CHUWIのミニPC「LarkBox x 2023」は実に小気味よく動いてくれています。今のところ自宅で使う分には全く問題ありません。購入時期についても、アマゾンのプライムセールが始まっても、私が購入した楽天の公式ストアからの購入金額の方が安かったので、この時期のほぼ最安で購入できて満足しています。
これから外出先で使いたい場合には電源を入れてから出掛けるようにしようと思っていたのですが(最大でも25Wと消費電力が少ないので)、やはり電気代高騰と、ここ数日の天気でエアコンをフル稼働させているので、少しでも電気消費量を抑えるために、できれば外からミニPCの電源を入れたいというのが次の課題だったのですが、思わぬところから解決への道が見えてきました。
というのも、アマゾンのスマートスピーカーだけでなく、スマホにアプリを入れておくとスマホに話し掛けたりキーボード上から司令を出すことで設定した家電などをコントロールできる「Alexa」の「スキル」の中に、パソコンの電源を外から入れることができるスキルの中に「Wake ON LAN」というものがあることを知り、もしかしてこれで有線LANに繋がったミニPCをコントロールできるのではないか? と思って試してみたのです。具体的なやり方については以下のリンク先に詳しく書いてあります。
ちなみに、LarkBox x 2023はデフォルトでWake on lanが使える状況になっていました。私は以下のサイトと同じ手順でデバイスマネージャーから辿ってみて、Wake on lanが有効になっている事を確認しました。もしうまく動かないのであれば、改めて使えるように設定を変更してみて下さい。
https://eizone.info/window-wake-on-lan/
後はミニPCのMACアドレスをメモし、その後でAlexaのスキルを導入し、設定をする中でパソコンを追加し、改めてAlexaにパソコンを認識させれば、特別なハードもアプリを使うことなく、少なくとも私の持っているLarkBox x 2023では問題なくスマホのAlexaアプリ上から音声でもキーボードからでもミニPCを起動させることに成功しました。スマホにアプリを入れるだけならスマートスピーカーを買わずに使えるので、正に追加投資0円で外からパソコンの電源を入れられることになりました。
当初予定していたSwitchBotを使って物理的にパソコンの電源ボタンを押す場合は、SwitchBot本体とハブが必要で、合計約1万円くらいの追加投資になるので、正直スイッチを入れるだけの事に1万円も掛けたくないというのが正直なところでした。それが無くなり、私の場合には既に自宅内ではアマゾンのスマートスピーカーを購入して使っているので、自宅でも物理スイッチを押さず「アレクサ、パソコン(この部分は設定で変えられます)を付けて」という一言でミニPCの起動が可能になり、かなり便利です。
あと、物理スイッチを起動のたびに押さなくても良いということになると、ハード自体のスイッチ故障のリスクからも逃れられます。家でChromebookを使いながらWindowsを使いたい場合には、近くにあるスマートスピーカーに向かって「アレクサ、パソコンを付けて」と呼び掛けるだけで電源が入るので、改めてリモートデスクトップを立ち上げれば、Chromebook上でWindowsを使うことができます。
たまたま昨日と本日の二日間、アマゾンのセールで、一番安いタイプのスマートスピーカーが格安で購入できますので、外出先はともかく家の中で簡単に起動させたい方は購入するのも良いのではないでしょうか。運悪くセールを逃した方でも、時期を待てば値下げされて販売されることも多いので、うまくこうしたデバイスを活用してさらなるモバイル生活へと進んでいくのも良いでしょう。