月別アーカイブ: 2023年6月

儲からない事業であっても生活のために必要なものについては未来基準で考えるべきでは?

明治時代の植物学者というより語学・民俗学にも通じ、歩く百科事典と言われた紀州の人、南方熊楠は、今で言うエコロジストのはしりであったと言われています。時の政府が神社合祀令を出した時にも、小さな神社が大きな神社にまとめられることによってその地に生きている言い伝えや貴重な植物など、そこに神社があるおかげで守られてきたものがなくなってしまうということからかなり大きな論陣を張って神社合祀令に反対したことは良く知られています。

ただ、地元の人からすると、大きな建物が立つことに反対していた南方熊楠は、地元に郵便局ができるという時には反対しなかったという話も伝わっています。彼はイギリスに留学していた時からイギリスの科学雑誌「ネイチャー」に寄稿していて、生涯では51もの論文を紀州田辺から送っていたということです。インターネットのない時代、通信を担うのは物理的な原稿の送付であり、さすがの熊楠も、自分の考えを世界に広めるためには郵便局の建物には反対しなかったという話があります。

こうしたことは現代でも言えることで、現在はインターネット網が国内に張り巡らされたことで、日本のどこにいても自分の考えや作品を発表することができるようになりました。買い物でも、わざわざお店に買いに行かなくてもネットショッピングを使えば家にいながらにしてあらゆる物を注文でき、驚くべき早さで手元に届きます。ただそれは、昔から変わらず日本国内の物流の力があってこそのもので、インターネットが発達すればするほど、物流もそれに追い付くように進化していかないと、日本国中どこでも同じように生活ができるという、今のような便利なサービスもなくなってしまうかもしれません。

日本では郵便局が民営化されたことにより、大手の宅配業者が郵便局がそれまでやってきたサービスを提供するようになり、私などは一時期ネットオークションで出品したり落札するような場合には、郵便局より安い、ヤマト運輸の「クロネコメール便」を利用させていただいていました。その時にはヤマト運輸も信書の取扱いをするのか、そうなると郵便局はどうなってしまうのかとも思っていたのですが、さすがに郵便局より安く配達するためには、それを届ける人が必要で、全国津々浦々までそうした組織を作ることは難しかったのか、まず個人利用のメール便が使えなくなり、今回はヤマト運輸がついにメール便自体を止めるというような発表がありました。

ニュースでは2023年10月には「ネコポス」のサービスが終了、2024年1月末で「クロネコDM便」も終了するということです。ただ、ヤマト運輸では荷物の引受は行ない、その荷物は同じようなサービスを行なっている郵便局に回され、配達の方を郵便局が行なうことでヤマト運輸と日本郵政が合意したということです。

インターネットを利用したフリマの需要は今後もまだあると思いますし、このサービス自体が無くなってしまうと、特になかなか買い物に出掛けられない地方の人たちにとって不利な状況になります。そこで、一部の例外をのぞいてほぼ日本全国の配達をカバーしている郵便局にヤマト運輸が事業を移行するということになると思うのですが、これは一連の流れを見ている私としては、何とも言えないような気がします。

そもそも、ヤマトは規制緩和を目指し、本格的に郵便事業に参入しようとしたものの、規制をくずすまでには至らず、手紙などの信書は郵便局しか扱えないまま個人で利用可能なメール便から手を引くわけです。ヤマト運輸がこうした判断をしたのには、はっきり言って書類や手紙を扱ってもなかなか儲けるのは難しいという理由もあるのではないでしょうか。ただそうした判断は、今後小型の荷物や書類を一手に扱うことになる(佐川急便はすでに郵便局に移行しているとニュースでは報じられていました)日本郵政もしなければならなくなるかもしれません。今後こうした小さな荷物を扱いあぐねた場合(儲けが出ても人手が足りなくなることも考えられます)、もし郵便局がこの事業から撤退してしまったらと思うと、その不安感が生じてしまいました。

そもそも、ある意味採算を度外視しても全国の家々に郵便物を届けるという目的のもと国家の事業としてはじまった郵便事業は現在民営化され、普通の会社と同じように儲けを出すことを目的として現在は事業にあたっています。一体化していた貯金・保険も郵便事業から切り離され、独立採算で経営が行なわれています。ニュースでは他社(ヤマトや佐川など)と競ったメール便事業で勝ったというような解説をされているところもありましたが、そもそも全国一律サービスで儲けを出すのは難しく、本音を言えば郵便会社もこのままヤマトや佐川から引き受けた小型の荷物を運ぶような仕事はやりたくないのではと思うのです。

個人の見解では、宅配便と分ける形で安く全国に送ることのできる手段があればこそ、全国どこにいてもインターネットを通じて商売ができたり、不要なものを処分できたり、必要なものを安く買うことができるわけで、今回の決定にほっとはしているものの、さらに運送業で働かれる人が少なくなったり、条件が悪くなったりすることで状況はどう変わるかも知れません。

これは流通だけに限る話ではなく、このまま高齢化が進み、人々の多くが今まで使っていた自家用車を手放さなくてはならなくなった場合の公共交通機関についても言えます。国鉄がJRへと分割民営化されたことで、新しい自動運転車や電気自動車を利用できない(購入資金だけの問題でなく自宅に充電場所を確保できない場合も十分に考えられます)場合、住んでいる場所によっては日常的な買い物にも困るようになります。さらに、物流でも採算が取れないと一部地域へのサービスが無くなったり、他の地域より高額な料金が必要になるということになれば、今後の地方のあり方にも関わってくるでしょう。せっかく、インターネットの発達によって全国どこでも同じサービスが受けられるようになっているのですから、今後もそうした状況が変わらないよう、特に地方に住む人が困らないような社会的なインフラをいかにして守っていくのか、みんなで考えていくべきではないかと思うのですが。


