月別アーカイブ: 2023年9月

公共駐車場や道の駅・サービスエリアの駐車場で待ち合わせて相乗りするのはもはや許されなくなっている

基本的に国道バイパスや高速道路のサービスエリア、そして道の駅はドライバーの休憩施設として作られています。車中泊をする場合、こうした休憩に該当するのか? という議論が過去からなされてきました。

基本的には車の少ない深夜に仮眠程度の利用が推奨されると思いますが、個人的には大変苦い経験があります。その時には前の日から夜通し走行して眠気で安全な運転ができなくなってしまって、一般道の休憩場所(車はほとんどその時にはいなかった)に車を止めて仮眠を取ることにしたのですが、その際は本当に疲れていたのか目が覚めたら相当な時間が経っていて、計算したら8時間くらいその場で「仮眠」をしてしまっていました。その時は不眠不休で長距離を走っていたので、さすがに適度な休憩を取りながら走ることは大事だと自覚したのですが、この場合は休憩の範疇を超えた迷惑駐車だとみなされても仕方ないでしょう。ただ、仮眠で車の中にいるなら、外から起こされればすぐに車を移動できるような状況ではありますので、今後も深夜の仮眠くらいは許して欲しいと思うのですが、車中泊とは別に長時間駐車することで他の車が休憩のために休憩場所やサービスエリアに立ち寄れないという問題が起こっています。

それは、複数の車が同じ場所で待ち合わせをして、その中の一台に「相乗り」をして目的地に向かうことにより、相乗りをするドライバーの車が朝から夕方までずっと駐車したままになってしまっているという問題です。ニュースになったのは高速道路ではありませんが、兵庫県姫路市にある国道2号線姫路バイパスにある姫路SAが、一般道からの進入が可能なため、サービスエリア近辺にいると思われる相乗り目的の車が、朝から駐車スペースに入ってしまい、かなり前から高速利用者が休憩目的で駐車しようとしても空きスペースが無いという問題でした。

こうした問題が長く続いていたことから、ついに国が動き、今までは一般道からバイパスへの進入が可能だったサービスエリアの駐車場に入る道にバリケードを作り、看板で「一般道からの入場はできません」という周知をしたところ、とりあえずは相乗り目的の車が入ってくることはなくなり、日中でも駐車場の空きは出てきたそうです。ただ、遠回りをしてでもバイパスからサービスエリアに入って相乗りをしていくような人が出てくれば、また同じような状況になってしまう可能性はあります。

相乗りするために車を長時間駐車していく人は、公共の場所で有料ではない駐車場に車を停めて何が悪いのか? という風に開き直ることもあると思いますが、公共の場所であるからこそ、他に利用する人のことを考え、後から来る人の迷惑にならないように利用することが大事だと思います。ニュース映像を見ると、そのサービスエリアはトイレと自販機だけではなく、営業しているお店も入っているようなので、満車だからと止まらずに他のお店に入らざるを得ないドライバーも今まで多かったと思います。しばらくは相乗りの利用は少なくなると思いますので、今後また同じように駐車場が満車になって夕方まで動かない車が集まってきた時と現在との売上げのデータを取っておき、具体的にどのくらいの金額を損失させられているのか、はっきりと数字で出すような事も必要かも知れません。

今回のニュースは駐車場の空きが増えたから良かったと終わりにするのではなく、維続的な対応が必要になるので、関係者の方は大変だと思います。さらに全国の他の地域でもサービスエリアを車での待ち合わせ場所にされ、相乗り用の駐車場として使われる場所はそこそこあるのではないかと思います。今回のニュースを機に、朝来て夕方に来ても(姫路サービスエリアのように上下線共通のサービスエリアも結構あります)同じ車が停まっている場合は、道路管理者に連絡してきちんと記録してもらうような事をしながら、サービスエリアがある本来の意味とは何なのかを多くの人と共有していきたいですね。


ネット注文と店舗購入のメリット両取りのために「店舗受取」という選択もある

2023年はもう9月も終わりに差しかかろうとしているのに、連日の30度超えが続いています。それだけでなく、最近は湿度が高いせいか、夕方になってもじめじめして不快指数が上がっているような気がしています。そんな中で、秋から冬用の仕度というのはなかなか現実味はないかも知れませんが、先に先に準備しておかないと、気が付いたら買いたいものが売切れになってしまう事もあるので注意が必要です。

一昨年、内側に体温の熱を閉じ込めるアルミプリントがされた比較的薄めのジャケットが実に使い勝手が良いので気に入って使っていたのですが、金具に引っ掛けてしまって一部が破けてしまい、もう一枚買おうと昨年探したのですが、薄手のものはもはや季節商品のため売り切れになってしまっていました。真冬用のダウンや厚手のコートは複数あるものの、一枚でもそれなりに暖かく、ちょっと肌寒い時期には羽織って使い、厳冬期にはインナーとして使い、その上からダウンジャケットを着るようにすれば秋から冬にかけて便利に使えるものだっただけに、今年は何とか同じようなものを手に入れようとして調べ、何とか早めに買うことができました。

私が同じワークマンで先日見付けたのは、「ダイヤフリース裏アルミジャケット」という、表面がフリースで中がアルミプリントのジャケットで、税込1,900円という格安のものでした。安っぽいと言えば安っぽいですが、かなり実用的で、フリースのため恐らくひざ掛けとしても使用可能でしょう。フリースなので、汚れが目立ってきたら部屋着にしてしまえば良く、この暑さが去った時には役に立つのではないかと思っています。

ちなみに、購入についてはワークマンのオンラインストアで注文し、近くにある店舗で受取り、支払いまですることが条件で送料は無料になります。昨日到着したということで、お店まで取りに行ったのですが、そのお店ではもう夏用の衣料品を大幅ディスカウントして売っていました。

