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各種タブレット端末について、自分で使っているものについて紹介します。

HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro その1 購入前に気を付けたいこと

中国の企業HUAWEIは国内外のメーカーの中でも安い割に性能のいい通信端末をラインナップしていて気になるメーカーの一つです。中国企業ということだけで拒否反応を示す方もおられるかも知れませんが、このブログでは過去にも中国メーカーの出しているラジオを評価させていただきましたが、小型で高性能なマルチバンドラジオを考えた時には日本国内のメーカーよりも中国のメーカーしか選択肢がないという現状もあります。中国企業が全てだめなのではなく、いいものは評価することも必要ではないでしょうか。

今回紹介するタブレット端末についても、実は以前に同じHUAWAIの作ったタブレットを購入していて、今でも問題なく使えています。ドコモが初めて出したWi-Fi専用の10.1インチタブレット初代「dtab docomo」がそれで、さすがにメインに持ち出すことはしませんが、ちょっとした調べものや寝室で動画やテレビを見るのには今でも重宝しています。

さらに、先日のニュースでHUAWAI製品の修理受付を全国のワイモバイルショップ経由で行なうことができるようになったということで、初期不良や保証期間のある時なら通販での購入でも安心して対面によるサービスが受けられるようになったのも安心できる材料の一つです。そんな中でネット上でかなり安くなっていたのがMediaPad T2 7.0 ProというLTE通信のできる7インチタブレットです。

もちろん、LTE通信が利用可能で新品の実勢価格が2万円を切るというのはどこか削らないとできないというのは十分承知の上、何ができないのかということを個人的な興味を中心にまとめてみました。

・防水および防塵機能はなし
・NFCもなし(当然おサイフケータイも使えません)
・テザリングはWi-FiおよびUSBのみ、Bluetoothテザリングは親子とも不可
・画面スクロールなどの画面を操作する際の反応が遅く誤認識も出やすい
・外装がプラスチック
・Wi-FiとBluetoothを同時に使うとWi-Fiが遅くなる(一つのアンテナで処理しているため)
・ワンセグやフルセグの搭載なし

以上のような機能に不満を感じる方はもう少し予算を追加して別のタブレットを買う方がいいと思いますが、スマホの方でおサイフケータイやワンセグ、防水機能のあるものを使っているなら、スマホでできないことを補完できる便利な端末になり得るものではないかと思います。私の場合、同じ7インチタブレットであるドコモの白ロムSH-08E(SHARP製)を自宅に置いてお風呂での利用を考えていて、その代わりとして持ち出すタブレットとしては悪くはないと思いました。

しかしそれでも、端末に入っているデータが抜かれてしまうのではないか? という不安を持つ方もいるかと思います。ただその点については個人的にどうこう意見できるレベルにはありませんし、ウィルスに感染すれば日本製のタブレットであってもデータを抜かれることには変わりありません。もちろん、過去の中国企業によるデータ集収について不安視する向きがあるのは仕方がないことです。私自身も積極的に中国のメーカーを推すわけではないのですが、タブレット端末の場合故障なく使えていたとしても処理能力の関係からメイン機でいられる期間が短くなる傾向もあるので、安くて普通に使えるものであったら用途にもよりますが安いものの方が新たに買い換えもしやすいという点で買いやすいということはあると思います。その点については、ぜひ日本企業にも廉価版でもそれなりに使えるSIMフリータブレットの開発をお願いしたいところです。

ちなみに、7インチという大きさを選んだのは安さという点もありますが、片手で持って大きめのスマホのように使えるギリギリの大きさであり、さらに本来のタブレットとしてもぎりぎりの大きさとしてバランスが取れているということがあります。8インチのモデルも現状ではほとんど同じ価格であるのですが、これだとちょっと片手で持つには大きくて重くなってしまう気が私にはして、小さなバッグに入れて持ち運ぶにはやはり7インチだと思っています。

注文したのは年末だったのですが、年が明け2017年に入りましたが、まだ品物が到着していないので、到着次第ここでその内容について紹介する予定です。

※HUAWEI MediaPad T2 7.0 Proについて書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 購入前に気を付けたいこと
その2 購入までの紆余曲折と利用SIM
その3 ファーストインプレッション
その4 私のお気に入りアプリ


ASUS TransBook T90 Chiを非ネット機として使う

モバイル端末による文字入力マシンとして、個人的にはキングジムのポメラDM200に期待していたところがあったのですが、一般的に言われているのとは違う理由(日本語入力の方法として漢字直接入力がセットできない)ことで、購入を諦めました。この状況では同じようにテキスト入力に特化するようなハードは出てこないだろうとの感じもありましたので、ベストではなくベターな選択をするしかありません。

90chi

ということで今までは持ち出し用のバッグには入れていなかったASUS TransBook T90 Chiを復活させることを考えました。写真のようにポメラDM200と比べてもそれほど遜色ない大きさで、さらにOSにはWindows10が入っているので、やろうと思えば何でもできるのですが、今回復活させるにあたって、データ送信や受信を行なう時以外はネットに繋がないことにしました。

