モバイル関連ハードレポート」カテゴリーアーカイブ

Chromebookはマウスを使わなくても色々できてしまうモバイル用途に向いたノートバソコン

今年は、ぎりぎりになって親戚へのお中元をネット注文したのですが、このくらいのことだとわざわざWindows搭載マシンを起動させなくても、Chromebookだけで十分に間に合ってしまいます。そんなわけで、現在は自宅でも基本的なネット利用にはChormebookを使い、どうしてもWindowsで行なわなければならない事でもChormebookでミニPCをリモートデスクトップで使っているので、Windowsノートの出番がめっきり減ってしまいました。今後の事を考えると、自宅据え置きで使える画面と解像度の高いChormebookに、高性能なCPUを搭載したミニPCを組み合わせて、ウィンドウズノートでやることをChormebookの画面上でリモートデスクトップを使ってやっても良いのではないか(もちろん、状況によっては専用モニターを使ってのWindowsを使うこともありますが、今の私の使い方ではそこまで使いたおすことはないと思うので)と思ったりしています。

こんなことを書くのも、Windowsノートを使っていても快適に使うには「マウス」の利用がどうしても必要になったりしていたのですが、リモートデスクトップでWindowsOSをChormebookで使う時を含め、現在ほとんどマウスはつながずに、タッチパッドのみで使っていたりするのです。

当初、Windowsノートと同じものと思って、左右のクリックボタンがないタッチパッドでどうして「右クリック」をするのかわからず、Bluetooth接続のマウスを使っていたのですが、Chromebookのタッチバッドの使い方を覚えるうちに、ほとんど全ての事をタッチパッドからできることがわかりました。このように文章を打っている場合、両手は常にキーボード上にあるわけで、その状態で様々な事をマウスを使わないでできるなら、家だけでなく特に外に出てChromebookを使う方がマウスが必要ない分荷物を減らせますし、極端に言えば膝の上に乗せて入力や各種操作が完結するので、本体と電源回りの小物のみで使うことができ、かなり合理的です。というわけで、ここではChromebookにおいてのタッチパッドや、数字キーの上にあるWindowsなどではファンクションキーのある位置にある上部キーについても紹介させていただこうと思います。

まず、Chromebookではタッチパッドを「指一本」「指二本」「指三本」使って動かすことでできることが違ってきます。ここではその動作の違いをまとめてみることにします。

・指一本でできること
ポインタを動かす
普通のクリック及びダブルクリック(パッドの下半分を一本指で押す)
ドラッグ&ドロップ(一本指でアイテムをクリックしながら移動・放す)

・指二本でできること
右クリック(二本指でクリックすると右クリックになります)
スクロール(二本指で上下左右に動かすと画面をスクロールできます)
ページ間移動(履歴の前のページに戻るには二本指で左スワイプ、元に戻すには右スワイプ)

・指三本でできること
Chromeのタブを閉じる(上部のタブにポインタを合わせ三本指でタップ)
新しいタブでリンクを開く(リンクにポインタを合わせて三本指でタップ)
タプを切り替える(三本指で左右にスワイプするとタブ間を移動できます)

次に、上部ボタンについても説明をしておきましょう。これについては、他のキーボードと違っていることをわかっていただくために、私のChromebookのキーボードの写真を付けましたので、この写真の通りに説明します。

左から
「エスケープキー」これはWindowsと同じ
「矢印キー」ウェブサイトを閲覧の際、左矢印で履歴を前に戻し、右矢印で後のページに進めます
「リロードキー」ウェブサイトを再読み込みします。ページに更新があれば新しい情報が見られます
「フルスクリーンキー」上下のタプなどを消して全面画表示になります
「ウィンドウ切り替えキー」開いているウィンドウが並列に出てくるのでクリックで切り替えられます
「照度変更キー」画面を暗くしたり明るくできます
「ミュートキー」本体から出てくる音を一時的に消すことができます
「ボリュームキー」本体から出る音の調整ができます
「電源キー」長押しすることで電源を落とすことができます。(私のノートの場合物理的な電源キーもあるので、長押しするとロック画面になります)

と、簡単に紹介しましたが、自分で設定を変えているとこるがあります。Windowsでは「CapsLock」キーのあるところが、検索用のキーになっているのですが、検索自体はブラウザを開けばできますし、オール大文字で打ちたい場合もあるので、設定から左にある検索キーを「CapsLock」にして使っています。キーボードショートカット(コピーペーストなど)はコントロールキーと別のキーの組み合わせでそのままできるので、必要に応じて自分の使いやすいようにカスタマイズすれば、そこまでChromebookでマウスが必要なく使えるのではないかと思います。

個人的にはこのタッチパッドのおかげで、リモートデスクトップでWindowsを操作する場合でもマウスをあえて使わずに操作できるようになったので、家でもChromebookの画面でWindows11を使ってしまっています。自宅で使う場合には早くて安定する光回線の利用がおすすめです。


SMSの通知と確認ができるスマートバンドの便利さを久しぶりのフリマ購入で感じる

このブログでは、過去にSMSを同じアプリを使っている人に対して無料で送ったり、LINEのようにグループを作って携帯電話番号でやり取りできる「+メッセージ」アプリの利用について書いたことがありました。最近乗り換えた楽天モバイルではアプリが使えないことと、技術的にはできそうなLINEのような電話(テレビ電話)機能がないため、やはり友人と連絡を取り合うにはLINEの方が優先してしまっています。+メッセージアプリがいまいち普及しない点については、もっと便利に使える機能を付けるべきではないかと思うのですが、それはそれとして、最近ではSMS(ショートメール)は自分から出すものでなく、受け取るものという意識が高まっています。

というのも、先日来新しいパソコン(ミニPC)をセッティングしている関係上、新しいハードで様々なサービスを使うのに、ブラウザで各種サービスを使うためには2段階認証の手続きが多く、なかなか大変でした。多くの場合、登録した電話番号に直接SMSを送信することで、そこに書かれている認証番号をウェブサイトに入力してサービスを使えるようになっている場合が多くなっています。

今までは、スマホのメッセージアプリ(+メッセージを含む)で2回線入れている電話番号に届いたSMSの確認をしていたのですが、今メインで使っているRakuten Hand5Gの指紋認証は画面に指を付ける方式のため、なかなか認識しないこともあり、すぐに認証番号をWeb上から入力することができず、不都合を感じることがありました。

そこで、今までは使っていなかったスマホと連携しているスマートバンドでSMSが届いたら通知してもらうように設定することを今さらながら思い付きました。今までは電話が入った時に振動で通知されるようにはしていたのですが、友人から来ることはないSMSを通知しても仕方がないと思っていたのですが、実はウェブ上の手続きをスムーズに行なうにはとても便利なことがわかったのです。

