月別アーカイブ: 2023年6月

液体のアルコール燃料の爆発的な燃焼による事故は学校の授業でしっかりと教えて欲しいが

福岡県柳川市の専門学校において、バーベキューの炭に消毒用のアルコールをかけたことによりアルコールが爆発的に燃え、4人が死傷した火災になったというニュースが入ってきました。テレビでは消毒用アルコールではなく、ゲル状の着火剤を入れれば良かったのにという、これも事故の危険がある代替え行為についてワイドショーのMCが述べたことにより別のニュースになったりしていましたが、実際問題私もアルコール燃料を使ったキャンプ用のストーブを本格的に使うまでは、こうした爆発的に燃える事例を自分で体験することはなかったので、単純にそうした行為を行なった事を非難してもあまり説得力はなかっただろうと思います。

個人的に本当に怖いと思ったのは、アルコールランプのように芯のない液体をそのまま入れて燃やし、残った燃料を回収できるタイプのアルコールストーブを燃えている状態で倒してしまった時です。その時は、まさにこぼれた場所に火が広がって、もしその回りに衣類とか火が燃え広がりやすいものがあったら、さらに火が広がってしまったでしょうし、自分の服に液体燃料がかかってしまったら、軽度のやけどでは済まず、場合によっては命の危険もあっただろうと思います。私の場合は、ガソリンやアルコールなどの液体燃料が気化して爆発的に燃えたことを不本意ながら体験したことにより、細心の注意をもって使うようにしています。現在は、どんどんアルコールストーブの容量を小さくすることで、こぼしても火が広がる範囲を狭め、外で強風があるような時には転倒の恐れがあるので使わないか、風に強い「アルポット」を持って行くなど、安全にアルコール燃料を使って湯沸かしや炊飯を行なうことができるように色々と考えてはいます。

ただ、私のようにアルコール燃料に親しんで使っているという人は限られると思います。今回の事故でも、火の付きをよくするために、学校に常備されていた消毒用アルコールだったら弱い炭火を強くできると安易に考えてしまったために起こったことで、こうした事例をニュースで知っていても、同じような失敗をしてしまうケースは今後も出てきてしまうのではないかと思います。

自分の経験から言えることは、実際に怖い思いをしたことがここまで慎重にさせているところがあるのですが、全ての人が爆発的に燃える失敗をするわけにもいかないでしょう。やはりそう考えると、学校の授業の中で疑似体験をするような機会を持った方がいいのではないかと思いますね。しかし、現在の学校では理科の実験で火を使う場合には、家でも使うことがある押して回して火を付けるタイプのガスコンロを使うことが多く、アルコールランプや火を付けるのがアルコールランプ以上に難しい「ガスバーナー」を使うことはなくなってきているのだそうです。

当然、教育現場的には不慮の事故を起こしたくないでしょうし、そうした事故が起こったらその事実がトラウマになってしまう児童がいたらそれはそれで大変なのですが、今のままだとマッチもライターも使ってこなかった人たちがいきなり炭や薪に液体燃料をかけて着火するような、間違った行動をする人は無くならないような気がします。何とか地域の消防団の方に協力いただくような形で、爆発的に燃える火の怖さを学習できるプログラムを作っていただければと思います。

私がアルコール燃料にこだわるのは、少ない燃料でも一人用としては十分に使え、アルコールを染み込ませた固型燃料と比べてコストが良いだけではなく音も静かでクッカーに煤も付かない(焚き火で鍋を使うと事後の処理が大変です。これは青色の固形燃料でも同じ特徴があります)ですし、アルコールストーブ自体の大きさが小さいので、何よりも全体の荷物を少なくすることができ、間違った使い方をせずに普通に使うために安全対策をした上で利用を続けています。

燃料をこぼさないためには、倒れてもこぼれないセラミックフェルトにアルコール燃料を染み込ませてから利用する小型ストーブを使えば、燃料の回収はできませんが、比較的安全に湯沸かしや炊飯を行なえますし、前出のアルポットもアルコールランプのようにガラス芯に火を付け、さらには外からの風の影響をシャットアウトできるので、一人で車中泊をされる場合にはおすすめです。

とは言っても携帯する液体燃料の管理を含めて、安全にこなせる自信がなければ、普通のカセットコンロを使いながら徐々に慣れていくしかありません。実際に体験できなくても、動画サイトではアルコールストーブが爆発的に燃えてしまう事例などは確認することができます。昔と違って今は自分からそうした危険について知ることができるので、とにかく「火を扱う」ことの恐さというものを前提にキャンプやバーベキューを楽しめるような状況になって欲しいですね。


なぜ多様性が受け入れられてきたMVNOの世界でも横並びのプランに落ち着こうとするのか

UQモバイルといえば、当初は大手のキャリアではできないような格安のプランを推し進めてきたauのサブキャリアという風に私は認識しているのですが、2023年6月から始まった新しいプランでは、ドコモの格安プランであるahamoのプランに寄せることで、比較の上では安くプランを提供しているものの、今まであった月3GBのプランを新たに契約できないようにするなど、客単価を上げることで、実質的な値上げという風に感じる方もいるかも知れません。