というのも、常にネットに接続したWindowsパソコンというのは、常に新たなアップデートがないか探していて、何かの拍子でOSのアップデートをモバイル通信を使っている時にバックグラウンドで始めてしまったら急にネットへの接続スピードが落ち、状況によってはブラウザすら反応しなくなることもあります。

自宅にいる時や外でも公衆Wi-Fiが使える時にだけネット接続を限定することで、パソコンそのものについての動作が遅くならないようにできるということがあります。よくよく考えてみれば、モバイル運用でも常時接続という考え方は以前にはそれほどなく、昔は必要な時だけネットに接続してハードへの負担を軽減していたことも私自身ありました。

もう一つのネット常時接続をしないメリットは外部からのウィルス侵入の危険を極力抑えるということがあります。最近ではパソコンだけでなく録画対応のテレビででもウィルスに感染し、社会問題化していますから、極端な話TransBook T90 Chiで作ったテキストやデータをスマートフォンにBluetoothで転送し、データのやり取りはスマホ上からのみ行なってもいいとすら思っています。ちなみに、Windows10で作成したファイルを他の機器に転送する機能は標準で用意されていますので、この場合受信側となるスマホの方に転送用のアプリの導入が必要です。といっても一般的なファイラーであるES File Explorerで大丈夫なようですので、アプリ経由でスマホとパソコンをペアリングして利用するのも一つの方法です。

外でこのような使い方をすることによってTransBook T90 Chi本体の電池持ちが良くなるだけでなくスマートフォンやモバイルルーターの電池もその分使わなくて済むので、長時間コンセントからの充電ができない中での電車移動をしている中でも、手持ちのモバイルバッテリーに掛ける負担が減ることにも繋がります。

個人的にはBluetoothキーボードでの着脱式よりも、ハード的につながって電波の影響で誤動作しない形のものであればなお良かったのですが、今使っているTransBook T90 Chiはメモリも64GBあり、Microsoft Officeもプリインストールされているので、いざという時のメインパソコンとしても使えないこともありません。販売的にはもはや終息状況になってしまっていますが、このサイズのノートパソコンのように使えるタブレットというのはある意味貴重と思って、これからも大事に使って行こうかと思っています。


NTT docomo SH-08E その5 一応のまとめと今後への展開

SH-08Eケース

購入当初に頼んでいた、セットすると自立するケースと液晶シートが一緒になったセットが少し時間を置いた後に届きました。このケースに入れて、今ではすっかりメインとタブレットとして活躍してくれています。電池の減りはWi-Fi専用のiPadmini2と比べるとSIMを使って常時通信しているため減ってはいきますが、十分一日利用できる範囲です。今後もし一日使えなくなったら、ドコモショップで電池交換をすることも考えつつ、セカンドバッテリーと併用しながら使っていこうかと思っています。

私の持っているスマホの中ではNexus5かAndroidのバージョンが6になっていますが、当機のAndroid4.2.2でもアプリは十分動きますし、まだまだメイン機として使えます。同じAndroid4からちょっと無理なようなバージョンアップを行なったNexus7(旧型)も、もし無理にAndroidのバージョンを5に上げていなかったら今でも普通に使えていたような気もしますし、古いものを安定する状況で使うことも悪くないような気がします。

たまたま先日、知り合いのASUS ZenPad7を見せてもらう機会がありましたが、本体は薄くて発色もきれいだし、なかなか使いやすそうに感じましたが、防水機能やテレビを使いたいという場合は現状ではドコモの白ロムから選ぶしかないので、テザリングができない点は他のハードでカバーしながら使っていくつもりです。

購入前にはスマホでできることをできるだけ7インチタブレットでやりたいと思うところもあったのですが、スマホでは動いてもタブレットでは動かないアプリが少なからずありました。あとはおサイフケータイがタブレットでは使えない点と、セブン-イレブンアプリでWi-Fiを無制限に使える機能はスマホのみでタブレットは対応していないなど(^^;)、今後7インチのスマホが出て来ない限りは全ての機能をこれ一台で置き換えるのは難しいという結論に達しました。

となるとスマホを完全に無くすわけにはいかないということにもなるのですが、先日紹介したDTI SIMの5分以内の通話定額プランのように、MVNOが通話にも力を入れたプランを出してくるようならば、ガラケーをスマホに代えての2台持ちでもいいかなと今は思っています。スマホでおサイフケータイや音声通話まで使ってもいいのですが、このSH-08Eも通話機能が付いていますから、メインの電話番号の入ったSIMを入れて音声とデータの両方で使うこともできなくはありません。

ちなみに、SH-08Eはそのままではスピーカーフォンからの通話しかできませんので、別にBluetoothを使ったヘッドセットを用意する必要があります。実は私が今のガラケー(au契約)に変える前に使っていたウィルコム(現在はY!mobile)の出していたPHS電話機WX03SHには電話機そのものをヘッドセットとして使える機能があり、同じシャープ製の端末だということで、アプリやプラグインを導入すれば通話だけでなくGmailやtwitterの連携もアプリ上では可能になっています。