で、自宅に帰ってから改めてオンラインストアの商品ラインナップを見たのですが、ネットではもはや今年の夏用の衣料品については取り扱いが無くなってしまっていました。ネットで注文した時にはネット万能だと思っていたのですが、実際に店舗へ行って買った方が良いものもあるので、早めに次シーズンの品をネットで注文し、その品を直接店舗に取りに行ったついでに、今年は特に今すぐ使いながら次シーズンにも使えそうなものを安く買うというのは、ワークマンの場合は十分に有りです。最近のワークマンの商品は、いわゆる作業服ではなく、アウトドアでも十分に使える感じもありますので、その中で気に入ったものがあれば、今の時期が安く買うチャンスではないかと思いますね。


もういい加減一時期だけ安く使えることを強調する光回線やモバイル通信の広告やネット記事はやめて欲しい

ネットニュースには実に興味をそそる見出しが並ぶのですが、昨日たまたま見た光回線のネット記事(広告ではない)に、「使い放題の10G光回線が月500円」とありました。

私などはそんな価格での光回線提供などありえないと思いながら記事を読み進めていったのですが、案の定加入時から期限ありで月500円での利用が可能になっているに過ぎないことがわかりました。ちなみに、月500円の期間は半年のみで、その割引を受けるためには2年ないし5年更新の契約を結ぶことが必要なのだそうです。7ヶ月目からの料金はマンションタイプか戸建てかで変わるものの、6千円台になるというという話で、まさに甘い言葉に乗ってしまって加入したら、すぐに止めると解約料がかかる契約を結ばされるという意味では、こういう事を発信するネット記事が企業のプレスリリースに沿ってニュースを出すにしても、記事のアオリ文句を受けて勘違いをする人がいることを考えていないという意味では、今後のそうしたサイトでの情報発信についても疑問が出てきてしまいます。

それにしても、光回線やモバイル回線の広告やネット記事にはこうした「キャンペーンで最初だけ安いだけなのにあたかもずっとその金額で利用できそうな内容」のものが昔からよくあり、今でもまだ沢山の事例が出てくるでしょうし、将来的にもこんな記事が再生産されると思うと、本当に何とかならないのかと思います。

ちなみに、私自身が契約している光回線はマンションタイプで安いので戸建ての場合とは違いますが、一年間は500円引きで3,200円/月ほどで、割引が終了したあとはずっと3,700円ちょっとで推移する業者と契約しています。恐らくこのくらいが光回線では安い方の部類に入るのではないかと思います。

ちなみに、私がこの料金で入ろうと思ったのは、以前ADSLの時代には、電話の固定回線が月1,600円で、ADSLの料金は月2,000円の合計で3,600円で自宅ネットを利用していたので、ほとんど同じ費用で光回線が使えるなら、大きなキャッシュバックが無くても十分だろうと考えた上で契約しました。以前には楽天モバイルの回線を自宅用に利用していて、その金額が月3千円ちょっとと今より安く利用できてはいましたが、やはり有線の安定性というものもあるので、差額分もそれなりに納得して負担しています。

こうした月額料金格安のからくりは、今回紹介したような期間限定の価格だったり、他のサービスに加入することで安くなったり(他のサービスを解約した場合は高くなる)、家族割あっての価格だったりして、普通に単体でサービスに加入した場合月額がいくらになるのかという事を巧妙にわかりにくくするというのが当たり前になっているというのは、やはりこれからは何とかすべきでしょうし、最初から特別な条件がない場合の金額をはっきりと示すような広告を出したり、記事を書く人の方を私は信頼すると思います。

これは私の持論ですが、あらゆる契約は独立して行ない、合わせ技で安くするような事は、他にもっと魅力的なプランが出たら後腐れなく解約し新しいプランに乗り換えられるようにした方が長い目で見れば費用が安くなるだけでなく、いつまでも古いプランに関わらなくて良くなります。今後のインターネット契約(モバイルだけでなく光回線も含む)は、災害時でも普通に使えるようにすることを考えると、今ある携帯電話の基地局やケーブルでの接続でなく、常に太陽からの光充電でポータブル電源に充電し、動いている通信衛星に接続して使えるものに変えれば、たとえ停電して携帯電話の基地局すら動かない状況になったとしてもインターネット回線を使えます。Skylinkが国内でも使えるようになり、契約すれば地上の状況に影響されることなく利用が可能になり、固定利用で月6,600円、移動運用で月9,900円(利用のない月は0円)という2つのプランがあります。

現在でも、光回線のインターネットを利用しながら災害時にのみSkylinkを使うようにすれば、初期費用(アンテナなどの設備購入はキャンペーン期間では36,500円)を用意し、あとはネットを利用するための電源をポータブル電源で確保し、充電はソーラパネルで行なうことができるだけの設備を備えられるなら、非常用通信設備を日々のコスト負担なしに実現できるようになっています。あえて高い光回線に入って毎月料金を払い続けるのがバカバカしくなります。

個人的には今後、そうしたサービスが今より小さなハードで安定して実現でき、月額費用も安く使えるようになるなら、私は真剣に光回線や他のモバイル通信を解約を考え(いざという時のため最少限のバックアップ用回線の契約は残しますが)、新しい技術を試してみたいとも思います。そうした未来が遠い未来ではなく、かなり早く来た場合、光回線に2年とか5年縛りの契約をしていたり、モバイル回線で他の電気やモバイル通信との契約でがんじがらめになってしまっていたら、みすみすチャンスを逃す(例えばサービス開始時に契約者を獲得するため初期費用を負担してくれるとか)事にもつながる事があるでしょう。特に全国を移動しながら安定したネット環境を作りたいと思う方は、もし今そうした縛られた契約に入ってしまっているなら、早めに解除して身軽になることをおすすめするとともに、新たな縛りのある契約に入ってしまわないように注意して欲しいです。


