車中泊に適した車種」カテゴリーアーカイブ

車中泊をするために車を用意しようと思っている方のため、キャンピングカーを除く普通車・軽自動車でどの車が車中泊しやすいのかということについて考えていきます。

キャンピングカーショーの展示車 その3 ポップアップルーフかルーフテントか

現地で様々なキャンピングカーを見ていて目立ったのが、天井が開いて上が就寝スペースになる「ポップアップルーフ」を持った改造車が多くあったということです。これは、普通の駐車場で使う場合にはかなり目立つので人によっては好みが分かれるかも知れませんが、屋根の上にテントを張るような形になり、さらに布の部分がメッシュになっているものが多く、夏の暑さを凌ぐために駐車位置を工夫すれば風がテントを抜けていくようにできるわけで、車の中で寝るよりも快適です。

さらに、セカンドバッテリーを搭載し、電源を外部から取ることのできる車なら電源を自由に使えるオートキャンプ場に入れば、移動中に消費したバッテリーの充電だけでなく車内に入れた電化製品をバッテリーの残量を気にしないで利用することができます。まさに動くホテルとしての機能も持ち合わせるというわけです。

こうしたポップアップルーフは専用のキャンピングカーでも付けられているものがありますが、これまで紹介してきた軽ワゴンタイプやハイエースの改造車にも付けられていることが多く、ぱっと見は普通の車でもポップアップルーフを上げるだけで全く違う車に変身するという、ギミック好きの方からしても興味ある内容だろうと思います。

そんな中、ちょっと変わったものとして、ワゴンRをベースに作られたスズキのハスラーにポップアップルーフだけでなく、ルーフ部分に太陽電池を仕込んだキャンピング仕様車を見付けました。さらにオプションとして窓枠に仕込む換気ファンも展示車には付いていて、ちょっと暑いと思えるようなくらいの日なら車内で寝る場合でも何とか過ごせるような快適性が見込まれます。ハスラーは先日紹介したNbox+のように室内に就寝スペースを作ると運転席まで使ってしまうのですぐに車を動かすことができないという問題がありますが、これなら一人で使う場合はあえて車内をフラットにはしないことで、駐車場内をゆっくり移動するくらいならできそうです。

ただ、便利なポップアップルーフにも問題はあります。これは開閉式のサンルーフのある車に乗った方ならおわかりでしょうが、車内からポップアップルーフでできた空間に移動できるような車の場合、車体がひずんだり経年によるパッキンの劣化により雨漏りの可能性を拭い去ることができないというところは考えなければならないでしょう。そして、こうした車はどちらにしても高い買い物ですから、買い替えの時期にこの便利な機能を持つ車に買い替えるかどうするか、便利な機能なだけに考えてしまうところもあるでしょう。そんな不安を解消し、車を乗り換えても引き続いて使えるものということで展示されていたのがルーフテントを装着した車でした。

スペーシアとルーフテント

会場内にあったのは日産エクストレイルとスズキスペーシアの上に乗ったルーフテントですが、入る時に外に掛けたハシゴを使うのは大変かも知れませんが、こちらの方も場所を選ばずに寝たい時にテントをセットして中でぐっすり寝ることができる居住性を持っています。

X-TRAIL ルーフテント

その中でエクストレイルに載せていたルーフテントは手動だけでなく電動で動くデモンストレーションを行なっていましたが、これなら設営する手間も省けていい感じです。リモコンの他にスマホをリモコン代わりに使えるものも今では出てきているそうです。そうなるとリモコンを無くす心配もないということで、興味を引かれる方も多いでしょう。

ルーフテント最大のメリットとしては、新たにキャンピング仕様車を購入しなくてもルーフテントだけ購入すれば車中泊やオートキャンプができるようになり、車内については別に車中泊がしにくくても関係がないということですね。ルーフテントを載せることで重くなり走りや燃費にも影響はあると思いますが、トレーラーを引くより簡単に居住空間を自分の車に増やせるというのは、車を買い替えてもルーフテントを付け替えることで前の車と同じように車中泊の旅に出掛けられるということがメリットでしょう。

こうしてみるとどちらのタイプにするか迷ってしまう方もいるかも知れませんが、車内と一体化していて行き来ができるポップアッフルーフ、一度車外へ出ないと出入りができないルーフテント、さらに自分で車を選べるルーフテント、最初から乗る車が決まってしまうポップアップルーフということもあります。どちらがいいかというのは一概には言えませんが、どちらも大雨や台風など思わぬ天候の急変には撤収しないといけません。そんな事も考えながら自分はどちらのパターンに合うか考えるといいでしょう。

※2016年に行なわれた「キャンピングカーショー」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 外観を変えない軽ワゴンタイプ
その2 王道のハイエース
その3 ポップアップルーフかルーフテントか
その4 大型キャンピングカーとトレーラー