SH-08EとWX03SH

ただ、個人的にはメールやツイッターよりもLINEの連携の方がいいと思うのですが、いかんせんまだLINEがない時期に出たものだけにLINEのダイレクトメッセージは連携できずに残念に思いますが、電話がBluetooth経由で発着信できるだけでも十分ではあります。

まさか過去に買ってそのままにしてある端末が生きるようになるとは思いませんでしたが、今後はそんな事も考えて新しいハードを購入していくことも、改めて大切だなと思えます。今後、さらに新たな通話定額のプランがMVNOから出てきたら、もしかしたらヘッドセットとして白ロムのWX03SHのみを持ち歩き、バッグにSH-08Eとスマホを入れ、通信通話のできるSIMカードを入れてスマホかSH-08EのどちらかのヘッドセットとしてのWX03SHだけを持ち出しての運用というパターンも一度試してみたいと思います。今後の状況の変化によってはさらなる運用の仕方もあるのではないかと今後に期待しつつ、変化がありましたらまたこの続きということで紹介させていただきたいと思います。

※ドコモのタブレット端末「SH-08E」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 購入までのいきさつと購入時の注意
その2 あえて低速無制限SIMを入れる
その3 旅先にも卓上ホルダとセットで
その4 LTEと3G別 対応バンドのお話
その5 一応のまとめと今後への展開


NTT docomo SH-08E その4 LTEと3G別 対応バンドのお話

今回、SIMフリータブレットでなくあくまでdocomoの白ロムで、更に国内メーカーの製品を選んだのは、テレビが見たかったということもありますが、日本国内の広いエリアで使うためには都市部だけではなく山間部でも電波をつかんでネットができる端末であって欲しいという事からでした。これは車中泊をしながら全国を回る可能性がある中では外せないところです。

最近になって、auが近い将来には3Gの電波を廃止し、全てLTEに切り替えるという発表をし、新たに3Gが使えない端末を出してきています。また、auのMVNOについては最初から3Gは使えずLTE電波のみという状況になっています。これは、時代の流れとして3Gの電波は次第に廃止されLTEが主流となり、さらにLTEより高速で通信できる規格も混在していくという感じに流れてはいます。

しかし、今すぐ3Gが使えなくなるわけではありませんので、特に山間部に多い3Gの電波しか通じないエリアで通話・データ通信を行なうためには、まだLTEだけではなく3Gでの通信もできるドコモのMVNOを選ぶのがセオリーです。ただドコモMVNOの格安SIMを手に入れるだけではだめで、より広いエリアで使える端末と合わせて使わないといけません。

よく、携帯電話のエリアについてどのくらいカバーしているかという事を表わすために「人口カバー率」というものが出てきますが、普通に生活をしている場合は人がいるところにいればほとんどがエリア内であるという事になるでしょう。しかし、携帯電話というのは移動しながら使える移動電話でもあるので、人がいるところだけで使えても困ります。幹線道路を走行している場合には問題はないかも知れませんが、山道でめったに対向車が来ないような所を走っている場合、そこに人家がなければその場所は「人口カバー率」の範囲ではなくなってしまいます。しかしそんなところであるからこそ、車のトラブルなどが起きれば携帯電話からの通報が頼りになってくることもあります。

客観的にみて、携帯電話会社3社の中ではNTTdocomoのエリアが一番広く、特に3Gでつながる「FOMAプラスエリア」に端末が対応しているかが大切だということを覚えておきましょう。これは、タブレット端末に限らずスマホやガラケーを選ぶ場合にも大事で、FOMAプラスエリアにきちんと対応しているかを確認してから使わないと、思わぬところで圏外になってあわてる場面が出て来ないとも限りません。

ちなみに、「FOMAプラスエリア」というのは3G(W-CDMAという表記の仕方をされている場合もあります)のバンドのうち、アナログ携帯電話のエリアを引き継ぐBand6がそうだと言われています。同じ周波数のBand19は携帯電話のデジタル化後に再編されたバンドですが、基地局はそれほど多くないのでBand6だけでも何とかなるという説明をしているサイトが多いです。でもBand19があればなおいいですし、主バンドのBand1と合わせて、Band1,6,19が対応していればドコモの山間部でのエリアを受信可能になり、その運用も怖くありません。ちなみに、SH-08Hの3Gの対応バンドはBand1,5,6,19とこの条件をクリアしています。

また、高速通信に必要なLTEについてはSH-08EではBand1,19,21をカバーしていますが、東京・名古屋・大阪エリアで使えるBand3には未対応です。LTEのBand対応については、暫定的な見方ながらBand1,19が必須でBand3が対応していればなおいいというところです。私の場合は東京名古屋大阪というのは住んでいるところではなく、たまに出掛けるところなので、これはこれでいいでしょう。Band3がつながらなくても他のバンドではとりあえず接続は可能であるので、特に大都市圏在住でなければ、どうしてもBand3が必要だというところまではいかないと思います。逆に東京名古屋大阪在住の方は、Band3に対応する端末を選んだ方が、対応しないものよりも高速で利用できるエリアが増えることが予想されます。

