月別アーカイブ: 2021年9月

フジテレビが始める地上波民放テレビのネット同時配信で変わってくるもの

最近のスマホでは「ワンセグ搭載」をうたう機種がすっかりなくなってしまいました。私がメインで使っているスマホもそうで、逆に付くようになったのがFMラジオユニットが付いた一部では「ラジスマ」と呼ばれるスマホが、災害用として注目されているようです。

その際、気を付けたいのはFMラジオをスマホで聞く場合、ネット経由なら問題ないのですが、普通のラジオと同じように放送電波を受信して聞くためにはアンテナが必要になるので、イヤホンを使うか、イヤホンジャックに付けるプラグ付きのケーブルが伸びる外付スピーカーと合わせて使わないと放送そのものが聞けません。また、場所によってはケーブルの長さが短いと、うまく聞けなかったりします。最近は外付スピーカーもBluetoothが主流ではありますが、BluetoothとともにUSB接続ではないヘッドホンジャックが付いていたりそうしたコードが利用できる外付スピーカーを用意しておくこともありなのではないかと思います。

ちなみに、スマホの中にはあえてイヤホンジャックを省略してしまい、ワイヤレス接続のみしか使えないiPhoneのようなスマホもあります。私自身はそうした仕様というのは、いざという時の汎用性に欠けるように思えるので、もともとFMチューナーが内蔵されていて有線のイヤホンが利用可能なものをリストアップしながら今後のスマホ選びをしていきたいと思っています。

さて先日、AmazonのFire HD 8タブレットに強引にGoogle Playを導入したことで、現状でNHKのテレビ放送をネットで同時配信する「NHKプラス」をインストールすることができました。これで、ワンセグチューナーが付いていないFire HD 8タブレットでもテレビ放送をネット経由ではありますが見ることができるようになったのですが、そうなってくるとFire HD 8タブレットはマルチメディア端末として便利に使えるものになっています。

現状ではキャリアで販売される大き目のタブレットやiPadにもワンセグやフルセグチューナーが付かないなら、ますます地上波などのテレビ局が自社の放送をネットで同時配信するような流れになっていくのではないかと思っていたのですが、さっそく民放の中でもフジテレビが今年度内(2022年3月)までに地上波放送との同時配信を開始する予定だというニュースが入ってきました。すでに各民放のニュースはネット配信されているものの、今回のフジテレビの参入でNHKに加えてフジが民放一番手として参入することで、来年中には他の放送局もサービスを開始するのではないかという感じもしてきました。ちなみに、日本テレビは試験的に時間を区切っての同時配信を過去に行なっています。

そう考えると、先述のイヤホンジャックに接続しUSB端子から電源を取る外付スピーカーをAmazonのタブレットに接続すれば、十分にテレビの代わりになるのではないかと思えてきました。今すぐにではありませんが、今後は停電時にテレビが利用できない時に家族で見るテレビ代わりとして今のタブレットよりもさらに画面の大きいFire HD 10タブレットを導入するということも視野に入れたいと思います。大きなAmazonのセールでは15,980円の製品が税込9,980円まで下がってよく売られていたのを見ているので、外付スピーカーにモバイルバッテリーを合わせて使えば、長時間停電しても良い音質で大き目のタブレットの画面をテレビ代わりに見ることができそうで、ちょっと楽しみです。

地方民からすると、今まで何回も書いているのですが、こうした流れに乗りテレビ東京がいつネットでの同時配信にゴーサインを出すのかが気になります。現状でのネックは、テレビ東京をネットしていない地域では、テレビ東京が人気番組を地方局に売ることで利益を出している現状からすると、自社の番組を同時配信すると、そうしたニーズを自ら放棄してしまうという事にもなってしまいます。そうしたもろもろの理由から、もしかしたらテレビ東京がネット配信が一番遅れてしまうという気もするのですが、最終的に全ての民放が同時配信で見られるようになれば、ネットを使ってテレビの同時配信を楽しむ人にとっては、ようやく首都圏と地方との地域格差の一つが解消するということにもなります。

個人的には、どうか地域判定で地上波に準じた放送しか見られないような同時配信のやり方はして欲しくないということです。過去には、アナログ地上波の難視聴地域における地上波放送(NHKおよび民放各局)の同時配信を衛星放送で行なっていたのですが、その地域で放送されている民放ネット局以外はスクランブルが掛けられていました。その点、今回のニュースで同時配信をスタートするフジテレビはどのような方法での配信をするのかが気にかかります(いわゆる関東ローカルの番組がエリア外の地方でもネット配信されるかどうか)。この辺も含めて、これからのテレビ局のネットとの同時配信の進行具合について見ていきたいと思っています。


自宅訪問の光インターネット営業のセールストークに応対したお話

不要不急の外出を極力抑えていると、どうしてもやってくるのが自宅まで押しかけてくる営業を業とする方々です。基本的にはそういった方の相手はしたくないですし、本来なら感染症の関係で積極的に知らない家を訪問させることは会社としてどうなのかとも思えるのですが(^^;)、今回訪問してきたのは比較的若い女の人の営業でした。

その方の話は、事前にポストに投げ込んでいた光インターネットに入って欲しいということだったのですが、そんなチラシは読まずに処分していますし、すでに楽天モバイルを固定化して使っている身としては、今さら的な話だったのですが、その状況を相手に理解してもらわないとハイそうですかと帰ってくれそうな感じではなかったので、一通り現状の自宅のネット環境についてお話をしたのですが、その方は通常の楽天モバイルのSIMをルーターに入れて固定回線化して使うという事についてのイメージがわかないようで、最初はSoftbank Airあたりの事か? と思っていたようです。

そこで、改めて普通の人はスマホに入れて使っている楽天モバイルのSIMをルーターに入れて使うことで、まだエリアの穴がある楽天モバイルでも、自宅がエリア内にあることから、高速で無制限に使えるので十分に有線の代わりとして使え、Softbank Airやdocomo 5Gのように自宅内だけでなくいざという時は外に持ち出しても使えるんですよと言うと、ようやくその内容に理解していただいたようでした。

