月別アーカイブ: 2020年7月

セブン-イレブンで買える「マルチステンレスボトル」その1 基本的な使い方

2020年7月10日から全国のセブン-イレブンや専用サイトで販売が始まった、どうやら雑貨ではなく書籍のおまけという感じらしい(^^;)、正式名称「真空・断熱 圧倒的な保冷/保温マルチステンレスボトルBOOK」(宝島社)は、店頭に出ているうちに気になっている人はゲットした方がいいと思います。私はたまたま事前にこの情報を知っていたので、何とか昨日の午前中に近所のセブン-イレブンでゲットできました。

書籍扱いなので、写真のような所に置いてあります。価格は税込で二千円弱なのですが、この価格を高いと見るか安いと見るか。製造は中国で、ステンレス真空ボトルとしての性能も必ずしも高くなく(保温6時間まで48℃以上・保冷6時間まで11℃以下)、さらに600ml入りはするもののかなり本体が大きくて重いです。

パッケージはこのような形で、説明書のように見えるものが「BOOK」の部分です(^^;)。使い方はこの本の中に書いてあるのですが、本体のフタが2つあるのが大きな特徴になっています。一つはボトル自体を密閉できるねじ込み式のフタで、これについては説明不要でしょう。ただ、私を含め多くの人はこちらの密封できるフタの方はほとんど使わないと思います。

多くの方の目的というのは真ん中に穴が開いた方のフタを本体にねじ込み、中に500mlから600mlくらいのペットボトルを入れて使われるのだろうと思います。何せこのボトルは真空断熱構造になっているので、冷たいペットボトルを購入し、このボトルに入れておけば、本体そのまま外に出しているとすぐぬるくなってしまいますが、説明書によるとだいたい4時間くらいは飲み頃の温度を保つそうです。写真のようにペットボトルをセットしてこのボトルに入れた状態で少しずつ飲むという用途が便利です。

また、このサイズでは500mlの缶飲料も入るということなので、ペットボトルより割安な缶飲料がある自動販売機を旅先で見付けたら、このボトルに入れて運び、飲みたいときに改めて飲むという技も使えます。このように、外で買った飲料の簡易クーラーとして使えるというのがポイントが大きく、過去に同じコンセプトでワークマンで販売されたボトルカバーは、大人気ですぐ入手不可になり、そして例のごとくフリマアプリやネットオークションでプレミア価格上乗せで販売されるようになってしまいました。

このボトルは、なかなか手持ちのボトルに中味を移せない炭酸飲料を冷たいままキープして運びたいような用途に合い、旅行中にボトルの中味を飲み終えてもなかなかボトル内部を洗浄できないで不衛生になってしまう状況を回避するアイデアの一つとして、旅のお供に最適です。大手日本メーカーが、同じコンセプト・同じサイズでもっと軽い(つまり真空断熱の部分を薄くして軽量化するだけの技術を大手は持っているので)ものを作ってくれればいいのですが、逆にそうなると二千円前後では買えないものになると思うので、しばらくはこのボトルを夏のお出掛けのお供にしようと思います。

と、ここまで書いてきてかなり長くなってしまったので、このボトルと自分の持っている様々なグッズを合わせてさらに便利に使うためのノウハウについては、次回改めて紹介することにします。

その2へつづく


果たして今後、気ままな旅はできるのか

昨日、東京での新型コロナウィルス感染者が200人を超えましたが、ここにきてようやくそれなりの検査の数が増えてきたという見方もできると思います。連日の感染者数に一喜一憂しないで、冷静に対応することが大事だと思いますが、ただそうした冷静さがさらなる自粛を招くということはあるかも知れません。

そんな中、大手旅行代理店のJTBが冬のボーナスを出さないことを労使の話し合いで冬のボーナスを0にすることを決定したという、景気の良くないニュースが報道されましたが、この状態がしばらく続くならそもそも旅行・観光という産業自体がどうなってしまうのかという不安は大きくなります。