実は昨日、過去に使ったことはあるものの、しばらく全く使わなかったネットフリマサービスを使って物品を購入しようと思ったのですが、時間が経過しすぎたためか、ログインするために2段階認証が必要になっていて、時間限定の認証番号がSMSで送られてきたのですが、その内容は振動で気付いてスマートバンドを見ると、その画面にちゃんとメールの内容が出ているのです。

現在スマートバンドはXiaomiのSmartBand7を使っているのですが、前機種から画面が大きくなり文字も大きくなったので、しっかりと2段階認証で入力することが必要な暗証番号をスマホを開かずに手元で確認することができたのでした。一応どんなものかということで、その表示を撮影しましたのでごらん下さい。ちなみにこの認証番号はすでに有効期限を過ぎていますので、表示しても問題ないものです。

なお、私の利用したサービスでは購入ボタンを押した後にも再度登録電話番号の方にもう一度SMSが入り、再び認証番号の入力をしないと取引完了にならないのですが、それも簡単にクリアして購入手続きがスムーズに終了しました。これはかなり便利で、スマートウォッチを使っていればなおさら、スマートウォッチへのSMS通知を行なった方がちょっとめんどくささを感じる登録電話番号への2段階認証の認証番号はスマホレスで確認、入力まで簡単にできてしまいます。

今回は、中古でも全く問題のないPC関連グッズを買いましたが、一応ネットオークションの方も確認したのですが、フリマでの購入の方が安くワンクリックで購入でき、まだ品物到着前ですが満足しています。今後も、様々なウェブサービスを使わないこともないので、色々と2段階認証を求めるSMSが自分のところに来ると思うのですが、これで多少はわずらわしさが無くなった感じがします。すでにスマートバンドやスマートウォッチを持っている方で、こうした活用をしてこなかった方は、それなりに便利なので個人的にはぜひお試しいただきたいと思っています。


ミニPCの画面をChromebookのリモートデスクトップで利用できるようになって変わったことは

CHUWIのミニPC「LarkBox x 2023」(メモリ12GB・SSD512GB・CPUインテルN100)が届きました。パッケージは普通のダンボールのようで、シンプルなものでした。包装も梱包材の付いた封筒でやってきて、実にラフな届き方でした。ただ中国からではなく日本国内から発送されているので、その点は多少安心です。

大きさ比較のため、写真左にはRakuten Hand5Gを置いてあります。箱の中に入っていたものは、本体と説明書にACアダプターまでは同じですが、以前私が見たレビューでは入っていないとされていた、モニター裏や壁に取り付けられる金具がビスといっしょに入っていました。私の購入したタイミングが良かったのかどうかはわかりませんが、これがあるとないとでは今後の使い方にかなり差が出ます。今後新しいミニPCを購入した場合、安いスピーカー付きモニターを購入すれば、使いたい時にセットで出してきて適当にキーボードとマウスを付けて外に持ち出さないノートパソコンのように使うこともこれでできることになります。HTMLケーブルやType-Cケーブルは付属しませんので注意しましょう。

端子類は前にUSBのAタイプが2つとType-Cが1つ、さらにイヤホンジャック1つで、Type-Cは電源用にも使えます。側面には何もなく、裏には上部から空気を取り込んで吐き出す通気孔と、有線LAN端子が2つ、USB Aタイプも2つ、HDMI端子とディスプレイ端子が1つずつあります。正面のType-C端子とともに3つのモニターを同時使用できるようです。

インターネットは有線ポートにつないでも良いですし、Wi-Fiの設定をしてもどちらでもつながります。Bluetooth機能も使えるように内蔵されています。セッティングの際にはBluetoothマウスは使えませんが、まずは次の作業のためにインターネットへの接続ができるようにすることがまず第一です。あと、キーボードが日本語キーボードの場合は、本体の設定から英語キーボード設定になっている状態を変える必要が出てくるかも知れません。多くの方が日本語キーボードを使っていると思うので、日本語環境のインストールと日本語キーボートレイアウトへの変更を行なうことも大切です。詳しくはネット上で「Windows 日本語キーボードレイアウト変更」と検索すれば出てくると思います。

最初のセッティングはユーザー名とパスワードを登録すればそれほど時間を掛けずにできてしまいます。ただ、モニターはもちろん、キーボードとマウスはUSBでの接続(マウスはUSBの無線マウスで使えます)が必要です。一応、その後マイクロソフトのアカウントを設定(One driveを使っていることもあり)し、それからすぐにWindowsUpdateを当てました。それにはかなり時間がかかりますが、これをやらないと安心してWindowsが使えませんので、ぐるぐる回る経過画面をずっと確認しながら時間をつぶしましょう。

今回、基本的には単体でミニPCをセットして使う予定ですが、単体でも使うために、普段は出さない収納ケース(無印良品製)を引っぱり出してきて、その上に15インチのモバイルモニターとキーボード、マウスをセットしました。本体前にあるUSBのType-Cポートは電源を含め全ての機能が使えるということだったので、そこから直接モバイルモニターに接続したところ、問題なく画面が出てきました。モニターにはスピーカーも付いているので、これでもうWindowsが使えるということになります。次に、手持ちのクロームブックでミニPCの画面を表示できるようにリモートデスクトップの設定を行ないます。やり方は以下のリンクを参照して下さい。

https://support.google.com/chrome/answer/1649523?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop

設定が済めば、ChromebookでWindowsをリモート操作して使えるようになります。電源を入れてパスワードを入れる前の状況でもリモートで画面が出てきますので、外出前に起動ボタンを押して出れば、必要な時に使えるようになります。

ただ、このままだとモバイルモニターとの画面の大きさの差で表示が少しおかしくなってしまいますので、リモートされたWindowsの画面の方から、使っているChromebook(あるいはノートパソコン)の解像度と同じになるようにディスプレイの設定を変更しましょう。これで、主にリモートデスクトップを使ってChromebookからWindows11が使えるようになります。リモートで使っても、ネットサーフィンや動画視聴くらいなら十分にChromebookからできます。全画面表示にしてリモートデスクトップをしていると、このパソコンはChromebookではなくWindows11の入ったパソコンなのではと勘違いしてしまうくらいに使える感じです。

