月別アーカイブ: 2024年6月

スマホの二台持ちのメリットを実感することになった天体望遠鏡とのセット利用

一般的に、スマホを二台以上同時に使っている私のような人間は、普通の人からすると好奇の目で見られることがあります。私自身は、元々スマホを使っていた時から通話はガラケーでデータ通信などはスマホでと分けていたのですが、ガラケーやスマホでできる事が限られてくる中、主に通話用のスマホとデータや動画などを見るためのスマホということで使い分けています。

二台持ちはどちらかのバッテリーが無くなってもどちらかの電池残量があれば通信を続けられるメリットが有り、特に通話・SMSなど最低限の通信についてはできるようにしておきたいということと、複数の回線をスマホに入れることで、一つの回線に依存することなく利用可能ということで、今まではそうして説明してきたのですが、先日購入した天体望遠鏡で色々楽しんでいるうちに、私と同じようにスマホを使って望遠鏡を使いたい方は、SIMカードが入っていなくても2台持って出掛けるのが良いのではないか? と思うことがあったので報告します。

最近の天体望遠鏡は、目で星を見るだけではなく、スマホのカメラを使っての電子観望や、動画・静止画の撮影に対応する「スマホアダプター」が付いているものが多く、私の購入した望遠鏡にも付いてきています。専用の機材の方がきれいに撮影できますが、スマホでの操作だけでそれなりの星・惑星の写真や動画が比較的気楽に撮影できるだけでなく、小さなアイピースを覗いて星を見るのが大変な人にとっては、スマホの大きな画面で星を見ることができるので、相当便利です。ちょっと望遠鏡関連の情報を入手していないうちに、かなり進化していると感じるところでもあります。

進化という事で言うと、少々のセッティングをすれば、難しい赤道儀で北極星を導入し、さらには星図などを見てお目当ての星を探さなくても、自動的に見たい天体を導入してくれる機械も普通に使えるようになりました。私が購入したものは、スマホとBluetoothで接続して、細かい操作はスマホの画面やスマホと繋いだゲームパッドでできるようになっています。つまり、スマホやパソコン(私の機材ではパソコンは対応せず)と望遠鏡をセットで使うことで、今まで苦労してきた星の導入は簡単になり、気軽に天体観測できる環境は整ってきたということになります。

私の場合、購入した望遠鏡の向きを合わすためにスマホが必要で、さらに望遠鏡から見える天体を撮影するためにはもう一台のスマホが必要になります。私は以前から普通に2台のスマホを使っていましたが、これくらいストレートにスマホを2台持ちするメリットを感じたことは正直ありませんでした。

実のところ望遠鏡を動かすためのアプリは、いったんカメラなど他のアプリを起動してからまた戻った場合、うまく動かなかったりして、再度アプリと望遠鏡をセットし直したり、最悪の場合スマホを再起動しなければならない場合もあるようです。そうした懸念も、2台持ちにすれば問題なく両方の機能を使えるわけで、これから車中泊の旅で天体望遠鏡を使ってみたいと思っている方は、複数のモバイルデバイスを用意することも一つ考えておいた方が良いと思います。

タブレットでも天体導入のためのアプリは使えると思いますが、GPSが付いていないとセッティングすることができず、さらに他の天体アプリを星座早見盤のように使いたい場合にも、タブレットを向けた方向に実際の空の様子が表示されるような使い方はできないと思いますので、その点を考えた上でタブレットの購入を考えることも必要でしょう。

回線契約がなくても、カメラを使うだけであれば古いスマホを撮影用として使うことで、メイン一台のスマホと組み合わせて使うこともできます。特に光学性能の良いスマホを新しいものに買い替えた場合、望遠鏡に付けるためのスマホアダプターは、コンデジでは付けられず、スマホに合うように設計されていますので、使わなくなったスマホを望遠鏡と一緒に持ち出すということもありという気がします。

スマホアダプターを使うと画面にケラレが発生しますので、スマホのズーム機能を使えばスマホ画面全体に中心部の像が映るようになり、後から加工したりアップするような場合にも便利です。それが、今ある機材だけでできるようになるのですから、良い時代になったものです。最近は専用の機材を使った電子観望のセットもあり、それはそれで興味深いですが、手持ちのスマホでもそれなりの事ができるので、興味のある方はチャレンジしてみて下さい。


