月別アーカイブ: 2023年9月

あくまで車両である「自転車」運転中に気を付けたい行動について考える

先日、TVerのコンテンツを色々と見ていたら、先日目標ではあるものの運転時にヘルメットの着用が言われるようになった自転車について、取締りを行なっている警察の方々の様子を取材したニュース素材を見る機会がありました。
今のところ罰金までは行かないものの、悪質な場合には切符が切られて書類送検されるような事例もあるというこで、実際に警察に止められて注意を受けるケースと、そこでごねたらどうなるかというところまで紹介されてきて興味深い内容でした。

テレビの取材ということで、かなりマナーを逸脱している人にカメラを向けているという感じがしました。明らかに止まれの標識のある交差点で一旦停止しないで通り抜けた人が、警察に止められた時に「時間がない」を連発し、切符を切るため身分証明書の提出を求められた際に写真付きの証明書を持っていなかったため、警察が自宅を訪れて確認したいと言ったところ、激しく抵抗する様子がカメラに追い掛けられていました。

もし同じように自転車を重点的に対象にした取締りが行なわれた場合、そういったことも想定しておくことは大切であると思いましたが、私の場合は運転免許証を携帯しているので自宅まで来られることはないにしても、信号無視はもちろん、「自転車も止まれ」という表示のある止まれの標識のところでは、きちんと停止線のところで足を下ろして止まることは今後はきちんとやっていかないと、見付かれば注意を受けるでしょうし、悪質と判断されれば、書類送検の可能性もあることを肝に銘じました。

あと、自転車に乗っていて違反と言われる行動の中に、「イヤホンを付けての運転」があります。「ながらスマホ」の場合は歩行中でも注意を受けるのは自転車も同じですが、イヤホンを付けての運転というのは、回りの音を遮断するということで、注意の対象になるということです。

これはそのニュース内でも実際に警察官の方が注意の対象として、イヤホンを使って音楽やラジオを聞いている人を止めて注意カードを渡していました。スマホの画面を見ながら運転するのはもちろんだめですが、イヤホンで耳を塞いで何かを聞いていると思われると(実際に音を出していなくても)、自転車を止められて事情を聞かれる対象にはなるということなので、私の持っているワイヤレスイヤホンは歩いて行動している時限定にしなければならないでしょう。

ただ、今後自転車に乗りながらラジオなどを聞きたいと思った場合にどうすれば良いのかということも考えます。自転車にスピーカーを付けてしまうという手段もありますが、走っている時は良いにしても、大きな交差点で停まっている時にはその音で周りに迷惑を掛けてしまいそうですし、自転車から離れる際にいちいち取り外すのは面倒です。となると、今のところはネックスピーカーを首に挟んで利用するのがベターな選択かなと思います。

前々からネックスピーカーは一つ持っておきたいと思っていたのですが、今後自動車の代わりに自転車で移動する機会が増え、場所から場所の移動が長くなるような場合は、車で移動する時のように、ラジオや音楽をスマホと連動させて聞けるようにしておけば、それはそれで便利ですし、耳は塞いでいないので警察に止められたとしても、ネックスピーカーを使うこと自体がいけないのか、音をある程度絞れば大丈夫なのか、現場での判断を聞くこともできるのではないかと思います。

ということで、今まであまり意識せず歩いている時と同じように、自転車に乗っている場合にもワイヤレスイヤホンをしたままにしている方は、もし見付かれば注意を受ける可能性があるというこをを十分理解しておく方が良いと思います。止められると急いでいる場合に時間に間に合わない場合もあるかも知れませんし、そのために加害事故を起こしてしまったら悔やんでも悔やみきれません。そうした事でいやな思いをしないためにも、自転車に乗る場合には十分注意したいものです。


ソーラーパネルの発電量を嘆く前にポータブル電源を新しいものにして試してみる事も大切

昨日、私の住む静岡市では台風が午後から上陸するに従って大雨への対策が求められていたのですが、午前9時過ぎごろから日が差すような天候になってしまいました。ということで、早速仕舞っていたソーラーパネルを設置し、ポータブル電源の充電に入ったのですが、新しいポータブル電源の性能に改めてびっくりしています。

というのも、我が家にはすでにリチウムイオン電池を搭載した容量300Wh弱のポータブル電源があり、入力・出力ともそのワット数をチェックできるのですが、新たに購入した120Wのソーラーパネルを単体でつないでも良いのですが、さらにその前から持っていた60Wのソーラーパネルとを並列につなぐことで(ソーラーパネルが同じ電圧なら並列接続してパワーアップできるので、先日並列接続のためのケーブルを購入)、180W・18Vでの出力が計算上では可能になりました。この2枚でのソーラー充電環境をもってしても以前からのポータブル電源に表示されるのが、60W弱くらいしか出力が伸びないという状況に、さらに大きなパネルを買わなければだめなのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。

新しく購入した「EcoFlow River2」に並列接続した2枚のソーラーパネルからケーブルを接続し、充電を始めてしばらくして、雲が切れて直射日光が当たったら、River2のパネルでは、入力上限の110Wから105Wくらいまでの数値が行ったり来たりしていたのです。ちなみに、今までのポータブル電源を繋いでみると、その出力表示は56~57Wくらいで頭打ちになっていて、これはソーラーパネルに問題があるのではなく、ポータブル電源の方の問題だということがはっきりとわかったのです。ちなみに、120Wの単体パネルでも80Wくらいの数値がRiver2では出ていました。

ちなみに我が家のソーラーパネルは、物干し竿から吊るし、念のためワイヤーを掛けて風で飛ばないようにしているだけで、太陽の向きに合わせて角度を変えるようなことはしていませせん。幸いなことに窓正面には影になるような建物もないので、晴天の天気であれば、「EcoFlow River2」の容量は256Whなので、うまくいけば3時間ぐらいで0からでも満充電になってしまう計算になります。