それで終わりかと思ったら、今度は光インターネットを契約するとスマホやタブレットを無料で提供すると、モバイル回線とのセットで割引くというような話に軌道修正してきました。あなたはモバイル回線は高速クーポンの少ないもの(いわゆる格安SIMの話か?)を使っているのでは? というような話でマウントを取ろうとしてきたので、これについても仕方なく(^^;)、現在の恐らく最安プランではないかと思われる2台持ちの話までしなければなりませんでした。

私は現状で通話専用に日本通信の無料通話70分付(高速データ通信6GB)1,390円と、mineoのデータ通信専用(1GB/月ですがお昼の時間に使わないことで夜間フリーや一日中無制限チケットをゲット可)の1.5Mbpsパケット放題オプション付きの最安コースで1,265円の合計で、月2,500円ちょっとで外で通話も動画も制限なく見られるようになっているんですよと説明し、さすがにそのくらいの金額で同じようなプランを提供できないことを理解したのか、そこで相手も諦めたようで帰っていただけました。貴重な時間を無駄にしてしまったという感じもしますが、それで本日のブログの内容が決まったわけで、その点は感謝しますが、結構疲れました。ちなみに面倒くさいので3回線目のUQモバイルの事までは話しませんでした(^^;)。

過去のしつこい電話での光回線勧誘もそうなのですが、私が今使っているプランより有利にずっと安いプランを提供していだけるなら、その後も話を聞いて最初の一年だけでなくずっと今よりトータルで安くなるプランがあれば、このブログでも紹介したいですし、皆さんにも情報を共有したいということもあるので、新たに契約を起こすことについて全く考えないということはありません。しかし、だいたいが決まったセールストークの中で自分が持っているプランが安いという前提で来ている方が多いと思うので、自分が使っていて具体的に後で調べてもらっても大丈夫な具体的な金額を出して断ることの簡単さというものを改めて感じることができました。

もし相手が自分が使っている内容より安い金額のプランを出してきた場合、その金額はずっとその金額で利用可能なのか(多くは1年以内に割引が切れるので料金が上がることが多い)、そして端末を毎月割で購入する形を取るので、途中解約をしても大丈夫なのか(いわゆる実質無料というような契約の場合、途中解約すると契約満了までの月数分の分割払の金額を一括で請求されやしないか)、ということも確認した上で、評価することになります。ちなみに、私の契約している楽天モバイル・日本通信・mineoはどれもいきなり解約しても解約金は0で、ずっと同じ金額で利用できています。

それにしても、昨年あたりからのこうした直接訪問してくる方は、今のところ今回のようなインターネット勧誘か宗教の勧誘で回ってきている人に限定されています。何かこうした事に共通点があるのかどうか、今後は宗教勧誘でねばられた場合の対策も考えなければいけないかもと思ってしまいました。


菅政権退陣で携帯電話料金が上がるのか? 今後の5Gの普及とともに考える

新聞・テレビやネットでも感染症と自民党の総裁選挙の事がかなり出ていて、そこまで繰り返さなくてもと思うのですが、このブログで書いていることにも関連することもあるにはあります。

というのも、菅総理大臣が執拗にこだわって官房長官の頃から言い続けた事に「携帯電話料金の引き下げ」があります。大手キャリアでは過去からすでにドコモ以外のキャリアがサブブランドを通して料金の引き下げを行なっていたのですが、内閣はそれで良しとせずに大手キャリアに圧力を掛けたことで、NTTがドコモの子会社となることとセットだったのかはわかりませんが、新しい料金プラン「ahamo」が生まれた経緯があります。

私自身はそうしたキャリア独自の料金値下げについてはあまり関心がなく、そんな状況の中で出てきたデータ通信でない通話料金の引き下げの流れが有難かったので、通話用SIMを日本通信にしてしまいましたが、今後通信行政にかなりうるさく進言していた政権が退陣し、新たにそこまで通信行政についてうるさいことを言わない人が首班指名を受けた場合に、携帯料金が上がって行くのではないか? と言う人がいますが、それは本当でしょうか。

まず勘違いしてほしくないのは、すでに作られたプランというものは、急に基本料金を上げられるものではないということです。ですから、通話も通信も定額のプランに入っていれば、それ以上の費用がかかる心配は基本的にはないと私は思います。ただ、問題があるとしたら、今後通信方式が4Gから5Gに置き換わっていく中での新しいプランが今のプランと比べてどうなるかということです。

すでにキャリアの中では、設備投資にお金が掛かるということもあるので、4Gと5Gサービスの料金を変えていて、5Gの方が高くなっているところがあります。となると、今まで安い4Gのみを使っていた人が5Gプランに移ったら、その分値上げされたという感覚になるかも知れません。それが値上げと言われるものの一つの正体ではないかと思います。

さらに、完全に世の中の通信方式が5Gに置き換わったような状況になると、恐らく5Gの高速通信を便利に使えるスマホや他のサービスがどんどん出てきます。動画の画質が4Kや8Kが当り前になると、例えばahamo・povo・LINEMOの月20GBという高速クーポンでは数日使っただけでも高速分を使い切ってしまうような状況も出てきます。そうなると、大手キャリアでは月50GB・100GBというような5Gの高速通信でも十分に使えるプランを出してくる可能性はあります。ただ、その場合データ量が増えれば料金も増えるわけで、いくら便利だからといっても通信会社の策略にまるまる乗ってしまい、月100GBでも足りないというようなネットの使い方をする人が増えれば、その分の一人あたりの通信費は当然上がってきます。

