モバイル活用ガイド」カテゴリーアーカイブ

管理人が導入したサービスの使い勝手を報告したり、新たにモバイル通信を利用して日常や旅の中で役立てたりする活用術について報告します。

情報源はネットだけに偏るとお得な情報を漏らすこともあるかも知れない

スマホがもはや当り前に持つことが普通になり、状況によっては持たないと利便性のある生活ができないくらいまでのところになっている中で、情報の入手先がインターネット経由のスマホからほとんど入手する方が増えているというのは、もはや仕方がないような気がします。テレビ離れという状況がそもそもネットへの移行ということでしょうし、新聞からの情報は意義があるとは思いますが、購読料の値上げということだけでなく、そのままにしておくとどんどん新聞紙がたまっていくことになります。

新聞の記事をそのまま配信するようなサイトもある中、主なニュースを見るだけならネットのこまめなチェックだけでも何とかなると思った人は新聞の購読を止めることにもなります。もちろん、新聞社独自のネットワークを使った特集記事など、新聞でなければ読めないものもあるので、今でも新聞の有益性というものの否定はしませんが、最近は新聞に限らず何でも値上げの波が押し寄せ、食べる物は必ずかかるのでその分ネットで代用できる新聞を止めたり、テレビだとNHKを解約してチューナーレスのスピーカー付きモニターでネットからの動画配信・ネットテレビからの情報を入手すれば良いと考える方も出てきています。

私の場合は新聞購読は現在止めていて、どうしても読みたい記事がある場合には近くの図書館で保存されている新聞を読みに出たり、必要に応じてコピーを取ることで、新聞購読をせずに済ませていますが、テレビは解約することなくBS放送まで受信契約をしています。

というわけで、私の場合かなりの割合でネットからの情報に頼ってしまうことがあるのですが、ネットで知る前にテレビでの情報を活用することもあります。昨日、たまたまテレビをながら見していたら、全国チェーンの飲食店がお盆に一部商品の値引きサービスを行なうコマーシャルが流れていました。普通、お盆の飲食店といえば「お盆特別メニュー」のようなお品書き変更が行なわれ、いつもより高くなるようなケースも以前にはありましたが、逆にお盆だからお得になるというのは、やはり利用したくなります。

ただ、テレビのながら見をして得た情報なので、最初にはどのチェーン店かぐらいしかわからなかったのですが、そこは店名でネット検索を掛けると、そのキャンペーンの内容を確認することができました。そのチェーン店は専用のスマホアプリを持たないので、他のチェーン店と違いアプリに登録しておくとスマホにお得な情報があった時にスマホに直接通知してくれるような事がないので、どこかでこうしたお得情報を入手する必要があります。今回はたまたまテレビコマーシャルに目が留まったわけです。

このような情報は先にネット上でたまたま見付かることもあるのですが、状況によっては目に入らずに逃してしまうところもやはり多いのだろうと思います。今回はたまたまテレビCMで得た情報をきっかけにして、この休み中には有難い昼食を安上がりにできましたが、それ以外にも店頭のポップなどを見て後からネット検索をするとか、どこかで見付けたキーワードをネットを使って確実なものにするような、ネットと他のものを複合的に使うことを心掛けると、よりこれからの生活がやりやすくなります。

そういう意味では、スマホをネット接続用にだけ使うのではなく、気が付いたものを撮影して保存しておき情報用ソースにするか、直接画像検索に掛けるとか、自分の目に入ったものを記録する道具としてもさらに活用していきたいと思っています。


「サブスク」は本当にお特なのか?自分の中で何にどこまでお金を掛けるべきなのか冷静に考える

前回紹介した家電量販店「ヤマダ電機」の安心会員はこちらから解約を申し出ない限り、一年に一度4千円あまりが引き落とされる、いわば「サブスク」のサービスなのですが、現在はあらゆるサービスの中に「サブスク」という選択肢がある社会になってきています。

飲食店では一定額を払うことで定期的な物品の提供がされたり、ジムでは月額の支払いで施設を使い放題になったりしていますね。考えてみると、モバイル通信の世界では、改めてサブスクという言い方はしなくても一定額を毎月支払うことで安定したモバイル通信が提供されるので、これもサブスクの一種として考えても良いのかも知れません。

現在私が毎月支払ってサービスを受けているものとしては、アマゾンプライムを始めとしてヤマダ電機の安心会員の他に、JAFの年会費やラジコのプレミアムサービス、そして光通信を含めたネット関連費というのもその中に入るでしょう。現在払っているのは、それなりに毎月かかる費用について適正だと思っていますが、何でもかんでもサブスクにしてしまうのはちょっとどうかと思います。

基本的に、節約をする場合には必要とするものだけを買うようにすれば良いのですが、毎月何にいくらくらい使っているのかをデータ化した場合、必要最低限とした金額と、サブスクの月額がほとんど変わらないという方は積極的に使えば良いと思います。特にモバイル通信の費用というのはそんな感じで加入して使っていて、今よりさらに条件が良いものがあれば、後くされなく新しいサービスに移ることができる(止められる)ものが良いでしょう。

現在、ちょっと加入しようかどうしようか考えているのが、旧Office365の「Microsoft365」です。今まで紹介してきたのは主に月額のサブスクですが、こちらの方は個人向けであるMicrosoft 365 Personalの年間の利用権を購入することで、いつでも最新のオフィスアプリを同時に5台まで使え、インストールできる機器にはスマホ・タブレットを含め制限なし、さらにMicrosoftのクラウドサービスOne Driveが最大1TB利用できて年額14,900円(月額1,241円相当)となっています。

買い切りのオフィスアプリと比べてこれを高いと見る向きもあり、私自身もそういう感じで見ていたことは確かです。また、最新価格が値上げされたように今後もMicrosoftの考えによって値上げが行なわれ、利用コストが上がる事についても納得して使わなければなりません。ただ、モバイル用のPCとして常にネット接続をすることが前提のChromebookを使うようになって、改めてクラウドの存在価値というものを考えるようになりました。そこでキーポイントになるのがMicrosoftのクラウドサービス「One Drive」1TB利用可という事のメリットです。