キャンピングカーショーの展示車 その2 王道のハイエース

あくまで車中泊という範疇で車の入手を考える場合、専用のキャンピングカーほど駐車場で主張したくはないものの、できる限りキャンピングカーに近い車中泊プラスアルファの環境を手に入れたいと思う場合は、やはりベースとなる室内空間が広い車が好まれるところがあります。

今回のキャンピングカーショーでいろいろな車を見たのですが、普通車の4ナンバーをベースにした車の室内空間は思った程広くなかったので、コンパクトにまとめたいなら軽のワンボックスでもいいかなと(あくまで居住空間の話です)思ったりもしました。そうでなく、夫婦だけでなくお子さんも連れて車中泊に出掛けるとか、一人ないし二人で出掛けるにしてもいろんな装備を満載して居住環境を上げたいと思い、それでも専門のキャンピングカーまでは買いたくないという場合には、今回紹介するトヨタ・ハイエースをベースにした車が合っているように感じます。

ハイエース キャンピング1

ハイエースなら普通の駐車場でも何とか収まりますし、写真のようにオプションのタープやテントを出入口に付けると電源の取れるオートキャンプ場を利用すれば電化製品を十分に使いこなすことができ、自宅と同じような生活環境をそのまま外に持ち出せます。

ハイエース キャンピング2

さらに、利用人数が多い場合にはちょっと窮屈かも知れませんが二段ベッドをセッティングして多くの人が足を伸ばして寝ることが可能になります。利用する人数や装備によってどういう改造をした方がいいかという事は変わってくるとは思いますが、まさに「動く家」という感じで使えるのがハイエースベースのキャンピングカーのいいところだと思います。また、設計の仕方でこの写真とは違った形で、キャンピングカーのようにシンクやトイレを車内に配置した上で就寝環境を確保するようなこともできるでしょう。

そして、このサイズではぎりぎり日常使いにも使えるというのがポイントが高いところですね。理想的には日常の買い物用には軽自動車がもう一台あれば言うことはありませんが、これ一台でも何とかなりそうです。

そしてもう一つ、ハイエースベースの車を持つメリットということで言えば、車を乗りまくって処分するようなことになっても、それなりの高値で買い取ってもらえる可能性が高いということです。これは主にハイエースの過走行車についての話です。国内では過走行のハイエースが引き取り手がなくても、海外用に輸出され、海外で人気なため引き取り価格も上がる傾向があります。そこまで高値で購入しても十分商売になるのは、多くの場合後部に座席を置いてバスのように使われる用途が多く、現地でお金を稼げる車として更に活躍することが見越されているのです。

現地には多くの日本車が入っていることもあり、現地で修理専門の業者も多く、日本で手に入らない部品は自分らで作るなどしてある事味メンテナンスの面でも安心なのだそう。将来的にこの傾向がずっと続くかというとそこまでは言えないものの、別の車がハイエースのように売れなければ中古車の市場に入ってこないわけですし、何よりこの文章を書いている時点ではハイエースの中古車相場が高いので、今後もその傾向が続くなら、古くなればほとんど0円で買い叩かれるような車とは違い、乗り潰すほど使った後であっても資産としての価値も持続するというわけです。

ただし、そうした人気がある車の宿命として、管理をしっかりしておかないと盗まれるリスクも他の車と比べると高いことが挙げられます。基本的なことですが、どんなに短い時間であっても車から離れる時にはキーは取ってロックしてから車を離れることが大事ですし、自宅に置いていても盗まれるケースも有るため、盗難対策および、盗難を保証する自動車保険のうち車両保険の加入はかなり古くなったとしても必要であるということは頭に入れておいた方がいいと思います。

※2016年に行なわれた「キャンピングカーショー」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 外観を変えない軽ワゴンタイプ
その2 王道のハイエース
その3 ポップアップルーフかルーフテントか
その4 大型キャンピングカーとトレーラー


キャンピングカーショーの展示車 その1 外観を変えない軽ワゴンタイプ

先日の休みのうち1日を利用して、近くで「ふじのくにキャンピングカーショー」というキャンピングカーの展示会があったので行ってきました。私の車中泊のスタイルではなかなか見ることができないものなので、今の車中泊とキャンピングカーの関係を確かめるという点についても、行って見て来ようと思ったので、修理上がりのフィットの調子を確かめる意味でも約1時間かけて会場であるエコパ駐車場の特設会場を目指します。

開場は午前10時からとのことでしたが、定刻にはすでに多くの人が集まっていて、中に入るまでには列に並ばなくてはならず、入場まで時間がかかってしまいましたが、中はじっくりと見ることができました。