私の場合は、スマホや小さめのタブレットで動画を見たり、大型テレビでもある程度の画質を我慢して受け入れれば、今の楽天モバイルの一日10GBという制限でも何とかなるとは思うのですが、常に高画質な動画をスムーズに見たいということになると、その分の料金負担は出てきてしまうので、それを「通信費の値上げ」というのなら、まさしくそうなって大手キャリアの収入は増えるような方向に行くのではないかと思います。

今後のポイントとしては、高速クーポンが切れた際の制限スピードである1Mbpsというスピード(楽天モバイルの場合は制限が3Mbpsなので、将来的には他のキャリアでもそれくらいに上がる可能性はあると思います)で、何とか我慢できるかどうかが、今後通信費値上げの影響を受けるか受けないかの差になってくるのではないかと思います。

そして、さらなる未来ということで考えると、自動車の自動運転にネット上のクラウドを利用するような事が当り前になるような状況になれば、車を使う場合には常に高速でデータのやり取りをする必要も出てくると思うので、新しい技術を先に使いたい場合にはある程度の通信費アップというのも受け入れなければならないと思います。

そうした未来の通信について当面の興味はなく、今の状況で常に動画が止まることなく見られれば良いという人であれば、ここで言われている通信費値上げの影響は、しばらくはほとんど受けることはないと思います。ただ、政府からの指導がゆるむことによって、さらなる値下げの努力というのは大手キャリアにおいては鈍ると思うので、挑戦的に値下げするMVNOが現れたとしたら、躊躇なく大手キャリアから乗り換えるという選択は持っていた方が良いとは思います。


サッカーワールドカップアジア最終予選のスケジュールとアウェイ戦の視聴手段

テレビの時代は終焉したと思っている人も少なくないと思われる昨今ではありますが、地上波民放の放送からサッカーワールドカップアジア最終予選の日本が出場する試合のうち、日本がアウェイになる試合が放送されなくなると知った時は、本格的に多くの人がテレビを見ていないのではないかと実感した次第です。

ちなみに、直近で日本がアウェイで中国と対戦する試合は中国国内でなく(新型コロナウイルスの影響)で中立国のカタールで行なわれることになり、日本時間で2021年9月8日の午前0時からという深夜の試合になります。

これら日本がアウェイの試合の放送権はテレビ局ではなくネット配信でスポーツライブを配信するDAZNが独占しており、基本的には加入料を払って見るという選択になるのですが、すでにこの試合を見るためにキャンペーン価格で加入した人なら税込1,078円/月でこの試合だけでなくJリーグなどのスポーツを幅広く見ることができます。ちなみに7ヶ月目からは正規料金の税込1,925円/月となります。

この価格というのは、以前から値上がりしたとは言え、そこまで高くないと思う方もいるかも知れませんが、この試合だけというような利用の仕方をする場合(つまり普段はサッカーを見ないものの代表戦だけ見る方)だと高いと感じられる方もいるかも知れません。何とか一試合だけの見物料を払う方式にできないかと思っている方もいるかも知れませんが、二つ方法があるにはあります。

これらの事は、過去にもちょっと紹介した事がある方法なのですが、1つ目はDAZNを期間限定で見られる「DAZNプリペイドカード」を購入するというものです。プリペイドカードはコンビニでも売られていて、最短の1ヶ月なら1,750円で購入できますので、一試合だけでなく他の試合も一応見られます。ネット上でもプリペイドカードの販売はありますが、希望する期間のプリペイドカードが売り切れていることもあるので注意が必要です。ちなみにこれを書いている時点では、3ヶ月のライセンスが3,670円でAmazonで売っていました。これだと加入して見た方が安上がりになりますので、多少迷うところでしょう。

もう一つの方法というのは、夜中で他の家族が無関心だったり寝ていて騒ぐと家族間や隣人トラブルの種になってしまうなどの場合に有効な方法です。DAZNについては、ネットカフェの快活クラブの個室を予約すれば、飲み物・ソフトクリームは食べ放題飲み放題で(^^;)、コンビニでポテチでも買って入店し、思う存分個室で試合を楽しむことができるでしょう。ちなみに私のところの最寄り店では3時間利用だと料金が税込1,310円になります。この料金には個室利用料の他、フリードリンク・ソフトクリーム、さらにシャワー室やコミックなどの利用料も入っています。

パターン的にはもう千円くらい上乗せして6時間利用可のナイトパックで入店し、翌日はそのまま学校や仕事に行くというパターンも十分にあります。なかなか家では他の家族や隣近所に気をつかって盛り上がれないことがストレスになっている方であれば、将来訪れるであろうワールドカップ出場がかかった大一番がアウェイ戦になった場合には、こんな方法も非日常的な雰囲気を感じられていいのではないでしょうか。

ちなみに、サッカーワールドカップアジア最終予選のスケジュールはすでに決まっていますので、確実に近くの店舗で見たい場合にはウェブから事前に個室予約を利用することも必要になってくるのかなという気がします。ちなみに、私の最寄り店では新型コロナウイルス対策ということもあるのでしょうが、午後10時から翌朝の7時までフロントにいた従業員がいなくなり、完全なセルフサービスになるのだそうです。そうなると予約するにもスマホアプリから行ない決済もキャッシュレスが便利になってくるわけですが、こんなところにも新型コロナウイルスの影響が出ているということで、今後私が考えた事をやろうと思っている方は事前にお店のホームページやアプリなどで確認されることをおすすめしておきます。


地域の飲食店の疲弊状況をテイクアウトの品数で実感する日々

新型コロナの対応はワクチン接種の広がりとともに、今後に向けて良くなっていくことが期待されていますが、当初は2021年9月12日までと言われていた首都圏の緊急事態宣言について、また延長するのではないかという話も流れてきました。

私の住む静岡県では今のところそういった話は出てきてはいないものの、この文章を書いている時点で出ている緊急事態宣言中に営業を止めている飲食店の方々は、今後の動向をにらみつつ気が気ではないのではないかという気がします。