アップルの学習用低価格帯パソコン販売の方向がChromebookの状況も変えつつあるのでそちらに期待

アップルの出しているハードというと、MacやMacブックのパソコンと、iPhoneやiPadのような携帯端末に分かれていましたが、今後はそれらのハードと違って価格がお安い、学習用の端末(低価格の新しいMacBook?)の生産にも打って出るのではないかというニュースが有りました。学習用のパソコンというと、NewtonOSを使ったeMateを思い出してしまうのですが、本当にそういった端末が出たら学生以外でも欲しい人が沢山いるのではないかと思います。

恐らくそうした端末は、現在Googleが出しているChromebookに対抗する意味であるのだろうと思います。学校単位で導入してくれるところが増えれば、会社の業績も上がるでしょうし、今のChromebookと同じような事やそれ以上の、パソコン的な作業が低価格でこなせるのなら、私も欲しいくらいです。

そんな中、まだ海外で発表されたニュースで本当にそうした事になるのかは不透明なのですが、興味深いニュースが入ってきました。今後、新しいアップルの低価格端末がどのくらい使い続けられるのかはわかりませんが、Googleは2024年から、2021年以降に発売されたChromebookや、それ以前に発売されたChromebookでも、自動更新機能を10年間は保証するというアナウンスを出したと言うのです。2021年以降発売のものは自動で延長され、それ以前に発売されたものについては手動選択(?)で延長の手続きができるという話です。

今までのChromebookは、発売されてから6~7年が自動更新の期限で、現在私が使っているChromebookは発売されてから日が経っているので、あと3年くらいで自動更新されなくなるという事を了解の上で使っています。ただもし私の使っているChromebookでも10年の自動更新保証が利用できるということになると、安心して使える時間が増えるだけでなく、今後もし安売りされるChromebookが出た場合、自動更新できる期間も増えるということになります。

現在、Chromebookの市場を見ていると、ものによってはかなりディスカウントされて学習用として作られた端末のデッドストックと思われる未使用品がかなり安く売られているので、今後も同じように安く買える状況が続けば良いなと思います。

こうした学習用の端末は、安いとは言え一通りのネット利用は十分に可能で、スマホだけでない大画面を利用できるので、パソコンを持っていない人が補助的に使うのにも良いのではないかと思います。

話はアップルの学習用ハードに戻りますが、特に今までは、パソコンを持つまでもないものの、キーボードを使っての入力などを広い画面を使って行ないたい時には、iPhoneを使ったいる方はiPadにワイヤレスキーボードを付けて使っていた方もいるでしょう。ただし、iPadは基本的にはiPhoneの画面が大きくなったものでもあるので、パソコンと同じように使うには不満点も出てきていたと思います。

もし低価格なMacBookが発売されれば、そうしたアプローチには別の方向で、iPhoneとセットにしてパソコンのように使いたいようなニーズにも新たに出てくるでしょう。私の場合は気軽にChromeブラウザを使いたいということもありますが、Linuxを起動させて日本語入力にMozkを使いたいのでChromebookを使っているようなところもあるので、基本的にはChromebookを使い続けると思いますが、これからは持っているスマホの種類によってChromebookかアップルの学習用ハードかを選ぶように変わっていくのではないかと思います。

特に、学生が最初に触る端末がアップルになるかGoogleになるかというのは、その後の消費活動にかなりの影響を及ぼすだろうと思います。新ハードの性能や価格がどんなものになるのか、今回のGoogleの発表からすると、それなりにアップルの端末が魅力的な端末になるのなら、その内容が出てくるのが楽しみです。今後もこの関連のニュースがあったらこのブログで紹介させていただこうと思います。


ポータブル電源を使い込むようになって改めて思うモバイルバッテリーにあると便利な機能について

以前このブログで、10000mAhくらいのモバイルバッテリーが千円ちょっとくらいで安売りされたら、とりあえず手に入れるべきだと書きましたが、またまたそうしたやり方に沿ってモバイルバッテリーを増やしてしまいました。アマゾンのクーポンで半額になるのが嬉しいAUKEYのPB-Y33というモバイルバッテリーが届きました。物については以下にリンクを貼っておきます。

今回、大きさはスマホぐらいでそれなりに薄く携帯しやすいバッテリーが増えたのですが、このバッテリーの特徴である容量をパーセント表示するというのが、結構はまっています。というのも、ここでも色々と書いていますが、ソーラー充電でポータブル電源を運用することを現在行なっているのですが、毎日充電することになるので、やはり電源の耐久性について心配するところもあるのですが、ポータブル電源に限らず、モバイルバッテリーやスマホの内蔵電池についても同じように言えることがあります。それが、「過充電・過放電を行なわない」というものです。

ポータブル電源のメーカーが言う、一番電池に優しい使い方というのは、残り30%になったら充電し、充電は80%で止めるというものでした。ただこれだと、ポータブル電源の容量の半分しか使えないことになります。私の新たに購入したポータブル電源は、何と使っていて電源を切るところと、充電していてそれ以上充電しないようにするところをアプリで設定することができるので、今のところは10%から95%のところで設定して使っているのですが、モバイルバッテリーを長持ちさせたい場合には、スマホの充電が終われば一日に何回も充電しないような使い方であれば、30%~80%の間で充放電を繰り返すことが長くモバイルバッテリーを使い続ける鍵になります。