多くの観光旅館やホテル、観光客を見込んだ施設、土産物店さんなどの経営が立ち行かなくなってしまうと、さらにその土地を訪れる観光客は少なくなってしまうでしょう。だったら出掛けてお金を落とすことも必要になってくるとは言いながらも、旅行のために日本全国を移動すること自体が感染症にかかるリスクを上げる可能性があるなら、行きたいと思っていても遠出はできなくなります。遠方でなく近場でのレジャーくらいはできるでしょうが、今後はもしかしたら、車で気ままに日本一周なんてこともできなくなってしまうのかともつい悪い方に考えてしまうのです。

話を少しJTBの事に戻すと、旅行代理店は主にパック旅行や、団体旅行の予約を代理で行なうことで収益を上げているものの、テレワークやネット会議システムが主流になると企業がいままで使っていた出張のための費用を計上しなくなり、さらには感染症を恐れて個人の海外旅行自体がなくなってしまうことによって、新型コロナウィルスの脅威が去っても業績は上向かない可能性だって考えられます。今冬のボーナスだけにとどまらない旅行業界斜陽の状況に、業界はどこまで持ちこたえられるのか疑問があります。

移動そのものは全くなくなるわけではないものの、ここしばらくは何か特別な用事でもなければなかなか国内旅行でも行けないという状況が、少なくともインフルエンザ並みに新型コロナウィルスのワクチンを接種できる環境が整うまでは、正直難しいと思っています。ただそうした環境が整うまでに、観光業界を含めた「旅行」というものについての一般の人々の認識が変わってしまうのではないのかという気もしないではありません。

ただ、それでも自分で車を持ち、いざという時には車を宿泊場所にできる「車中泊」という選択は常にできるように残しておいた方がいいと思いますね。今までのように観光地を回ってお土産を買って、レジャー施設で遊んでというような事はできなくても、車で日常では見られない景色を見に行き、食事は自分で作って食べるようなことはこれからも何とかできるのではないかと思います。

そうして出掛ける習慣を付けていないと、社会が国内外への移動を心配ないとしたとしても、あえて移動しないでも良いと考える人が増えてしまう恐れがあります。できればそうならないように、感染症に気を付けつつ、観光する楽しさを感じられるように自分も考えていきたいと思っています。


改めて車中泊を意識した工夫と車選びの必要性を考える

6月から7月にかけて、日本国内ではどこかが梅雨の長雨による洪水被害に遭遇しています。私の住む静岡でも伊豆半島や山間部が大きな被害を受けていますし、歴史的には一度も崩れたことがないというようないわゆる「地盤がしっかりしている」と思われている場所でも、ちょっとした事で崩れる可能性は0ではありません。大雨の最中に大きめの地震が起きる可能性だってあります。そうした事も考えた上で、危機管理について考えておかなければいけないということを最近はしみじみ感じています。

2020年の水災に対して、避難所へ行かずに車中泊をしながら避難している人も多いようです。過去の災害でもペットを避難所に入れられないとか、隣で避難している人との距離が近く、プライバシーが管理できないという理由で車中泊をしていた方は多いと思いますが、今年の場合はそれに加えて避難所に集まった人から感染する感染症の恐怖というものもあります。

こうした脅威が意識されていないと、かつて起こった阪神淡路大震災(1月17日)の、地震とは直接の関係はないものの、多くの被災者がインフルエンザ中心の感染症で亡くなったという報告をたまたまテレビで見ていて、自分や家族が感染しないようにするには、必要以上に他人と密にならないように車の中で過ごす時間を増やし、泊まりも車の中で車中泊ということになってくるわけです。

ただ、ご自宅の車が軽自動車・小型車の場合は、4人ないし5人乗りの車であっても車中泊ができるのは大人と子供の割合にもよりますが、夫婦二人と小さなお子さんの3人がせいぜいで、お子さんが大きくなれば全員が車中泊することは難しいと言わざるを得ません。

さらに、車がフルフラットにならず、単にシートを一番後ろにスライドさせてリクライニングさせても、手足を十分伸ばすことができず、エコノミークラス症候群で最悪命の危険も出てくることを忘れてはいけません。シートを後ろにずらすと前方に空きスペースができますが、その部分に荷物やクッション、バランスボールなどを詰め込んで、最低限両足を伸ばせるような事ができるか、さらに体を伸ばした状態でできるだけシートと体との間に隙間ができないように、マットレスや座布団などを家から持ち出し、少し寝ただけで体の節々が痛くなるような事がないように寝床を作れるのかということも試し、一日車中泊して無理だとわかったら、やはり避難所に行く方がいいと思います。