最後に、ここまで来る中で私がやってしまった失敗について紹介します。セットアップ当初からずっとミニPCは有線LANでは接続せずにノートパソコンと同じWi-Fiで接続していたのですが、いったん本体の電源を安全に切ってから改めて本体のボタンを押し起動しているはずなのに、Chromebookの方では「オフライン」となってどうにもならなかったので、改めてモニターを接続して状況を確認してみたところ、何とミニPC本体がうまくWi-Fi接続できていなかったようで、インターネットにつながっていない状態でした。これではリモートデスクトップ以前の問題です。そこで改めてLANケーブルでルーターと接続することにしました。物理的に接続してインターネットにつながれば、Chromebookの方から安定してWindowsにサインインできるようになるので、外出先でのトラブルを避けたい方は、有線でのネット接続を利用する方が良いと思います。

また、Windows11の設定の「電源」のところで、初期設定だと全くパソコンに触れていない場合には一定の時間でスリープに入るようになってしまっているので、これを解除しましょう。解除すると、電力消費に対する警告のような文面が出てきますが、その言い訳的に、このパソコンの電力消費量はどのくらいなのかということを、最後に確かめてみます。

たまたま私が持っているポータブル電源が利用ワット数を出せる表示があるので、バッテリーに繋いで動かし、数値を見てみることにしましょう。


パソコンのCPUに負荷を掛けると電力を消費するということになりますが、ポータブル電源の消費数値は、0から20W前後をウロウロしていて、最大でも25Wくらいで止まって使わないとまた0に戻るという感じでした。リモートで使う場合にはモニター・キーボード・マウスは外してありますので、本体のみの電力消費ですが、本当に省電力ですね。このくらいの電力消費であれば、外でWindowshe使いたいという時にはボタンを押して出て行ってもそこまで電力消費を気にせずに使うことができるかと思います。

もっとも今後は、利用が終わったらリモートで電源を切り、再度利用したい場合には電源ボタンを指で押す動作を外出先からリモコン操作で行なうようなSwitchBotの導入も視野に入れています。それはまた近いうち、SwitchBotがセールで安くなった時に改めて考えてみようかと思っています。


Windowsをモバイル用途で使うより自宅に置いたミニPCをChormebookでリモート利用する方が都合が良い?

すでにミニPCは到着し、簡単なセッティングは終わり使えるようになりました。ただ今回は、私のミニPCの購入レポートを書く前に、低電力消費で極端な話電源ONのまま外出しても電気代がそれほどかからないインテルN100搭載のミニPC(OSは最新のWindows11homeでした)を導入するきっかけとなった事についてまずは紹介しようと思います。

まず、私が自宅で色々工夫しながら使うようになったノートパソコンがChormebookに変わったということが大きなポイントになっています。Chormebookというのは一部Andoridのアプリも使えるようになってはいますが、基本的にはWebブラウザのChromeとその機能拡張でやりくりするような仕組みになっています。インターネットにつながっていなくても多少利用できるものの、基本的には常にインターネットにつながっていることが求められるハードになっています。

ただ、多くの方は少なくとも自宅では常にどのパソコンもインターネットにWi-Fiでつながるような環境にあることが普通だと思うので、Webを色々と見たり、動画やネットショッピングをするなら、圧倒的に早く起動してすぐ使えるようになるChromebookの方が私は便利だと思うので、もはや今まで使っていたWindowsノートは使わなくなってしまいました。

さらに、Chromebookの使い方を突き詰めるうち、Linuxアプリを利用してWindowsとほとんど同じ入力環境を手に入れ(Chromebookの日本語入力はWindowsの「Google日本語入力」と同じではないので)、テキスト入力マシンとしても使えるようになりました。簡単な写真のリサイズと加工もブラウザ経由でできるので、最近はほとんどブログの記事更新はChromebookで行なっているほどです。

そうなると、ちょっとしたお出掛けや旅行の際に持っていくパソコンについても、単にブログ更新やネットを見るだけならChromebookで良いのでは? ということになってしまいます。Chromebookはとにかく安いし、学校で使うために作られているものは、雑に扱われても壊れにくい対策が施されているものがあります。私が今使っているものもそうした対策がされていて、外で使うことを考えると、完全に壊れてしまってもそこまで惜しくない価格で買ったこともあり、モバイル用のパソコンとしてはこれが一番なのではないかと思うこともあります。

ただし、多くの人にとっては(特にビジネスで使う方)、やはり既存のソフトが導入できないというChromebookをメインで使うことに対しては躊躇するところがあるでしょう。私の場合も本格的な文書作成を行ないたい場合、やはりWindowsでないとMicrosoft Office(あるいはその互換ソフト)が使えないというディメリットを感じてしまいます。この辺のところは、私個人だけで使っているならいいのですが、他の人とファイルのやり取りをするような場合には、Windowsマシンでの作業が必要になる事が多かったりします。

ここで、改めて考えたのが、だったらWindowsマシンは自宅に置いておき、必要になったら「リモートデスクトップ」で自宅のPCを呼び出し、ChormebookでWindowsPCを操作してしまえば良いのではないかという事です。ここまで書けばわかる方はわかると思いますが、電源を入れっぱなしにしても消費電力が僅かなN100搭載のミニPCは、Chormebookで操作するための自宅待機用Windowsマシンとしようと思ったのです。

リモートデスクトップ自体は、Windows11で対応しているのはhomeでなくproの方なのですが、別のやり方もあります。すでに家にあるWindowsノートとChromebook用のリモートデスクトップアプリを組み合わせて、外でも問題なく、起動したWindowsをChromebookで操作できることは実証済みなのです。ノートと比べてミニPCは、置き場所を選ぶことなく、リモートで使うなら、一度設定してしまえば、後はキーボードにもマウスにも、ディスプレイにもつながない素の状態で置いておくだけで使えてしまいます。基本的に自宅にいる時には電源を切っておき、出掛ける時に本体の電源を入れれば、Windowsを使って作業したくなった場合にすぐChromebookから操作することができるようになるわけです。

こうした使い方をするためには当然、外でも常時高速接続できる環境が必要なのですが、旅行の時だけならpovo2.0の24時間使い放題をセットするだけでも良いでしょうし、単に作業をするだけなら最大1Mbpsくらいのスピードでも何とかなりそうなので、ahamoやmineoの最大1.5Mbpsプラン(平日昼間以外)のSIMをスマホに入れてテザリングで使っても良いでしょう。

ただ、こうした「Windowsのリモート使用」をより普通に簡単に使えるようになるには、Chromebookの方からの歩み寄りも必要なのではないかなと思います。画面を大きくし、解像度もWindowsノート並のハードを出してもらうとか、一部のハードではあるもののまだハードルが高い、LTE内蔵(今後はeSIM対応も)で単体で常時接続が可能なものが出てきたら、Windowsとの連携はさらにやりやすくなります。

というわけで、ミニPCが到着したら早速Chromebookと連携させ、外からの作業がどの程度快適にできるかをチェックしてみたいと思っています。ちなみに、私が購入したChromebookとミニPCのハード導入コストの合計は、2台で約3万5千円くらいと、本格的なWindowsモバイルを購入するよりもかなり安くなっています。興味のある方は、今後のレポートにご期待下さい。


Amazonセール前に楽天でつい購入してしまったCHIWIのミニPCですが果たしてこの購入は正解だったのか?

