月別アーカイブ: 2024年6月

JRの発表がなかなか行なわれなかった2024年夏の青春18きっぷについて

ここ数日のJRに関するニュースと言うと、新幹線路線のテストをしながら走行する「ドクターイエロー」の運行を止めるというのが一番で、コスト削減のためなのかと思っていました(今後は普通の新幹線を使って今と同じような事はできるようです)。

こうしたJRの動きは、私が良く使わせていただいている季節のきっぷ「青春18きっぷ」にも影を落としていました。今までは年ごとに季節ごとの発売日についてのアナウンスがあって、利用するものからすると、毎年売られるのが当り前という感覚があったのですが、今年(2024年)の夏の発売についてのアナウンスがなかなかされず、もしかしたら青春18きっぷもドクターイエローと同じようにひっそりとなくなってしまうのかという心配をしていました。

例年は7月10日から発売され、同20日から9月10日まで有効なものが売られるのですが、今年は発売日から一ヶ月を切った状況の中で、例年と同じく販売されることがようやく発表されまして、個人的にはほっとしています。料金は5回分がセットになって12,050円で、一回あたり2,410円でJRの普通列車が一日乗り放題になります。今年は北陸新幹線の福井県への乗り入れによって、18きっぷで行くことが難しくなった場所も増えましたが、それでも普通列車が走っているエリアはそれなりにあるので、勝手気ままに出掛ける旅をとりあえず今夏も行なえます。

18きっぷを使わない人にとっては、そもそも興味がないという方もいるかも知れませんが、このところ生活にかかる費用が軒並み上がっている中、お金はないけど体力だけはあるという人にとっては安く帰省ができたり、旅に出られたりと、このきっぷが出た当初のコンセプトに合った人たちの利用がなされて欲しいと切に思います。今の社会状況を考えると10代の学生ではなかなか豪華な旅はできないと思いますが、その世代に「旅の楽しみ」というのを今の時期に理解できれば、年を経るにしたがって観光地にお金を落とすような旅を楽しむ消費者として、JRだけではなく他の事業者や観光業全般に関わる人にとっても好影響を与えるのではないかと思います。

私自身の場合について考えてみても、自分の車で出掛けたり、船や飛行機を使ったりするなど、18きっぷの旅しかしないということでもありません。ただ、学生時代は移動費を極端に切り詰めた、体力的にも苦しい旅行を行なってきたことで、今に至っても旅行に対しての意欲は衰えていません。さすがに新型コロナの時には出たくても出られないような状況にはなりましたが、騒動が収まってまた出掛けようと思えています。

もしかしたら、JRとしては今回の2024年夏の18きっぷの発売について、止めようかどうしようかという考えはあったのかも知れません。乗り放題というのは、ネットの使い放題と同じく、使えば使うほど利益が上がらないということにもなってしまうので、経費削減という点から言うと、今年は大丈夫かも知れませんが来年はどうなるのか東海道新幹線を走らせているJR東海にとってはリニア工事にお金を掛ける決断をした場合、一気になくなってしまう危険性は今後も有ると思っています。

そんなわけで、今回の発売アナウンスにより、この夏に18きっぷが使えることが確定したので、個人的には多くの人に普通列車の旅の面白さを感じて欲しいものです。


海外でも最低限のネットが利用可能(ただし対応バンドに注意)な楽天モバイル

「格安SIM管理人の比較」という私もよく訪問させてもらい、情報を得ているサイトが有るのですが、久しぶりに更新があってその中で紹介されていたのが「楽天モバイルを海外で使う場合のメリットについて」ということでした。

なかなか海外に行く機会に恵まれず、そんな中で円安な状況になっているので、こうしたメリットについてはあまり考えていなかったのですが、ドコモが提供するahamoと同じく、今の契約だけで今使っているスマホを海外で使うことができるということは、それは十分なメリットではないかと思います。話としては二番煎じにはなりますが、ここで私の感じた楽天モバイルを海外で使うメリットについて考えてみたいと思います。

具体的には、「my楽天モバイル」から「海外ローミング」のスイッチをONに切り替えれば対象国で使えるようになりますが、自分の使っているスマホが海外のバンドに対応しているかどうかが決め手になります。Androidスマホの場合、対応していない場合もあるのが問題ではありますが、iOSだとアプリの楽天Linkとの相性が必ずしも良くないので、海外に頻繁に行かれるなら、行先の電波に合うスマホにSIMカードを入れ替えて利用するというのも有りな感じもします。