逆に考えると、今乗っている車だとどうしても車内がフラットにできない(クッションなどで段差を埋めても)なら、大きめのマットレスを中に入れれば何とか家族が川の字になって寝られるようなアレンジができる車への乗り換えを考えるというのも一つの方法だと思います。

ちなみに、私が現在乗っているホンダフィットでは、一人での車中泊を想定しているので以下のリンクのようにコット(キャンプ用のベッド)を使って快適な就寝環境を得ることはできますが、二人以上で同時に車中泊をするにはなかなか大変です。

フィットで車中泊するためのセッティング その2 B24 cot(OEM:Voyager)を使うためのポイント

一応、レジャー用途で一人用のテントを車に載せてはいるものの、大雨の中でのテント泊というのは不安になりますし、家族が車の中に避難して夜を明かすには不十分です。そうなると、災害対策としてももう少しフラットの空間が広がる車に買い換えるか、フィットの運転席側の空間でも快適に車中泊できるような方法を考えるべきであるかも知れません。

今後、実際に自分の車で家族との車中泊を考えている方は、持ち出せる寝具や座布団・クッションを総動員して何とか手足を伸ばして二名が寝られる場所を確保するとともに、フロントガラスには日よけのサンシェードを設置し、サイドの窓にはタオルをガムテープで止めるなどして一時的なカーテンを作って、外から見られる事を防ぐなど、車内のプライバシーについても対策することをおすすめします。外から車中泊をしている車は、中でランタンなど照明を付けているとかなり中の様子が見えてしまうものです。車内自体は個室になっているので、つい周辺に気が行かなくなってしまいがちになるので、昼だけでなく夜も、いったん外から自分の車を見て、中の様子がわからないような処置を施すことも忘れないで下さい。


アースノーマット USB電源式 は近所では売っていませんでした

このブログを書くためにあらゆる事に気を付けているつもりでも、すでに人気で売れているものに全く気付かないという事もままあります。今回、テレビで見て面白いと思ったものに「アースノーマット USB電源式」があります。

蚊を退治する機器には色々ありますが、状況により使う製品を分ける必要があります。野外作業やキャンプでの利用については、蚊取り線香を腰からぶら下げて歩くのがベストのような気がしますし、エアコンを使って窓をあまり開けない部屋であれば、スプレー式のワンプッシュ蚊取りが経済的な気がします。
逆にこれだけ雨が続いて、部屋の換気を十分にしたい中で入ってくる蚊を撃退するためには、それなりのパワーが持続するものを使うか、自分の手足の露出する部分に吹きかけて、蚊の攻撃をブロックするような考え方の方がいいような気がしますが、今回の水災で逃げてきた避難所など多くの人が一緒に過ごすようなところでは、全員のカバーが難しいというところがあります。

窓を開けて風を通しつつ蚊を撃退するためには、ACアダプターから電源を取り、日をまたいでの連続利用可能な液体式の電子蚊取り器が有効だと思って昨年はアース製薬の「アースノーマット」を使っていたのですが、窓が開いていても部屋の中で使えば、その部屋の中では蚊の攻撃を気にする必要はありませんでした。

ただ、ちょっとトイレやキッチンに行ったりすると、すぐに襲ってくるのが蚊の恐ろしさで(^^;)、自由に移動できる蚊取り器として電池式のアースノーマットを併用していたのですが、電池式のカートリッジは普通のものと違ってどこでも手に入れることが難しく、何とかならないだろうかと思っていたところ、今年の2月に新たな商品として「アースノーマット USB電源式」というUSB接続の製品が出てきたことを先日になってようやく知ったというわけです。

すぐに地元の大きなドラッグストアに見に行ったのですが、それまで自分が気付かない理由の一つというか、USB接続のタイプは置かれている形跡すらありませんでした。価格的には普通の60日用のボトルが使えて、千円を切るくらいのものなので、明日以降にでももう少し行動範囲を広げて探しに行きたいと思っているのですが、その内容をネットで確認しただけでも、私のようなガジェット好きが欲しくなってしまうだけの魅力にあふれています。