緊急事態宣言が出て、今までは夜遅くまでやっていたスーパーの営業時間も短縮されるようになって、不便な感じはあるものの、皆我慢していることもあって、相変わらず自宅中心での生活を私自身は続けています。買い物に出掛けるために外に出た時には、外食を楽しんでいる方も多少は目に付くのですが、個人的には様々なお店で行なわれているテイクアウトを利用して自宅で外食気分を出すようなことを続けていて、週末を中心にお昼はテイクアウトをして日々の食事のマンネリ化を防いでいるというような状況です。

そんな中、昨日は初めてのお店のテイクアウトを利用したのですが、詳細は避けますが、かなりお店の方でも疲弊しているような感じを受けましたので、その事について今回はレポートしたいと思います。そのお店は、基本的にはお酒を出す飲食店として営業をしていたのですが、昨年中からテイクアウトにも力を入れ出し、お店の看板メニューを売るテイクアウト専門のお店を出し、さらに店頭に自動販売機を設置し、24時間購入可能にしてコロナ下での営業を続けています。

以前そのお店でお惣菜を購入することはあったのですが、テイクアウト専門店が出来た頃からお弁当の販売をしていたことも知っていて、いつかは利用しようと思っていたもののなかなか機会がなく、昨日初めて利用したという次第です。

お店が開店した当時にもらってきたチラシには、様々なお弁当が紹介されていて、事前に電話予約することで待ち時間なしで出来立てのお弁当が食べられるというような説明があったのですが、そのチラシがどこかに行ってしまったのでインターネットでお店のホームページを探し出し、チラシと同様の内容が掲載されていることを確認したので、お昼前に電話したのですが、ネットには載っていない変化がそのお店にも訪れているようでした。

お弁当についてはチラシやネットに掲載されている多くの種類のお弁当は現在では出せず、看板メニューの入った2種類に限定され、さらにお弁当も注文を受けて作るのではなく先に作って冷ましてから冷蔵しているので、時間に関係なく取りに来られる(つまり予約しなくても売切になっていなければ購入可能)ものの、おいしく食べるには電子レンジなどでの温め直しが必要になり、これでは弁当を買ってすぐに外で食べたい方にとっては敬遠されるのではないかと思います。

逆に言うと、それだけお店の側も疲弊していてそこまでテイクアウトの売上が伸びていないのではないかと心配になってしまいます。特にこうした市場は大手外食チェーンも本腰を入れて行なっていますので、その中で安定して売り上げを伸ばすことは大変でしょう。特にお酒を提供しているお店にとっては、緊急事態宣言中の営業努力にも限界があります。もしこうした状況がさらに続き、お店自体が営業を放棄するような形で無くなってしまうと、一般の人々の生活にも影響が出てきてしまい、過去と同じように旅行に出掛けられるようになっても、旅先にお店を見付けられないというような事になってしまう可能性もあるのではないでしょうか。

世間では政界の今後についてのニュースが先行しているような印象がありますが、まずは多くの人の生活を安定させながら感染症対策を行なうことを先行してくれるようでないと、感染症の影響が去った後の未来さえ見通せなくなってしまいます。これは私の住む地域だけでなく、首都圏から地方まで多くの方々が抱えている問題だと思います。まだしばらく我慢の日々が続くと思いますが、我慢し終わった後に何もないというような最悪の状況を避けるために、色々な知恵が必要になってくるのではないでしょうか。とりあえず、個人的には今後も特定のお店に偏ることなく、様々なお店のテイクアウトを利用していこうと思っています。


「+メッセージ」が大手3社のMVNOでも使えるように 手始めにUQモバイルで

メッセージアプリにLINEを主に使っている方にはあまり使っていないかも知れませんが、常々大手3キャリアだけでなく大手3キャリアの回線を借りているMVNOでも使えないだろうかと思っていた電話番号によるメッセージアプリ「+メッセージ」がついに順次大手3キャリアのサブブランドやMVNOでも使えるようになるという嬉しいニュースが入ってきました。

私の契約しているUQモバイルでは2021年9月2日からすでに無料での利用が可能になっているので、UQモバイルのSIMが入ったスマホからGoogle Playで検索してみたところ、au版の+メッセージがインストールできました。

このアプリは今まで入っているSMS送受信用アプリの置き換えになるので、インストール中にその置き換え設定を行なった上で利用するようになり、今後SMSが送られてくるのも+メッセージアプリになるので、相手が同じ「+メッセージ」を使っていない場合、SMSを送信すると通常と同じ料金がかかってしまうので、その点は注意しましょう。

ネットニュースによると、スケジュール的にはSoftbank系のサブブランド「ワイモバイル」「LINEMO」では2022年春からの予定で、MVNOではau系はUQモバイルと同じく2021年9月2日から利用可能になっていて、ドコモ系MVNOでは2021年9月下旬から、Softbank系MVNOではワイモバイルなどと同じ2022年春からになっています。ちなみに、ドコモのahamoおよびauのpovoではすでに利用可能になっています。

また、ドコモでは新たに折りたたみ型フィーチャーフォンの「arrows ケータイ F-03L」と「AQUOS ケータイ SH-02L」で+メッセージをサポートするということです。当然ドコモキャリアでの利用を前提としていますが、今後中古でこれらの端末を入手した場合にぜひドコモ系MVNOで使えるのかどうか試してみたいですね。ちなみに、私の使っているドコモ系MVNOは日本通信の通話中心の合理的みんなのプランですが、月に使えるデータ量が6GBあるので、フィーチャーフォンでの利用なら、+メッセージがインストールされている相手とのメッセージのやり取りについて、ショートメッセージの送受信が追加料金なしでできます。LINEとは違って電話番号に紐付けられているので、今後3キャリアのMVNOを含むSIMをスマホに入れている人なら、+メッセージのアプリをインストールして設定するだけで利用が可能になる人が増えるのはありがたいですね。アプリをインストールした人同士なら、無料通話や通話定額がなくても、追加料金が必要なくメッセージの送信が可能なので、MVNOの安いプランを契約してガラケーで使えるようなら、今後こうした機種を狙ってみるのも良いかも知れませんが、まだMVNOで+メッセージアプリをダウンロードして使えるかどうかわからないので、今後の報告に期待したいところです。

