谷翔平選手が出場するアメリカ大リーグの試合中継について、NHKBSではなく、AbemaTVからの生配信で見たという方もいると思います。ちなみに、女子のサッカー・ワールドカップを見たいけどBSがない人については、「FIFA+」という動画配信サービスでライブ配信を無料で行なっているので、どうしても見たい場合にはネット経由で見ることになります。

そうなると、もはや現代のテレビというのは、単にアンテナを立てて地上波・BS・CS放送を見るだけではなく、自宅のネット回線に接続させて様々なネット配信サービスを表示させて楽しむことができるかどうかによって、かなり自宅でスボーツを見たいと思った場合の見られるスポーツの数は変わってくるということになります。

私の場合は、テレビにAmazon FireStick TVを接続することで、あらゆる動画配信を見られるようにしていますが、それは機材だけでなく安定して高速通信できるネット環境があるかということが次に問題になってきます。私は以前、楽天モバイルの回線を使って自宅のインターネットをまかなっていましたが、ハイビジョン画質でも時々詰まって待たされるような事が起きたため、光回線に入り直しました。それで今はほとんどストレスなく自宅のテレビで動画を見られるようになっているのですが、小さなスマホやタブレットの画面くらいで見るくらいなら、楽天モバイルの回線でも何とかなるのではないかと思います。

思うのは、まだ周辺で新型コロナにかかった人がいるという現状はありつつも、世の中はずっと自宅に籠もって過ごすようなライフスタイルからすでに変わりつつあるということです。スポーツに限らず大きなイベントでは声を出すことも普通になりましたし、全国の観光地は人が戻りつつあります。そんな中、自宅で常に生配信は見られるのではなく、外でも家と同じように見たいと思う方は多くなってくるのではないでしょうか。

私自身は色々と考えつつ外でも何とか生配信の動画を見続けられるようにスマホのプランについては考えて契約しているのですが、普通の人が外でも大きなスポーツイベントの試合をスマホから見たいと思った場合、今までのようなローコストの月3GBで千円前後のプランでは、一気に高速クーポンを消費してしまい、見たい時に見られなかったり、途中で高速クーポンを使い切って見られないような状況も出てくるのではないでしょうか。

今後の事を考えても、こうした動画配信の動きが無くなることはないと思いますので、個人的には安いプランであってもスマホの画面で見られるくらいの画質であれば、高速クーポンの残りを気にすることなく外でも家と同じように動画を見ることができるような環境というものを作れるかというのが実は大事ではないかと思うのです。

どういうことかというと、現在、中学生くらいになるとスマホを普通に使えるようになるのですが、昔であれば地上波テレビを付ければ、自分の憧れるスポーツ選手のプレイを見ることができたものの、今ではテレビを見てもスポーツイベントは放送されず、スマホで生配信を見るような形に変わってきています。もし高速クーポンが少ないプランでしかスマホを使えない場合、自宅のWi-Fiが使えないのであれば、スマホプランの高速通信を使い過ぎてしまうと他の事ができなくなってしまうので、無料Wi-Fiの使える場所を探すか見るのを諦めるしかなくなります。

今後のスポーツに新たなスターを生むためには、多くの人が憧れるスーパースターを多くの人が簡単に見られるようにすることも必要だと思います。個人的には学生専用に、単に月額を安くするだけでなく、スマホで動画見OKなチューンがされたプランがあっても良いと思いますし(例えば常に最大3Mbpsキープとか)、学生が無理なく公衆Wi-Fiを安全に利用できるような設備を作るとか、あっても良いのではないでしょうか。公衆Wi-Fiの整備というのは、大規模なモバイル回線のトラブル対策にもなるわけですし、これだけ多くの人が話題にするスポーツイベントが地上波テレビで見られなくなった今、通信キャリアの方々にはこの国の将来を考えて真剣に学生に対する動画コンテンツ優遇について考えていただきたいと、これだけ大イベントのテレビ中継が無くなってしまった今、真剣に思います。


2023年のアマゾンプライムセールで購入したものは結局アマゾンのグッズFireStick TVだった

事前セールから続いていたアマゾンプライムセールが終了しました。夏と冬のボーナス時期を狙って安いものがオールジャンルで出てくるので、物欲を抑えるのも大変ですが、後で振り返ってみて、あえて高値で買う可能性があるような物については、安いうちに購入するというのも十分にありです。

今期は、何せセール直前にアマゾンでなく楽天でミニPCを買ってしまったので、買うにしても最少限の必要性があるものに絞っていたのですが、結局はアマゾンが出している家電関係に落ち着いてしまいました。

今回のセールの注目は、先日このブログで紹介しましたスマートスピーカーのEchoシリーズのスタンダードモデル「Echo Pop」が59%引きで2,480円というのが、まだスマートスピーカーを持っていない人にとってはかなりの狙い目だったと思います。今後同じようなセールがある時には、この価格を基準として、これより高い価格で出た場合は多少待っても良いかなと思えるくらい安かったことは確かでしょう。