ここではSH-08Eについて主に書いていますが、今後スマホなりタブレットを購入する場合は、LTEのバンドはともかく3GのFOMAプラスエリア対応についてはドコモの白ロムならば問題なく使えるようになっていると思います。ただ、SIMフリーの端末の中では肝心のFOMAプラスエリアの一部が使えないものもあるのでご注意下さい。そのような端末を買ってしまうと、普段の生活の中では全く問題なく使えていても、旅先の山間部でアンテナが立たずに使えない事になって初めて気付くなんてことにもなりかねず、後で後悔するかも知れません。

どのバンドが受信できるかというのは、ネット上でもそれぞれの端末の仕様を見ると、対応バンドの内容に出ています。その内容をよく読み、FOMAプラスエリアおよびLTEの対応バンドのどこをつかむ端末かどうかを十分確認してから購入するようにしましょう。その点では、LTEのBand3をどうしても使いたいということでなければ、この文章を書いている2016年5月現在ではSH-08Eを選んでも大丈夫だと言えるでしょう。

※ドコモのタブレット端末「SH-08E」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 購入までのいきさつと購入時の注意
その2 あえて低速無制限SIMを入れる
その3 旅先にも卓上ホルダとセットで
その4 LTEと3G別 対応バンドのお話
その5 一応のまとめと今後への展開


NTT docomo SH-08E その3 旅先にも卓上ホルダとセットで

スマホでのテレビ視聴が個人レベルだとするなら、7インチタブレットでのテレビ視聴は家族レベルで同じ画面を見て楽しめる最低レベルではないかと思います。

SH-08Eと卓上ホルダ

写真のように卓上ホルダにセットすると、microUSBケーブルを使った充電だけでなく、一般的にあるTVアンテナ端子までこの卓上ホルダは持っているため、停電時のテレビとして実用になります。家庭のテレビはバッテリーでは動きませんし、本体のバッテリーが少亡くなったとしても予備バッテリーなど持ちませんが、このSH-08Eは本体だけでなく外付バッテリーでも動くので、この卓上ホルダに乗せた上でテレビにつながっているアンテナ線をつなげば、全く家に電気が来ない中でも何とかフルセグでの地上波放送を見ることができるようになるでしょう。

スピーカーは本体裏に一ヶ所だけなのですが、意外とこれがいい音で鳴ります。同じシャープ製で同時期発売のスマホで私が使っているauのSHL23も本体裏にスピーカーが一つだけですが、こちらはあまり音が出ていない感じです。卓上ホルダに乗せることによって裏から出た音が前から出るようになる仕組みによって、ようやく使い物になるかなといった感じでしたが、このSH-08Eではそのままでも十分に広く聞き取れる音質があり、改めてSH-08Eはテレビ視聴するために作り込まれているような感じを受けます。

災害時に停電になってしまった場合、ラジオでもいいですが緊急時というのはテレビとラジオの同時放送になっていることも多く、実際に映像で見ることによって情報を多く入手することもできます。また、フルセグ放送にはサブチャンネルで放送している情報についてもアクセスできますので、その点でも有利です。

また、このSH-08Eは防水機能が付いているので、お風呂でテレビを見ることも可能です。さすがに卓上ホルダはお風呂にまでは持って行きませんが、私の場合本体の機能を使ったワンセグとフルセグの地上波放送だけでなく、ホームネットワークに繋いだチューナーからWi-Fiで飛ばした放送をアプリを使って見ることもできるので、BSや一部のCS放送も家の中で楽しめるので当然お風呂でも楽しめます(^^;)。

さらに、外にいても安定してWi-Fiで高速通信ができる環境にあれば、自宅のテレビ放送を全て外にいながら見ることができたり、録画予約をして後で見られるように環境を整えたばかりなので、ことテレビについてはこのSH-08Eと卓上ホルダのセットでかなりいろんな所で見られるようになっていると思います。

今後は、少し電波が弱い所でもテレビが見られるように外付けで車の中でも使えそうなTVアンテナを物色しても面白いでしょうし、今後平均して1Mbpsが出るようなMVNOサービスが出てきたら、LTE通信のみでテレビを見ることもできるようになるかも知れません。

この機種の卓上ホルダはすでに販売を終了しているようなのが残念ですが、別に一つあれば旅行の時に持って行けばいいので、車の旅だけでなく電車などの旅でもスタンドとして使いながら充電をしようと思っています。ちなみに、ANKERのモバイルバッテリーで画面オフのままでストリーミング音楽やラジオを充電しながら聞いているくらいなら、使いながら充電量を増やすことができます。旅先で7インチタブレットのSH-08Eを目一杯使おうと思っているなら、卓上ホルダを持って行って旅先でも使うのがおすすめです。

※ドコモのタブレット端末「SH-08E」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 購入までのいきさつと購入時の注意
その2 あえて低速無制限SIMを入れる
その3 旅先にも卓上ホルダとセットで
その4 LTEと3G別 対応バンドのお話
その5 一応のまとめと今後への展開


