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本格的なネットテレビの利用者のためにFireTVリモコンに「TVer」ボタンを

私の知り合いにほとんど地上波テレビを見ない人がいるのですが、その人はテレビにAmazonのFireTV Stickを繋いで、様々な映画などの配信やYou Tube、さらに先日のAmazon Primeのボクシング世界戦を楽しんでいるそうなのですが、まだ全ての人がこうしたネット配信を楽しめるかというと、なかなか難しいものがあると言えるでしょう。

ちなみに、私が利用しているFireTV Stickのリモコンにはホームボタンと動画の巻き戻し・早送り・戻り・設定などの基本的なボタンしかなく、Amazon Primeビデオにこそホーム画面からたどり着けるものの、You Tubeを見る場合についても自らアプリをインストールして、ホーム画面の中からアプリを選んでそれを実行しなければなりません。

最近出てきている現行機には、それでもPrime Video、DAZNやABEMA TVなどへのリンクボタンが付いている(製品によってボタンの内容に違いがあります)ものもありますが、恐らく多くの人は、TVerに直リンクされるボタンを望んでいるのではないかと個人的には思います。

というのも、この事は過去に何回も書いてきましたが、地方在住者にとっては首都圏ローカルとでも言うべき番組や、地方ネットのない局の見逃し配信が見られる(ゴールデンタイムの同時配信はFireTV Stickでは現在見られないようになっています)ますし、最近では過去の人気番組のアーカイブが配信されたりするので、著作権の関係で違法アップロードが禁じられているYou Tubeで過去のテレビ番組を見るよりも安心して過去のアーカイブが見られるようになってきています。

私の持っているFireTV Stickはそろそろ古くなってきて買い替えも考えているのですが、個人的にはやはりTVerボタンが付いたバージョンがリリースされるのを期待したいですね。ただそうなると、もはやテレビは必要なくなり、NHKの番組を見ないと決めればチューナーの付いていないスピーカー付きモニターをセットで購入し、NHKの解約をする人も出てくるのではないかとすら思えます。今後のTVerの進化とともに(リアルタイム配信も見られるようなアプリ進化を期待します)、もっと簡単にリモコン上から直接便利なサービスにアクセスできるようになって欲しいものです。


TVerの「リアルタイム配信」を家庭のテレビで見るために用意すべきものは

2022年4月11日から、今までは地上波の「見逃し配信」を主に行なってきた「TVer」ですが、ようやく夜7時前後からのプライムタイムのネット同時配信を開始しました。その事については以前のブログで紹介しましたが、外出先でスマホやタブレット、パソコンで見る場合には問題ありません。ただ自宅で「リアルタイム配信」を見ようとした場合には、一つの問題があります。

「TVer」の家庭用のテレビに直接接続して使う「Fire TV Stick」や「Google TV」のアプリを通して使う場合や、更に「Chromecast」のようにテレビ向けのものでは、家にある大型テレビに出力することはできません。スマホではアプリ経由で利用できるので、アプリの仕様がもともとリアルタイム配信に対応していないようになっているようです。こうした仕様は変えればいいと思うのですが、これにはもしかしたら大人の事情がからんでいるのかどうかはわかりませんが、新しいNHK+アプリのように、現状で大型テレビでNHK地上波のリアルタイム配信や見逃し配信を見られるのとは違って、そうはうまく行かないような状況なのです。

ただ、スマホやタブレット、パソコンで全画面表示にしたものをHDMIケーブルで接続して使うことで、パソコンやスマホで出力した動画をそのまま大型テレビでミラーリングして見ることはできます(画象は両方から出ますが音はテレビからだけ出ます)。首都圏で地上波を見ている人には必要ない「自宅のテレビでネットのリアルタイム配信を見るニーズ」ではあるものの、東京の民放をネットしていない地方にとっては、時間帯によっては地上波TVよりもTVerのリアルタイム配信を今後見るという人も増えてくると思われます。その場合、アプリの方で解決ができないなら、HDMIケーブルと必要に応じて変換機器を購入し、ミラーリングで見ることをおすすめします。そしてそれは、旅行中にも結構役に立つ場合があるのです。

私の場合はスマホではなくウィンドウズが入ったノートパソコンにHDMIケーブルを繋いで見ているのですが、このようにパソコンとテレビをケーブルで接続して画や音をテレビから出すことができるようになると、例えば旅行の際にホテルでパソコンを使う場合、特にそれが画面の小さなモバイルパソコンであればなおさら、テレビの画面をモニター代わりに使うことができるようになります。さらに、様々なネット上のコンテンツをテレビで楽しむこともできるようになるので、有料で映画を購入して見なくとも、すでに加入しているものがあれば、Netflix・Hulu・Amazon primeなどのコンテンツを旅先のホテルでも追加負担なく楽しむことも可能です。

私の場合には10.1インチの2in1ノートを旅に持っていくことになると思うので、やはりそこでの小さい文字の読みにくさは正直あるので、小さいといっても32インチクラスのモニターが使えれば、かなり嬉しいです。今回はそうした旅行用にと考えていたケーブルのセットが自宅のテレビでのリアルタイム番組配信を見るのにも問題なく使えることがわかり、多少手間はかかるものの、やはりこうしたケーブルは持っていて常用した方が幸せになれるのではないかと思います。