「X」で自分の見たくない発言を見ないようにするための地道な作業について

私はパソコン通信時代からネットを使ったコミュニケーションを行なっていますが、長くネットに関わってきて感じているのは、「ネット上でのやり取りで起こったトラブルを収拾するのは難しい」ということです。私自身もブログという形で発信を行なっているので、当然その発言に対して良いと思わない方もいると思います。中にはコメントでご意見をいただく場合もありますが、その際には今まで自分が発言したことを考えながら対処はしていきたいと思っています。

ただ、自分のブログに関係ないところでネット上で気分を害することもあります。それが、自由にネット上で自分の意見を発言するXやブログでのやり取りを当事者としてではなく読んでしまう時などがあります。特にXの場合、なぜなのか自分の興味がないポストでも「話題のツイート」として流れてくることがあります。私はそうしたポストに反応はしませんが、何とかそうした気分を害するポストを減らすことはできないかということで、当該発言の「ミュート」をしています。これで、そのIDから発言が上がっても自分のXの画面上では見られなくなるので、その人の発言からは逃れられますが、同じような発言は消してもきりがないので、今回はそういった事に対応するための、地道な作業について私のやり方を紹介します。

Xの機能として「トレンドワード」があり、パソコンでXを見ると脇に表示されています。その中で、自分のタイムラインで見たくないポストにありがちなワードが出てくる場合があります。その件についてのニュースが出た時だとか、リアルタイムでテレビがその話題に触れているような時にトレンドになりやすいので、自分にとってはあまり良い話題ではなくても、気に掛けておくと良いかも知れません。

その状態で、そのトレンドワードを検索に掛けて「話題のツイート」を表示させると、ワードが入った様々なポストが表示されるのですが、その中にはかなりの割合で自分の見たくない発言をするような人のポストが含まれいる可能性があります。そうした発言者のIDを手動でいちいちミュートしていると、話題のツイートにほとんど自分の好まないポストが出なくなってきます。そうなると、今後もし何かあって私の見たくないポストがあったとしても、発言者はミューとしているので、今後画面に出てくる心配を多少は減らすことができるでしょう。

ただ、一回やって全ての自分にとって見たくないポストをカットできるというものではありませんので、自宅で暇な時にでも、地道な作業ではありますが、パソコンやスマホで時の話題を追っていく中でいやな思いをしないためにも、自分の考えに合わないポスト(善悪の話ではなくあくまで自分の心情に合わないもの)をシャットアウトすることで、自分の生活の中でネットが引き金になって気持ちが落ち込んでしまうことをいくらかは軽減できるのではないかと思います。

私自身は、ネットはあくまで自分の生活を便利に使うための道具という感じで使うのが良いと思います。ネットでの発言にのめり込むような事をするよりも、車で出掛けてそこから新たな情報を皆さんに発信できるように今後も活動をしていきたいと思っています。


何とか注文していた大型双眼鏡が到着して車中泊の楽しみがさらに広がる予感

以前このブログで紹介していた、Comet Scan 15×70という7センチクラスの双眼鏡としては破格の品が無事に届きました。

早速箱を開けて大きさを見てみると、確かに大きいです(比較用のスマホはoppo Reno9A)。ただ、地上の景色を見ている中での操作感は悪くなく、ピントリングにも重さを感じませんでした。重量はそこそこあるものの、そこまで重いという風には思いませんでした。ただ手持ちではブレるので、寝転がって見るなどの工夫は必要ですが、このセットには何と双眼鏡を三脚と接続するアダプターが標準で付いてきます。

アダプターを使って手持ちの三脚に固定した写真ですが、15倍くらいなら微動装置はなくても大丈夫そうな感じはします。一般的な望遠鏡の場合、そのまま覗くと上下左右が反対になって見えるので、それを頭の中で一旦整理して目的の天体に向ける必要がありますが、双眼鏡の場合にはプリズムが最初から入っていて、自分の目で見たままのものが見えるようになっているので、スマホの星空アプリで大体の星の位置を把握した上で星空散歩を楽しめば、肉眼では見えない星も見えるので、空を眺めるのが楽しくなります。

こうした機材は、まさに車中泊の旅では日常とは違った体験をするための一つの道具として活きてきます。今後車中泊を楽しみたい場合には、車中泊する場所を空が開けて光害のない場所にして、その空に双眼鏡や望遠鏡を向ければ、家では体験できない多くの星を自分の目で見ることができるようになるでしょう。

