月別アーカイブ: 2020年7月

出光の「Drive Pay」は楽天ポイントカードと紐付け可能

2020年7月1日から一部の出光のガソリンスタンドでサービスが開始された、スピードパスのようにカード不要で簡単決済ができるツール「Drive Pay」を入手することができました。

セルフスタンドで給油中にモニターに「Drive Pay」の案内があったのですぐに事務所に行き、作りたいと言ったら5分程度でゲットできました。この「Drive Pay」のポイントはカードを持って出なくても簡単に決済処理ができる(クレジットカードを登録するとそのカードに請求があります)ということもあるのですが、さらに楽天ポイントカードを紐付けることができるので、今後はセルフスタンドで給油する際に「Drive Pay」を使うと、クレジットカードの挿入だけでなく楽天ポイントカードの挿入まで省くことができます。

ということは、いったん楽天ポイントカードを紐付けてしまえば、「Drive Pay」を使ってガソリンを入れるだけで自動的に楽天ポイントが溜まりますし、楽天ポイントを使っての給油もすぐにできてしまいます。これは、今後楽天モバイルのポイントを使おうと思った場合に、かなり良い傾向になってきます。
ちなみに、申込の際にはクレジットカードと楽天ポイントカード、さらに免許証番号で本人の確認を行なうために提示をする必要があります。まあガソリンスタンドに歩いて行く人もいないと思いますし、お近くのスタンドで「Drive Pay」の取扱いを開始しているところがあれば、クレジットカードだけでなく、楽天ポイントとの連携を行なっておくのがおすすめになるでしょう。

個人的には、過去にこの種のアイテムとしてはスピードパス(エッソ石油で私は作りましたが、エネオス系で利用可能。現在は新規受付サービスが終了し「EneKey」への移行が促されています)を使っていたのですが、カードを変更したらたまたまスピードパスに登録できないカードで、結局変更したクレジットカードを元に戻すわけにも行かず、泣く泣くワンタッチ給油は諦めていたのですが、今回のことで財布の中にクレジットカードや楽天ポイントカードがないことに気づいてもなんとか給油できる体制になったことは喜ばしいことです。

私が入手できたのは、たまたまいつも行っているスタンドが「Drive Pay」が使える一部のサービスステーションだったということになるのですが、全国の出光サービスステーションでは2020年9月からの利用開始を予定しているそうです。

ただ注意したいのは、同じ出光のサービスステーションでも、「Drive Pay」の発行ができるステーションはセルフスタンドのみで、利用についてはセルフスタンドでないスタンドでも利用は可能になるとのこと。フルサービスのあるスタンドでは作れないということになります。個人的には、楽天ポイントだけで給油する場合、セルフのほうが気兼ねなく利用できるので、全国を旅する場合でも、セルフスタンドを検索して給油に向かうことになると思います。

なお、出光といえば紆余曲折の末、経営をシェル石油と統合したため、出光のサービスステーションだけでなく、シェル石油のサービスステーションでも利用できるかが気になるところですが、シェル石油が展開する「Shell EasyPay」との相互乗り入れについてはまだ決まっていないということですが、ホームページの記載を見る限りでは相互乗り入れができるように調整しているようなので、その状況にも注目しながら今後に注目していこうと思っています。


応用範囲の広いワークマンの「防水トートバッグ」

地域によっては全く使わない方もいるかも知れませんが、最近は近距離の移動には自転車を使っています。ただ、ここ最近の天候が全く安定しないので、家を出るときには雨の兆候がなくても、急に大雨に降られてしまうこともあるので色々大変です。

流石に今の時期は合羽やレインシューズの用意は前カゴに常備しているので、体がずぶ濡れになることはないのですが、先日はちょっと降ってきたなと思ったら本降りになり、慌てて合羽に着替えたものの、持ち出したかばんの中身がずぶ濡れになってしまって大変な思いをしました。

そこで、真剣に防水機能があり自転車の前カゴに入るバッグを物色していたのですが、そこで思い出したのがワークマンの防水機能のあるバッグでした。そこでちょっと出かけた先にあるワークマンのかばん売り場で見つけたのが「D-006 イージス防水 トートバッグ」でした。

自転車の前カゴに入れるつもりで購入したので、色は目立つ黄色にしたのですが、ファスナーではなく袋の先を折りたたんで止める方式になっていることで、水の侵入を防ぐことができるようになっています。写真では見えませんが、裏にはキャリーバッグのハンドル部分に通してキャリーバッグの上に固定できるような仕組みになっています。サイズは私が乗っているごく普通の通勤用自転車の前カゴにピッタリはまります。価格は、消費税込みで1,500円と気軽に買える価格です。

さらにこのバッグは普通のトートバッグで水にも強いため、買い物袋として使うにもそれなりに使えるような感じになっています。エコバッグとしては高額ではありますが、使いまわしている中で買い物に利用するのは十分ありではないかとおもいます。

さらに、どこかに出かけるときにも持っていきやすく、小さなバッグはそのまま入れることができるので、海や山のレジャーで水辺に行くときに、濡らしたくないものを入れるのにも最適です。安いものなので、ある程度酷使しても買い換えるようにすれば、いいかなと思います。