この状況について、ソフトバンクのワイモバイルがどのような対応にするのか、ということはありますが、元々は楽天モバイルのワンプライスの内容に寄せるようなプランをドコモが出し(ahamoがそれに近い?)、今回それにUQが追随したことで、利用者の選択肢は狭まり、通信業者は一人あたりの客単価を3千円以上という風に考えた上であえて横並びのプランを出しているのかという風にひねくれて考えてしまいたくもなります。

それらのプランは、高速通信が20GB前後で、通話定額がオプションでなく5分ないし10分以内くらいのものが付いているというパターンなのですが(これはドコモとau系の内容について書いています)、世の中にはほとんど音声通話をしない人もいるし、毎月高速通信を月20GBも使わない人もたくさんいます。特に今回のUQのライトユーザーおよび、家族&抱き合わせ割引を使えない人についての対応は、ちょっと何とかならないかなと思います。もし今までのプランと並列して新しいプランを選ぶことができるなら、それは選ぶ側の問題なのでいいと思うのですが、すでに旧プランを契約している人はいったんプランを変えてしまうと元に戻れないわけで、そうなるともやもやしたものを抱えながら使い続けなければならないようなことも出てくるかも知れません。

個人的に思うのは、現在の「そこそこの高速クーポン」と「そこそこの通話定額」を組み合わせて月3千円という料金は、果たして多くの人のニーズに合っているのか? という事です。

例えば、音声通話について、楽天モバイルでは音声回線を使わずに電話番号を使ったIP電話を提供することで、通話料24時間無料を実現していますが、これと同じことを「+メッセージ」を使って実現可能であれば、IP電話ではうまくつながらなかったり音声が聞きとりにくかったりした時に音声回線を使えば良いし、必要な人が音声回線の通話オプションを楽天モバイルのように付けられれば、それで十分なのではと思います。

また、データ通信についても、スマホで使う分なら、光回線の高速を出さなくても最大3Mbpsで固定ぐらいにしてくれれば、それで十分な方はいっぱいいるように思います。最近使っているChromebookにテザリングして利用する場合でも、WindowsやMacのようにアップデートに大量のファイルをダウンロードしなくて良ければ、これも最大3Mbpsくらいで安定してテザリングできれば、モバイル運用でも余裕だろうと思います。

現在は、すでに新規契約を終了したNUROモバイルの「NeoプランLite」を月2,090円で使っていますが(音声回線付)、音声通話はなくてもSMSは使えるデータ通信専用の回線でどこかが月2千円より安く提供してくれれば(もちろん全日スピードが安定して出ることが前提ですが)、自宅の光通信と外での中速とのバランスも取れます。

このブログでは何回も書いていますが、今後電子マネーを買い物に利用したり、本人確認の内容を含んだ各種情報をスマホの中に入れて持ち歩くことが当り前になればなるほど、高速通信を使い果たして低速でしか接続できず、生活に必要なデータ通信や通話を行なうためには、最低でも月3千円+αくらいの通信費が必要になり、スマホも安いものが買えないような状況になってしまったら(そうなると月々の通信費負担は更に増えることになります)、スマホを使いたいけど使えない人たちが、本来は様々なサービスを使いたいのに使えなくなり、更に生活が苦しくなるようなことが起こらないかと心配です。

せめて、無料Wi-Fiの整備をした上で、ahamoやUQは、楽天と同じように、高速通信の量によって適用料金を3段階ぐらいに変えてくれれば、使わない月は安く、使ってしまっても上限額以上にはかからなくなり、「使った分だけ」払えば良くなるので、通信費を抑えたい人はそのやり方を覚えることで皆が同じサービスを受けられ、利用者の不公平感も減るのではないでしょうか。もちろん、今でも色々調べればその人に合った契約プランは見付けられるとは思うのですが、まだ端末の割賦販売によって同じキャリアに縛られている人も多いので、端末を安売り・中古販売有りのSIMフリーへシフトすることを含め、抜本的な通信業界の改革が必要ではないかと思います。そういえば、政府が個人の携帯契約に関する相談に乗る場所を作るという話は一体どうなってしまったのか、それも気になります。


お出掛け時に慌てないための充電環境の整備にはオールインワンなUSB端子付きテーブルタップが便利

現在、パソコンを外に持ち出す際には10インチのWindows2in1ノートか、Chromebookのどちらかを持ち出すことになると思いますが、どちらのパソコンも、利用できるUSBポートの数には普通のノートパソコンと比べると限りがあります。特にWindows2in1ノートの本体側にはUSB Type-Cの出力一つしかないので、何らかの対策が必要になります。もっとも、Chormebookの方も、Type-C端子は2つあるものの、そのうちの一つは電源をかねているため、実質一つの端子(別にType-A端子はありますが)やはり拡張用にハブは必要です。そこで、安いもののそこそこ使えそうな、Type-CをUSB Type-A四つに拡張するハブがダイソーで550円で売っているという話を聞き、早速購入してきたのですが、今回はそれ以上の収穫がありました。

写真に今回購入した2つのガジェットを並べてみましたが、ハブの方はパソコンだけでなくスマートフォンにUSBメモリやキーボードなどを接続する場合にも使えるので、いざという時のために持っていて損はありませんが、その隣りにある商品名「Extension Cord」は、アマゾンなどで売られていて降しいなと思いつつ、そこまで安いものではないので躊躇していたのですが、今回、ダイソーに並列する比較的高額な商品が並ぶコーナーの方に、1,000円商品として置いてあったので、そのままゲットしてしまいました。これ一つあればちょっとした旅行での充電には困らず、コンパクトに持ち運べる特徴ある製品です。