今回購入したモバイルバッテリーは、ボタンを押したり充電をしたり、スマホにつないだりすれば、常に残量がパーセント表示されます。今後は、モバイルバッテリーにも専用アプリを用意するようなものも出るかも知れませんが、とりあえずはこのバッテリーで容量をきちんとモニタリングすれば、充電していて80%になったら充電を手動で終わらせたり、スマホの充電が途中でも、残り30%になったら改めて充電するように、モバイルバッテリーの劣化を防ぐような形で管理することができます。

多くのモバイルバッテリーは複数のLEDライトで充電量を表すようにはなっていますが、細かく管理することは難しく、満充電しないで使っている方も、おおかたの目分量で充電しているという方が多いでしょう。果たして今回購入したモバイルバッテリーの残量表示が正確かという肝心なところはわかりませんが、それでも、バッテリーを大事に使うための基準にはなってくれると思います。

というわけで、今後はモバイルバッテリーにも専用アプリとの併用で、自動的に充電を終了してくれるような機能の付いたものが出て欲しいですが、今は容量のパーセント表示ができるモバイルバッテリーをアナログ管理することで、普通にモバイルバッテリーを使うよりもより電池に易しく使ってみようかなと思っています。


路線バスの路線そのものが大都市であっても無くなってしまう世界に私たちはどう対応したら良いのか

大阪の富田林市などで路線バスの営業運転をしている金剛自動車が、2023年12月20をもって事業から撤退することを発表したことがニュースになっています。大都市ではない場所での利用者減による採算割れでの事業撤退というのは良くあり、現在はコミュニティバスとして地方の足としてその使命を全うしていますが、今回の金剛自動車については、単純にお金の問題ではないという事がこれからの社会に対する大きな問題を私たちに突きつけている気がします。

金剛自動車の説明では、慢性的な人員不足が改善されず、さらに2024年から運転手の働き方改革の実施、いわゆる「2024年問題」によって、早朝から夜間まで、全く乗客がいない中でも毎日運行しなければならない路線バスは、燃料の節約もできず、労働条件も良くないので人が集まらないというところがあるようです。今までは観光バス事業で利益を出して路線バスの赤字を補っていた部分もあるそうですが、最近のガソリン・軽油代の高騰は凄まじい勢いなので、そうした経費の支出増というのも路線バス撤退の背景にはあるのかも知れません。

そもそも、すでに車を買って使っている私としても、今後電気自動車にシフトしていく中で、さらには細かな調整が必要な事故防止のためのセンサーのメンテナンスや、自動運転車を作るコストは車の価格へと転嫁されるだけでなく、メンテナンス費用もかかるということになると、車を所有すること自体が難かしくなってくる可能性があります。私の場合はまだ昔に免許を取ったので、車を手放してもレンタカーや時間利用の車を使うこともあるかも知れませんが、今の20才前後の人については、どうしても車での移動が必要な地域にいれば別ですが、電車でどこでも行けるような都市部に住んでいる人は、もはや免許を取るという選択すらしなくなるのではないかという気がします。

そうなると、必然的に大型バスを運転できる免許を取得するような意欲を持った人も減っていくことが考えられます。すぐに世の中の車のほとんどが自動運転車になれば良いですが、まだ自動運転車が今の道路に入り込んできた時にどうなるかという検証すら済んでいない中で、新卒のバス運転手を雇用することはかなり難しいと思われます。今回の大阪の路線バス廃止のニュースは特別なものではなく、来年になると今の人員でも働き方改革を実行することによって今までのようにシフトを回せなくなり、路線は残っても通勤時のみとか、朝や夜間の便は全て廃止というようなダイヤ変更が行なわれるバス会社が全国で出てくるのではないかと心配しています。

そうなると、旅先では観光地へのバス路線が廃止された中では、最寄り駅からレンタカー利用ということになっていくと思いますが、同じような人が増えればレンタカーも取り合いになってしまって、現地までの新幹線の切符や、宿泊先のホテルの予約が取れていたとしても、現地のレンタカーが取れないことで旅を断念するような事も起こってくるのではないでしょうか。レンタカーの回送についても人手は不足していると思いますし、そうなると折りたたみ電動自転車や電動キックボードでも持って電車で現地まで行くような旅のスタイルが現実的になってきてしまうかも知れません。

それ以上に困るのが、今回の場合でもいわゆる坂の上に作られたニュータウンに住んでいる人たちは、行きは自転車で、帰りは自転車を載せてもらってタクシーで帰る(あるいは往復タクシー)ようなライフスタイルになってしまうのか、今後が読めない状況につながっていかなければ良いと思います。もちろん、タクシーの運転手さんも激務なので、人手不足は慢性的にあると思うので、単純にバスの代わりにタクシーをというわけにも行かないでしょう。

そうなってくると、やはり頼りになってくるのがスマホアプリを使ったコミュニティバスの運行ではないでしょうか。乗り合い場所から目的地と行きたい時間を入力して申請すると、他の人の申請状況によってAIがダイヤを決定するような事もできるでしょう。日中バスが走っている時間には、スマホアプリの地図を見てどこをバスが走っているか確認し、定員の関係でその場で乗車予約ができるようならスマホで予約処理をしてから乗り合い場所に向かってコミュニティバスを利用するようにすれば、空のバスをぐるぐる回さなくても済むので、比較的運行が成立しやすいような気はするのですが。

あとは、通勤時間によって大きなバスを出すことも日々の利用状況を見ながらできるでしょうし、徹底的に無駄をなくして経費を節減するためには、利用者自らがシステムを円滑に使用できるようにならないと難しいのではないかと思います。