個人的に+メッセージ導入をMVNO利用の方におすすめしたいのは、私が考える中でアプリを導入して標準のSMSアプリと置き換えるディメリットが見いだせないからです。多くの場合国内でのSMSは受信は無料でも送信は一通ごとにお金がかかりますが、+メッセージ経由でSMSなどのメッセージを送ると、データ通信を使ってメッセージのやり取りをするので、高速通信を使い過ぎて低速制限になったとしても、テキスト中心のメッセージであれば、問題なくメッセージを送ることができます。つまり、同じアプリを使っている人との間でSMS送信に+メッセージアプリを使う限りは、追加の料金を払わなくても何通でもやり取りができるということです。アプリから電話帳を出すと、すでに+メッセージを利用している人には印が出ますので、そうした人を事前に増やしていくことで、さらに利用の幅が広がります。

多くの方はすでにLINEなどで友人との連絡を取っていると思うのですが、昔の友人や相手の契約内容がどうなっているかわからない人と連絡を取る場合、直接電話して留守電にもなっていない場合、やはり頼りになるのがSMSであると言えます。その人の電話番号に直接送れ、さらに相手からは自分の電話番号をスマホやガラケーに登録してくれていれば、相手に自分がメッセージを送ったことが認識され、よほど端末の操作に慣れていない人でなければ読んでくれます。もしそうした人に+メッセージを利用してもらえるようならして欲しいところですが、その場合は通常のSMS経由で送りその分の料金は掛かることを承知しておきましょう。

さらに、災害時の連絡方法としてもSMSは優れています。災害などの非常時にはやはり、常々連絡は取っていなくても、安否をこちらから知らせたり相手からの連絡を待つためには電話を何回も掛けるよりも、SMSのメッセージというのはお互いに端末の電池を減らさずに必要な事を連絡し合えます。さらに送信に追加料金が必要なくなったメリットを生かし、もし「+メッセージ」未インストールの場合でも、事前にSMSや電話などでそのダウンロードを促すメッセージを送って相手にアプリをインストールしてもらえ、その人数h増やしていけば、アプリ利用者同士なら写真やスタンプ、さらに音声を録音したものをファイル化して送ることができるので、相手が留守番電話サービスに加入していない場合でも(契約によっては留守番電話サービスが有料のところもあるので加入していない人のことも考えると)、連絡が欲しい方から強制的に音声によるメッセージを相手に伝える(さらに相手はいつでも聞ける)ことができるというメリットがあります。

今回、2022年春までに楽天モバイルを除いた3キャリアおよびその電波を借りているMVNOを使っている人には原則誰でも+メッセージが使えるようになりました。楽天モバイルについては、写真やボイスメッセージは送れないものの、+メッセージとは違って相手が同じRakuten Linkを使っていなくてもアプリからの送信であれば無料で電話番号にSMSを送信することができます。iPhoneの場合は通話もSMSもiOS標準アプリで着信し、そのままコールバックや返信すると別料金になってしまうので、有料オプション加入をすれば標準のSMS用アプリからの送信を無料にすることができるので、一応テキストによるショートメールのやり取りであれば追加料金を掛けずに利用することは可能です。

そんなわけで、楽天モバイルとしては、すでにiPhoneで通話・SMSがRakuten Linkに着信しないという問題を有料のオプションという形で解決したばかりなのに、メッセージの送受信についてRakuten Linkと同じような+メッセージを自由に使えるようにはしたくはないでしょう。楽天モバイルの契約者の方はその点には我慢をしてもらうとしても、これで大手キャリアだけでなくMVNO利用者も料金を気にすることなく電話番号に紐付けされたメッセージアプリが使えるようになった事は大きいと思います。

すでにau系のMVNOを使っている方はすぐに+メッセージアプリを入れることができますし、ドコモ系でも9月中には使えるようになります。Softbank系のみ翌春という事にはなりますが、その頃には自宅から自由に出掛けられるようになっていれば、+メッセージの活用も十分に期待できるでしょう。ちなみに、MVNOの場合SMSオプションの付かないデータ通信用SIMではアプリを入れても使えませんので、その点には十分にご注意を。


遂に禁断のGoogle Play導入に着手 Amazon FireタブレットでTVerを見る

最近、複数のスマートスピーカーやタブレットをアマゾンで購入したものの、いまいち使い切れないまま時が経ってしまったような感じがしています。現在、目覚まし用などにメインで使っているのはLINEのClova Friendsで、なぜかと言うと本体の上に載せてクレイドルの役目も果たしてくれる学習リモコンで照明やテレビ、エアコンの入切などが便利にできるので、つい優先的に使ってしまっています。

私自身アマゾンのプライムセールの時期を狙って安くなったアマゾンが作っているスマートスピーカーやタブレットを購入しているのですが、少し前まで全く使っていなかったEcho dot(小さなスマートスピーカー専用機)は、パソコンと連携してSpotify(音楽ストリーミングサービス)の音の出力スピーカーとして活用できるということから、パソコンを使いながら音楽やradikoを聞く際に出動することが多いです。

逆に、今まで最も使えるのではないかと思っていたAmazon Fireタブレット8インチは、単なる夜間でも見える時計化してしまっています。当初はスマートスピーカーのAlexaとしても使える機能や、マンガをカラーで聞めるKindleの機能を使っていたものの、ここのところの旅行自粛でそうしたお出掛けがないのも原因かと思われます。