ただ、汎用のUSBタイプCとHDMIケーブルを接続するアダプタケーブルについては、iOSやWindowsには使えても、Androidスマホには使えないものもあるので注意です。何を隠そう今使っている変換ケーブルは最初、Androidスマホをテレビにつなげようと思って購入して試したものの、私の持っているAndroidスマホでは使えないことがわかり、それを流用して使っているという状態です。私の場合は購入したこと自体が無駄にならなかったので良かったですが、こうした変換アダプタ系は事前にしっかり今使っているハードで使えるかどうかを調べてから揃えるようにしましょう。


Amazon Fire TV Stickがいよいよ買い替えの時期か?あえて導入を見送るパターンもありか

現在、自宅のテレビにはAmazon Fire TV Stickの第二世代機がつながっています。今までは新しいものにしてパフォーマンスが上がったり消費電力が下がったとしても、そう影響はないのではないかと思ってそのままにしておいたのですが、2022年4月になって、第三世代機以上にしないと使えないアプリというものが出てきました。

現在、Amazonはセールを行なっていないので、すぐに買い替えということは考えていません。恐らく、セールになると半額近くまで安くなると思いますし、今のものでもこれから説明するアプリを使わなければ問題はないわけで、しばらくはAmazonでの価格を見ながら考えてみようと思っています。

というのも、今使えないアプリというのが、NHKが地上波の2つのチャンネルの同時放送および、見のがし配信を提供する「NHK+」というアプリなのです。このアプリはスマホやタブレットですでに使っていますし、NHKを見るには普通に地上波の放送を見れば良いのですが、一つあるのが、見逃した番組を大きなテレビで見たい場合のニーズです。

最近では、先日終了した朝ドラを見逃し配信で見ていたのですが、これがTVerと同じようにリビングのテレビで見られれば便利は便利です。ただ、今回の措置は本格的にNHKがテレビ用にアプリを提供するための前段階ということらしく、その先にあるのは、いわゆるチューナーを持たないモニターやスマホ・タブレットだけを持っていても受信料を徴収するための布石とも思えます。

現在はテスト期間で、アプリを使っても受信者の番号入力が必要なく見逃し配信など全ての機能が使えるようですが、アプリの本格的な導入と合わせて、スマホ用アプリと同じように世帯ごとの受信料番号の入力がないと使えない機能も出てくることになりますし、そもそも直接集金に来ている人にアプリの存在が見付かると受信料を拒否する理由の一つが失なわれます(もっとも、地上波テレビを見ていても受信料を払わない人もいますが)。

ただ、ずっと受信料を払っているのなら受信料分色々とサービスの提供を受けるのが当然だと思うので、Amazon Fire TV StickでTVerとNHK+を併用しながら、地上波テレビとネットを上手く使ってテレビのコンテンツを楽しむ方向へ向かうのも良いと思います。その辺をはっきりさせるまでは、私はAmazon Fire TV Stickを買い替えるかということについては即決せず、今後のNHKの公共放送としてのあり方という事についても考えながら、決めていこうと思っています。

将来的には、もしNHK+アプリが地上波だけでなく4K8Kを含めたBS放送の同時放送・見逃し配信まで対応してくれるなら(今の衛星放送契約は対応テレビを持っていないと4K8K放送は見られないのに料金は同じ)、特別にアンテナを付けなくても良くなりますし、衛星放送の弱点である厚い雲が出ている時や台風の時に見られないというディメリットが払拭されるので、さっさと新たな利用料金を提示してくれれば良いのにと思います。NHKの番組についての考えは人それぞれあるかと思いますが、視聴率を気にする地上波の総合テレビが一番保守的だとすると、BSでも4K8Kあたりになるとそうした保守的な縛りをくぐり抜けた民放にもないような良質な番組も出てくるのではないか? と思うこともあります。

恐らく、そうした衛星放送の内容も同時配信する際には受信料は上がると思うのですが、常に見るわけでもないので、もしNHKが現在povo2.0でスポーツ中継のDAZNで実現しているような衛星放送利用「7日間トッピング」のような新たな受信料パターンを作ってくれれば、基本料として地上波のみの料金を払うこともやぶさかではないのですが。逆にテレビを見ない層のユーザーにお金を払ってでも見たいと思わせる特別なプログラムを作り、お金を出しても見たいと思わせるような番組を作っていって欲しいと思いますね。


ドン・キホーテで発売しているというバッテリー内蔵13.3インチ小型テレビは停電対策ならおすすめ

ドン・キホーテでは当然家電やパソコンも売っているのですが、他のお店では売っていない面白い製品も出ているようです。先日、「13.3V型バッテリー内蔵 私の右腕テレビ」なる持ち運べるテレビが1万円くらいで出ていることを知り、レビュー動画(販売元ではない一般の方のレビュー)を見てみましたが、一昔前ならこれで車中泊の旅も楽しめるという感じで煽ることで多くの人の関心を呼ぶのかなと思うのですが、TVチューナーを持ち運ぶということは、その分しっかりしたアンテナを用意しなければならないという事を考えると、私は車中泊旅にはこうしたバッテリー内蔵テレビをおすすめすることはしません。

今も昔も、テレビを見るためには送信所に向けるアンテナが必要で、アンテナが弱いと家のテレビのように鮮明な画像が出ず、それは走行中であるとなお条件は悪くなります。過去に、観光バスで常にBSの衛星を捉えるために動き続けるアンテナを備えていて、そこでたまたまアメリカ大リーグのワールドシリーズで、松井秀喜選手がまだ現在の頃、普段はポーカーフェイスをくずさない松井選手が歓喜のホームへのスライディングをしたシーンはまさに観光バスの中のNHK衛星放送の中継で見たのですが、それまでの走行中のテレビと比べても画像の安定性は素晴らしく、こんな画像を自分の車でも見られたらと思ったことを覚えています。