デジタルを社会生活を行なううえでの基本にするならさらに簡単・安価な入口を作るべきではないか

現在のマイナンバーカードに関するニュースを見ていると、情報を入力して自分で考えて利用している人・いない人については大きな問題になることはないと思いますが、全くニュースを見なかったり、マイナンバーカード自体を知らないような人にとっては、今後の社会で生きていくこと自体が難しくなってしまうのではないかという感じがします。

現在、政府はマイナンバーカードを健康保険証の代わりとして使うことを言っていますが、マイナンバーカードは5年ごとの更新が必要で(身分証明として使うためにはそうした事は必要だと思います)、もし更新を忘れてしまった時に運悪く病気になってしまった場合、保険証としてマイナンバーカードを病院に持って行ったとしても、医療補助が受けられず、後日返金があるにしても窓口で10割の負担を強いられるようなこともあるかも知れません。

もし、スマホにマイナンバー機能を入れて、カードの更新(顔写真の撮り直し)などもスマホで申請ができてしまうということなら、事前の更新のお知らせはマイナポータルの方から届くと思いますし、実際に役所に出向く場合には出来上がった新カードを受け取るぐらいにしてくれれば、利用者側もそうですが、役所の方の負担も減り、システムもうまく回っていくのではないかと思いますが(これは個人的願望で、その様になってくれれば嬉しいということです)、これはあくまで対応したスマホを使いつつ、バージョンアップのため新しいスマホが必要になった場合には自分の意志で買い換えるだけのスキルを持っているかどうかで違ってきます。

健康保険証の他に、運転免許証についてもスマホの中に入り、さらに更新時の講習についても、「ゴールド免許・事故・違反なし」であればオンラインでの講習でスマホ内で完結してしまうなら、これはこれで便利です。ただそうなるとスマホを常に身に付けている必要が出てきますが、例えばスマホでなくスマートウォッチに集約することができれば、それはそれで便利でしょう。しかしこれも、まだそこまで普及しているとは言えない、スマートウォッチ・スマートバンドを生活に取り入れている人でないとうまいこと行かない気もします。

現在、全ての人がスマホを持っているわけではないので、このままマイナンバーカードを強制にした場合、スマホのない人はかなり暮らしにくくなっていくだろうと思います。各種電子マネーは、クレジットカードのような物理的なカード類で代用できるところもありますが、QRコード決済の支払い方はカードではできませんし、近くのスーパーだと専用の電子マネーのカードを作っても、スマホアプリに登録情報を紐付けないとポイントが付かなかったり、付くポイントが少なくなるというような事が起きています。こうした流れが進んでいけば、自分一人ではアプリを使いこなせなくても、一人に一台スマホを持たせて、スマホでできることはスマホ内で完結させるような事をやれるかやれないかで、大きく生活の手間が変わってくるようになってしまいます。

今の時代は、公共交通機関にとってもきびしい状況が続き、北海道ではさらなる駅や路線の閉鎖が考えられているそうです。高齢化社会とあいまって、自分で車を運転できなくなったら、どこへも出掛けられないような買物・情報難民が大発生する可能性は高いと思っています。そんな中、頼りになるのはネットを基盤にしたスマホ活用の道に舵を切るしかないと思うのですが、相変わらず端末は高額であり、通信会社は通信と端末とのセット売りを分割で行なっているので、通信費が安くなったとは言え、新たなサービスに合わせスマホを買い換えるのも大変な部分があります。

もし政府が本気でマイナンバーカードを国民全てが使用できる環境を作りたいのなら、個人個人の持つネット環境について、金銭的な補助だけでなく、使い方の指導をしてくれるキャリア代理店への補助をするような事も必要になってくるのではと思います。先日、テレビでMNPによりスマホを買い換えることで小遣い稼ぎをするつもりが、複数のスマホを買わされてその残債を払い続けなければならないという被害者に取材した特集を見る機会がありました。

キャリア代理店の中には裏社会とつながり、詐欺電話の掛け子が使用するためのスマホをこうした募集により手に入れているという実態も報じられました。代理店としても、お店の経営を続けていくためには、とにかく自分の回線に乗り換えてくれる契約者が多ければキャリアからの販売奨励金が入るので、そのために裏社会の人たちと手を組むような構造があるそうなのですが、もっと他の事で代理店が営業を続けられる道があれば、詐欺被害の防止にもつながると思うのですが。

まずは、スマホであれもこれも行なわず、電話と社会生活をするための機能だけを求める層が使えるような端末を開発し、このスマホを購入する際には国が補助を出し、さらにそのスマホを使っている人やスマホの使い方がわからない人に向けたセミナーを行なうために援助をし、また通信プランについてもスマホで各種手続きをする事で困らないくらいのものを提供するくらいの事を国策で行なわないと、いつまでもマイナンバーカードについての問題は残ると思います。また、高齢者でなくても生まれた子供にさえマイナンバーカードを持たすのだとしたら、親のスマホで子のマイナンバーカードを管理できるようにするか、専用の子供用の端末を作るかしないと、そちらの方でも問題が起きてくるかも知れません。