大きさは、Rakuten Hand5Gと比べても厚みがかなりあるのが印象的ではありますが、これ一つでパソコンとスマホ・タブレットが同時に充電でき、しかもコンセントの部分は使わないときには本体に収納しておけます。複数のコンセントがあるところでも、この形状であれば、もう一つのコンセントに干渉せずに利用ができます。私の場合、スマホ2台とタブレット1台ありますが、その他にも例えば無線イヤホンやスマートウォッチの充電など、今は普通の方でも一日旅行で回ってホテルに帰ってきた場合には、複数の端末を同時に充電できるタップがあると便利だと思います。中身はどうかはわかりませんが、同じ形の製品が3COINSでは1,650円で売られていて大人気だと聞いていたのですが、まさか地元のダイソーでこれにこの値段で出会えるとは思ってもみませんでした。

このタップは、旅行の時だけではもったいないので、今後はちょっとしたお出掛けの時、店内でコンセントを使える状況になれば、パソコンを使いながらしれっとスマホの方も充電するために使おうかともくろんでいます。スマホだけでなく、モバイルバッテリーを充電し忘れた場合にも使える仕様になっていますので、これからは積極的にパソコンを外に持ち出して使うのも良いかなと思っています。ようやくコロナウイルスの影響なく出掛けられるようになったので、今後暑くてとても自宅に居られないような状況の中、例えば図書館やカフェで涼みながら日が高いうちに思い付いたことをさっとChromebookに書き止めておくというのも十分に有りかな? という気もします。

それから、これは当り前のことですが、公共の場所やお店などのコンセントを使って充電を行なう場合は、「どうぞお使い下さい」というような表示があれば別ですが、そうでなく何も表示のない場所では、事前に充電可能なのかお店や場所の責任者の人に確認を取ってから充電をするようにしないと、思わぬトラブルになってしまう可能性のある行為になってしまいますので、その点には十分にお気を付け下さい。


Chromebook内のLinuxアプリ入力環境構築の鍵は「FireFoX」からのデータ入力だった

新しいChromebookを使ってできればうれしいと思っていたことに、Linuxアプリを起動させてその中で日本語入力を自分の慣れ親しんだ特殊な日本語入力方法を使えるようにできるかということでした。この辺は自分および国内でも限られた人ぐらいしか使っていない日本語入力方法を私はセットして使っていますので、皆さんの役に立たないかもしれないことをまずはお断りしておきます。

そのセットの方法は、日本語入力用のソフトを設定するのですが、現在多くの人が使っているパソコンのキーボードのキーに印刷されている文字通りに打たず、できるだけ左右の指を移動しないでも簡単にかなの入力ができる増田忠士さん考案の「両手チョイ入力」のキー配列を使って、一般的なローマ字入力より素早くかなを打つことができるようにし、さらに少しずつですが、日本の常用漢字を同じように2打ないし3打で紐付けたその名も「超絶技巧入力」という漢字直接入力という方式を使っているのです。

この方式に慣れてしまうと、覚えている漢字は変換する必要がないので、直接キーから入力し、覚えていなかったり忘れてしまった漢字については、かな漢字変摘をローマ字入力と同じように行なって入力するので、漢字を覚えれば覚えるほどスムーズに日本語を入力することができるようになります。

ただ、日本国内でもほとんど使っている人がいないため、その入力方法を実現させるためには日本語入力ソフトの設定の中にある「ローマ字定義」という項目をいじることになります。通常のローマ字入力の場合には日本語入力モードにした時、「A」のキーを押すとひらがなの「あ」が出るようにセットされているのですが、これを変えるのです。かなだけなら定義の数も限られますが、常用漢字すべてを割り当てるとなるとその数は膨大な数になり、更には日本の有名な日本語入力システムにおいては、ローマ字の定義のできる数の上限を決めていて、漢字を登録したいと思っていても物理的に登録ができません。

ただ、唯一無制限にそうした「ローマ字定義」をほぼ無制限で行なえる日本語入力ソフトがWindows仕様の「Google日本語入力」だったのです。残念ながらAndroid版やChromebook版の「Google日本語入力」にはローマ字定義の項目すらないのですが、Linux版のGoogle日本語入力である「Mozc」では設定をいじることでローマ字定義を設定ファイルからインポートすることができるので、過去に入手して保存していた増田忠士さんの各種入力用のローマ字定義設定ファイルを読み込ませれば、私が使っている超絶技巧入力の他に、テンキーを使って片手で日本語の入力ができる「片手チョイ入力」も使えるようになります。今まではWindowsパソコンでしか使えなかったので、今回のChromebookの購入で、Linuxアプリからエディターやオフィスアプリを立ち上げて、そこで慣れ親しんだ入力方法が使えるのではと思ってここ数日試していたのですが、何度やってもうまく行きませんでした。