実は、One DriveでOfficeで作ったファイルをオンラインで使うと、パソコンにMicrosoft Officeがインストールされていなくても、「Office for the Web」というオンラインで使えるOffice環境を利用することができます。どうあがいてもOfficeをインストールできないChromebookでも使えます。当然パッケージアプリと比べると機能制限は付きますが、Word文章をちょっと直したり、Excelで作ったデータに入力するといったことなら問題なくできます。さらに嬉しいのは、Office for the webで入力したデータは、One Drive上で使うとその都度こまめに保存しなくてもその内容が反映されるようになっています。

ちなみに、WindowsパソコンですでにOfficeアプリをインストールしている場合は、ファイルを開く時にFor the Webかアプリかを選択した上で開くことができるようになっています(ウェブブラウザから開く場合)。機能制限版のfor the webでは修正できないような変更をする場合にはパッケージ版も併用できるので、仕事やプライベートなどでOfficeを使っている場合はOne Driveとセットで使うのが便利だし当然使用頻度も多くなります。

このように便利なOne Driveではありますが、無料で使えるOne Driveの容量は5GBと心もとないので、すでにパッケージ版のOfficeを導入している方でも容量の増量は考えたくなるところです。

ちなみにOne Drive単体での利用については容量100GBのMicrosoft365 Basic(こちらはOfficeアプリは利用できません)だと年間2,440円(月額は203円相当)となっています。これだけあれば十分ということであれば、この金額はそれほど高くなく(私が現在契約しているラジコプレミアムの月385円より安い)、今持っている買い切り版のMicrosoft Officeのサポートが切れるまでは使うのも良いかなと思います。

もし、動画や写真など(スマホで撮影したものをアップロードする設定にしていればなおさら)を多く利用し100GBでは足りなくなってくるようであれば、現在使っているOfficeのサポート期限が切れるタイミングで、今後常にOfficeアプリが最新版になるMicrosoft365を購入して使うというのも、あながち悪い選択ではないようか気がします。

これをMicrosoftの囲い込みと言うのかも知れませんが、本来クラウドについてはGoogle Driveを使わせようとしているChromebookでもやはりOne Driveは便利なので、パソコン上でOfficeを使うという人であれば、導入を考えてもいいのではと思います。

ちなみに、Microsoft 365 Personalは直接Microsoftからでなく、ネット通販サイトでも販売されています。売価そのものが定価より安くなっている場合(セール時)もありますし、キャッシュバックキャンペーンも過去にはあったようです。ポイント還元の点からも1年分を購入してから安いと思った時には先に購入して、翌年はその安いもので更新するようなパターンにすれば、多少はサブスクに掛かる費用を安くできます。かなり期間が残っている場合でも、安くなった時に追加の権利を購入すれば、登録した時点からさらに一年間有効期限を伸ばすことができます。

ここでは定価より若干安い「オンラインコード版」へのリンクを貼らせていただきます。私もそうですが、通常価格ではできるだけ買わず、ここからセールでどのくらい安くなるのかという傾向をつかみ、その価格と同じかさらに下がった時が購入のチャンスとなります。一年ごとの更新はめんどくさいですが、細かなチェックを行なうことによってサブスク費用を安くできると思えばそれも良いのではないでしょうか。パソコンやタブレット、スマホを複数持って使い分けている方は、買い切りタイプの製品を使っていると、特にWindowsとMac、AndroidとiOSが混在している環境の方はソフトにかかるコストを考えると、年間ライセンスのみで複数端末で使う方が安く使えるようになりますので、そのような使い方をされている方は改めて導入を考えてみてはいかがでしょうか。


ヤマダ電機の「安心会員」特典のデジタルクーポン化はお財布の中味を軽くするためには有難い変更だった

ネットでの買い物をすることが多いものの、長く使うもので不具合が出た場合においそれと買い換えることができないようなものについては、実店舗での購入が推奨される場合があります。私の場合は今はその電気代の高さに今後どうしようかと考えているものの、今でも問題なく動いているテレビなど大物家電がそれに当たると言えるかも知れません。

大手家電量販店の中でも、私はヤマダ電機の「安心会員」(NewThe安心)にずっと加入しているのですが、年間4千円ちょっとの会費を払っていると、このプランではヤマダで購入したものだけでなく、他社(ネットを含む)で購入したものでも、ヤマダ電機で取り扱っているメーカーの品であれば、購入後からしばらくの間はメーカー保証と同じような保証が受けられます(現在、こちらの安心会員の新規受付は終了していてヤマダ電機で購入した商品に限っての保証が受けられる「ヤマダ安心保証」へとサービスが変わっていますのでご注意下さい)。私の場合かつて、ヤマダ電機で購入していないテレビの部品を、自宅にメーカーのサービスの方に来てもらって2回換えてもらったり、冷蔵庫の部品についても(こちらはヤマダ電機で購入)同じように出張修理をしていただきましたが、その際の修理費の負担はありませんでした。

さらに、新旧プラン問わず会員になると2ヶ月ごと500円ずつ、一年間にわたって現金と同じように店舗で使えるクーポン券が6回(3,000円分)出るのですが、このクーポン券は今まで冊子になったものを切り離して2ヶ月に一回使うような形で郵送されてきたのですが、それがこのたびスマホアプリから呼び出せる電子クーポンに変更になるというメールが来ました。ただこれは任意で、今まで通りの郵送も選べるということですが、このクーポン券は財布の中に入れていると結構邪魔になり、ちょっと出掛けた先でクーポン券を使おうと思っても、常に財布の中に入れていなければ使えないという不便さが何とかならないかと思っていたので、すぐにデジタルクーポンの申込みをしました。

とりあえず、私の場合は今のところ以前の「NewThe安心」の会員として維続できるようなので、2023年の10月から使える形のデジタルクーポンになるようです。安心会員の仕組みは2023年の1月に変わったようで、今から入る方はヤマダ電機で購入する必要はあるものの、現在加入可能な「ヤマダ安心保証」の保証でもメーカーの修理対応の派遣費用や部品代をもしもの時には面倒見てくれるので、修理対象の家電を買う時にはアフターサービスを考えると、悪くない選択だと思います。幸いにして私のところでは最近は大きなトラブルはなく、もし今度テレビが使えなくなったら買い替えになると思いますが、その際はよほど購入価格に開きがなければもしもの時の出張修理をお願いできる特典のある方を選ぶだろうと思います。