それが大変だったら、今まで通りマイナンバーカードは任意とし、スマホと連携して便利に使いたい人が便利に使えるような形で、他のサービスとの一本化については考え直し、今まで通り任意にするのが妥当ではないかと思います。私自身は自分の情報が第三者に盗まれて犯罪や自分への恐喝などに利用されるよううな恐れを実際に感じたら別ですが、そうでなければスマホに必要なものは入れてしまって、うまく使っていきたいと思っています。ただ、私が考えているような事ができないような結末になるようなら、あえてスマホにマイナンバーカード機能を入れる事から考えていかないといけなくなるかも知れません。人々が何を求めているかということを、政府はもう少し考えてやってくれれば、賛同する人も増えるのではないかと思うと現在の状況は残念だと言わざるを得ません。


日々の買い物から旅行での買い出しまで対応させるには大がかりなクーラーボックスより保冷バッグ

昨年あたりから注目しているワークマンのキャンプグッズがあります。水筒などで使われている真空断熱構造になっているコンテナボックスの丸型は店頭にあるものの、角型の真空断熱コンテナボックスはその形状が丸型よりも入るものが多いということで、いつ出るかと期待していながら今だに発売されていません。丸型のものは近所のワークマンでも売っていて、手を出したくなるところですが、何しろ物が入らず、それならすでに持っている安い小さめのクーラーボックスの方が軽くて取り回しも便利なため、ずっとそのままなのですが、今年もいよいよ食中毒が心配な季節がやってきまして、基本的に日々の買い物に利用でき、軽くて折り畳める保冷バッグ・ソフトクーラーボックスの中から一つを購入することも考えてみました。

いざという時には釣り道具メーカーが作ったレジャー用のハードクーラーボックスを持っていくこともあるのですが、ハードタイプのものだと、車に入れるとそれだけで大きな場所を取ってしまうだけでなく、大きく重く、思ったほど入らない(断熱効果を上げるため中の容量はクーラーボックスの大きさと比べるとちょっと少なめ)ということもあるので、もっと現実的な対応を取ることにしました。

といっても、100円ショップに売っている保冷バックだと実際に使ってみてもすぐに壊れてしまうという経験をしたことも多々あるので、安いものでも使い慣れたメーカーのものを使うことにしました。この場合、同じような機能のものでも、いわゆるキャンプ用品のメーカーのものはそれなりに高く、最近のお気に入りグッズが多いワークマンでもソフトクーラーや保冷バッグについてはそれほど選択肢がなく、私の用途にも合わなかったため、安くても実用性が高く、安心のブランド「サーモス」の保冷バッグの中から物色しました。以下のリンクは色の違いで私が購入した時に一番安かったタイプのものになります。状況によって最安のものは変わってくるかも知れませんので、念のため他の色の価格についても調べてからの購入がおすすめです。

この保冷バッグは25Lと容量も大きく、かなり前に購入して現在も普通に使っている5Lタイプのソフトタイプの保冷バッグと同じ構造になっているので、ある意味安心できます。私が詳しくレビューしなくても、色々な方がすでにレビューをしてくれていますので、その点でも安心です。これはその大きさから自転車やバイクのかごに入れるのには大きすぎそうなので、車の中に常に入れておき、ちょっとした外出の帰りに買い物をするような場合に使うことを想定しています。

こうしたタイプだと長時間の運搬には向かないものの、スーパーで購入したものを運ぶ場合、スーパーのご厚意でいただける氷が溶け切る前に目的地に着けるような時間で使うのであれば、十分使えると思います。長時間購入したものを冷えたまま運ぶ方法というのは、今ではバッテリーで動く冷蔵庫などもキャンプブームもあってかなり多くの種類のものが出ていますので、用途によって使い分けるというのが良いと思います。

車中泊仕様の車やキャンピングカーで冷蔵庫を完備しているなら、現地での食品の買い出し用としてこうしたものでも十分な性能を発揮しますし、朝出てお昼に食べたり飲んだりするものを運ぶぐらいなら、事前に保冷剤を入れて食料と一緒に持ち出せば、大きくて重いハードタイプのクーラーボックスと比べても、そこまでだめだとも思えません。当然限界はあるので、私は基本的に日常の買い物で使いながら、その性能を計っていき、旅行の際にどこまで使えるかという判断に活用することも考えています。


低スペックな低消費電力ミニPCのモバイル運用について本体そのものを持ち出す新たな可能性を考える

相変わらず、Chromebookを購入して便利に使っています。一応、ブログを書いたり、スマホで撮影した写真を加工(主にリサイズ)してブログに上げたりするくらいなら、全てChromebookでできてしまうので、今まで使っていたWindowsOSのノートパソコンの出動回数がかなり減りました。

ただ、全くウィンドウズパソコンが必要ないかというとそんなことはありません。Chromebookはほぼウェブサービスを利用しての運用になるのですが、便利なアプリケーションはWindows上で使えるものも多く、作業によっては当然ウィンドウズを使いたいですし、使える状態をキープしておきたいと思います。

今までは、置き場所が無いということと、昨今の電気料金の値上がりの関係から普通のデスクトップPCをあえて導入するメリットは見いだせなかったのですが、最近になってタブレットよりも小さくスマホと同じくらいのスペースに機能が詰めこまれた「ミニPC」に注目することになりました。大きなディスプレーの裏にミニPCを設置すれば、ほぼモニターのみで高性能なパソコンとして使うことも可能になっています。