基本的には設定からLinuxを使えるようにし、ターミナルからコマンドを入れて、各種アプリや日本語フォント(それすらデフォルトでは入っていないのです)、日本語入力ソフトのMozcをインストールし、ターミナルを立ち上げると自動起動するように設定をしてみたものの、試しに入れたoffice系アプリや、本命のエディタにおいて、英語と日本語の切り替えさえできず、正しく各種設定やアプリがインストールされているのかもわからず、途方に暮れていました。

エディタでは新しく書類を作った時に名前を付ける欄のところではMozcが使えているのに、エディターの画面では日本語を入力することもできないという状態でした。

そんな風にしてLinuxアプリを入れた中には、ウェブブラウザの「Firefox」も入っていたのですが、これも当初は日本語入力ができない状態だったものの、一度全てを削除してから改めて先達の書いておいてくれた内容の通りにセットしたところ、検索窓では英語と日本語の切り替えができていまして、日本語はMozcで入力ができる状態になっていました。

そうなれば、問題は一気に解決に向かいます。ウェブブラウザ上で日本語入力ができれば、クラウドに直接アクセスして、そこのエディタから、長文の日本語入力が可能になりました。ネットにつなげておけば、その場で書類を更新でき、他の端末とも共有できます。ブログの場合、firefoxからクラウドを開いてそこで入力し、アップ作業はChromeの方でするような事もできるので、私にとってはこれで十分、Chromebookが日本語入力用のモバイル系ハードになりました。

こうした入力系のハードにはキングジムのポメラもありますが、できる事はChromebookの方が多く、しかもポメラではローマ字定義のセットもできませんので、ポメラより安く性能も凌駕した製品に私にとってなった気がします。当然この文章はMozcを使ったfirefox上で書いています。書類を開いて書いているの途中保存も「Ctrl+S」でできるので、ほぼパソコンと変わらない操作をChormebook一台で実現できるようになりました。一度作った文章はmicroSDカードにもバックアップを取っておけるので、その点も便利ですね。ここを読んでいただいている方にはわけのわからない部分もあったと思いますが、工夫次第で活用の幅がさらに広がるのがChromebookだと現在は断言できます。価格が安く手に入るなら、使ってみて損はないハードです。


Chromebookを実際に使ってみて感じたのはAndroidアプリが大画面で使えるかどうかだった

何回も引っ張ってすみませんが、昨日ついに注文したChromebookがやってきました。サイズは11.3インチワイドのMacBook用に作られたPCケース(内寸縦200ミリ横300ミリ)にピッタリ収納可能なので、改めてケースを購入する手間が省けました。ワイド幅のせいがキーボードの大きさと間隔にも余裕があり、文字入力については全く問題ないどころか、長文を書く場合にもこれで十分といった感じになっています。

以前Chromebookを使っていたころには、本当にChromeとその機能拡張だけしか使えませんでしたが、今回購入したChromebookの仕様はGoogle PlayからAndroid用のアプリをダウンロードして使えたり、Linuxをアプリから起動することもできるようになっています。実は、無理にLinuxを入れて、chromeOSとは別に起動させて動かしていたので何かの拍子にchromeOSも起動できなくなってしまったという苦い思い出があります。現在はベータ版とはいえ、一応chromeOSの設定からターミナルを使えるので、比較的安全に使えそうだということで、まだ設定はしていないものの、chromeOSだけではできないことは、Linuxのほうでできるように今後設定していこうと思っています。

と言っても、普通の方ならLinuxを使用するようなことなく殆どchromeの機能拡張だけでやれることがほとんどだと思います。

実はこのテキストは新しいChromebookを使って書いています。とあるクラウドの機能拡張をインストールすることによって、クラウドにアップロードした書類を直接編集することができ、Officeファイルもオンライン上であれば、そのまま表示して編集も可能です。もっとも、エクセルの書類とは言っても、金銭出納帳のような単純な表計算ファイルしか旅行の時には使うことはないと思います。お金を使ったら金銭出納帳を開き、その都度キーボードから入力してクラウドを更新することもネットに繋げていれば問題なくできます。

かつては、単3電池二本で動くキーボード付きマシンであったNECの「モバイルギア」という端末を好んで使っていた私としては、正当な進化が行われたハードのような気もしますが残念なところもあります。それが、個人的に楽しみにしていたAndroidアプリの使い勝手でした。大体の作業はウェブブラウザで行うことができるのですが、ゲームであったりテレビ視聴アプリなど、Androidアプリが使えると嬉しいものもあります。

ちょっと戸惑ったのは、Androidアプリをインストールした直後は、スマホサイズの画面で固定させているので、もしかしたらせっかくのChromebookの大画面が活かせないのかなと思ったら、ウィンドウの大きさは私が使いたいと思っていたアプリについては、問題なくChromebookの大きな画面で使えるようになりました。ということは、見てくれはWindowsノートのようでいて、Windowsでは使えず、Androidでしか使えない機能を使うことができるようになるので、今後の可能性はかなり大きく、使い方を工夫すれば、WindowsノートとAndroidタブレットでできることをまとめられる可能性があるということです。

もちろん、細かいことや専門的なことはWindowsノートが必要ですが、今後は出かけた先で行うことによっては、Chromebookを持ち出すことの方が多くなるのでは? とおもえるような使い勝手という感じです。とりあえず、しばらくは通勤にはChromebookの方を率先して持っていき、出先で使いながらその限界というものも探っていきたいと思っています。