NTT docomo SH-08E その2 あえて低速無制限SIMを入れる

一般的に、ドコモのスマホやタブレット端末の場合、数少ない例外を除いてはMVNOの格安SIMを入れた場合、本体の中でのネットはできるもののテザリングをして他の機器をネットにつなぐことはロックが掛けられて使うことができません。ですから、データ通信用のSIMを使って本体だけでなく他のものもネットに繋ぎたいと思っている方はSH-08Eは購入してはいけません(^^;)。

私の場合はすでにSIMフリーでテザリング可能なモバイルルーターを持っていることもあり、あえて高速通信を使ってテザリングの親機とするよりも、低速でも安定して使える格安SIMを中に入れて使うことを想定していました。ということで前回ちょっと触れましたが、今回SH-08Eを購入する前に申し込んでしまった格安SIM「ロケットモバイル」の「神プラン」を使うことにしました。

ロケットモバイルSIMカード

まずびっくりしたのが、送られてきたSIMカードの台座には何も書いてないまっ白のものだったということです。送り方もクロネコヤマトの書類を送ってくるような簡易封筒のみで、中に入っている説明書も本当に簡単なものでした。でもこれで十分と言えば十分なのですが。

ちなみに、このプランは最大200kbpsの低速ながらデータ容量は無制限で、月額はFREETELの最低額より1円安い(^^;)、298円/月で維持できます。なお、5月末までに申し込むと6ヶ月は500円引いてくれるということなので、神プランなら半年弱基本料が0円で使えるということで、まずは使い勝手を試そうと入手してしまったわけです。

カード挿入部

SH-08EのSIMカードは防水になっているキャップを慎重に開け、カチッと音がするまで押し込むことで装着できます。今回頼んだのはあえて他のものに使い回しできるようにnanoSIMにアダプターを付けます。これを付けることによって本体にSIMカードが認識しなくなったりする場合や、接触が悪くてSIMの性能を十分に発揮できないことがありますので、あくまで自己責任でお使い下さい。本来のSH-08EはmicroSIM対応です。

今回のSIMアダプターを使ったSIMカードセットは無事に完了し、低速でもきちんと200kbps近くまで出るのかということが気になり、スピードテストを試してみました。開始したら一気に数Mbpsにスピードが出たので、バースト転送機能があることがまずは確認できました。スピードテストアプリの数値は以下のように上下とも430kbpsとかなり出ているように思われますが、これはそれだけバースト転送機能で最初だけ速度が出ていることの証でしょう。

ロケットモバイルスピードテスト

その後、パソコン用のスピードテストサイトで、大きめのファイルをダウンロードする形での速度計測を行なったところ、最終的なスピードでも平均すると200kbpsを少し上回る速度くらいの感じでした。まだサービス自体も知られていなそうな「ロケットモバイル」だけに、今のところはまさに「神プラン」という結果になりました(^^)。バースト機能は思いの外速く、普通のサイトなら一気に読み込んでしまうので、ゆっくりネットを見ていくには今のところこの低速無制限で十分ではないかとすら思えてきます。コストパフォーマンスは今のところなかなかいい感じです。

もっとも、お試し期間のうちにいろんな状況は変化してくることも予想されますのでそこは冷静に判断して無料期間終了後も続けるかどうかは判断したいと思っています。今のところネットラジオも音楽ストリーミングでも調子がいいので、この調子が続いてくれれば他の人にも紹介できるのにと思いますが、無料体験が終わってもこんな感じで使えてくれれば、7インチタブ専用として使う格安SIMとしては合格であると思うのですが。

※ドコモのタブレット端末「SH-08E」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 購入までのいきさつと購入時の注意
その2 あえて低速無制限SIMを入れる
その3 旅先にも卓上ホルダとセットで
その4 LTEと3G別 対応バンドのお話
その5 一応のまとめと今後への展開


NTT docomo SH-08E その1 購入までのいきさつと購入時の注意

私がタブレットを最初に購入したのがドコモで販売していた7インチタブレットのGalaxy Tabでした。その後ASUSが作ってGoogleが売りに出したNexus7を単体で入手し使いましたが、Wi-Fi専用ですがこちらもサイズは7インチでした。その後10インチのタブレットにも手を出してみましたが、やはり持ち歩くとなると大変で、だったらノートパソコンとして使えるものをいざという時に持ち出すくらいにして、日常使いとしては7インチクラスのタブレットがバランス的にはちょうどいいと思うようになりました。

そんな中、過去に購入したのがiPadmini2で、このサイズはちょっと7インチより大きいのですが、SIMカードの入らないWi-Fi専用のものだったこともあり、モバイルルーターに繋がなくても単体で使える7インチクラスのタブレットでいいものはないかという事は常に気にかけていました。

そんな中、最近半年くらいの長さで初期費用さえ払えば6ヶ月分は無料で試せるMVNOが多く出てきたこともあり、お試しで先にSIMカードを頼んでしまい、さてこのSIMカードはどのハードに入れて使おうかと思った時、改めて7インチタブレットの存在に思いを馳せることとなり、真剣にSIMカードが入る7インチクラスのタブレットについて調べ始めました。