まだ日本の多くの地域ではいつ大雨になってもおかしくありませんし、梅雨が開けても夕立やゲリラ豪雨に遭うことも十分考えられます。今後は自転車で出かけるときには雨具を入れたこのバッグに普段使いの持ち物を入れて出かけ、車での外出の時にも持っていこうと思っています。実際の性能については、後日この発言の追記という形で紹介させていただくようになると思います。


中部横断自動車道の全線開通は2021年になる模様

新型コロナウィルスの感染者が全国で出ることによって、県をまたいでの移動が自粛される中、着々と工事が進んでいた静岡県静岡市清水から山梨長野を経由して新潟まで抜ける高速道路「中部横断自動車道」ですが、ここにきて最後に残った区間の2020年中の開通が翌年に延期される旨の発表がありました。

といっても、現在でも東名・新東名の清水ジャンクションからそのまま中部横断自動車道に入り、県境をまたいで山梨県の南部IC(近くに道の駅なんぶがある)まで通っていて、工事中の区間である南部ICから下部温泉早川ICまでの未開通部分は2021年夏ごろ(ということはもしオリンピック中止にならなかったらその頃?)まで開通延期ということだそうです。

その理由としては、地盤が想定より悪く、工事の見直しが必要になったとのこと。今回の長雨でもかなりの降水量があったところでは土砂崩れの被害が頻発しているので、やはり通行の安全ということを優先しての判断となったようです。

ただ、私自身もこのニュースを聞いて、すぐに開通しても利用して県またぎの旅行をするかというと、まだうかつに動けないなあという感じがあるので、工事に関係されている方も感染症に十分気を付けて工事を進めてもらい、ある程度感染症の危険が和らいだ時くらいに開通してくれた方がいいのではないかと思います。

山の中の高速道路といえば、岐阜県の高山や下呂温泉、白川郷、郡上八幡を通る東海北陸自動車道では、今回の大雨の被害で国道が通れなくなっている箇所があるため、郡上八幡IC―飛騨清見IC―美濃加茂IC間を無料開放しており、もしもの災害時に交通網を守る役目を果たすこともあります。中部横断自動車道もかなりの山の中を通るため、もしもの時に強い道路として完成して欲しいというところは、特に地元の方からすると思うところなのではないでしょうか。

現状でもある程度状況が落ち着いてきたら、自宅から高速を乗り継いで南部ICで降り、下部温泉とは反対の方面に向かった集落の先にある「奈良田温泉」あたりでいつかゆっくりできればと思っているので、開通を急かさずに待ち、あまり急ぎ過ぎないようにしたいと思っています。

ところで、静岡県内の工事といえば、リニアモーターカーの南アルプス大井川水系のトンネル工事の問題がありますが、東京と名古屋、大阪を結ぶ大動脈の整備が大事なのか、静岡と言えばお茶というほどの大きな産業を続けるために必要な「水」の方が大事なのか、白黒付けなければならないでしょうが、もしリニアモーターカーの路線で大規模な土砂崩れが発生して立ち往生したらどうなるのかという想定はされているのか、ということも今回のニュースを聞いて気になったところです。

気になったのでJR東海のホームページを見たところ、「ブレーキの性能について」「停電時の対策」「地震への対策」「火災への対策」「避難誘導」「避難訓練」についての項目はあったものの、もし南アルプスの中のトンネルや地上部分で土砂崩れが起きたらどうするのかなど、水害対策についての対策および、人が入ることも難しい場所に停まってしまって身動きが取れなくなった場合、どうやって乗客と乗務員を助けるのか? という視点での対策は見当たりませんでした。今後、工事をやっていく中で道路は整備されるとは思うのですが、その道路が土砂崩れで通れなくなる可能性もあります。これだけ毎年同じような水災が起こってしまうと、地震ではなく長雨による土砂災害対策はあるのか? という方が個人的には心配になってしまいます。どの工事も安全に気を付け、災害に強いものを作っていただきたいですね。


政府のGoToキャンペーンに乗るべきなのか?

政府のGoToキャンペーンは、東京都内でのPCR検査の数が増えてきたことにより、東京への旅行であったり、逆に東京都内在住の人がキャンペーをを利用することに制限がかかるような方向転換を行ないました。また、利用する年代によって制限をする方向のようです。このことで、このキャンペーンをあてにしていた全国の観光事業で仕事をしている人がショックを受けているわけですが、こうした状況というのは、どこかで同じような状況をニュースで見ていたと思ったら、ふとその事を思い出しました。

まだ、年明けすぐの頃、中国からの春節を利用して日本に観光に来る人たちをあてにして営業しているホテルや土産物屋さんが、ここで中国からの観光客をシャットアウトしてしまったら、国内客向けのビジネスモデルではもはやないため、事業の継続が困難になると訴えていたのですが、今となってはこうした観光業の方々に休業補償をすることで、早めに中国と日本との観光客の行き来を制限するようなことができていたら、多少は状況は違ってきたのではないかとも、今となっては思ってしまいますね。

