Enginstar ポータブル電源 R350を購入してみて PanasonicのミニクッカーSR-MC03との組み合わせでご飯を炊いてみる

先日、折りたたみ式の最大100Wのソーラーパネルを購入してから、家に籠もっての生活の中でソーラー発電によるモバイルバッテリーへの充電を楽しみながら行なっています(^^)。実は100Wのソーラーパネル以外にも小さめのソーラーパネルを複数持っていまして、通常価格より安く購入できる時期にまとめて購入しているので、そこまでトータルの費用はかかっていません。ソーラーパネルの使っての充電は、そこまでコストが良いものではないので、ある程度気が長くないと楽しめないかも知れません。

スマホ用のモバイルバッテリーを充電するパネルとしては、過去に購入した14Wのanker製パネルでも結構モバイルバッテリーを充電することができますし、別に安価に購入した20Wのaukey製パネルを家の物干し竿にセットして朝から夕方まで充電することで、晴れの日であれば普通のモバイルバッテリーなら結構充電できるのです。最近はテレビの代わりに(地上波・BSもネット経由で見られるハードがあるので)iPadをテレビ代わりにして番組を見ながらパソコンを使ったりしているのですが、その際iPadをモバイルバッテリーに繋いで給電することで、今までは何かにつけて付けていたテレビにかかる電気代を0円にしようと思えばできます。

そうなると、せっかく購入した100Wのソーラーパネルの出番が無くなってしまうわけですが、100WのソーラーパネルをACコンセントが使えるポータブル電源を充電するために使うようにすると、曇りで発電できない時の電力供給に使えますし、コンセントが使えるので夏にDCモーターの扇風機を使えるようになるので、停電が長く続いても心強いです。ただ、そうしてポータブル電源を使い切ってしまうとアウトなので、やはりポータブル電源は1つでなく2つ欲しいですし、以前に購入したポータブル電源は疑似正弦波で150Wクラスと容量が少なく、利用できる家電も限られるので、もう少ししっかりしたポータブル電源を物色していたのです。

たまたまそんな時に見付けたのが、ソーラーパネルと同じメーカーのEnginstar ポータブル電源 R350という型番のもので、AC出力が最大350Wで純正弦波80000mAH/296Whというそこそこのスペックのものが、クーポン利用で5千円安の15,000円弱くらいで売り出されていたので、購入してみました。今まで持っていたポータブル電源は性能はこのポータブル電源の半分くらいで、値段も半分くらいだったので(^^;)、コスト的にはそんなに悪くないなという感じの買い物ができた気がします。

ただ、ソーラーパネルをベランダに出して充電しても、一日で満充電になるどころか、天気のいい日ばかりではなく大雨で全く充電できない日もあったため、購入時の空っぽの状態から満充電にするためには一週間もかかってしまいました。ただ、朝一番から晴れている状態であれば効率良く充電できるので早く満充電はできると思いますが、それでも一日でそこそこ充電するには相当効率良くソーラーパネルに日光を当てなければならないので、日常生活を送っている中では気長に充電していくのが良いと思います。

そして、このポータブル電源を購入して何を最初にやってみたかったかと言うと、PanasonicのミニクッカーSR-MC03を使ってご飯を炊くことでした。このミニクッカー(実際には小型の炊飯器)の消費電力は200Wということなので、最大350Wのこの電源ならば満充電にしておけばちゃんとご飯が炊きあがるまで動かせるはずです。今回は一合のお米を十分水に浸してからセットし、炊飯ボタンを押してスタートしました。

このバッテリーには消費ワット数が表示されるのですが、消費電力200Wとは言っても実際のところ動かすとそれ以上の数値になりました。スイッチを入れた時にはだいたい250Wくらいで、炊きあがり直前では280Wくらいまで上がってきました。こうなると少なくとも300Wまでの電力が使えるポータブル電源でないと、このミニクッカーを使っての炊飯は心配になります。

室内の温度が約19℃の状態でだいたい一合でセットしたご飯が15分くらいで炊きあがりました。自動的にスイッチが切れるので、ポータブル電源の方で何かする必要はありません。ただ、ポータブル電源は高出力の状態が続くと内蔵のファンが回ることがたびたびありました。周辺に音を出すことが心配な場合もあるかと思いますが、車内ではそこまで気にせすに使えるのではないかと思います。バッテリーレベルは5段階ありますが、炊飯することで2つ減りました。この表示を信じると一回の満充電で2回炊飯することができる感じですが、実際に車中泊で使う場合、気温や水温が低いと水の沸騰まで時間がかかるので、満充電で一回炊飯したらその後で走行充電をしてもう一回くらいに考えておいた方がいいかも知れません。

炊きあがりは実に美味しく炊けていました。このミニクッカーは炊飯だけではなく煮込み料理やおでんのようなものの温めにも使えますし、どうしても車内から出ないで温かいものが食べたい場合に十分に実用になりそうです。今回は家庭用コンセントは全く使わず、ソーラーパネルからポータブル電源に充電した電気だけを使ってご飯を炊いたのですが、ライフラインが途切れても太陽光と走行充電だけでも使えそうな感じがしてきて、地味に嬉しいですね。ちなみに、車のシガーソケットにインバータを付けても最大出力が150Wくらいなのでこのミニクッカーは直接シガーソケットからは使えません。車をアイドリングさせた状態で炊飯をしたい場合にはシガーソケット専用の炊飯器を別に購入するのがおすすめになります。ただし条例で長時間のアイドリングが禁止されている所もありますので、そうした細かい点を考えなくても使える、ミニクッカーとポータブル電源の組み合わせはある意味最少の車内調理グッズと言えるのではないかと思っています。

ただ、かつて紹介したミニマム調理グッズを使うと同じような条件ならアルコール燃料20mlをセットすれば同じように自動炊飯できてしまうので、電気をコンセントからでななく自力で発電して作り炊飯することの大変さというものを思い知りました。昨日は残念ながら雨が降ったり止んだりという天気だったので充電はしませんでしたが、今後は晴れた日には徐々に充電していきながら気長に電気を貯め、いざという時にはポータブル電源をいつでも使えるように準備していきたいですね。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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