こうした機材について、特に天体望遠鏡を購入した場合、最初のうちは盛り上がっているので組み立ててベランダに出したり近くの公園に行って星を見ることもあるとは思いますが、組立・仕舞いに時間と手間がかかるものというのは、ちょっとした興味の分散によって使わなくなってしまう場合があります。いわゆる「入門用」とされるお子さん用の望遠鏡セットは、良い製品であっても、なかなか持ち出せないのでは、よほど星空のきれいな地域に住んでいなければ、天空の魅力を感じることができないまま望遠鏡はお蔵入りになってしまうかも知れません。

そういう意味では、こうした双眼鏡は、例えば近所で火事があったような場合でも取り出して簡単にその様子を場所から動かずに見ることもできます。車中泊旅でもとりあえず車の中に双眼鏡と三脚のセットを入れておけば、夜眠れない時にはスマホのアプリでだいたいの星の位置を把握して向けるだけでも楽しめると思います。月などが出ていればなおさら見ごたえがありますし、昼間でも見たままの像を見られるということになると、バードウォッチングの用途にも使えます。そういう意味で、車中泊の旅を楽しむためのグッズとしては、安い時に買えてラッキーでした。


LINEMOの新プラン「LINEMOベストプラン」「LINEMOベストプランV」について

ここのところ、格安SIMの通信についての新しいニュースがなかったのですが、LINEMOが現在のプラン受付を終了して2024年7月下旬から新しいプランへと移行を開始するようです。今回はその内容と、現ユーザーはどうすべきかということについて考えてみたいと思います。

まず、データ通信中心(LINE利用については高速通信消費なし)でリーズナブルに使いたい人には「LINEMOベストプラン」がミニプランに代わって用意されます。料金は二段階で、月3GB未満の利用であれば税込990円、3GB以上10GBまでの高速利用だと税込2,090円の二段階になります。また、10GB以上高速通信を消費すると10GBを超えて15GB以下の場合は300kbps、15GBを超えた場合は128kbpsへと速度制限されます。

次に、「スマホプラン」に代わるのが「LINEMOベストプランV」です。こちらは通話用に5分までの定額掛け放題が付いた上で、20GB未満までの利用なら税込2,970円、20GB以上30GBまでの利用では税込3,960円ということになります。こちらのプランもベストプランと同じく、30GB以上高速通信を使った場合、30GBを超えて45GB以下の場合は1Mbps、45GBを超えた場合は128kbpsの速度制限になるので、今LINEMOのプランを使っている方は新プランに乗り換えるか悩むところです。

新しいプランにした方が良い方は、月3GBのLINEMOだけでは限界を感じている方や、どれだけ使っても10~15GBくらいまでしか利用しないのであればという感じです。ただ、今までスマホプランに入っていて、20GB使い切ってずっと1Mbpsでの通信に慣れていて、動画などを見まくっていた人には今回の改変はちょっときついかも知れません。通話関連のプランはもれなく付いてくるみたいですし。

実際のところ、低速や中速で多くのデータを使う人が多く、それが企業の負担になっていることで、各社のサブブランドについてはこうした改変が起こってくるのかも知れません。では、私たちはどうすれば良いのでしょう。

とりあえず、現在LINEMOに加入している人については、古いプランで続けることはできるみたいなので(旧プランは新プランになったら受付終了)、新しいプランに魅力を感じなければそのまま今のプランで使い続けるのが無難でしょう。もし強制的に新プランへの移行を促されたらその時に留まるのか乗り換えるのかの判断をすれば良いと私は思っています。ちなみに、私自身は主に通話用のスマホの2回線目としてLINEMOを入れていて、データ消費も毎月3GB未満で収まっているので、新プランになっても影響は受けないと思います。個人的に気になるのが、LINE自体を今後私たちがどのくらい使うのか? ということです。

今後は新しいメッセージサービスも色々出てきました。Googleのサービスをauが推すという話になっているようです。そうなると鳴り物入りで始めた「+メッセージ」はどうなってしまうのかという話にもなってくるのですが、便利で安心して使えるサービスが主流になれば、LINE自体を使わないか使う頻度が減少する社会ということもありうるわけです。

