2022年2月に電力危機は起こるのか? 起こらなくても電気料金節約のために考えること

世界的なエネルギーを作るための燃料の争奪戦のため、日本国内の主流の燃料である液化天然ガスや他の燃料の価格が上がり、そのために家庭の電気料金まで影響を受けているそうです。改めて考えてみると、かなりの暑さが先日ぐらいまで続いた夏の季節にそこまで影響しなくて良かったと思えますが、冬は冬で暖房費として電力と灯油・重油のダブルパンチで値上げされることが予想されます。

ただ、お金の負担だけで済むようならそれでもいいと思う方もいると思いますが、もし電力利用量が供給量を超えてしまう可能性があると、あの東日本大震災の時のような計画停電が2022年2月あたりに行なわれる可能性もあるという話を耳にしました。もちろん、マスコミ報道というのはそれを頭から信じることはしなくても良いと思いますし、可能性としてそれほど計画停電になるかというと、個人的にはそこまでの緊迫した状況は電力に関わる人の力で解消することができるのではないかと思っています。

ただ、実際に計画停電が実行された時のことを考えると、突発的な災害(地震だけではなく大規模な落雷などで設備が損傷を受けてにわかには復旧できない事もあるかも)がきっかけとなって時間限定で電気が使えないような事も考えられます。個人的には自宅での生活の中においても、車中泊をするための準備で得たノウハウを活用し、急な停電になっても慌てないような下準備だけはこれからしていきたいと考えているところです。

まず、家庭の中で停電が起きた場合、一番困るのは何かという事を考えた場合、夜の場合は明かりですが、一日中通して困るのは常に電力を使って動いている冷蔵庫だと思うのですね。幸いにして今回の電力危機の予定が一年を通して一番寒い時期であるので、いわゆる冷蔵室にあるものについてはバルコニーなどの外に置くことである程度の保存はできると思うものの、雪国で雪が降らない地方であれば、冷凍室にある冷凍食品は電気が止まった瞬間から溶けていくことになるでしょう。

幸いにして手元には複数のクーラーボックスがあるので、とりあえず日常的には最低限の保冷剤を入れているので、その保冷剤と一緒に冷凍庫の中味をクーラーボックスに移し、冷凍食品から先に食べていくような感じで日々の買い物をしています。冷凍食品は便利なので、ついつい買い過ぎてしまう方もいるかも知れませんが、その量に応じて、一時しのぎではありますが大き目のクーラーボックスを複数用意して、できるだけ冷蔵庫内の食品を無駄にせずに食べられるような体制を考えることをおすすめします。

さらに、今ある冷蔵庫の中味を保管するだけでなく停電時にも氷を作ったり他のクーラーボックスに入れるための保冷剤を冷やしたいという方については、複数のクーラーボックスだけでなく、AC・DC以外にも市販のカセットガスを使って冷やすことのできる冷凍冷蔵庫COMBICOOLのような製品をレジャー用に用意し、いざという時には他の普通のクーラーボックスと合わせて活用するという方法もあります。ただ、常温からカセットガスを使って冷やすのはかなり効率が悪いので、日常的にサブ冷蔵庫としてコンセントをつないで寝室の飲み物やアイス用の冷蔵庫として使うなどの工夫はあった方がいいと思います。

次に、明かりの問題ですが、先日自宅周辺が数分間だけですが停電になった時、当然ながら周りの家々の電気も消えてしまっていて、月明かりがない日でしたら本当に真っ暗になります。逆に言うと真っ暗な中であれば少しの明かりでも十分部屋の中を照らすことができると思いますので、100円ショップで売っているLEDランタンでも用意して、同時にそのランタンで使える、これもできれば充電可能な単三型のエネループを呼びとともに用意しておくことをおすすめします。

私の場合はランタンと懐中電灯を常に使えるように明かりのチェックを行ない、暗かったり付かなかったりした際は予備電池に交換し、同時にエネループの充電を行ないます。エネループは自然放電量が少ないので、なかなかこうした充電作業は必要ありませんが、予備を含めた複数のエネループを用意しておくと、ポケットラジオの電源など他のもの用にも使えますので、必要な分の倍くらいの本数を目安として充電器とともに用意しておくことをおすすめします。個人的な充電器のおすすめは、過去にこのブログで紹介した純正のUSB充電器で、いざという時にはコンセントのないポータブルバッテリーからエネループに充電することができます。

パナソニックエネループ充電器 BQ-CC87 USB充電が基本のモデルその使い勝手は?

明かりについては、以上の用意でもそれなりに長期間の夜の室内を照らすには十分なのですが、もう一つ電気と私たちの関係を考えた場合、どうしても確保しなければならないのが、スマホの充電をどうするのか? ということではないかと思います。

さすがにスマホの充電は普通に使っていれば毎日することが必要なので、ある程度容量の大きいモバイルバッテリーか、他の家電製品も使えるポータブルバッテリーの用意が必要になるのではないでしょうか。これがあれば上記リンクのUSB経由でのエネループ充電も可能になりますし、安心して一日中スマホを使えるだけの電気があれば、計画停電を乗り切ることができるでしょう。

基本的には計画停電でない時間にACアダプターを使ってモバイルバッテリーやポータブルバッテリーを充電し、コンセントが使えない時に(特に夜間など)、ふと手元のスマホを見たら全く充電されていなかったというような急に備えるために、各種バッテリーを使うという形を考えます。さらに一日中コンセントが使えないような災害時を考えると、モバイルバッテリーやポータブルバッテリーを充電できるソーラーパネルの併用というのもできればあった方がいいですが、計画停電対策としてはそこまで考えなくても良いでしょう。もし購入する場合にはポータブルバッテリーの方を優先し、ソーラーパネルはネットでの安売りがされるタイミングで考えれば良いのではないでしょうか。

モバイルバッテリーについてはお使いのスマホに合わせたものを用意すればいいと思うのですが、ポータブルバッテリーについてはその用途で様々な容量のものがあります。個人的には夏に計画停電があることを考えると、できればコンセントが付いていて家庭用のDCモーターの扇風機が夜通し動かせるくらいのパワーのあるものが良いと思います。ちなみに、私が持っていて一番パワーが有るのが、最小の電気炊飯器を何とか使うことのできる以下のリンクのポータブルバッテリーです。

Enginstar ポータブル電源 R350を購入してみて PanasonicのミニクッカーSR-MC03との組み合わせでご飯を炊いてみる

どちらにしても、こうしたものは実際に電力危機が起こり、多くの人が準備の大切さに気付いた時点で品薄になってしまうことが予想されます。個人的には今後行なわれるであろうネットや実店舗のセールで通常より安くなった時を見逃さずに必要だと思うものから購入していくことだと思っています。個人的には全ての家庭の電力をソーラーパネルでまかなうような事は難しいと思いますが、暖房なら昔懐かしい湯たんぽをこたつの中に入れていざという時にはあたたまるような工夫も可能です。その際には湯わかしのできるキャンプ道具の家での利用も視野に入ってくるでしょう。まずは今揃っているキャンプ道具やモバイルバッテリーてできることできないことをまずは検証してみることからおすすめします。


カテゴリー: 充電池活用法防災関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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