逆にそういうことだと、今のソーラーパネルの性能にポータブル電源の容量が追い付いていないということにもなってきます。これは新製品を買わなければわからないことだったとは言え、今後ポータブル電源を増やす場合の容量についても考え方を変えなければならないと思いました。

例えば、朝起きたら日が出ていて、その日の天気予報でも晴れの天気が続くような場合、我が家では5~6時間はそれなりに発電できるだけの期待ができるので、今の暑い時期ではなくもっと条件の良い季節であれば、今のポータブル電源が3時間くらいで充電が終わってしまうのはもったいないわけです。さらには、今回見た「EcoFlow River2」のソーラーからの入力値は、本体のソーラー入力の上限が110Wということなので、今のパネル2枚でももう少し出力が上がる可能性もあります。

そうなると今後は、一日中充電していても満充電になるかぎりぎりぐらいの容量を持っているものの方が日の光を無駄にすることなく、日頃使っている家電製品をポータブル電源で賄えるようなら、本格的な電気代の削減へ進むことができます。

具体的には、洗濯機(我が家の洗濯機の消費電力は500Wくらい)をポータブル電源で動かしたり、ポータブル冷蔵庫を購入するならその資金を容量大き目のポータブル電源の購入にあて、もしもの時には家にある冷蔵庫につないで一定時間の利用時間を確保するような事も現実的になってきます。さらに家にある電子レンジの消費電力は850Wのものなので、冷凍食品をレンジで調理するような事もポータブル電源だけでできるような環境が作れます。災害時の停電中でも天気さえ良ければ、常に使ったポータブル電源を充電して切らすことなく回していくことも可能です。

実は家にはもう一つ、古いポータブル電源では出力が得られず、現在お蔵入りしている100Wの折りたたみソーラーパネルもあるので、非常時には100Wと120Wのパネルを並列につないで計算上220W・18Vの出力が一つと、小さなポータブル電源の充電には便利な60Wのものを単体で、計3枚のパネルをフル稼働して手持ちのポータブル電源を充電しながら使うこともできるかも知れません。その場合、並列に繋がなくても複数のポータブル電源を一斉に充電するというパターンも見えてきます。晴れてさえいれば、あえて低電力の家電を買い足すことなく、家の中の家電をそのまま使って不自由しないくらいの事はできるかも知れません。

そうなると、同じEcoFlowのポータブル電源では768Whの容量がある「River2 Pro」か、電子レンジを使わなくてもよいなら、中間の512Whの容量を持つ「River2 Max」あたりが購入目標となってきます。他社でも同じような性能のポータブル電源が安く購入できるなら、改めて購入を検討してみたいですね。当初は自宅のパソコンや映像を見るくらいに使えればと思っていたソーラー発電のパワーを新たに感じることとなり、単なるベランダからの物干し竿吊り下げソーラー発電でも色々な可能性を感じることになりました。すぐに環境が整うわけではありませんが、将来的には今まで購入してきた機材を生かして災害に動じない暮らしを目指していきたいですね。


新しく購入したポータブル電源「EcoFlow River2」の使い勝手とコンパクト車中泊との相性の良さ

注文していた新しいポータブル電源が届きました。当初から、自宅のソーラーパネルで充電可能な容量を考えると、200~300Whくらいの容量のものをまずは買うと決めて機種の選定をし、たまたま楽天スーパーセールでアマゾンのタイムセールより安く購入できるという情報をいただいたので、EcoFlowというメーカーの256Whの容量があり、300Wまでの家電が使えるRiver2というものにしました。過去のレビューを見ると、シガーソケットのところにカバーがないという話だったのですが、2023年9月に楽天の直営店から購入したものには最初からシガーソケットのカバーが付いていました。

早速、ソーラーパネルから充電を試みたのですが、このポータブル電源は10Wより出力が落ちると0表示になって止まってしまうので、早々にソーラーパネルを撤収し、車を走行させながら充電することを試してみました。今回この機種を選んだ理由の一つが、自宅だけで使うのではなく、車に乗っている時に使ったり充電できることを優先した部分があります。

新しいポータブル電源は、専用のスマホアプリから現在のバッテリー状況を本体のスイッチを入れないでもBlurtooth接続で見ることができたり、設定で本体だけではできない機能を生かすこともできます。この製品については、特にシガーソケットからのDC入力充電の量を変えることができるようになっています。

最大が8Aで実質105Wくらいで充電でき、出力を6A(80W)と4A(50W)出力に変更できます。少しの電流で長く充電することで本体やケーブルが車によっては痛んでしまう可能性があるので、個々の車の状況に応じて出力をコントロールできるのです。本体に付属するシガーソケットケーブルは短かったですが、本体裏にある接続端子を近づけるために正面を後方に向けて置いたら、ぎりぎり後部座席の真ん中に収まりました。充電中にも、バッテリー本体にあるシガーソケットやUSB端子に電装品のケーブルを差すと、充電しながら使うことができます。私の場合はドライブレコーダーやカーナビ用として使うスマホは動かしたいので、充電しながら必要最低限のものが使えるというのは便利ですね。

私の車の場合には最大の8Aでも大丈夫だったのでそのまま充電しました。購入直後には30%くらいは残量があったので、およそ2時間の走行で満充電になりました。これは小容量のポータブル電源だからこそのメリットだと思います。小容量のポータブル電源のレビューには、あえて色々な家電製品を使おうとするものがありますが、基本的には少容量のポータブル電源の場合にはACコンセントを使うのは最後の手段にすべきではないか? と個人的には思っています。というのも、DCからACに出力変換する際のロスがどうしても出てしまうので、せっかくクリーンな方法でためた電気をロスで失なってしまうのは残念ですから。