私のWindowsパソコンの使い方としては、動画の方には手を出していないこともあり、そこまでのCPU性能を追求してはいません。逆に、電力を消費しない低電力のCPUを使ったものの方が、私にとっては色々な理由で購入する理由が出てくるのですが、今回はちょっとその事について書いてみようと思います。

You Tubeやウェブを見たり、簡単な作業をオフィスソフトによって行なうくらいだったら、2万~3万円くらいの間で出ているミニPCのスペックでも十分で、特にインテルの「N100」というCPUはかなり話題になっているようです。とあるメーカーのN100を搭載したミニPCに付属するACアダプターは36Wのものが付いているのだそうで、これだとデスクトップながら、ノートパソコンと変わりません。ちなみに今使っているChormebookのACアダプターは45Wとなっています。

さらに、メーカーによってはACアダプターの端子が独自規格のものだけではなくUSB Type-CタイプのPD端子からでも利用可能なものもあります。私が見た中ではMinisforum UN100というミニPC(現在人気のため?売切で次回販売分の予約受付登録中)は、付属する独自規格のACアダプターだけでなく、汎用のACアダプター(あくまで自己責任になりますが30Wのものでも動く?)でも動いたというようなネットでの報告もあるので、デスクトップ型のPCとはいえ、ミニPCは持ち運んで使うことも十分にできるポテンシャルを持っているということになるでしょう。

私がこの種のミニPCを購入した場合、僅かな部屋の隙間に本体だけを置き、基本的にはChormebookからリモートデスクトップを使って動かしたほうが余分なものを使わずにChromebookだけで完結してしまうので、そんな使い方を考えています。リモートでなく直接操作したい時には、すでに購入しているモバイルモニターがあるので、それとキーボート・マウスの組み合わせで単体で利用することも可能になり、いざというときには心強いです。

ただ、これだけ小さくて省電力ということになると、この本体とコード類・キーボード・マウスをセットで持ち出して、宿泊場所のテレビに接続してそれをパソコンとして使うというようなこともできてしまいそうです。さらにミニPCが進化して、当初購入したものから買い替えたような場合、自宅に置くものと持ち出すものとを分けて使うというようなこともできてしまいます。その際に、Chromebookで使っている汎用のACアダプターがそのまま使えてしまうというのは結構便利です。

現在販売されているミニPCはOSにWindows11Proが載っていて、Proであれば標準でWindowsのリモートデスクトップが使えるというのも大きいですね。耐久性には不安はあるものの、利用する範囲を限定し、Chromebookでできることは極力行なうようにすればそれなりに長く使えそうです。

また、自宅据え置きだけでなくセットを持ち出しても使えるミニPCは、車の中にパソコンを常備しなくても持ち込んでセッティングし、ポータブル電源を使えば問題なく車中泊のお供としても使えるマシンになりうると思います。ノートパソコンの方が便利という声も聞こえてきそうですが、モニターの大きさを後から変えたり、自分の使い方に親しんだ手になじむキーボードのある方なら、使い慣れないノートパソコンよりもミニPC一式をまとめて車内でセッティングした方がリモートワークを車中泊をしながらしたいと思っている方には合うのではないかと思います。

私はすぐに購入することはないと思いますが、今後のWindows11への乗り換えを考える中で、一台は持っておき、もし追加で買い足してしまったら、本格的にモバイルユースで使うような事もするかも知れません。そうなると、荷物は増えるものの、ChromebookとWindowsノートの2台持ちよりは様々な可能性が出てくるのではないかと思います。モバイルモニターやキーボードはOSとは関係ないので、良いものを長く使うことができますし、今後の状況に合わせてWindowsOSのサポートを継続させていくためには、こうしたミニPCの活用が案外良いのではないかという気がします。


Windows10の最新バージョンのサポート終了に合わせてパソコン買い替え計画を考える

最近、今使っているWindowsパソコンのうちWindows10で11にアップグレードできない(CPUやメモリの関係で)2台についてどうしようかと考えていたのですが、それを考える前に、今使っているWindows10はいつまでサポートが行なわれるのかということを把握しておかないとわからない部分も出てくるので、調べてみました。そうしたら、現在出ている「22H2」というのが最新かつ最終バージョンで、このバージョンのサポートが終了するのが2025年10月14日の予定だということがわかりました。

これを書いているのは2023年6月なので、まだ2年以上の猶予はあります。一応、中古のものでWindows11が搭載されているものはどのくらいあるのかということも見てみましたが、いわゆるお手軽価格のものは、まだWindows10がのっているものが多いようです。個人的にはノートパソコンについては新品にこだわらず、中古でもハードの永久保証をしている「リングロー」の再生パソコンでと思っているのですが、実際のところまだWindows10が使えるなら、もう少し今のノートパソコンを使って、その上でいつ買い替えるかということを考えるべきかと思います。

ちなみに、日々暮らしていてある程度まとまってお金を用意しなければならない事に、車乗りにはわかると思いますが、2年に一度の車検があります。私の場合は来年(2024年)11月に次の車検になりますので、他の支出もにらみながら、パソコン買い替えをするのは翌年の2025年に入ってからで十分だろうと考えます。