ここしばらくの間、ミニPCの魅力に取り憑かれ、様々な製品についてそのレビューを読み、またYouTubeに上がっている動画も見ながら、現在の自分の状況に合ったミニPCは何か? そして購入するならいつが良いのか? ということを色々と考えてきました。ミニPCはそれこそピンからキリまであって、安定して5年くらいは使えるのではないかと思われる性能の高いものもあれば、価格は安いものの性能の低いCPUを使っているため、ある程度の割り切りが必要になるようなものもあります。セールで安売りしていて、1万円前半くらいのものは、やはりそれなりの性能しかなく、安く見積もって現在の出ているもので5万から6万くらい出せれば、そこそこの性能のものが手に入る感じになっています。

私の場合、何せ現在使っているウィンドウズノートの性能はどれもWindows11にアップグレードできないほどの低性能のものだけなので、現在のWindows10のサポートが切れる頃に何とかその時からしばらくは使えるくらいの性能を持ったパソコンが買えるように貯金を始めたばかりなのですが、その間のつなぎとして購入を考えていたのが安価でもそれなりの性能を持つインテルのN100というCPUが入ったミニPCで、当然ゲームをやったり動画編集をバリバリ行なえるようなポテンシャルは無いのですが、消費電力が極めて少ないので、現在の電力事情にも合い、状況によって電源を入れたままサーバーとして使うにも、電気代のかからないN100くらいのCPUでも十分ではないか? と思い具体的に製品を絞っていました。

過去のブログで書いたMinisforumのN100を搭載したミニPCはまだメーカーから連絡がないだけでなく、メモリが8GBしかないということで購入候補から外しました。そんな中、バランスが良くしばらくは使えそうだと思ったのが、現在アマゾンではかなり売れているらしいCHIWIという中国のメーカーの「LarkBox x 2023」という製品で、この価格をチェックしていたのですが、アマゾンの方ではセール品にすでになっていて、セール前は29,900円に3千円引きのクーポンが付いて26,900円だったのが、これを書いている時点ではさらにセール価格で25,415円まで下がっていました。この価格は、少し前にタイムセールで売り出された価格と同じなのですが、果たしてアマゾンのプライムセールでこれ以上下がるのかと考えるとアマゾンのサイトからこのまま購入するのは少し待った方が良いかもと思い、しばらく状況を見ていたのですが、違うチャンネルからアクセスすると、現状でさらに安く購入できることがわかりました。

というのも、CHIWIは楽天市場に直営店を持っていて、アマゾンのセールに合わせるように出店の一周年セールというのを行なっています。基本的にはこのミニPCも定価(29,900円)販売なのですが、セールによってアマゾンのクーポン使用後の通常販売と同じ26,900円になっていますが、期間限定でお店ではさらにどんな商品でも10%割り引くクーポンを用意しているので、このクーポンを利用した場合の購入価格は24,210円となり、さらにポイントが(楽天ポイント)が付きます(送料は無料です)。

この製品のスペックはCPUにインテルN100の他、メモリはオンボードですが12GB、SSDが512GB(SATA)で、端子類は電源からデータ通信、ディスプレイ出力までできるUSB4(Type-C)が一つあり、電源は別になっています。本体にはHDMLケーブルは同梱されませんが、手持ちのモバイルディスプレイにはType-Cケーブル一本でつながると思うので、かえって使いやすいのではということで、この機種に狙いを定めました。全くソフトの動いていない状態では5W以下の電力消費しかない(動画で紹介してくれていた製品紹介での情報で自分で確認したわけではありませんが)というN100というCPUの消費電力の低さは、個人的にはCPUの性能よりも省電力なPCを使って電気代を節約したい自分には合っています。

本来はアマゾンのセールまで待つのがセオリーかと思うのですが、ポイント還元の点ではアマゾンでの購入と比べると何のキャンペーンもなくても、私の場合はAmazonと比べて楽天のポイントの方が多く付くだけでなく、毎月ポイントをガソリン代として消費することで、ほぼ現金が還元されると私の中では考えて良いことから、さすがにアマゾンのセールでもこちらが後悔するような2万そこそこでの販売はないと思い(もしそうなったら悔やむでしょうが)、楽天の直営店の方に注文を出してしまいました。

今回こんな買い物ができたのも、最初に大型テレビの電気代をできるだけ安くするようにと、モバイルモニターを安くなった時に最初に購入したことが生きています。モバイルモニターがなければ、トータルの出費はノートパソコンの方が安く、そちらになびいてCHIWIでは同じN100を使ったノートパソコン「GemiBook Xpro」に行ったかも知れません。そのスペックはメモリ8GBのSSD256GBで、Amazonでも楽天公式店でもなく、メーカー直営の公式オンラインショップ価格が最安で33,900円で新品を販売しています。モバイルモニターが無ければこの製品を選択していたかも知れませんが、スペックだけで見るとこの製品のメモリは8GB、SSDも256GBと少ないので、長く安定して使うことを考えればミニPCの方が良く、ノートPCと比べて別の用途に利用するような潰しも効くため、今回はミニPCにして正解だろうと思います。据え置きで使うため落下などの心配もありませんし、あとは耐久性がどうかなどの点も心配ではありますが、今回このくらいの価格で入手できたということで納得することにします。一応アマゾンの製品リンクを張っておきますので、製品自体に興味がある方だけでなく、私の決断が良かったのか悪かったのかを確認する意味でも製品リンクの価格表示に注目してみると面白いと思います。

また、すでに最近は円安も進んでいるので、今売られている製品については変わらないかと思いますが、今後出てくる製品については同じスペックのものであっても為替の関係で日本円での価格は上がる可能性もあります。この辺も今後の状況を見てみないと、逆にもう少し待った方が安く買えるのかも知れませんが、今回購入した金額でN100搭載マシンが買えなくなる可能性もあるので、どちらが良かったかの結果は今後出てくるとして、少なくとも購入金額分を使い倒すために色々と今ある周辺機器をどう組み合わせようか、品物が来る前ですが色々と楽しみです。ちなみに、これ以上の条件でセールが行なわれた場合、タイミングを逃すと売り切れになってしまって次の納期まで待たされるとか、そもそも安い価格で購入できなくなるとか、買い時を逃してしまう可能性もあります。改めて安いものであってもいつ買うかを判断するのは難しいものですね。