基本的には、本体と本体の電源を供給するためのUSBコード(本体側の端子はmicro Bです)のみの製品で、これだけでは電源を入れることはできません。USBコードを、一般的なUSB端子のあるACアダプターに接続したり、パソコンのUSB端子(出力は5V 500mAであることに注目です)、さらにスマホ用のモバイルバッテリーでも使えるとプレスリリースにあります。5V 500mAに対応するということになると、過去ガラケーの充電に使っていたエネループ2本で5V 500mAを出力できる充電器でもアースノーマットを使えるということになります。

企業からの情報では乾電池での駆動はサポートしていませんが、パソコンのUSB端子から利用できるなら、単三電池2本や4本でガラケーやスマホを充電できる充電器も恐らく使えるでしょう。また、車を走らせながらシガーソケットからUSB出力を出せるアダプターと接続すれば、車内での利用も十分可能でしょう。

この製品がいいのは、普段使いはコンセント式のアースノーマットを使っていても、旅行の時だけボトルだけを持ち出して使い回しができることだと思います。部屋の窓を開けていても効果があるというパワーを生かして、キャンプ場でも結構便利に使えるのではないでしょうか。また、泊まりの車旅だけでなく、今までは車を停めて休憩している中で、蚊が入ってくるのを恐れて窓を閉め切っていたような場合でも、このセットを使えば、窓やドアを開けた中でも蚊の侵入を気にしないで外の風で涼むことができるようになるでしょう。まさに夏のお出掛けの定番になりそうですね。

恐らく、この長い雨の季節が終わるとまた一気に蚊の襲来に悩まされることになると思いますので、それまでには何とかして手に入れたいと思っています(^^)。


モバイル回線運用でのTVer視聴はフジテレビの番組に注意しよう

過去の書いたものの中に、最大500kbpsという決して早くはないものの、You Tubeの標準画質だったらとりあえず止まらずに見られるmineoのオプション「パケット放題」を利用しても民放各社が放送された直後の番組をしばらくの間無料で見逃し配信する、TVerの番組を見られてしまうことを紹介しました。
この事は色々な番組を見ているうちに一つの例外があることを知り、その例外が「フジテレビの見逃し配信」であることがわかりました。なぜこんな事が起こるかというと、フジテレビだけはTVerの仕組みを使っての見逃し配信を行なってなく、フジテレビが独自に提供するアプリ「FOD」へのlinkを貼る形であたかもTVerアプリから動画を見ているかのように見せていることに原因があります。

TVerアプリの動画は回線のスピードに応じて自動的に画質が変わり、500kbpsでも何とか止まらずに見られるのですが、フジテレビの番組の場合はTVerの設定ではなく、「FOD」の設定を変えなくてはいけないということになります。

これは「FOD」アプリの動画視聴設定画面ですが、ここで「自動選択で再生」ではなく、「軽量版で再生」を選ぶと、番組再生のデータ量が1時間で最大150MBに抑えられます(自動にしておくと最大400MBに繋ごうとした時に頻繁に画面が止まってしまい、ほぼ実用には耐えません)。ただ、この方法だとテレビ放送時にコマーシャルに切り替えられるタイミングで入る、フジテレビの番組や商品のお知らせが流れる際、最大速度で通信しようとして低速から中速で見ようとすると、頻繁に画面が止まり500kbpsではかなりのストレスになりますが、それを我慢してテレビ番組に戻れば止まることなく見ることはできます。

これは、Rakuten UN-LIMITの低速である最大1Mbpsにしていても同じで、最大500kbpsよりはましですが(少し待ては割と早く動画が動き出します)、番組のお知らせ時にはスムーズな動画視聴をするのは難しいということは理解しておいた方がいいでしょう。

個人的には、こういう仕様でTVerに参加しているフジテレビについては、せめて「FOD」の動画視聴環境をTVerに合わせてくれないと、ほとんどの番組がTVerに参加しているものの見られないNHKとともに、モバイル運用時の自分の視聴番組から外す流れになるかも知れません。今回のRakuten UN-LIMITの新プランの影響で、UQモバイルやYモバイルでも制限時の最大速度が1Mbpsのプランが追随する中、逆に最大1Mbpsでそれなりに利用できるサービスの方に自分は流れていくと思うので、どうしてもモバイル環境でフジテレビの見逃し配信を見たい場合には、TVerを使っていたとしても「FOD」の動画視聴設定を事前にいじっておきましょう。