ただし、この時代になって自分の車(たとえそれがキャンピングカーであっても)に、こうしたアンテナを付けることはまずコスト的に釣り合いません。ネットで調べると、当時観光バスに付いていたBSアンテナは今でも14万から20万円くらいするようですし、それだけお金を掛けるなら、今のインターネット万能社会においては、別の方法でBS・CSを含めたテレビ放送をテレビ放送の難視聴地域であっても見られる方法はあります。

今売っている製品を使った一番簡単な方法は、自宅に専用の機械を設置し(バッファローのnasuneが有名)、自宅のインターネット回線に機械を接続することで、自宅で見られるチャンネル(地方であれば東京キー局でない地上波の地元局)をそのまま、インターネット経由でスマホやタブレットに専用アプリを入れることで、自宅からインターネット中継をすることが可能になっています。

nasuneには録画用のハードディスクが2TB分積んであるので、外から録画予約したものを、旅先で見ることも可能ですし、リアルタイムで放送している地上波・BS・CS放送を外出先で見ることも可能です。ただしその場合はモバイル回線で画質の悪いSD画質の放送を見るにも、1Mbpsくらいはスピードがないとスムーズには見られませんが、今ではahamo・UQモバイル・ワイモバイルなどでは月3千円くらいの負担で、高速クーポンを使い切っても安定して1Mbpsくらいのスピードが出るため、ネットを介してということになりますが、少なくともドコモ・au・ソフトバンクがつながるエリアであれば、ネットを介して特別なアンテナを使わなくてもテレビ放送を鮮明に見ることは可能です。ただし、接続スピードが1Mbpsを下回ってしまうような場合はコマ落ちや切断も起こりえますのでその点はご注意を。

nasuneなどのテレビサーバーを持っていなくても、現在はNHKがほとんどの時間でテレビとの同時放送や、見逃し配信を行なっていますので(NHK+)、サイトや専用アプリを使えばほぼテレビ放送が見られますし、民放でも徐々にTVer経由で見逃し配信やリアルタイム放送ができるようになっていますので、ここ数年でもっと旅先・車中泊先でのテレビ視聴についての環境は良くなるのではないかと思います。

また、そもそもテレビの地上波放送が曲がり角に来ており、先日のサッカーワールドカップアジア地区最終予選の日本対オーストラリア戦が地上波テレビでは放送されずにDAZNというネット配信の会社による配信放送になっていましたし、来週のボクシングのビッグマッチ、村田諒太対ゲンナジー・ゴロフキンの一戦は、アマゾンプライムビデオに加入している人に配信する形になっているので、もはやテレビでなくインターネットに繋がっていれば山奥でも見られる(もちろん、有料の会員登録が必要ですが)ようになっています。

そんな時代に、持ち運べる小型テレビを買うならパソコンに繋げるバッテリー内蔵のモニターか、クロームブック、Android搭載の安い10インチクラスのタブレットを買った方が良いのではないかと私は思います。当然、元々iPadを使っているというなら、それを活用すればお金はかかりません。

ただ、「13.3V型バッテリー内蔵 私の右腕テレビ」にも良いところはあります。というのも、13.3インチもあれば、自宅のサブテレビとしては十分使えるのではないかと思います。アンテナ線に繋げなければならないという点はありますが、複数の部屋にテレビアンテナソケットが付いている家であれば、リビングを離れて自分の見たい番組を小さい画面ではありますが見ることができます。

ちなみに、このテレビのバッテリー容量は2500mAだそうで、満充電では2時間の連続視聴が可能(カタログスペック)だそうです。1万円程度で手に入るなら、モバイルテレビらしく、フルセグとワンセグにも対応するようなので、停電時に使うために手元に置いておくのもかなり有りではないかという気がします。

自宅の場合、大きな建物の損傷がない限りはテレビアンテナも生きていると思いますので、アンテナソケットに直接テレビを繋げば、停電の時でもテレビを見られるだけでなく、少し容量大き目のモバイルバッテリーで充電も可能ですから(もしかしたらモバイルバッテリーで充電しながら見ることも可能かも知れません)、停電時のテレビ視聴のためにACコンセント付きの高額なポータブル電源を用意しなくても良くなります。モバイルバッテリーくらいだったらネット通販で5千円前後で買える比較的小さめの太陽光パネルでもそこそこ充電できると思います。もし停電が長く続いたとしても、複数のモバイルバッテリーを充電し、スマホとともにテレビの充電をすれば、情報入手については闇雲にスマホで調べるよりも的確にテレビから情報を得られるのではないでしょうか。

もちろん、停電時にはポータブルラジオから情報収集をしても良いのですが、テレビを見る事に慣れていると、停電でもテレビを見ることができるということに安心するところもあるように思います。ただ繰り返しますが、車中泊で山の中でテレビを見るためにこうした製品を買ってしまうと、持って行った先で使えないことにがっかりするだけになってしまいます。もし旅先の山の中でテレビ放送を見たいなら、真剣にnasuneの購入を検討した方が無難ではないかと私は思います。結局は「どこで」「どのように」使いたいかによって必要とすべきハードは違ってきますので、自分の必要とするものを選ぶようにしたいものです。