今回の場合は、その時とは違うようでいて、まだ新型コロナウィルスの正体ははっきりとはわかっておらず、どのような対処をすれば旅行先での感染を防げるのかということはわからないまま、全国の人の行き来を奨励するような政策をし、さらには旅行代金を補助するという方式についても、観光産業が潤うのか、やってみないとわからないところがあります。キャンペーンを利用する人たちの中には、この後の状況について不安を持ちつつ旅をする人も多くいると思うので、宿にはお金を落としても、土産物や観光施設にばんばんお金を使うような旅行をするかどうか。いわゆる節約をしながら将来の生活に備える中で、気分転換に旅をしたいというニーズに応えるというのがGoToキャンペーンを利用する側の立場ではないかと思うので、本当にこの政策で全国の観光地が救われるのか、もっと他のお金の使い方をした方が(観光業者への生活補償など)いいのではないかという事についてもしっかり議論してから方向性を決めて欲しかったと個人的には思いますね。

ちなみに、現在の私といえば、それほどお財布に負担がかからない100円ショップのキャンプグッズを揃え、機会が訪れれば車で現地直行し、ほとんど人に会わないようなスケジュールで車中泊の旅を楽しみたいと思っているので、今回のGoToキャンペーンには全く関係ないところで今後の計画を考えています。

ちなみに、改めて単体で紹介するまでもないと思ったので、前回ここで紹介した以外に買い足したグッズを最後に紹介します。火吹き棒(セリア)、4Wayキッチンタイマー(ダイソー・200円)、シリコンスキレットカバー(セリア)、シリコン計量カップ(ダイソー・小100円大200円)あたりがキャンプおよび車中泊で便利に使えそうで、自宅で道具を使ってみて本当に旅行する時に持って行って便利なのかをまた検証したいと思っています。

正直、新型コロナウィルスの脅威については身近なところに感染者がいないこともあって、そこまでの恐怖は感じてはいないものの、いつも会わない人に会うような感じで出掛けることは、もし自分が感染したとしてどこから感染したのかを特定することが難しくなってしまうだろうということから、しばらくは公共交通機関での移動は控え、近場では自転車、遠方でも自分の車を使って直接人に会いに行くなど、自分の行動に制限をしていこうと思っています。いつまでこんな状況が続くのかはわかりませんが、自宅に引きこもってこそできるものもあると思うので、今後もブログの方で紹介を続けていければと思っています。


コンビニのマルチコピー機用アプリの「差」は

普段はほとんど使うことはないのですが、先日どうしても出先でメールで送られてきたPDFファイルを印刷する必要性に迫られたので、スマホにファイルをダウンロードしてから印刷を試みました。その結果、色々と考えさせられる事があったので、もしもの時のためにここで紹介させていただきたいと思います。

デジタルデータのプリントサービスは、国内コンビニ大手ならどこでも行なっています。マルチコピー機をWi-Fiで接続し、スマホ内のファイルをマルチコピー機に飛ばして印刷する仕組みです。ちなみに、ローソンとファミリーマートは同時アプリ「PrintSmash」を使うようになっていて、セブンイレブンは別のアプリ「マルチコピー」を使うようになります。

最初はその時いた場所から一番近かったローソンに向かい、すでにインストールしてあったPrintSmashを操作しながらコンビニに行く前にデータの選択を終え、店内でマルチコピー機とWi-Fiで接続しようとしたところ、アプリの説明にあって画面で案内されている「10_SHARP_WF」のアクセスポイント(このアクセスポイントからスマホ内のファイルをマルチコピー機に送る)がどうしても出てきませんでした。

アプリの説明ではマルチコピー機を操作してWi-Fiを起動するような記載はっきりと書かれていなかったので、その時点で私には、マルチコピー機の方でも操作してWi-Fiを出力するようなことは全く想定外でした。当時、コンビニの中は人の出入りが多かったので、他にマルチコピー機を普通のコピーで使う人がいたらと思うと、コピー機の前でオタオタしているのはあまり良いことではないと思ってしまい、そこで少しマルチコピー機から離れてスマホの操作だけで何とかしようと思って色々やっていたのです(この時点でいくらやってもダメだったのでした)。

その時には常時店内にマルチコピー機から「10_SHARP_WF」のアクセスポイントが飛んでいるとその時は思い込んでいたので、いくらスキャンしてもそのアクセスポイントが出てこないということで、ローソンでの利用は諦め、次に近く同じマルチコピー機が設置されているファミリーマートへと行ったものの結果は同じでした(^^;)。

「PrintSmash」から普通に印刷を利用している方なら、何をやっているんだと思うでしょうが、とにかく印刷をしなくてはという気持ちだけが前に出てしまい、詳しい操作の仕方を確認せずに来てしまった私が悪いのです。その時には、何が悪くて次へ進めないのかということがわからず、仕方なく一番距離的には遠かったセブンイレブンへ行く羽目になりました。