一言で「キャンピングカー」と言っても、今ではいわゆる「車中泊車」とでも言えるような車も混じっており、購入したいと思っても事前にどういう装備が必要なのかを考えて購入計画を立てることが大切ではないかと改めて思います。

そんな中でまず紹介したいのが、あからさまにキャンピングカーには見えない車です。改造した車をそのまま売るパターンも有りますが、指定の型式の車は別途購入し、改造費だけ負担するような形で作る場合もあります。

エブリィキャンピング1

車種として会場内で見掛けたものの中で一番多かったのは、軽自動車のワンボックスカーをベースにしてフラットなマットをセットした車でした。オプションを付けないノーマルな改造なら車体価格が130万以下という安さで車中泊用の車が手に入るようなものもありました。軽ワゴンの場合は前の席を倒さなくても大人2人が寝られるスペースは作れます。予算に応じてサブバッテリーやシンク、FFヒーター、テレビや電子レンジをデモンストレーションしている会社もありました。恐らくオプションを全て付けると軽でも200万円を越えると思いますので、あくまで必要なオプションだけを付け、後から装備を揃えていくようにしてもいいでしょう。

エブリィキャンピング2

車内はマットの下が荷物スペースになっていますので、このスペースの中に荷物を全て詰め込むことができれば、車中泊車としては必要十分な環境になるでしょう。また、こうした軽ワゴンのベース車として4ナンバーの貨物車でなく5ナンバーの乗用タイプを推す業者が多かったというのも印象的でした。

というのも、車の走行性能自体は5ナンバーの方が価格が高い分いいわけですし、人を乗せるように作っているため外装もよくなっています。旅行以外の時でもマットをたためば座席を出して4人が乗れるというファミリーカーとしての利便性もあります。

ただ、安さと手軽さで言えば4ナンバーの車を自分で車中泊用の車としてDIYするということも腕に自信がある人ならチャレンジしてもいいような気もします。すでに家族で使う車があって、改めて車中泊用に車を増やすような場合は、税金も安いですし4ナンバーの軽ワゴンを自分で作るのも一つの方法です。どんな車に仕上げるかという試行錯誤の中で、今回のような業者の作った改造車を見ながら自分なりの形を模索していくのもいいのではないでしょうか。

Nbox+ 1

また、今回出ていた車の中には、軽ワゴンでないタイプの軽自動車を車中泊用に改造した車も出品されていました。Nbox+をベース車として作られた車ではマットをセットすれば同じく大人2名が寝られるようなスペースが出現しますが、こうした車の場合は写真のように軽ワゴンとは違って運転席と助手席を潰さないと寝られないので、車中泊用にセッティングした状態で車を動かすことができないというディメリットがあります。ただ、車の走行性能は軽ワゴンと比べるとかなり良く、燃費面でもかなり有利になります。さらにできるだけ目立たないシチュエーションで車中泊をしたいという場合にはこうした改造を施した車が便利でしょう。ベース車の価格が高いので、装備を充実させると予算的に厳しい場合もあるかも知れませんが、軽自動車でもここまでできるという意欲を感じることができました。

※2016年に行なわれた「キャンピングカーショー」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 外観を変えない軽ワゴンタイプ
その2 王道のハイエース
その3 ポップアップルーフかルーフテントか
その4 大型キャンピングカーとトレーラー


車中泊をするための車選び その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件

前回までの2回で車中泊をしやすい車を選ぶという観点からいろんな車種を挙げて書いてきましたが、実際問題自分の好きな車を自分で選べるという方はそんなに多くないのではと思います。家族の都合もあるでしょうし、予算との兼ね合いで理想とは違う車でも乗らざるを得ない場合が多いでしょう。

私が今乗っているのはホンダ・フィットのガソリン車ですが、この車は一応車中泊しやすい車の中の一つと言われています。後部座席を前に倒し、広大なスペースを作ったらその空間の対角線に寝るようにすれば、だいたい身長175cmくらいの人なら一人で快適に寝られます。

ただ、車中泊の旅に出ると後部座席はいろんな荷物が載ってしまっていると思うので、シートアレンジを変えて荷物も移動させてというのがめんどくさくなると、単に車の座席を倒しただけの状態で長時間寝るような形になりがちです。これは、実は体にとって危険な事なのです。

過去に起きた大きな地震で罹災した人の中には、避難所に入らずに自分の車の中で、上記のような状態で何日も車中泊を繰り返した時に体が圧迫され、「エコノミークラス症候群」による血栓ができた人が多く出たことで、安易に車中泊を行なうことの危険性がクローズアップされました。どうしてもシートを倒すだけの形で寝るようなことになったとしても、まずは外に出て体を十分に伸ばした上で、眠気も収まると言われる15分程度の仮眠に留めた方がいいのではないかというのが個人的な考えです。