こうしたシステムをいったん作っておくと、将来自動運転車のバスが町内循環で回るような場合でも、利用者の要請が無い時にはバスを止め、利用申請があった時に近い所にいるバスを向かわせるようなシステムを作り込めば、「あと◯分で着きます」というような情報もスマホで得ることが利用者にはできるので、24時間運行とは行かないまでも電車の始発に間に合わせたり、終電後の足として利用することもできるようになるかも知れません。

ただ、来年には2024年問題が一気にかかってくるので、急に路線バスが無くなってしまう地域が全国でも出てくるかも知れませんね。ただそうした場合にも、新たなシステムによるコミュニティバス路線の再構築で何とか自動運転が主流になるまでのつなぎを何とかして欲しいところです。


日本代表チームの活躍が楽天モバイルに思わぬ付加価値を与えた感のあるNBA生配信サービス

バスケットボールというと、私の地元静岡では女子で過去に黄金時代を築いたシャンソン化粧品が近くにあり、その強さが際立っていた頃には実業団リーグ戦などテレビ中継をされている時には見る機会が多かったです。オリンピックにも出場してシャンソンの選手(古くは村上睦子選手や永田睦子選手など)の活躍を見ていたのですが、そのためか女子の試合は良く見ました。

その後、女子日本代表チームは、東京オリンピックで銀メダルという偉業を成し遂げ、女子のバスケは世界レベルに到達している事を世界に示したと言えるでしょう。逆にそうした事があって、女子の選手がテレビのバラエティ番組などに出ているのを見ると、男子との差が際立ってしまいます。東京オリンピックは開催枠で出場したものの、男子はというと世界で勝てずに人気も上がらないという状況でした。

特に男子についてはプロリーグを作る際に、様々な思惑があったのだと思いますがコート外で揉めたこともあって海外での試合禁止というとても重い処分を受けたことが尾を引き、漫画の「スラムダンク」は海外でも大人気なのに日本の男子トップの人気も実力も上がらないという暗黒時代が続いていました。

そんな中、プロリーグが軌道に乗り、静岡でも今季からB2リーグに昇格した地域密着のベルテックス静岡が人気になってきている中、パリ五輪の予選を兼ねたワールドカップが日本を含むアジアで行なわれることになりましたが、ヘッドコーチに東京オリンピックで女子チームを率いて銀メダルに導いたトム・ホーバス氏が就任した話題性はあったものの、世界の厳しさを知っている人にとっては大会で活躍することは大変で、日本でバスケットボールが盛り上がるのか懐疑的な想いがあったことは私の中では事実でした。

同じボールゲームとしてはかつての栄光を取り戻すかのように、近年メキメキと力を付けてきている男子バレーボールでも国際大会で勝ち進んでいても地上波ではなくBS放送での中継(生中継ですが)のみになっていたのを見ていて、果たして地上波で試合を中継しても見る人は限られるのでは? と思っていたのですが、初戦の強豪(結果的には優勝したからすごく強い)ドイツ戦で善戦し、後半の最後には互角の勝負をしていた日本チームの試合を見て、これは相当力を付けているのでは? と思いながら予選の試合を全て見ましたが、試合が進むにしたがって歴史的なヨーロッパのチーム(フィンランド)に対しての勝利もあり、まるで今までの不人気が嘘のように日本チームの試合がクローズアップされて盛り上がっていったのは本当に嬉しかったです。

結局、日本はパリオリンピックの出場権を獲得し、活躍した選手にもスポットライトが当たってきました。今後は活躍した選手の露出も増え、日本国内のリーグも盛り上がると思いますが、世界最高峰の試合を見たいとなると、やはりアメリカのNBAを見たいと思う人もこれからは増えていくでしょう。もしかしたらワールドカップで活躍した選手がNBAに呼ばれるかも知れませんし、八村選手や渡辺選手の本場NBAの戦いぶりを生で見たいと思う人にとって、すでに「楽天モバイル」に加入しているならば、2023年10月20日(金)より、「Rakuten最強プラン」および「Rakuten最強プラン(データタイプ)」に加入していると、「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」というNBAの試合のすべて(?)を配信するコンテンツを無償提供で見られるのはものすごい魅力になってしまいました。

恐らく、楽天モバイルの方もこうした奇跡のようなシナリオを予想できる人はいなかったでしょう。ただ、今回じっくりと日本チームの試合を見た後だと、前半でかなりリードを許していても、最後の最後まで何が起こるかわからないスリリングなバスケットボールのゲーム観戦の魅力を知ってしまったので、レベルの高い試合を見ていれば、今後は日本チームを見る目が肥えてくるようになるのではないでしょうか。

現在、日本のサッカーチームは親善試合ではありますがドイツに敵地で圧勝し、トルコにも余裕の戦いで勝利するなど、かなり実力を上げてきていますが、それは多くの選手が海外に出て活躍するようになったからだと思います。バスケットボールも、日本からNBAと契約して活躍する選手が増えれば今よりももっと世界で戦えるチームになっていくのではないかと思います。

ちなみに、NBAを楽天の配信で見るには、1プランの「Rakuten最強プラン」に入っていればそれで良いので、例えば普段はRakutenLinkでの無料通話を使うために使い、データは他のプランで使うような私のような使い方をしていても見ることができます。基本的には電話番号を表示させられる電話を無制限に掛けることができて、もしもの時には月3GB未満のデータ通信量で収められるなら、プロ野球パ・リーグの試合とNBAの配信を生で見られて月980円+税で済んでしまうわけで、コンテンツ利用料として考えただけでもお得なプランに今回のワールドカップで楽天のプランの魅力が増えたということになります。その後はわからないものの、今シーズンは無料で見られそうなので、今回のワールドカップを機にバスケットに目覚めたという方も、今シーズンのNBAを見るために試しに入ってみても面白いのではないかと個人的には思います。


今のうちから冬に向けての電力使用量を気にせず家電が使える環境を作るためにはどうすれば良いか?