私の場合は、数世代前のEcho Dotスピーカー(第三世代)を現在も使っていて、ながら聴きぐらいにしか使っていないのでとりたてて不満はないですし、これもプライムセールでかなりの割引を付けて購入したFireタブレットをEcho Showモードにして使っているので(2つのスピーカーの動作は呼び掛ける名前を変えることで対応しています)、改めて買い足す必然性は感じませんでした。ただ、スマートスピーカーは同じ機種を2つ揃えて使うとステレオスピーカーになるので、今回のEcho Popを2個購入して使うというのも有りかも知れませんが、それぞれに電源が必要になるという事もあり、私はそこまでしてステレオスピーカーを作ろうとは考えませんでした。そんな私が今回のセールで購入したのが、FireTV Stick(4K Max)で、購入金額は3,980円と少々微妙ではあります。

現在、FireTV Stickは4Kでないものを世代違いで2台持っているのですが、一台はモバイルモニターと一緒に持ち歩くことで、旅に持ち出してもスマホテザリングをすれば、モバイルモニターでFireTV Stickの機能を使うことができるようになるのです。ただ、2台あるうちの一台は世代が古いため、アプリの中でも入れて使いたい「NHK+」などインストールできないアプリがあるので、何とかしようと思っていたのでした。

今回購入した4K Maxは、今自宅の大型テレビに付け直し、テレビに付けていた2KのFireTV Stickを持ち出し用にして、古い世代のものは予備に置いておくつもりです。新しいものは自宅のテレビ用にするにあたって、今回のセールから仕様が変わった点があり、それが購入に背中を押された点でもあります。

FireTV Stickのリモコンには基本のボタンだけでなく、特定のアプリを呼び出すことができるボタンが付いているのですが、今回のセールでは「TVer」を呼び出すボタンが追加されました。4つのボタンは「ネットフリックス」「アマゾンプライム」「アベマTV」「TVer」で、それぞれ使えるボタンとして便利に使えるのではないかと思います。

これで、今まではアプリのうち「NHK+」が使えなかったので残念だったのですが、今後は旅先でFireTV Stickを使って、ABEMA・TVer・NHK+からリアルタイム配信の番組を見ることが可能になるので、自宅にTVサーバーを付けていなくても、かなり外での使い勝手はアップすると思います。そして、今後テレビを4Kにしても(まだ自宅のテレビは2Kなのです)FireTV Stickの買い換えはとりあえず必要なくなるということもあります。

それにしても、アマゾンでは今回の購入額である3,980円を5回払いにするオプションというのがあって(金利などはかかりません)、それだと5ヶ月800円弱の支払いになったようですが、さすがに支払いが長引くのはあまりいい気もしませんし、そこまでお金には困っていないので一括払いにしましたが、どういう理由で分割の回数を決めているのか、ちょっと謎ですね。

年に数回というネット上のセールというのは、普段目にする販売価格と比べて、普通なら考えられそうもない場合にこそ使いたいところですが、今後は円安の影響もあって、今以上に安くなるのか? ということも出てくるように思います。どちらにしても安いからといって何でもかんでもポチッとしていると、自分の収入に見合わない支出になってしまうかも知れませんし、じっくり計画的に購入するのが良いと思います。

そういう意味では、アマゾンの機能の中にある「ほしいものリスト」というのは便利です。今回のセールで買いのがしたものがあれば、今のうちからリストの中に入れておいて、その価格をウォッチしながら買い時を見定めるというのが一番良い買い物をするための手法なのかも知れません。


インターネット上で限度を超える誹謗中傷を受けたことを想定した対策についての覚書き

生まれた時からスマホというものが存在し、その中でネットによるコミュニケーションを取ることが当たり前になっている現在、人と人というのは面と向かってもお互いにわかり合うことは難しいのに、文字を中心にしたコミュニケーションだけではわかり合うことは難しいでしょう。

これはインターネットの前の時代、パソコン通信の時代からネット上での書き込みや表現に対してトラブル・炎上ということは起こってきていて、いつでもどこでも発信可能なスマホを多くの人が持つことにより、日常生活にも関わる問題として認識する人も出てくる中、悲しい事も起こってしまいます。

今は新型コロナによる自宅での引きこもり生活も収まってきたのでいくらかはましでしょうが、外に出ていても常にスマホで自分に対して何か誹謗中傷があるとなると、そうした糾弾はあくまでネット中であるという割り切りができる人は良いですが、ネットとは関係ない生活の中で影響が出てしまうこともあるかも知れません。お隣の韓国では早い時期から芸能人の自殺という事件が起こっていましたが、日本でもそのような原因なのではないか? と思われるような事件が報じられる度に、何とかならないのかなとも思います。

ただ、多くの人は急に自分のところに多くの人から誹謗中傷が嵐のように届いてしまったら、その後どうすればいいのかわからなくなってしまうのではないかと思います。というわけで、ここでは政府の総務省の出している「インターネット上の誹謗中傷への対策」というページを参照して、その中味を見ていこうと思います。そのページにリンクを貼っておきますので、そちらの方も合わせてごらん下さい」