セブンイレブンでの印刷は別の「マルチコピー」というアプリを利用します。その際、店内で慌てないように、お店の外でアプリによるファイルの選択及び設定を行なっていたところ、このセブンイレブンのマルチアプリでは、注意を促す赤色で、マルチコピー機からの操作でWi-Fiを飛ばしてからスマホのWi-Fi接続の設定を行なうようにという注意が最初にありました。

これには大変に安心し、店内に入ると、そのままマルチコピー機の前に陣取り、マルチコピー機からWi-Fi送信の設定をしたらちゃんとマルチコピー機用のアクセスポイントを見付けることができました。ここまで来ればあとは何とかアプリからの手続きはやれます。そうしてスムーズにスマホ内のファイルを飛ばすことができたので、3つのコンビニを回ってやっとデータの出力ができました。

おそらく、この手のことは自分があたふたしてしまっても、多くの買い物客がいるような店舗では店員さんになかなか聞けませんし、自分で何とかできる方がいいわけです。そういう観点から二つのアプリの使いやすさを評価すると、初めてこのアプリを使う人にもわかりやすい説明のあるセブンイレブンのアプリの方が初心者には優しいですね。

ただ今回の経験でローソンやファミリーマートでも何とかデータ印刷をやれる自信は付きました。やはり、いざという時に慌てないように、何もない時に一通りテストしてみることは大事だと思い知った今回の体験でした。


日本通信の「合理的かけほプラン」は使えるのか?

前回紹介した大手キャリアのサブブランドが提供する通話無制限&データプランを研究してみましたが、その時に紹介しましたように、2020年7月15日からMVNOでは初となる、専用アプリの必要ない24時間国内通話(固定および携帯への通話)が定額の「合理的かけほプラン」を発表しました。

日本通信はいわゆるMVNOの老舗としてSIMカードのみの販売をした時には、これでモバイル通信も変わるなと思ったものですが、様々な会社が同事業に参入していく中、なかなか回線の品質と価格のバランスを取ることは難しく、利用者の側からすればもっと使い勝手が良くて安いところが出てくれば、そちらに流れてしまうのも仕方のない点ではありました。

今回の「合理的かけほプラン」の特徴はドコモとの交渉により、電話かけ放題と3GBのデータ通信料の合計を2,480円(税抜価格)で出してきたことです。3GBを超えた分については、1GBあたり250円の追加となり、データ通信量の上限は事前に設定することもできるので、例えば上限を7GBに設定しておけば、3,480円以上は請求されなくなります。また、上限を3GBの最低に設定しておけば、各種割引を考えなければ、ダントツに安く通話中心・データ通信控えめの利用では通信コストを下げられます。

ちなみに、先日紹介したシニア割があるケースについては(UQモバイルの場合)、3GBのデータ通信+音声通話セットが1,980円に、シニア割でのかけ放題のオプション(6ケ月目以降)の700円を加えると、合計2,680円となり、日本通信の方が安くなります。ただ、UQやワイモバイルの場合は、もう一回線あると、二回線目がずっと月500円引きとなるので、二回線目で契約できる環境にあったら、日本通信より安く、データ通信も安定して早い回線を2,180円で使うことも可能です。この辺は、そうした環境を作って安くシニア割を使うのも一つの手でしょうし、家族内にシニア層がいない場合には日本通信の方がいいですし、日本通信のプランはSIMのみで端末はドコモの回線が使えるものなら何でも使えますので、シニア割のような特定の機種の新規購入も必要ありませんし、複数の端末をいつでも入れ替えて使えるメリットもあります。

ただ、個人的には通話は大丈夫としてもデータ通信についてはあくまで補助的に使うようなつもりでいないと、最低金額でやろうと思っていて月の早いうちに3GBを使い切ってしまったような場合には、恐らく128~200kbpsくらいに制限が来るわけで(これを書いた時点では低速スピードの提供速度については書かれていませんでした)、あくまで通話中心・データ通信はメインで使わないということがこのプランをうまく使うための条件になるのではないかと思います。

ちなみに、本家ドコモの場合、かけ放題の最安ということを考えた時、私がかつてデータ通信を全く使わず、通話かけ放題のみを実現したフィーチャーフォン(ガラケー)用旧プランは月額2,200円でした。現在ガラケー用のプランは、高速データ通信100MB(!)しか付かない「ケータイプラン」の「定期契約なし」プランが月額1,370円で、これにかけ放題のオプション料金1,700円が加算されると、合計が3,070円(税抜)になり、さらにこの「ケータイプラン」では、ドコモガラケー以外のスマホやタブレットにSIMを入れ替えた場合、「デバイス外使用料」として月額500円が追加されることになり、利用できる端末も制限されます。

つまり、あえてドコモ本家で「ケータイプラン」で最安にしてかけ放題のSIMを作っても、あえてスマホで運用しようとした場合には3,570円と毎月のデータ通信の量が3GBと100MBと桁違いに少ないのに、料金はドコモの方が1,000円以上も高いということになります。

そう考えると、ドコモの4Gガラホに日本通信の「合理的かけほプラン」のSIMを入れて使い、データ通信の上限を3GBに設定するような使い方であれば、ガラケーでのデータ利用については日本通信のデータ品質でもそれほど問題になるとは考えられず、ほとんど通話用にしてデータ通信はおまけと考えれば、今回の日本通信の新プランはそれなりに使えるというケースも出てくるのではないかと思います。