ちなみに、修理対象の商品はどちらの保証でも同じで、テレビ・大型マッサージチェア・洗濯機・乾燥機・電子レンジ(オーブルレンジ)が6年間、エアコン・冷蔵庫が9年間の保証になっています(「ヤマダ安心保証」ではテレビと冷蔵庫の大きさにより対象にならないものがあります)。これらのうち大型テレビ・洗濯機・乾燥機・エアコン・冷蔵庫の故障というのは大きくて入れ替えもすぐにできない場合もあるので、すぐ新しいものを買うよりも、出張修理で直せるものならこうした保証に入るのも十分に有りだと思います。

最近は出張修理をお願いする機会はほとんどないこともあり、年会費を支払った分の少しでも取り戻すためにも、電子化されたクーポンを使い忘れることなく、日々のちょっとした買い物に役立てられればと思っています。ただこうなると、ますます日常的にスマホを持ち歩き、その中に多くの機能が入る事になるので落としたり失くさないような注意をする必要が増々出てくるようになるでしょう。

私はネックストラップをして胸ポケットに入れるくらいの小さなサイズのスマホにデータを移行させていますが、外出時には体から離さないように気を付けています。こういう話をするとスマホは便利だなと思いますが、出掛ける時に持って行くのを忘れたり、充電が切れたりしたら何もできなくなってしまう事にもつながるので、その点も十分考えた上での外出を心掛けたいものです。


熱中症の危険のある中であえて外出するよりもネットの生LIVEを利用して多くのコンテンツを楽しむ方が良いか?

ここ数日、東北地方、特に秋田では雨による甚大な被害が出ているようでお見舞い申し上げます。私が実際に出掛けたところでは、黄金崎不老ふ死温泉のところにも水や土砂が押し寄せたようで、今後の大雨が心配になりますし、今後の営業についても相当大変になるのではないかと心配しています。東北以外の地域でも体温を超える気温にまで外の気温が上がっているので、三連休に出掛けて体調を悪くするような事が各地で起こっているのではないかと、こちらも心配になります。

私自身は、さすがにこの状態で外出する気にはなれず、この連休は自宅に籠もっておりました。ただ、連休ということで多くのイベントがあり、個人的には出掛けたかったのですが、体の方と相談してインターネットの配信がされているスポーツイベントをモニターや大画面テレビで映して行った気になって楽しんでいました。

今の時期は高校野球の地方予選が行なわれていますが、以前は地上波テレビで予選の早い段階から生中継されていました。これは、日本のスポーツ中継において夏の甲子園大会が最も早くからラジオ・テレビでの中継を行なっていた名残りだったのではないかと思います。ただ、歴史的に野球が最も古いスポーツ中継で、甲子園大会がそのはしりだと言っても、高校生のスポーツは野球だけではないという批判もあります。選ぶスポーツの違いだけで県大会の1回戦からテレビ中継をするというのは、さすがにフェアではないのでは? と私も思います。

高校野球の地方大会も大詰めになればテレビ中継はあるものの、最初から色んな試合を見たいという場合には基本的には実際に球場に出掛けるしかないというところなのですが、実はネットの世界では現在主な試合については全国の地方大会でライブ中継を実施しています。自宅でも外でもインターネット環境があれば、地元の試合だけでなく全国各地の地方大会の様子をLIVEで見ることができます。私はヤフー系列の「スポーツナビ」から見ているのですが、パソコンの小さな画面ではなく、大型テレビの画面で見たい場合には、ChromebookをHDMIケーブルで接続して大画面テレビで見ると、ほとんど普通にテレビで見ているのと遜色ありません。

当然エアコンを付けっぱなしにして大画面テレビを付ければ電気代はかかるのですが、外出するにもエネルギーは要りますし、移動するためのガソリン代やイベント入場料その他もろもろがかかるわけですから、みんなで楽しむにはこうしたやり方で家で楽しむ事も有りだとは思います。ただ、Chromebookの画面をそのままテレビ画面に映そうとしてケーブルをつないでも、なぜか一面壁紙の初期画面しかテレビには映らない時があります。この現象を解消する方法があります。

Chromebookの「Ctrl」キーを押しながら、上部にある「全画面」キー(上部左から5番目)を押すことで、それまでうまくシンクロしていなかったChromebookの画面がそのままテレビに映し出されるようになります。自宅にいる時だけでなく、外出先のホテルのテレビにChromebookの画面を映すことが簡単にできるようになるので、私のようにChromebookをモバイル環境で使っている方なら覚えておいて損はありません。

高校野球が心底好きな方は、全国の有力校がどのような戦いをしているか気になって実際に遠征する方もいるかも知れませんが、全ての試合ではないものの全国の試合が無料(通信費は別ですが)で自宅にいながらにして見られるので電気代を掛けても自宅から出ない方が良いのではと思います。

Amazon FireStick TVを持っている方は、アプリとしてYouTubeアプリを入れることによって、他の競技についてもYouTubeなどでの生配信が行なわれることも少なくないので、パソコンやChromebookを使わなくてもテレビだけでLIVEを楽しむことができます。次回のパリオリンピックの選考がかかる卓球の国内・国際試合もLIVE配信されているので、スケジュールさえつかめば、テレビのニュースの結果でしか見ることのできない様子も、試合の内容をすべて網羅して見ることができます。YouTubeでは、Jリーグはハイライトしか見られませんが、昨年にはJFL(Jリーグ下部のリーグで上位チームにJ3へ昇格への道もあるリーグ)昇格プレーオフの中継をYouTubeで行なっていました。

その時には元日本代表で現在は沖縄県在住の高原直泰選手兼監督がいる沖縄SVが奇跡的に昇格した試合をアナウンスなどが全くない中継ながら、満喫することができました。沖縄SVは、会社組織として単にスポンサーに依存しない体質を作るため、高原氏が主導し沖縄でコーヒー栽培を行ない、その利益でクラブを運営していくという、全国でもないチャレンジをしながらJリーグ入りを狙っています。今シーズンのJFLでの成績は残念ながら最下位ではありますが、JFLの試合もYouTubeでLIVE配信されているので、コアなサッカーファンの方は自宅に居ながらにしてその様子を楽しむことができます。これらは主に私の興味あるスポーツについての情報ですが、この他にもBSを含むテレビでは放送されないスポーツ中継をネット中継しているところがあるかも知れませんので、探してみるのも良いでしょう。