実際にモノが到着しましたら、一通りのレビューと私が考えている普通とは違った使い方の紹介をさせていただく予定です。


進化するモバイルバッテリーを眺めつつ最新型の高出力を活かすモバイル環境を先に考えると

先日のニュースで、モバイルバッテリーもここまで来たかと思ったのがAnkerの新しいPowerBank(10000mAh,30W)という製品は小さくて大容量だけでなく出力が最大30Wもあるということです。実売は6千円弱ということですが、今後こうした高出力でもコンパクトなモバイルバッテリーが出てくるようになると、モバイルの装備は今よりさらに小さく軽くなるような気がします。ちなみに、製品へのリンクは未購入品のため(個人的な製品への評価ができないため行なっておりません)興味のある方は書きました製品名で検索するなどして細かな製品内容をご確認下さい。

今回私が気になったのは、大きさの小ささや、様々な情報を表示できるディスプレイのもありますが、一番の注目点は30Wという出力にあります。最近、ミニPCの情報を集めているのですが、省電力のCPUを搭載している機種ではあくまで自己責任にはなりますが、汎用のPD出力(USB Type-C)の小さなACアダプタの中でも45Wや30WのものでもミニPCが起動して使えてしまう(もちろん、CPUの負担の具合によっては少ない出力のACアダプターでは力不足になってしまう可能性はあるので注意して使うなら使うようにしましょう)というのは、もしかしたらこのモバイルバッテリーでも少しの時間ならミニPCが使えてしまうのではないか? というワクワク感がありますね。

ミニPCの場合には電源が切れるということはシステムが即時にシャットダウンしてしまいますが、ノートパソコンにこうした高出力のモバイルバッテリーが利用できるということになると、複数のモバイルバッテリーを持ち歩くことで、スマホ・タブレットだけでなくノートPCの利用をしながらコンセントに頼ることなく、バッテリーからの充電でしのぐなんてこともできてしまうようになる可能性は高いでしょう。現在私は旅行用にACコンセントのある比較的ポータブル電源としては小さいものを用意しているのですが、他に家電を使うのでなければ、小さなモバイルバッテリーだけでもパソコン(私の場合はChromebook)を旅先で思いっ切り使い続けられるというのは、なかなか面白いですね。

ただ、そうした環境を揃えるためには、今後色々なハードを購入する際、当然ノートPCの標準のACアダプターの形状にUSB Type-Cが装備されているものを選ぶ必要があります(電源端子とは別にPD対応のType-Cが付いているものでも可)。そうすることで、スマホ・タブレット・ノートPC全てが一つのバッテリーで給電できるようになりますが、旅行用に持って行く他の機器についてもUSB経由で充電ができ、できれば同じケーブルが使えるようUSBの形状もType-Cで揃えることで、複数用意するモバイルバッテリーがさらに生きるということになるでしょう。

比較的大きな荷物を背負って出掛けるような場合には、小さめのモバイルバッテリーを複数運用した方がソーラーパネルで出先でもバッテリーを充電するようなことも考えられるでしょう。これは災害対策という点で考えても、かなり実用的な対応になるのではないでしょうか。

今までは、高出力が欲しい場合(ノートパソコンを充電しながら使うような)には小さめのポータブル電源でないと使い物にならなかったということはありましたが、今後は高出力で小さいモバイルバッテリーを複数個(3個ぐらいあればローテーションできそうなので万全?)用意すれば、もはやそれでモバイル用途のバッテリーはそれ以上必要なくなってしまうのではとすら思いますね。

今回、私自身は新製品には飛びつかず、たまたまネットを見ていて見付けた、国内メーカー製の15,000mAで出力が18Wのモバイルバッテリーを格安で購入しました。これだとモバイルPCを使いながらの充電は無理ですが、電源を切った状態での充電はできると思うので、今持っている別のモバイルバッテリーと併用しながら30W以上出力の小型モバイルバッテリーの価格がこなれてくるまで、何とかだましだまし使いたいと思っています。私の場合はすでに複数個の同じような容量と出力性能のあるバッテリーを持っているということもあるので、スマホやタブレットだけでなく、Type-C充電に対応するノートパソコンをモバイル運用されている方は、新製品の導入を考えるのも悪くないとは思います。


もはや日本メーカー製だから買って安心ではない性能と価格との関係を知れば選ばれないPCの販売価格

昔はパソコンを購入する際には、日本国内のメーカーが国内で製造することにこだわって購入していた時代がありました。国内メーカーの場合、過去に手痛い思いをした外国のパソコンメーカーのように、全く知らないうちに夜逃げのように国内から撤退しようとしてもできることではありませんし(以前Getewayの地元にあった販売店が前日までは普通に営業しているのに安心してノートパソコンを購入したのにいきなりもぬけの殻になった販売店の姿を見た時のショックは今だに忘れられません)、実際国内メーカーのパソコンはユニークで性能も高かったということがありました。私は最初のパソコンからMacを使っていて、ノートパソコンもPowerBookを重いのを我慢して持ち歩いていたのですが、当時のアップルはハードの理想はわかるものの技術が追い付いていないように思えたNewton MessegePadの方にモバイルユーザー用の製品をシフトしていて、いわゆるモバイルパソコンの開発には積極的ではありませんでした。

そんな中、友人から見せてもらった東芝のリブレットシリーズのあまりの小ささ(当時はWindows95)に、今までのAppleに対する想いはあったもののWindowsに乗りかえ、その後、今もそうですが日本国内で開発されていたIBMのThinkPad(現在はLenovoが作っています)など、質実剛健でキーボードも打ちやすいながら小さくてあらゆることのできるノートパソコンに乗り換えました。当時は、パナソニックもレッツノートがトラックボールを搭載していて、外にパソコンを持ち出す場合には国内で企画され作られていたものの中から選ぶのが当然という感じでした。

また、富士通についてもノートパソコンはともかく、乾電池で動き、小型ワープロとしてだけでなく、当時富士通が経営にかかわっていたパソコン通信の「ニフティサーブ」への通信機能も使えた「オアシスポケット」なんて魅力的なハードもありました。オアシスポケットには、まだ当時ではキーボードによる日本語入力をスムーズに行なえる「親指シフト(ニコラ配列)」の型式のキーボードタイプがありまして、外でも親指シフトを使いたいという場合の選択肢も用意されていました。乾電池で動くマシンといえば、今では考えられませんがオムロンも「マシフ」という小型パソコン(ユーザーの改良によりDOS/Vマシンとして動く乾電池駆動パソコン)を出していた時代があります。