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/hiboutyusyou.html

リンク先には様々な事例集と対策について書かれた広報のリンクが貼られていますので、興味のある方はぜひお読みになって下さい。そしてページの最後の方に「インターネット上の誹謗中傷に関する相談窓口のご案内」というフローチャート形式になった状況別相談窓口の書かれたチラシが出てきます。PDFファイルとして印刷できるリンクも貼られていますので、必要であればプリンタで出力して保管しておくこともおすすめです。

このフローチャートには、自分がYouTube・ブログ・SNSをやっていないのにネット上で誹謗中傷を受けてしまった場合や、自分が誹謗中傷を受けた場合だけではなく、自分の目から見て明らかに不適切ではないかと思える書き込みや写真・動画などを通報する先まで掲載されています。これについて一つ気に留めていただきたい事は、自分の目から見たおかしいと思った事がどこまで公共の考えに合致するか(つまり、自分の考え方が世間から見るとおかしいと指摘される事もあり得る)によって、通報が取り上げられない可能性もあるということです。それでも、全く誰にも相談しないで状況が全く進展しないということになると、事態は悲劇的な方向に向かってしまうかも知れません。ある意味自分が泥沼にはまってしまうと、自分だけで何とかするのは難しいので、人に相談する意味があるということで、対応別の窓口を知っておくことは良いことだと思います。

これは私自身にも言えることですが、全て一人で何とかしようとはせずに、他人に頼ることも大事になってくると思います。もし自分が誹謗中傷されていなくても、家族や友人がそうした被害を感じているとわかった場合、このフローチャートを利用してどこかに相談したりプロバイダと連絡を取って削除をお願いしたり具体的な行動を起こすことで、回りが問題を可視化できるということも大事なことだと思います。

あと、小さなネット上のトラブルを大きくしないために、パソコン通信の昔から言われていて、それを自分の中でも考えつつ行動していることについて紹介します。これはネットでトラブルが起きた時、さらなる炎上を防ぐためにという事で心掛けているのですが、もし自分に対して誹謗中傷まで行かなくてもムカつくような書き込みをされた場合、瞬時に対応しないのが大事だということです。

おそらくトラブルから炎上にまで発展し、普段の自分なら言わない(書かない)ような暴言を書いてしまうのは自分が一人でスマホやパソコンに向かっている夜から深夜にかけて起こることが多いと思います。そこで、ある程度は腹が立ってもすぐに反応せず、その日は布団に入って寝てしまい、次の日起きて朝ごはんを食べた後にまでそのムカつきが最大限残っているようなら、できるだけ言葉遣いには気を付けつつ、反論を冷静に書くことも考えましょう。

多くの場合は、そこまですることなく、無視をすることで自分も相手も収まったりすることもあります。ただ自分の中では収まっても、相手の方はどうなるかはわかりません。もし自分では書き込まないと決めた件でさらに誹謗中傷ぐらいまで相手の発言がエスカレートしてきたら、改めて返事を書かずに、その時こそ通報で良いのではないでしょうか。

ネット上のやり取りというのは直接向き合う喧嘩と違って、やり始めはそこまで覚悟はいらないように感じますが、現在は言葉や映像の暴力とも言える内容が拡散してしまうと刑事事件や損害賠償請求にまで発展する可能性もあります。ですから、書き込みする前には現在の生活を壊してまでネットにこだわることは本当に自分にとってやりたいことなのか? ということも考えながらネットでの発言をするくらいに考えた方が良いような気がします。

こういうことは厳密に勝ち負けが付くような所で収まらないかも知れませんし、お願いしたいのはネットよりも今の生活を大事にして欲しいというところに落ち着くのではないかと思います。極端な話、全ての発信するツールを止めて閲覧のみに徹するくらいの覚悟も必要かも知れませんね。


誰にも教えていない電話番号になぜか掛かってくる「世論調査」の直電の原因

先日契約し、基本的にはデータ通信しか使う予定のないNUROモバイルの回線について、ここ数日同じ電話番号から電話が掛かってきています。フリーダイヤルからの電話だったので、怪しさ満載の電話だったので当然出ませんでしたが、この番号から昨日と一昨日電話が掛かり続けてきています。

もちろん、その番号についてはネットで調べたのですが、この番号は書けば誰もが知っている大手メディアからの世論調査の番号であることがわかりました。着信をずっと無視しているのに何度も掛けてくるというのは、一昔前だったらそのメディアは無視しているのに何度も電話を掛けてくると憤慨するところですが、恐らく今の世論調査の電話は機械でテープ案内の場合が多いので、何か迷惑電話対策をしない限り今後もずっと機械的に自分の電話番号に掛かってくると気付きました。で、標準の電話アプリの「ブロック設定」でその番号をブロックすることにして、今後またその番号から電話が掛かってくることはなくなったと思います。何回も同じ番号から電話が掛かってきて、その電話番号を検索したらその正体がわかった場合は、営業電話の場合はテープによる自動音声に切れても仕方ないので、とっととブロックするのが良いでしょう。

それにしても、誰にも教えず、ネット通販などでも記載していず、私の身の回りでも誰も知ることのない番号になぜ掛かってくるのかという問題は残ります。ただ、こんな私でもその理由は何となく想像はできます。