楽天モバイルのデータ通信は月2GBまで高速通信できますが、それを旅行中に超過した場合には最大128kbpsに制限されるそうです。でも全く使えないということもありません。遅いスピードでもRakutenLinkを使った日本国内への通話やSMSは国内と同じように無料で使えるので、現地でデータ通信用SIMを買って使うという選択もありますが、楽天の高速を使いたい場合には1GB/500円でチャージできるので、そこは使い分ければ良いですし、ahamoと併用しているなら、そちらのデータも使えるので、なお便利に使えるような気がします。

個人的に良いと思うのは、国内への通話とSMSが無料でできることです。ただし、iPhoneの場合は少々状況が異なります。iPhone自体は全世界で仕様が同じのため、世界のどこで使っても対応バンドを考えずに使えるというメリットはあるのですが、通話やSMS全てのRakutenlinkで行なえないので、Androidスマホのように通話・SMS全て無料というわけにはいきません。

個人的な考えではありますが、海外での盗難対策と合わせて、Phoneの.方は物理SIMを安いAndroidスマホに入れ替えて海外に持っていくのが良いのではないか? と思います。ただ、注意点としてはこちらが海外にいることを知らない人が自分の電話番号宛に電話やSMSをしてきた場合、かけてきた方に国際通話・国際SMSの料金がかかってしまう恐れがあるので、相手もRakutenLinkを使っているなら問題はありませんが、そうでない場合には別の通信手段に誘導しながら連絡を取った方が良いでしょう。

ちなみにRakutenLinkアプリの電話帳には、楽天回線を使っている人のところにはマークが付きますので、それを目安にやり取りをしたり、家族の中に頻繁に海外に行ったり留学したりしている人がいる場合は、どちらもRakutenlinkを使える楽天回線にしておくことで、高速データを海外で使い切っても問題なく、低速制限されても国際SMSで連絡を無料で行なうことができます。もちろん、他の方法で連絡を取る方法もありますが、他の連絡手段が使えないようなケースもあると思いますので、自分が海外に行かなくても、楽天モバイルを選ぶメリットというのは十分あると私は思います。

以前も書きましたが、友人との連絡手段としてメールやLINEも使いますが、そうした情報がない(現在のメインのメールアドレスがわからなかったりLINEのIDも知らない)人との連絡については、唯一変わっていないと思われる電話番号を頼りにしてSMSをまず送ることが増えました。送信料についてはRakutenlinkからなので、無料で送れるだけでなく、同じWiFiにつながっていたり、スマホからテザリングしたパソコン上のRakutenlinkアプリから直接送ることができるので、スマホからは細かい状況を説明しずらくても、パソコンの画面からじっくりと状況を説明できるのは良いと思います。

今後、たまたま電話してしまった人が海外にいるような状況があった場合、後からSMSを送るのでと電話を切り、Rakutenlinkから国際SMSを送るというのも有りではないかと思います。というか、最初の連絡からSMS送信にしておけば、相手が返信する場合にも少ない文字数にして連絡するための料金を抑えさせることもできます。海外ローミングでの利用料金を知ることで、国内にいても色々と活用できる知識ではないかと思いますので、現在楽天モバイルを使っている方にとっても知っておかれると良いと思いますよ。


自然を切り開いてメガソーラーよりも地域で使う分を都市部で発電できれば

日本全国で、今ある自然を切り開くような形でメガソーラーの施設を作る事例があります。ソーラー発電した電気を電力会社に売る場合、安定した供給ということを考えると、安い土地に大規模な施設を作るという考え方は理解できるものの、自然破壊ということだけでなく、建設地の下にある住宅が土石流の被害に遭うのではないかという危惧もあったり、さらには、メガソーラーを作ることで今まで周辺での生活を営んでいた動物の行動範囲が変わり、危険な動物が里に降りてくるということも心配の種になっています。

昔は、政府の補助でソーラー発電した電気は高く買ってもらえていたので、一般住宅においてもソーラー発電の設備を作り、その電気は電力会社に買ってもらうというビジネスモデルがありましたが、今はそうした事をしても、設備費をなかなか回収できないのではないでしょうか。

現在の自宅は集合住宅なので、大規模なソーラーパネルを設置すること自体不可能なのですが、コツコツと安い折りたたみ式のソーラーパネルを買いながら、最近の技術進歩が目覚ましいポータブル電源を充電するような事はできるようになりました。今はそこまで力を入れて毎日ソーラーパネルを出すようなことはしていないものの、大規模な停電が起きた時には最低限の生活に使える電気くらいは発電することはできるのではないかと思っています。