テレビ同時配信における課題は多くのアクセス集中に対応できるかということ

お正月はお笑いかスポーツかという感じでテレビを見ながら過ごす方も少なくないと思います。昨日は箱根駅伝を見ながら、サッカーの高校選手権へと移行していましたが、実は箱根駅伝中継のあおりを食うような形で、現在勝ち進んでいる静岡県代表の静岡学園高校の試合を地上波でリアルタイム視聴することができませんでした。

ただ、今年は民放の見逃し配信をサポートするTVerから、高校選手権全試合の同時配信が行なわれることになっていて、その様子に期待していたのですが、その期待は裏切られました。

結局のところ、サイトが重くてまともに動画(生配信のもの)が見ることができませんでした。これは、ネット掲示板の書き込みを見ていたことでわかりましたが、普通の方だと自宅のインターネット接続がうまくいっていないのかと思ってしまうかも知れません。

当然ながら、多くのサイトでは集中するアクセスに耐えることができずに繋がりにくい状況になることはそれなりにあります。ただ、テレビの同時配信というものは、ネットで見ている事をあまり意識することなく大画面テレビをインターネットに接続して見ている方も多いと思うので、このような事が頻繁に起こってしまうと、同時配信という試み自体にも悪い影響が出てくるのではないかと思うのです。

今回の場合は、そこまで日本中の人たちが高校サッカーに注目していなかったと思うのですが、それなりに多くのアクセスが殺到しただけで公的なサービスの同時配信が使えなくなってしまうということになると、通常の地上波放送で緊急を要する情報が流された場合、特に外にいてテレビが見られないような場合、相当なアクセスが来ると思うので、そこで高速で接続していても同時配信が見られないような事になってしまったら、社会にも大きな影響を及ぼすのではないかと思ってしまいます。

テレビの同時配信がそんなものだ(多少のアクセス集中で普通に見られなくなる)と思われた場合、ネット配信の仕組みそのものが揺らいでしまう可能性も出てきてしまいます。なにぶんにもおおかたのアクセス予想を超えたアクセスがあるというのは良くあることですが、せめてその場合には動画が開かないのはアクセス集中のためで、画質を落とせば何とか止まらずに再生できるように対応が可能になるとかのアナウンスぐらいは専用アプリからできるような仕組みを作って欲しいですね。

そうでなければ、有料でアクセスできる人数を絞るようなことをしないとネットでスポーツを見ることが難しくなり、それこそDAZNがあれば(DAZNが高校選手権の中継をすれば)良いという風にもなりかねません。

今後、モバイルインターネットが5Gに徐々になっていく中で、普通画質くらいならある程度のアクセスがあっても止まらないで再生に耐えられるようになれば良いのですが。昨年は全国で比較的大きな地震もあり、さらに富士山の具合も気になるので、今のうちにテレビの同時配信で相当数のアクセスが有ることを見越したシステム構築をお願いしたいですね。


有料OCRソフトが使えなくなったので同じく有料アプリでなく無料の手段を模索する

今回の内容はここのところの内容とはちょっと趣を異にしますが、具体的な例はともかく手段としては他の事にも応用が可能だと思うので、あえてここで紹介させていただこうと思います。

実は、大した事ではないのですが紙でもらった資料については、極力電子化してパソコン内やクラウドに保存しているのですが、今回そうした中の一つの資料をパソコン上で編集可能にして追加訂正を行なうことで、新しい資料にしようと思っているのです。ちなみに、書類の電子化といってもそんなに大変なことではなくて、専用のアプリを使ってスマホで書類を撮影するだけで、画像ではなくPDF化して保管することができます。こうすれば紙の書類をわざわざ保管せずとも良く、さらに紙で出したい場合には改めてPDFファイルをプリントアウトすればいいので、紙の書類を探すことと比べたらかなり楽になりました。

こうしてPDF化した書類を直接パソコンで編集できるようにするには、画像化されている文字をいったん読み取って、文字情報と照合するOCRソフトが必要なのですが、以前使っていたパッケージ版のOCRソフトは、なぜか長年使わなかっただけで再度登録が必要なように仕様変更されていたようで、もはや今まで使っていたOCRソフトに頼ることができなくなってしまったのです。

こうしたソフトと言うと、やはり有料のものの方が無料のフリーソフトよりも認識率が高く高機能だろうと思うのですが、私の使い方ならそんなに長い文は読み込むことはないと思うので、何とかお手軽に文字が書かれた画像あるいはPDFファイルを読み取ることのできるベストの方法はないかと思って色々調べていたのですが、新たにソフトをパソコンやスマホにインストールしなくても文字認識が可能になる方法があることがわかったのです。

それは、Googleが無料で提供してくれているGoogle Driveを使います。まずは認識させたいファイルをクラウドであるGoogle Driveにアップロードします。次にそのファイルを「グーグルドキュメントで開く」というメニューから開くだけです。ただ、認識するためのファイルは「JPEG・PNG・GIF・PDF」に限られているので、他の形式のファイルの場合は、事前にこうした形式に変換しておく必要があります。この仕組みは日本語入力や翻訳など、ネットで多くの作業が行なわれるたびにGoogleのシステムが強化されるようになっているので、システムが古くなることもなく、常に精度が高い状態で利用することができるようになると思われます。そうなると、わざわざお金を出してソフトを買い、さらに新しいシステムに常にするために追加でお金を出すこともありません。

もちろん、仕事で大量の画像を文字化するような場合は、専用ソフトのお世話になるところもあるでしょうが、個人が必要に迫られて使うだけなら、Google Drive経由での画像ファイルのテキスト化で十分なわけで、これで今後もしまた同じように紙の書類を文字認識して使うような場合に便利に使えるようになると思います。