もちろん、通話中心でほとんどデータは使わないか、データ通信は他の回線で利用するように割り切ってもいいかも知れません。Rakuten UN-LIMITは月額2,980円でかけ放題とデータ通信無制限を実現していますが、日本通信はドコモエリアのFOMAプラスエリアも使えるなど国内移動に強く、全体的に制限なく使えるというのがいいと思います。使う人を選ぶプランで、通信より通話という風に考える人は、現状ではそう多くはないと思うのですが、楽天linkなど専用アプリから発信をする定額利用というのは、フリーダイヤルや110番・119番などに電話をするためにアプリを変えて電話しなければならなくなるなど、スマホの電話の仕組みを知らないと単にめんどくさいだけでなく、肝心な時に電話をしたいところに電話できない事も起こってくるかも知れません。

そういう意味で、現在ドコモのガラケーでかけ放題を実現されている方は、いざという時にはスマホに入れても使え、端末を選ばないという点だけでも「合理的かけほプラン」を選ぶ理由にはなるでしょう。というか、まさに私が現在そういった立場にあるので、また悩みの種が増えました。今回の日本通信の発表で選択肢が増えたのはうれしいですね。


スマホのシニア用プランを研究すると新たな可能性が

先日、60才をオーバーした方と話している中でちょっと興味深い話になりました。その方は、安く電話を利用するのが目的で、私がOCNモバイルONEの新プランの方の1GB/月の通信・通話プランをおすすめした方なのです。その方は相変わらずほとんどネットは利用していないながらも月額料を抑えて(1GB/月コース 1,180円+OCNでんわ10分かけ放題 税込850円で2,030円+税)スマホでの通話とLINEくらいは楽しんでいるようですが、今回は「通話」という点において問題が発生したようです。

というのも、普段の生活の中ではほとんど通話時間は10分以内で終了しますし、家族同士や友人との間ではLINEの電話機能を使えば、多少品質は下がるものの時間を気にせずに話し続けることができるので、あえて通常の電話で長電話するようなことはなかったのですが、今回の新型コロナウィルス関連で、役所に連絡を取ったり県外にいる親戚の固定電話に掛けて込み入った話をしようとする場合、10分間という無料の時間を気にしてしゃべろうとしても、かなりストレスがたまってしまうということでした。

確かに、現在私のメイン番号で利用しているガラホは5分定額(ドコモの限定のかけ放題はいまだに5分間のため)で契約しなおしたのですが、その方と同じような感じで問い合わせの電話を掛ける時には、通話料無料の楽天LINKを使ったインターネット電話(楽天モバイルとの契約が必要)の方で掛けるようになってしまいました。さすがに、癖が強すぎるRakuten UN-LIMITをその方にすすめるわけにはいかないので、今回は改めてシニアに優しい通話無制限プランについて考えてみました。

今までは大手キャリア及びサブブランド以外には、専用アプリ無しで無制限に通話可能なプランはありませんでした。ところが、本日よりMVNOの日本通信が「合理的かけほプラン」という通話無制限プランを出してきたのですが、日本通信の場合はデータ通信の品質に疑問が残るため、ここではあえて選択肢には含みません。「合理的かけほプラン」については、改めてその内容およびどんなケースで便利なのかということを紹介しようと思っています。逆にデータ通信では抜群の安定感を持つ、ドコモ・au・ソフトバンクという大手キャリアは、データ通信プランと合わせて通話無制限プランを申し込むと、一気に毎月の利用料金がかさんでしまうので、大手キャリアのシニア割引もいまいちおすすめしにくいものがあります。そんな中、品質と価格のバランスが良く、どうしても通話無制限を安く使いたいと思われる場合には、大手のサブブランドであるUQモバイル(au系)・Y!mobile(ソフトバンク系)で比べてみるのがいいのではないかと思います。今回は普通の年代では入れない、シニア向けの通話無制限プランについて比べてみたいと思います。

(1)UQモバイル

UQモバイルでは60才以上が利用者の場合、通常の契約に「シニア割」が利用できます。このシニア割とは、24時間かけ放題のオプション料金が月額1,700円のところ、最初の6ヶ月は無料、それ以降は1,000円引きの月額700円で利用でき、さらにUQモバイルのキャリアメールが使えるメールサービス(月額200円)が契約中は無料(サービスの申込は必要)になります。

具体的には、この割引の対象になるUQモバイルのスマホ用プランが基本プランになりますので、ネットはあまり使わないなら「スマホプランS(月3GB・低速時の最大300kbps・高速クーポンは翌月くりこし可)」が1,980円で契約できますので、OCNモバイルONEよりも若干月々の支払いは高くなりますが、通話定額無料期間が終了しても2,680+税のだいたい月3,000円くらいで通話定額が続けられます。

ただし、この割引を受けるにはシニア専用のUQモバイルが指定するスマホを購入するなどして利用しなければなりません。物理的な通話・通話終了・メールボタンが有り簡単表示モードでガラケーのように使える「BASIO4(Android10ですがワンセグなし)」に違和感がなければ、まずまずのプランではないでしょうか。