情報弱者は申請すら難しい?「マイナポイント予約」

私自身、マイナンバーカードを持っていないのでどうにもならないのですが、この7月1日から9月開始予定の事業のついて予約が始まった(その後に「申込手続」も必要になるそうです)、先月末で終了したキャッシュレス決済のポイント還元に代わるものとして行なわれる新たなポイント還元システムがあります。

これは、マイナンバーカードを持っている人限定で、まずはマイナンバーカードと各種キャッシュレスサービスを紐付けてから、そのキャッシュレスサービスでのチャージや利用を行なうと、何と25%(上限は5000円まで)というポイントバックがあるというものです。

今のところ予約が4000万人に達した時点で締め切る方針だということですが、何せマイナンバーカードを持っている人がそれほど多くないので、こんな事業があるということを知る人が多ければ、こぞって予約するのではないかと思いますが、予約を行なうのに一つの壁があるということをネットニュースで知って愕然としました。

多くの人は「マイナポイント対応アプリ」が動くスマホから予約や申込みをすることになると思いますが、NFC機能が使えるスマートフォンであることも必要らしいので、ご自身のスマホでアプリが入れられてもその後に進めるのかは、個人の環境によって異なります。ただ、ポイント還元ができる事は知っていても、何をどうすればいいのかわからない人は、スマホからなら役所などへ行って直接質問しながら手続きをやってもらうことも可能かも知れませんので、こんなところにもスマホ普及ガラケー消滅への道が作られているのかなあと思います。

もし自分のスマホでは手続きができなくても、コンビニのマルチコピー機やATMや専用の受付でもできるようですが、その他にできるといわれているのが、パソコンからの手続きです。これは、特に自分のスマホが申込に対応していなくて、そのためだけに新しいスマホへの機種変更をするつもりも、直接出掛けて時間をかけたくないと思う人が行なうと思うのですが、今回のニュースのキモは、そのパソコンからの予約・申込をするための条件がちょっとしたトラップがあるというものです。

パソコンを使ってインターネットのWEBを見たり、様々な買い物をしたり、様々な手続きをするために皆さんはどんなブラウザーを使っているでしょうか。私の場合はAndroidスマホを使っていて、GmailをWEB上から使ってメールを見たりする関係があって、Windowsパソコンでマイクロソフトが推奨している「Microsoft Edge」ブラウザではなく、「Google Chrome」を主に使っています。ただ今回のニュースによると、パソコンからマイナポイントの予約と申込みを行なうためには、何ともはや「過去のブラウザ」と多くの人に認知されているであろう「InternetExplorer11」しか対応していないのだそうです。取材を受けた総務省マイナポイント施策推進室では、今後他のブラウザの対応を検討しているとは言うものの、この状況を知らずに「Microsoft Edge」や「Google Chrome」で手続きをしようと何度も試みたものの、手続きができないトラブルが今後増えることが予想されます。

本来、ネット(パソコンやスマホ)を使えるならそちらから手続きができる人が多い方が、それ以外の場所に直接行って現場が混乱する可能性を少なくできるので、できるだけ多くの環境に対応すべきだと思うのですが、これではマイナンバーカード関連でない用事で役所に出掛けた人もマイナポイントを求めてやってきた人のあおりを食うという可能性もあります。

私自身はこのマイナポイントをキャッシュレス決済に紐付けて使おうとは今のところ思っていないのですが、自分が役所に行った時に手続が滞るような騒動は勘弁して欲しいと思います。それにしても、「InternetExplorer11」には脆弱性があるからと、マイクロソフトは「Microsoft Edge」への切り替えを促しているのに、なぜこんな仕様にしているのか謎すぎますね(^^)。


改めて県をまたいだ移動について考える

一昨日からの大雨は、特に熊本県や鹿児島県の洪水被害、さらに静岡県でも伊豆地方の土砂災害が大きく、大きな災害となってしまいました。例年梅雨の終盤の時期になると前線が停滞し、局地的な豪雨が続くということはここ数年の状況を見れば、日本のどこかで起こり得るということは十分に予想できました。