ACアダプターやモバイルバッテリーこそ日頃の価格を把握した上で安く買える時期を待つのが大切か

昨日たまたまテレビを付けていて見たのが富山から静岡まで北アルプス~中央アルプス~南アルプスを8日間掛けて縦断する実に過酷なレース「トランスジャパンアルプスレース」のドキュメンタリーでした。

山岳レースでいかに早く目的地に到着するために、選手たちは様々な工夫をしていたのですが、過酷な行程を進むためには必ず持っていかなければならないものが運営側から提示され、項目のチェックもあります。その中で、昨年のレースで優勝した土井陵選手のえげつない持ち物の軽量化は、さすがにぶっちぎりで優勝するだけあり、すさまじいものがありました。

例えば、筆記用具のボールペンについては、中の芯だけを抜いて持って行ったり、携帯トイレについても、市販のものを使うのではなく、自分でできるだけ小さく軽くするために自作するなどして、他の選手と比べても明らかに軽い荷物にまとめることを徹底して行なっていました。一つ一つの重さの差は少しでも、塵も積もれば山となるを正しく地で行くような感じで、特にこうしたレースだけでなく自分の命を危険にさらす山行では、いかにして持っていく荷物を小さく軽くするかというのは、大切な問題でもあります。

私自身、つい旅行に出掛ける時にはあれもこれもということでカバンの中をパンパンにしてしまうような傾向があります。それでも自分で持って移動することができる範囲であれば良いのですが、大きく重くなるということになると、体力的にきつくなってしまうような事も起こってくるかも知れないので、特にモバイル関連の荷物について、いかに今後減らしていくかということが大きな課題であると思っています。

以前は、ネット通信を外出先で行なうためには携帯電話だけでは難しく、スマホもないのでノートパソコンを持って行っていました。当時はMac使いだったのでAppleのノートブックであるPowrBookを持ち出していたのですが、本体はもちろん大きく(小さくコンパクトな機種は確か50万くらいしたのでとても買えませんでした)、ACアダプターもレンガのようで、一式をバックパックに入れて持ち歩くだけで肩が痛くなっていたことを思い出します。その後、より小さなノートパソコンを物色する中でWindowsのノートに移行しましたが、ACアダプターと予備バッテリーの大きさや重さは相変わらずでした。

まだ届いていませんが、今回購入するChromebookがUSB TypeC端子から充電が可能ということで、ようやくかさばるACアダプターとはおさらばできます。汎用品が使えるということは、今までだとACアダプターの断線だけでノートパソコンが使えなくなってしまうような事が起こっていたのが、自分でストックしているものといつでも代替が可能で、今後さらに小さくて性能の良いものを買い足せば、現在よりもさらにコンパクトにまとめていけるということになります。

今回、本体に付属するACアダプター45Wと同じ出力を持つ汎用のACアダプターについて、たまたま安く買えた時に購入しておいたので、改めて小さなACアダプターを探さなくてもお出掛け用のセットを別に用意できています。

ただ今後の事を考えると、ノートパソコンの充電器として利用しながら、同時にスマホの充電もできる複数の出力端子を持つ、高出力のACアダプターを一台用意すれば、旅先で使うには複数のものを持っていかなくても良くなるので、今後はそうした製品についても価格に気を付けておこうと思います。

先日までアマゾンのセールで、そうした製品も最大3割OFFくらいで売っていましたが、実は最安で購入するにはまだ時期を見る必要があると思います。過去にあったセールの内容を確認しながら、やはりボーナスシーズンが一番安くなると思うので、来月以降か年末年始あたりのセールを狙うのが良いのではないかと思っています。

ちなみに、すでに購入してあったChromebookで使える汎用のACアダプターはANKERの100Wポータブル電源に付属していたもので、単体購入ではなかったことでかなりお得にゲットできました。今後はグレードアップを狙っていきますが、すでに必要なものはゲットしておいて、欲しいものは値が下がった時を狙って買うということができれば、汎用なものであれば様々な使い道があり、元からあるものについても別の場所で使うことができるようになりますので、それほど無駄にもなりません。特に電源関連のアダプターやバッテリーは安売り情報が色々と出てくるので、それほど必要性を感じなくても安いと思うくらいのセールがあれば買うくらいの感じで待つことで、負担を抑えて良いものが揃えられるのではないかと思います。


新たなモバイル端末を物色する中で安いタブレットよりもChromebookに魅力を感じる点とは

自宅で行なっているパソコンでの作業環境を外に持ち出すために、現在は10インチの2in1Windowsノートを持っています。データの多くはクラウドに移行しているとは言え、色々な情報が中に入っているのに心配な点はあるものの、いざということになればOffice互換のソフトも入れていることもあり、泊まりでのお出掛けには持っていくことが多いです。それ以外の場合にはスマホで何とかできるということもあるので、今まではAmazonの8インチFireタブレットを利用することはあっても、それ以上のサイズのAndroidタブレットを今までは敬遠していました。

ただ、今回モバイル回線をスマホ2台に絞り、そのうちの一台をデータ通信専用の回線にしているので、現在ある8インチのタブレットより大きく、外で動画を快適な環境で見るために10インチクラスのタブレットを買い足しても良いかもと思って色々と物色していたのですが、ネットの安売り情報で安いと思ったものは、その殆どがメモリが少なかったりCPUの能力をあえて低くすることで低価格を実現しているようなものだったので、なかなか選べずにいました。