ここまでの話は、主にパソコンで作業をする場合での話でしたが、外出先でもこうした文字認識ができると便利な場面があります。具体的には海外旅行へ行った際に看板や料理のメニューに何が書いてあるかわからないような場合、スマホのカメラで看板などを撮影し、そこにある画像から文字情報を抜き出してテキスト化し、それを日本語に翻訳するところまでやってくれるアプリがあるのです。それがLINEの「文字認識」機能です。これは直接被写体を撮影する場合でも、すでに送られてきた画像を取り込む場合でも手元で表示可能です。

GooglebやLINEのサービスは基本的なところは使っていますが、このような機能までは普段は使わないので、ついつい専用のソフトやアプリを使ってしまいますが、よくわからないアプリを使ってデータを盗まれるような可能性もありますし、今後はすぐにアプリやソフトを導入する前に、今自分が使っているサービスの中でできることはないものかを調べてから使うようにしたいと思いました(^^;)。


地上波テレビの同時配信の流れの中で進む「見逃し配信」の多様化に期待

毎週土曜夜8時からテレビ東京で放送されている「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」は、普通の旅番組とは違って土地で出会う人によって旅の行程が変わったり、その土地の人がおすすめする本当の名物であるかのようなお店が出てくる、きっちりと計算された旅番組ではありませんが、だからこそリアルな地域の様子をそれなりに(というのはテレビ自体がレンズで切り取られた現実の一部分を映すものなので)出していて、旅に行った気分にさせてくれます。

ただ、テレビ東京系放送局のない地方にいると、放送自体はあるもののリアルタイムで見ることはできず、地方局がテレビ東京から番組を購入してひどい時には編集されたものを数ヶ月遅れで見ざるを得なくなってしまいます。また、放送時間についてもゴールデンタイムでの放送ではもちろんなく、静岡の放送局は土曜日のお昼からという変則的な時間なので休みで出掛ける時にはなかなかテレビの前にいない事もあるという残念な状況に今まではありました。

それが、先週あたりからテレビ東京もネットでの同時配信に舵を切る途中で方針を変更したのか、放送日翌日から一週間の見逃し配信をこの番組でも行なってくれるようになったのです。これはあくまで私の場合でありますが、ちょっとした空き時間にほぼリアルタイムで見られることだけでも十分という感じがあります。というのは、夜のゴールデンタイムは視聴率競争の影響もあり、他にもリアルタイムで見たい番組というものもあるので、かえって他の日でちょっと時間が空いた時に見られるなら、個人的にはこうした見逃し配信でも十分だと思っています。

これは、テレビ東京の他の番組でも同じ事が言えます。自分の好み的に地上波のテレビ放送に全く見ようと思うものがなかった場合でも、その時間を使って見逃し配信を見ることも可能ですし、それによって地方局がテレビ東京から番組を購入しているとは言っても本放送通りに放送してくれるとは限らない中で、本放送と同じものを期間を空けずに見ることができれば、気分としては録画して見ているような感覚になります。

いよいよ緊急事態宣言が解除された中で旅行に出掛ける人も増えてくるだろうと思いますが、電動バイクの旅はかなり密度が濃く地域をめぐり、普通に考えれば観光ではしないような事をするところも自分の旅の参考になります。ちなみに、出川さんが私の住む静岡市内に宿泊した際の宿というのは、普通の有名なビジネスホテルではなく、現在リフォームのため休館している昔ながらのビジネスホテル(お隣りにある展示会場でイベントがある場合に関係者が泊まるような宿)にわざわざ泊まっているのを見て唖然とした記憶があります。今後はリアルタイムで旅の様子を見て、自分の旅の参考にさせていただければと思っています。


古くても2in1でLTE接続で格安データSIMが使えるLenovo IdeaPad D330は面白い選択

世の中は新しいiPadminiやiPhone13についての話題で持ち切りだと思いますが、一番安いiPhone13miniが8万6千円からというのは、ちょっと私には縁がなさそうだなと思ってしまうのですが、いつものようにネットをウロウロしていたら、万人向けではないものの、個人的には面白そうなノートパソコンのアウトレット販売の情報が出ていたので、そちらの方に興味が向きました。。

それは、レノボのIdeaPad D330という、ThinkPadではない廉価版のタブレットとノートパソコンの両方に使えるよう本体とキーボード部が脱着できる2in1で、型番(81H3002PJP)からすると2018年発売という古いものです(テレビリモコンは大きさ比較用)。CPUもCeleron N4000という、今のパソコンとしては能力からしたら最低の部類になるであろうものですが、発売時は7万円台のモデルが、何と税込26,400円送料無料でレノボのアウトレットショップで「キャンセル品」として500台もの出品があったようです。

これは、企業のリモートワーク用というよりも、小・中学生あたりに支給するためのパソコンが直前キャンセルになったのではないかと思われます。普通に考えるとウィンドウズマシンで10.1インチのタッチパネル液晶でタブレットとしても使えるというのは便利そうなのですが、ほとんどパソコン初心者である小中学生にCeleron N4000という低スペックのCPU搭載マシンを使わせるというのは、必ず「パソコンが動かなくなった(実際は処理能力が低いので動作が遅いだけかも)」というクレームが生徒から入るのではといったんは発注した方々は考えてキャンセルをしたのでしょうか。