2024年も夏になって、毎月の電気料金が値上がりする中で、何とかして生活を守るためには、できるだけ少ないコストで家庭内でのソーラー発電を普及させるような形の方が、自然環境を破壊することなく、電力会社の電力不足に対しての一つの対策になりうると私は考えています。

それには、設置も片付けも簡単なペロブスカイト太陽電池を安く多くの人が買えるようにし、比較的大型のポータブル電源を購入しようとする人への援助があれば、私の自宅のよように、一方の面だけにしか太陽の差し込む窓がないような集合住宅であっても、それなりに大きな出力の電気を取り出せます。ペロブスカイト太陽電池は、以前拝見したテレビニュースによると、現在のソーラーパネルと比べて曇りでもそれなりに発電できるような性能があるようなので、朝出して日没まで出しておいて、台風などで危険な時は簡単に撤収できます。

ちなみに、現在の私の用意したバッテリーとソーラーパネルではエアコンの連続稼働は残念ながら無理で、せいぜい扇風機を回し続けられるくらいの規模にしか過ぎませんが、とりあえずは早く安いペロブスカイト太陽電池がネットで簡単に買えるようになって、市販のポータブル電源を充電できるようになれば、自分のところでもやってみようと思う人も増えるのではないでしょうか。そうしたご家庭が増えれば増えるほど、山の中にメガソーラーを建設しなくても、国内の家庭で利用するいくらかの電気を自分で作ることもできるようになり、それが電力会社の負担を減らす様になっていってくれるのではないかと思うのは理想論すぎるでしょうか。

そういう意味では、まだペロブスカイト太陽電池は市場に出てきていないので、その登場を個人的には待って、パネルの特徴を掴み、その能力によってさらなるポータブル電源を増やすかどうするかという風に考えています。さすがにこれからの季節はエアコンの電気をソーラー発電で賄うのは難しいと思いますが、今後はそういった人が増えていくことで、メーカーもコンセントでなくソーラーパネルから充電することも考えられた製品が作られるなど、自家発電でできる事は増えていくのではないか? という風にも思います。

この件につきましては、こちらの方でも情報収拾を続け、実際にネットで簡単にペロブスカイト太陽電池が購入できるようになったら、その実力について早めに知るために購入してここで紹介できればとも考えています。


望遠鏡の倍率もLEDライトの明るさもあえて低いものを用意するには意味がある

夜に出掛けて望遠鏡で星を見ることがなかなかできずにいますが、実際に暗い場所で望遠鏡を操作するのはなかなか大変です。そうなると、何らかの明かりが必要になるのですが、夜間の明かりという観点で製品を見ていくと、できるだけ明るくという感じのものが目立ちます。

確かに、日々照明のある中で普通に生活をしている私たちは、周辺が真っ暗だと不安になると思いますので、そうした高照度のライトやランタンを求めるというのは間違ってはいないと思いますが、光害をできるだけ抑え、星明かりに目を慣らすことが必要になる天体観測の世界では、高出力のランタンやライトを点灯させてしまうと、一気に目がその光に照らされた部分に慣れてしまって、肝心の星空が見にくくなるだけでなく、周辺に同じように天体観測をしている人がいたら思いっきり迷惑になってしまいます。

そうした事の対策として、昔から懐中電灯に赤いフィルムやフィルターを付けて明かりの色を赤色にして観測時の明かりとして使うという事がありました。昨今ではLEDライトの世界になり、赤色LEDが付いたライトというのが望遠鏡メーカーから販売されていたりするのですが、色々調べていったところ、オレンジの電球色であってもそこそこ目には優しいようで、その場合問題になるのは、高出力でなくどれだけ低出力の光量を出せるかということも大事だろうということがあるということで、そのページで紹介されていたのが、私も持っているモンベルの「コンパクトヘッドランプ」だったのです。

私が持っているのは現行品ではなく前のバージョンですが、電球色と白色の二つのLEDが付いていて、スイッチで点灯を切り替えられるようになっています。特に目に優しい電球色のLEDはカタログ値では5ルーメンとかなり優しい明かりになっています。低出力ということは長時間の点灯を単三電池一本で継続できるメリットは有るのですが、あえて明かりの出力を抑えることで、天体観測に使う場合、それこそ漆黒の闇のような状況であれば、できるだけ最少限の明るさがあれば望遠鏡回りの作業もできると思いますので、新しいライトはあえて買わず、モンベルのヘッドライトを基本的に使いながら、赤色の光が必要な場合は赤いフィルムを調達してきて(恐らく100円ショップで入手は可能だと思います)、利用するのが良いだろうと思いました。