そうなれば、ユーザーはLINEの利用で高速容量が減らないというメリット自体が必要なくなってしまうかも知れません。何しろ、このようにプラン変更のお知らせが出てきたことにより、またオススメの格安回線の組み合わせにも変化が起こるということになります。

ですから、改めて思うのですが、同じ回線ととことん付き合うというのは、こうした業者の思惑にそのまま当てはめられて、結果不利になってしまうところも出てくるということになります。回線縛りについては、端末購入と同時に加入した場合には一定の期間お付き合いをすることは当然だと思いますが、そこからプラン改変で自分にとって不利なプランしかなくなった場合には、端末代金分の契約継続はあり得るものの、状況によってはすぐに乗り換えられるようなフットワークでいたいものです。


平日にさっさと行ってきた今が旬のとうもろこし「ゴールドラッシュ」を購入

例年時期になると買いに行っていた山梨県中央市にある「道の駅とよとみ」で、新とうもろこしの販売のニュースが聞かれるようになりました。今年は二週にわたって、6月8日(土)と15日(土)に合計2万本のとうもろこしを販売する「とうもろこしフェア」が開催されるそうです(午前9時から)。

コロナ前には毎年出掛けていて、購入を待っている行列の途中に試食の茹でたてとうもろこしが提供されるのですが、朝取りの新鮮さを最大に味わうには、開催前から並んで試食をいただくというのがベストだったのですが、今年はその日程だとスタート時から並んで待つことはできなくなったため、平日休みだった昨日に出掛けてきました。道の駅には定休日がありますが、5月末から6月にかけてのとうもろこしシーズンは無休で営業するそうなので、平日に行ってもバラおよび箱入り(2L10個入)を購入することができます。なお、写真にある一本あたりの価格は日によって変動する可能性がありますので、その点はご了承下さい。

その日は早朝に家を出て、何とか道の駅の通常の営業開始時間の8時をちょっと回ったところで到着しました。イベントの時くらいの量はなかったですが、個人購入をするには十分な量のとうもろこしが店内には用意されていまして、問題なく購入することができました。

なお、今回は私が休みの日だったのですが、家族の同行者がお昼過ぎから仕事になってしまったので、とうもろこしを購入してとんぼ返りという事になってしまいましたが、朝6時過ぎに出発して午前中の11時前にはもう帰ってこられるほど早く帰ってこられました。静岡市から甲府市に近い中央市までは、東名高速から中部横断道を経由して、中部横断道の無料区間をぎりぎりまで走り、六郷ICから下道で行っても約1時間半くらいで到着します。以前は国道52号をだらだら走っていましたが、道ができたことでかなり手軽になりました。

静岡県では森町の「甘々娘」の販売が有名ですが、あちらは深夜から待っている人がいて、イベントとは関係なく待つことも予想されましたので、品種は違いますが、今年も山梨県のとうもろこしを買いに行ってしまいました。

ちなみに、とうもろこしの調理については店内に掲示がありましたので、それも合わせて報告します。皮をむいて水洗いしてからラップにくるみ、500Wの電子レンジで3分で出来上がりとかなり簡単です。もし車中泊用に電子レンジを積んで移動している方がいたら、このレシピと同じように使えば、朝収穫してすぐのとうもろこしを最高の状態で食べることができるのではないでしょうか。

道の駅とよとみのイベントはこれからなので、興味のある方はぜひどうぞ。


IP電話サービス「SMARTalk」が2025年2月いっぱいで提供終了のニュースの影響

すでに新規受付を終了していますが、月額基本料がかからないで050から始まる電話番号を使ってスマホアプリなどから通話ができる「SMARTalk」がサービス提供終了されることが発表されました。2025年2月28日まで利用は可能ですが、またひとつネット関連のサービスが終了してしまいます。

現在は楽天によってサービスされているSMARTalkですが、同じIP網を使った通話アプリとしては自社回線と紐づけされたRakuten linkがあるので、そちらの方に移行して欲しいのでしょうが、実はSMARTalkにはあえて番号を持って待ち受けに使うだけでも有利なポイントがあります。そのメリットが失なわれるのは残念ですね。

