ここのところ、格安SIMの通信についての新しいニュースがなかったのですが、LINEMOが現在のプラン受付を終了して2024年7月下旬から新しいプランへと移行を開始するようです。今回はその内容と、現ユーザーはどうすべきかということについて考えてみたいと思います。
まず、データ通信中心(LINE利用については高速通信消費なし)でリーズナブルに使いたい人には「LINEMOベストプラン」がミニプランに代わって用意されます。料金は二段階で、月3GB未満の利用であれば税込990円、3GB以上10GBまでの高速利用だと税込2,090円の二段階になります。また、10GB以上高速通信を消費すると10GBを超えて15GB以下の場合は300kbps、15GBを超えた場合は128kbpsへと速度制限されます。
次に、「スマホプラン」に代わるのが「LINEMOベストプランV」です。こちらは通話用に5分までの定額掛け放題が付いた上で、20GB未満までの利用なら税込2,970円、20GB以上30GBまでの利用では税込3,960円ということになります。こちらのプランもベストプランと同じく、30GB以上高速通信を使った場合、30GBを超えて45GB以下の場合は1Mbps、45GBを超えた場合は128kbpsの速度制限になるので、今LINEMOのプランを使っている方は新プランに乗り換えるか悩むところです。
新しいプランにした方が良い方は、月3GBのLINEMOだけでは限界を感じている方や、どれだけ使っても10~15GBくらいまでしか利用しないのであればという感じです。ただ、今までスマホプランに入っていて、20GB使い切ってずっと1Mbpsでの通信に慣れていて、動画などを見まくっていた人には今回の改変はちょっときついかも知れません。通話関連のプランはもれなく付いてくるみたいですし。
実際のところ、低速や中速で多くのデータを使う人が多く、それが企業の負担になっていることで、各社のサブブランドについてはこうした改変が起こってくるのかも知れません。では、私たちはどうすれば良いのでしょう。
とりあえず、現在LINEMOに加入している人については、古いプランで続けることはできるみたいなので(旧プランは新プランになったら受付終了)、新しいプランに魅力を感じなければそのまま今のプランで使い続けるのが無難でしょう。もし強制的に新プランへの移行を促されたらその時に留まるのか乗り換えるのかの判断をすれば良いと私は思っています。ちなみに、私自身は主に通話用のスマホの2回線目としてLINEMOを入れていて、データ消費も毎月3GB未満で収まっているので、新プランになっても影響は受けないと思います。個人的に気になるのが、LINE自体を今後私たちがどのくらい使うのか? ということです。
今後は新しいメッセージサービスも色々出てきました。Googleのサービスをauが推すという話になっているようです。そうなると鳴り物入りで始めた「+メッセージ」はどうなってしまうのかという話にもなってくるのですが、便利で安心して使えるサービスが主流になれば、LINE自体を使わないか使う頻度が減少する社会ということもありうるわけです。
そうなれば、ユーザーはLINEの利用で高速容量が減らないというメリット自体が必要なくなってしまうかも知れません。何しろ、このようにプラン変更のお知らせが出てきたことにより、またオススメの格安回線の組み合わせにも変化が起こるということになります。
ですから、改めて思うのですが、同じ回線ととことん付き合うというのは、こうした業者の思惑にそのまま当てはめられて、結果不利になってしまうところも出てくるということになります。回線縛りについては、端末購入と同時に加入した場合には一定の期間お付き合いをすることは当然だと思いますが、そこからプラン改変で自分にとって不利なプランしかなくなった場合には、端末代金分の契約継続はあり得るものの、状況によってはすぐに乗り換えられるようなフットワークでいたいものです。
3GB990円から10GB2,090円に需要層が移動する時代になっていくのでしょうか。データ量が増えて3GBではちょっと物足りないと言うユーザーも多いとは思います。
新プランは楽天モバイルも意識してはいますが、ベストプランVに関してはahamoも意識しているのではと感じています。20GB5分間の無料通話はahamoと全く同じです。違うのは20GBを超えた場合ahamoは1Mbpsで料金は同じであるのに対してベストプランは高速モードが継続される代わりに990円高くなる。
ahamoには海外でもそのまま使えると言うメリットもありますが、多くのユーザーには関係ないかもしれません。自分にとっては大きなメリットですが。
今後はahamoがどういう方向性を打ち出すかも関心があります。あくまで店舗対応のプラン中心にこだわるか。
オンラインのahamoでもミドルユーザーも確保する方向に動くか。
LINEMOベストプランはahamoからもユーザーが移る可能性をもつプランだと思います。今まで3GBでは物足りないと言うユーザーは多かったと思います。
ahamoで10GBまで無料通話5分込みで2,090円程度のプランが出来れば流出は相当程度抑えられるのでは。
ミドルプランに一石を投するLINEMOが与える影響も面白そうです。
てらさん、こんにちは。
LINEMOは自分もミニプランを使っていた事があります。ギガ消費抑制の為に、容量が厳しい月末はGoogleニュースは控えて、LINEニュースを見たりしていました。
3GBを超えた事は無いと思いますが、今度のプランは3GBを超えたら自動的に倍額のプランに切り替わるのがちょっと嫌ですね。
6月末までpovoの#ギガ活でギガを貯めて、7月末迄乗り切る予定ですが、その後どうするか悩み中です。。
ちなみに、IIJmioのお試しSimで会社の昼休みに使ってみたら、以前より通信状況が良くなっている感じはしました(povoには負けますが)。
では~ ahiru
ケータイオタクさん コメントありがとうございました。
多くの人は一つのスマホに一回線を入れて使っているので、今回LINEMOが新プランとして出してきたものにもメリットはあると思います。今回のVプランを見ると、やはりahamoの影響は感じられますね。サブブランドですが、帯域は十分に提供されているので、あとは自分の行動範囲で使えるかということになるので、ドコモが繋がらなくてソフトバンクなら問題なくつながるような方の場合も、メリットが出てくるのかも知れません。
今後の事を考えると、サブブランドで快適にスマホを使いたいなら、楽天モバイルに合わせた月3千円が目安となる傾向は変わらないという感じでしょうか。安くなったとは感じますが、もう少し工夫しだいで使えそうなプランが別のところからでも出てくることも合わせて期待したいです。
月間3GBの壁というのはなかなか厳しいという感じもしますが、LINEMOは低速と高速に切り替えができないので、普段の生活の中でそれなりに色々なことをする場合には、やはりお金を出してももう少し使いたいというニーズはあるのでしょう。
現行のミニプランの場合は、3GB使い切った場合にはずっと300kbpsで推移するので、普段遣いで遅いということがわかった時点で対処できますが、新プランでは有無を言わさず二段階課金というのが注意です。3.1GBでも千円プラスかかるわけですので、個人的には旧プランにPovoの二刀流というやり方の方が、その月の残りの期間に必要な分だけトッピングできて同じように使っていてもトータルの出費は抑えられそうです。個人的にはスマホでも対応しているので、一つのスマホで二つのSIMを入れてその組み合わせで何とかするという流れになって欲しいものですが。