というわけで、現在は3つあるUSBポートを全て使い、モバイルモニターとAmazon TVsticと、ノートパソコン(一つあるType-C出力は最大60Wでの入出力が可能なので)を同時に利用しましたが、ノートパソコンを満充電にした状態で使えば、3つの機器の消費電力量は10W前後で収まるので、使い続けても24時間以上使えるとポータブル電源の専用アプリが予想してくれています。夜にテレビや動画の同時配信を見ながらパソコンで作業しても、このバッテリー1台でコンセントがない場所での作業に使う分には全く困りません。

お湯を沸かしたりご飯を炊きたい場合、私はすでに車の外に出して風の影響なくアルコール燃料でお湯が沸かせる「アルポット」を持っていますので、あえて電気でお湯を沸かす必要性を感じていません。持っていく荷物を絞って最少限のものということを考えると、全ての車内生活のエネルギーをポータブル電源にするのは大変だと思います。大き目のソーラーパネルを設置して、さらに走行充電ができるキャンピングカーなら大容量のポータブル電源を使うことで、エアコンも電子レンジも使えると思いますが、そもそも普通車で車中泊をするような場合は、寝る場所を圧迫する荷物はできるだけ持っていきたくないのです。

今のところ、買い出しに行った際にお店の迷惑にならない量の氷をいただければ、車載冷蔵庫は必ずしも必要ありませんが、今回ポータブル電源を車内にセットして短時間で満充電できることがわかったので、DC入力で動く車載冷蔵庫であれば、小さめのポータブル電源をローテーションしていくことで普通車での車中泊でも連続して使い続けることはできるようになり、それはそれで便利だと思っています。

そうした車内装備を増やす前に電源回りをしっかりしたいと思う中で、今気になっているポータブル電源の製品は、River2よりさらに小さいもので、置き方によっては車のダッシュボードに置いたまま充電も可能なように思います。まだすぐ購入することはないと思いますが、セールの時などを狙ってウォッチしている中での最安値よりさらに安い金額で購入できるチャンスを待ちたいと思います。

ちなみに、一般的な車載冷蔵庫の急速冷凍時の消費電力は約60Wくらいで、いったん内部が冷えた場合、Ecoモードにすると40Wくらいかかるそうです。200Whあるポータブル電源をDC接続して使えば、4時間くらいは連続使用できそうです。それで走行充電は空の状態からでも2時間ちょっとで終わるのですから、現地まで移動する場合には、直接シガーソケットに冷蔵庫をつないで動かすとして、もう一台小型のポータブル電源があれば、両方とも満タンにして出掛ければ、合計で約8時間くらいは冷やし続けられる計算になります。

帰る時にも一つのポータブル電源で充電しながら、もう一つのポータブル電源で冷蔵庫を動かしていけば、冷蔵庫を使いながら両方のポータブル電源を走行充電だけで満タンにすることも可能でしょう。そうなったら、途中で車を停めてもバッテリーで冷蔵庫を動かすこともできますし、さらに言うとキャンプのような事をするなら、晴天が条件になるものの、100Wのソーラーパネルを一緒に持ち出せば、それでもポータブルバッテリーを充電でき、どこかのコンセントを借りなくても、全て自前で電気を用意して使えるということになります。

ここでのポイントは、車中泊では特に、いかにDC出力やUSB接続のできるハードに統一して、ポータブル電源の使用ロスを抑えながら使うかということでしょう。これから寒くなる時期の車中泊用としては、シガーソケットで使える電気毛布を入手すれば消費電力を控えつつも便利に使えるのではないでしょうか。ただ、電気を使わずにお湯を沸かすことのできる環境があれば、冬用の寝袋の中に湯たんぽを入れることでも暖かく眠れます。小容量だから我慢して使うというよりも、どうしても電気でなければできない事を実現する手段としてポータブル電源を捉えれば、必ずしも車中泊の旅であれば大きなものを一つよりも、小さいものを複数持って走行充電しながらDC入力の機器利用というのがお金も掛かりませんし、むしろ私の車中泊旅には合っていると感じます。今後はそうした観点から、日常生活でも使えそうな品物を揃えていきたいと思っています。


一つの部屋でスマートスピーカーを2台設置して使い分けるのにはそれないの意味があり使い方によっては便利

今年、本格的なソーラー充電生活に入ろうと思った一つの理由が、今までテレビが大型プラズマテレビ一台しかなく、あとはスマホでテレビを見るような状況だったので、できれば一人でいる時にはプラズマテレビを付けないで電気代の節約をしたいと思ったからでした。

そう思って今年の始めから揃えだしたモバイルモニターにテレビチューナーを連携させるやり方で昨年比でもかなり電気代を減らすことに成功したのですが、最近はもはやテレビを常に見るということもなくなってきています。

現在、アマゾンのスマートスピーカーを部屋に置いているのですが、スピーカー単体のモデルと、ちょっと離れたところにアマゾンタブレットを置き、どちらに呼び掛けてもテレビやエアコンにパソコン、照明や扇風機のON・OFFができるようにしていて(パソコンはONのみ)、わざわざスイッチを入れたりリモコンを手に持たなくても気が付いた時に呼び掛ければ家電のスイッチをOFFできることも、節電に寄与しているのではないかと思います。ただ、今まではちょっとした問題がありました。

2台あるスマートスピーカーに同じ名前で動作させていたため、呼び掛けても近くのものでなく遠くのものが反応してしまうようなことは、同じ部屋に置いてある以上どうしても起こってしまう不具合です。そこで、以前にも書いたかも知れませんが、二台のスマートスピーカーの名前を別に登録してキーワードを変えました。アマゾンタブレットの方は今まで通り「アレクサ」ですが、単体のスピーカーを、商品名と同じ「エコー」にしたことで、私の使い方ではかなり便利になりました。