というのも、SMARTalkの公式ページの「よくある質問」の中には、自己責任とはしながらもサービスをスマホアプリからではなく、ビジネス用のIPフォンから利用できるような設定のための情報が書き込まれているのです。これでうまく動作させることができれば、自宅や移動先にインターネット環境があれば、固定電話回線を引くことなく050から始まる電話番号を持て、固定電話代わりに使えます。特にSMARTalkは月額基本料無料で利用できるので、固定電話を止めた後に自宅の電話をIPフォンにするという選択肢もありました。

個人的には、楽天モバイルにはSMARTalkを止めるのなら、楽天モバイルで売るハードの中に、電話機それ自体でRakuten linkが使え、さらにホームルーターとしても使えるものを出してくれれば、「光回線+光電話」よりも安く、さらにはハードも一本化するような形で自宅のネットと通話環境を整えられます。さらには0570から始まる番号を除いて、固定・IP・携帯への通話がフリーになるわけですから、SMARTalkの機能を私の使いたいパターンでは上回ってあまりあります。

以前は、自宅でモバイルルーターをホームルーターのように使っていた経験から、電波の問題については大丈夫なので、そうした流れになることを期待しています。今のところは有線と無線を良い関係で使ってはいるものの、インターネットだけの利用でも今の光回線より安く、それに通話を加えても価格は変わらないというのは、他社の無線系ホームルーターを使っている人にとっても大きなインパクトになるのではないでしょうか。

現在でも、Rakuten Turboでない通常の回線のSIMをホームルーターに入れ、IPフォンの代わりに使っていないノートパソコンを利用してその中にデスクトップ版のRakuten Linkアプリを入れることで同じような事はできます。特にデスクトップ版のRakuten Linkについては、いつもは持ち出しているスマホに楽天モバイルのSIMを入れていても、スマホとデスクトップ版Rakuten Linkを入れたパソコンが同じネットワークに繋がっていれば、スマホに入っている電話番号での利用が可能になるので、固定専用回線として契約しなくても良いメリットはあります。この場合は一つの番号で家でも外でも着発信ができてしまうので、固定費はかかりますが、家にノートパソコンが余っているならこうした運用もなくはないと思います。

私自身は主にデスクトップ版Rakuten Linkを使ってSMS送信をしているのですが、専用電話機とは違ってノートパソコンにはキーボードが付いているので、これはこれで有りとは思うのですが、この話題は何回も書いていますが、新たなIPフォン付きホームルーターという選択があっても良いのではないかとも思っています。SMARTalkの終了とともに、新たな発表を期待したいところです。


楽天Linkアプリの通信仕様が変更になったので従来通りに設定を変更する

ネットニュースでたまたま今使っているメインの電話番号で使っている楽天モバイルの通話アプリである「Rakuten Link」の仕様変更についての話がありましたので、興味深く読みました。

今までは、WiFi環境がある場所(自宅など)では楽天のLTEではなくWiFiの方を優先していました。自宅内でWiFiを切っていると、まだ楽天の電波が不安定な場合には通話品質も良くなかったので、外から自宅に戻り、あえてWiFi環境(光回線)でRakuten Linkを使っていたのですが、今自分のアプリの設定を見たら、優先的にLTEに接続するようになっていました。

ちなみに、通話をするために楽天のデータ通信を使っても容量に影響は出ないので、特に安く楽天回線を維持している人についても、現在の楽天回線を使っての通話品質に問題がなければ、設定はこのままで良いとは思うのですが、私の場合自宅での光回線は安定していますので、今まで通りに自宅や公衆WiFiをつかんでいたり、モバイルルーターを使ってテザリングしている場合にそちらの通信を優先させたい場合には設定の変更が必要になります。

設定を変更するには、画面右上にある歯車のボタンから設定画面に入り、その中の「通話とメッセージ」を選択すると、その中に「通話時に優先的にLTEに接続する」という項目があります。何もしていないと、この項目がONになってしまっていますので、私のようにWi-Fi環境での通話利用をしたいと思っている方はこの項目のチェックを外してOFFにすれば今まで通り使えるというわけです。

楽天モバイルとしては、これから割り当てられたプラチナバンドも使えるようになるということで、自社回線を積極的に試してみて欲しいというところはあると思います。個人的にはそうした考えは悪いものではないと思うのですが、まだ大手三キャリアと比べると電波が弱いところもあると思います。外で楽天モバイルを使う場合、他社との比較でアンテナの本数が少なかったりした場合、あえて楽天回線で通話をすることを回避したい時があることも事実です。モバイルルーターに入れた大手キャリアの回線を使って通話することができず、弱い電波の楽天回線に強制的につなぎに行ってしまうよりも、モバイルルーターや別のスマホによるテザリングを行なえば、そちらの回線の品質で通話ができるといった方が個人的にはわかりやすいですし、そんな理由から私は設定を今まで通りに戻しています。

