夏に向けてクーラーボックスを冷蔵庫代わりに使うための温度管理について考える

ここのところ急に寒くなったり暖かくなったりする天気が続きますが、そんな中でも桜は満開になっているので、今後は良い天気になれば気温も上がってくることになるでしょう。冬の時期に購入して現在も自宅でサブ冷蔵庫のように使っている六面真空パネルのクーラーボックスがいよいよ本格的に活躍する季節が近づいてきました。

現在、40Lのクーラーボックスに、6℃以下になると固まる「冷気まもるくん」という特殊な保冷剤を4個入れっ放しにして、500gのハード型の保冷剤6個をローテーションして使っているのですが、最近ちょっとこまめに保冷剤をローテーションできなかったことが原因で、うまくクーラーボックス内の温度が下がらなくなっているのです。

購入当初にレポートした時には、クーラーボックス内に入れた温度計で、室温が5℃を超えるぎりぎりくらいの状態で保冷剤を交換していました。その時の保冷剤の状態はまだ凍っていて(0℃で凍るスタンダードな青い保冷剤です)、それをミニ冷蔵庫でさらに冷やした保冷剤と交換すれば、最大48時間くらいの保冷効果がありました。さすがにすごい保冷効果だと思ったのですが、先日ちょっと出掛ける用事が続いて保冷剤の交換を忘れてしまいました。

室温が上がり、最終的には8℃を超えてしまったのですが、そうなるとなかなかクーラーボックスの室温が下がらず、6℃近辺をいったりきたりするようになってしまいました。これは、ローテーションする保冷剤を頑なにミニ冷蔵庫で固まらせているからということになるのですが、いったん温度が上がってしまって中味が溶けてしまった保冷剤を完全に凍らすにはミニ冷蔵庫では時間がかかってしまうようです。そうなると、改めて電気が完全に止まってしまい、ポータブル電源でミニ冷蔵庫を動かし、クーラーボックスを冷蔵庫代わりに使う場合には細心の注意が必要になってくるのではないかと思います。

基本的にはクーラーボックスの室温を5℃以下に保ち、5℃を超えないうちに新しい保冷剤と交換するようなローテーションを組むようにしないと、まだ完全に固まらない保冷剤を短時間で交換することを繰り返すような状況になってしまいます。

今回は、自宅のメインの冷蔵庫の冷凍庫で保冷剤を急速冷凍させることでこの問題を解決しましたが、実際に停電が続いてしまったり、車中泊やキャンプ泊の状況で頼りになるのは車のシガーソケットやポータブル電源に繋いだミニ冷蔵庫だけになってしまうので、室温のモニターはこまめに行なうことが大切だとしみじみ思います。

逆に考えると、昔氷で保冷する冷蔵庫を使っていた時代には、ドアを開けなくても温度を見ることのできる温度計もないですし、心配で外出もままならないような状況であっただろうと思います。私と同じように、大型のクーラーボックスを家の冷蔵庫とは別に使いたいと思っている方は、ちょっと目を離すと元に戻すのが大変になることもありますので、十分注意しましょう。

カテゴリー: 充電池活用法 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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