ただ、10インチタブレットと違って、8インチのタブレットというのは、自宅で使っても外出先で使っても絶妙な大きさなので、やはりきちんと活用したいと思い、今回思い切って使えるアプリの選択肢を増やすためにGoogle Playを導入することにしました。ちなみにこの行為というのはアマゾンの方では全く保証がなく、最悪の場合には今まで便利に使ってきたタブレットが全く使えなくなる可能性もある自己責任の行為となりますので、私のように日常的に使っていなくて、最悪の状況になっても諦められるという方のみにおすすめする行為であるということを最初にお断りしておきます。

今回、Google Playを導入するために私が参考にしたのは、以下のサイト「タブクル」で説明されているように、別のスマホからアプリを抽出するのではなく、グーグル関連のアプリをGoogle Play経由でもなく、本体をroot化するわけでもなく、ネット上から直接ダウンロードするというものです。ただ、そうしたサイトからのダウンロードは基本的に全く推奨されていませんし、ウィルス混入の危険もあります。以下のサイトはこの内容を書いている2年以上前に最終更新が行なわれている古いものですが、何か大きな問題があればページの内容が消されてしまったり変更されていると思いましたので、ディメリットを承知でこのやり方でGoogle Playを導入いたしました。

Fire HD 10タブレットにGoogle Playを簡単にインストールする方法、Androidアプリ導入手順(2019年4月版)

私の場合、このタブレットで何もかもやろうとは思っていません。具体的にはキーボードを追加してパソコン代わりに使うなら、Windowsノートを持ち出した方がすぐに全ての機能が使えますし、スマホで用が済むようなところも必要がありません。では何をどうするかというと、旅先や車の中でも気楽に映像を楽しめるように、アマゾンのタブレットではインストールできないアプリをインストールして使うことを目指しました。

リンク先からGoogle Playアプリを導入した後で入れたのが「TVer」と「NHK+」アプリで、写真でアマゾンタブレットのホーム画面を撮ったので確認していただきたいと思います。ちなみに、写真に同時に写っていますが、「Abema」や「Gyao」そしてもちろんYou Tubeはノーマルのタブレットからでもアプリを導入できています。

新しく導入したこれらのアプリは、2021年9月3日現在、最新のOSで問題なく動作しているので、モバイルルーターやスマホなどでテザリングをすることができれば、アマゾンタブレットを持ち出して私が使っているアプリを全て使えるようになりました。ちなみに、TVerを立ち上げた際に「Google Play開発者サービスを最新のものに」というアラートが出たのですが、それについては改めてGoogle Playから最新版にアップデートすることができたので、根本的な問題が起こらない限りは、しばらくはこれらのアプリを使うことができそうです。

また、アマゾンのアプリストアにある「radiko」は本体がWi-Fi専用ということもあるのか、ログインしてエリアフリーで使うことはできませんでしたが(タブレットをAlexaモードにしてタブレットを音声操作すれば他地域のラジオ局を聞くことは今までも可能でした)、改めてGoogle Playからダウンロードしたradikoはスマホのものと同じようにログインできるようになっています。私のアマゾン8インチタブレットはステレオスピーカー付きなので、外でもラジカセのように全国のラジオや様々な音楽を本体がネットにつながっていれば聞くことができ、さらにNHKのリアルタイム視聴および民放の見逃し配信を見ることができるようになり、かなりこれは車を使っての旅では使えるデバイスになったような気がします。

今回の件では、タブレット自体もかなり安く買えているからこその決断だったとも言えます。今まで、全くこうしたアマゾン専売のタブレットを敬遠されていた方も、セールでかなり安く購入できる場合がありますので、私のように本体自体が使えなるリスクを考えつつGoogle Playが使える端末にするという選択肢があることを頭に入れておくと面白いのではないかと思います。


体温測定で一喜一憂しないように自分の体温を管理することは今後も大切

私の職場では入口の前にお店に置いてある慎重にような体温センサーとタブレット端末が置いてあり、37.5℃以上の体温の場合には入らずにそのまま帰る(もちろん電話などで欠勤の報告をした上で)という取り決めがあるのですが、先日体調を崩しながら出勤してきた同僚が頭痛がするからと出勤はしたものの、すぐに自宅に引き返して欠勤になりました。

その人は過去に熱中症の症状で勤務中に動けなくなってしまい、早退けをしたことがあったのですが、先日帰った時の体温はたまたま私が一緒にいたので確認しましたが37.2℃でした。一応は微熱なので頭痛がなければそのまま勤務しても問題ないとは思うのですが、こうした一連の話をする中で、体温が高いということを取り上げて「新型コロナウイルスに感染しているのでは?」と言う人もいるので、その辺ははっきりしないうちから言葉に出してしまうと、人間関係もギクシャクしてしまう可能性があるので、私自身は慎重に物事の推移を見ていった方がいいのではないかと思います。

逆に、自分の体温の事について書くと、一応朝起きた時が一番安定すると言われているので毎日体温を計っているのですが、その際の値というのは体温計を変えたら36.2~3℃で安定するようになっています。こんな事を書くのは、以前も体温計の事をブログで書いたことがあったのですが、前に購入した電子体温計(脇に挟むもの)は、どれだけ計っても朝の検温で35℃台しか出ず、職場入口での測定とかなりの差があったので、新しいものに買い換えたのです。現在はそれで何も問題はないのですが、体温というのは一日のうちで変わるもので、先日新型コロナウイルスのワクチン接種に出掛けた際、朝の体温よりかなり高くなっていてあわてたことがありました。

というのも、接種会場まで夏の日差しが強い中、自転車で向かい、会場でそこにある体温計を使って計ったところ、36.9℃ともうちょっとで微熱の37℃になってしまうところでした。あわてて、事前に買っておいたスポーツ飲料を飲み、クールダウンしたのですが一日の中でも状況によって体調に問題がなくても、こうして36℃~37℃付近で体温は変わっているという当り前の事を感じることになりました。