基本私はAmazon FireStick TVのアプリを使って見られないものについては、パソコン(WindowsかChromebook)の画面で見ているものを大型テレビに映すことにしています。その際必要になるのはテレビと接続するHDMIケーブルおよび、Type-C端子しかないChromebookについては変換ケーブルが必要になります。スマホやタブレットからは単にケーブルで接続しても画面がテレビに出ない仕様の製品が多いので、すでにケーブル接続だけでテレビ出力可能なハードを持っている方以外については、基本的には安いものでもパソコンを使って画面を映す方がコスト的には掛からず、個人的にはおすすめです。


「DiXiM Play Amazon Fire TV版」をチューナー付きテレビにインストールする意味について

私が便利に使っているモバイルモニターは、当初2チューナーが付いた単体のテレビチューナーを使って、省電力でテレビを見るために買ったのですが、HDMIケーブルで接続するとチューナーの近くでしか使うことができず、不便に思っていました。購入したチューナー(IOデータのREC-ON EX-BCTX2という機種)にはパソコンおよび、スマホ・タブレットを使ってワイヤレスでテレビ放送やチューナーにつないだハードディスクに録画した番組を楽しめるアプリが無料で使えるのですが、モバイルモニターにはOSが付いていませんから、そのままでは無線で接続することはできませんでした。

Amazon Fire TV用に専用のアプリはあるのですが、その仕組みはスマホでテレビを見ている映像を同時に映す(キャスト機能)ようなものだったので、アプリ単体でチューナーに無線でアクセスするようなものはメーカーから提供されておらず、それも仕方ないと思ったところに出てきたのが、今回紹介する「DixiM Play」というアプリでした。FireStick TV版もあり、それを使えばテレビ放送および録画しているハードディスクにも無線でアクセスでき、モバイルモニターにFireStick TVを接続すれば、家の中であればどこでもテレビが見られるようになることを知り、速攻で買い切り版を購入して今に至ります。

実は2023年7月17日まで、一連の「DixiM Play」アプリのセールが行なわれていまして、FireStick TV用(Fireタブレット用と間違いやすいので注意しましょう)が買い切りで何と550円(通常価格は1,650円)で売られていました。ただ、移動して使う場合には無線でテレビを見られるようにするのは便利ですが、今使っているもう一つのFireStick TVはアンテナとつながっている大型テレビにつながっているので、あえて別に設置したテレビチューナーから無線で飛ばしてテレビを見るかというと、見ることはないので無駄だと思われました。ただ私の場合テレビを見る以外にも使い方があることに気付き、追加でライセンスを購入しました。これで2本のFireStick TVでDixiM Playが使えるようになったわけです。

なぜ追加で購入したかというと、実は今テレビ本体での録画を止めて録画を外付けチューナーに接続したハードディスクに一本化しようと考えているのですが、そうするとテレビチューナーにつないだ機器から録画番組を見ることはできても、画面の大きなテレビからは録画した番組を見ることが難しくなってしまいます。そんなわけで外付チューナーで録画した番組を見るためには、FireStick TVにDixiM Playを入れて、そこからチューナーにつないだHDDにアクセスさせることが必要だったのですが、DixiM Playセールのおかげでアプリを安く手に入れ、テレビの機能アップを図ることができました。

私が今使っているテレビは本体にハードディスクがあり、2チューナー内蔵のものではあるのですが、本体のどこかがこわれてしまうとそれまで本体内に録画していた番組を見ることは難しくなってしまうリスクがあります。現在はチューナー単体にハードディスクを接続しているので、必要に応じてコピーやムーブすれば、他のテレビでも視聴可能ですし、チューナー単体の故障のリスクも少ないと思います。今後新しいテレビを購入する際には、あえて本体に複数のチューナーが無いものにして、録画は全て単体チューナーで行ない、録画したテレビ番組をテレビで見るためにFireStick TVに入れたDixiM Playで見るようにすれば、消費電力を考えてそれなりに安いテレビにしても十分使える感じがします。無線で自宅内で使うことを前提にすると、単に録画番組を見るためだけにFireStick TVにDixiM Playを入れても、それなりに意義はあるのではないかと思います。

DixiM Playは、しばしばセールが行なわれ、期間限定で安く購入できますので、今回のセールを逃してしまっても、次の機会を待つようにして、使っているハードに合わせたアプリを購入することをおすすめします。今回はたまたまアマゾンのセールの直後にDixiM Playのセールが行なわれたのはラッキーでした。以下のリンクはアフェリエイトとは関係ございませんが、同じものでも通常価格のものとセール価格のものが並列して出ているので、セール時に通常価格のものを買うことや、月額払いではなく買い切りのものにする他、対応するOSがとにかく多いので、Fire TV版を買うつもりでFire タブレット版を間違って買わないように気を付けて下さい。

https://store.dixim.net/


Chromebookをリモート接続させて実際に外出先からWindows11を使ったレポート

個人的には「ついにここまで来たか」という感慨があるので、同じようなテーマでブログを書き続けてしまっていてすみません。今回は、実際に車中泊を含む日本国内のお出掛けに行った先で使う状況を再現しようと、自宅のWi-Fiが届かないくらいの近所にある、日中には十分にクーラーが効いて涼むことができる市立図書館の学習室のスペースをお借りして、実際にChromebookをリモート接続させてきちんと自宅にあるミニPCの電源を入れ、さらには自宅と変わらない状況で作業ができるかという事について、試してみることにしました。

まず、私のChromebookの起動画面はこんな風で、Windows11のスタート時のデスクトップと比べるとかなりスカスカになっていて、アイコンもデスクトップには置かれていません。ただこのままではChromebook自体がインターネットにも接続されていないので、ペアリングしているスマホから直接テザリングをして、高速によるインターネットが使える状況にしました。ちなみに、使っている回線はnuro mobileのNEOプラン(ドコモ回線)で、月20GB高速利用可能で、使い切ると最大1Mbpsに制限がありますが、今回は高速通信の状況にし、実測では28Mbpsくらい出ていました。

