中部横断自動車道は開通したものの県をまたいだお出掛けはもうしばらくお預けか

先週日曜日にようやく開通した中部横断自動車道によって、今まで不通区間だった身延山付近も高速道路でつながるようになり、私の住む静岡県からは山梨・長野だけでなく関東方面や北陸方面にも気軽に出掛けられるようになりました。現在、東京では新規感染者の発表が連日減少しており、もはやピークを過ぎたのではないかという見方もあります。

そうしたニュースが影響しているのかも知れませんが、私の知り合いから聞いた話では、富士五湖方面への関東からの人出は先週もかなり多かったようです。もしかしたら高速道路でつながったこともあり、今後は様々な方面への車でのお出掛けが増えていくのではないかと思いますが、今回は新型コロナ自体の問題でない、主に自分の地域外から車でやってくる人たちと地元の想いとのすれ違いに関する事について、あるニュースが気になったので書かせていただきたいと思います。

それは2021年8月27日に群馬県前橋市にあるとあるショッピングセンターの駐車場で起こったと言います。私の住む地域でも、大きなスーパーの駐車場には他県ナンバーの車が駐車している事があるものの、その車が遊びに来ているのか、それとも転勤などで今は地元に住んでいる人がナンバープレートの変更を行なっておらず、他県ナンバーのままで毎日の買い物をしているのかは正直わかりません。

今回問題になった車の所有者は、すでに群馬県に引っ越してきたものの他県ナンバーで買い物に来ていたそうなのですが、その日買い物が終わって帰ろうとしたら、ワイパーのところに一枚の紙がはさまれており「二度と来るな」「ネット上にナンバーと車体を晒す」などと書かれていたのだと言います。

これは、かなり新型コロナウイルスで精神が疲弊してしまい、そのはけ口を他県ナンバーの車にぶつけたような事例ですが、この事例では単に誤解に過ぎないとは言え、ちょっとした事でも大きなトラブルになってしまう可能性を感じる大変恐ろしい状況になってしまっているのが現状だと言えます。

こうした「他地域から遊びに来ている(と見られてしまう)車」というのは、今後も同様なトラブルの火種になることは覚悟する必要はあるのではないでしょうか。こうした「誤解」を避けるため、私の別の友人は今まで他県ナンバーのままで過ごしていたようなのですが、さすがに最近になって地元のナンバーに変更をし、今ではそうしたトラブルに遭遇する恐れはなくなったと言っていました。頻繁に転居するような場合はナンバー変更は面倒くさいということもあるのですが、軽自動車なら車庫証明は後に出せば、軽自動車協会へ行って先にナンバー変更は可能です。普通車の場合は車庫証明を出してから陸運事務所に行く手間はかかりますが、トラブルを避けるためにも、可能なのであれば今後もこうした状況が続くだろうと考えると、ナンバー変更をすることも一つ頭の中に入れておいた方がいいだろうと思います。

ただ、果たしていつまでこんな状況が続くのかというのも、車の旅はいつから大丈夫なのかということにも関わってくるため、気になるでしょう。私が今思っているのは、少なくとも高速道路の通行料について、週末のETC搭載車両割引が再開されるまでは高速道路は使わずに県内移動でということです。ただし私の住む静岡県というのは横に長いので、東・中・西部という風に分かれていて、ナンバープレートも異なるので、今のところは自分のいる陸運事務所が管轄する場所ぐらいで我慢しています。

先に紹介した群馬県前橋市の事例でも、はり紙をした方に非難が集まっているものの、口には出さなくても地元の人々の中には同じような考えを持つ人がいるのではないかと思っています。あくまでこれはモラル的に控えた方が良いぐらいの事ではあるのですが、心底車での旅を楽しもうとする時、県またぎをすることに批判的な人と旅先で会ってしまったらかなりのストレスになるとともに、旅を純粋に楽しめなくなってしまいそうな気もしてきます。まだまだ先が見えない生活が続きますが、焦ることなく状況が変わっていくのを待ちたいと思います。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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