テレビ同時配信における課題は多くのアクセス集中に対応できるかということ

お正月はお笑いかスポーツかという感じでテレビを見ながら過ごす方も少なくないと思います。昨日は箱根駅伝を見ながら、サッカーの高校選手権へと移行していましたが、実は箱根駅伝中継のあおりを食うような形で、現在勝ち進んでいる静岡県代表の静岡学園高校の試合を地上波でリアルタイム視聴することができませんでした。

ただ、今年は民放の見逃し配信をサポートするTVerから、高校選手権全試合の同時配信が行なわれることになっていて、その様子に期待していたのですが、その期待は裏切られました。

結局のところ、サイトが重くてまともに動画(生配信のもの)が見ることができませんでした。これは、ネット掲示板の書き込みを見ていたことでわかりましたが、普通の方だと自宅のインターネット接続がうまくいっていないのかと思ってしまうかも知れません。

当然ながら、多くのサイトでは集中するアクセスに耐えることができずに繋がりにくい状況になることはそれなりにあります。ただ、テレビの同時配信というものは、ネットで見ている事をあまり意識することなく大画面テレビをインターネットに接続して見ている方も多いと思うので、このような事が頻繁に起こってしまうと、同時配信という試み自体にも悪い影響が出てくるのではないかと思うのです。

今回の場合は、そこまで日本中の人たちが高校サッカーに注目していなかったと思うのですが、それなりに多くのアクセスが殺到しただけで公的なサービスの同時配信が使えなくなってしまうということになると、通常の地上波放送で緊急を要する情報が流された場合、特に外にいてテレビが見られないような場合、相当なアクセスが来ると思うので、そこで高速で接続していても同時配信が見られないような事になってしまったら、社会にも大きな影響を及ぼすのではないかと思ってしまいます。

テレビの同時配信がそんなものだ(多少のアクセス集中で普通に見られなくなる)と思われた場合、ネット配信の仕組みそのものが揺らいでしまう可能性も出てきてしまいます。なにぶんにもおおかたのアクセス予想を超えたアクセスがあるというのは良くあることですが、せめてその場合には動画が開かないのはアクセス集中のためで、画質を落とせば何とか止まらずに再生できるように対応が可能になるとかのアナウンスぐらいは専用アプリからできるような仕組みを作って欲しいですね。

そうでなければ、有料でアクセスできる人数を絞るようなことをしないとネットでスポーツを見ることが難しくなり、それこそDAZNがあれば(DAZNが高校選手権の中継をすれば)良いという風にもなりかねません。

今後、モバイルインターネットが5Gに徐々になっていく中で、普通画質くらいならある程度のアクセスがあっても止まらないで再生に耐えられるようになれば良いのですが。昨年は全国で比較的大きな地震もあり、さらに富士山の具合も気になるので、今のうちにテレビの同時配信で相当数のアクセスが有ることを見越したシステム構築をお願いしたいですね。


カテゴリー: 映像・画像関連 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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