私のフィットの場合、そうした状況も十分に考慮して、何とかして自宅での就寝環境に近づけようといろいろ模索してみました。この時の模索した結果が旧ブログの方にアップされているので興味のある方にはぜひ見ていただきたいのですが、これと同じ状況というのはいわゆる車中泊に適さない車でどう車中泊するかという事の参考になるのではないかと思います。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/b24-cotoemvoyag.html

小道具としてアメリカ産のパイプを組み上げるコット(キャンプベッド)のB24.cot(旧商品名は「ボイジャーコット」)を使い、邪魔になる座席の部分はコットの足をわざと組まないことで解決しています。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-9a40.html

また、同じように前後の座席をつないでそれほど出っ張りができない車ならわざわざ足を外さなくてもそのまま設置できます。上記リンクで設置したスズキ・Keiなどは、一般にはとても車中泊には適さない車と評価されるものではないかと思いますが、私はこの車でゴールデン・ウィークに東北へ車中泊の旅に出掛けました(^^;)。

車中泊の旅をするのに、漠然と「まず車を買い換えないと」と思っている方も、今ある車で快適に車中泊する方法を模索するという選択もあるという事をまずは理解しましょう。さらに、こうした方法での車中泊でいいのなら、前回までに紹介したようなフラットな空間を作れる車でないとダメという考えを撤廃できるので、走りや燃費を重視した車を選ぶこともできるようになるでしょう。

このように、車中泊しやすい車は自分の工夫で何とかするという力技も十分に可能であるということも考えながら、このページを読まれた方一人一人が自分なりの車中泊環境を作っていっていただけると嬉しいです。

※「車中泊をするための車選び」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 車中泊専用に仕立やすい車
その2 そのままで車中泊が可能な車
その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件


車中泊をするための車選び その2 そのままで車中泊が可能な車

前回は車中泊専用車とでも言うべき車を持てることを前提にした車選びの方法について書きましたが、なかなかそうした環境を持つ人ばかりではないというのが正直なところでしょう。毎月の駐車場代も莫迦にならず、できれば家族で1台の車をいろいろな用途で使い回したいというような場合は自ずと選択の車種も違ってくるでしょう。

子供さんも小さく交代で他の子供の送り迎えが必要な場合、乗用車タイプの車で定員が多い車を選択せざるを得ない状況があるご家庭も少なくないと思います。ただこうしたタイプの車は運転席より後ろの空間が広いので、シートを収納した際の段差を埋めるための対策さえちゃんとすれば、家族で車中泊の旅に出掛けられるようになるでしょう。そのためには板をDIYで車のサイズに切ってはめ込んだりしている方や、空気を入れてふくらませるキャンプ用のマットを使うケースもあります。

空気を入れるマットは便利そうですが、空気を入れる時よりも空気を抜く時が意外と大変になります。また、空気でふくらませるマット全般に言えることですが、車の中の金属に引っかかってパンクした場合、代替の用意がないととたんに車中泊の環境が悪くなってしまうこともあります。同じ空気を入れるマットでもウレタンの入ったインフレータブルマットの方がたとえ空気が抜けても多少は段差を解消できるようになります。小さくしまうのには力がいりますが、息を吹き込まなくても膨らみ、持ち運びにも便利です。例として、このようなキャンプ用品が出ていますので紹介します。

他のマットもあるのですが、自家用車で出掛けるということになると荷物がどうしても増えてしまいがちになるため、その収納について考えながら車も決めるようにしなければいけません。これから車を選ぼうと思っている方の参考にということで、普通車の中では一番車中泊しやすいのではないかと言われるホンダのフリードスパイクという車がありますが、後ろのシートを折りたたむと、十分大人が2人並んで寝られるだけの空間を作ることができます。

フリードスパイク車内

この写真がフリードスバイクの室内ですが、シートを出した時の荷室にあたる最後尾の部分に床下収納があります。後ろの空間を有効に使うためにはそのスペースに荷物をできるだけ押し込むのが無理と思うと、天井にネットを付けて軽い荷物を入れるスペースを作るか、屋根の上にケースを設置するかと考えがちになります。ただ、荷物が増えれば確実に燃費は落ちますし、人を乗せればさらに車重が重くなります。車中泊用のグッズを購入する際も、車での移動だからと言ってグッズごとの収納サイズを甘く見ない方がいいように思います。

市販されている普通車・軽自動車の中で車中泊にも使いたい車を選ぶ場合、可能ならフラットで大人が手も足も伸ばして寝られるスペースが作れる車かどうかを確認した方がいいでしょう。運転席後ろの部分だけで無理がある場合は、助手席を倒して後ろの部分とフラットに繋がるスズキのソリオやワゴンR、ハスラーのような車なら一名での車中泊は快適ですし、ダイハツのウェイクやホンダのNBox+のようなシートアレンジで軽自動車でも2名十分に車中泊できるような空間を作る車も出ています。

