現行ワゴンRのオーディオについて

車のオーディオというと、カーナビとともに凝りだせばきりがありませんが、最近ではそうした装備を狙った窃盗団がいて、ナビやオーディオだけの被害ならいいのですが、外からドアをこじ開けられてそっちの被害の方が甚大になる事例が多いそうで、個人的には純正のもので何とかしてきました。以前のワゴンRではCDとラジオのみが付いているもので、それはそれで十分だったのですが、音楽を聴くためにCDを荷物になるほどたくさん積み込むのも車中泊の旅では余計な荷物になるため、シガーソケットに差し込むタイプのFMトランスミッターとミュージックプレイヤーを組み合わせて使っていました。

オーディオの方は多少グレードアップし、普通の音楽CDの他にMP3やWMAを焼いたCDでも認識して聴くことができます。ミュージックプレーヤー用にMP3で音楽データをパソコンにストックしてあるので、簡単にMP3データのCDを作ることができます。こうして作ったCD一枚は、音楽CDの約10枚くらいの容量を保存できるので、車内での音楽はCDのみに一本化できそうです。助手席正面の収納スペースにはCDケース約6枚分が入りますので、長旅でもそうそう聞き飽きることはないと思います。アルバムごとにフォルダを作れば、フォルダごとの再生にも対応し、全曲ランダムやフォルダ内ランダムの演奏にも対応します。ちなみに、純正オーディオはクラリオン製で、型番はPS-3075J-Aとのこと。もし調子が悪くなれば中古のものを探せば、高性能なオーディオに交換した人がオークションに出していたりしますので、それほどお金もかからずに対応可能なのが嬉しいですね。

ただ、あくまで純正のものということで、やはり物足りないところは残っています。一番気になるのはフォルダや曲名の表示についてです。液晶画面ではアルファベットかカタカナでの表示にしか対応しないので、漢字全部と特殊文字については全て「*」(アスタリスク)表示になってしまいます。曲名やアルバムがアルファベットのみなら問題ありませんが、漢字が入るものについては、CDを焼く前に全てカタカナに入力しなおしておかないと何が何だかわからなくなってしまいますので、その点だけは注意しましょう。音質についても普通に聞くのには十分というレベルだと思いますが、車のスピードが上がるにつれて音を大きくする設定というのもあり、純正の廉価版にしてはそこそこのスペックだと思います。ただ、レベルの違う曲のレベルを自動的に合わせてくれるような機能があるともっと良かったのですが、曲名や細かい使い勝手にまでこだわりたい時には純正から取りかえろということだと理解することにします(^^;)。

ラジオの方は普通ですが、感度は主に長いアンテナのせいか、そこそこいいように思います。私のいる静岡では、ぎりぎりニッポン放送が普通に入る境目と言われているのですが、昼間でも問題なく入感します。文化放送は厳しいですが、TBSラジオも何とか聴くことができます。AMラジオの感度というのは実は結構大切で、例えば西のほうに進んでいる場合、地元局をこまめに切り替えるよりも、大阪あたりの放送局に合わせたまま進めばいちいちチャンネルを変えないでも済みます。NHK第一放送の場合、東京・名古屋・大阪あたりの周波数はプリセットしておくと東海道を東西に移動することが多い場合は結構役に立ちます。ただ、昼間の移動中には地元のラジオ局をサーチしてあわせておけば、そこから思ってもみなかった情報が入る可能性もあるので、あまり遠方の局やCDによる音楽を聴かない方が旅先で思わぬ面白いことに遭遇できる確率は高くなるような気がします。

そういうわけで、基本的にはラジオさえしっかり入感すれば車中泊の旅では何とかなるような気がするので、オーディオでMP3やWMAが聴ける純正オーディオは、長いドライブ中に気分転換したいような時には用意してきた音楽を車内で楽しめるということもあり、これはこれでありかという感じですね。パソコンを使ってデータCDを焼ける方なら、必要十分の機能ではないかと思っています。


カテゴリー: 車中泊に適した車種 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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