また、10インチクラスのタブレットを手にしたなら、本体カバーにもなりそうなキーボードが付けられそうなものがあれば、ちょっとしたウェブ操作だったら一台で完結してしまいますし、今あるノートパソコンやスマホと同時に使ってもそれなりに使えそうだと思っていたら、それならもう一つの選択肢があることに気付きました。それがOSというよりも立ち上げるとウェブブラウザのChromeが動くだけというシンプルなパソコンChromebookだったのです。

私自身、まだ現在のような多様な利用方法がなかった頃にかつて2万円弱で購入したChormebookを使っていたのですが、自宅でもパソコンと同じChormeが動くので(逆に言うと当時はChromeのみで使っていました)、ウェブブラウザ上で済む作業であれば全てできてしまいますし、マシンスペックが低くてもデータはクラウドに置くようにすれば、外での作業にも一応対応できます。もちろん、ブラウザ上で動画なども見られます。私が使っていた頃と比べると、最近のChormebookでは一部のAndroidアプリも動くので、動くアプリによってはAndroidタブレットでやろうと思っていることもできそうです。

問題はキーボードが付いていることでタブレットより大きく重くなってしまうということと、価格も高めだということです。そんな中で、タブレットを含め色々な機種の安売り情報をリサーチしていたのですが、中古販売で知られているイオシスで中古品でないアウトレットのchromebook(ASUS chormebook Flip C214MA)が多少古いものの、送料を入れて1万4千円弱で販売されているという情報に触れたのです。

Chromebookの場合、セキュリティ関連の保証が機種ごとに違うのですが、そのChromebookは2020年に販売されたもので、予定では2026~7年頃迄はセキュリティアップデートがされそうです。また、11インチのフリップタイプで、画面をくるっと反転させてタブレットのようにも使えるし、ノートパソコンのようにしても使えるというものでした。元々学生が3年間使えるように作られたものなので、落としたり水をこぼしたりしても故障しにくい堅牢性もあるので、モバイル用途には合っています。

そして、電源はTypeCのUSBタイプのACアダプターが付属するものの、純正の充電器とケーブルはかなり大きくなっています。しかし、USB TypeC対応汎用の充電器が使えるというのも、モバイル環境にはもってこいです。残念なのは、といっても全てのChromebookに共通する仕様ではあるのですが、テザリングはWi-Fiのみということですが、テザリングするAndroidスマホとChromebookを連携すれば、Chromebook側からスマホをホットスポット化できる機能があるということです。これだとテザリング用スマホをバッグに入れていてもネットに繋ぐことができるので、改めて便利だということがわかります。

ただ、Chromebookで色々なAndroid用のアプリが全て使えるわけではないですし、機種によって使えるアプリが限られるということもあるので、人によってはAndroidタブレットに外付キーボードの方が使いやすい方もいるかも知れません。

私の場合、ChromebookにはLinuxアプリを導入することで、日本語入力環境でmozcというWindowsの「Google日本語入力」とほぼ同じように使える日本語入力ソフトが使えるというのが大変大きな魅力です。現在、私は多少特殊な日本語入力をGoogle日本語入力にセットしているのですが、それをChromebookでもセットできるなら、テキスト入力をしてその内容をmicroSDカードに逃がすこともできるので、外でOfficeソフトを使うことがなく、ウェブ閲覧や、ブログ更新のための文字入力だけをするつもりなら、わざわざWindowsパソコンを持ち歩くまでもないことが決め手になり、改めてChromebookを注文してしまいました。こういったことはAndroidタブレットにキーボードを付けてもできないので、私にとっては大きな購入動機になりました。

今回注文したChromebookは古くてアウトレットなので、どこまで自分で想定している使い方ができるかわかりませんが、週明けには実物が到着すると思うので、その時に改めて紹介させていただければと思っています。


スマホを買い替えて他社とMVNOを利用しはじめた方には確認して欲しい緊急警報メール受信の如何

2023年の台風2号の被害が心配された沖縄県(主に本島)では台風通過とともにその影響は小さくなっているのではないかと思いますが、台風は直撃しないものの台風の動きによって連続した雨が降りやすくなっている国内の地域についてはまだまだ雨や風の影響は出てくると思うので、十分に警戒して下さい。外に出られる場合には十分配慮の上、危険を感じたら中止するくらいの気持ちでいた方が良いのではないかと思います。

先月に新しいスマホをメインにしての運用および、今まで使っていたスマホにも新しいMVNOのSIMカードを入れ替えたので、一つの事が心配でした。それが「いざという時にスマホの緊急警報メールは鳴るのか?」という事でした。
昨日は、台風の影響で私の住む地域でも長時間に渡って大雨が降り、私の住んでいる地区は大丈夫だったのですが、同じ地域の中においてかなり高めの避難勧告が出たりしていたので、家中のスマホがけたたましく鳴り、緊急情報を自動受信し、地元のコミュニティFM局からの地域情報を流してくれる防災ラジオもかなり鳴りました。