ある程度使い込んで、スマホでの動画視聴を頻繁に行なうような場合は月額2,980円の「スマホプランR(月10GB・低速時でも最大1Mbpsと十分なクオリティ)に切り替えたり、元の安いプランに戻ることも可能です。au回線で問題がなければ、月額3,000円~4,000円という範囲で毎月の負担を考えられるなら、十分魅力的です。なお、高速クーポンは専用アプリで高速と低速の切り替えができるので、日常的に低速にしておいていざという時に高速を大量に使いたい場合はUQモバイルを選びましょう。

(2)Yモバイル

料金大系は、ホームページで紹介されている料金を見るとUQモバイルより安い期間もありますが、新規の割引期間が終了すると、通話無制限割引を付けたUQモバイルと全く同じなので、UQモバイルと違う部分について紹介します。最安の「スマホベーシックプランS」は月3GBの高速クーポンがありますが、Yモバイルの料金は、セットプランの料金には10分間の定額料金までセットされています。ただ、通話無制限にした場合にはUQモバイルと金額が揃うわけです。ここでは通話無制限が必須という条件で考えているので、この点については気にしません。

ただ、Yモバイルには高速と低速の切り替えをする手段がないので、データ通信の運用が少ない場合は、常に高速のインターネットを体感でき、余計な手間は必要ありません。しかし、スマホベーシックプランSでは高速クーポンを使い切ると、UQモバイルの300kbpsの半分以下となる、最大128kbpsまで規制されてしまいます。低速になることが恐いと思う場合は、月額スマホベーシックプランM(月10GB・低速制限でも最大1Mbps)にしておいた方が無難です。これだと、よほどヘビーに使わない限りスマホだけで月10GBは使わないでしょうし、もし使ってしまっても普通の操作ではストレスを感じないくらいのスピードで利用可能です。

なお、こちらの場合もシニア割を使うためにはUQの「BASIO4」の前機種っぽい「かんたんスマホ」(Android8ですがワンセグ付)の購入が必要になります。ただし「BASIO4」ではワンセグがなくなったりしていますので、ネットが繋がらない状況でのワンセグが助けになる場合もあります。この点も、自分の利用状況により変わってくるでしょう。

このように、OCNモバイルONEの10分定額では不安な場合には、利用切替時にスマホの交換が必要になり、今まで使っていたスマホやiPhoneが使えないということを了解すれば、それほど追加負担の額が多くない状況でのスマホ運用が可能になりますので、参考にしてみて下さい。家族で同居の場合、家族の中で60才以上の人がいたら、その人がスマホを持つかどうか関係なくその人名義でこのシニア割引を使い、「かんたんスマホ」「BASIO4」を家に置きっぱなしにして固定電話の代替として使うという方法もあります(小さいお子さんからお年寄まで使いやすい電話機としての機能が生きてきます)。

その場合、意を決して固定電話だけでなく自宅のインターネットまで解約する気になれば、あえて制限時最大1Mbpsの「スマホベーシックプランM(Yモバイル)」「スマホプランR(UQモバイル)」にし、自宅インターネットも賄ってしまうというかなりの荒技もできないことはありません(^^)。この場合、「通話定額」「番号通知」「メール(UQモバイルの場合)」「ネット利用」までまるまる一台のスマホに機能が集中されますし、スマホからテザリングするとそれほど大きくないテレビなら最大1Mbpsの速さであれば、だいたいの動画サービスをテレビで楽しむこともできるようになります。単におじいちゃん・おばあちゃん用のプランと侮らずに、このような活用法もぜひお試し下さい。


アースノーマット USB電源式使用でエネループ単三2本用バッテリーKBC-E1ASが復活!

先日、近くのドラッグストアで商品の陳列すらなかったと紹介した「アースノーマット USB電源式」ですが、意外にも自宅から一番近いスーパーの陳列棚にひっそりと置かれているのを発見しました。しかも価格は800円ちょっとと、60日用のボトル付きとしては激安で、すぐに購入してしまいました。今回は改めてこの蚊取りキットの評価をしてみたいと思います。

過去、色々な車中泊で使えそうな電子蚊取り器を物色してきましたが、モバイル用途・電池式は独自のカートリッジとなり、もし出している会社が供給をストップした場合、いくら優秀な機能を持っていてもゴミと化してしまいます。その点、この「アースノーマット USB電源式」は一般的なリキッドカートリッジを使用しているので、コンビニでの購入も可能です。

さらに、前回も書きましたがパソコンのUSB端子から利用可能ということなので、一般的なパソコンのUSB出力である5V 0.5Aという出力でも動くということになります。ただし、モバイルバッテリーで連続運転すると、だいたい手持ちの9600mAhのバッテリーが、多少弱っているものの8時間連続で使っていて半分になってしまうくらい電力を使います。

ただ、5V 0.5Aで使えるということになると、私の中で一つの製品を復活させるチャンスになると思いました。それが、単三2本で主にガラケーの充電に使うことを意識して出されたSANYOのエネループ用充電器・モバイルバッテリーKBC-E1ASです。