というのも、今までも単体スピーカーの方に呼び掛けてインターネットラジオのradikoを利用したり、パソコン上の音楽配信サイトspotifyから、音の出口をスピーカーの方にして音楽を楽しんだりしていると、何かスマートスピーカーに呼び掛けて家電操作などをしたい場合に最悪ラジオや音楽を止めてしまうことがしばしばあったのです。それが、呼び名で使い分けるようになって、その時の状況によって家電操作のためのスマートスピーカーに呼び掛ければラジオや音楽を中断しないで利用できるようになりました。

逆にアマゾンタブレットの方で動画コンテンツを見ている時に他の家電の操作したい場合には単体スピーカーの方に呼び掛けるようにすれば良く、スマートスピーカーと連携させているものを動かすなら、全く動くことなく操作することができるようになりました。ある意味、二つのスマートスピーカーの使い分けができているわけですが、アマゾンタブレットの方だと音だけでなく画面に呼びかけた反答を出してくれることもあるので、もう一方のスピーカーから音による情報を入れつつ、ピンポイントで知りたい明日の天気を瞬時に把握でき、それが声による呼び掛けだけでできるというのは、改めて電気とインターネットの力を感じます。

結果的に、ブログを書きながらラジオからの新しい情報によって内容を新たに書き直すこともありますし、ネットとスマートスピーカーの連携は今後も色々とやっていく中で、新たな魅力的なハードの出現にも期待したいですね。


停電時の冷蔵庫の中味を何とかするために小型ポータブル電源で何をどこまでできるのか?

先日、新たなソーラーパネルを購入してベランダに設置しましたが、その後そのソーラーパネルの発電量で何とか実用的に運用できそうな、容量256Whのポータブル電源を新たに注文しました。

出力する電力は通常で300Wが上限なので、かなり小さいものです。が、自宅のソーラーパネルで発電できる電力を考えると、晴天時に一日パネルで充電すれば満充電になることが期待できるようなタイプだと、このくらいの大きさのものをまずは購入しておき、次第に同じクラスのポータブル電源を増やす中で、容量の大きいものを将来的に購入するようにしないと、なかなか満充電にならないまま使えない状況が見えてきてしまうので、今はとにかく、小容量のポータブル電源をいかに効率よく使って、停電時に備えるかということをまずは考えてみます。

ちなみに、災害時の情報収集には欠かせないテレビについては、インターネットが繋がっていればスマホからのテザリングでモバイルモニターにネット配信のNHKニュースでも映し出せる環境であれば、15~20Wの電力しか消費しませんので、256Whのポータブル電源ならずっと見ていても一週間くらいは使えるような計算にはなります。ちなみに、電源はACコンセントからではなくUSBポートから取るので、電気を使う場合の効率も悪くありません。ACコンセントから出力すると、DCをACに変換することで電気を使ってしまうのです。ただこれくらいの電力消費だと、さらに容量の少ないポータブル電源や、ポータブル電源からUSB経由で充電が可能なモバイルバッテリーの使い回しでも良いレベルです。

個人的に、電気が止まった場合に一番考えなければならないのが、常時動いている家電の中でも電気がないとどうにもならない「冷蔵庫」が止まったらどうするのか? ということです。ちなみに、自宅の冷蔵庫は150L弱くらいの大きさで、消費電力は92Wというカタログスペックで、実際にワットチェッカーで計ったら大体70Wくらいの消費がありました。ACからの出力だとロスが出ることも考えると、新たに購入したポータブル電源を満タンの状態から使っても、連続3時間くらい使えるかどうかというような感じになると思います。それでも、普段からあまり冷蔵庫の中に物が入っていないのなら良いのですが、冷蔵だけでなく冷凍庫に多くの冷凍食品が入っていてすぐには食べられないような状況になると、みすみす食料を無駄にしていまいます。

そのために大きなポータブル電源を用意している方もいるかも知れませんが、いつ起こるかわからない状況の中で、日常生活でもそれなりにポータブル電源を使うとなると容量の少ないものの方が使い勝手が良いので、こうした状態の中でいかに少ない電力で食品の温度を保つかということを考えなければならないでしょう。

現在は電気で冷やすことのできるのは家にある冷蔵庫しかないので、冷凍庫に保冷剤を入れておき、もしもの時にはその保冷剤をクーラーボックス(非電力系)に入れて時間稼ぎをするしかありません。ただその場合も、一回保冷剤を使ってしまったり、たまたま保冷剤を入れ忘れていたらアウトです。今後の事を考えると、やはり必要なのはクーラーボックスでも動くような車載用の冷蔵冷凍庫を新たに入手することかなとも思います。

車載冷蔵冷凍庫の場合、消費電力は家庭用より低く、40Wもあれば動くので、ACコンセントでなくDCのシガーソケットから効率よく冷蔵庫を動かせば、メーカースペック(ポータブル電源の方の)の使用例として大体5時間くらいは冷蔵庫を動かすことができるという事らしいので、普通の保冷剤を冷やすくらいなら何とか継続してできそうです。まず、保冷剤以外の冷凍食品を食べて減らし、同時に多くの保冷剤を凍らせ、その上で保冷剤をクーラーボックスに移して飲み物を冷やしたり、暑い時期にお弁当がくさらないようにして使うくらいなら、うまくポータブル電源をローテーションしながら使えばできるかな? と思うのですが。

なお、クーラーボックスは断熱の仕様によって高額にはなりますが、冷蔵庫と違って稼働する部分がないため、多少高いものを購入してもずっと使えるようになります。6面全て真空パネルのものであれば、カタログスペックで40時間中の温度が安定するようなものもあるので、ソーラーパネルから発電し直したポータブル電源を使って保冷剤を冷やしても、冷やすまでにクーラーボックスの温度が上がってしまう事は、開閉にさえ気を付ければ避けることも可能でしょう。