熊本県人吉市ではかなりの地域が水没してしまっているようで、住宅が冠水したところでは、しばらく避難所での生活を余儀なくされる人が多く出ることが考えられます。この避難所の生活というのは通常時なら多少の辛抱をしつつ過ごすということになるのですが、今年の状況はちょっと変わってきています。

東京では新型コロナウィルス陽性患者がいきなり増加しましたが、その前から県をまたいでの行き来をすることに関しての表向きの規制(というか来るなというプレッシャー)は少なくなり、国内の大型レジャーランドも次々と再開するようになってきました。

ちなみに、私が一昨年にインフルエンザにかかったのは、東京ディズニーランドでインフルエンザをもらってきた職場の人から伝染してかかったのですが(^^;)、人が多く集まるところで知らないうちに感染し、今回大きな水災の被害を受けた地域に里帰りした人がいたら、どこかの避難所に入ったことで避難所全体の人が新型コロナウィルス感染の危険に陥るようなことがもし起こったらと思うと、心配でなりません。

できれば避難所に入る際に地元民なのか旅行で来たのか里帰りなのかの確認はするとは思いますが、全ての避難所でそんな事ができるのかはわかりません。避難所で検査なんてことも難しいでしょう。避難所は水災を避けるためのものなのですが、見えない脅威に対応する前に、今目前にある脅威を何とかしないとという部分が多分にあるので、完全に新型コロナウィルス感染対策がされない状況も十分に考えられます。

避難所に入らないで自分の車で車中泊をしながら避難生活をする場合にはそれなりの用意(手足を伸ばして寝られるような車内環境の整備など)が必要になりますし、今回の大雨の被害対応はその点でも大変に難しいということは言えると思います。また車の中での避難というのは、建物の中に比べると危険な部分もあり、車中泊よりも避難所に入った方が危険を回避できるケースもありますので、その点も十分に考慮していただきたいです。

今月のお盆に里帰りを計画されている方もいるかと思いますが、個人的には、検査で陰性がわかっているとか、抗体があることがわかっているとか確実なものを持っている人を除いては、少なくとも長雨による水害や土砂災害の危険があると思える梅雨明けまでは、特にここ数年大きな被害が出ている地域にご実家がある方については、里帰りは伸ばして災害と感染のダブルパンチになることを避けるようにすべきでしょう。

今回の水害が起こってから書くのもずるいと思われるかも知れませんが、感染症対策は経済との関係でなかなか今までのように自粛を共用することは難しいと思いつつ、大雨が降るということがわかっている中、なぜ行政(国だけでなく地方も)は「来るなら梅雨明け後に」というようなアナウンスができなかったのかという風にも考えてしまいます。今後については、実際に大きな災害が起こってしまっただけに、せめてこれから開く避難所についてはきちんと感染症対策を行なって欲しいですし、外からの援助も必要になってくると思います。


ETC普及率が93%とはいっても

国土交通省は7月2日、全国の高速道路について、料金所の現金向けブースを廃止し、ETC専用にする方向で検討すると明らかにしたという事がニュースになっています。正直このニュースを聞いて驚きました。ETCの普及率が93%あるということがこうした判断をすることになった根拠だというようにニュースでは書かれていたのですが、新型コロナウィルスの感染が心配だからといって、有人の料金所を全て止めるというのは、流石に無理があるような気がするのです。

全てを新型コロナウィルス対応のためという理由付けは論外ですが、そうでなくても93%を100%にするのは大変だと思われます。例えば携帯電話の人口カバー率について、ドコモの発表によるとLTE(4G)エリアで2014年に99%まで整備されていますが、それでも100%ではありません。山の中でどうしても携帯電話のアンテナマークが立たない場所は存在します。テレビすら難視聴地域があるのですから、地上の基地局だけでは日本国内のあらゆる場所からの通信をサポートすることは難しいのでしょう。それでもあえて100%を実現するためには、楽天モバイルが目標とするような衛星基地局を組み合わせないと難しいわけで、最後のピースを埋めるためには膨大な労力を必要とすることは間違いありません。