今回私がもらった番号は、新規契約のため回線業者が適当に割り当てたものなのですが、その番号は「090」から始まるものでした。この番号は全く新規に割り当てられたのではなく、過去に誰かが契約して使っていて、解約などにより失効した番号が私に割り当てられたことが考えられます。「090」「080」「070」が現在の携帯電話番号の最初の3桁ですが、これらの番号の中で最初に発行されたのが「090」から始まる番号なので、一定期間使われていた間にどこかのデータベースに今の自分の番号も入っていて、それで電話が入ってきたのかとも思われます。昔は090から始まる番号を持ちたいと思っていた方も少なくなかったと思いますが、現在はこうした不都合も起こり得る番号になる可能性があるということですね。

また、この番号には営業の電話とは違う「非通知」での電話が入ることがしばしばあります。前述のように、この電話は通話用としてではなく、データ通信で利用することがほとんどなので、着信しても音は鳴らず、気付いたら不在通知が入っているようなことを後で見付けるような感じなので問題にはならないのですが、非通知からの着信についてはブロックすることはできませんし、うかつに出てしまっても良くないと思っているので、これは仕方がないと諦め、非通知からの電話には出ないことを徹底するしかないのかも知れません。

私の場合、昔から持っている電話番号にはとりたてて迷惑電話が入らないことから、今後もその番号をキープしていきたいと思っているのですが、同じように迷惑電話が入らない番号を現在使っている方は、回線を切り替える際にも番号はそのまま移管する方が、番号を新たに出してもらった際の電話番号が古い番号の割り当て直しだとしたら、今回の私のように思わぬところから定期的に電話が入ってくることも無いとは言えません。何も起こらず必要な電話以前に電話がかかって来ないことは当り前だと思っている方は、こうした事情も知った上で今までの番号を簡単に捨てないようにした方が良いこともあると覚えておきましょう。


普段使いのスマホプランを毎月千円前後にしてもデータ・通話とも満足できそうなプランについて考える

ここのところ、OCNモバイルONEや050plusの新規受付終了とともに、大手キャリア全般がユーザーを高額な「データ・通話全部入りプラン」に誘導するのではないか? と思われるような状況になっています。何も情報を持っていない人にとっては、ドコモであればahamo、あとは楽天モバイルに加入して月3千円前後の通信料を払うことに納得すれば、日常的な利用には不自由しないと思います。

ちなみに、ahamoでは5分以内の通話定額が付いており、データは高速で使えるのが月20GBまでで、それ以降は最大1Mbpsとなります。楽天モバイルはRakuten Linkを使った通話は無料で、データ通信も3GB未満、3~20GB未満、20GB以上で料金が変わってくるので、契約当初は面白がって動画を見まくるような使い方をしていても、ある程度使い方が落ち着いてくれば、月千円から2千円くらいで収まることもあるので、エリアが楽天と楽天が借りているau回線のエリアで使えるなら、ahamoよりもトータルの通信料は安くなる可能性があります。

ahamoの場合は全くデータも通話も使わなくても3千円くらいの出費が毎月かかりますが、ドコモでしか使えないエリアで生活している方もいると思いますので、通話もデータもそれなりに使う場合は悪い選択ではありません。

ただ、もう少し使い方によって安くなる道もないことはありません。ここではもう一つの道である、月千円前後固定でのプラン紹介および、必要に応じてセットした方が良いものについて紹介します。

まず、大手3キャリアの中ではまだ格安でおすすめプランのあるソフトバンク系で言うと、LINEMOのミニプラン(税込990円)が挙げられるでしょう。ミニプランは高速クーポンで月3GBまで利用できますが、他のキャリアやMVNOだと高速を使い切ってしまうと最大128kbpsや200kbpsに制限されてしまいますが、このLINEMOの場合は少し早い最大300kbpsで使うことができます。これでも遅いではないかと言う方もいると思うのですが、使うサービスによってはこの速度でも色々なことはできます。おすすめしたいのが、日常的な利用の中でスマホを使って音楽やラジオを聞くサービスを使うということです。

私が以前契約していたUQモバイルの旧プランでは、速度切替で低速時には最大300kbpsの月3GBプランだったのですが、低速でもradikoやらじる★らじるというインターネットラジオ、Spotifyのような音楽配信サービスは低速でも全く問題なく使うことができました。

シニアの方でも外出時(例えば散歩の時など)にテレビや動画よりも、ラジオや音楽を聞きたいという方はいると思いますし、先日そうしたシニア向けのラジオ付き音楽プレーヤー(すでにシニアが好みそうな演歌や昭和歌謡がセットされている)の通信販売の案内が自宅に届いたのですが、そのプレーヤーの価格は約3万円でした。小型のラジオの場合、どうしても場所により雑音が入ったりして聞き取りにくくなる傾向にあります。また、プリセットされた音楽は変更が効かないのに対し、スマホと通信を使って聞く場合は、ラジオは安定した状況で聞け、音楽配信サービスでも例えばSpotifyの無料会員に登録すれば、アルバムを曲順に聞いたり、頻繁に曲を飛ばすことはできませんが、好みの音楽を登録してランダムにしたものを聞いたり、AIによるその人の好みに合いそうな曲を聞けるサービスもあるので、便利に使えるのではないかと思います。