モンベルのコンパクトヘッドランプは、両手を塞がずに使えるだけでなく、懐中電灯のようにも使え、さらには白いビニール袋を全体に被せると光が広がるので、ランタンのようにも使える万能ライトだと思います。高出力を追求するのとは考え方を変えて、こうしたライトを一つ持っているだけでも、災害時には活躍すると思います。

こうした、「高出力より低出力の方が良い場合がある」という考え方は、それこそ天体望遠鏡で星を見る場合にも言えるケースがあります。望遠鏡というと、いかに高倍率にできるかということで評価をしている方もいるかも知れませんが、倍率をどこまで上げられるかというのは、望遠鏡の口径によって決まってきます。入門用の口径6センチくらいの望遠鏡の場合、口径をミリに換算すると60mmですが、この望遠鏡でしっかり見える最高倍率というのは口径の倍の120倍くらいまで(惑星を見る場合)と言われています。

ただ、目で見てもきれいな星団や星雲を探してその様子を観察する場合には、あまり倍率を上げすぎると星団全体が見られなくなってしまいます。目ではきれいに見えている風景が、フィールドスコープを使って覗くと、広大な風景は見られず、そのわずか一部になってしまうのと似ています。広範囲を低倍率で見る場合、視野も広くなるので目標の星を探しやすくなるため、必ずしも高倍率は必要ないと言っている方もいます。

もちろん、色々な倍率で星を見られるようにすることは、それだけ多くの星の様子を見られるようになるとは思いますが、あえて15倍くらいからの低倍率で星を見ることも楽しいのです。
私はそのために低倍率で色々な星が見える双眼鏡を手に入れました。ただ、どこにどんな星があるのかを知るためには星座早見盤や本などを外でも使うことがありますので、暗闇で最低限の確認をしたり道具を使うために、低照度のライトを使うというわけです。早く梅雨明けになって使えるようなって欲しいと思っています。


これならギリギリ許せるか?2024年10月から値上がりする「レターパック」の料金

普通郵便のハガキと封筒の料金についてはすでに具体的な価格が出ていた郵便料金ですが、個人的には手紙もハガキも(年賀状はのぞく)日常的には使ってはいないので、そこまで影響はないのですが、私が気になっていたのは定形の専用封筒を利用することで宅配便よりも安く、さらには全国一律料金の「レターパック」の料金についてでした。

すでに発表されているハガキ85円(63円から値上り)、25グラム以内の定形郵便は110円(84円から値上り)とかなりの値上り幅になっていたので心配だったのですが、追跡番号付きポスト投函のレターパックライトは60円値上げの430円。手渡し前提で基本的にはゆうパックと同じように配達できる「レターパックプラス」は80円増しの600円ということに決まったそうです。

私は個人的に友人に新茶の季節になるとお茶を発送する事が多いのですが、そうしたちょっとしたもの(旅先でのお土産を含む)は、例えば北海道や九州の知り合いに送る場合、宅配便と比べるとかなり料金が違います。レターパックは郵便局の商品なので「ゆうぱっく」の料金で比べてみると、一番小さい60サイズの場合、私の住む静岡から北海道だと郵便局に持ち込み、スマホ割りを付けても1,310円、福岡県の場合は870円、沖縄県だと1,170円となります。

どうしてもレターパックに入らなければ仕方がありませんが、逆に入る寸法のものを買って送るようにすれば、かなりの送料の節約ができます。現在使っているレターパックについては、10月以降は追加の切手を貼ることで普通に利用は可能だということなので、先に今のレターパックを多く持っていたとしても大丈夫です。自宅に記念切手などが余っているような方は、過去に購入した切手代で利用することができるというのが、他の宅配業者と違うところで、多く使わない切手を持っている方は、現在の価格で多くのレターパックをストックしておくというのも一つの考え方ではあります。

今回の発表は、そこまで値上がりせず、他の発送方法と比べての優位性は保たれた感じがあるので、今後もレターパックの継続使用は決定という感じです。車中泊旅の途中で面白そうなものを見付け、それをすぐ送りたい場合も、レターパックを用意しておけば、ポストに投函して送ることができますので、そういったやり方もおすすめです。ただし、これは過去にも書きましたが、基本レターパックはきちんと封ができれば厚さなどについての規定はないので、発送はできてもポストに入らない可能性も出てきます。その場合は郵便局などで手渡しで出す必要がありますので、ポストに入るくらいのものを送るようにするのがおすすめです。


事前に予定が決まっているならJRの乗車券など窓口での購入が必要な場合は事前入手を

過去のニュースで見たことで気になっていたことに、JRの駅の「みどりの窓口」が減っているという事があります。私の場合のJRの最寄り駅はJR静岡駅なので、窓口が全くなくなるということはないのですが、それでも最近になって利用していた窓口の一つが閉鎖されました。