それが今や、ThinkPadはまだ残っていて、レッツノートについては国内のモバイルパソコンの中でも一つのジャンルとして認知されているとは言うものの、やはり価格が手軽には手を出せないというような感じになってしまい、そのうちに台湾・韓国・中国のメーカーが色々な個性的なノートパソコンを出してくるようになっては、日本メーカーの優位性は失なわれてしまったような感じになっています。

それでもまだ、日本のメーカーのパソコンにこだわって購入している方はいるかと思いますが、そんな中で起こって先日ニュースになったのが「富士通クライアントコンピューティング」が、ホームページでの販売価格の表示に不正があったということで消費者庁から措置命令が出されたということでした。

ニュースを見ると、この会社は富士通のノートパソコンをウェブ上で販売する事について、通常時と比べると安い「キャンペーン価格」で期間限定で販売するかのように表示していたということです。しかし、そもそもそこに書かれていた通常時の価格で販売した実績がないのに、さもキャンペーン期間だけというようなあおり文句を付けて販売していたことが問題視されたようです。

私など、最近はとことんミニPCの価格を調べているのですが、あまりにも多くのチャンネルから販売されていて、果たして定価がどれなのかもわからない中、同じアマゾンでも同じパソコンの型番とスペックを持つものを並べ、どこから出品されているものが安く単に型番やスペックで検索しただけだと、最安値よりかなり高い価格で知らずに買ってしまうような恐れがある現状をつぶさに見ています。

こうした複雑な販売状況でも最安値を狙うためには、まずはきちんと自分の欲しいハードのスペック(CPUの種類やメモリ、ディスク容量や付いている端子の状況や付属品の有無)をしっかり把握し、同じものであっても別の業者(別の業者でもアマゾンの場合は別項目が立っていることがあるので)が出している場合もあるのでそこでの比較もします。

さらに、私自身は日本製にこだわらず例えば中国のメーカーの中でもどのメーカーの製品がいくらかは安心して使えるだけの実績を積んでいるかというところまで、多区のレビューや動画など、忖度なくメーカーのPRでないことを確認しながら選んでいくこともしないと、安く買えたとしてもトラブル続きで使いものにならなかったり、アフターサービスが受けられなくなったりすることもある(逆に言うとあまりに安い場合は壊れたら諦めることも含め)ということを考えながら購入するパソコンを決めるようにはしています。ただ、そうした検討の範囲には、今の日本のパソコンメーカーのものはほとんど入ってこない状況です。

最近は廉価版のCPUでも最新のものは中古の高性能であったCPUを積んでいるものと比べても遜色ないような状況になっているので、次に購入する可能性があった中古PCを導入すべきか否かという事についても考えてしまっています。中古で出ているノートパソコンのメモリは殆どが8GBくらいですが倍の16GBくらいないと長く使うには不安で、かといって最初からそれくらいのメモリが載っている中古を買うよりは、中華メーカーでそこそこのスペックのあるパソコンにすれば、最初から高性能で長めに使えるという現実を見てしまうと、改めて日本メーカーの立ち位置はどこにある? という風にも感じてしまうのです。

紹介した富士通のパソコンについても、いくらキャンペーン期間中の値引きだと言っても、冷静にそのスペックを確認した上で他社のPCと比較すれば、全く問題にならないくらい価格が高いと最初からスルーできる人がほとんどだと思います。わざわざ不正をしても売り上げアップになったかどうかも疑わしく、今回のような消費者庁から企業名を発表されるくらいなら、もう少しユニークで興味を引くような性能であったり価格のものを出す努力をお願いしたいものです。個人的に言えば、多少海外メーカーより高くてもきちんとしたアフターサービスがあれば、日本のメーカーのものを選択する余地はあるかも知れません。

ちなみに、今回のニュースで出た「富士通クライアントコンピューティング」のアフターサービスについてですが、故障時などの窓口の電話番号は0120から始まるフリーダイヤルでした。この点については購入者が時間を気にせずに相談できるということで、個人的には評価できます。国内のパソコン会社は企業へのリースなどを考えて作られているものも多いので、個人のお客さんに対しての売上が上がらない点もあるかと思うものの、高いなら高いなりのセールスポイントを出し、それを見て購入する人たちに選ばれるようなやり方を今後は目指して欲しいですね。


楽天モバイルの特典の一つRakutenTVのプロ野球パ・リーグ試合中継はハードを買い足せば大画面テレビで見られる

以前私がソフトバンク回線を持った一つの理由に(現在は解約しています)、Yahoo!プレミアム会員の特典を回線契約だけで使える中でも、自前でプロ野球の球団を持っているからか、プロ野球のパ・リーグの試合中継をインターネットで見ることのできるサービスに心惹かれてというのがありました。残念ながら、2023年4月からのシーズンでは、ソフトバンクではこのサービスを終了してしまったのですが、まさにそのタイミングを狙ったかのように同じパ・リーグのネットによる生中継のサービスを始めたのが、同じパ・リーグのプロ野球球団を持っている楽天でした。

現在、楽天モバイルの回線に加入した人に、通常は有料の「RakutenTV」のサービスの中から、プロ野球パ・リーグの試合中継と、一部のNBAの試合が楽天IDとパスワード(楽天モバイルに紐付いたもの)を入れると、普通にパソコンやスマホ・タブレットから生中継を見ることができるようになっています。あくまで私の場合、セ・リーグよりもパ・リーグの試合を多く見るので、固定回線用に使っていた回線をいったん解約して一時期使えなくなったものの、現在は月3GB未満で月額千円くらいで通話無料とともにパ・リーグの試合が継続して見られるようになったことは単純に良かったと思っています。

今回、この件について書かせていただいたのはその事だけでなく、スマホ・タブレット・パソコン以外にも見られる状況を作ることができるという話です。RakutenTVがメインではないものの、二つのハードを揃えると、自宅内だけでなく車中泊の旅でも色々と使えるようになるのではないかと思います。

というのも、「RakutenTV」はウェブ経由だけでなく専用のアプリ(主にスマホ用)があるのですが、そのアプリは今度のセールでも安く出るかも知れないAmazon Fire Stick TV用のアプリもあるのです。つまり、テレビやモニターにつないだFire Stick TVにRakutenTVアプリを入れ、楽天モバイルと紐付いている楽天IDとパスワードを入力すると、大画面のテレビやモニターでもパ・リーグ中継を見ることができるようになるのです。

自宅のテレビにFire Stick TVを接続して使う場合には自宅のWi-Fiにすでに接続されている方も多いと思うので、単にアプリを選んで実行するだけですが、これを外に持ち出すためにモバイルバッテリーでも動くモバイルモニターを用意することで、さらにその可能性が広がってきます。