こうした設定変更については個人個人によって様々な見解があるかと思いますが、知らないで使うのと、知っていて使うのも違う気がしますし、現在Rakuten Linkを使っている方は、こうした経緯を知った上で設定を変えるのかそのままにするのかを決めるのが良いと思います。


災害時に利用するエネルギーとして私がアルコール燃料を用意しているわけ

大きな災害に遭遇した場合、あっという間に生活必需品の入手が難しくなります。私の体験は大したことはないのですが、大雨で以前私の親戚の住んでいる地域で断水が起こったことがありました。

自宅周辺では断水もなかったのですが、その親戚のためにお水を買ったり、水道水を分けるための水タンクを買おうと近くのホームセンターやスーパーを回ったものの、見事に全て売り切れになってしまっていました。

結局、こちらでは何ともできず、その親戚の方が自らちょっと離れた地域にあるホームセンターで水タンクをゲットしてきたのですが、それまでは普通にスーパーに行けばペットボトルの水が安く置いてあったり、ホームセンターで水タンクを買うことも簡単だったのに、これが災害の恐ろしさだとしみじみ感じました。

そうした経験を受けて、備蓄用のペットボトルの水を備蓄するようになりましたが、他には18リットルの水タンクを備えていて、給水車が来た場合に一気に水をもらうことはできるようになっています。ただ、水だけではどうにもならないので、お湯を使って食べられるインスタント食品をローテーションさせているのですが、そもそも都市ガスが止まり停電になったら、調理どころか湯沸かしもできなくなってしまいます。そんな場合に何とかできるのか? というのが今回のお話しです。

まず、家庭内で備蓄して用意する熱源および調理器具として一番ポピュラーなものは、カセットガスコンロになると思います。私自身はカセットコンロは持っていて、一応使えるようにはできているのですが、最初に紹介した断水時の水と同じように、安いカセットガスはお店から一気になくなって、安定的に自宅での料理ができるくらいの量をストックしておくのも大変です。カセットガス自体も使用期限があります。岩谷産業のホームページでは、サビが無いことを確認した上での期限は製造年月日から約7年ということです。

頻繁に野外やキャンプでバーベキューや、冬の鍋を主にカセットコンロで使うなら、ストックしたカセットガスを使いながら一定数保存しておくことも一つの考え方ですが、缶の場合はどうしても不燃ごみが出てしまいますし、自宅の場合はその置き場所にも困ります。

そこで、私の場合は湯沸かしや炊飯をはじめとした簡単な調理ができるように、様々な燃料用アルコールを使えるバーナーを準備しています。ただ、気になるのは非常時に燃料のアルコールを入手できるのかということになります。
過去、少ない燃料で湯わかしや炊飯を試したことがあります。市販の製品では旅館の食事に出てくる鍋を温めるための青色の固型燃料1つで自動炊飯ができるセットが売られていましたが(今でもあるかも)、青色の固形燃料は便利ですがちょっと割高で、長期保存に耐えられないというディメリットがあったので、それなら同じ原理で燃やすことのできる液体のアルコール燃料を使おうと思い立って今に至ります。

問題は、ライフラインが復旧するまでにどのくらいかかるのかというところなのですが、今使っているアルコール燃料では、30ccでご飯2合の炊飯ができ、20ccあれば500ccの水を沸騰させられます。薬局で売っているアルコール燃料は主に500ccのものが多く、価格的には300円くらいですが、お米と水があれば、だいたい一週間くらいの調理には一本くらいあれば何とかなり、あとは別の燃料(牛乳パックの紙を細長く切って燃やせばお湯を沸かすことも可能)やソーラーパネルからの電気を使ってご飯を炊いたり調理をすることと併用すれば、何とかなるのかなとは思います。