単三2本だけだと連続使用に不安はあるものの、いざという時に窓を全開した車内にいても蚊に刺されることを防ぐくらいのパワーがあるアースノーマットを稼働させることができるというのは大きなメリットです。私の場合はKBC-E1ASをすでに持っていたので流用することができますが、現在でもコンビニやネット通販で、乾電池やエネループを使ってガラケーやスマホを充電できるグッズは販売されていますので、こうしたものを今は使わなくても持っておくことは大事だと思います。

というのも、今回の熊本の水災の被災者が避難所で生活をする際、感染症予防のため避難所の窓が開けられているため、蚊の襲来に大変参っているという話が出てきています。最近の避難所はカーテンでパーティションが区切られているので、その中でこのアースノーマットを乾電池やモバイルバッテリーとのセットで使えばその中では蚊の侵入を防げるということになります。

電気を使わない蚊対策としては昔ながらの蚊帳が全パーティション内で利用できるようになればいいのですが、なかなかそうもいかないものです。さらに自分たち家族だけが蚊帳やメッシュの小型テントを設営し、その中で蚊から逃れたとしても、周りからやっかみを買いトラブルになることも考えられます。

このアースノーマット USB電源式でもモバイルバッテリーをどうやって安定的に充電するかという問題は残るものの、いざとなれば太陽電池パネルからモバイルバッテリーに充電するシステムが使えれば、個人では何とかなるレベルではあります。そういう意味では普段使いのものを防災用品として流用できるというメリットを生かしつつ日常的に使っていきたいと思っています。

あと、日常的に使う場合は説明書に付属のコード以外は使わないようにと書いてあるものの、USB端子のあるACアダプターも付属していないということで(この組合せを使うと、自宅での電源を心配しないで使えるようになります)、モバイルバッテリーとのセットでは、かなり短い接続コードを利用した方がコードにつまずいたりする危険性を回避できるので、今ならmicro Bタイプの短いコードも100円ショップで入手しやすいと思いますので、モバイルバッテリー用には短いコードを使う方がいいと思います。


セブン-イレブンで買える「マルチステンレスボトル」その3 直飲みキャップとカップ

マルチステンレスボトルのペットボトル用のフタから飲み口を出し、ペットボトルを入れたまま保冷できるというマルチステンレスボトルのコンセプトは素晴らしいですが、これから梅雨明けには連日の猛暑が予想される中、家庭のコストとしては大したことはなくても連日空のペットボトルのゴミを出すというのは個人的にはどうかと思ってしまいます。

前回紹介したナルゲンボトルにキャップを工夫して、何とかペットボトルのように使えないのかと思ってキャップを探したのですが、残念ながら私の目的に合うような製品は、ぴったり本体にはまる0.5リットルタイプのボトルには適合しないということがわかり、改めて別のボトルで何とかならないかと思って自宅にストックしてあるボトルを大量に出して試したところ、その解決策が見えてきました。

それは、過去に何かに使えるだろうと思って値引きされて売られていたのを購入した用で複数のSIGGボトルです。0.6リットルタイプのボトルはナルゲンの0.5リットルボトルと同じく、マルチステンレスボトルに入ります。しかも、ナルゲンより容量が多い分、ボトルの形状はペットボトルと同じような狭い口になっていて、この形状は今までは洗いにくく水も入れにくいということで、ナルゲンボトルと比べるとディメリットでしかなかったのが、今回の用途では俄然メリットになってきます。

ただ、ナルゲンボトルと違ってSIGGボトルはアルミ製のため、若干金属同士の当たりが気になります。そこで思い出したのがスノーピークのキャンプ用のチタンマグを購入した時に付いてきたメッシュの巾着袋でした。この袋をかぶせた上でマルチステンレスボトルに入れると、スキマがうまく消えて当たりも気にならず、いい感じになります。ちなみに、このようなメッシュ袋は100円ショップで手に入れられる場合もあります。

そして、うまい具合にフタを付けると飲み口がペットボトル用の穴から顔を出しましたので、その上からキャップを付ければ、見事に汎用で使えるようになりました。ただこれだと、飲む時にいちいちスクリューキャップを開けなければならず、落下防止の観点からも心配になります。そこで、複数購入していたSIGGボトルに偶然付いていた、子供用の「ニューキッズボトルキャップ」に付け換えてみました。

このキャップはまさに絶妙で、しっかり閉めても中フタをきちんとねじ込むことができます。このキャップを付けた上での飲み方としては、親指でキャップを持ち上げるように開け、中にある栓を手で開いて飲むような形になっています。飲み終えたら逆に栓を閉めればこぼれることもありません。構造上、中せんを開けたままだとキャップが閉まらないようになっているので、きちんとキャップまで閉じて戻すことを心掛けていれば、中せんの閉め忘れは起こしにくくなります。さらに、飲み口が細いので一生懸命吸っても、出てくる量は一定なので、定期的な水分補給にもぴったりだと思います。