現在、モバイルパソコンのOSは唯一Windows11アップデートしているので、購入するタイミングを逸したとしても、全くWindowsが使えなくなるということはありません。Windows10サポート終了事前にパソコン業界がどのくらい騒ぐかはわかりませんが、2025年6月のボーナスシーズンであれば、選り好みしなければそれなりにお得なものが手に入るのではないかと思っています。

といっても、あまり安いものにすると、Windowsだけに使い込むとだんだん処理スピードが遅くなったりする可能性はあるので、中古でも安すぎるものは敬遠し、予算的には5〜7万円くらいのもので物色するのが良いかなと思っています。

それと、以前ちょっと書きましたが、2027年6月までサポートがある現在使っているChromebookをリモートデスクトップを使って出先でもいざという時にWindows11を使えるようにするということを考えると、ノートパソコンの他に、リモコンでパソコンの電源を入れやすい、デスクトップ系の小型PCかMiniPCを部屋の邪魔にならないところに置いておきたいので、そちらの方は3万円くらいでもそこそこの性能のものが買えると思うので(基本はChromebookで自宅・外出先でリモートデスクトップでの利用が主)、合計10万円くらいが私の使い方にあった性能のパソコンを導入するには最低限用意しておくべきだろうと思っています。

逆算すると、今後約月3,333円をパソコン用の資金としてプールしておくことで、いざという時に慌てることなくOSの移行ができるのではないかと思います。このように書いていかないと、いつものように間際になって慌てふためいて他の事に使う予定のあるお金を使ってしまうという、子供じみた真似をしなくてはならなくなるかも知れません。一応、現在使っているパソコンがハード的に壊れてしまっても、Windows10のサポート終了までは今使っているハードでの保証は受けられるので、その事についての突発的な支出がないのは良いと思います。

このように考えてそれを実行に移していかないと、今後の社会情勢はどうなるかもわかりませんので、少なくともネット環境および、ネットを活用するためのハード環境は高品質ではなくてもしっかりと確保するために今のうちから計画をしておいたほうがいいのではと思います。もちろん、予定金額より安く上がればそれにこしたことはないので、今後もより高性能なものを安く買えるようにアンテナだけは張っていきたいと思っています。


ニトリの「ゲーミング座イス」は自宅でも車中泊前提でも狭いスペースを有効に使えるグッズだと思う

先日ブログに、新たに座椅子を買いたいという話を書きましたが、面白そうな座椅子を見付けたので一気に注文してしまい、昨日自宅に届きました。ニトリの「ゲーミング座イス」というものです。

ぱっと見て腰から足を付けて伸ばす部分に変な切込みが入っているのがわかると思いますが、その部分も背もたれのように展開させることができます。座った状態でノートパソコンやゲーム機、キーボードなどを置くテーブルが作れるようになっているのです。しっかりとした姿勢で座椅子に座り、その上にパソコンを置いての作業をやりやすいようになっています。

実際に手持ちの11.3インチのChromebookを置いてみましたが、サイズ的には10~13インチクラスのものだったら十分に置いて使えるような感じです。というか、現在この文章は「ゲーミング座イス」に置いたChromebook上から書いていますが、長時間使っていても体が痛くなるような事も無く、ゲーム用というよりはリモートワーク用に最適という感じがします。

そして、先日のブログの中でも書きましたエアウィーヴの「お昼寝マット」(かなり昔のもの)をフルフラットにした状態で敷いてみました。実際にはこの上にシーツを付けて寝ることになると思いますが、少しお昼寝マットの長さがあるものの、横幅はピッタリしていて、足の先の方にクッションを追加すれば、フラットな状態であれば十分寝られる環境を作ることができると思います。座椅子使用の時には腰当てのように使っていたクッションを枕として使えるというのも有難いですね。

これで、自宅でも一畳くらいのスペースがあれば、個人の仕事用兼くつろぎスペースとして使えるようになるということがわかりました。ということは、例えば軽のワンボックスカーで後部座席にフラットな空間を作ることができれば、これを置くだけで車中泊および車の中でくつろぐスペースができてしまうということです。個人的には、このくらいの幅であれば、同じく軽のワンボックスカーを使って車中泊の旅に出る場合には、半分くらいのスペースにコットを設置し、荷物はコットの下に置き、車内でくつろぐ場合にはこのゲーミング座イスに座って明日の予定を立てたり、旅行記を書いたりとリラックスして過ごすことができるのではないかと思います。

二人で車中泊旅をする場合でも、コットとセットにして、背の低い方が座椅子+お昼寝マットの上に寝て、もう一人がコットで寝るようにすれば、上の人がコットから落ちない限りはぶつかることもなく、快適に寝られるのではないかと思います。

さらに、このままの状態だと厳しいかも知れませんが、ゲーミング座イスのテーブルスペースにトレーを固定して、汁物はやばいですが軽食系のパンなどを置いて食事にも使えそうです。その場合は、サブとしてミニテーブルを左右どちらかに置き、飲み物や汁物はローテーブルの上に置くようにすれば、その場から動くことなく食事もできてしまいますね。

このような座椅子は色々なところから出ているようですが、私はこれ一つでテーブルも必要なくパソコンでの作業ができてしまう点が気に入り、できたら車中泊旅で使ってみたいとも思っています。自宅で座椅子があると便利だと思っている方であれば、この座椅子は横幅49センチ、奥行き158センチなので、それ以上のスペースを作ることができるテントと組み合わせると、家の中でも誰にも邪魔されない個室的な使い方もできると思います。