新品で購入できる7インチタブレットとしてまず考えられるおすすめな製品は、ASUSのZenpad7あたりで、これはこれで便利に使えるものです。ドコモの白ロムでは普通にできないMVNOの格安SIMによるテザリングも普通にできるので、モバイルルーターの代わりとしてノートパソコンをネットに接続しながら使うのには最適です。通話用にワンセグ付きのガラケーでも用意すればこのセットだけでも十分ですが、今回はタブレット単体でもいろいろ使えそうなものを選びました。

ドコモの白ロムタブレットの中で、まず注目したものがあります。価格的に安く手に入るものの中では画面が8インチになりますがdtab d-01gが中古市場にも数が多く、程度にもよりますが1万円を切って購入できるものもあります。ただ、dtabとあるようにドコモのシリーズの中でもスタンダードタイプの製品で、防水機能もワンセグも付いていません。

しかしこの機種の思わぬポイントとしてあるのが、ネット上の情報によるとパソコンを利用して本体でMVNOのSIMであってもテザリングが有効になる裏技があるそうで、パソコンやタブレットに慣れた人ならそれほど苦労することなくテザリング可能なタブレットにできるメリットはあります。

これは7インチタブレット全般に言えることかも知れませんが、5インチクラスのスマホでは文字が小さくて見にくいと思っている人にとっては、安くてそこそこ使えるタブレットとして価格次第によっては面白そうです。ちなみに、ドコモのサイトによると2019年11月まではドコモショップに持ち込むことで内蔵バッテリーの交換を受け付けてくれ、その料金は4,150円だそうです。今からでも交換すれば外装のくたびれ具合はあったとしても電池の持ちは元に戻ります。ちなみに今回紹介するSH-08Eよりも後に発売されアンドロイドのバージョンも後のものなので、使いようによってはまだ長く使えるものではないかと思います。

しかし結局、私はdtabにしないで少しdtabより古いシャープが出していたSH-08Eの方を選んでしまいました。これは、古くてもタブレットの機能がスタンダードタイプではなく今でも使えるようなスペックだったためです。防水防塵はSIMカードとmicroSDカードを挿入し、充電のためのmicroUSB端子がある部分のカバーが壊れていなければ少々の水滴がかかるくらいのところなら十分使えます。格安で売られているものの中にはこのカバーが壊れているものがあるかも知れませんので、特に現物を見ないで購入する場合には注意しましょう。

Androidのバージョンは4.2.2ですが、メモリはRAM2GB、ストレージは32GBとdtabの倍あり、十分に使いでがあります。さらに、私が今まで使っていた7インチタブレットにはどれも付いていなかったテレビが付いていて、本体内蔵のアンテナを伸ばせば外部アンテナ無しでもそこそこの視聴が期待できます。ワンセグだけでなくフルセグでの視聴も可能で、特にフルセグの電波が入らない場所でも見られるようにと本体に付属している卓上ホルダには外部アンテナ用の端子が付いています。

卓上ホルダは防水・防塵機能もあるSH-08Eではできるだけ端子のあるカバーを開けたくない(何回も開けたり閉じたりしているうちに取れてしまう恐れがあります)ので、充電には必須ですので中古で購入する場合には付属品として卓上ホルダが付いているかどうかも、本体カバーの有無とともに確認しましょう。

一通り使ってみてやはり3年前の製品ということで電池が弱っているのではないかという風に感じることもありましたが、しばらく使ってみて我慢できなかったら、こちらの機種もドコモのホームページを見ると2018年5月まで修理でき、電池交換は7,800円でできるようなので、状況を見つつ電池持ちに我慢ができなくなったら電池交換をドコモショップへ行って依頼するつもりです。契約および修理受付の窓口となるショップが全国に点在しているという点では、たとえ白ロムとしての購入であっても心強いものがあります。

ちなみに、SIMロックを外していない場合はMVNOのSIMを入れてのテザリングは行なえませんが、あくまで私の場合ですがモバイルルーターもテザリング可能なSIMフリーのスマホも持っているので、あえてこのタブレット端末を使ってテザリングをやろうとは今さら思っていないというのが正直なところです。これがデータ通信できる端末がこれ一台だというなら話は変わってきますが、これもタブレット端末でテザリングまでやりたいかそうでないかで購入するか否かの判断には変化が出てくるでしょう。

結局私はこうした理由からあえて中古でテザリングのできないSH-08Eを選びました。この判断が間違っていないことを祈るのみですが、これからは安くてそれなりに使える7インチタブレットを探している方もいると思いますので、そうした方の参考になるような形で使用レポートを書いていきたいと思っています。

※ドコモのタブレット端末「SH-08E」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 購入までのいきさつと購入時の注意
その2 あえて低速無制限SIMを入れる
その3 旅先にも卓上ホルダとセットで
その4 LTEと3G別 対応バンドのお話
その5 一応のまとめと今後への展開