というのも、駅構内にあった「JR東海ツアーズ」の静岡支店が撤退したので、JR東海ツアーズの中にあった窓口も同時になくなり、2つの受付カウンターが利用者から見ると無くなってしまったのです。

駅のみどりの窓口は健在ではありますが、使おうと思った時に最近はいつでも混雑していて、なかなか自分の番が来るまでに時間がかかるということはあります。私が利用するのほ以前はJR東海とJR東日本にまたがる普通列車のグリーン車が連結された車両に始発から乗るために、「沼津から宇都宮」「沼津から高崎」というように連続する行程で使える紙の普通列車用グリーン券を買うことが多かったのですが、現在は紙の切符はモバイルSuicaを使う場合と比べてほぼ割高になるような感じになっています。ですから、今後は同行者にもモバイルSuicaを入れてもらって、電子決済で使ってもらおうと思っているのですが、どうにもうまく行かない場合や、どうしても沼津からグリーン車に乗りたい時には使うこともありえます。

また、券売機で売っていない距離の乗車券(普通列車利用)を使う場合も窓口を使うのですが、どちらの場合も、乗車時間から間があるようなタイミングで窓口に行ったとしても、そこでの混雑度や、前に並んでいる人の状況によっては、最悪電車の時刻に間に合わなくなってしまう可能性もあります。私などは事前にきちんと調べた上で購入のための紙に記入して、すぐに発券手続きをしてもらえるようにして並んでいるのですが、世の中には色んな人がいて、目的地は決まっていて後はノープランだったり、相談しているうちに色々と思い出して話が終わらなくなってしまうようなケースもあるので、列に並ぶ中では常に最悪の状況を考えていかないと、旅に出る前から大きなトラブルとなってしまうかも知れません。

そうした状況を打開するには、基本ですが当日出発前に買わないということが一番ではあります。事前に出発日時がわかっている場合は、乗車券やグリーン券を購入する場合に当日から有効なのではなく出発日から有効にしてもらうようにすれば、当日は窓口によらずに改札に直行できます。車で移動することが少なくないので、その場合にはあえて最寄りのJR静岡駅では買わず、車が駐車できる駅に行って購入することもあります。ただ、最近は自転車で出掛けることも多く、1時間以内だったら駅が用意した一時利用の駐輪場を利用することができるので、できるだけ都合を付けて前日までに購入するようにした方が良いかも知れないと思っています。

最近は、以前JR東海ツアーズで直接販売していた「ぷらっとこだまエコノミープラン」もネットを使って直接購入し、券売機にて発券という形になっていますし、まだ新幹線回数券のバラ売りが金券ショップであるうちは、そこまで窓口で直接購入することはないとは思うのですが、全てがスマホで済むようになる世の中が来るまでは、どうしても窓口を使う予定がある場合には事前の対策は今後も必要になってくると思います。

逆に急に決まった移動の場合には、鉄道ではなく高速バスに利用を振り替えるような事も、当日のスケジュールの中で出発時間をずらせない場合には考えた方が良いかなとも思ったりします。私自身は勝手気ままに思い立った時に出掛ける旅も好きなのですが、窓口が少なくなったことで、考え方を変えなければならないことも出てきてしまいます。できることならスマホでどんなチケットも買えるようになってくれれば良いのですが、QRコードで利用できる改札が全国で使えるようになれば、スマホにチケットのQRコードを表示して窓口の代わりに必要な切符をチケットレスでスマホから購入できるようになると良いですね。


デジタル中心の世界に変わってもあると便利なアナログ情報を表示するものたち

昨日は、ようやく夜に晴れて自宅ベランダからでも星の姿が確認できたのですが、ちょっと時間が経ったらもう雲に覆われてしまい、せっかく購入した望遠鏡や双眼鏡の出番はないままです。これから梅雨に入るということになるとまだまだ観望に適した季節ではないということで、それまでに色々な天体観測用の小物を入手することにしました。

以前のブログでも書きましたが、購入した望遠鏡を載せる架台はスマホと連携させて自分の見たい星まで自動的に動いてくれるものなのですが、その精度を上げるには、主要な星の名前と現在の位置をしっかり把握することが必要になります。また、見たい天体が星雲・星団の場合、その名前とどんなものなのかというくらいの知識がないと、そもそも見たい天体にたどり着くことはできないので、全くの初心者の場合にはそれらを頭に叩き込むか、何らかの工夫が必要になります。