ちなみに、現在使っているChromebookでは動画だけでなくテレビチューナーからWi-Fiで飛ばして自宅内でテレビを見ることのできるAndroid用アプリを入れているので、テレビや録画した番組(同じチューナーで録画した番組も見られるようになっています)を一人でパソコンの画面ではありますが見るような事もできます。ワークマンの一万円のテントのインナーだけを室内で設営して、LEDランタンをともしつつ、この座椅子を入れて普段使いするのも十分にありだと思います。


Androidスマホを利用中ならChromebookをセットで使うことのメリットはかなり多い

現在の私はまさに浦島太郎状態で、Chromebookを使っています。私の現在使っているのは、中古PCやスマホ販売のイオシスで中古でないアウトレットを格安で購入したASUSのChromebook Flip M214MA(BU0029)というモデルで、アプリを入れて使うにはちょっと心もとない32GBのモデルですが、ウェブブラウザ上で動くサービスなどを利用しつつ、必要なアプリはAndoridで動くアプリを入れることもできるので、ノートバソコンとタブレット(Andorid)の二刀流的に使えることもあり、現在かなり気に入って使っています。

過去に使っていたCromebookは、Andoridアプリは入らないし、現在はWi-Fi経由でつながっているプリンターであれば普通に印刷は可能なのですが、当時は単体での印刷も難しく、単にウェブブラウザの「Chrome」を使うだけといった感じでした。それでも、OSのベースがLinuxだったので、Linus OSでブートして遊んでいたらフラッシュメモリがクラッシュしたらしく全く使えなくなってそのままChromebookとは距離を置いていたのですが、私の中では使えるマシンとしてかなりまとまってきているという気がしました。

以前ブログで、LinuxについてはブートしなくてもChrome OSが立ち上がっている状態でLinuxアプリを立ち上げれば、並列して使えるようになったので、不具合が出る可能性が少なくなった状態でLinux用の日本語入力環境である「Mozc」を使えるようになったことを書きました。これで、私にとっては最強の文章書きツールへとChromebookが成長したわけですが、特殊な事をせずにChrome OSだけで使っても、モバイル運用ではAndroid OS搭載のスマホとリンクさせることで、かなり使い勝手のよいハードになります。

本体の設定で、Andoridスマホとペア設定をすると、ChromebookとBluetooth接続をすることで、Chromebook上でスマホのアンテナの状態や電池の残量、撮影した写真のリスト表示、メッセージの表示など色々なことをChromebook上で表示できるようになります。それだけでなく、設定の中にはスマホをアクセスポイントとして使うためのスイッチも付いており、スマホはポケットやバッグの中に入れておいても、スマホからのWi-FiテザリングでChromebookをネットに接続することができるようになります。

外でもネットにつなぐことができれば、Chromebookでは常にオンラインでつながっていることになるわけで、ウェブブラウザを使っての作業(クラウド利用でデータのダウンロードや更新もOK)もできるようになります。継続しての利用にはスマホの方にモバイルバッテリーをつなぐなどの対応は必要になるものの、契約しているスマホのプランによっては、動画視聴を大画面のChromebookで行なえます。今使っているモデルはキーボードと画面の取り外しはできないタイプですが、画面を360度回転させることによってタブレットのように手で持って画面をタップして使うこともできますし、平らな面に立たせてスタンド要らずで画面に集中して動画などを見るようなスタイルにすることもできます。本格的にタブレットとして使うことは難しいものの、スマホの小さな画面では難しいことをアプリを導入してできるようにしておくことは可能です。

個人的に便利だと思うのは、Chormeの機能拡張アプリの中に、LINEのトークをChromebookでも使えるものがあり、LINEのやり取りをする中で、さっとメッセージを返したい時にはChromebookでLINEアプリを立ち上げ、メッセージ入力は本体のキーボードから行なうことができるのは大変便利です。相手から見るとスマホの入力では考えられないくらいのスピードでメッセージのやり取りを行なうことができるので、話が長くなりそうな時にはChromebook(実際はChromeの機能拡張なのでパソコンのChromeでも可能なのですが)を開いてLINEのトークを使うことが増えました。

また、今まではちょっとしたメモを書きたい場合にはスマホアプリなどを活用していたのですが、ウェブブラウザで動くサービスをChromebookで使っているうちに、ウェブサービスをそのままメモ書きに活用した方が便利だということに気が付きました。

というのも、ウェブサービスではブラウザを開いた状態でメモ書きのできるサービスがあり、それらはブラウザが開ければ使えるのでOSやアプリを同じように揃えなくても良いわけです。つまり、Chromebookが使えないようなシチュエーションであっても、スマホでウェブサービスのサイトを開き(ブックマークは同じChromeを使っていれば共有できます)、そこでメモをすれば、改めてChromebookで同じページにアクセスすれば、その内容を確認した上で新たな作業を行なうことができるようになります。スマホの場合は、自分で意識していなくても常時ネットにつながっているので、ちょっとしたことをメモするには十分でしょう。