このような車を購入する場合、シートアレンジをして車中泊する場合に、用意した荷物をどこに置くかということを意識することが大事であると同時に、特に軽自動車・コンパクトカー特有の、遠出をする際に起こり得るかも知れない問題があることも知っておきましょう。今の車というのはスペアタイヤを用意する代わりにパンク修理剤を入れただけの車が意外と多いのです。

タイヤの表面に穴が開いた場合は付属のシガーソケットから動かすコンプレッサーを使ってパンク修理剤を入れたタイヤを膨らますことで応急処置になり、タイヤ交換なしに近くのガソリンスタンドやタイヤ店まで走ることも可能になるかと思いますが、縁石などでタイヤの側面を切ってしまった場合や、運行前点検を怠ったためタイヤがバーストした場合は救援を待つしかなくなります。普段の生活ではあまりタイヤのトラブルについて考えることはないとは思いますが、旅先の山の中でトラブルに巻き込まれるような事を想定すると、旅先の一日がまるまるトラブル対応で終わってしまうことにもなります。

ですから、今後スペアタイヤのない車で車中泊旅行へ行こうと思っている方は、今まで以上に旅立つ前のタイヤに対する点検をしっかりするようにしましょう。また、中古で購入する場合、車の中にあるパンク修理剤の使用期限を確認しておきましょう。使用期限を過ぎていた場合は新しいものを購入して車の中に入れておくようにしないと、万が一の時に困るかも知れませんので、車で遠出をする際には念のためパンク修理剤の使用期限の確認も行なっておきましょう。

※「車中泊をするための車選び」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 車中泊専用に仕立やすい車
その2 そのままで車中泊が可能な車
その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件


車中泊をするための車選び その1 車中泊専用に仕立やすい車

 車中泊をしたいと思ってこれから準備したいと思っている方も、すでにある車で何とか車中泊ができるようにしたいと思う方も、車がなければ車中泊は始まりません。ここでは、まずは車を選ぶところから考えていこうと思います。

個人や家庭の事情でなかなか車中泊に適した車を選べない場合もあるかも知れませんが、もし車中泊専用に車を持てるとしたら何がいいのでしょう。

簡単に考えると、最初からキャンピングカーとして売られている車を手に入れれば、ほとんど他には用意するものがなく車中泊の旅が始められます。キャンピングカーと言っても見るからに大きくて家族で使えそうなものばかりではありません。軽自動車のトラックやワンボックスカーをベースにして、ベッドや調理スペース、ヒーターやサブバッテリーを入れたキャンピング仕様の軽自動車も今では多く手に入ります。ご予算に余裕があるのなら、車中泊専用にそうした作られたキャンピングカーを手に入れるのが一番簡単です。

安いものなら200万円代(新車)で入手できる軽のキャンピングカーですが、何せエンジンが小さいですし、いわゆるエコカーの軽トラックやワンボックスもそうそうありませんから、運転していての乗り心地の悪さは我慢するしかありません。ただ、軽ワンボックスカーをベースにしたキャンピングカーなら周辺の人に週末レジャー感をふりまきながら走ることもなく、あくまで普通の自家用車だと主張するような形にできるかも知れないので、一台で済ますことができるかも知れません。

すでにメインの車が家族であり、自分の車中泊のためだけに車を買い足したい、しかも安く(^^;)というケースについてこれからは考えてみます。できるだけ安くということになると、車中泊用のキャンピングカーもどきを安く作る場合、5ナンバーではなく4ナンバーの、荷室がフラットになるタイプのバンが一番楽です。ただしそうした車は仕事に使う人が壊れるまで乗りつぶすような乗り方をするので、安く買うには新車より中古車ということになるかも知れませんが、これがなかなか程度のいいものを見付けるのに難しいものがあります。特に軽自動車の場合は10万キロを超えるような走行距離の車はいつ調子が悪くなっても不思議ではありませんので、遠距離の旅をこれからしようと思っている方はご注意下さい。

具体的な車種で言うと、軽自動車ならスズキ「エブリィ」、ダイハツ「ハイゼット」のようなワンボックスカー、普通車ならトヨタ「ライトエース」、「ハイエース」ニッサン「バネット」「キャラバン」、のような車です。商用車は荷物を運ぶため、運転席以外の空間がフラットになるように座席が折りたため、かなり広大な空間が出現します。その空間にそのままキャンプ用のマットを敷き、カーテンを付けるだけでも立派な車中泊車になります。