Chromebookがネットに接続できたら、次に自宅に置いてあるミニPCを起こすために、スマホにインストールしているAlexaアプリを開き、さすがに図書館なのでスマホに向かって声を出すのは迷惑になりますので、キーボードから指示内容を入力して動かすモードにし「パソコンをつけて」と打ち込んだのが上の写真です。チャット風の画面になり、Alexaの方も文章で答えてくれますが、今回の場合は単に電源を入れるだけなので、Alexaから「はい」と返ってくれば正常に動作しているということになります。

そうして、改めてChromebookからリモートデスクトップの画面を呼び出し、ミニPCとのリモートデスクトップを接続すると、今まではChromeOSしか使えなかったChromebookの画面に見事Windows11のデスクトップ画面が表示されるようになりました。これで、このままWindows11をリモートコントロールして使うことができるようになりました。ちなみに、この文章もリモートデスクトップを使って自宅から離れた図書館の自習室からChromebookを使って書いています。

作業を終了する場合にはそのままシステムをシャットダウンしてしまって大丈夫で、再度使いたい時にはまた改めてスマホのAlexaアプリでパソコンを起動させるようにすれば、使いたい時にだけ外からミニPCの電源を入れ、その場でWindows11を使っての作業を再開できます。

ちなみに、それなりの高速で接続しているせいか、かなり早めのタッチタイピングにも画面は十分追い付いてきて、長文を書いていても自分の中でストレスがたまることはありませんでした。

今回は公共の場所でもありコンセントを自由に使うことはできませんでしたが、来店を見越して席にコンセントやWi-Fiの用意があるファミレスやカフェなどで使う場合は、特にWi-Fiテザリングをしているスマホの電池の減りを気にすることなく、比較的長い時間でも使い続けられるのが良いですね。

Chromebook自体はそこそこ電源に繋がなくても長い時間動くとは思うのですが、スマホは電池の減りが気になるので、通常はモバイルバッテリーの用意も必要になるでしょう。本格的に旅行に行く場合は、もう少し大きなモバイルバッテリーを持って行き、使わない時にでも充電しておけば何とかなりそうです。

まあ、単にブログを書くくらいでしたらWindows11を呼び出してそこで作業をしなくても、Chromebookのみで完結してしまうのですが、Windowsでしか動かないソフトを使いたいような事も全く無くはないので、これだけ普通に外でも自宅のように使えることがわかり、基本はChromebookの機能を使いつつ、必要に応じて自宅でWindowsを扱う時と同じ作業ができるようになり、この環境を作るためのコストも少なくできたので、今後はモバイル用に高性能のノートパソコンを用意しなくても良くなるということで、私のモバイル運用を考えても、相当な状況の変化を感じています。

もちろん、これは私のような基本的には動画編集などCPUに負荷を掛けるような作業を行なわないからこそできるという事はあるのですが、どこまでがこの組み合わせでできるかということを把握すれば、多くの方でもそれなりに使えるのではないかと思います。さらにこの組み合わせの有利な点は、高価なハードを持ち出さないことによる気楽さではないかと思います。

出先でChromebookが壊れるくらいの大トラブルが発生したり、車で走行中に冠水しそこから逃げるような事が起こったとしても、Chromebook自体にはデータが入っていないだけでなく、比較的安価に再調達が可能なので、いわゆる「命の次に大切」なものとはならず、割り切って置いていけます。災害時に大きくて重いモバイル機器を持ちながら移動したために命の危険があっては大変ですから、外に持ち出すものは最悪失っても大丈夫なものを使うという意味でも、格安で手に入るようなChromebookがあればストックして、リスク対策のモバイルマシンとして持つのも十分有りではないかと私には思います。

こうなってくると、今の他のWindowsノートを買い替える場合に、素直にWindowsノートを買うのか、今のミニPCより高性能なミニPCを追加購入してモニターの裏にセットして自宅内で移動できるようにして使うか、ちょっと考えてしまいます。とりあえずは今のミニPCを使いながらCPUインテルN100の実力を普段遣いの中で見極めながら、次の手を打っていきたいと今は考えています。


CHUWIのミニPCをアマゾンのスマートスピーカースキルを使ってスマホから電源投入のあらまし

CHUWIのミニPC「LarkBox x 2023」は実に小気味よく動いてくれています。今のところ自宅で使う分には全く問題ありません。購入時期についても、アマゾンのプライムセールが始まっても、私が購入した楽天の公式ストアからの購入金額の方が安かったので、この時期のほぼ最安で購入できて満足しています。

これから外出先で使いたい場合には電源を入れてから出掛けるようにしようと思っていたのですが(最大でも25Wと消費電力が少ないので)、やはり電気代高騰と、ここ数日の天気でエアコンをフル稼働させているので、少しでも電気消費量を抑えるために、できれば外からミニPCの電源を入れたいというのが次の課題だったのですが、思わぬところから解決への道が見えてきました。

というのも、アマゾンのスマートスピーカーだけでなく、スマホにアプリを入れておくとスマホに話し掛けたりキーボード上から司令を出すことで設定した家電などをコントロールできる「Alexa」の「スキル」の中に、パソコンの電源を外から入れることができるスキルの中に「Wake ON LAN」というものがあることを知り、もしかしてこれで有線LANに繋がったミニPCをコントロールできるのではないか? と思って試してみたのです。具体的なやり方については以下のリンク先に詳しく書いてあります。

Amazon Alexa のWake on Lanスキルを使って0円でパソコン電源をONする

ちなみに、LarkBox x 2023はデフォルトでWake on lanが使える状況になっていました。私は以下のサイトと同じ手順でデバイスマネージャーから辿ってみて、Wake on lanが有効になっている事を確認しました。もしうまく動かないのであれば、改めて使えるように設定を変更してみて下さい。

https://eizone.info/window-wake-on-lan/

後はミニPCのMACアドレスをメモし、その後でAlexaのスキルを導入し、設定をする中でパソコンを追加し、改めてAlexaにパソコンを認識させれば、特別なハードもアプリを使うことなく、少なくとも私の持っているLarkBox x 2023では問題なくスマホのAlexaアプリ上から音声でもキーボードからでもミニPCを起動させることに成功しました。スマホにアプリを入れるだけならスマートスピーカーを買わずに使えるので、正に追加投資0円で外からパソコンの電源を入れられることになりました。