母親のスマホを含め、3台のスマホで緊急通報メールを受信するのが初めてになったため、今後もアラートを鳴らしますか? という表示も出ました。先日このブログて書いた「Jアラート」とはどう違うのかわかりませんが、Jアラートの場合にはそんな形での告知はありませんでしたから、Jアラートが鳴ってももしかしたら緊急警報メールが鳴らないというような事も起こるかも知れません。今後の雨や地震などでもきちんと鳴ることがわかった上で、やはりうるさいと感じてもテレビを付けていない時なども普通にありますし、そのままアラートを鳴らす設定にしました。合わせて、今回の一連の経験でJアラートを含む緊急警報メールを全てのスマホで受け取ることができることを確認できたことは、まだ自宅周辺の状況は予断を許さないところはあるのですが、しばらくはスマホを枕元に置いて寝ることも仕方がないのかなと思っています。

ちなみに、ネットで色々見ていたら、ネットの口コミの掲示板において、楽天Hand 5Gにpovo2.0のeSIMを入れている人が緊急警報メールが鳴らないという話が出ていました。その掲示板ではpovoのチャットでその件について聞いた人がいて、一応povo2.0では楽天Hand 5Gの利用については確認しているということで、緊急警報メールが使えないことはないという回答が掲載されていましたが、こうした情報というのは実際に起こってみないとわからない部分はあります。

私の場合は楽天Hand 5Gには楽天回線とLINEMOのeSIMを入れていて、SMSは両方受信できるようにしていますが、問題なく緊急警報メールは受信できています。今回の台風の影響では国内でもかなり広い地域で緊急警報メールが入ると思いますので、直近で回線やスマホを変えた方については、きちんと緊急警報メールが入るかの確認をしてみましょう。外が滝のような雨なのに何もスマホが鳴らないような場合には、スマホの動作および回線との関係をきちんと調べてみることが大切ではないかと思います。こうした場合には情報の有無によって命にも影響が出る可能性がありますので、心配になった場合には契約している回線を提供している通信業者の方にお伺いを立ててみましょう。


スマホからのテザリングの違いを理解しその上で利用に最適な方法を使い分けられるように

2023年も6月に入り楽天モバイルが新たなエリアでの無制限データサービスを開始し、先月から加入したLINEMOとNUROモバイルの高速クーポンがリセットされました。2台のスマホに3回線を入れていますが、一台目のHand5Gでは楽天モバイルとLINEMOの2回線でLINEMOが3GBで、もしこの分を使い切った場合にはデータ通信用SIMを楽天に切り替えることで、合計6GB未満までの利用については追加料金が掛からないので、データで使うSIMを切り替えながら使っていこうと思っています(どちらの回線もデータくりこしはできません)。

そして、もう一回線はNUROモバイルの「NEOプランLite」(現在は新たに契約することのできないプランです)のSIMをReno5Aに入れています。こちらの方は高速と低速の切り替えはできないものの、月20GB利用可能で翌月分への繰越も可能なので、先月はほとんど使っていないこともあり、月初は40GB弱も高速クーポンが残っています。ちなみに、高速クーポンを使い切った場合のスピードは最大1Mbpsです。

基本的には、Hand5GでできることはLINEMOと楽天のデータ通信で何とかし、データ残量を気にしない動画視聴などを使う場合にはReno5A単体か、タブレット・パソコンで使う場合はテザリングをして使うつもりですが、テザリングと言っても方法は主に3つあります。速度が出る順に、ケーブルを接続する「USBテザリング」、Wi-Fi経由の「パーソナルホットスポット(Wi-Fiテザリング」、そして今回改めて紹介したい「Bluetoothテザリング」があります。
USBやWi-Fiによるテザリングは、スマホ及び接続する端末の電池を食ってしまうので、充電しながら長時間利用できる環境がない場合には、自宅のようにずっと使い続けるわけにはいかないところもあります。しかしながら、ハードの仕様でテザリングの種類が制限されるケースもあります。

私自身、車の中で使うためにAmazonのFireタブレット(8インチ)を使っています。ただFireタブレットは現在Bluetoothテザリングができない仕様になっているので、車内ではWi-Fiによってテザリングをする必要があります。もっとも、車を使いながら利用するなら、Fireタブレットもスマホも車のシガーソケットから充電しながらの利用は可能なので、車内ではほとんど自宅のWi-Fiと変わらない感じで使うことができますし、Fireタブレットは画面付きのスマートスピーカーとして活用することも可能です。直接手で操作をしなくても呼び掛けるだけで動作してくれるのは車載向きなので、データの使い過ぎには気を付けつつ、今後も使っていきたいと思っています。

また、2in1のWindowsタブレットでは3つあるテザリング方法は全て利用が可能です。コンセントがある場所で利用できる場合には、USBケーブルで接続して使えば、こちらも電源の心配なく使い続けることができます。そうでなく、電車などある程度の時間充電がしにくいような場合のためにはBluetoothテザリングが便利ですが、気を付けたいことがあります。

Bluetoothテザリングはスマホの電池を最少限にしか使わないため、モバイル接続には適している反面、スマホの方でハイスピードが出ていても大体最大1,5Mbpsくらいのスピードが限界である点がネックです。特に、私の場合は自宅用の設定としてクラウド上とファイルを同期しているので、きちんと同期しないまま持ち出してしまうと、Bluetoothテザリングしたパソコンは、バックグラウンドでクラウドとの同期を行なってしまうので、クラウドとの同期を止めるか、事前に同期をしてから持ち出すようにしたり、最初にWi-Fiテザリングしてクラウドとの同期をしてから改めてBluetoothで接続し直すようにしないと、本来出るべきスピードも出なくなってブラウザが固まってしまうようになってしまうので注意しましょう。