こうした車は家族が多ければ例えば自転車を乗せて子供さんを迎えに行くとか、車中泊の用途の他にも使えるケースがあるため、家族の反対も受けずに車中泊車を手に入れられる可能性は高まります。具体的な車中泊専用車に仕上げるためのノウハウは私にはないので、他の方が実践されているようなページを参照いただきたいと思います。

ただ、自分が車中泊旅行をする際の内装にあまりに凝り過ぎると、車の本来の用途で使えなくなったり、車を手放す時に大変になります。その辺は1年にどのくらいの期間、車を使うのかという事に比例させて中味を考えていくのがいいでしょう。

また、このような自由に空間が作れる車というのは大きな災害に遭遇した際に寝る場所としてだけでなく、窓に目隠しをすれば着替えや非常用トイレの設置場所としての活用も可能です。私もお金と場所の余裕があれば、車中泊用に商用の車を増車したいところですが、車を買うお金だけでなく駐車場の確保も問題になるので、全ての人におすすめの方法ではありませんが、こういったことが可能なら自分で車中泊専用車を作ってみてはいかがでしょうか。

※「車中泊をするための車選び」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 車中泊専用に仕立やすい車
その2 そのままで車中泊が可能な車
その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件


現行ワゴンRのオーディオについて

車のオーディオというと、カーナビとともに凝りだせばきりがありませんが、最近ではそうした装備を狙った窃盗団がいて、ナビやオーディオだけの被害ならいいのですが、外からドアをこじ開けられてそっちの被害の方が甚大になる事例が多いそうで、個人的には純正のもので何とかしてきました。以前のワゴンRではCDとラジオのみが付いているもので、それはそれで十分だったのですが、音楽を聴くためにCDを荷物になるほどたくさん積み込むのも車中泊の旅では余計な荷物になるため、シガーソケットに差し込むタイプのFMトランスミッターとミュージックプレイヤーを組み合わせて使っていました。

オーディオの方は多少グレードアップし、普通の音楽CDの他にMP3やWMAを焼いたCDでも認識して聴くことができます。ミュージックプレーヤー用にMP3で音楽データをパソコンにストックしてあるので、簡単にMP3データのCDを作ることができます。こうして作ったCD一枚は、音楽CDの約10枚くらいの容量を保存できるので、車内での音楽はCDのみに一本化できそうです。助手席正面の収納スペースにはCDケース約6枚分が入りますので、長旅でもそうそう聞き飽きることはないと思います。アルバムごとにフォルダを作れば、フォルダごとの再生にも対応し、全曲ランダムやフォルダ内ランダムの演奏にも対応します。ちなみに、純正オーディオはクラリオン製で、型番はPS-3075J-Aとのこと。もし調子が悪くなれば中古のものを探せば、高性能なオーディオに交換した人がオークションに出していたりしますので、それほどお金もかからずに対応可能なのが嬉しいですね。

ただ、あくまで純正のものということで、やはり物足りないところは残っています。一番気になるのはフォルダや曲名の表示についてです。液晶画面ではアルファベットかカタカナでの表示にしか対応しないので、漢字全部と特殊文字については全て「*」(アスタリスク)表示になってしまいます。曲名やアルバムがアルファベットのみなら問題ありませんが、漢字が入るものについては、CDを焼く前に全てカタカナに入力しなおしておかないと何が何だかわからなくなってしまいますので、その点だけは注意しましょう。音質についても普通に聞くのには十分というレベルだと思いますが、車のスピードが上がるにつれて音を大きくする設定というのもあり、純正の廉価版にしてはそこそこのスペックだと思います。ただ、レベルの違う曲のレベルを自動的に合わせてくれるような機能があるともっと良かったのですが、曲名や細かい使い勝手にまでこだわりたい時には純正から取りかえろということだと理解することにします(^^;)。

ラジオの方は普通ですが、感度は主に長いアンテナのせいか、そこそこいいように思います。私のいる静岡では、ぎりぎりニッポン放送が普通に入る境目と言われているのですが、昼間でも問題なく入感します。文化放送は厳しいですが、TBSラジオも何とか聴くことができます。AMラジオの感度というのは実は結構大切で、例えば西のほうに進んでいる場合、地元局をこまめに切り替えるよりも、大阪あたりの放送局に合わせたまま進めばいちいちチャンネルを変えないでも済みます。NHK第一放送の場合、東京・名古屋・大阪あたりの周波数はプリセットしておくと東海道を東西に移動することが多い場合は結構役に立ちます。ただ、昼間の移動中には地元のラジオ局をサーチしてあわせておけば、そこから思ってもみなかった情報が入る可能性もあるので、あまり遠方の局やCDによる音楽を聴かない方が旅先で思わぬ面白いことに遭遇できる確率は高くなるような気がします。