問題は、ストックしてある分が無くなってもまだライフラインが使えなくなっているような場合、アルコール燃料の再調達は可能なのか? というところだと思います。恐らくそんな状況ではカセットガスの入手は難しいかも知れませんが、アルコール燃料はどうでしょうか。新型コロナウイルスの影響がある時には、消毒用を中心としたアルコールの入手が難しい状況がありましたが、燃料用と消毒用はそもそも使用目的が違いますし、何とかネットが使えてネットショップから入手することができるなら、何とかなりそうな淡い期待を抱いているのですが。

まあ、そうは言っても過信は禁物です。現在自宅では500cc2本分くらいのアルコール燃料を備蓄していて、単にお湯を沸かすだけなら先述の牛乳パックの紙を利用したり、冬であれば灯油を買って石油ストーブで暖を取っているので、灯油を使って調理したりもできるようになっています。もちろん、ポータブル電源に蓄えた電気を使うこともありえますが、自宅のソーラーパネルで発電できる電気はたかが知れていますので、主にスマホやパソコンを使ったネット利用を中心にする予定です。それでも、カセットガスを使わずに温かい飲み物と食事をできるような手段として、今後もアルコール燃料を中心にいざという時の備えをしていこうと思っています。


主に天体用として購入したSIGHTRON MAKSYGO60はオールマイティに楽しめそうな予感

注文していた小型の天体望遠鏡が昨日届きました。思っていたより小さくて、こんなもので本当にしっかりと見えるのか、まずそれが不安になりました。

これが、MAKSYGO60の一式ですがスマホの大きさと比べてもかなり小さいことがわかります。最初からファインダーが付いていて、望遠鏡自体を覗くところは90℃角度が変わるようになっているので、低い姿勢でも見やすくなっています。同時に購入した自動天体導入ができるトラバースには大きな三脚が付いていて、外での観望には便利ですが、ベランダに台を出して見るには、購入時のセットをそのまま使った方が使いやすいです。

というのも、この望遠鏡は普通の望遠鏡と違って、ファインダーだけでなくのぞき穴からの画像も見たままに映ります。これは、天体望遠鏡を見たことがない人からすると、なぜそんなに当り前なことをと思う方もいるかも知れません。しかし、「普通の」天体望遠鏡の場合、像を正立させるために部品を入れるとその分良く見えなくなる恐れがあり、さらには地上と違って宇宙の星は上下左右逆さまでも見え方に差はないので、ファインダーも含めて上下左右が反転するように見えるようになっているものがほとんどなのです。

ですから、星図などで星の位置関係を把握していても、実際に望遠鏡を覗いてお目当ての星を探す際には頭の中で、「望遠鏡ではどのように見えるか」ということを考えながら望遠鏡を動かす必要が出てきます。

そうした苦労が必要ないのが地上の風景を見ることにも使うことが考えられた双眼鏡であり、それが天体望遠鏡よりも扱いやすい理由なのですが、このMAKSYGO60でも単眼ではありますが、自分の目で見たままの位置で対象を見ることができるので、直感的に望遠鏡を操作できるということになります。

こうした事により、車中泊にこの望遠鏡を持っていく場合、必ずしも天体用として使わなくても良くなります。アイピースを入れ替えることで37.5倍と75倍遠くのものが見えるようになるので、遠く離れた鳥を狙うフィールドスコープのように使えます。スマホフォルダーも付いていますので、直接目で見ないでスマホの画面で見たり、動画や写真を撮ることもできるので、野外での遊び方が一味も二味も変わってきます。

このまま野外で使う場合には高めのテーブルの上に載せる必要がありますが、このセットの架台だけでも地上のものを見るくらいなら十分です。同じように月や明るい星だけならファインダーを使って合わせることで、これだけでも十分使えます。

ただし、淡い星雲・星団を見たり、見ていると動いてしまう星をずっと視野にとどめておくためには、スマホアプリから自動で星を視野に入れたり自き追尾するトラバースの出番になります。

今後は、お手軽に見るのと、細かく調整して見ることを分けながら、色々と使おうと思っていたのですが、単なるおもちゃではない実力を感じることになり、これなら使わないで放置することもないだろうと思いますし、ちょっとした遠出の時にも持ち出して使いたいと思ってしまうほどでした。使う人を選ぶところもあるかも知れませんが、今回紹介したメリットに魅力を感じる方がいれば、入手するのも悪くないかも知れません。


