Amazon Fire TV Stickがいよいよ買い替えの時期か?あえて導入を見送るパターンもありか

現在、自宅のテレビにはAmazon Fire TV Stickの第二世代機がつながっています。今までは新しいものにしてパフォーマンスが上がったり消費電力が下がったとしても、そう影響はないのではないかと思ってそのままにしておいたのですが、2022年4月になって、第三世代機以上にしないと使えないアプリというものが出てきました。

現在、Amazonはセールを行なっていないので、すぐに買い替えということは考えていません。恐らく、セールになると半額近くまで安くなると思いますし、今のものでもこれから説明するアプリを使わなければ問題はないわけで、しばらくはAmazonでの価格を見ながら考えてみようと思っています。

というのも、今使えないアプリというのが、NHKが地上波の2つのチャンネルの同時放送および、見のがし配信を提供する「NHK+」というアプリなのです。このアプリはスマホやタブレットですでに使っていますし、NHKを見るには普通に地上波の放送を見れば良いのですが、一つあるのが、見逃した番組を大きなテレビで見たい場合のニーズです。

最近では、先日終了した朝ドラを見逃し配信で見ていたのですが、これがTVerと同じようにリビングのテレビで見られれば便利は便利です。ただ、今回の措置は本格的にNHKがテレビ用にアプリを提供するための前段階ということらしく、その先にあるのは、いわゆるチューナーを持たないモニターやスマホ・タブレットだけを持っていても受信料を徴収するための布石とも思えます。

現在はテスト期間で、アプリを使っても受信者の番号入力が必要なく見逃し配信など全ての機能が使えるようですが、アプリの本格的な導入と合わせて、スマホ用アプリと同じように世帯ごとの受信料番号の入力がないと使えない機能も出てくることになりますし、そもそも直接集金に来ている人にアプリの存在が見付かると受信料を拒否する理由の一つが失なわれます(もっとも、地上波テレビを見ていても受信料を払わない人もいますが)。

ただ、ずっと受信料を払っているのなら受信料分色々とサービスの提供を受けるのが当然だと思うので、Amazon Fire TV StickでTVerとNHK+を併用しながら、地上波テレビとネットを上手く使ってテレビのコンテンツを楽しむ方向へ向かうのも良いと思います。その辺をはっきりさせるまでは、私はAmazon Fire TV Stickを買い替えるかということについては即決せず、今後のNHKの公共放送としてのあり方という事についても考えながら、決めていこうと思っています。

将来的には、もしNHK+アプリが地上波だけでなく4K8Kを含めたBS放送の同時放送・見逃し配信まで対応してくれるなら(今の衛星放送契約は対応テレビを持っていないと4K8K放送は見られないのに料金は同じ)、特別にアンテナを付けなくても良くなりますし、衛星放送の弱点である厚い雲が出ている時や台風の時に見られないというディメリットが払拭されるので、さっさと新たな利用料金を提示してくれれば良いのにと思います。NHKの番組についての考えは人それぞれあるかと思いますが、視聴率を気にする地上波の総合テレビが一番保守的だとすると、BSでも4K8Kあたりになるとそうした保守的な縛りをくぐり抜けた民放にもないような良質な番組も出てくるのではないか? と思うこともあります。

恐らく、そうした衛星放送の内容も同時配信する際には受信料は上がると思うのですが、常に見るわけでもないので、もしNHKが現在povo2.0でスポーツ中継のDAZNで実現しているような衛星放送利用「7日間トッピング」のような新たな受信料パターンを作ってくれれば、基本料として地上波のみの料金を払うこともやぶさかではないのですが。逆にテレビを見ない層のユーザーにお金を払ってでも見たいと思わせる特別なプログラムを作り、お金を出しても見たいと思わせるような番組を作っていって欲しいと思いますね。


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