ですから、最初の話に戻りますが、感染症でなくても体の調子が悪くなると体温が上がる可能性があり、同僚が朝の時点で37.2℃というのもそこまでびっくりすることではないという風に見ることもできます。もしその方がその後、連日高熱が続くようなら本格的に感染症を疑わざるを得ませんが、一回のみこのくらいの熱であれば、休みつつ経過観察をしてもらい、こちらの方としても、その後どうなったかによって改めて対策を考えるという風に動くだけです。どんな事でも変に決め付けることによって、人間関係も変わってきてしまいますし、やみくもに人の体調について決め付けることがないように注意したいと思っています。

ちなみにその方に会った時には双方ともマスクをした上でそれほど近づかずにいたので、もし本当に陽性になってしまったらその辺の事もきちんと職場で共有するつもりですが、あまりその方について責めることなく、今までと同じような関係を保つことができることが最善ではないかと思っています。

本当に、私が経験した事と同じような事は、多くの方が多かれ少なかれ体験したり感じていることではないかと思います。感染症になる人というのは、明らかな密の状態に飛び込んで行くような場合を除き、自分で感染症になろうとしてなるものではないので、それで人間関係がこわれるような事にはなりたくないですね。新型コロナウイルス関連では、今後ワクチン接種の2回目が終わってくると、会食のお誘いなどが来ることも考えられます。私自身は実際にお誘いがあるかどうかもわからないので、どうするかということは一概には言えませんが、会食を断った人について何か良くない感情を出すとか、そういった態度に出すことは極力控えようと思いますし、自分から断る場合もきっぱりと言うことはしていこうと思います。

今生活をしている範囲の中では、ほぼ感染させてしまうような人はいないのですが、親戚にはまだ小学生や中学生の子どももいるので、少なくともその子が学校でワクチン接種を終わらせるまでは、こちらから出掛けないような気遣いはするつもりです。まだこの騒動については先が見えませんが、我慢するのではなく家の中での楽しみを見付けるなどの別の方向からの生活改善を考えつつ、ここで紹介していければと思っています。


特別な事をせずキャンプ用の装備をするだけでできる防災の考え方

このブログでは早くから車中泊と災害時の生活をセットにして色々と考えを巡らせてきました。自宅でそのまま過ごせるような場合は、寝るための設備は必要ありませんが、避難所で過ごさなくてはならないような場合には、キャンプ用のマットやコットを使ったり、テントを室内に設営したりすることで、避難所生活の苦労が少しはやわらぐのではないかと思います。

今までは、このように主に地震の後の避難生活について考えていたのですが、今年も多くあった大雨による被害についての対応で考えなくてはいけないのが、自宅は大丈夫でも電気や水道、ガスが使えない中でいかに自宅で過ごすようにするのかという事も考えなくてはいけないと思います。

つまり、電気・ガス・水道が使えない場合にどのようにして自宅で過ごしていくのかというような事です。私の場合、徐々にそうした場合に何を用意し、食事をどうするのか? というような事なのですが、その前に電気・ガス・水道が使えなくなるとどうなるのか? という事をまずは考えてみたいと思います。

基本的に電気がないと昼間はいいですが夜はまっ暗になりますので、部屋ごとの明かりを用意する必要があります。また、水道がなければ水を汲みに行くための水ボトルを用意しなくてはなりませんし、お風呂・トイレも使えないことを覚悟しなければなりません。先に水道・ガスが復旧したとしても、ガス湯沸かし器には電源が必要なので、停電が終了しないと何もできない可能性もあります。トイレについては、もし外に災害用の臨時公衆トイレがあるようなら、そちらを使った方がいいでしょうが、外に出られない中で用を足すためには、自宅のトイレに一回ごとに固めて処理する災害用トイレを用意することは必要なこととして、災害用トイレを準備しておくことをおすすめします。

お風呂については体を拭くことで対応し、髪の毛が洗えない場合に備えてベビーパウダーを用意しておくと、「水のいらないシャンプー」の代用品として髪にまぶしてタオルで汚れを取るような事ができます。洗濯も水がなければ難しくなりますので、できれば転がして持って行ける大きめの水タンクか、キャリーバッグに水用の容器を入れて歩いて移動できるような準備をして、頻繁に必要な水汲みに備えることも忘れないようにしましょう。

電気については、今の時期だとエアコンが使えませんし、当然テレビも見られません。冷蔵庫が使えないことで、備蓄食料は常温で保存できるものを多く保存した方が防災の点からはおすすめです。停電がわかったら冷蔵庫に入っていた最低限必要なものは、クーラーボックスに移すにしても停電が長く続けば続くほど中味は傷んで行きますので、冷蔵庫で保存するものは最低限にするか、傷んできたものは体調管理を優先して諦めるしかないでしょう。

ポータブル電源がある場合、それを何に使うかというのも大事な選択になるのではないでしょうか。私の場合は日が出ていれば複数のポータブル電源をソーラーパネルで充電することができるので、スマホなどの充電については普段通り使っても問題ないくらいの電源は確保していると思います。スマホが使えれば、テレビとネットの同時配信がされていれば、スマホがテレビの代わりになります。

スマホ充電以上の余剰があれば、今の時期ならDCモーターで省電力の扇風機を回すことを優先するのではないかと思います。逆に言うと、普段の生活で必要がないと思われても、DCモーター採用の扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用することは大事ではないかと思います。少ないエアコンの出力でもそこから出る冷気を拡散して部屋全体を冷やすことができますので、今後シーズンオフのセールでDCモーターの扇風機が安く売りに出た場合には購入を考えてみてもいいのではないでしょうか。

非常用食料については、基本的に、日本での備蓄食料といえば「米」に勝るものはないと思います。昔から通貨の代わりとして取引してきたもので、戦の前にはいかに米を集められるかで勝負が決まるようなこともありました。今の時期だと専用の保管庫がないと長期保存はできませんが、日常生活での主食をお米にしておけば、常にストックが有るような感じにはできると思うので、しばらくの食事をキープするには十分だと思います。