今までは、スマホのアプリを使うことで、スマホを夜空に向けると実際に見える星をスマホの画面で確認しながら実際の星と照らし合わせることができて便利だったのですが、今回スマホは望遠鏡の遠隔操作に使ったり、望遠鏡に取り付けて写真を撮ったりするのに使おうと思っているため、ちょっとした星の位置関係を確認するためにはもう一台スマホを増やすか? ということにもなるのですが、さすがにそれだけ多いと電池の管理も大変になります。

そこで、観望の下準備として望遠鏡や双眼鏡を購入した時に付いたポイントを使って、アナログ的に現在の星空を確認したり、細かな星雲・星団の位置がわかるものを注文しました。といっても、学校の授業で使ったことがあるという方も多いと思いますが、円盤型の「星座早見盤」をまずはゲットしました。日付と時間をセットすると、その日の星空でどんな星座や星が見えるかを表示してくれ、スマホアプリのように切り替えの必要もありません。この辺はアナログならではのメリットを感じます。

また、写真と合わせて全天の中でどこにどんな星雲・星団があるかを解説している本があり、以前持っていたのですが引っこしのゴタゴタでどこかへ行ってしまったので、古本を安く発注することにしました。

こうしたものは「余分なものを持たない」という考えからするとちょっと違うような感じがしますが、今回の私の場合はスマホは当り前のように使っているものの、一つの事に使うと違う使い方は難しいということがあります。単に今の星の状況を表示するためだけにスマホを使うのは勿体なく、星の見えない昼間にはバッテリーを必要とせずに情報を頭の中に叩き込むように吸収できるというのがアナログメディアの良いところだろうと思います。本だけではわからない事が出てきたら、改めてスマホで調べれば良いでしょう。

こうしたことは、今回の例だけにとどまらず、色々なケースがあるだろうと思います。あくまで必要に応じてだとは思いますが、スマホだけではスムーズに物事が進まないような事があった場合には、あえてアナログ的な物を一緒に使ってみるということも悪くはないのではないかと今回の事で色々と考えることになりました。

旅に関することで言うと、車の旅であっても広い範囲の地図が高速道路のサービスエリアでもらえる場合にはそれをもらうようにしています。その地図は車を運転中に使うのではなく、休憩時に広げて自分のいる場所から近くにどんな場所があり、そこへ行くまでにはどんなものがあるのかを知るのに役立ちます。計画的に旅するのではなく現地の情報を利用して行く先を決める時などは、地図と一緒に置かれている紙の観光パンフレットも役に立ちます。今後も、デジタルとアナログをうまく誘導させながらスムーズに色々なことを楽しめるようにできればと思っています。


QRコード詐欺の手口はATMを利用した還付金詐欺のようだがその決定的な違いは

多くの人がインターネットを使いこなすようになり、あまたのサイトからネットショッピングをするのに、徹底的に価格比較ができるので、自分の欲しいものをより安く買うことも可能になっています。

ただ、流通価格と比べてあまりにも安く売っているサイトを見付けた時、そのまま購入をしてしまうと単に安い買い物だけでは終わらずに、気付いたら自分の銀行口座の残高が無くなるまで抜かれてしまうような事もあるので注意が必要です。

先日、NHK総合テレビの「クローズアップ現代」を見ていたら、その番組ではQRコード決済の中でもPayPayを使った詐欺被害についての番組を放送していました。詐欺にかかる人は、大手のショッピングサイトで一通りの価格を見た上で、さらに安く買えるところはないかと調べた結果、詐欺被害の入口とでもいうべき格安で色々なものが買える買い物サイトにたどり着き、そこでお目当ての商品を買う(当然支払いも先払いで行なう)のですが、送られてきたものがサイト内容と違うなどのトラブルに遭遇します。

あわてて問い合わせ窓口にメールしたところ、巧みにとでも言うべきか、LINEでの連絡を提案されそこからは相手とLINEを通じてやり取りすることになるのですが、まず普通に考えると、全く知らない人にLINEのIDを教えるとどうなるかを考えてみてください。友達同士の場合はそんなに気にはしませんが、メッセージ機能だけではなくLINE電話もそのままできてしまうので、相手さえその気ならいきなり見ず知らずの相手から電話がかかってきてしますのです。

今回被害に遭った方々もそうした相手のペースにハマり、LINE電話で色々と指示を受け、LINEの画面にQRコードを表示させるなど電話しながらLINEアプリの操作をさせ、支払った商品代は返金するからとPayPayを使ってこういった操作をしろと声高にたたみかけてきます。テレビでは、その画面は返金ではなく自分の口座から10万単位の現金をチャージし、相手に送るようになっている画面でした。