スマホをマイナンバーカードのように利用できるようになるならこんなスマホが欲しい

今までマイナンバーカードの電子証明書機能が使えていなかったiPhoneについて、アップル社と日本政府が交渉したらしく、iPhoneでも将来的にマイナンバーカードの利用が可能きなりそうということで、結構なニュースになっています。

Androidスマホではすでに電子証明書機能が使えていて、マイナポータルにスマホから接続する場合、実物のマイナンバーカードをスマホの裏に当ててカードの中にあるICチップを読み込ませないと様々な内部サイトに接続できませんでしたが、今は一度カード内にあるICチップの一部情報(個人情報関連はコピーされません)をコピーすることによって、暗証番号の入力だけでマイナポータルにアクセスできたり、コンビニで住民票を取得できるようになっています。

今回、iPhoneでもマイナンバーカードの利用ができるようになるのに合わせ、政府は今までよりスマホにコピーできる情報を増やすための話し合いをしているということですが、政治的な問題にも関わるので、すぐに実現することは難しいかも知れませんが、将来的に保険証だけでなく運転免許証の代わりとしてもマイナンバーカードを使うような事も想定だけはしておくべきでしょう。
個人的に言わせてもらうと、すでに職場には自分のマイナンバーを伝えてあるので、それがどこに流出したとしてもどうにもならず、その点はあまりよろしくはないと思っています。さらに、カードに思いっきりマイナンバーの書かれた物理「マイナンバーカード」はできれば日常的に持ち歩きたくないという風にも思っています。

今後、もし運転免許証がマイナンバーカードになるなら、その時にはぜひスマホ画面を見せることで免許不携帯のないような仕組みにして欲しいものですが、ただ大きな問題もそこには潜んできます。それは、先日このブログで紹介した大画面化するスマホが市場でメインになっているので、ついスマホを置き忘れた場合、今後は電話連絡や通信の遮断だけでなく、自分の大切な個人情報が他人に見られてしまう可能性が多くなってしまうことです。

顔認証や指紋認証に加え、パスワードで守られているスマホですが、もし落としたり失くしたりした場合、例えば他のスマホやパソコンからマイナンバー関連のデータを消去して、改めて別のスマホに簡単に移せるようなやり方ができるのかどうか。物理マイナンバーカードを役所に持参し、職員の方に手続きしてもらわないとだめなのか、当然、そうした事については事前に話し合っているとは思うのですが、便利な事というのは、一度トラブル(今回想定しているのはスマホを落としたり失くしたりした場合)が起こった時にどれだけスムーズにリカバーできるのか、そんな事も気になってしまいます。

そう考えると、少なくとも日本国内のキャリアで売るスマホについては、マイナンバー対応ができることを前提に売ってくれないと困ります。新しいスマホを買ったはいいが、マイナンバーを登録することができないスマホだったなんてことになれば、買った本人としてはかなりショックが大きいのではないかと思います。SIMフリーのものについては、そこまでの配慮は不要かも知れませんが、今後は購入時にそのスマホが「マイナンバー対応か否か」はっきりとわかるように売る必要も出てくると思います。

あと、私などは定期的にスマホを買い替えることで、比較的最近のOSを使い続けられるようにしていますが、そうではなく、ガラケーのように買ったままかなり長い期間使い続ける人たちがいる事に対して、何らかの対応が必要なように思います。個人的には、そういう人は、スマホにマイナンバー機能を導入しないで、カードを更新しながら使うようにした方が良いとは思うのですが、それでも、いったんスマホにマイナンバーカードの機能を付けた人がOSが古くて使い続けられなくなった場合に、どのように告知してどう対処するかということも今後考えていかなければならなくなるように思います。

今回はiphoneにマイナンバーカードの機能が付けられるという話ではあるのですが、今後身分証明や社会保障だけでなく、電子決済などあらゆるところにスマホを活用させていくなら、これはもう国内のメーカーが協力し合って、通話・メール・決済・マイナンバーが普通に使えて安価に提供するスタンダードスマホを出し続けるということも必要になるのではないでしょうか。個人的にはそんなスマホが出たら、今のRakuten Hand5Gから買い替えて使いたいので、本体サイズは5インチぐらいに抑え、折り畳み機能が付いてキーボードを物理キーにしてくれればなんて妄想もします。ただ、それをiPhoneで実現するのは価格の点でも難しいでしょうから、ぜひ日本の誇る技術力で格安でも使いやすいスマホを一から設計して欲しいと思うのですが。