この辺は単に私の想像だけなので、今回キャンセルしたところが学校かどうかもわかりませんが、もし学生に使わせるなら同じCPUのマシンでも、OSをWindows10 ProではなくChrome OSにしたクロームブックの方がサクサク動いて動作に関するトラブルの数もかなり少なくなることが予想されます。ですから、このノートパソコンが安いからと言って何でもやろうとして購入しようとするのは、そのあまりにも処理能力が追い付かないことにイライラすることにもなると思うので、安くても購入は控えた方が無難だと思います。ただ、私はこのノートパソコンをついポチってしまって、こうして紹介しているのですが、それにはそれなりのわけがあります。

というのも、このハードはデッドストックのキャンセル品とは言え一応新品で(一年間の無料修理保証は付いています)、さらにキーボードがBluetoothでない物理的な接続で使えます。(Surfaceは良いと思うもののBluetooth接続のキーボードが不安だったので)。写真のように分離・合体ができ、強力な磁石でくっつくようになっています。表裏反対にして、画面部分だけを立たせて動画などの視聴も可能です。さらに購入にまでいたった大きな点は、この端末のスペックで搭載されていた機能として端末自体にnanoSIMカードを入れてLTE接続のインターネットを利用することができるということです。

私の今後のハードウェアのアップグレード計画としては、年末にかけてAmazonの大きなセールがあったら、15,800円が9,800円ぐらいに下がるであろうAmazon Fine HD 10タブレットを音楽・映象鑑賞用に買おうかと思っていたところだったのです。今回の製品はOSはWindows10になりますが、外でのネット接続を気にする必要のないLTE通信をサポートしたタブレットとしても使える端末なので、それが無名中華タブレットぐらいの値段だと、これ自体がKindleを始めとしたブックリーダーの代わりとして使えますし、キーボードが付いてちょっとした作業がこれ一台でできてしまうので、Fine HD 10にキーボード付きケースを購入してなんてことを考えなくても良く(そういう周辺機器の追加出費があると結局はこのノートパソコンとコスト的に変わらなくなってしまう可能性もあります)、単体でできることが多い分、使い出があると思いました。

今後ちょっとした旅に出る時には、スマホの他にこれを一台旅行に持って行けば、パソコンそのものでテザリングすることなくデータ通信ができるので、とりあえず、今あるmineoのデータ専用のSIMを入れました。これで平日のお昼以外なら最大1.5Mbps、夜11時から翌朝7時までなら夜間フリーの権利があるので高速無制限で使えてしまうので、外出時や旅先では相当便利になるのではないかと思ったりします。Windowsのツールバー右下をクリックするとちゃんと入れたSIMの会社名(私の使っているmineoの回線はDOCOMOです)が出て、スマホと同じようにapnを設定すれば問題なくインターネットに単体で接続できます。

スマホとパソコンでは利用できるサービスの中でも結構差があって、過去に紹介しましたが音楽配信サービスのSpotifyの無料プランでも、途中CMは入るものの、曲をかけるとランダム再生強制でなく、ちゃんとアルバムを曲順に流しつつ飛ばすことができますし、鉄道の経路検索の「乗換案内」では、スマホでは有料の「青春18きっぷ専用検索」(JRの普通列車のみの接続を表示してくれる機能)が無料で使えたりと結構メリットがあります。

しかもタブレットとしての使い方ではなく、マグネット式でキーボードとつないで普通にキーボードから文字入力もできます。私の場合、Windowsの「Google日本語入力」の仕組みを使って独特な文字入力方式を実現しているので、AndroidタブレットやiPad、さらにChromebookであってもストレスのない文字入力ができないという特殊事情があるので、アマゾンのタブレットを買ったとしても、旅先での文書作成のために別にWindowsノートを持って行かざるを得ないところもあったのですが、これで外出時はこれ一台とスマホのみで済むので、今回の情報というのは実に渡りに船といった状況でした。

といって、さすがに本体のみでは心細いので、ケースはすでにあるものを使うとして、画面保護フィルムは発注しました。さらに本体側には電源端子とUSB-C端子しかないので、よくある複数の出力をカバーするUSB-Cハブを買ってホテルなどで使う場合にテレビに映像出力をするような場合に使うのもいいかなと思っています。ちなみに、キーボードと接続されている時にはキーボード側にあるUSB端子が使えるので、画像の出力をしなければ、差し当たって買う必要はないと思うので、これもセールで安いものが出てきた時に狙おうかと思っています。

特価情報が出た後でも売れゆきはそれほどないというのは、多くの人が安い理由がわかっていて魅力を感じないからだと思うのですが、こうしたキワモノは、初心者というよりも色々な端末を使ってその違いについてわかっている人の方が使いやすいと思います。といっても、使っている中でしばしばその遅さに愛想を尽かしてしまいそうになることもあるかも知れないので、その事を十分にわかっている方なら、このアウトレットパソコンをモバイル環境で便利に使うことができるかも知れません。

今のところ、外での利用についてもWi-Fi環境を探す必要がないので、旅先でブログを書いたり、撮った写真を閲覧したり、ちょっとした加工をするくらいなら問題なく使え、さらに1Wのステレオスピーカーがそれなりに鳴るので、「ノートパソコン」「マルチメディア端末」というような使い方も可能です。ちなみに、今後Windows11ではAndroidアプリも動くようになるということなので、LTE付きの10,1インチAndroidタブレットと同じように使えたら(その前にWindows11がうまく動くのかという話もありますが)、キーボードと分離してタブレット端末として使う頻度も上がるのではないかという気もします。Lenovoアウトレットではまだまだ材庫がさばけていないようですが、私的にはかなりコスパよく今後やろうと思っていることができそうないい買い物だったと思います。


mineoのDプランSIM「パケット放題 Plus」で動画はどのくらい制限なく見られるか

今回、mineoの回線を契約するにあたり、すでに音声通話用には別の契約を持っているということから、あえてデータ通信専用・SMSオプション無しのDプラン(ドコモ回線)を選びました。mineoのデータ通信契約の場合、本人確認書類等のアップロードは必要なく、SIMカードも手渡しでなくポストに直接投函される形で届きました。データ通信専用SIMにも電話番号はあるものの、かけてもかからない電話番号であり、SMSもできないということで、こうした簡単な手続きでも契約できるのでしょう。