なお、同じようなSIGGボトル用のキャップに、同じようにキャップを開けて中せんを押しながら中味を出す仕組みになっている「アクティブボトルキャップ」がありますが、こちらの方は全長がちょっと長いため、キャップをセットする時にマルチステンレスボトルの中フタに当たり、かなりぎちぎちになりますので、もしかしたらマルチステンレスボトルのフタを痛める恐れがあります。多少ゆるめに付けるという方法もありますが、それだと気を付けないと中のSIGGボトルが落下したり水が漏れたりする可能性が出てくるのであえて使用する方は気を付けて下さい。

ともあれ、これでSIGGボトルを使えば、アルミならではの熱伝導性を持ちつつ、保冷性能を同時に手に入れられるということになり、個人的にはかなりおすすめではないかと思います。一昨日この組合せで持ち出したところ(室内仕事なので苛酷な状況ではありません)、5時間後でもシグボトルはまだ冷たさを保っていて、十分に冷たいと感じるくらいに中味をキープできるだけの性能がこの組合せにはあります。

最後に、ペットボトルを入れて使う時に便利なグッズを紹介させていただきたいと思います。写真のカップは、ペットボトルのフタの部分に付けられるペットボトル用のカップで、100円ショップで売られているものです。これを使うと、直接口を付けて飲まなくてもいいので、中味をシェア(他に紙コップの用意は必要ですが)することができる便利グッズです。

背の低いペットボトルの場合、付けられないということはあるのですが、いわゆる炭酸飲料系の背の高いボトルならだいたい付けることはできると思います(上の写真のペットボトルは三ツ矢サイダーのペットボトルです)。その上からカップをはめると、上の写真のようになるのですが、気持ち上部から冷気が逃げるのを防ぐようになるので、保冷機能アップも期待できるわけです。

このような多機能ボトルですが、すでにネット上では品切れになっていて、明らかに転売目的で購入した人がプレミア価格でネット上に出てしまっています。ただ、そのプレミア価格を出すなら、もっと別の選択肢があると思うので、お近くのセブンイレブンで見掛けたら手に取ってみて、改めて購入すべきかどうかご判断下さい。

その1
その2


セブン-イレブンで買える「マルチステンレスボトル」その2 ナルゲンボトルを入れる

このマルチステンレスボトルの魅力は、そのままペットボトルが入れられて、裸のままではすぐにぬるくなってしまうところ、一定の保冷ができるということですが、昨今のプラスチックごみを減らすような流れになってきているところですので、洗って再利用できるボトルを中に入れてみることにしました。

現在、私が大好きなボトルは頑丈な上簡単に洗えてニオイも付かないプラスチックのナルゲンボトルなのですが、このボトルも保温・保冷機能はないので、冷たさを保つためにカバーを付けたり、保冷のための工夫をしたりしてしのいできたのですが、このマルチステンレスボトルを使うと、保冷した状態でそのまま持ち運べるのではないかと思い、合わせてみることにしました。

写真は、0.5リットルの広口のナルゲンボトルです。大きさからしてぴったりはまるのではないかと思ったのです。これできちんとフタができれば、ナルゲンボトルは熱湯を入れても大丈夫なので、冬のキャンプの食事後にでもお湯を沸かしてナルゲンボトルに入れ、マルチステンレスボトルで温かさをキープしておいて、寝る前にボトルから出してカバーを付けて湯たんぽにするような使い方もできそうですし、もちろん冷たい飲み物を入れてその冷たさをキープしたまま持ち運ぶことも可能です。

結果、フタもきちんと閉まるような形でマルチステンレスボトルに収納可能だということがわかりました。入れた際の本体内でのガタツキも私には気になりませんでした。写真ではペットボトル用のフタを付けていますが、こうした利用方法では保温力を上げるために、もう一つの密封できるフタにした方がいいかも知れません。なお、写真のナルゲンボトルは使い込んでいるうちにフタと本体をつなげていた部分が切れてしまったので、逆によりスムーズに入るようになっています。キッチン用のナルゲンボトルなら最初からフタと本体は分離していますので、この使い方をする場合にはキッチン用のボトル利用がおすすめかも知れません。

ナルゲンボトル関係でもう一つ言うと、マルチステンレスボトル自体の直径が、ほとんどナルゲンの1リットルのボトルと同じくらいなので、ナルゲンのボトルケースやカバーがそのまま使えます。写真はナルゲンの1リットル用のシリコンカバー(現在は売られていない?)です。このカバーは本体を保護するだけでなく、カバー単体をひっくり返してその中に懐中電灯を入れると、ランタンのように光を拡散するので非常用グッズとしても使えるので、今回はこのカバーをマルチステンレスボトルに流用することにしました。

このように少し高さは足りないですが、このまま使えば塗装が剥げたりボトルが傷つくことを防止することができます。サイズもぴったりなのでずれてくることもありません。これだけナルゲンとの相性が良いマルチステンレスボトルですが、この使い方では一般的なペットボトルのように飲み口を出した状態で使えないのが残念です。

次回は、そのウィークポイントをカバーするために、別のボトルとの相性を試してみることにしました。

その3につづく
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