当初予定していたSwitchBotを使って物理的にパソコンの電源ボタンを押す場合は、SwitchBot本体とハブが必要で、合計約1万円くらいの追加投資になるので、正直スイッチを入れるだけの事に1万円も掛けたくないというのが正直なところでした。それが無くなり、私の場合には既に自宅内ではアマゾンのスマートスピーカーを購入して使っているので、自宅でも物理スイッチを押さず「アレクサ、パソコン(この部分は設定で変えられます)を付けて」という一言でミニPCの起動が可能になり、かなり便利です。

あと、物理スイッチを起動のたびに押さなくても良いということになると、ハード自体のスイッチ故障のリスクからも逃れられます。家でChromebookを使いながらWindowsを使いたい場合には、近くにあるスマートスピーカーに向かって「アレクサ、パソコンを付けて」と呼び掛けるだけで電源が入るので、改めてリモートデスクトップを立ち上げれば、Chromebook上でWindowsを使うことができます。

たまたま昨日と本日の二日間、アマゾンのセールで、一番安いタイプのスマートスピーカーが格安で購入できますので、外出先はともかく家の中で簡単に起動させたい方は購入するのも良いのではないでしょうか。運悪くセールを逃した方でも、時期を待てば値下げされて販売されることも多いので、うまくこうしたデバイスを活用してさらなるモバイル生活へと進んでいくのも良いでしょう。


SMSの通知と確認ができるスマートバンドの便利さを久しぶりのフリマ購入で感じる

このブログでは、過去にSMSを同じアプリを使っている人に対して無料で送ったり、LINEのようにグループを作って携帯電話番号でやり取りできる「+メッセージ」アプリの利用について書いたことがありました。最近乗り換えた楽天モバイルではアプリが使えないことと、技術的にはできそうなLINEのような電話(テレビ電話)機能がないため、やはり友人と連絡を取り合うにはLINEの方が優先してしまっています。+メッセージアプリがいまいち普及しない点については、もっと便利に使える機能を付けるべきではないかと思うのですが、それはそれとして、最近ではSMS(ショートメール)は自分から出すものでなく、受け取るものという意識が高まっています。

というのも、先日来新しいパソコン(ミニPC)をセッティングしている関係上、新しいハードで様々なサービスを使うのに、ブラウザで各種サービスを使うためには2段階認証の手続きが多く、なかなか大変でした。多くの場合、登録した電話番号に直接SMSを送信することで、そこに書かれている認証番号をウェブサイトに入力してサービスを使えるようになっている場合が多くなっています。

今までは、スマホのメッセージアプリ(+メッセージを含む)で2回線入れている電話番号に届いたSMSの確認をしていたのですが、今メインで使っているRakuten Hand5Gの指紋認証は画面に指を付ける方式のため、なかなか認識しないこともあり、すぐに認証番号をWeb上から入力することができず、不都合を感じることがありました。

そこで、今までは使っていなかったスマホと連携しているスマートバンドでSMSが届いたら通知してもらうように設定することを今さらながら思い付きました。今までは電話が入った時に振動で通知されるようにはしていたのですが、友人から来ることはないSMSを通知しても仕方がないと思っていたのですが、実はウェブ上の手続きをスムーズに行なうにはとても便利なことがわかったのです。

実は昨日、過去に使ったことはあるものの、しばらく全く使わなかったネットフリマサービスを使って物品を購入しようと思ったのですが、時間が経過しすぎたためか、ログインするために2段階認証が必要になっていて、時間限定の認証番号がSMSで送られてきたのですが、その内容は振動で気付いてスマートバンドを見ると、その画面にちゃんとメールの内容が出ているのです。

現在スマートバンドはXiaomiのSmartBand7を使っているのですが、前機種から画面が大きくなり文字も大きくなったので、しっかりと2段階認証で入力することが必要な暗証番号をスマホを開かずに手元で確認することができたのでした。一応どんなものかということで、その表示を撮影しましたのでごらん下さい。ちなみにこの認証番号はすでに有効期限を過ぎていますので、表示しても問題ないものです。

なお、私の利用したサービスでは購入ボタンを押した後にも再度登録電話番号の方にもう一度SMSが入り、再び認証番号の入力をしないと取引完了にならないのですが、それも簡単にクリアして購入手続きがスムーズに終了しました。これはかなり便利で、スマートウォッチを使っていればなおさら、スマートウォッチへのSMS通知を行なった方がちょっとめんどくささを感じる登録電話番号への2段階認証の認証番号はスマホレスで確認、入力まで簡単にできてしまいます。

今回は、中古でも全く問題のないPC関連グッズを買いましたが、一応ネットオークションの方も確認したのですが、フリマでの購入の方が安くワンクリックで購入でき、まだ品物到着前ですが満足しています。今後も、様々なウェブサービスを使わないこともないので、色々と2段階認証を求めるSMSが自分のところに来ると思うのですが、これで多少はわずらわしさが無くなった感じがします。すでにスマートバンドやスマートウォッチを持っている方で、こうした活用をしてこなかった方は、それなりに便利なので個人的にはぜひお試しいただきたいと思っています。


ミニPCの画面をChromebookのリモートデスクトップで利用できるようになって変わったことは

CHUWIのミニPC「LarkBox x 2023」(メモリ12GB・SSD512GB・CPUインテルN100)が届きました。パッケージは普通のダンボールのようで、シンプルなものでした。包装も梱包材の付いた封筒でやってきて、実にラフな届き方でした。ただ中国からではなく日本国内から発送されているので、その点は多少安心です。

大きさ比較のため、写真左にはRakuten Hand5Gを置いてあります。箱の中に入っていたものは、本体と説明書にACアダプターまでは同じですが、以前私が見たレビューでは入っていないとされていた、モニター裏や壁に取り付けられる金具がビスといっしょに入っていました。私の購入したタイミングが良かったのかどうかはわかりませんが、これがあるとないとでは今後の使い方にかなり差が出ます。今後新しいミニPCを購入した場合、安いスピーカー付きモニターを購入すれば、使いたい時にセットで出してきて適当にキーボードとマウスを付けて外に持ち出さないノートパソコンのように使うこともこれでできることになります。HTMLケーブルやType-Cケーブルは付属しませんので注意しましょう。

