調理中の緊急地震速報の入手方法

2020年はここまで、感染症への対応ということが問題に挙げられることが多くなることで、本来は備えなければならない問題への対処も遅れ気味になっている感じがします。その事を強く感じたのは、一昨日に静岡県内で出た緊急地震速報でした。

幸いにして緊急地震速報から時間をそれほど空けずに起こった伊豆諸島を震源とする地震については、特に大きな被害を出しませんでしたが、金曜の夜に2回も緊急地震速報が出たことで、かなりその時にはナーバスにならざるを得ませんでした。

この一連の地震はマグニチュードが低くて伊豆諸島でも最大震度5弱と、そこまで大きなものではありませんでしたが、やはり静岡県に近いところで何回も地震が起きるというのは気になります。そもそも、感染症の有無に関係なく、日本ではここのところ継続して震度4から5くらいまでの地震が起こってきています。東北や茨城県内を震源とする地震は未だに東日本大震災の余震と考えられますが、伊豆半島周辺を震源とする地震についてもいつ南海トラフが動く大きな地震の引き金になる可能性もあります。

ここのところ、自宅内でアルコールストーブを使った調理を試したりしているのですが、もしアルコールストーブの燃焼中にグラっときたら、自宅が火元になってしまう火事の危険性も出てきます。一応、小型のアルコールストーブということで、いざという時には小皿をかぶせることでアルコールストーブの燃焼を消す準備はしているものの、今後は消火用の水も用意しながら、野外で使うことも考えつつ、室内ではなくベランダに調理場所を移すような形で火の取扱いには十分気を付けようと思っています。

そして、改めて思ったのが常に緊急地震速報を意識した生活の大切さです。金曜日の緊急地震速報はテレビを付けていた時だったため、リアルタイムで緊急地震速報が出たことを認識した上で対処できましたが、少なくとも料理をしているような状況の中では、いつ速報が出ても良いように、テレビかラジオを付けながら火の管理をするということが必要かなと思います。

私自身、radikoでラジオ番組を楽しむことが多いのですが、もし地元の放送局でない放送局の番組をradikoで聞いていた場合、radikoから流れてくる速報はその地域における速報になってしまうため、自分の身の回りの情報を得ることはできません。さらに、radikoの場合は本放送より流れてくるタイミングが遅れてくるので、リアルタイムに速報を聞いて火を消すなどの対応をするためには、テレビもデジタル放送になってライブでも数秒届くタイミングが遅れてしまうので、小型ラジオを移動させながら流しておくことも緊急対応としては十分にありという感じがします。電池駆動のポータブルラジオの場合、停電が起きネットが切れても流れてくる情報が途切れることはありません。普段はradikoを楽しんでいても、普通のラジオも併用することもやはり大事かなと改めて思います。

今後の日本を襲う地震については、私の住む静岡県を始めとして絶対に大丈夫という地域は無いと考えた方が良いと思います。基本的には自宅から何も持たずに逃げても車の中に車中泊用兼災害対策のための装備を揃えてはいますが、日頃から大きな地震に遭遇したらどうするということを考えておけば、必要なものは自宅から持ち出すことができたり、避難する際に怪我を防ぐような注意もできるように思います。これから年末年始にかけて、主に感染症対策から自宅にいる時間がさらに多くなるでしょうが、そうした生活をする中で、いざという時にどう自分や家族の身を守り、何を持って避難すべきかというような事も考えてみるのも大事なのではないでしょうか。


カテゴリー: ラジオ | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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