LINEMOの特徴としては、もし高速通信を使い切ったとしてもLINE電話やビデオ電話に関するデータ通信については高速のままで使えるというポイントもあります。家族間であったり友人同士でLINEを使ったやり取りをしている方であれば、電話番号を使った通話よりもLINEを使う方がメインになってくると思いますので、追加の負担なく思う存分LINEができるというのは、人によっては利便性が高いと思います。

もし電話をこちらから掛ける機会が多く、月の通話料が550円を超える場合には、5分定額のオプションが月550円で付けられますので、その場合の月額は合計1,540円となります。その際、スマホのアプリで電話による通話が5分に達する前に自動的にアプリで通話を切断するものもありますので、そうしたアプリを活用すれば、これ以上の通話料はかからないわけで、一回の通話が長くならないのであれば十分という方にはおすすめになります。ahamoの5分定額でも同じ方法で5分を超えるこちらからの通話を防ぐことができます。強制的に切れてしまっても、再度かけ直せば良いと思えるなら、こうしたアプリでの強制切断を考える余地は十分にあります。

もし、動画などでもう少しデータを使いたかったり、一回の通話に付き5分以上の通話をすることもたまにあるという場合には、LINEMOではなく、日本通信の「合理的みんなのプラン」を検討するのも有りでしょう。月額は税込1,390円とLINEMOミニプランの基本料より高いですが、こちらのプランは5分以内定額の通話料が入っていて、データ通信は月10GBまで高速で利用できるようになっています(データを使い切ると低速時最大200kbpsに制限されます)。月10GBあれば、LINE電話を使いまくっても、ラジオや音楽配信を聞きまくっても十分余るくらいですし、それに動画視聴をそれなりにしたとしても、余裕はあるくらいの容量になります。ちなみに日本通信はドコモの回線を借りているので、ドコモのエリアでないとつながらない場所があるという方にもおすすめでしょう。

「合理的みんなのプラン」には、5分定額での利用もできますが、もう一つの通話オプションである「月70分までは無料通話」というオプションに変えることもできます。普段ほとんど電話はしないものの、LINEのIDのわからない親戚と一回5分を超えて通話することもたまにはあるような場合には、こちらのオプションの方を選ぶというのもありです。利用している本人があまり意識することなく、低料金でスマホを使えるという意味では、LINE電話も全く使えないような方であれば、日本通信のプランの方が合うかも知れません。

今回紹介したプランはどれも店頭では申し込めないので、利用するまでの手続きはシニアの方には大変かも知れませんが、申し込みを含め、5分定額用のアプリの設定や、安くてもそれなりに使えるSIMフリーのスマホの導入を含めて、家族の中で代行できるのであればセッティングをすることができる人がいるかがカギになる気もします。地域で同じ時期にスマホと回線を変えるのであれば、どの回線でも最初にLINEのIDを取得してお互いに友だち登録をしたりグループ登録をすれば、地域での連絡(電話だけでなくグループ内でのトークも含む)は全てスマホ内で済んでしまいます。

別に私は特定の回線業者の味方ではありませんが、今回紹介した3つの回線業者のプランの中で、それぞれの用途で選ぶことができれば、だいたい毎月千円前後で通話もデータ通信もそれなりに利用できるようになります(ahamoは毎月の料金が約3千円で、楽天モバイルの場合はデータ通信の量で2千円から最大3千円前後になることは事前に説明しておく必要はあるでしょう)。

こうしてみると、まだまだ大手キャリアから回線を借りてのサービスであったにしても、自分の利用状況に合ったプランを使うことができれば、安くても満足できるプランというのはまだあるということが言えると思います。その際重要になるのは、高額なスマホを分割購入してすぐに回線を移すことができなかったり、キャリアが割引条件にしている各種サービスに入って割引を受けることでその会社から離れられなくなるような別契約をしないということです。今回挙げた回線業者も自分の使い方に合わなくなれば、回線の乗り換えということは普通に考えられます。いざという時には未練なく他社に移ることができるように、「安くなる」と言われても家族割だったり光回線や他サービスとの同時利用割などのない状態での金額を見て自分にとって最良のプランを決めるようにしたいものです。


Windows10の最新バージョンのサポート終了に合わせてパソコン買い替え計画を考える

最近、今使っているWindowsパソコンのうちWindows10で11にアップグレードできない(CPUやメモリの関係で)2台についてどうしようかと考えていたのですが、それを考える前に、今使っているWindows10はいつまでサポートが行なわれるのかということを把握しておかないとわからない部分も出てくるので、調べてみました。そうしたら、現在出ている「22H2」というのが最新かつ最終バージョンで、このバージョンのサポートが終了するのが2025年10月14日の予定だということがわかりました。