ただ、どうしても特定のソフトを使わざるを得なかったりする場合にはWindowsやMac bookなどのパソコンを持ち出す必要が出てくるかも知れませんが、その場合はリモートデスクトップを仕込めばChromebook上でWindowsやMacOSを操作することも可能です。今のところそこまでする必要性を感じることはありませんが、最近何かと話題のMiniPCとセットにして使うのも今後考えても面白いかも知れませんね。自宅内で使う場合も、開くのはChromebook一台で済んでしまうことが私の場合ではさらに多くなり、場所も取りません。今後のWindows11への移行を考える際に、一台が調子が悪くなっても作業が続けられるように、複数のハードを揃えるのに、両方ノートパソコンでなく片方はMiniPC(小型のデスクトップPCでも可)にし、それにノートパソコンを併用するというのは、もう一つ私にとって便利な点もあります。

外からパソコンの電源を入れる方法として、Wake On Lanの仕組みはかつて私がシグマリオン3という昔なつかしいキーボード付きモバイルマシンを使っていた時に行なっていましたが、設定がめんどくさいというのがあります。最近では外からスマホを使って各種家電の電源を入れるためのSwichbotなる便利な道具もあるので、外出先でどうしてもWindowsOSを使っての作業が必要になった場合、スマホからSwichbotを動かしパソコンの電源を入れて、Chromebookからリモートデスクトップを使って作業するような事も実現は十分に可能です。すでにこうした道具についてはスマートスピーカーと連携して家電を動かすリモコンや、電球を導入していますが、その延長ということで自宅内で使うこともできますし、旅行先から使うこともできるわけで、持っていくものは非力なChromebookだけで良い環境を今後は作っていくことを目標に、徐々ではありますが色々と考えていきたいと思っています。


USB端子のAタイプに接続できるミニライトが100円ショップのセリアにあったので早速レビュー

以前のブログで、いざという場合の用意として手持ちのモバイルバッテリーを懐中電灯にできる、USB端子につなぐミニライトを使っての工夫を紹介したことがありました。その時のライトは、エネループの充電器に付いていた白色のLEDライトだったのですが、今回手近なところで同じタイプのミニUSBライトを見付けましたので紹介することにします。

写真の商品がそうですが、100円ショップのセリアに置いてあった、その名も「USBライト」です。びっくりしたのは、ライトには二種類あって、一つは白色のLEDなのですが、もう一つが暖色(昔の電球のような色あい)LEDの2タイプでした。私の持っているヘッドライトはスイッチで白色と暖色を切り替えることができ、その場の雰囲気などで色を変えていたのですが、こちらの商品は一個110円なので、両方買っても220円です。これで二つのモバイルバッテリーに差して使ったり、その場の雰囲気に応じて使い分けることもできそうなので、すぐ購入してしまいました。

以前のブログでは、バッテリーとライトの間にスイッチが付いているアダプターをかませることによって、まさに普通のライトのように使わない時にはスイッチを使って消すことができるようになります。停電時などでずっと点灯させておきたいような場合にはスイッチは必要ないかも知れませんが、懐中電灯として使うのなら、スイッチ付きのUSBアダプターは必要だと思います。

二つのUSBライトを点灯させてみました。写真だとちょっとわかりずらいのですが、色の差はそれなりにあり、暖色LEDの方は温かい色なので、ランタン的に使うにはなかなか良いのではないかと思います。また、このライトは直線的に光らせるのではなく、全体にカバーをかぶせてあるので、前方だけではなく側面にも光が当たるので、ランタンとしては使いやすいのではないかと思います。

LEDを使ったライトは他にもたくさんあると思うのですが、モバイルバッテリーや複数のUSB端子があるパソコンなどにも付けられますし、新しいモバイルバッテリーを買ったおかげで使わなくなったバッテリーを生かすためにも、こうしたものを使うようにすれば、スマホを満充電させるには大変でも、それなりにライトとしては使えるくらいの電気を貯めることは古いバッテリーにもできます。充電についても、災害時などはソーラー充電しか手段がないような場合でも、古いバッテリーだったらそんなに神経質にならずに充電をして停電の続くような場合には便利に使えるのではないでしょうか。

今回、全国にある100円ショップでもこの手のLEDライトが売られるようになったので、いざという時にはスマホ内蔵のライトだとスマホ本体のバッテリーを消耗すると心配する方は、それこそダイソーの500円くらいのモバイルバッテリーとこのUSBライトをセットにして使うというのも良いのではないかと思います。旅先でも入手が可能なので、今は買わなくても覚えておいて損はないと個人的には思います。


ビーズクッションを常用しているうちに起こる「ツブレ」を考えると別の方法を考えた方がいいかも?

車中泊を小さな車でする場合の様々なグッズというのは、過去のブログにも散々書きましたが、個人的には車内に設置できるのであればコットの利用が無難だろうと思っていましたが、高級なビーズクッション「ヨギボー」を体験してみて、大型のものを一つ購入して、ある時はソファーとして利用しつつ、就寝時にはクッション全体に体を預けるようにして寝てみては? と考えたことがありました。ただ、どちらにしても安いものではないので、自宅でまずはくつろぐために無印良品の「体にフィットするソファ」を買って使っていたのですが、一年くらい使ったところで徐々に中のビーズが潰れていき、買い替えるか追加のビーズを入れるかしないと使えないくらいへたってきてしまいました。

あらゆる物には良い点と悪い点があります。無印のビーズクッションも1万円以上(カバーを入れるともう少し)しましたが、商品名の「ソファ」の代わりになるのはある程度使ってしまうと難しいということがあるのですね。ですから、それよりも高額なヨギボーといえどもだんだんとビーズが潰れて小さくなってしまうので、数年に一度の買い替えを前提に考える必要がある商品であると思います。