そこで問題となることがあります。皆さんはお米を炊く場合、何をお使いでしょうか。電気炊飯器を使っている方は、停電が収まるまでは炊飯器は使えません。自宅ではガステーブルに炊飯機能があるので、ガスで炊いています。ですから、停電でもガスが通っていれば何とか炊飯をはじめとした調理ができるのですが、炊飯の場合はきちんと測って火に掛ければ自動炊飯ができるので、停電でも同じように操作するだけなので慌てずに済むということがあります。

もしご自宅がオール電化の家だったり、IH調理器を主に使っている場合には、別の熱源が必要になるでしょう。一般的にはカセットコンロがあると便利なのですが、残念ながらカセットコンロでは自動炊飯はできません。

私の場合は、キャンプ飯用にメスティン小・大を揃えていて、小で一合、大で二合の自動炊飯ができるようにしています。これは、今では100円ショップでも売っているポケットストーブもどきの小型の五徳に固形燃料やアルコールストーブをセットし、お米の量に応じて固形燃料の大きさやアルコール燃料の量を変えることで、火を付けてから消えるまで何もしなくても炊きあがるようにグッズを準備しているからです。私は主にアルコールストーブを使うのですが、20mlで一合、30mlで二合の自動炊飯が可能になっています。

メスティンを使った炊飯においては、事前にクッキングシートを「メスティン折り」したものを先にセットし、その中にお米と水を入れて炊けば、炊きあがった後には中のクッキングシートのみを捨てれば良いので、洗い物がその分減ります。災害時の調理においては、食器は自宅にありますが、ラップを事前に巻くことで、食事が終わったらラップのみを捨てるようにするのと同じやり方です。そんなわけで、もし自宅で長期避難生活を電気・ガス・水道がない状態で行なう場合でも、温かいご飯をその都度炊いて食べられるだけでも安心するのではないかと思います。クッキングシートを折ってメスティンを汚さない方法については以下の過去に書いたものがありますので、参考にしていただけると幸いです。

https://syachu.net/2021042701

 


中部横断自動車道は開通したものの県をまたいだお出掛けはもうしばらくお預けか

先週日曜日にようやく開通した中部横断自動車道によって、今まで不通区間だった身延山付近も高速道路でつながるようになり、私の住む静岡県からは山梨・長野だけでなく関東方面や北陸方面にも気軽に出掛けられるようになりました。現在、東京では新規感染者の発表が連日減少しており、もはやピークを過ぎたのではないかという見方もあります。

そうしたニュースが影響しているのかも知れませんが、私の知り合いから聞いた話では、富士五湖方面への関東からの人出は先週もかなり多かったようです。もしかしたら高速道路でつながったこともあり、今後は様々な方面への車でのお出掛けが増えていくのではないかと思いますが、今回は新型コロナ自体の問題でない、主に自分の地域外から車でやってくる人たちと地元の想いとのすれ違いに関する事について、あるニュースが気になったので書かせていただきたいと思います。

それは2021年8月27日に群馬県前橋市にあるとあるショッピングセンターの駐車場で起こったと言います。私の住む地域でも、大きなスーパーの駐車場には他県ナンバーの車が駐車している事があるものの、その車が遊びに来ているのか、それとも転勤などで今は地元に住んでいる人がナンバープレートの変更を行なっておらず、他県ナンバーのままで毎日の買い物をしているのかは正直わかりません。

今回問題になった車の所有者は、すでに群馬県に引っ越してきたものの他県ナンバーで買い物に来ていたそうなのですが、その日買い物が終わって帰ろうとしたら、ワイパーのところに一枚の紙がはさまれており「二度と来るな」「ネット上にナンバーと車体を晒す」などと書かれていたのだと言います。

これは、かなり新型コロナウイルスで精神が疲弊してしまい、そのはけ口を他県ナンバーの車にぶつけたような事例ですが、この事例では単に誤解に過ぎないとは言え、ちょっとした事でも大きなトラブルになってしまう可能性を感じる大変恐ろしい状況になってしまっているのが現状だと言えます。

こうした「他地域から遊びに来ている(と見られてしまう)車」というのは、今後も同様なトラブルの火種になることは覚悟する必要はあるのではないでしょうか。こうした「誤解」を避けるため、私の別の友人は今まで他県ナンバーのままで過ごしていたようなのですが、さすがに最近になって地元のナンバーに変更をし、今ではそうしたトラブルに遭遇する恐れはなくなったと言っていました。頻繁に転居するような場合はナンバー変更は面倒くさいということもあるのですが、軽自動車なら車庫証明は後に出せば、軽自動車協会へ行って先にナンバー変更は可能です。普通車の場合は車庫証明を出してから陸運事務所に行く手間はかかりますが、トラブルを避けるためにも、可能なのであれば今後もこうした状況が続くだろうと考えると、ナンバー変更をすることも一つ頭の中に入れておいた方がいいだろうと思います。

ただ、果たしていつまでこんな状況が続くのかというのも、車の旅はいつから大丈夫なのかということにも関わってくるため、気になるでしょう。私が今思っているのは、少なくとも高速道路の通行料について、週末のETC搭載車両割引が再開されるまでは高速道路は使わずに県内移動でということです。ただし私の住む静岡県というのは横に長いので、東・中・西部という風に分かれていて、ナンバープレートも異なるので、今のところは自分のいる陸運事務所が管轄する場所ぐらいで我慢しています。

先に紹介した群馬県前橋市の事例でも、はり紙をした方に非難が集まっているものの、口には出さなくても地元の人々の中には同じような考えを持つ人がいるのではないかと思っています。あくまでこれはモラル的に控えた方が良いぐらいの事ではあるのですが、心底車での旅を楽しもうとする時、県またぎをすることに批判的な人と旅先で会ってしまったらかなりのストレスになるとともに、旅を純粋に楽しめなくなってしまいそうな気もしてきます。まだまだ先が見えない生活が続きますが、焦ることなく状況が変わっていくのを待ちたいと思います。