新たにソーラーパネルとポータブル電源を購入し、本格的な家庭内ソーラー発電に着手していますが、意外にも自宅での発電量がそこそこ期待できることがわかってきたので、かなり今後への展望が開けてきたように感じています。

といっても、夏にエアコンを四六時中動かすというのは無理で、今のところはDCモーターの扇風機(20W)を付けながらノートパソコンやモバイルモニターを同時に使う(15W程度)くらいのものですが、これだけでも大型テレビを付けないでテレビやネット配信の動画を見ることはできるので、それほど意識しなくても節電にはなっています。

今挙げたものを全て同時に使った場合の一時間あたりの電気量は35Whくらいなので、新たに購入したEcoFlowのRiver2の容量が256Whなので、実質的に使える容量がカタログ値の8割くらいである約200Whあたりでも、6時間弱の連続使用に耐えられるくらいということになります。常に自宅に籠もっているわけではないので、これくらいなら一日の使用量をキープするくらいなら十分で、過去に購入したポータブル電源も同じくらいの容量があるので、一日おきに充電をすることでうまくローテーションを組んでいけます。ただ、これ以上の使い方を考えるとなかなか難しいというのが正直なところです。

現在、自宅のベランダで発電のできる環境については、色々と試行錯誤をしていまして、最初に購入したものの前に買ったポータブル電源で出力があまり見込めなかったことによってしばらく使っていなかった、100Wの折りたたみソーラーパネルを新しいポータブル電源につないだことで、それなりに発電することがわかってきました。改めてそのパネルを現役復帰させることができればと思っているのです。ポータブル電源に接続するケーブル類や物干し吊り下げ機具の整備を今は行なっています。2枚のソーラーパネルを並列に接続するケーブルは購入済みなので、先日購入した120Wのソーラーパネルとつないで使えば、理論上は220W・18Vで出力できる環境が作れ、さらにもう一枚60W・18Vのソーラーパネルを余らせることができます。さらに、3つのソーラーパネルはどれも18Vと同じなので、どれも組み合わせて使うことができるので状況に応じて使い分けることもできるように目論んでいます。

もっとも、新しく購入したRiver2はソーラー入力が最大110Wまでしかできない仕様になっています。120W単体のパネルでは当然110Wも出ませんが、60Wのパネルと連結すると、日が正面から当たる時には110Wぎりぎり出るので、River2を充電する際はこの組み合わせがベストです。ただ、恐らく100Wと120Wのソーラーパネルをつなげると、それ以上の出力になるものの、最大110Wというリミットがあるので、大きなパネル2つを繋げると大容量を出せるものの、今の環境ではその大容量を生かせなくなってしまっています。

そこで、今の環境で最大出力をスムーズに蓄電できるように、新たなポータブル電源の入手も早くも視野に入ってくるのですが、夏から秋にかけてはそこまで電気を使うことは少なくなる(エアコンも使わなくなるので)ので、今後また電気製品を使うことになるであろう、冬にかけてこのソーラー発電の出力を最大限に生かせるような蓄電池および家電の使い方について考えてみることにしました。

今は毎日暑いのでそんなに考えることはありませんが、やはり冬になると部屋はかなり寒くなってきます。ただ、自宅の構造はかなり断熱効果があるだけでなく、一日の中でも長い時間日が当たるので(これがソーラー発電を行なうには好条件になっています)、日が沈んでからと早朝に暖を取れればという感じで、国内でも恵まれている地域に私は住んでいると思います。

昨年はずっと使うのではなく、早朝の寒い時間専用ということで小さな石油ストーブを購入したのですが、電気がいらない反面、今年から来年に掛けても灯油価格の上昇が考えられるので、電気代だけでなく燃料としての灯油代を節約するという意味でも、電気を使った暖房器具が動くポータブル電源をソーラー発電で充電して使えないか? という事を考えてみました。

そうなると、現在使っているEcoFlowのシリーズの中の「River2 Pro」では、設定を変えれば1000Wまでの家電が使え、容量が768Whあるので、600Wくらいの電気ストーブやセラミックヒーターを朝の短い時間だけ使って、使った分を出勤時から夕方までソーラー充電するというような使い方をすれば、本来は冬に増えるはずの電気代をソーラー充電したポータブル電源でまかなうことも可能になってくるかも知れません。

River2 Proの出力は最大1000Wですが、最大1000Wであれば停電時に自宅の冷蔵庫の長時間運用もできますし、いざという時には電子レンジも使えます(自宅のレンジは950W)。洗濯機も水さえ出れば使えますので、災害時だけではなく季節を問わず日々の家電で消費している電気代を減らす方向へ向かわせることも可能でしょう。また、今は持っていないのですが、IH調理器を使うこともできます。特に冬には食卓に鍋を置いてそのまま調理するような事も可能です。こういったこと全てがソーラー充電した電気で賄えるのであれば、その分の電気代のコスト負担なしで使える状況は増えていくと思われます。

ただ、容量が多い分、使い切ってしまったポータブル電源を満充電するには晴天の日でも一日では足りなくなるかも知れません。その場合は60Wのパネルで今使っているポータブル電源を充電しながら、出力の大きな家電を使うのはその時だけ我慢して、何とか電気代の負担を少なくしたままで生活パターンを維持できればという感じですね。