来たSIMは過去に使っていた7インチタブレットに入れて運用を開始しました。これは主に動画コンテンツをタブレットを使って外でも普通に見られるようにしようと考えてのことです。動画といっても色々種類があり、過去のmineoの「パケット放題」の最大500kbpsではYoutubeやAbema TV、NHK+は見られても、TVerや自宅のテレビサーバーを使った外からのテレビ視聴については満足に見ることはかないませんでした。

今回mineoがスタートさせた「パケット放題 Plus」について、SIMが到着してすぐの午後2時頃と、夜のゴールデンタイムも一段落した午後9時頃の二回、インターネットのスピードテストを行なったのですが、下りについてはしっかりと1.5Mbps出ていて、早速期待できる数字が出ました。

個人的に利用パターンとして考えているのが、車で移動中の利用があります。カーナビだけでなく、音楽ストリーミングやネットラジオ、動画までどこまで外でできるものかという中で、音だけのサービスはもちろん、動画関連でもスムーズに再生ができたことで、平日のお昼は除き、車内での利用はmineoのSIMで行なおうかと半は本気で考えております。

そうなると気になるのが「3日で10GBをオーバーした場合」にかかる速度制限(最大200kbps)です。そこで、ここでは私が良く使うアプリ別に速度制限を食らわないように、目安となるデータ消費量について探っていきたいと思います。

まず、テレビ番組の見逃し配信および、地域ではネットしていない地方局(関東・関西ローカルも含む)の番組を期間限定でいつでも見ることのできる「TVer」について調べてみました。

TVerの画質は「自動」と「低画質」に分かれており、パケ放題plusではどちらでも問題なく視聴することができますが、個人的な意見になりますが「低画質」でもそこまで見られないことはないので、画質は「低画質」で十分のように思います。肝心のデータ消費量は、「自動」だと10分ごとに約160MBくらいで、一日の上限利用量を約3.3GBとすると、だいたい3時間ちょっとくらいになります。

画質を「低画質」にした場合は、10分ごとに約90MBぐらいで、2時間で1GBくらい、ずっと見ていると4時間半くらいは使えるという感じになります。画質はコンテンツを再生する際に画面上からその都度変更することになります。一番組見終わって、次の番組を見る際には改めての設定が必要になりますので、その点にはご注意下さい。

同じような動画サービス別では、You Tubeは画質によって変わり、480pの場合は1GBで約120分(2時間)、360pの場合は約180分(3時間)となり、480pでTVerの低画質と同じくらいという感じでしょうか。360pでも大丈夫なら7時間くらいは行ける感じになるでしょうか。ただこれらはあくまでずっと同じサービスを使い続けた場合であり、ウェブ検索をしたりカーナビとして使ったりすると総再生時間はその分減ることになります。

また有料サービスになりますが、Amazonプライムビデオでは「最高画質0.46GB/時」「高画質0.35GB/時」「標準画質0.27GB/時」「データセーバー0.14GB/時」となります。標準画質でも1GB使わないで3時間は利用できますので、3.3GBで見られる時間はデータセイバーにするとかなり長くなります。ロングドライブで後方の同乗者に映画を見せるというような用途では、かなり使えそうな感じです。

同時配信系ではAbema TVには「最低画質(1GBあたり5時間)」よりデータ量を使わない「通信節約モード(1GBあたり約10時間)」があります。動画ニュースや独自バラエティや、ドラマ・アニメなどを退屈しのぎに見たい場合は、Abema TVが結構相性良く使えるのではないかと思います。さすがに画質的には厳しい場合も通信節約モードではあるかも知れませんが、通信制限を考えずに使えるだけのポテンシャルがあります。車での移動だけで具体的にその日のニュースが見たい場合には、Abema TVで見るのが結構いいかも知れません。

また、NHKとの受信契約があれば同時配信だけでなく見逃し配信も見ることのできる「NHK+」アプリでもアプリの画質設定からモバイル回線での画質を選ぶことができ「高 約0.7GB/時」「中 約0.4GB/時」「低 約0.2GB/時」「最低 約0.1GB/時」と、だいたいAbema TVと同じくらいの消費量ですが、NHK+の場合は、著作権上の関係から同時放送を行なわない時間帯もあります。旅先で連続ドラマの続きが気になった場合には、見逃し配信で後から見ることもできます。

あと、これは限られた人のみに当てはまるかと思いますが、いわゆる自宅テレビサーバーを外出先から見る「エリアフリーTV Plus」の最低画質である「低速回線用画質」では1時間あたり約0.5GBくらいのデータが消費されることがわかりました。TVerの自動設定での視聴くらいデータ量を必要とするのですが、自宅で見られるTV番組を外でも見られるというのは、自宅のTV視聴環境が揃っていれば、BSやCSもサーバー経由で見られ、旅先でも自宅で見られる番組をそのまま見られるメリットがあります。ただ、エリアフリーTV Plusにはハードディスクに番組を録画して後で見ることもできるので、どうしても見たい番組は後から見ることに徹し、旅先で見る動画は低レートのものに絞ることで、通信制限を食らわずに済むということになります。