端子類は前にUSBのAタイプが2つとType-Cが1つ、さらにイヤホンジャック1つで、Type-Cは電源用にも使えます。側面には何もなく、裏には上部から空気を取り込んで吐き出す通気孔と、有線LAN端子が2つ、USB Aタイプも2つ、HDMI端子とディスプレイ端子が1つずつあります。正面のType-C端子とともに3つのモニターを同時使用できるようです。

インターネットは有線ポートにつないでも良いですし、Wi-Fiの設定をしてもどちらでもつながります。Bluetooth機能も使えるように内蔵されています。セッティングの際にはBluetoothマウスは使えませんが、まずは次の作業のためにインターネットへの接続ができるようにすることがまず第一です。あと、キーボードが日本語キーボードの場合は、本体の設定から英語キーボード設定になっている状態を変える必要が出てくるかも知れません。多くの方が日本語キーボードを使っていると思うので、日本語環境のインストールと日本語キーボートレイアウトへの変更を行なうことも大切です。詳しくはネット上で「Windows 日本語キーボードレイアウト変更」と検索すれば出てくると思います。

最初のセッティングはユーザー名とパスワードを登録すればそれほど時間を掛けずにできてしまいます。ただ、モニターはもちろん、キーボードとマウスはUSBでの接続(マウスはUSBの無線マウスで使えます)が必要です。一応、その後マイクロソフトのアカウントを設定(One driveを使っていることもあり)し、それからすぐにWindowsUpdateを当てました。それにはかなり時間がかかりますが、これをやらないと安心してWindowsが使えませんので、ぐるぐる回る経過画面をずっと確認しながら時間をつぶしましょう。

今回、基本的には単体でミニPCをセットして使う予定ですが、単体でも使うために、普段は出さない収納ケース(無印良品製)を引っぱり出してきて、その上に15インチのモバイルモニターとキーボード、マウスをセットしました。本体前にあるUSBのType-Cポートは電源を含め全ての機能が使えるということだったので、そこから直接モバイルモニターに接続したところ、問題なく画面が出てきました。モニターにはスピーカーも付いているので、これでもうWindowsが使えるということになります。次に、手持ちのクロームブックでミニPCの画面を表示できるようにリモートデスクトップの設定を行ないます。やり方は以下のリンクを参照して下さい。

https://support.google.com/chrome/answer/1649523?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop

設定が済めば、ChromebookでWindowsをリモート操作して使えるようになります。電源を入れてパスワードを入れる前の状況でもリモートで画面が出てきますので、外出前に起動ボタンを押して出れば、必要な時に使えるようになります。

ただ、このままだとモバイルモニターとの画面の大きさの差で表示が少しおかしくなってしまいますので、リモートされたWindowsの画面の方から、使っているChromebook(あるいはノートパソコン)の解像度と同じになるようにディスプレイの設定を変更しましょう。これで、主にリモートデスクトップを使ってChromebookからWindows11が使えるようになります。リモートで使っても、ネットサーフィンや動画視聴くらいなら十分にChromebookからできます。全画面表示にしてリモートデスクトップをしていると、このパソコンはChromebookではなくWindows11の入ったパソコンなのではと勘違いしてしまうくらいに使える感じです。

最後に、ここまで来る中で私がやってしまった失敗について紹介します。セットアップ当初からずっとミニPCは有線LANでは接続せずにノートパソコンと同じWi-Fiで接続していたのですが、いったん本体の電源を安全に切ってから改めて本体のボタンを押し起動しているはずなのに、Chromebookの方では「オフライン」となってどうにもならなかったので、改めてモニターを接続して状況を確認してみたところ、何とミニPC本体がうまくWi-Fi接続できていなかったようで、インターネットにつながっていない状態でした。これではリモートデスクトップ以前の問題です。そこで改めてLANケーブルでルーターと接続することにしました。物理的に接続してインターネットにつながれば、Chromebookの方から安定してWindowsにサインインできるようになるので、外出先でのトラブルを避けたい方は、有線でのネット接続を利用する方が良いと思います。

また、Windows11の設定の「電源」のところで、初期設定だと全くパソコンに触れていない場合には一定の時間でスリープに入るようになってしまっているので、これを解除しましょう。解除すると、電力消費に対する警告のような文面が出てきますが、その言い訳的に、このパソコンの電力消費量はどのくらいなのかということを、最後に確かめてみます。

たまたま私が持っているポータブル電源が利用ワット数を出せる表示があるので、バッテリーに繋いで動かし、数値を見てみることにしましょう。


パソコンのCPUに負荷を掛けると電力を消費するということになりますが、ポータブル電源の消費数値は、0から20W前後をウロウロしていて、最大でも25Wくらいで止まって使わないとまた0に戻るという感じでした。リモートで使う場合にはモニター・キーボード・マウスは外してありますので、本体のみの電力消費ですが、本当に省電力ですね。このくらいの電力消費であれば、外でWindowshe使いたいという時にはボタンを押して出て行ってもそこまで電力消費を気にせずに使うことができるかと思います。

もっとも今後は、利用が終わったらリモートで電源を切り、再度利用したい場合には電源ボタンを指で押す動作を外出先からリモコン操作で行なうようなSwitchBotの導入も視野に入れています。それはまた近いうち、SwitchBotがセールで安くなった時に改めて考えてみようかと思っています。


これからのモバイルはもはや常時接続前提で使い倒せる安いハードを利用するのがおすすめ

私はこのブログを始める前から「家で作業している状況を外にも持っていきたい」と思い、試行錯誤を続けてきました。車にあれこれ乗っけて持っていくならば、大型のノートパソコンでも良く、特に昔は外でインターネットを利用するといっても、メールチェックの時だけ接続するとか、長く通信したり大きなファイルをダウンロードすればするほどコストがかかるようになっていたので、いかに短く通信を行なうかということで、小さくてもフル装備(CD-ROMなども付いたもの)のノートパソコンを持っていくことによって、主にはオフラインで作業をし、帰ったら自宅でそのデータをアップロードするというような使い方をしていました。

