donedone「ベーシックUプラン」のスピード調査と最大3Mbpsの実力

BIGLOBEの運営する新たな「donedone」というMVNOについて、サービス開始当初で参考にならない部分もあるかも知れませんが、一応時間によってスピードは変わってくるかということについて雑にではありますが調べてみました。

今回のdonedoneのSIMカードを入れているのが、写真のauのガラケーの移行用として用意されているような京セラのGRATINA KYV48です。写真ではホーム画面が普通のスマホのようになっていますが、これは新たにランチャーアプリである「Novaランチャー」を入れて動かしているためで、デフォルトではいわゆる「らくらくスマートフォン」のような見た目にもできます。今回入れたSIMがSMSと音声通話ができないデータ通信専用SIMということもあり、今後はSIMの速度に合ったアプリを使っていこうと思っていますが、お試し期間中は3GBまでは最大3Mbpsで利用が可能ということで、「ベーシックUプラン」を検討されている方の参考になればと、週末と平日の速度について調べてみましたので、簡単な報告ということで書かせていただこうと思います。

まず、到着日が土曜日だったので夜になり比較的使われそうな19時頃にFast.comのサイトで計りましたら(以降の速度も同じFast.comのサイトで調べました)、だいたい2.8Mbpsと最大3Mbpsに近い値になり、その後も3Mbps以上は行かないものの最大3Mbpsということなら妥当なスピードになりました。ただ、UQのように接続してすぐスピードが上がるバースト転送ではありません。0から徐々に3Mbpsを目指して上がっていくというイメージです。

さらに、今回気になったのが平日の昼休みのスピードがどうなるかです。ただ、これについては地域によっては多くの人がアクセスしていなければそれなりにスピードは出ると思うので、ここで書くことはあまり意味をなさないかも知れません。ちなみに私の居住地は静岡市で、今回はJR静岡駅の近くで計測してみました。結構人が集まるところでもあるので速度の低下が心配されましたが、BIGLOBEがauの子会社ということになっているので、UQモバイルのようにauと同じ回線だとは言えないまでもお昼休みに計った結果は2.0~2.5Mbpsと多少下がったものの、動画を見たりアプリを開いたりするにはそこまで影響は出ないと思われるようなスピードになっていました。

とは言っても、最大3Mbpsで一体何ができるのかと思う方はいると思います。スマホでは動画は見られるかも知れないが大画面のテレビではどうなのか? と思う方もいるでしょう。これは本当に偶然ですが、昨日は仕事が休みだったため朝早くから無料のAbemaTVで生中継されていたMLBの「エンゼルスVSオリオールズ」をずっとネットに繋いだ大画面テレビで見ていたこともあり(おかげで大谷翔平選手のホームランを生で見られました。AbemaTVのMLB中継は今後を睨んだ場合、無料で見たいMLBの試合が見られる可能性のある良コンテンツです)、午後には固定回線代わりに使っている楽天モバイルの規制対象である一日10GBを超えてしまいました。

規制は当日の午後23時59分まで続き、スピードが最大3Mbpsに制限されるのですが、こちらのスピードも、ネット上で計測したところ2.5Mbps以上で決して3Mbpsを超えませんので、donedoneの回線を固定回線代わりに使う場合の目安にはなると思います。私の場合は4Kではない通常画質のサイズで見ていますが、それでも画面がカクカクになったり止まったりすることなく利用は可能でした。

donedoneの場合は月50GBは最大3Mbpsで使えるので、モバイル回線単体で見た場合、UQの「くりこしプランM」よりも多少は快適に、長時間の動画配信をテレビで見ることはできそうです。もちろん、画質を落とせば最大1Mbpsでも見ることは可能でしょうが、その場合はバースト転送が無いことで、立ち上がるまでに時間がかかることは覚悟した方がいいでしょう。外でもそれほど高速通信を使わないなら、いざという時に備えて3Mbpsで使える時間を確保する目的でdonedoneを使うのもいいでしょうし、非常時には常に最大1Mbpsで良ければ、バースト転送のあるUQの「くりこしプランM」をターボ機能を切り替えながら使ったりするのもいいでしょう。

しかし、もし今後0円プランのdonedoneがチャージ課金を払うことで一定のスピードで24時間の高速利用ができるようなら、不幸にも固定回線代わりに私と同じように楽天モバイルを使っていて、ネットワーク障害で楽天回線が利用不能になったような場合にのみdonedoneにお金を払って使うというのも有りかも知れません。この点については詳細の発表を待ちたいですが、外でもそれなりにネットを使いたいなら、まめにお昼のアクセスをセーブしながら「夜間フリー」および「24時間プラン」を獲得できるmineoという選択もあります。とにかく支出を抑えつつ非常時に備えたい場合には、お金を払ってその時だけ使えるdonedoneのエントリープランにするかという判断でバックアップ回線を決めるのもいいかも知れません。

現状ではまだdonedoneの高速回線が使えているので、報告はここまでにし、お試しの3GBを使い切ったらいよいよ最大128kbpsでの使い勝手について確認していこうと思っています。


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