私の持っている15インチのモバイルモニターの場合、10,000mAの複数個のUSB端子のあるバッテリーにモニターとFire Stick TVをつなぎ、手持ちのスマホでテザリングをすれば普通にFire Stick TVの全機能が使えるようになります。私自身、かつて楽天モバイルの回線を使って自宅のインターネットを賄っていたので、車中泊先が楽天モバイルのエリアであれば、安定した映像でスポーツ中継や映画、テレビ番組などを楽しむことができるようになります。もっとも、楽天モバイルの回線は他の大手キャリアと比べてプラチナバンド対応でなく、エリアも今一歩というところもあるので(auのエリアが無制限で使えるので期待は持てますが)、楽天回線ではうまくつながらない場合に備え、例えば申し込んで24時間は無制限でネット利用ができるpovo2.0を併用したりすれば、かえってその方が良い場合もあります。

もちろん、スマホやタブレット、パソコンを使っても見ることはできるのですが、例えば作業しながら試合(動画など)を見たいと思っても、一度動画を利用すると他の作業には使いにくくなるハードがほとんどだと思います。その点、モバイルモニターはモニターとしての機能しかなく、さらにAmazon Fire Stick TVも基本的には動画を楽しむために作られたもので、さらにリモコンが付属するので、多少離れたところにモニターを置いていても、パソコンで作業しながらリモコンで操作することができ、車内で使っても自宅と同じような環境を作ることができるというのが大きいですね。モバイルモニターについては、もしパソコンの方で複数のモニターに出力できる機能があれば、画面で映すものを変えることができるので、さらに色々な使い方を考えることができるでしょう。

もしプロ野球パ・リーグをよく見る方であれば、楽天モバイルを契約しているならこの特典を使わないのはもったいないですし、これから夏のボーナスシーズンを狙ってセールが来ると思うので、使用するテレビやモニターによってHD対応と4K対応のものがありますが、どうせなら安い時に手に入れるのがおすすめです。ちなみに、基本的にこの製品はAmazonのプライムサービスの利用を応援するハードになるものの、今回紹介したアマゾンとは関係ないRakutenTV単体や、その他のサービス(YouTube・NHK+・AmebaTV・TVer・DAZNなど)だけでも使えます。他にも興味深いアプリがアプリストアでは用意されていますので、自宅内だけでなく外に持ち出す前提でも楽しんで欲しいと思います。


低スペックな低消費電力ミニPCのモバイル運用について本体そのものを持ち出す新たな可能性を考える

相変わらず、Chromebookを購入して便利に使っています。一応、ブログを書いたり、スマホで撮影した写真を加工(主にリサイズ)してブログに上げたりするくらいなら、全てChromebookでできてしまうので、今まで使っていたWindowsOSのノートパソコンの出動回数がかなり減りました。

ただ、全くウィンドウズパソコンが必要ないかというとそんなことはありません。Chromebookはほぼウェブサービスを利用しての運用になるのですが、便利なアプリケーションはWindows上で使えるものも多く、作業によっては当然ウィンドウズを使いたいですし、使える状態をキープしておきたいと思います。

今までは、置き場所が無いということと、昨今の電気料金の値上がりの関係から普通のデスクトップPCをあえて導入するメリットは見いだせなかったのですが、最近になってタブレットよりも小さくスマホと同じくらいのスペースに機能が詰めこまれた「ミニPC」に注目することになりました。大きなディスプレーの裏にミニPCを設置すれば、ほぼモニターのみで高性能なパソコンとして使うことも可能になっています。

私のWindowsパソコンの使い方としては、動画の方には手を出していないこともあり、そこまでのCPU性能を追求してはいません。逆に、電力を消費しない低電力のCPUを使ったものの方が、私にとっては色々な理由で購入する理由が出てくるのですが、今回はちょっとその事について書いてみようと思います。

You Tubeやウェブを見たり、簡単な作業をオフィスソフトによって行なうくらいだったら、2万~3万円くらいの間で出ているミニPCのスペックでも十分で、特にインテルの「N100」というCPUはかなり話題になっているようです。とあるメーカーのN100を搭載したミニPCに付属するACアダプターは36Wのものが付いているのだそうで、これだとデスクトップながら、ノートパソコンと変わりません。ちなみに今使っているChormebookのACアダプターは45Wとなっています。

さらに、メーカーによってはACアダプターの端子が独自規格のものだけではなくUSB Type-CタイプのPD端子からでも利用可能なものもあります。私が見た中ではMinisforum UN100というミニPC(現在人気のため?売切で次回販売分の予約受付登録中)は、付属する独自規格のACアダプターだけでなく、汎用のACアダプター(あくまで自己責任になりますが30Wのものでも動く?)でも動いたというようなネットでの報告もあるので、デスクトップ型のPCとはいえ、ミニPCは持ち運んで使うことも十分にできるポテンシャルを持っているということになるでしょう。

私がこの種のミニPCを購入した場合、僅かな部屋の隙間に本体だけを置き、基本的にはChormebookからリモートデスクトップを使って動かしたほうが余分なものを使わずにChromebookだけで完結してしまうので、そんな使い方を考えています。リモートでなく直接操作したい時には、すでに購入しているモバイルモニターがあるので、それとキーボート・マウスの組み合わせで単体で利用することも可能になり、いざというときには心強いです。

ただ、これだけ小さくて省電力ということになると、この本体とコード類・キーボード・マウスをセットで持ち出して、宿泊場所のテレビに接続してそれをパソコンとして使うというようなこともできてしまいそうです。さらにミニPCが進化して、当初購入したものから買い替えたような場合、自宅に置くものと持ち出すものとを分けて使うというようなこともできてしまいます。その際に、Chromebookで使っている汎用のACアダプターがそのまま使えてしまうというのは結構便利です。

現在販売されているミニPCはOSにWindows11Proが載っていて、Proであれば標準でWindowsのリモートデスクトップが使えるというのも大きいですね。耐久性には不安はあるものの、利用する範囲を限定し、Chromebookでできることは極力行なうようにすればそれなりに長く使えそうです。

また、自宅据え置きだけでなくセットを持ち出しても使えるミニPCは、車の中にパソコンを常備しなくても持ち込んでセッティングし、ポータブル電源を使えば問題なく車中泊のお供としても使えるマシンになりうると思います。ノートパソコンの方が便利という声も聞こえてきそうですが、モニターの大きさを後から変えたり、自分の使い方に親しんだ手になじむキーボードのある方なら、使い慣れないノートパソコンよりもミニPC一式をまとめて車内でセッティングした方がリモートワークを車中泊をしながらしたいと思っている方には合うのではないかと思います。