ただ、どちらにしてもまだ自分の環境は不十分なのでこうした事についての検証もできませんし、すぐに何か大きな災害が起きたら、今の物の中で何とかしなければいけません。現在持っているクーラーボックスはレジャー用に毛の生えたくらいの性能ではありますが、もし今持っているポータブル電源が動いているうちに冷凍庫内で氷が作れるなら(メーカーでの目安は2~3時間くらい)、冷蔵庫に付いている製氷皿に加えて、100円ショップで売っている製氷皿を複数仕入れておき、いざという時にはまず冷蔵庫の中味をクーラーボックスに移してから、追加した製氷皿で多めの氷を保冷剤が溶けるまでに作るというアイデアはどうでしょうか。

これなら、車載冷蔵庫を買わなくても何とかなりそうですし、その分のお金で高性能なクーラーボックスや、追加のポータブル電源を買うことで何とか電気が復旧するまで持たすことは可能になるなら良いのですが。現在は新たに購入したポータブル電源と合わせて3台体制で回していく予定ですが、あとはそれらのポータブル電源を晴天時にくまなく充電できるだけのソーラーパネルの能力があるかどうかも問題になってきます。新しいポータブル電源については改めて紹介する予定ですが、その前に100円ショップへ行って、追加の製氷皿を買ってくることにしましょう。


ジャパネットたかたのスマホ案件は2023年9月で終了した後どうなってしまうのか?

昨日、たまたま車を運転している時にラジオを聞いていて、その中でラジオ放送を維持するためには大切な広告案件として、「ジャパネットたかた ラジオショッピング」を聞く機会がありました。これはあくまで個人的な感想ですが、他の通販と違って、出演する番組をしっかりウォッチしていて、すぐに案内に入るのではなく、ラジオ内の話題に触れて一盛り上がりしてからおもむろに商品紹介に入っていくという、それなりにラジオをリスペクトしている感じがしますね。

さて、今回聞いた内容は「スマホ乗り換え」というもので、同じプランがジャパネットたかたのホームページにも記載がありますが、2023年9月30日で終了の案件になります。ラジオでは細かくどの回線かは言いませんでしたが、新規およびドコモ・au・楽天からの乗り換えで安くなるということで、ワイモバイルの回線になります。

その内容とは、シャープのアクオスsence6s限定ではありますが、月15GB(Mプラン)・スーパー誰とでも定額(24時間通話定額)のセットで端末込み、月税込3,980円というのは、今回新たにワイモバイルが新プランを適用する10月にはとても提供できない最後のチャンスになるのですが、ラジオではそういう事には触れず、さらっと端末込みで安いという話だけしてあっさりと終了となりました。

その代わりラジオでは、初期登録手数料は当然かかりますが、スマホの乗り換えに不満な人のために、さらに9,980円を追加すると専門の職員が自宅に訪問して乗り換えの手続きやスマホの設定なども行なってくれることを大きなポイントとして挙げていました。なかなかこのブログではラジオショッピングのおすすめはしないのですが、今回のチャンスを逃すと、もしかしたらワイモバイルだけでなく、UQモバイルやirumoといった大手のサブキャリアの内容がシンプルに説明できなくなってしまうこともあり、ラジオやダイレクトメール、テレビなどでの案件として出てくることもなくなってしまうのでは? という気もするのです。

例えば、固定電話の代わりに遠方にいる両親にスマホを持って欲しいと思った場合、今回のジャパネットたかたの案件は、しっかりと責任を持って回線開通まで行なってくれるということもあり、もし今月中に手続きができるのであれば、悪くない案件だと私は思います。ちなみに、この件については私は全く関係していないので、興味ある方は「ジャパネットたかた スマートフォン」あたりの検索ワードで探してみて下さい。

ただ、今後の事を考えると、ジャパネットたかたは例えばPayPayカードの契約をさせてスマホ通信費の月額を下げるお手伝いまではしないと思うので(新プランではそうした割引などがあります)、2023年10月以降に、各メディアで扱うスマホ回線・スマホの案件を今まで通りワイモバイルで続けるのか? と思います。個人的に言わせてもらうと、売るのに一番楽なのは例外がなくシンプルなプランを持っているところだと思うので、一例ですがahamoとか、楽天モバイルといったシンプルでわかりやすいプランの方が売りやすいでしょうし、ahamoに至っては5分定額が付いての契約ですし、楽天も最初にアプリの設定さえしてしまえば、Rakuten Linkからの電話には通話料がかかりませんので、直接職員がお宅訪問してスマホの初期設定をできてしまえば、ワイモバイルから乗り換えても問題なく新たな案件を提供できると思うのですが。

というわけで、通話定額で動画もスマホでならほぼ見放題(高速通信超過後は最大1Mbpsの制限のみ)で運用できるチャンスの一つとして、特に遠方ですぐには親のスマホ料金見直しの手間を掛けられない方は、こうしたプランの活用も良いでしょうし、今後ジャパネットたかたがそのままワイモバイルの案件を続けるのか、違うシンプルなプランを提供する業者に乗り換えるのか、それともスマホ回線そのものから撤退してしまうのか、個人的にはその動向に注目しています。


アマゾンでの商品購入に役立つ「サクラチェッカー」はベンチャー企業軽視の傾向にあるのでは?

たまたまネットを見ていたら、アマゾンの評価に投稿する内容が「サクラ」かどうかを判定する「サクラチェッカー」というサイトがあるのですが、その内容に疑問を呈するような記事が出ているのを見ました。私自身、アマゾンでの買い物も少なくなく、サクラチェッカーを利用して購入の判断にしているケースはあるのですが、今回ソーラーパネルを購入した時にも同じような事を思いました。

格安でそれなりに使えるソーラーパネルを探すということになったのですが、そうなると名の通ったメーカー品で探せば予算オーバーになってしまいます。そこで、単にアマゾンのレビューだけでなく様々なブログ記事、ユーチューブでの紹介なども見ながら、全く同じものでなくても自分で見て良さげと思った内容をチェックしたり、以前に購入して良いと思った商品と同じようなものを探したりして購入するものを決定したのですが、先日紹介したソーラーパネルをサクラチェッカーで調べたところ、「サクラ率90%以上」の危険な商品として紹介されていました。