ETCの普及率についても、サービス開始時にはほぼ無料で車載器を提供するような政策が取られましたが、私がそうして設置した車載器はトラブルを起こし、現在は別に購入したものを有料で付けることで利用するようになりました。現在は完全に有料になり、ETCを利用したい場合には車の所有者が機器代を負担しています。そうしたお金を出せない人はわずかな割合であってもいるということが確かなわけですから、政府はそういう人には高速道路を通行するなと宣言することに等しい話でしょう。

さらに、すでに車載器が設置されている中古車に買い換えたり、レンタカーやシェアカーなどETC車載器が付いた車を利用するとして(実質的に車載器の費用負担はなし)、現状でETCを使うためにはクレジットカードの契約および、ETCカードの発行が必要になります。クレジットカードの種類によっては、ETCカードを発行するにも費用がかかります。

キャッシュレス取引を行なうにあたって、クレジットカードの利用というのは当り前ですが、自らが望んでクレジットカードを持たない場合はETCを利用できないという事も素直に理解できると思うものの、自己破産を余儀なくされたなど、何らかの理由があってクレジットカードを持てない人がどうしても高速道路を利用したいと思った場合(生命の危険などの理由で時間を短縮して目的地に向かいたいと思う場合もあるでしょう)、何とかしてETC車載器とETCカードを手に入れなければ高速移動できなくなるというのは相当の反発を招くのではないでしょうか。

昨日の国土交通大臣の会見では、クレジットカードを持たない人への対応も考えるという話が出はしたそうです。しかし、例えば利用できるETCカードを持つために申込みから時間がかかるようだったり、保証金がかかるなどの手間がかかるような方法しかできなかったり、マイレージサービスが利用できないなど、クレジットカード利用者との格差を付けるような事については十分考慮の上で考えていただきたいと思います。コンビニでも購入できるプリペイドカードや、デビットカード、電子マネーでの利用は技術的に難しいのか、そういう事についても考えていただきたいですね。今後、もし高速道路に乗りたい(緊急避難的な利用も含む)のに乗れないような人を作る結果になるような事が起きてしまうなら、改めて日本人にとって高速道路とは乗れる人乗れない人がいる格差の象徴にもなりかねないでしょう。関係者の方々にはどうか賢明な判断をお願いしたいと思います。


自宅でも野外でも焼き鳥を楽しめる「焼き鳥台」

昨日は東京で100人を超える新型コロナウィルスの感染者が出てしまい、まだ梅雨も空けない時期にまた活動自粛になったらどうしようかという不安が出てきてしまいましたが、着々とキャンプ用品のグレードアップはしています。

ここのところの買い物というのは、一からキャンプ用品を買うというのではなく、すでに色々試行錯誤して集めた車中泊のお供として用意しているグッズにちょい足ししてさらに便利に使えるようにするものが多いのですが、それがここのところキャンプグッズに力を入れているダイソーとセリアで売っている品がぴったりはまるのですね。今回は前回の「熊よけの鈴」と一緒に購入したものです。

写真では、単に鉄の棒を溶接しただけのものに見えるかも知れませんが、意外としっかりしていて今後の利用が楽しみなのがセリアで購入した「焼き鳥台」です。大型の串には対応していませんので、大きい焼き鳥を焼きたい場合にはセリアではなくダイソーで売っている方の焼き鳥台(写真のものよりも大きくてしっかりしていて、さらに大型の串でも焼けるように、横だけでなく縦にも凹みがあることも大きな特徴です)を選んだ方がいいかも知れませんが、私にはこのサイズが絶妙でした。この焼き鳥台は普通の串に刺さった焼き鳥を本体の凹みに固定させることで、最大7本同時に焼くことができます。

ただ、これだとただの鉄の枠に過ぎないので、バーベキューコンロの網の上に置ければいいのですが、カセットコンロやキャンプ用の小型ストーブで使うことはなかなか難しいです。コンロの上に網を置き、その上にこの焼き鳥台を置くような使い方が普通なのだろうと思いますが、今回すでに持っているキャンプグッズの中で、この焼き鳥台とセットで使いたくなるものを見付けました。

これはユニフレームが出している「fanマルチロースター」という製品で、底がメッシュになっており、その上に金網を置くことで様々な焼き物ができ、さらに付属の金網を山型にして本体に載せると、メッシュのおかげて直に火を受けることなく食パンを同時に二枚焼くことができるのです。で、このマルチロースターのメッシュの部分にセリアの焼き鳥台がぴったりはまるということがわかったわけです。