便利だからといって、家のコンセントからこうした大出力の家電を使うようになってしまうと、冬の電気代の方が夏よりも高くなってしまうかも知れません。ちなみに、我が家では暖房も冷房も必要ない季節だと月6,000円前後くらい、夏にずっとエアコンを使い続けた最高が月15,000円くらいでしたが、今年は節電の効果もあり月11,000円くらいで推移しています。また、冬の暖房が必要な時期には最高で月10,000円くらいまで電気代が上がった経験があります。さらに冬の場合は先述の石油ストーブ用の灯油代も別途かかるので、何も考えずに使うと下手をしたら月15,000円くらい光熱費だけで使ってしまいそうです。

それを、ポータブル電源とソーラー発電によって灯油代や一部の暖房機具の使用ができて、冬のシーズンを中心に月5千円くらい電気代や光熱費を抑えることができれば、だいたい2シーズンくらいで追加するポータブル電源代くらいははペイできるかも知れません。今だとEcoFlowの公式ページからだと防災の日セールでRiver2 Proは6万3千円くらいで買えるので、安値で買えた上での計算にはなりますが、日々の節電に気を付けながら、およそ10年は繰り返し充電で使えるポータブル電源を使っての生活というのは、極端に我慢すること無くソーラー発電が日々安定してできるならおすすめですね。

ちなみに、私はすでにソーラーパネルとポータブル電源を購入したばかりで、魅力的なセールも終わっている状況なので、次回の冬のボーナス商戦の際のセールを狙って、今よりもさらに安く買えそうなポータブル電源と合わせて消費電力が少なくても使えそうなIH調理器・暖房器具についてもチェックしていくつもりです。

車中泊の旅の場合でも、大き目のポータブル電源を持って出掛ければ、それで動く家電が多ければ多くの場合で利用できますし、車の場合は常時100Wでシガーソケットから走行充電もできますので、現地でソーラー充電ができる環境であれば、自宅での生活とほとんど同じような形で電気のある生活を享受しながら旅ができることになります。もちろん、電気を使わない調理器具なども併用して使えば、普段の生活と何ら変わらない使い勝手で旅が楽しめるでしょう。

今後、電気代や燃料代がどこまで上がるのかわかりませんが、とりあえずは他の事についての物欲を抑え、パソコンやスマホは今あるものを大事に使いながら、まずはどんな状態でもそれらの機器を使い続けられる環境作りを行なっていきたいと思っています。


もはや自力でスマホを使いこなすスキルがないと生き残れない時代であることを意識すべき

先日、自分より年上の方からの相談を受けました。その方はそれなりの大きな会社できちんと働いている方なのですが、今まで紙で出ていた給与明細を基本的に自分のスマホやパソコン上から会社の新たなシステムに入り、そこからダウンロードして印刷・閲覧するようにという話になったのでどうすべきかというものでした。

残念ながら、私はその方と同じ会社に勤めているわけではありませんので、その会社の人しか入ることのできないシステムに入るためにその内容を詳しく聞いたり設定のお手伝いをすることはできませんので、同じ会社の中でスマホの扱いに詳しい人に聞きながら登録してはとアドバイスしたのですが、その方はスマホは持っていてもなかなか作業をするのが苦手だということで、そうであれば、会社の総務に話をして、今まで通り紙で出してもらうようにできれば良いのだがという話をして、とりあえず話はそこで終わったのですが、こうした流れはもはや止まることはないだろうと思います。

恐らく、その方の会社の方でも経費節減という側面もあると思いますし、細々とした作業を減らして他の方に力を注ぎたいというところなのでしょう。ただ、詳しく話を聞いたわけではないのですが、最初に使っているスマホに特定のアプリを導入してそのアプリで会社のホームページに入るための認証を行なうらしいので、パソコン単体では接続できない(恐らくパソコンでIDとパスワードを入力しても、さらにスマホ画面からの認証を行なわないとログインできない?)ような感じなのでしょう。それは当然、悪意ある第三者がシステムに侵入できないような対策なのでしょう。しかし、そうしたセキュリティを強化していく中で、それこそ現在まだスマホでなくガラケーしか使っていない人が会社にいた場合は、ついにというかスマホへの転換を強制されることになるわけです。

恐らく、しばらくは以前のようなやり取りを続ける例外を認めているとは思いますが、最初はそのような事はできても、ずっとそれが続く保証はありません。翻って、私自身や身の回りについて考えてみても、そうした事が自分の身に起こる可能性はあるので、やはりきちんとスマホへの乗り換えを行ない、スムーズに新しいシステムを使わなくてはいけなくなっても、移行できるようにしておかないといけない状況はあると思います。

ただ、一つそうしたシステムについて問題だと思うことは、閲覧はスマホがあればそのまま画面の中で見ることはできるのですが、もし自分で出した書類を紙に出力したい場合、新たな費用が発生しかねないことだと思います。昔なら年賀状を毎年一回は書く時に家庭用のプリンターを使っていましたが、今や「年賀状じまい」をし、用件は全てメールやSNSで済ます人も珍しくありません。インクジェットプリンターの場合、使わないで放っておくとインクづまりが発生していざという時に印刷できないという事も考えられる中、あえてそのためだけにプリンターを買うのは、現代の値上げ社会に生きていると、コスト的に痛いという方もいると思います。