アマゾンのレビューを見ると、具体的な内容は書かずに商品を単に褒めるだけのような、いわゆるサクラが疑われるものも確かにありましたが、きちんとデータを挙げて実際の性能について真面目にレポートしている投稿も複数あるので、これで90%以上のサクラがいると断定してしまっては、真面目にレビューしている方々がかわいそうな気がします。

では、サクラチェッカーではどんな商品を良い商品としているか、自分で購入した商品を調べた際にサイトに出てきた品を見てみたところ、これについても疑問を感じざるを得ませんでした。というのも、「エレコム」や「JVC」といった日本で名の通ったメーカーの製品を今回私が購入した商品と同じ価格帯で評価の高い品として紹介されていましたが、その商品へのレビュー数を見てみると、6件と3件でした。ちなみに私が購入した商品のレビューは589件あり、当然その中には非常に多くの「サクラ」投稿が含まれているかも知れませんが、アマゾンでは駄目な点についてきちんと書くレビューもそれなりにありますし、私からすると1桁代の評価だけで購入を決めるような事は逆に怖くてできません。

同じような事は、近く購入しようとしているポータブル電源についても言えます。ベストセラー商品とされるものや、ユーチューバーが推す商品が必ず良いものではなく、メーカーからユーチューバーが商品提供を受けて紹介するような動画もあるので、十分に購入するには注意をしなくてはいけませんが、海外のメーカーであってもアマゾンや楽天で専用サイトがあったり、家電量販店で実際に商品が売られているメーカーのものであれば、メーカーの言う「長期保証」もそれなりに信用できますし、サクラチェッカーで勧められる商品を買っていては、お金がいくらあっても足りないというのがソーラーパネルやポータブル電源の世界ではないかと個人的には思っています。

価格コムなどで調べてみて、アマゾンで売られている聞いたことのないようなメーカーの製品でも、大手家電量販店サイトでの取扱いがあるかということも、購入の一つの目安にはなるでしょう。さらに、価格コムのレビューや掲示板の発言なども参考にすると良いと思います。

ここまで書いてきて、もしかしたらサクラチェッカーは、国内メーカー推しで、国外(特にアジア)のメーカーには全般的に辛めの評価を出すのではないかと思って、かつてこのブログでも紹介し、小型ラジオでは評価の高いマルチバンドラジオで現在も使っている中国メーカーの「TECSUN PL-380」というラジオについてサクラチェッカーで調べてみたところ、この商品についてはサクラ度は0で合格でした。ただランクが58位となっていて、上位のラジオを見たところ日本メーカーのラジオがずらずら出てきて、単に日本の有名メーカーが上位に来ているだけなのでは? と思ってりして、ランキング自体の信憑性については疑問を感じる部分もあります。

最終的に購入の判断を下すのは購入する本人で、できれば外れを引きたくないため色々な方法で調べて購入する方も多いと思いますが、製品評価の世界では有名な「サクラチェッカー」であっても、全面的に信頼していると、性能に不満はないが高いものだったり、自分の使い方に合っていない高いものを買ってしまう可能性もありますので、ここではサクラチェッカーだけでなく実際にアマゾンのレビューを読み込んでサクラと思われるレビューは無視したり、他のサイトや動画などを多く当たって自分で十分に納得して購入することをおすすめします。


コロナ渦後の日本の祭りをテレビや配信で見ることができる現在に改めてテレビの生き残る道について考える

ここ数年、旅行をすること自体自粛してきた中で、2023年は様々な屋外イベントが復活しました。本来なら現地へ行かなければ決して見られなかったものが、テレビやパソコンモニターを通して見られるということは、味気ないとは思いつつも、そのイベントとはどんなものか? というような疑問を払拭させてくれるには十分です。

今年は、コロナの影響でずっと中止になっていた夏の花火大会があらかた復活し、久しぶりにNHKや民放で様々な花火大会が生中継されました。新潟県の長岡、長野県の諏訪湖、秋田県の大曲といったメジャーだけでなく、他にも多くの花火大会がテレビで生中継されました。

私の地元の静岡市で毎年行なわれている安倍川の花火大会ではテレビの中継はありませんでしたが、ディズニーがドローンを飛ばして行なったパフォーマンスは現場で撮影した方の動画でその様子を見ることができました。今までであれば、やるということは知っていても現地へ行かなければ何が行なわれているのかすらわからないところ、疑似体験ではあるものの、その雰囲気だけでも感じたことは良かったと思います。

今回、こんな事を書く気になったのは、実は昨日、NHKのBS(一部は総合テレビでも)で富山のおわら風の盆の生中継が行なわれていて、バスケットワールドカップの中継の前までずっと見ていました。私にとってこのお祭りは、話では聞いていたものの、おわら節の演奏やそれに合わせて踊る方の様子など、テレビの画面を通してですが見ることができ、改めて現地に出掛けて見たくなりました。街中からの中継では、観光客とおぼしき人たちが盛んにスマホで写真や動画を撮っているのが見えましたが、これだけ多くの日本のお祭りがテレビを通じで放送されるということになると、テレビ番組の録画予約をしてから出てくるようにすれば、スマホの操作を気に掛けることなく、自分の目でお祭りを見て、その雰囲気を感じた方が良いのではないかという気がしました。

このような事を書くと、中にはテレビでわざわざお祭の中継を見て何が楽しいのかと思う方もいるかも知れませんが、直接見に行くことになったとしても、事前に何の予備知識もなく見るのと、画面を通してではありますがその雰囲気と、簡単な解説を聞いてある程度わかって見るのとは違う感じがします。全く何も知らない状況でインパクトある体験をした方が良いという意見もあるでしょうが、今やちょっとしたダイジェストであればすぐにインターネットで検索して見られてしまう時代でもあるので、ノーカット生中継で見られるテレビで見る祭りというのも、それはそれで私は楽しめます。