それが少し変わったのが、今はなきPHSで月定額のインターネット使い放題のプランが出た時からでしたが、最初は最大32kbpsと、今のmineoの平日昼間制限くらいのクオリティしかありませんでした。小さなガラケー型の端末でメールなど文字中心のデータを見るには何とかできましたが、ノートパソコンにつないで通信をした場合、写真などを読み込むスピードは当然ながら遅く、ストレスがたまりました。そんな時期に作成されたのが俳優の阿部寛さんのような文字を中心にした自分のホームページだったのではないかと思います。阿部さんは今もその当時に作ったと思われる形式をそのまま続けていますが、みんなが遅い中で利用する状況がかつてあったので、そうしたホームページの形になったという側面もあったと思います。参考までに、阿部さんのホームページにリンクを張っておきますので、高速通信を使い切ってしまったり、mineoの平日昼間のスピード制限の時にでもそれなりにページが読み込めるかどうか、試してみるのも良いと思います。

http://abehiroshi.la.coocan.jp/

その後、MVNOが出てくる中で自称「通信無制限」なるプランも出てきたのですが、ユーザーが少ない場合にはそこそこ使えたものの、無制限ということでヘビーに使いまくるユーザーが出たり、多くのユーザーが契約したりしたおかげで、元々MVNOは大手キャリアから帯域を借りているわけですから、当然渋滞が起こり、まともに使えなくなります。当時は自宅ではすでにADSLや光通信が使えていたので、制限なく利用することはできていたのですが、外出時に安い価格で誰もがそれなりのスピードでネットを利用できるようになったのは、楽天モバイルが無制限を打ち出し、それに対抗する形でドコモがahamoを出し、他のキャリアでも速度制限が従来の最大128kbpsから最大1Mbpsというプランが出てきてからではないかと思います。

実際、100Mbps以上の通信が普通だと思っている人にとっては、最大1Mbpsは遅いと思われるのではないかと思いますが、スマホやタブレットでウェブを見たり、動画をある程度制限した中で見ることはでき、大きなポイントは低速であればそれなりに使い続けてもさらなる速度制限がされないということです。これにより、少なくともデータをクラウドに置いて外ではその都度クラウドにアクセスしてネットに接続しながら作業をすることができるようになりました。また、自宅にサーバーを設置して、外から自宅サーバーにアクセスし、データを取ったり直接見たりすることも現在はできます。そうなると、持ち出すデータというものはそれほど必要なく、どうしてもネットがつながらない場所で作業しなければならない場合に、データをSDカードやUSBメモリに入れて持ち運べば、もうスマホ単体やタブレットだけでも作業ができてしまうという状況になっています。

というわけで、今後のモバイル機器はどうするのかという事を改めて考えてみると、もはや普通のパソコンを持ち出すのではなく、それ自身でネット接続が可能なタブレットにキーボードやマウスをセットにして持ち出せば、座っての作業もできますし、片手に持ち移動しながらの利用もできます。最少のセットとしてスマホがあるわけですが、スマホの場合は携帯性に優れている反面、画面が小さく、車中泊の夜に動画をゆっくり見るならもう少し大きなディスプレイのあるハードがあると便利だと思います。以前はタブレットの中にダウンロードした映画やテレビ番組を入れて見るような使い方もありましたが、今は最大1Mbpsで通信が可能であれば、事前に用意しなくても、その場でリアルタイムに動画を見ることもできるので、必要に応じて8インチにするか10インチ以上にするか、大きさを選べば良いでしょう。

それに加えて、タブレットをパソコンのように使いたい場合には方法は2つあります。一つはタブレットとキーボードをセットにして使うというやり方です。この場合はBluetoothで接続するのが便利ですが、別々に分かれると、机があれば良いですが、膝の上に両方置いて使うということは難しいです。そうした使い方も考えている場合は、本体とキーボードが分離する2in1のタイプのものにするか、画面が360度回転し、一体化して片手で持てる構造のものにするというのもありでしょう。まさに私が使っているのが本体とキーボードは分離しないものの、本体を回転させてタブレットのようにして使えるChromebookです。

私の場合は外でもキーボードが使えるモバイル端末が必要で(外でもブログを書けるように)、電車内でも一応空いていれば端末を広げて使えるようなものということで、もう一台、WindowsOS搭載の2in1ノートを持っています。ただ、ノートパソコンは持ち出す分落下や衝撃を受けて壊れることを心配しなくてはならないので、学校で複数年荒い使い方をすることを前提に作られている学校用のChromebookのアウトレットは、まさにモバイル利用にはうってつけです。米軍の資材調達基準であるMIL-STD-810をクリアしていて、耐水性のあるキーボードを搭載しているChromebookは多く、いわゆる学校標準仕様のお下がりが安く買えるチャンスがあれば、キーボードを日常的に使うような端末を利用したい場合、モバイル端末としてその種のChromebookを選ぶことで、かなりモバイル環境が変わることになるでしょう。

もちろん、大きな災害などでネットが使えなくなることもあるので、そこまで考えると、Chromebookよりも小型のWindowsが使えるノートパソコンもあった方が良いと思いますが、Chromebookでオフラインであっても、Andoridアプリを動かしてメモを取ったり、最低限の利用はできると思いますので、持ち出すハードを絞り、基本はネットにつなぎながら使うような考え方をすれば、何もかも持っていく必要はなくなります。

タブレット端末やChromebookの場合、電源として大き目のポータブルバッテリーでなくても、スマホの充電もできるモバイルバッテリーを使っての充電も可能です。Chromebookを使いながら充電する場合には出力の問題は出るものの、スマホと同じType-Cから充電できるなら、ACアダプター・ケーブル類も少なくて済みます。車での移動ならポータブル電源を持っていけますが、電車などで移動する時には難しいと思いますので、常にオンラインで外でもスマホ以外のハードが使えるような通信費の使い方をすることが大事になるだろうと思います。

前の日に紹介した千円前後のプランというのは、スマホだけを持ち出す場合でしたが、さらにタブレットやChromebookなどを持ち出す場合には、あえてスマホの回線を安いものにしてもう一回線データ用にするか、それともスマホをテザリングしてスマホだけで賄えるようなプラン一回線にするかが悩みどころでしょう。私は、二回線でデータ専用のスマホをもう一台持ち歩くことで、使い分けていますが、これはその人の使い方によります。私の場合はメインスマホは通話中心にし、もう一台のスマホはテザリングだけでなく車で走行中にカーナビとしても使いたいと思っていたので、複数台のスマホ持ちにしました。今はそれこそGoogle Driveの利用だけでも、そこそこの事はできるようになると思いますので、興味のある方はオンライン中心のモバイル環境作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。