Google Nexus 7 その4 オンラインストレージサービスを賢く利用する

Nexus 7はいろんな事が便利にできる端末ではありますが、不満点がないわけではありません。背面カメラがないのはその最たるものでしょうが、やはり他の端末と比べて不便な点はmicroSDカードによってデータの保存やバックアップのための領域を自在に増やせないことが残念ですね。外付けのUSBメモリからファイルを読み込む事は有料のアプリ「Nexus Media Importer」で可能になるものの、その逆の本体からUSBメモリにファイルを転送する事ができないというのも本当に何とかならないものかと思うと同時に、こういった機能をわざわざ使えないようにしてアプリでお金を取るというやり方も少々解せません。それでも、USBを使って周辺機器は追加投資なく使えるので、その点は助かっているのですが、ファイルのやり取りについては別の方法で解決するという選択もできなくはありません。

元々Nexus 7はWi-Fiによるブロードバンドで使う端末であるので、ファイルの保存についても本体に保存するのではなく、他のアンドロイド端末やパソコン、さらにiPhoneのような端末ともネット経由で共用できるように、オンラインストレージサービスを使導入するというのがその方法です。こうしたサービスにはいろいろありますが、私は無料で使える範囲で複数のサービスを使い分けるように今のところはしています。具体的には以下のようなものがあるのですが、これらのサービスはパソコン用およびスマートフォン・タブレット端末用に便利なアプリを持ち、簡単に複数の端末でファイルを共用できます。無料で使える容量とともに紹介すると、

・Dropbox (2GB無料)
・SugarSync (5GB無料)※無料サービスは終了しています
・Googleドライブ (15GB無料)
・Yahoo!ボックス (5GB無料)※サービスはすでに終了しています

これらののアプリをNexus 7に入れています。2つのサービスを合計すると17GBも使えるという事になります。私は現状で文字データ、バックアップファイルなどはDropboxに入れ、画像や音声、動画ファイルを他のサービスごとに振り分けていますが、サービスの違いや使用アプリの使い勝手を判断しながら使い分ければいいでしょう。また、さらに大きなファイルをアップロードする必要に迫られた場合に有料サービスへの移行を検討すればいいのではないかと思います。

旅先でも高速でつながるネット接続を使うか、公衆無線LANが使えるホットスポットがあれば、Nexus 7で作ったファイルを別の端末で読み出してメモリカードへ出力する事は快適にできますし、パソコンに保管してあるファイルをNexus 7で見る事も可能です。巨大な動画ファイルなどは高速のネット通信がないと満足に見られないので、高速通信が使えないエリアではホストケーブルによるUSBメモリと有料アプリの組み合わせを使わざるを得ないでしょうが、ちょっとした書類の移動なら携帯電話のエリアが使える月1,000円以下の低速SIMカードによる通信でもなんとかやり取りできるので、こうしたオンラインストレージサービスによるファイル移動をまずは試してみる事をおすすめします。

このようなオンラインストレージサービスというのは、常に身近にネット接続を常時行なえる環境が整わないと実現は不可能だと思うのですが、自分で高速の通信環境を持っていなくても、車での旅で使う場合はブロードバンド接続ができる所まで移動する事ができるので、特にNexus 7を旅先でも目一杯使いまくろうと考えている方は、どこへ行けばネットがつながるのかという情報を入手する事も重要になります。個人的には全国に店舗数が多く、ネットが無料で使えるコンビニ、ローソンとセブンイレブンのブロードバンド通信提供店はチェックしておいた方がいいと思います(どちらも事前の登録が必要)。ネット接続ができる店舗についての情報は、以下のリンクで確認してみて下さい。

・セブン-イレブンなどの7spot
http://webapp.7spot.jp/

・ローソンWi-Fi(スマートフォン・タブレット端末のみ。パソコンでは使えません)
http://www.lawson.co.jp/ponta/static/wifi/


Galaxy Tabのアクセサリー

7インチの画面を持つGalaxy Tabは、スマートフォンとノートパソコンとの中間といった感じで、日常生活から旅行まで、すでになくてはならない物になりつつあります。そうなってくると、便利に使いこなすため、いろんなアクセサリーを物色しつつ現在に至っています。

取りあえず今までに集めた物を並べてみましたが、Galaxy Tab購入後にまず買っておいた方がいいと思うものには、電源回りのグッズがあります。携帯電話のように充電できるのがメリットではあるものの、ACアダプターやUSBケーブルが少々特殊なものとなっているので、専用品を手に入れなければなりません。特に、パソコンや汎用のアダプター経由で充電したいと思われる場合、たとえそれが純正のUSBケーブルであっても、きちんと充電することが出来ません。それを解決するものとして、「Galaxy Tab 充電USBアダプタ」なる写真の小さいアクセサリが必要になるのです。詳しいことについては、商品名でそのまま検索をかければ、割と簡単に探す事ができるでしょう。