そして、富山から一気に沖縄に飛んで、風の盆からバスケットボールという風に現実世界では不可能な切り替えをできるのもテレビやネットでの生配信の醍醐味ではないでしょうか。逆に言うと、そうした今まで現地に行かなければ見られないイベントの生中継というものが、テレビにとっては大切なコンテンツとしてあるということを、テレビを作っている人は忘れて欲しくないですね。全国どこでも同じように見られるのがテレビやネットの醍醐味でもあります。

今年の12月からNHKではBSが1チャンネルに減ってしまいますが、生中継の醍醐味は4Kチャンネルの方で放送されるようになるのでしょうか。現在2Kテレビしかなくても、外付のチューナーを入れれば4K放送は見られますので、今後の生中継に興味のある方は外付4Kチューナーの導入を考えられてみてはいかがでしょうか。


新しいソーラーパネル導入を機に本気で向き合う自宅および車中泊での私なりの自家発電についての展望

先日紹介した折りたたみ式の120Wのソーラーパネルが届きました。来た以上詳しく紹介しますが、今回購入したソーラーパネルはポータブル電源を作っているELECAENTAという会社が出しているものです。

このパネルの表面はツルツルしているのではなく凸凹しています(ETFE材質というのだそうです)。以前購入して今はメインとして使っている60Wのソーラーパネルも同じ作りで、本来は太陽にきちんと向けないとカタログ上の値は出ないのですが、そのパネルは単にベランダの物干し竿に吊り下げておくだけでも、日光が当たる時には30Wぐらい出力されるので、多少出力は犠牲にしても、出しっぱなしで発電するには適していると思っていました。表面の様子は以下の写真でご確認をお願いします。

その次に、以前から持っている同じつくりの60Wパネルを同時に出してみました。衛星放送用のアンテナを挟むようにして何とか影の出ない場所に二枚設置可能で、当初は、ゆくゆくは同じものを追加購入して120W二枚の設置も考えていたのですが、これ以上ベランダを侵食すると洗濯物が干せなくなったりするので、我が家ではこれが太陽光発電をするにあたっての最大限のパネル接地面となるだろうと思います。両方のパネルともかなり長い電源コードが付いているので、窓を閉め切ってもコードを室内に入れることができます。パネルは濡れてしまいますが、夕立ちなど急な雨になってもポータブル電源を濡らすことなく安全に充電を行なうことができます。ちなみに、この二つのパネルは電圧が18Vと同じなので、途中に変換アダプタなどを付けながら並列専用のコードで二枚のパネルを繋げば、二つでなく一つのポータブル電源の充電が180W・18V・9.9A(データによる最大値でここまでの値はベランダ吊り下げのためまず出ませんが)という中型パネル並みの出力が得られるかもと思っています。

それは今後への課題として、まずは新しいパネルを朝から使って出力を見ていましたが、日の出からしばらくしてつないだら最初は10Wくらいで、太陽が上がってくるとともの出力も増え、窓の正面に太陽が来る時間には50W超の出力がありました。もっとも、やったのがまだ暑い日の事で、ずっと放置して設置しているため、ピーク時にはパネル自体がかなり高温になっていたので、もう少しそれなりに発電できる時間を持ってから設置したり、外気温が低い季節であればもう少し出力が伸びたのではないかと思います。

また、太陽の動きとともに、窓に差す日の光がパネルからずれてしまったり、雲で日光が遮られたりすると、出力は落ちます。曇りだと50Wが一気に10Wくらいまで落ちてしまいますし、午後になり太陽の位置がずれても同じように出力が低下します。以上のことからわかったのは、日の出からお昼前後までの太陽が当たっている時間に充電を行なうことと、出力が低下しても気にせずに、その際は少しでも充電できれば良いと思う割り切りが、自宅の環境だと必要だということです。

そんな感じなので、やり方としては朝起きたらパネルを出してポータブル電源に接続した状態で仕事や学校に出掛け、帰ってきたら片付けるというような運用の方法がベストでしょう。このパターンでも、午前中晴天であれば購入したパネル単体でも200Whぐらいの発電量が期待できるので、それを受けてどのくらいのポータブル電源を利用するかということになっていくと思います。

車中泊などでポータブル電源を使っている人は1500Wと家庭用コンセントからと同じ家電がそのまま使える大型で大容量のものを持っていき、それで明かりだけでなく電子レンジやポータブルクーラーまで動かすような猛者もいます。

ただその場合、最初から大量のソーラーパネルを設置していないと、まず家のACコンセントから充電しないと、とてもソーラーパネルから満充電というのは無理でしょう。広い敷地で大容量のソーラーパネルを設置して常に充電できるような環境にあれば良いのですが、残念ながらそうした技は自宅では全く使えないので、電気代を掛けないてポータブル電源を使っていくための今後のコンセプトとしては「ポータブル電源は大容量でなく小容量のものを複数持つ」という形になっていくと思います。

当初考えたように200~300Whくらいのポータブル電源を複数導入し、一つ使った翌日にはその日中に満充電できることを目指すようにすれば、ポータブル電源の数を増やしていけば、持っている数から一つ少ない数のポータブル電源を常に満タンにして用意しておける(しかも電気代はソーラーパネルからなので0円)ということになり、あとは停電時に何にどのくらい電源が必要かによってローテーションしていくポータブル電源の数が決まってくると思います。

小容量のポータブル電源の場合、車のシガーソケットから短時間で充電することもできます。雨が続く時期には車でのお出掛けの際には走行充電で何とか容量を保つとか、本当に災害が起きてしまい、ソーラー発電もできなくなった場合には車で充電をして最低限の電気を確保することもできます。経験上、災害後の生活必需品の買い出しには、近所のスーパーには物がないので、ある程度遠征しなくてはならなくなると思います。その際にできるだけ多くのポータブル電源を充電することができれば、天候が悪くても何とかなる場合もあるでしょう。こんな感じで今後はソーラー発電とポータブル電源のうまい活用法というものを考えていこうと思っています。