そういうわけで、基本的にはラジオさえしっかり入感すれば車中泊の旅では何とかなるような気がするので、オーディオでMP3やWMAが聴ける純正オーディオは、長いドライブ中に気分転換したいような時には用意してきた音楽を車内で楽しめるということもあり、これはこれでありかという感じですね。パソコンを使ってデータCDを焼ける方なら、必要十分の機能ではないかと思っています。


新技術と燃費

中東地域の騒動の影響か、国内のガソリン代も徐々に上がってきまして、改めて燃費の良い車というものにスポットライトが当たるような感じになってきています。燃費を向上させるためにはさまざまな技術や工夫がありますが、電気自動車はもちろんハイブリッド車のような技術革新によって生まれた車がその一番手と言えるかも知れません。

普通のガソリン車においても、新しく発売になった車はいろいろ工夫がされているようです。コマーシャルでもよく聞く「アイドリングストップシステム」や、変速機が「CVT」の車が昔から比べたらかなり出てきたような感じです。ちなみに、私のワゴンRはそのどちらも搭載していませんが(;_;)、写真のように走行中の瞬間燃費計および、平均燃費を示してくれるカウンターが付いています。これはこれで、常に燃費はどうだと気にする分エコドライブが自分でできているような気がします。平均燃費13キロというのは少ないように思うでしょうが、以前のワゴンRでも平均燃費は11キロそこそこでした。加速してすぐに止まらなければならない状況では、この程度でも良く走る方だと自分では思っていますが、さらにアイドリングストップをこまめにしたり、CVTの搭載された車に乗る方がいいのかというと、負け惜しみではなく(^^;)、それほどのことでもないと思うのですが。この数字はあくまでめやすという感じで、この後給油して計算したところ、燃費は1リットル当たり14キロまで伸びていました。

これは車でなく、原付バイクでの話ですが、アイドリングストップ運動が今よりも声高に言われていた頃、信号待ちの状態でエンジンキーを切る形でのアイドリングストップを行なっていたことがあります。夏のうちは全く問題なかったのですが、バッテリーが弱る冬になって、再発進しようとセルを回してもエンジンが掛からない状況が頻発したので、バイクでのアイドリングストップを諦めました。最新のアイドリングストップシステムが付いた車ではそうした問題は解決済みかも知れませんが、システムが非搭載のガソリンやディーゼルエンジン車ではこまめにエンジンを切っての運転はとても怖くてできません。セルやバッテリーの耐久性はどうなのか、また調べてみたいものですが、アイドリングについては長時間駐車したり、車中泊のために居座るような状況でしなければ十分だと思うことにしました。

CVTについては、その昔、いすゞのジェミニに搭載された「NAVI5」が搭載されたジェミニに乗っていたことがあります。高速道路を一定速度で走れるオートクルーズが標準装備されるなど実にいい車でしたが、ミッショントラブルに見舞われ、車を手放さざるを得なくなった経験があります。そんなわけで、個人的には新車が全てCVTにならない限りは4速オートマにしておいた方がいいかなと思っています。もしミッショントラブルがあった場合でも、中古のミッションを取り寄せる方法で、CVTよりも安く直せる可能性が現状ではまだ高いと思いますので。

特に、街中ばかりを走るわけではない車中泊の旅では、新技術満載の車というのはもしもの場合にどうなのかという心配が先に立ってしまいます。新技術導入直後というのは、なにも車だけに限ったことではなく、家電などでも何らかの想定外の状況が起こりやすいと言われています。ただでさえ普通車と比べると耐久性に差がある軽自動車ですから、長距離の旅を行なおうと思われている方は、目先の新技術や燃費の高さだけを判断基準にして車を選ばず、トータルの安定性も考慮することも必要ではないでしょうか。ただその場合ももちろん、日常のメンテナンスや運行前の点検など、安全に車を乗るためにやることはやっておいた方がいいということは言うまでもありません。


MH23S ワゴンRがやってきました

代車生活が相当長く続いていましたが、何とか乗り換える車が決まりました。平成22年のMH23S型ワゴンRでグレードはFXというスタンダードモデルです。色にはこだわらないということで、おまかせで安いものをという希望を出していたらブラックになりました。汚れが目立ちそうな色ではありますが、白よりは手入れは大変ではないでしょうし、寝るときには夜の闇にまぎれてひっそりとできそうな気がします(^^)。