これは、まさにかつてATMを電話をしながら操作させ、還付金があるので返金すると言いながら自分の銀行口座から詐欺師の口座に現金を振り込ませるやり方にそっくりです。表題にも書きましたが、今回の事例とかつてのATM詐欺とのやり方はほとんど同じですが、お金をだまし取られる側からすると決定的に違う状況があります。ATMの場合は他に自分のやっていることを見ている人もいるので、例えば銀行内だったら行員さんだったり、コンビニであれば店員さんが電話をしながらATM操作をしているのがおかしいと思ってお金を振り込む前に声掛けをされて未然に被害を防げる場合があるのですが、QRコード詐欺の場合は、全く人が注目していない自宅の部屋の中とか、外でも単にスマホでメッセージのやり取りをしているとしか思わない中で誰からも不審に思われず、スムーズにチャージから送金まで行なってしまう危険性はかなり高いと言えるでしょう。

テレビ番組では、PayPayのセキュリティ対応の一つとして、いつもは数百円~数千円の決済がほとんどなのに、いきなり10万円とか高額な決済をしようとした場合には、担当が目視して危険だと思ったものについては、アプリで決済ボタンを押しても決済が行なわれない場合があることについても紹介はしていました。ただ、全てのケースでそうしたことが行なわれるかというのはわからないので、利用者の方での自衛が必要になります。

かく言う私も、先日望遠鏡を購入したのですが、セールで60%引きのものが一番安いと思ったのですが、商品名でネット全体で検索を掛けたらその金額からさらに70%引いた価格で売っているところを発見したのですが、元々の商品画面が今回購入した望遠鏡ショップのものをパクって載せているようでしたし、専門店ではなかったことで、私の中ではここから安く買ったらここまで紹介したような詐欺につながるコースになるのではないかと理解しました。

今回私が購入したのはその望遠鏡屋さんが大手ショッピングサイトに出店しているサイトから購入したので、支払いはそれこそPayPayでしたが、かなりのポイント還元があり、しっかりと間違いない商品が送られてきましたので、結果としては安い方に色目を使わないで良かったとしみじみ思いました。

もし騙されて最初のショッピングの段階で違うものが送られてきた場合は、決してLINEのIDを教えることなくメールでのやり取りにとどめ、怪しいと思ったらその時点で消費生活センターや警察に相談することをおすすめします。というか、まずは大手(楽天・Yahooショッピング・Amazonなど)で価格動向を探り、さらに季節のセールでどのくらい安くなるのかをじっくり観察して、その価格から桁違いに安くなるというのは、そもそも物品の売り上げだけでは商売にならないと思うので、詐欺を疑うべきではないかと私は思います。皆さんも、そして皆さんのご家族も十分に気を付けて下さい。


実際に現地へ行ってみないとわからなかった時の記念日の行事についての覚書

以前このブログで、具体的にイベント名を書かずにネットで検索することの大変さについて書いたことがありましたが、今回はそのイベントの当日が昨日だったので、その内容について、あまり読んでためになる人はいないかも知れませんが紹介します。

以前その事に触れた際には、個人のブログやXでの書き込みが頼みの綱だったので、後から私と同じようにネットを検索する人がいた場合、今年(2024年)の現状についてレポートしておくことによって、役立つこともあるかなと思います。

私が過去に行って、現在も続いているのか? と思ったイベントは、毎年時の記念日に、静岡市の小梳(おぐし)神社で行なわれていた地域の時計商の組合が行なっていた時計の供養祭および、有志によるアンティーク時計の即売会の事でした。過去、地方紙や地域のテレビニュースでそうしたイベントが行なわれていることを知り、通常時より安くアンティークの腕時計・懐中時計などが売り出されているのを何回か見に行った記憶があったのです。

それが現在はどうなっているのかわからず、私が仕入れた情報で一番新しいイベント告知が2019年まで情報として入手することができていました。ただ、2019年といえば、その年の12月に新型コロナウィルスの症例の第一号が出て、2020年以降はイベントの自粛になったことは多くの人が記憶しているでしょう。

2024年になってほとんどのイベントは元通りに行なわれるようになったので、時計供養祭と時計市も復活するのではと思って昨日出掛けてみたのですが、残念ながらそうしたイベントの影も形もありませんでした。