私はすぐに購入することはないと思いますが、今後のWindows11への乗り換えを考える中で、一台は持っておき、もし追加で買い足してしまったら、本格的にモバイルユースで使うような事もするかも知れません。そうなると、荷物は増えるものの、ChromebookとWindowsノートの2台持ちよりは様々な可能性が出てくるのではないかと思います。モバイルモニターやキーボードはOSとは関係ないので、良いものを長く使うことができますし、今後の状況に合わせてWindowsOSのサポートを継続させていくためには、こうしたミニPCの活用が案外良いのではないかという気がします。


Androidスマホを利用中ならChromebookをセットで使うことのメリットはかなり多い

現在の私はまさに浦島太郎状態で、Chromebookを使っています。私の現在使っているのは、中古PCやスマホ販売のイオシスで中古でないアウトレットを格安で購入したASUSのChromebook Flip M214MA(BU0029)というモデルで、アプリを入れて使うにはちょっと心もとない32GBのモデルですが、ウェブブラウザ上で動くサービスなどを利用しつつ、必要なアプリはAndoridで動くアプリを入れることもできるので、ノートバソコンとタブレット(Andorid)の二刀流的に使えることもあり、現在かなり気に入って使っています。

過去に使っていたCromebookは、Andoridアプリは入らないし、現在はWi-Fi経由でつながっているプリンターであれば普通に印刷は可能なのですが、当時は単体での印刷も難しく、単にウェブブラウザの「Chrome」を使うだけといった感じでした。それでも、OSのベースがLinuxだったので、Linus OSでブートして遊んでいたらフラッシュメモリがクラッシュしたらしく全く使えなくなってそのままChromebookとは距離を置いていたのですが、私の中では使えるマシンとしてかなりまとまってきているという気がしました。

以前ブログで、LinuxについてはブートしなくてもChrome OSが立ち上がっている状態でLinuxアプリを立ち上げれば、並列して使えるようになったので、不具合が出る可能性が少なくなった状態でLinux用の日本語入力環境である「Mozc」を使えるようになったことを書きました。これで、私にとっては最強の文章書きツールへとChromebookが成長したわけですが、特殊な事をせずにChrome OSだけで使っても、モバイル運用ではAndroid OS搭載のスマホとリンクさせることで、かなり使い勝手のよいハードになります。

本体の設定で、Andoridスマホとペア設定をすると、ChromebookとBluetooth接続をすることで、Chromebook上でスマホのアンテナの状態や電池の残量、撮影した写真のリスト表示、メッセージの表示など色々なことをChromebook上で表示できるようになります。それだけでなく、設定の中にはスマホをアクセスポイントとして使うためのスイッチも付いており、スマホはポケットやバッグの中に入れておいても、スマホからのWi-FiテザリングでChromebookをネットに接続することができるようになります。

外でもネットにつなぐことができれば、Chromebookでは常にオンラインでつながっていることになるわけで、ウェブブラウザを使っての作業(クラウド利用でデータのダウンロードや更新もOK)もできるようになります。継続しての利用にはスマホの方にモバイルバッテリーをつなぐなどの対応は必要になるものの、契約しているスマホのプランによっては、動画視聴を大画面のChromebookで行なえます。今使っているモデルはキーボードと画面の取り外しはできないタイプですが、画面を360度回転させることによってタブレットのように手で持って画面をタップして使うこともできますし、平らな面に立たせてスタンド要らずで画面に集中して動画などを見るようなスタイルにすることもできます。本格的にタブレットとして使うことは難しいものの、スマホの小さな画面では難しいことをアプリを導入してできるようにしておくことは可能です。

個人的に便利だと思うのは、Chormeの機能拡張アプリの中に、LINEのトークをChromebookでも使えるものがあり、LINEのやり取りをする中で、さっとメッセージを返したい時にはChromebookでLINEアプリを立ち上げ、メッセージ入力は本体のキーボードから行なうことができるのは大変便利です。相手から見るとスマホの入力では考えられないくらいのスピードでメッセージのやり取りを行なうことができるので、話が長くなりそうな時にはChromebook(実際はChromeの機能拡張なのでパソコンのChromeでも可能なのですが)を開いてLINEのトークを使うことが増えました。

また、今まではちょっとしたメモを書きたい場合にはスマホアプリなどを活用していたのですが、ウェブブラウザで動くサービスをChromebookで使っているうちに、ウェブサービスをそのままメモ書きに活用した方が便利だということに気が付きました。

というのも、ウェブサービスではブラウザを開いた状態でメモ書きのできるサービスがあり、それらはブラウザが開ければ使えるのでOSやアプリを同じように揃えなくても良いわけです。つまり、Chromebookが使えないようなシチュエーションであっても、スマホでウェブサービスのサイトを開き(ブックマークは同じChromeを使っていれば共有できます)、そこでメモをすれば、改めてChromebookで同じページにアクセスすれば、その内容を確認した上で新たな作業を行なうことができるようになります。スマホの場合は、自分で意識していなくても常時ネットにつながっているので、ちょっとしたことをメモするには十分でしょう。

ただ、どうしても特定のソフトを使わざるを得なかったりする場合にはWindowsやMac bookなどのパソコンを持ち出す必要が出てくるかも知れませんが、その場合はリモートデスクトップを仕込めばChromebook上でWindowsやMacOSを操作することも可能です。今のところそこまでする必要性を感じることはありませんが、最近何かと話題のMiniPCとセットにして使うのも今後考えても面白いかも知れませんね。自宅内で使う場合も、開くのはChromebook一台で済んでしまうことが私の場合ではさらに多くなり、場所も取りません。今後のWindows11への移行を考える際に、一台が調子が悪くなっても作業が続けられるように、複数のハードを揃えるのに、両方ノートパソコンでなく片方はMiniPC(小型のデスクトップPCでも可)にし、それにノートパソコンを併用するというのは、もう一つ私にとって便利な点もあります。

外からパソコンの電源を入れる方法として、Wake On Lanの仕組みはかつて私がシグマリオン3という昔なつかしいキーボード付きモバイルマシンを使っていた時に行なっていましたが、設定がめんどくさいというのがあります。最近では外からスマホを使って各種家電の電源を入れるためのSwichbotなる便利な道具もあるので、外出先でどうしてもWindowsOSを使っての作業が必要になった場合、スマホからSwichbotを動かしパソコンの電源を入れて、Chromebookからリモートデスクトップを使って作業するような事も実現は十分に可能です。すでにこうした道具についてはスマートスピーカーと連携して家電を動かすリモコンや、電球を導入していますが、その延長ということで自宅内で使うこともできますし、旅行先から使うこともできるわけで、持っていくものは非力なChromebookだけで良い環境を今後は作っていくことを目標に、徐々ではありますが色々と考えていきたいと思っています。