もはや自力でスマホを使いこなすスキルがないと生き残れない時代であることを意識すべき

先日、自分より年上の方からの相談を受けました。その方はそれなりの大きな会社できちんと働いている方なのですが、今まで紙で出ていた給与明細を基本的に自分のスマホやパソコン上から会社の新たなシステムに入り、そこからダウンロードして印刷・閲覧するようにという話になったのでどうすべきかというものでした。

残念ながら、私はその方と同じ会社に勤めているわけではありませんので、その会社の人しか入ることのできないシステムに入るためにその内容を詳しく聞いたり設定のお手伝いをすることはできませんので、同じ会社の中でスマホの扱いに詳しい人に聞きながら登録してはとアドバイスしたのですが、その方はスマホは持っていてもなかなか作業をするのが苦手だということで、そうであれば、会社の総務に話をして、今まで通り紙で出してもらうようにできれば良いのだがという話をして、とりあえず話はそこで終わったのですが、こうした流れはもはや止まることはないだろうと思います。

恐らく、その方の会社の方でも経費節減という側面もあると思いますし、細々とした作業を減らして他の方に力を注ぎたいというところなのでしょう。ただ、詳しく話を聞いたわけではないのですが、最初に使っているスマホに特定のアプリを導入してそのアプリで会社のホームページに入るための認証を行なうらしいので、パソコン単体では接続できない(恐らくパソコンでIDとパスワードを入力しても、さらにスマホ画面からの認証を行なわないとログインできない?)ような感じなのでしょう。それは当然、悪意ある第三者がシステムに侵入できないような対策なのでしょう。しかし、そうしたセキュリティを強化していく中で、それこそ現在まだスマホでなくガラケーしか使っていない人が会社にいた場合は、ついにというかスマホへの転換を強制されることになるわけです。

恐らく、しばらくは以前のようなやり取りを続ける例外を認めているとは思いますが、最初はそのような事はできても、ずっとそれが続く保証はありません。翻って、私自身や身の回りについて考えてみても、そうした事が自分の身に起こる可能性はあるので、やはりきちんとスマホへの乗り換えを行ない、スムーズに新しいシステムを使わなくてはいけなくなっても、移行できるようにしておかないといけない状況はあると思います。

ただ、一つそうしたシステムについて問題だと思うことは、閲覧はスマホがあればそのまま画面の中で見ることはできるのですが、もし自分で出した書類を紙に出力したい場合、新たな費用が発生しかねないことだと思います。昔なら年賀状を毎年一回は書く時に家庭用のプリンターを使っていましたが、今や「年賀状じまい」をし、用件は全てメールやSNSで済ます人も珍しくありません。インクジェットプリンターの場合、使わないで放っておくとインクづまりが発生していざという時に印刷できないという事も考えられる中、あえてそのためだけにプリンターを買うのは、現代の値上げ社会に生きていると、コスト的に痛いという方もいると思います。

そうした場合、ファイルをPDFやエクセルファイルなどの定形で保存できるならば、スマホからコンビニのマルチコピー機を使って出力するサービスを活用することを考えた方が良いでしょう。

https://syachu.net/202211030

上のリンクは、以前紹介したセブンイレブンのマルチコピー機を使って会員登録不用で印刷が可能な「かんたんnetprint」というアプリを使い、QRコードを読み込ませて印刷できるという内容について紹介しています。詳しい使い方や入手先についての説明はセブンイレブンの以下のリンクを紹介しておきますので、こうしたものを使えば、今後色々な変化が自分の周りであったとしても、スマホ一台で何とかなることは確かです。だからこそ、苦手であってもスマホに向き合って使っていく覚悟というものも必要になってくるところもあるかも知れません。ただ、頑張ってそうした苦手を克服することができれば、お金も掛けずに対応できるようになります。こうした社会の流れを理不尽だと思う方もいるかも知れませんが、今の社会は今までのように単純作業をするための人材まで常に置くことはできなくなっていることも確かなのです。今回相談を受けた方についても、できれば自分で閲覧・印刷ができるようにした方が良いのでは? とアドバイスしたいと今は思っています。

https://www.printing.ne.jp/support/mobile/appli_netprint_k.html


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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もはや自力でスマホを使いこなすスキルがないと生き残れない時代であることを意識すべき」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    これからの時代スマホは生活必需品になります。ポイントカードのカード廃止、アプリ化は進んでいますね。
    組織での連絡網のアプリ化はコスト削減につながります。学校などなら学生証と連携させることにより、学校との連絡、出席管理などにも活用出来る。生体認証を利用すればなりすましもかなり防止出来ると思います。
    学生証と連携させることで通学定期などの取得にも活用でき、新年度や学期始まりの窓口の混雑も解消出来ます。
    今後教育現場ではChatGPTの導入で革命的変化を引き起こすでしょう。その流れの中でスマホは欠かせない。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    今回相談を受けた方の会社に限らず、多くの企業では何とかして細々した雑務を減らすために、できることは社員にやってもらうためにシステムを導入してスマホ操作させるというのはもはや止められない流れで、それを受け入れるか否かで評価にもつながってくる可能性も考えると、今までガラケーにしがみついていた人も行動を変えざるを得ないと感じます。

    改めて書こうと思いますが、今後はもっとスマホを使ってのサービスが基本になって世の中が動いていくと思いますし、今までスマホを毛嫌いしてきた人たちも、代替の手段がなくなっていく中では無理をしてでも覚えるしかないと思います。ただそういうことなら、文字も大きく操作もボタンを大きくして楽にできるような、7インチクラスのスマホを作るとか、現在のスマホが使いずらい人に寄せていく取り組みも大切かと思います。iPhone15の発売で世間は盛り上がっている(?)ようですが、今の日本の社会の中で誰でも使いやすいデバイスを外国のハード頼みにすべきではありませんし、多くの人がそうした端末を持てるようになれば、さらに状況は変わっていくのではないかと思うのですが。

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