車で移動する場合、運転車がスマホやタブレットの画面を注視することは法律違反だけでなく危険ですので、あえてradikoや音楽ストリーミングサービスを流すように設定することで使用データも抑えることができます。ラジオ・音楽系のストリーミングで消費するデータ量は4MB/時くらいに過ぎないので、スマホ自体のデータ消費量表示を確認しながら、一日の終わりにあと何の動画サービスをどの画質で何時間見られるかという風な計算をしながら見るくらいの努力はしたいものです。

最後に、私自身は使っていませんが、ネットで調べた各種サービスの最低画質のデータ使用量についてもわかる範囲で記載しておきますので参考にしてみて下さい(表示形式は各社によってまちまちで、必ずしも最新の情報ではないかも知れませんのでその点はご了承下さい)。

・Netflix 低画質:0.3GB/時
・Hulu 最低画質:1GBあたり3.5時間 通信節約:1GBあたり11.5時間
・DAZN データセーブ機能使用:1時間あたり平均450MB
・dTV きれい(最低画質):1時間あたり約0.9GB
・Paravi さくさく(最低画質):1時間あたり173MB

こうした努力をしたくない場合には、UQモバイルの「くりこしプランM」の低速(最大1Mbps)にすれば、これまで挙げたサービスでも画質を調整してコマ落ちが無いくらいの画質に設定すれば、今のところ制限なく外出先での動画やストリーミング系サービスを楽しむことができます(低速利用では高速クーポンを消費しません)。個人的にはUQモバイルの方でも十分安いと思いますが、さらに安く外出先で動画を利用したいと思われる場合には参考にしてみて下さい。


今年の花見は自転車で移動しながら撮影で終了 改めて考えるスマホのカメラ機能とデジカメとの関係

昨日は、こちら静岡でも桜の満開の時期は過ぎつつあり、週末から週明けにかけて天気が崩れるという予報が出ていました。すでに近所ではかなり桜が散っているということもあり、ちょっと自転車で外に出てきました。

いわゆる桜の名所には活動自粛が言われているといっても、多くの人が花見に出ていることが予想されましたし、人が集まるところには行く気がなかったので、近所の山に桜が植えられている所まで出向き、写真を自転車に乗りながら撮ってきました。さらに様々な場所の桜の写真を撮りましたが、今回はこの山に咲く桜が綺麗だったのでここで紹介させていただきたいと思います。

感染症の恐れがない時期でもこのように桜の写真を撮りまくっていたのですが、今年はこのように写真を撮るのも久しぶりですし、スマホでなくデジカメを引っぱり出してきたのもかなり久しぶりです。

改めて思うことは、上記の写真でもやはりスマホで撮るのと比べると安いコンパクトデジカメで撮影しているものとでは、明るいレンズでズームも効くということで、より美しく風景を残すことができるのですが、なかなか日々の中でデジカメを持ってまで出掛ける機会が少ないのが残念です。同じ撮るにしてもスマホでの撮影というのは、シャッターチャンスをしっかり捉えられるものの、私のスマホでは複数レンズは主に広角とポートレート撮影用のもので、望遠用のものではないため、画面の拡大とは言っても大きな写真の中を切り取るだけのデジタルズームでしか撮影できないので、特に遠くのものの存在感が荒くなってしまいます。

今回デジカメを持ち出して桜の写真を撮りに行ってみて、改めて普段の生活が制限されてしまっているなということを感じたのですが、私のスマホがまだ写真性能が良くないだけという話もあるのですが、スマホの機能の中でカメラ性能を追求しすぎるとスマホの本体としても高くなってしまいがちです。スマホの価格が安いものでも高いものでもスマホは一定の期間が経つと通信技術の進歩の煽りを食って新しいものに変えなくてはいけなくなるので、そこまでカメラ機能にこだわる必要もないと思うのですが。

ただ、現在のデジカメ市場はレンズ交換式のデジカメこそ多少は売れているものの、いわゆるコンパクトデジカメの製品というのは、スマホのカメラ機能が進化していく中で、淘汰されてしまっている状況もあります。結果として、そこそこのスマホのカメラ機能で満足する人が増え、写真を撮るというより単なる記録の方法として使われるような意識の変化が生まれてしまったのかなと思ったりします。

個人的には小型のコンデジであっても、光学ズーム機能があったりしてくれればいいと思うのですが、現実的にはスマホに接続してスマホの貧弱な光学カメラ性能を補うデジタルレンズのようなものが一般的になってくれれば、スマホの買い替えにも対応できます。そうした製品のアイデアはすでにあり、多くのメーカーが出しているところではあるのですが、そこで問題になるのは、複数のスマホでの互換性です。

iPhone限定ということで開発するのがメーカーにとっては簡単かとは思いますが、スマホメーカーもAndroidスマホでも汎用的に一つの望遠レンズが接続しやすくなるようなものが一般的になってくれればと思いますね。例えばキヤノンのPowerShot ZOOMのようなものがスマホと連動し、スマホの画面でモニタリングおよび保存ができるようなものが出てくれば、撮る被写体に応じて追加するようなことで写真の保存はスマホに一体化(さらにそのままクラウドで保存)ができるようになるので、スマホでの撮影の幅が一気に広がるような気がします。今後、そんな製品ができる事を期待しつつ、今持っているコンデジを大事に使っていきたいと思います。