写真が充電USBアダプタです。この部品をUSBケーブルに接続して充電をすると、純正のACアダプターと同じように充電ができるようになります(パソコンのUSBポートからだと500mAとなり、純正アダプターの2Aと比べると、満充電まで時間がかかります)。私の場合、以前購入していたダイヤテックのUSB出力のあるACアダプターの出力が2Aあったので、それをそのまま流用しています。Galaxy Tabを繋ぐケーブルはドコモショップで取り寄せをして購入しました。インターネツトで調べていると、純正より安いものは沢山ありますが、取りあえず純正を一本という事で、安いものはまた折を見て探そうと思っています。あとは、以前のエントリーで紹介した乾電池で1Aの出力をうたっている外部バッテリーを追加すれば一通り揃います。元々Galaxy Tabは電池持ちのいい端末であるので、日常使いにはこの程度でも十分だろうと思います。車で充電するための、シガーソケットに差すUSBアダプタは、安いものはまだ販売前らしいので、実際に出てから評判を聞きつつ購入するかどうか決めようかと思っています。

そして、レザー調の専用ケースを用意しました。今回、購入したお店の方で、Galaxy Tabでも使えるタッチペンをおまけに付けてもらいましたが、このペンが非常に便利に使えます。旅行中は車内で食べ物を食べたりすることもあり、手が汚れたまま使うような場合、直接手で触れずに扱うことができるのは実に有難いことでした。また、ケースに入れたことで、外から見てもシステム手帳を操作しているようにしか見えないので、周りの注目を集める事なく人の多く集まる所で使いやすくなったのは、個人的には嬉しいです。

多くの場合、スマートフォンのアクセサリーは特定の機種だけのものである事が多いので、機種自体がなくなってしまえばアクセサリーもそのままフェイドアウトという事になってしまいがちです。既にGalaxy Tabを持っている場合は、早めに必要なアクセサリーを入手する事をおすすめします。


Light TabかGalaxy Tabか

日本通信はIDEOSから引き続き、アンドロイドOSを搭載したスマートフォンのラインナップとして7インチの大きさのタブレット型端末をリリースさせてきました。SIMフリーで定価が39,800円だそうです。

大きさからドコモで今、投売りされているGalaxy Tabと比較してしまうのですが、今のところ、Light TabではFlash Player 10.1が動かない可能性もあるという話がちらほら出ています。その他のスペックも比べると、何となくGalaxy Tabの機能制限版といった風に捉えるのがいいかと思ったりします。

すでにGalaxy Tabは流通の最終過程に入ったと思われますので、ドコモの出す次のタブレット型端末と比較して値段を見たほうがいいとは思いますが、現状のGalaxy Tabではb-mobile SIMを入れても動きますし、SIM自体を抜いた状態でもほとんどの機能がWiFiを使って動作することを考えると、ドコモが在庫整理のため2年縛りという条件付ではありますが、IDEOSとGalaxy Tabとの2台体勢というのも面白いかもと思ってしまいました。IDEOS自体はSIMフリーなので、普段はIDEOSの方にSIMカードを入れ、通話での利用を主にし、データ通信はGalaxy Tabで(この場合、データ用のプランでは契約せず、通話用のプランに加入する必要があります)もいいですし、何か一台ドコモの電話機が余っていれば、Galaxy Tabから抜いたSIMをそちらに差しかえれば、メールはできないものの(iモード契約のない場合)、純粋に通話用の電話としてのみ使えます。となると、IDEOSのIP電話に不安を感じている方にとっては、結構面白い運用の仕方ではないかとも思えます。

実のところ、今ほとんど使っていないソフトバンクの回線(いつでも転出可)を持っているので、現在の支払分くらいに納めることができれば、Galaxy Tabをまさに0円で手にできてしまいます。そう考えると、IDEOSのみでは画面が小さいとかアプリケーション導入に不満があるとか、アンドロイド端末にはまってきた方には、期間限定ながらドコモの販売方法は結構魅力的かも知れませんね。

車中泊の旅でもそうですし、ドライブの合間にネットに繋ぐ場合、いちいちパソコンを立ち上げて調べるよりも、スマートフォンの方が簡単ですが、それなりに画面が大きい方が地図などを確認するにも便利でしょうし、車の旅に向いている感じもします。電源関連についても、Galaxy Tabは特殊なアダプタを用意する必要があるものの、シガープラグや外付けバッテリーからの充電が可能ということも安心材料です。ちなみに、自宅の近所のショッピングセンターでは、新規とMNPでの契約では本体が0円のようです。ただ、契約の際にはいろんな条件があったり、いらないサービスをしばらく付けなくてはならないとか、いろいろトラップもあるので、その辺をクリアにしてからどうするか考えてみようかと思います。

Light Tabの方は、年度末の携帯電話各社の流れを見ながら、やはりSIMフリー機をすぐ欲しいという方にはニーズがあるでしょう。ドコモがSIMフリーの電話機を出すのは夏以降ということで、今発表されているものは対象外ということもあります。ちょっと前は同じハードでもSIMフリーという事だけで値段がぐんと跳ね上がっていた事を考えると、徐々に時代は変わりつつあるような気がしています。