私は主催者ではないので、イベント自体が終了したのか、凍結されたのか、今後も行なわれるのか行なわれないのかは正直わからないのですが、とにかく2024年には行なわれていなかった事ははっきり言えます。2019年の段階で、90年間続いていたということなので、こうしたイベントが行なわれないというのは本当に残念ですが、この件については、実際に行けなくても行なわれれば後からローカルニュースで報道されると思うので、基本的に時計好きな私としては、今後もその動向について、地元からの発信を記録できるような体制は取り続けておきたいと思っています。


スマホの二台持ちのメリットを実感することになった天体望遠鏡とのセット利用

一般的に、スマホを二台以上同時に使っている私のような人間は、普通の人からすると好奇の目で見られることがあります。私自身は、元々スマホを使っていた時から通話はガラケーでデータ通信などはスマホでと分けていたのですが、ガラケーやスマホでできる事が限られてくる中、主に通話用のスマホとデータや動画などを見るためのスマホということで使い分けています。

二台持ちはどちらかのバッテリーが無くなってもどちらかの電池残量があれば通信を続けられるメリットが有り、特に通話・SMSなど最低限の通信についてはできるようにしておきたいということと、複数の回線をスマホに入れることで、一つの回線に依存することなく利用可能ということで、今まではそうして説明してきたのですが、先日購入した天体望遠鏡で色々楽しんでいるうちに、私と同じようにスマホを使って望遠鏡を使いたい方は、SIMカードが入っていなくても2台持って出掛けるのが良いのではないか? と思うことがあったので報告します。

最近の天体望遠鏡は、目で星を見るだけではなく、スマホのカメラを使っての電子観望や、動画・静止画の撮影に対応する「スマホアダプター」が付いているものが多く、私の購入した望遠鏡にも付いてきています。専用の機材の方がきれいに撮影できますが、スマホでの操作だけでそれなりの星・惑星の写真や動画が比較的気楽に撮影できるだけでなく、小さなアイピースを覗いて星を見るのが大変な人にとっては、スマホの大きな画面で星を見ることができるので、相当便利です。ちょっと望遠鏡関連の情報を入手していないうちに、かなり進化していると感じるところでもあります。

進化という事で言うと、少々のセッティングをすれば、難しい赤道儀で北極星を導入し、さらには星図などを見てお目当ての星を探さなくても、自動的に見たい天体を導入してくれる機械も普通に使えるようになりました。私が購入したものは、スマホとBluetoothで接続して、細かい操作はスマホの画面やスマホと繋いだゲームパッドでできるようになっています。つまり、スマホやパソコン(私の機材ではパソコンは対応せず)と望遠鏡をセットで使うことで、今まで苦労してきた星の導入は簡単になり、気軽に天体観測できる環境は整ってきたということになります。

私の場合、購入した望遠鏡の向きを合わすためにスマホが必要で、さらに望遠鏡から見える天体を撮影するためにはもう一台のスマホが必要になります。私は以前から普通に2台のスマホを使っていましたが、これくらいストレートにスマホを2台持ちするメリットを感じたことは正直ありませんでした。

実のところ望遠鏡を動かすためのアプリは、いったんカメラなど他のアプリを起動してからまた戻った場合、うまく動かなかったりして、再度アプリと望遠鏡をセットし直したり、最悪の場合スマホを再起動しなければならない場合もあるようです。そうした懸念も、2台持ちにすれば問題なく両方の機能を使えるわけで、これから車中泊の旅で天体望遠鏡を使ってみたいと思っている方は、複数のモバイルデバイスを用意することも一つ考えておいた方が良いと思います。

タブレットでも天体導入のためのアプリは使えると思いますが、GPSが付いていないとセッティングすることができず、さらに他の天体アプリを星座早見盤のように使いたい場合にも、タブレットを向けた方向に実際の空の様子が表示されるような使い方はできないと思いますので、その点を考えた上でタブレットの購入を考えることも必要でしょう。

回線契約がなくても、カメラを使うだけであれば古いスマホを撮影用として使うことで、メイン一台のスマホと組み合わせて使うこともできます。特に光学性能の良いスマホを新しいものに買い替えた場合、望遠鏡に付けるためのスマホアダプターは、コンデジでは付けられず、スマホに合うように設計されていますので、使わなくなったスマホを望遠鏡と一緒に持ち出すということもありという気がします。

スマホアダプターを使うと画面にケラレが発生しますので、スマホのズーム機能を使えばスマホ画面全体に中心部の像が映るようになり、後から加工したりアップするような場合にも便利です。それが、今ある機材だけでできるようになるのですから、良い時代になったものです。最近は専用の機材を使った電子観望のセットもあり、それはそれで興味深いですが、手持ちのスマホでもそれなりの事ができるので、興味のある方はチャレンジしてみて下さい。