ようやく安定運用ができてきたミニ冷蔵庫とクーラーボックスの併用についての報告と今後の目標

先日購入したミニ冷蔵庫(EENNOR D10)はようやく安定した動作をしてくれるようになりました。運用については、直接コンセントにつながずに、ポータブル電源を介することで(パススルーで本体蓄電池への影響を最少限に抑えることができます)、より消費電力の少ないDC出力の電気で、コンプレッサー動作時には最大でも30Wという電力で動いてくれています。基本は設定温度最低の-20℃をキープしていますが、使い始めは溶けた保冷剤を入れると表示温度が下がり、最低の-20℃に設定してもそこまで到達しないような事になっていたのですが、使っているうちに少なくとも温度表示は安定し、保冷剤が凍るまでの時間も早くなりました。もちろん入れ方の工夫などもあるのかも知れませんが、これから紹介する保冷剤の入れ換え方も良い方向になり、結果冷蔵庫内の温度を上げないようになっているのかも知れません。

そうして冷やした保冷剤はk’20Lで底面真空パネルを採用している手持ちのクーラーボックス、ダイワの「タフクール」(現行品は「クールライン」のシリーズに底面真空パネルを採用しているモデルが有ります)に、500gの保冷剤4個に、一個550gの「冷気まもるくん」を3つ入れています。この「冷気まもるくん」は、6℃で凍る特殊な保冷剤で、冷蔵庫の冷蔵室に入れておくことで、停電になっても冷蔵庫の中が常温になる時間を長くさせるように作られた保冷剤なのですが、過去のブログでも書きましたが、この保冷剤は本当に6℃で白く凍ります。ということで、個人的な目標として、保冷剤を入れたクーラーボックスの庫内温度を、冷気まもるくんが凍ったままの5℃以下にキープするためにはどうしたら良いのかという事で、時間による温度変化を計ってみました。

クーラーボックス内の温度が6℃を超えるまでにかかる時間は、今回の保冷剤の組み合わせだと、室温20℃ちょっとの室内においては、大体20時間くらいで6℃に到達しました。その際、通常の保冷剤はもちろん、冷気まもるくんも一部溶けている状態になっています。これが、少し余裕を持たせて5℃に到達するまでの時間であれば、温度をキープして5℃ちょっと手前まで温度が上がってくるまではだいたい14~15時間くらいになります。

庫内温度が5℃になる直前に保冷剤を見てみると、普通の保冷剤は液体化されるくらい溶けてはいますが、冷気まもるくんは白く凍ったままです。本来、全ての保冷剤を入れ替えなくてはいけないところですが、5℃以下にクーラーボックス内をキープすることによって、3個入れている冷気まもるくんを再凍結させることなくそのまま使えるのは実はポイントが高いのではと思います。新たに入れた保冷剤が冷気まもるくんを凍らせるために使われないので、やはりそのくらいの温度での交換がベストではないかなと個人的には思っています。

さらにクーラーボックスの庫内温度変化は、置いてある室内の温度と関係が出てきます。今は季節が冬なので温度キープもやりやすいですが、これが真夏の30℃以上(エアコンを付けていてもそのくらいの気温になる場合が多い)になると、当然庫内温度をキープできるトータルの時間は少なくなっていくでしょう。

そうなってくると、冷蔵庫のサイズを大きくしてセカンド冷蔵庫の設置というのを考える方もいるかと思いますが、今回のポータブル冷蔵庫の導入は、できるだけ消費電力を少なくし、いざという時にはソーラーパネルで充電したポータブル電源で賄おうと思っています。車中泊で出掛けるような場合でも、ポータブル電源をローテーションして、シガーソケットから充電すれば、今回紹介したシステムで運用することは難しくなく、少ない容量のポータブル電源でもかなり実用的に使得ると思います。

ただし夏には今より頻繁な保冷剤の入れ替えが必要になってきてしまいます。具体的にどのくらいの頻度になるかはわかりませんが、今より使用する事が多くなる中(多くの飲み物をキープするために使う予定)で、半日持たないということになると、朝出勤前に保冷剤を入れ替えて出掛けても、ちょっと帰りが遅くなると、自然と庫内の温度は上がってしまうことが頻発することが考えられます。夏は5℃ではなく6℃まで条件を緩和して使うようにすれば何とか今のままでも使えるとは思いますが、先述の冷気ももるくんを再凍結させることによるロスが生じることと、今以上にクーラーボックスに入れた食材を心配する事が増えるでしょう。

そんなわけで、より実践的に、クーラーボックスを持ち出したり、多く買い過ぎた食材用に使ったり、夏の飲み物専用の保冷庫として使ったりする場合、クーラーボックス自体の保冷力についても考え、高性能なものを買い足し、今使っているものも併用しながら容量アップを計らなければならないかなあと思う次第です。特に停電で今使っているメインの冷蔵庫が使えなくなってしまったら、クーラーボックス一つでは圧倒的に収納力に欠けるわけですし。また、違う方向の考え方として、今使っている通常の保冷剤ではなく、凍らせる時間が長くかかるものの氷点下をキープして溶けにくい保冷剤を使うという方法もあるかとは思います。ただ、全てを氷点下で凍る保冷剤にすると、クーラーボックスの中が一気に氷点下に下がり、凍らせたくない食品が凍ってしまう恐れがあります。また、凍らせるための時間は現状と比べると倍以上かかってしまいます。

私の場合、500gのレギュラー保冷剤を4枚、550gの冷気まもるくんが3枚あるので、ここまでの保冷剤の量の合計は3.65kgとなります。ちなみに、ダイソーにはレギュラー保冷剤では350gのサイズがあります。ダイソーでは、氷点下10℃で凍る220gの保冷剤も110円で売っていますが、緑色の保冷剤は小さいものや通常サイズでは凍結するまでに12時間かかるそうで、さらに容量の大きなものだと凍結まで24時間かかるものもあります。個人的にはそこまでして氷点下保冷剤を使うことはないと思っているので、現実的に今までと同じ時間で凍る350gの保冷剤をまずは増やしてみようと思っています。多くのクーラーボックスのカタログ値は容量の20%の氷の量でそれが溶けるまでの時間表示になっていることが多いので、より長く適温をキープさせるためには、追加で少量の保冷剤を追加するのも悪くないかも知れません。今回出したアイデアの二つのうち、費用的には保冷剤を買い足す方が圧倒的に費用がかからないので、わずかだとは思いますが追加する保冷剤の量によっての適温キープ時間の変化について、改めてデータを見てみようかと思っています。

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