これを書いているのは2023年6月なので、まだ2年以上の猶予はあります。一応、中古のものでWindows11が搭載されているものはどのくらいあるのかということも見てみましたが、いわゆるお手軽価格のものは、まだWindows10がのっているものが多いようです。個人的にはノートパソコンについては新品にこだわらず、中古でもハードの永久保証をしている「リングロー」の再生パソコンでと思っているのですが、実際のところまだWindows10が使えるなら、もう少し今のノートパソコンを使って、その上でいつ買い替えるかということを考えるべきかと思います。

ちなみに、日々暮らしていてある程度まとまってお金を用意しなければならない事に、車乗りにはわかると思いますが、2年に一度の車検があります。私の場合は来年(2024年)11月に次の車検になりますので、他の支出もにらみながら、パソコン買い替えをするのは翌年の2025年に入ってからで十分だろうと考えます。

現在、モバイルパソコンのOSは唯一Windows11アップデートしているので、購入するタイミングを逸したとしても、全くWindowsが使えなくなるということはありません。Windows10サポート終了事前にパソコン業界がどのくらい騒ぐかはわかりませんが、2025年6月のボーナスシーズンであれば、選り好みしなければそれなりにお得なものが手に入るのではないかと思っています。

といっても、あまり安いものにすると、Windowsだけに使い込むとだんだん処理スピードが遅くなったりする可能性はあるので、中古でも安すぎるものは敬遠し、予算的には5〜7万円くらいのもので物色するのが良いかなと思っています。

それと、以前ちょっと書きましたが、2027年6月までサポートがある現在使っているChromebookをリモートデスクトップを使って出先でもいざという時にWindows11を使えるようにするということを考えると、ノートパソコンの他に、リモコンでパソコンの電源を入れやすい、デスクトップ系の小型PCかMiniPCを部屋の邪魔にならないところに置いておきたいので、そちらの方は3万円くらいでもそこそこの性能のものが買えると思うので(基本はChromebookで自宅・外出先でリモートデスクトップでの利用が主)、合計10万円くらいが私の使い方にあった性能のパソコンを導入するには最低限用意しておくべきだろうと思っています。

逆算すると、今後約月3,333円をパソコン用の資金としてプールしておくことで、いざという時に慌てることなくOSの移行ができるのではないかと思います。このように書いていかないと、いつものように間際になって慌てふためいて他の事に使う予定のあるお金を使ってしまうという、子供じみた真似をしなくてはならなくなるかも知れません。一応、現在使っているパソコンがハード的に壊れてしまっても、Windows10のサポート終了までは今使っているハードでの保証は受けられるので、その事についての突発的な支出がないのは良いと思います。

このように考えてそれを実行に移していかないと、今後の社会情勢はどうなるかもわかりませんので、少なくともネット環境および、ネットを活用するためのハード環境は高品質ではなくてもしっかりと確保するために今のうちから計画をしておいたほうがいいのではと思います。もちろん、予定金額より安く上がればそれにこしたことはないので、今後もより高性能なものを安く買えるようにアンテナだけは張っていきたいと思っています。


スマホを買い替えて他社とMVNOを利用しはじめた方には確認して欲しい緊急警報メール受信の如何

2023年の台風2号の被害が心配された沖縄県(主に本島)では台風通過とともにその影響は小さくなっているのではないかと思いますが、台風は直撃しないものの台風の動きによって連続した雨が降りやすくなっている国内の地域についてはまだまだ雨や風の影響は出てくると思うので、十分に警戒して下さい。外に出られる場合には十分配慮の上、危険を感じたら中止するくらいの気持ちでいた方が良いのではないかと思います。

先月に新しいスマホをメインにしての運用および、今まで使っていたスマホにも新しいMVNOのSIMカードを入れ替えたので、一つの事が心配でした。それが「いざという時にスマホの緊急警報メールは鳴るのか?」という事でした。
昨日は、台風の影響で私の住む地域でも長時間に渡って大雨が降り、私の住んでいる地区は大丈夫だったのですが、同じ地域の中においてかなり高めの避難勧告が出たりしていたので、家中のスマホがけたたましく鳴り、緊急情報を自動受信し、地元のコミュニティFM局からの地域情報を流してくれる防災ラジオもかなり鳴りました。

母親のスマホを含め、3台のスマホで緊急通報メールを受信するのが初めてになったため、今後もアラートを鳴らしますか? という表示も出ました。先日このブログて書いた「Jアラート」とはどう違うのかわかりませんが、Jアラートの場合にはそんな形での告知はありませんでしたから、Jアラートが鳴ってももしかしたら緊急警報メールが鳴らないというような事も起こるかも知れません。今後の雨や地震などでもきちんと鳴ることがわかった上で、やはりうるさいと感じてもテレビを付けていない時なども普通にありますし、そのままアラートを鳴らす設定にしました。合わせて、今回の一連の経験でJアラートを含む緊急警報メールを全てのスマホで受け取ることができることを確認できたことは、まだ自宅周辺の状況は予断を許さないところはあるのですが、しばらくはスマホを枕元に置いて寝ることも仕方がないのかなと思っています。