これなら、自宅のガス台を使っても、カセットコンロやキャンプ用のコンロ・ストーブでも、このマルチロースターが安全に乗るものなら、いつでもどこでも様々な焼き物にプラスして焼き鳥も焼けるようになるわけです。キャンプグッズをベランダに出して、用意した冷凍の焼き鳥でもこのセットで焼けば、飲みに出掛けない日常のストレスを解消できるかもしれませんね(^^)。

私自身は山登りをするような事まではしないので、コンロや調理器具、食器などを最軽量でという感じではないのですが、できるだけコンパクトにまとめて、国内のキャンプ場で使ったり、もしもの時に使えるような汎用性を持つ組合せを模索しています。そんな中でもう一歩、便利にしたいと思えるようなところを、100円ショップのグッズでうまく補えるようなささやかな工夫をしていきたいですね。


「熊よけの鈴」を防災グッズとして入手

昨日、静岡県一帯はものすごい雨に見舞われまして、その状帯が日をまたいで続いたのには参りました。一昨日の夜から雨が激しくなり、近くの学校に避難所が作られましたが、その日の夜中からかなり降ったものの、翌日(昨日)の午前中に雨が小康状態になったら、避難所も閉じられたのですが、午後になったらまたものすごい雨に見舞われてしまいました。台風と違って、時間とともにスッキリと晴れないのは梅雨の時期特有のものですが、いまのところ山間部を除いては大きな被害は出ていないようでほっとしましたが、皆さんのお住いの地域ではどうでしたでしょうか。

今回は幸いにも避難所に向かって移動することはありませんでしたが、実際に大雨の中で移動することは大変だと思います。風と雨でかなり歩くのも大変だと思いますし、さらにお互いで意志の疎通も難しいようなくらいの大きな音の中でまとまって逃げるためには、何らかの工夫が必要ではないかと改めて思いました。

そんな中でまたもや100円ショップ詣でをする中で、複数の面白いものをまた購入してきました。今回はそのうちのひとつセリアで手に入れた「熊よけの鈴」を紹介しましょう。

キャンプ用品として売っている熊よけ鈴は千円前後で売られていますが、こちらは税抜100円です(^^;)。ただ、付け外しがやりやすいように、ホルダー部分をカラビナに変えたり、消音機能は安いものなので当然ないので、ネットなどを見ながら消音機能を自作する楽しみはあります。

肝心の鈴の音はかなり響き熊を含めた動物にもちゃんと聞こえそうです。タイムリーなことに、私の住む静岡市内では、ペットとして飼われていた「サーバルキャット」が脱走したことがニュースになっていますが、まず日常生活の中で遭遇するとは思えませんが、一人で山道を歩くような時には鳴らしながら歩くことで、多少の気休めにはなるでしょう。

また、話が戻りますが、この鈴を防災グッズとして使うケースについて考えてみると、大雨の中で家族で移動する際、先頭の人がこの鈴を付けて歩き、後ろからこの音に従って進むように使うこともできるかと思います。あちこちから大きな音がする場所では難しいかも知れませんが、鈴の音を鳴らすのは単に歩くだけで鳴るわけで、同じ防災グッズとして売られているホイッスルのように、自分の意志がなくても鳴り、体力も消耗しません。

もし瓦礫の中に入ってしまい、自分の位置を音で知らせたい場合でも、最少限の労力で大きな音を継続して鳴らし、自分の居場所を伝えるための手段にしてもいいですし、小さいお子さんと郊外に遊びに行く時にはお子さんに付けて、鈴の音が聞こえる範囲で遊ばせるようにするとか、持っているといろんな活用法が考えられますね。

ただ、日常的に鳴らしていると逆にひんしゅくを買うケースもあると思います。ですので私は消音機能を自作はしませんが、丸めたティッシュを鈴の中に入れて音を出さないようにして携帯するようにします。実際は使わない方がいいものではあるのかも知れませんが、新型コロナウィルスの脅威が去ったあとに山歩きでもと考えている方は、見つけたらゲットするのも面白いのではないでしょうか。