とりあえず全てを把握はしていませんが、とにかくほっとしました。まだ雪深いところには行けそうもないですが、今後はこれまで積んでいた荷物をどう収納するのかという問題をクリアにしていくことになるでしょう。現状でのワゴンRにはスペアタイアが付いていず、写真で言うと手前の部分を開けたところにパンク修理キットのみが付属するという長距離旅行には不安がある装備になり、以前からその点が一番気がかりでしたが、とりあえずはスペアタイアを乗せないでいこうと思います。スペアタイアに交換した場合でも長距離を帰ってくる場合にはタイヤ修理は必要になるということもありますし、今加入しているJAFと自動車保険のロードサービスを組み合わせることで、現場でのパンク修理が実費のみでできるというサービスをいざという時には利用するつもりで腹をくくることにしました(もちろん、現場でのタイムロスは覚悟しなくてはなりませんが)。

というのも、写真のようにスペアタイヤ収納部がまるまる座席下の荷物スペースになっていて、いろいろ入ってしまうのです。パンク修理キットが入っているスペースにもちょっとした隙間があるので小物が入り、今まで籠にまとめて入れていたようなものも詰め込んでおけます。広いスペースには、とりあえず非常用の三角表示板や普段使わない雨具やスエットに加えて今まで車に積む事を断念していたドーム型のツーリングテント一式まで入ってしまいました。以前のエントリーではほとんど使うことがないとテントの事を紹介しましたが、他の荷物に影響を与えないで積載できるなら災害時に活用できるものですし、非常用の備えとしてありかなと思います。全体的なサイズは旧ワゴンRよりも狭く、車高も低い状況で、以前紹介した後部座席の天井に渡すようにして設置するインテリアバーが付かないのが計算外ではありますが(;_;)、それでも荷物自体は前のタイプより多く載せることができると思います。

これから実際に荷物を乗せたり、目隠しを作ったりとさまざまな作業をしながら車中泊用の車として仕上げて行きたいと思っています。ちなみに、助手席周辺のシートアレンジについては前モデルと同じで、問題なく就寝スペースを作ることができます。徐々にではありますが、これから紹介させていただきたいと思っています。


ジャパン・キャンピングカーショー2011

昨日から幕張メッセで、いろんなキャンピングカーが展示・販売されるというジャパン・キャンピングカーショーが行なわれているということで、テレビの中継が入り、そのさわりだけですがテレビを通して見ることができました。

とりあえずテレビからの断片的な情報から何とか主催者のホームページまでたどり着いたのですが、ホームページではどんな車が来ているのかわからないようですね(^^;)。見たい人は現地へ行けということなのかも知れませんが、折りしも首都圏周辺は昨日今日と雪になるということなので、とても行けないというのが悲しいところです。

テレビで紹介されていたのは軽自動車(軽トラック)をベースにしたキャンピングカーだったのですが、記憶を頼りに調べたところ、恐らく株式会社コイズミの「かるキャン」というキャンピングカーだったと思います。普通車と比べて軽自動車のキャンピングカーはどうしても居住性を犠牲にしなければならなかったところ、箱の部分を上や横に引き出すことによって、オートキャンプ場などでゆっくりする場合に驚きの広さを出せるというアイデア賞ものの作りになっています。価格もテレビで紹介されている装備を付けても300万円以下と、普通車のキャンピングカーと比べると安いと紹介されていました。

こういうものを見るとすごいなあと思うものの、ベース車がスズキのキャリー(当然のごとく軽トラックです)ということを考えると、これで長距離を運転するのはしんどそうだなあとということがまず頭に湧き上がってきてしまいます。この点は先日紹介したスバルのレガシィと正反対のコンセプトを持つ車であるということなのでしょうが(^^;)、それも旅のしかたによると言えるかも知れません。

たまの休みに遠くへ行ってレジャーを楽しみたいというよりも、近場でキャンピングカーによるキャンプをじっくりと楽しんだり、日本一周などの長旅でも、一日の走行距離は極力短めにしてじっくりと回りたいと思われているなら、軽トラックの運転席でも何とかなるでしょう。ここらへんは、同じ軽自動車でもワンボックスカーを車中泊用に改造されている方とも同じような葛藤があると思うのですが、居住性を犠牲にして走行性を取るか、あくまで車中泊の快適さを優先し、ある程度の運転のしにくさに目をつぶるのか、ここをちゃんと自分の中で解決しておかないと、買ったあとに悔やんでしまうことにもなりかねません。

個人的に私がワゴンRにこだわるのは、ある程度の走行性を確保しながらも車中泊のための居住性も一人なら何とかできるというギリギリの車であるということなのですが、もう一つ、燃費が違うということもあります。キャンピングカーの燃費がどの程度なのかわかりませんが、元々燃費を考慮して作られたものではないため、その点でも割りきりが必要です。しかし、車の中で寝るという事を十分に考えて作られたのがキャンピングカーであって、全く購入予定のない私でも(^^)、ワクワクさせるものがありますね。お近くの方で興味がありましたら、ぜひ実際に現車を見る機会を設けてみてはいかがでしょうか。