さすがに、我が家にはそこまでの経済的な余裕はないので、自宅でくつろぐことをしつつ、ちょっとしたフラットスペースを用意できれば車中泊用としても使えるリラックスグッズについて、現在色々と考えているところです。自宅には、低反発のウレタンマットレスがあるのですが、このマットレスは折りたたむと二人がけのソファーのように使えるアイデア商品なのですが、ビーズクッションと同じように使っていても、明らかに耐久性はマットレスの方が長そうな感じです。

というわけで、現在は自宅だけではなく車内に持ち込んでも使えそうな、フルフラットになるリラックスグッズの中でも座椅子を物色しているところです。ちなみに、以前寝具メーカーのマットレスとしては評価の高い「エアウィーブ」のお昼寝マット(高額なマットレスと違ってかなり薄いものの中味は同じもの)を車中泊用として持っているものの、単体ではその薄さから使いずらいので、普段は座椅子として使いながら、ちょっとお昼寝したい時には二枚重ねで使えるような感じのものを購入すれば良さそうですが、これから自分にはどんなものが合っていて、自宅内だけでなく持ち出しても使えそうなものがあるのかを探してみようと思っています。


今年の夏の水分補給に備えて「脱ペットボトル」を目指す一つのカギは「粉末飲料」

私の職場では働いている中での水分補給が推奨されているのですが、その分大量のペットボトルのゴミが出てしまいます。毎年そうしたゴミを見て何とか減らしたいとは思うのですが、ついスーパーなどで炭酸のペットボトルを大量買いしてしまって、自宅で多量のゴミを出してしまうのを何とかしたいと思っていました。

ペットボトルについては、資源として再利用をはかることもできます。ただその場合はフィルムを剥がし、中を水洗いして本体とキャップを別々に出すなどかなり手間がかかります。自動販売機での価格もかなり上がっていて、単なるゴミの問題ということだけでなく、家計を考えて無駄と思われる出費を減らすためにもペットボトル飲料との関わり方を考えるべきでしょう。

さらに言うと、単なる炭酸水であれば問題はないのですが、味の付いたものについては多量の糖分が入っていることが健康上どうなのかという点も気にかかります。水分補給の際に飲むスポーツドリンクについても、市販のペットボトルの中味については、水で薄めた方が良いという方もいます。そういう事を色々と考えていたところ、地元のスーパーで安売りしていたのが、ホットでもアイスでも水に溶かして飲めるという「粉末飲料」でした。

今回購入したのは広島県尾道市のメーカー「樋口製菓」が出している瀬戸内レモンを使用した「しまなみレモン」でした。写真のパッケージには隣にある小袋が10個入っています。裏の飲み方の説明には、一袋16gの粉末を約130mlの水やお湯で溶かして飲むようにとされているのですが、私の場合は2倍強の約300mlの冷水で溶いて飲んでいますが、薄くて味がないということはなく、汗が出た後には美味しく飲めています。通常の価格でも一袋300円くらいで買えると思うので、一杯だ感たい30円くらいなので、同じスーパーでもらってきた純水を使ってここのところいただくことが多いです。

こうした製品は昔は「粉ジュース」という名前で色々なものがありました。しかし、缶や瓶に入ったジュースとの味と品質の差は明らかで、自動販売機の普及とともに一気に廃れていきました。ただ、わずかながら粉末飲料を作るメーカーは残っており、様々なものは現在も存在はしているのですが、やはり大きく広告を打って売るようなものではないので、あまり現在では認知されていないことも多いようです。

車の旅などでは、それこそ名水と呼ばれている場所に水を汲みに行くことも可能で、容器も真空断熱ボトルにすれば、夏の暑い日でも冷たさをキープしたまま水を持ち運べます。その水でコーヒーを淹れても良いですし、こうした粉末飲料を利用してもいいですね。また、最近はペットボトルのものを購入しなくても、炭酸水を作ることのできるセットもありますので、粉末飲料を炭酸水に混ぜて飲んでもペットボトルのゴミを出さないようにもできるいい時代になっています。

個人的にはこうした「レモネード系」の粉末飲料の他には、夏用として三井農林の「塩とライチ」は、よくあるペットボトル飲料と同じような味で、さらに自分で溶かす水の量を変えることで濃さの調整ができるので、塩分補給には最適です。お湯に溶かしても美味しく飲めるので、通常より安くなったタイミングを見て購入しています。

こうした粉末飲料を楽しむ場合には、水やお湯を持ち運ぶための真空断熱ボトルと、溶かして飲むためのプラスチックボトルとに分けて持ち歩くようにするのがおすすめです。持ち運ぶぼとると飲むボトルを分けることで、パッキンなど念入りに洗うことまでは真空断熱ボトルをしなくて良いし、何よりボトルが長持ちするので、100円ショップで売っている安いプラスチックボトルを合わせて使うのがおすすめです。冷たい水でも水を入れてシェイクすれば粉末を溶かしてそのまま飲めますのでこれからの時期にはおすすめです。熱いお湯に溶かす場合は、ボトルでなくカップ(紙コップ)を使うのが一番スマートでしょう。

というわけで、今年の夏は極力ペットボトルを飲み散らかすことなしに、何とか過ごしてみようと思っています。