そうした場合、ファイルをPDFやエクセルファイルなどの定形で保存できるならば、スマホからコンビニのマルチコピー機を使って出力するサービスを活用することを考えた方が良いでしょう。

https://syachu.net/202211030

上のリンクは、以前紹介したセブンイレブンのマルチコピー機を使って会員登録不用で印刷が可能な「かんたんnetprint」というアプリを使い、QRコードを読み込ませて印刷できるという内容について紹介しています。詳しい使い方や入手先についての説明はセブンイレブンの以下のリンクを紹介しておきますので、こうしたものを使えば、今後色々な変化が自分の周りであったとしても、スマホ一台で何とかなることは確かです。だからこそ、苦手であってもスマホに向き合って使っていく覚悟というものも必要になってくるところもあるかも知れません。ただ、頑張ってそうした苦手を克服することができれば、お金も掛けずに対応できるようになります。こうした社会の流れを理不尽だと思う方もいるかも知れませんが、今の社会は今までのように単純作業をするための人材まで常に置くことはできなくなっていることも確かなのです。今回相談を受けた方についても、できれば自分で閲覧・印刷ができるようにした方が良いのでは? とアドバイスしたいと今は思っています。

https://www.printing.ne.jp/support/mobile/appli_netprint_k.html


ペロブスカイト太陽電池への期待をしながら現状でのベストな自宅ソーラー環境を考える

以前から、日本で開発された技術ということで注目を集めているペロブスカイト太陽電池について、テレビの特集で開発状況を見られる機会がありました。フィルムのように薄く軽くできるだけでなく、現在のソーラーパネルの場合、曇りになるとがくっと発電力が落ちたり、影になると発電しなくなるような事も改善されていて、しかもロールシートに印刷するような形での大量生産が可能になるということになると、出たては高額になるのは仕方ないにしても、国内国外で普及していく中でパネル自体も安くなっていくだろうし、今まで考えられなかったような使い道も出てくるのではないかという話で、国内のエネルギー事情を改善するという点で、かなり期待できる流れになってきました。

ちなみに、現在もアルミパネルで覆われた大きくて重いソーラーパネルもありますが、フレキシブルタイプで、かなり軽いソーラーパネルもあり、アマゾンでは安いものだと100Wのパネルが1万円くらいで購入することができます。私が本格的にソーラー発電をしようと思ったきっかけは、こうしたソーラーパネルの価格が安くなったこともあるのですが、ポータブル電源が爆発の危険があり、使用回数が500サイクル前後と少ないリチウムイオン電池から、爆発する危険がなく、充放電3,000回以上利用可能なリン酸鉄リチウム電池を採用したものが多くなったことにも理由があります。

ただ、まだ大容量のポータブル電源は高額でなかなか揃えるのは大変だと思います。ただそれも、多くの家庭の意識が変わり、多くの人がソーラーパネルを使って日常生活に使う電気の一部でもポータブル電源に蓄電して使うようになればなるほど、関連ハードの価格は下がっていくだろうと思います。ただ、やはり今後のソーラー発電が家庭内で行なう人が増えるかどうかというのは、ソーラーパネルの高性能化が必要になってくると思います。

ちなみに、以前も書きましたが、私の自宅の場合、太陽が正面に来る時間が決まっているので、できれば直接太陽が当たらない時間だったり、曇りや雨の天気でもそれなりに発電をしてくれないと、継続して発電した電気を使うには、蓄電池の数や容量を増やしていかなければなりません。それが、先日のテレビのペロブスカイト太陽電池の場合、ほとんど日が差さない場所に設置されていても、それなりの発電量が見込めるみたいなのです。現在は手持ちの折りたたみ式のソーラーパネルの発電量合計は280Wで、実際はかなり効率が落ちるのでポータブル電源をとりあえずは使っての蓄電になりますが、曇でも直接日光が当たらなくても雨でもそれなりに発電できるペロブスカイト太陽電池が実用になるなら、また違ったやり方も視野に入ってきます。

本格的に家の電気をソーラー発電で賄おうと思っている方が使っている、車のバッテリーのような大き目で大容量のリン酸鉄リチウム電池にインバーターを組み合わせてそこにどれだけ溜められるかによって、生活に必要な電気のかなりの部分を使えるような生活ができる可能性も出てきます。問題は、一軒家ではない集合住宅の限られたスペースで果たしてどのくらいの電気が作れるのかということです。ペロブスカイト太陽電池で今の自宅の窓をできる限り使ったとして、私の自宅の場合、現在の上限だと思われる300W弱からどのくらい増やすことができるのか(曇りや雨の場合の発電量がどれくらいになるかということも含めて)、それが私の今後の注目したいところです。

また、ペロブスカイト太陽電池が安く売られるようになると、自宅だけでなく車の天井やボディにかけて貼りまくり車の中に今後車内に放置しても爆発せず劣化もしない蓄電池がさらなる技術革新によってできればそれを入れておく、充電用の施設として車を使うこともできるようになるでしょう。今でもフレキシブルソーラーパネルを車の天井に貼って、大型のポータブル電源に走行充電を組み合わせることで、車で移動しながら車内に入れた家電を動かすようなチャレンジをしている方もいますが、キャンピングカーを持てるご家庭はそれほど多くはないと考えた時、やはり車自体を発電場所として使うような形で考えた方が現実的です。蓄えた電気を持ち運びしやすいポータブル電源に溜めて自宅に運んで利用したり、電動自転車や電動バイクの充電用の電源として使うこともできると、近くを移動するだけなら、お金を掛けないで動力を得ることにもなります。

というわけで、日本で発明され、量産化への開発が進んでいるペロブスカイト太陽電池の今後には期待しております。個人的には賃貸の住宅でも設置しやすいようなパネルや、車に簡単に貼り付けて使えるようなものが、今の中国産のパネルより安く出てきた時、今持っているシリコンのソーラーパネルに代わって利用できるようになると思います。新しいソーラーパネルを安くするためには、国内での需要が上がることが必要なのですが、業者が儲かってユーザーが割を食うようなことになっては駄目で、DIYで安く設置して手軽に楽しむような事が普通にできるようになれば、状況は変わるのではないか? と思っています。私も今後は、溜めた電気をどのように使うかということも考えながら、新しい技術が安く使えるようになることを待ちたいと思います。