カップ麺の味の再現性は格段に進化しているらしいが 実際にお店へ行くことも大切

テレビ朝日系列で放送されている「ざわつく金曜日」では定期的に全国のご当地カップ麺の紹介を兼ねた順位づけを行なっているのですが、昨日の放送では最初から番組で出てきたカップ麺をセットにして売るという「テレビショッピング」と融合したような企画になっていました。

新型コロナの関係で県をまたいでのお出掛けが難しくなっている今、地方の名産が直接出掛けずに通販で注文するという流れになっていて、それによって救われている方々も多くいることは十分にわかっているのですが、かつて実際に現地まで出向き、お店で直接いただいた味を記憶している身としては、最初の地方の味がカップ麺でいいのか? という風に、旅行自体も今後減ってきてしまうのではないかというような心配も出てきてしまうのです。

テレビで昨日紹介されたカップ麺は「新潟燕背脂ラーメン」「青森わかめとホタテラーメン」「熊本桂花ラーメン」「長崎ちゃんぽん」「札幌純連味噌ラーメン」の5つでしたが、新潟と青森は現地で食べたことはなかったのですが、熊本・長崎・札幌のお店は(長崎ちゃんぽんの場合はお店の味ではありませんが現地の有名店でいただきました)、直接お店へ行ってその味を記憶に刻み込んでいます。

個人的には、カップ麺がどの程度お店の味を再現しているのかは興味があり、機会があったらカップ麺の方も食べてみたいとは思います。ちなみに、私の知り合いにとんこつラーメンの全国チェーンである「一蘭」で働いている人がいて、最近になって一蘭がカップ麺を出したのですが、その味はかなりお店でいただける味に近いということで評価も高いようです。

そうなると、今後は全国のご当地ラーメンを実際にお店で食べるのではなく、通販を使って自宅に注文し、そこで食べることで現地で食べなくても疑似体験が済んでしまうような事も起こってくるのではないでしょうか。

逆に言うと、カップ麺のポテンシャルが上がってくると、実際のお店では少なくともカップ麺の味を超える感動を与えられるようなものを出さなくてはならないくらい、お店にはプレッシャーがかかってくるのではないかと推測します。私の事を言うと、今の外出自粛で県外へのお出掛けが難しくなってくるような状況でよく使うのが、デパートの物産展に出張して出店してくれる地元で有名なお店の品物だったりします。

最近は京都うまいもの市で、こちらに京都ラーメンの名店「新福菜館」が来てくれることが多いので、京都に行ったつもりでつゆが黒いラーメンを食べに行くことが多いのですが、もし可能ならばそうしたお店に出しているものをそのまま食べてそのおいしさに触れた後でカップ麺を購入して食べた方が、その味の再現力にうなることができるのではないかと思ったりします。

まだまだ全国の「名物」にとっては観光客の減少できびしい状況が続くものと思われます。そんな中、地方の味を多くの人に知ってもらうキーワードとして「カップ麺」があると思いますが、先にカップ麺で食べてしまった日は、ぜひ現地へ行ってその地域のお店でも食して欲しいですね。


カテゴリー: 地域情報・イベント | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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