追記(2023.9.2)

今回新たに「ソーラー自家発電」というカテゴリーを追加しました。車中泊に特化したブログの時にも、車内で電気を使うとなるとポータブルバッテリーや車の走行充電のできるサブバッテリーの利用は当り前だったのですが、今まではそうした大がかりな設備ではなく、単三・単四電池のエネループを使ったり、非電気でできる方法について主に考えていました。

しかし最近のポータブル電源の進化はすさまじく、常用しても10年容量が保たれるリン酸鉄リチウムバッテリーを搭載したポータブル電源が主流になる中で、車中泊で使え、さらに災害時にも、もっと言ってしまうと昨今の電気代高騰の中で日常的にポータブルバッテリーにソーラー充電で蓄えた電気を使って生活するというところまでこだわることができそうになってきました。このブログではそこまで無理をせず、緊急時には最低限使い続けられ、生活の根本を守ることのできる電気を蓄えられるようなソーラー発電とポータブル電源の併用の方法について考えていきたいと思っています。


固定電話のメタル回線からIP化されるのをいい機会として「ナンバーディスプレイ無料化」へ舵を切れないものか?

2023年8月29日、政府の松本総務大臣が記者会見で語ったことがニュースになっていたので興味深く読みました。お隣の中国から、日本国内の主に飲食店などに迷惑電話を掛ける頻度が多くなり、その対応について語ったものです。29日記信の読売新聞のウェブニュースでは、以下のような発言が紹介されています。

(ここから引用)
松本氏は、対策として、(引用者注・主に中国からと思われる迷惑電話のこと)特定の番号や国際電話などの着信を拒否する迷惑電話対策サービスの活用を挙げた。通信事業者には、「(利用者から)問い合わせがあった場合、対策サービスをしっかりと説明し、申し込みがあれば円滑に対応してほしい」と求めたという。
(引用ここまで)

しごくもっともな話ではあるのですが、実際に迷惑電話を受けた人が通信会社へ連絡すると、すでに加入していれば手間だけで電話番号通知や特定の電話番号の着信拒否などの方法を取れると思うのですが、オプション無しで固定電話回線のみを契約している人の場合、詳しく電話番号通知のやり方を説明するということは、企業にとっては有料サービスの「ナンバーディスプレイ」の契約を取ることができるという、営業を国が後押ししてくれる美味しい話ではあるのですが、あらゆる物価高に悩みながら深刻に迷惑電話に困っている人は、迷惑電話対策にもお金がかかるのかと思うかも知れません。

何度も書きますが、私の自宅ではADSLを止める時に一緒に固定電話の契約も解約しました。使うことがないというだけでなく、以前は電話帳に載せていた番号ということもあり、しょっちゅう(中国からではない)営業や勧誘の電話が入ってきていたのに嫌気が差したというところです。

メタル回線の場合でも光電話でもナンバーディスプレイは月額400円くらいのオプション契約になっています。ちなみに、携帯電話では何のオプションを付けなくても非通知や通知不可能な電話からのものでない限りは掛けてきた番号が通知されるので、電話帳にない番号からの電話には出ないとか、専用のアプリでかかってきた時にどこからかがわかるものを入れて対応すれば、今回のような中国からの電話には出なくて済むわけです。

それが、固定電話を使い続けているような方が困り果ててたどり着いた先には、オプション料を稼ぐビジネスが待っていて、総務省もそうした流れを推奨するというのはどうなのでしょうか。振り込め詐欺とまでは言えませんが、迷惑を受けた方がお金を出さなくては解決できないのなら(果たしてそれで解決になるのかは不透明)、個人的にはもう固定電話とは決別して、自宅に24時間使い放題を付けたスマホを置いておくような運用の仕方をこちらとしてはおすすめします。

もしネットからの直接契約ができるような人が迷惑している人の周りにいる場合には、中古でも良いので何かスマホ一台と、ドコモなら日本通信の各種プラン(固定料金が安い月290円のプランに、通話放題オプションを付けると1,890円)、auならpovo2.0にかけ放題のトッピング(月1,650円)あたりで、通話専用でしかもナンバーディスプレイや迷惑電話対応の機能が付いた電話回線が手に入ります。

つまり、現在のメタル回線の基本料金と同じくらいの価格でそうしたことができるわけですから、今後メタル回線が全面的にIP電話にとって代わるなら、全く携帯電話と同じことは無理でもせめて今までは有料オプションだったナンバーディスプレイやその付随サービスを基本料金のみで提供しても良いのではないかと思うわけです。

主に高齢者が振り込め詐欺の被害に遭っていたのは、番号が電話機に出ないため、「俺だよ」と言われてしまうと本当に自分の息子なのかと思ってしまうからではないかと思います。もし振り込め詐欺が社会問題になっている時にナンバーディスプレイの全面無料化が行なわれていたら、多少は犯罪を未然に防げたのではないでしょうか。

今後政府や通信会社がどのような判断をするかわかりませんが、一度こうした迷惑電話でダメージを受けたと相手に思わせてしまうと、違う事例の時にも他国から面白がって無作為に番号通知がされないであろう固定電話を中心にして迷惑電話がかかるのが当り前になってしまう危険性があります。通信会社も固定電話が儲からないというのなら、現在携帯会社が行なっているようなSIMカードが入った無線での専用ルーターに電話機をつないでサービスを提供することで、本来携帯電話であっても今までの市外局番からの番号が使えるような電話に切り替えてもらうとか、策はあるはずです。

なのに、迷惑を受けている側に固定電話のオプションを案内するのが当り前のようなやり方というのは、さすがに今の多くの値上げに苦しむ人たちの事をわかっていないと思わざるを得ないのです。