バックグラウンドでの通信がなければ、多少待たされるもののBluetoothテザリングでもウェブブラウジングだけでなく動画視聴でも何とかできるくらいの速さではつながりますので、スマホとパソコン両方の電池を節約しながらパソコンやタブレット(アンドロイドタブレットであればBluetoothテザリングの子機として使えます)で利用することができます。基本、Bluetoothテザリングで接続し、作業に支障が出たらWi-Fiを局所的に使うようにすれば、しばらくは充電の心配なく屋外でタブレットやパソコンを利用することができます。

今回の回線整理に伴って、先日購入したばかりのモバイルルーターが使えなくなったのはちょっと残念ではありますが(先日購入したモバイルルーターはBluetoothテザリングには不対応)、常に持ち出すものは少ない方が良いわけで、しばらくはReno5Aの各種テザリングをうまく使い分けながらお出掛けの際の通信を行なっていき、今回切り替えた回線が自分の使い方に本当に合うのかを確かめていくことにします。


「Jアラート」とその内容をテレビはどのように伝えたのかを地震の場合と比べてみる

昨日(2023年5月31日)の早朝、けたたましいスマホからのアラームによって起こされました。何事かと思ってテレビを付けたら、通常は早朝のニュース・バラエティ放送の枠が「報道特別番組」に変わっていました。明らかに普通ではないかと思いながらスマホやテレビを見ていましたが、私の住む静岡県とは遠く離れた沖縄県で「Jアラート」が出たことに対する警報や報道特別番組であったことがわかったわけです。

当日の夜のニュース(「報道特別番組」を流した同じ放送局)では、「Jアラート」に関するニュースはトップニュースでは有りませんでした。当然ながら私たちが暮らす国土において人為的な危険が生じた場合の「Jアラート」を否定するものではありません。ここで比較したいのが大きな地震が起こる前兆を捉えた場合に出される「緊急地震速報」との違いです。

私の場合、居住地で震度3以上の揺れが起こる可能性のある緊急地震速報が出た場合、スマホをあえて鳴らしていますが、それはYahoo!防災情報アプリの設定の問題です。通常の場合は、震度5以上の地震が居住地付近で起こる可能性がある場合には、恐らく何の設定をしていなくてもスマホは大きな音を出して緊急地震速報が来ていることを知らせますが、最近そんなことも多いものの、私の住む場所で震度5以上の地震が起こる予報は出ていないので、テレビを見ていて緊急地震速報が出ることはあるものの、テレビを付けていなければ大きな音で起こされることはありません。

しかし、昨日は沖縄で危険を知らせるアラートがなぜ静岡県で鳴らされるのか、そうした疑問については解決することはありませんでした。また、地震のように揺れなどによって被害が出たことを伝えるのに緊急特別番組を番組編成を変えて放送することはあるかも知れません。これも震度5を境に、地震の情報を通常番組を休止してまで報道し続けることはNHKを中心にしてあるものの、「Jアラート」が出ただけで報道特別番組を流すというのは、地震の報道と比べると少しやり過ぎではないかと感じるところがあります。

もし今回のJアラートの情報で本当に沖縄県内で建物が壊れたりけが人が出たりしたら、他の番組を休んでも報道することの意義は認められるとは思うのですが、結局沖縄には幸いなことに何も飛んできませんでした。ただ、今回の場合はいきなり飛んできたのではなく、一応通信衛星(軍事衛星だということで日本国内にとっては脅威には違いありませんが)を予告して飛ばすということだったので、あらゆる可能性を考えるなら国土が攻撃される可能性とともに、衛星打ち上げに失敗したことでの破片が落ちてくるというような危険に備えるべきだろうと思います。むろん、通信衛星として打ち上げが成功するという可能性もあるので、あそこまで仰々しく、しかも落ちる可能性のある地域外でもスマホにアラートを流す必要があったのかも、考えていただきたいところです。

このような事を書くのは、私が想定する中には車で旅行中、さらにはニュースを事前に知ることができず、いきなり運転中にアラートが鳴ったらどうなるかということを考えるからです。普通、こうしたアラートは緊急地震速報だろうと思いますので、走行中の場合、付近の安全を確認しながら車を停めて様子を見るべきですが、交通量の激しい高速道路でアラートが鳴った場合、路肩に寄せて停めたとしても後ろから追突される恐れがあるというのは、過去に様々な高速道路上での事故があることが証明しています。

今回の場合は早朝ということで、そこまで高速道路などで事故があったというような話は聞いていませんが、今回の危険を指摘されていた沖縄県とは離れた、直接Jアラートの対象でない地域で車をストップさせたことによって事故が起こってしまったとしたら、多くのドライバーにとって危険この上ないということにもなりますので、さすがに関係ない場所でのアラート攻撃は考えていただきたいと個人的には思います。死亡事故などが起こったらと思うと、むしろ私的にはそちらの方が気になりますね。