ちなみに、ネットで色々見ていたら、ネットの口コミの掲示板において、楽天Hand 5Gにpovo2.0のeSIMを入れている人が緊急警報メールが鳴らないという話が出ていました。その掲示板ではpovoのチャットでその件について聞いた人がいて、一応povo2.0では楽天Hand 5Gの利用については確認しているということで、緊急警報メールが使えないことはないという回答が掲載されていましたが、こうした情報というのは実際に起こってみないとわからない部分はあります。

私の場合は楽天Hand 5Gには楽天回線とLINEMOのeSIMを入れていて、SMSは両方受信できるようにしていますが、問題なく緊急警報メールは受信できています。今回の台風の影響では国内でもかなり広い地域で緊急警報メールが入ると思いますので、直近で回線やスマホを変えた方については、きちんと緊急警報メールが入るかの確認をしてみましょう。外が滝のような雨なのに何もスマホが鳴らないような場合には、スマホの動作および回線との関係をきちんと調べてみることが大切ではないかと思います。こうした場合には情報の有無によって命にも影響が出る可能性がありますので、心配になった場合には契約している回線を提供している通信業者の方にお伺いを立ててみましょう。


1分単位の駐車場が登場した背景にはスマホのQR決済普及があったのでは

昨日、車で外出していたら、まだ整地もされていない土地が駐車場として営業しているところがあったのですが、その料金体系にびっくりしました。

というのも、普通の駐車場は一日定額の安いところが出てきましたが、まだ一時間、10分単位というような形での営業が多いと思います。私が見たところは、課金が1分単位というもので、私が見たところは「1分5円」だったのですが、ネットで調べたら「1分1円」というような駐車場を運営しているところもあるようです。

1分5円の場合、30分150円、一時間になると300円と、それほど安いという印象はありませんが、用途にとっては駐車時間を短くしてもその場所に停めたいというニーズは前からあったように思います。例えば、大きな問題になっている宅配業者の駐車場所の問題があると思うのですが、早く帰れば帰るほど、駐車にかかる費用は微々たるもので済むので、こうした駐車料金を多くの駐車場が採用してくれれば、運送業者のコスト(駐車違反の罰金支払い)は減ってくるのではないでしょうか。

また、大きな駅の駐車場に1分単位の駐車料金を設定してもらうと、送迎で駅まで車で送っていく場合、単に車で下ろすだけではなく、荷物を持って改札の前まで行ったとしても大した負担にはならないので、利用する人も増えるのではないかと思います。

こうした1円単位での駐車場サービスが出てきた背景には、駐車場内に料金箱を置かずに料金を支払える仕組みが一般的になってきたことが挙げられるでしょう。私が見た駐車場も決済は「スマホ専用」となっていました。つまり、QRコードで決済を自分のスマホから行なうことによって、カメラなどでどの車がどのくらい駐車しているのかを把握できるようにすれば、それだけで駐車場として使えるようになります。無人でもカメラで監視されているので、決済をされないで駐車してそのまま出ていくような事をしたら、しっかりとお灸を据えられる仕組みになっていると思いますが、そうした駐車場の仕組みを知らないで利用した人への対策をどうするのかという課題はあると思いますが、使う方としてはそこまで考えずに最短で停めてすぐに出ていくための駐車場として認識していれば便利に使えるでしょう。

となると、今後は日常生活の中で、今まで大雑把な分類で支払い金額を決めていたものについても、きちんと利用した分だけ払うようなことも、スマホを使った電子決済では可能になっていくであろうと思います。つくづく、現在ガラホを使っている方であっても、スマホ決済を使えるようにすることで便利なだけでなくお金の節約にもなるだろうと思えます。さしあたって、今後の1分単位課金駐車場が全国でどうなっていくかを注目して見ていきたいですね。


光通信がようやく開通し事前に用意しておいて良かったことと楽天モバイルの解約について

昨日、およそ一ヶ月待ってようやくNTTの工事の人が自宅に来てくれて、無事に光回線が開通しました。ADSLからいったん楽天モバイル回線を利用した固定回線の利用を続けていたのですが、やはり天候や電波状況によって自宅のインターネットが不安定になるのは避けたかったですし、外に出た際やいざ光回線が止まってしまった時に備えたモバイル回線の用意もできたということで、ついに光回線を申し込みました。

ちなみに、自宅は古い共同住宅のため、専用の光コンセントやLANソケットも設置されていない環境のため、電話用のモジュラージャックをモデムに繋ぐ方式を取ることで、最大でも100Mbps以下となってしまうため、それなら一番安いところで十分(フレッツ光対応)ということで、「おてがる光マンションコース」で申し込みました。このプロバイダは大きなキャッシュバックはないものの、月々の料金は割引が終了しても月額料金は3,608円にIPv6オプションの165円を合わせて3,773円で上がります。楽天モバイルの月額は税込み3,278円なので多少高くはなるものの、安定していてさらにスピードも今のところ上限には届かないものの80~90Mbpsくらいまでは出るので、今後の利用に期待というところです。特に外から自宅のテレビサーバーにアクセスして自宅で受信するテレビをネット経由で安定して見ることができれば、その分の投資としては安いくらいです。

