ASUS TransBook T90 Chiを非ネット機として使う

モバイル端末による文字入力マシンとして、個人的にはキングジムのポメラDM200に期待していたところがあったのですが、一般的に言われているのとは違う理由(日本語入力の方法として漢字直接入力がセットできない)ことで、購入を諦めました。この状況では同じようにテキスト入力に特化するようなハードは出てこないだろうとの感じもありましたので、ベストではなくベターな選択をするしかありません。

90chi

ということで今までは持ち出し用のバッグには入れていなかったASUS TransBook T90 Chiを復活させることを考えました。写真のようにポメラDM200と比べてもそれほど遜色ない大きさで、さらにOSにはWindows10が入っているので、やろうと思えば何でもできるのですが、今回復活させるにあたって、データ送信や受信を行なう時以外はネットに繋がないことにしました。

というのも、常にネットに接続したWindowsパソコンというのは、常に新たなアップデートがないか探していて、何かの拍子でOSのアップデートをモバイル通信を使っている時にバックグラウンドで始めてしまったら急にネットへの接続スピードが落ち、状況によってはブラウザすら反応しなくなることもあります。

自宅にいる時や外でも公衆Wi-Fiが使える時にだけネット接続を限定することで、パソコンそのものについての動作が遅くならないようにできるということがあります。よくよく考えてみれば、モバイル運用でも常時接続という考え方は以前にはそれほどなく、昔は必要な時だけネットに接続してハードへの負担を軽減していたことも私自身ありました。

もう一つのネット常時接続をしないメリットは外部からのウィルス侵入の危険を極力抑えるということがあります。最近ではパソコンだけでなく録画対応のテレビででもウィルスに感染し、社会問題化していますから、極端な話TransBook T90 Chiで作ったテキストやデータをスマートフォンにBluetoothで転送し、データのやり取りはスマホ上からのみ行なってもいいとすら思っています。ちなみに、Windows10で作成したファイルを他の機器に転送する機能は標準で用意されていますので、この場合受信側となるスマホの方に転送用のアプリの導入が必要です。といっても一般的なファイラーであるES File Explorerで大丈夫なようですので、アプリ経由でスマホとパソコンをペアリングして利用するのも一つの方法です。

外でこのような使い方をすることによってTransBook T90 Chi本体の電池持ちが良くなるだけでなくスマートフォンやモバイルルーターの電池もその分使わなくて済むので、長時間コンセントからの充電ができない中での電車移動をしている中でも、手持ちのモバイルバッテリーに掛ける負担が減ることにも繋がります。

個人的にはBluetoothキーボードでの着脱式よりも、ハード的につながって電波の影響で誤動作しない形のものであればなお良かったのですが、今使っているTransBook T90 Chiはメモリも64GBあり、Microsoft Officeもプリインストールされているので、いざという時のメインパソコンとしても使えないこともありません。販売的にはもはや終息状況になってしまっていますが、このサイズのノートパソコンのように使えるタブレットというのはある意味貴重と思って、これからも大事に使って行こうかと思っています。


カテゴリー: タブレット端末 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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