今回、こちらがやることはモデムの設置だけだったので、単に室内の設置工事はこちらでできるので、局内工事だけで済むかと思っていたのですが、共同住宅の場合は光回線を引き込んでいる場所から部屋まできちんと回線が来ているかのテストも必要なようで、さらにはモデムを接続してからの通信テストまで終わって工事が完了になるということで、やはり自宅に訪問することは必要なようでした。その中で工事の方が言っていたことがあります。

自宅のモジュラージャックのあるところからコンセントまでの距離が遠いので、モジュラージャックのそばにモデムを置くのではなく、以前使っていた(ADSLモデムを使っていたので)、相当長いモジュラージャックを事前に這わせ、別の部屋までモジュラーコードを引いた状態でスタンバイしていたのですが、普通の場合、せいぜい5mくらいのモジュラーコードしか工事の人は持っていないそうで、私のようにすでにモデムの設置場所を決めて、きちんと配線まで事前にしているということはなかなかないそうで、そのためテストもスムーズに行き、あっという間に開通ということになりました。基本的にはモデムのセットにはLANケーブルも入っていなかったので、こちらの方でモジュラーケーブルとLANケーブル、さらにIPv6オプション(すでに基本料金に含まれているプロバイダもあります)を利用される方は対応の無線ルーターを用意するところまで事前にやっておくとすぐつながります。

開通を確認した上で、Rakuten Mobileアプリのマイページから回線の解約を行ないました。いったん解約すると取り消しは効かず、月の途中であってもそこまでの利用量に応じた課金をされたまま、すぐに使えなくなってしまいますので、月半ばに解約するような場合などはそれまでどれくらい使っているのかの確認を合わせて行ない、月末まで使い続けるなどの判断も必要になるでしょう。私の場合は4月27日の解約で、データ量も余裕の100GB超えだったので、すんなり解約しました。今後、楽天モバイルでプラチナバンドが使えるようになったら今度は持ち出すスマホに入れて使う形で契約するのもありかなと思っていますが、ようやくきちんとした固定回線が引けて、固定電話代わりの050から始まるIP電話も設置できましたので、大きなトラブルさえなければ十分満足できる環境になるのではないかと思っています。


すでに世の中は人々が当然スマホを持っていて通信も可能であるという前提で動いている

今回紹介するような事例をすでにご存知の方には今さらという話かも知れませんが、昨日は地元を出で車でちょっと離れた町まで出掛けました。昼食をいただくことになり、大きなショッピングモールに入っているテナントの一つに入ったのですが、そこでのシステムはかなり利用客の環境に依存したものでした。

入店すると、カウンター上にQRコードの付いた紙が置かれ、お客はメニューを見ながら何を注文するか決めるまでは今までのやり方と同じなのですが、注文はモバイルオーダー制を取っているようです。ただ、個人的には席に備え付けのタブレット端末を使ってのモバイルオーダーがおなじみのような気がしていたのですが、このお店ではお客さんが持っているスマホを使ってもらって注文をするようになっているのです。

写真のように店員が最初に持ってきたQRコードをスマホのカメラで撮影することによって自分の席に紐づけされたウェブオーダーページにあくせすさせ、好きなものを注文するようになっているのです。これだと、QRコードを読み取るスキルの他、注文をスムーズに行なうためには128kbps~200kbpsくらいの低速中心でスマホを使っている人にもウェブブラウザーの表示が遅くなるので、ある程度のスピードでスマホを使い続けているような端末を用意する必要が出てくると思います。中速の1Mbps~3Mbpsでならまず大丈夫だろうと思うのですが、少なめの高速通信容量が月末になって使い切ってしまった場合には何らかの対応(追加の高速クーポンを購入するなど)が必要になってくるでしょう。

ちなみに、ガラケーのみでスマホを持っていないお客さんが入ってきたらどうするかと言うと、店員が恐らく自分の使っているスマホでQRコードを読み込んで注文代行をしてくれるような感じですが、スマホを持っている人については、お客さんのスマホで注文できるようにやり方を教えてくれるようです。そうなると、高速通信を使い切って注文がうまくいかないような事になると、人によってはかなり恥ずかしいと思ってしまうかも知れませんね。

自宅の近所のお店でも、恐らく同じような仕組みを使って自分のスマホを使ってオーダーするような仕組みになっていることは聞いていたのですが、今回はそんな状況にあるお店だとわからないまま入ってしまったので、一気に状況の変化を感じるようなことになってしまいました。ただこれも、圧倒的な人手不足や、料理を作って出すこと以外の多くの出費(モバイルオーダー用のタブレットの導入といっても大変ですので)を抑えることで利益を上げていこうというビジネスモデルであり、お店の方もうまく回っているようで、ちょっと感心してしまいました。

逆に言うと、単にスマホの扱いがどうこういう以上に今後、普通の生活を行なっていく上でもスマホを使うスキルだけでなく、スムーズに通信が行なえる通信環境の整備まで必要になってくる場合が増えてくるのではないかと思っています。