今のうちから冬に向けての電力使用量を気にせず家電が使える環境を作るためにはどうすれば良いか?

新たにソーラーパネルとポータブル電源を購入し、本格的な家庭内ソーラー発電に着手していますが、意外にも自宅での発電量がそこそこ期待できることがわかってきたので、かなり今後への展望が開けてきたように感じています。

といっても、夏にエアコンを四六時中動かすというのは無理で、今のところはDCモーターの扇風機(20W)を付けながらノートパソコンやモバイルモニターを同時に使う(15W程度)くらいのものですが、これだけでも大型テレビを付けないでテレビやネット配信の動画を見ることはできるので、それほど意識しなくても節電にはなっています。

今挙げたものを全て同時に使った場合の一時間あたりの電気量は35Whくらいなので、新たに購入したEcoFlowのRiver2の容量が256Whなので、実質的に使える容量がカタログ値の8割くらいである約200Whあたりでも、6時間弱の連続使用に耐えられるくらいということになります。常に自宅に籠もっているわけではないので、これくらいなら一日の使用量をキープするくらいなら十分で、過去に購入したポータブル電源も同じくらいの容量があるので、一日おきに充電をすることでうまくローテーションを組んでいけます。ただ、これ以上の使い方を考えるとなかなか難しいというのが正直なところです。

現在、自宅のベランダで発電のできる環境については、色々と試行錯誤をしていまして、最初に購入したものの前に買ったポータブル電源で出力があまり見込めなかったことによってしばらく使っていなかった、100Wの折りたたみソーラーパネルを新しいポータブル電源につないだことで、それなりに発電することがわかってきました。改めてそのパネルを現役復帰させることができればと思っているのです。ポータブル電源に接続するケーブル類や物干し吊り下げ機具の整備を今は行なっています。2枚のソーラーパネルを並列に接続するケーブルは購入済みなので、先日購入した120Wのソーラーパネルとつないで使えば、理論上は220W・18Vで出力できる環境が作れ、さらにもう一枚60W・18Vのソーラーパネルを余らせることができます。さらに、3つのソーラーパネルはどれも18Vと同じなので、どれも組み合わせて使うことができるので状況に応じて使い分けることもできるように目論んでいます。

もっとも、新しく購入したRiver2はソーラー入力が最大110Wまでしかできない仕様になっています。120W単体のパネルでは当然110Wも出ませんが、60Wのパネルと連結すると、日が正面から当たる時には110Wぎりぎり出るので、River2を充電する際はこの組み合わせがベストです。ただ、恐らく100Wと120Wのソーラーパネルをつなげると、それ以上の出力になるものの、最大110Wというリミットがあるので、大きなパネル2つを繋げると大容量を出せるものの、今の環境ではその大容量を生かせなくなってしまっています。

そこで、今の環境で最大出力をスムーズに蓄電できるように、新たなポータブル電源の入手も早くも視野に入ってくるのですが、夏から秋にかけてはそこまで電気を使うことは少なくなる(エアコンも使わなくなるので)ので、今後また電気製品を使うことになるであろう、冬にかけてこのソーラー発電の出力を最大限に生かせるような蓄電池および家電の使い方について考えてみることにしました。

今は毎日暑いのでそんなに考えることはありませんが、やはり冬になると部屋はかなり寒くなってきます。ただ、自宅の構造はかなり断熱効果があるだけでなく、一日の中でも長い時間日が当たるので(これがソーラー発電を行なうには好条件になっています)、日が沈んでからと早朝に暖を取れればという感じで、国内でも恵まれている地域に私は住んでいると思います。

昨年はずっと使うのではなく、早朝の寒い時間専用ということで小さな石油ストーブを購入したのですが、電気がいらない反面、今年から来年に掛けても灯油価格の上昇が考えられるので、電気代だけでなく燃料としての灯油代を節約するという意味でも、電気を使った暖房器具が動くポータブル電源をソーラー発電で充電して使えないか? という事を考えてみました。

そうなると、現在使っているEcoFlowのシリーズの中の「River2 Pro」では、設定を変えれば1000Wまでの家電が使え、容量が768Whあるので、600Wくらいの電気ストーブやセラミックヒーターを朝の短い時間だけ使って、使った分を出勤時から夕方までソーラー充電するというような使い方をすれば、本来は冬に増えるはずの電気代をソーラー充電したポータブル電源でまかなうことも可能になってくるかも知れません。

River2 Proの出力は最大1000Wですが、最大1000Wであれば停電時に自宅の冷蔵庫の長時間運用もできますし、いざという時には電子レンジも使えます(自宅のレンジは950W)。洗濯機も水さえ出れば使えますので、災害時だけではなく季節を問わず日々の家電で消費している電気代を減らす方向へ向かわせることも可能でしょう。また、今は持っていないのですが、IH調理器を使うこともできます。特に冬には食卓に鍋を置いてそのまま調理するような事も可能です。こういったこと全てがソーラー充電した電気で賄えるのであれば、その分の電気代のコスト負担なしで使える状況は増えていくと思われます。

ただ、容量が多い分、使い切ってしまったポータブル電源を満充電するには晴天の日でも一日では足りなくなるかも知れません。その場合は60Wのパネルで今使っているポータブル電源を充電しながら、出力の大きな家電を使うのはその時だけ我慢して、何とか電気代の負担を少なくしたままで生活パターンを維持できればという感じですね。

便利だからといって、家のコンセントからこうした大出力の家電を使うようになってしまうと、冬の電気代の方が夏よりも高くなってしまうかも知れません。ちなみに、我が家では暖房も冷房も必要ない季節だと月6,000円前後くらい、夏にずっとエアコンを使い続けた最高が月15,000円くらいでしたが、今年は節電の効果もあり月11,000円くらいで推移しています。また、冬の暖房が必要な時期には最高で月10,000円くらいまで電気代が上がった経験があります。さらに冬の場合は先述の石油ストーブ用の灯油代も別途かかるので、何も考えずに使うと下手をしたら月15,000円くらい光熱費だけで使ってしまいそうです。

それを、ポータブル電源とソーラー発電によって灯油代や一部の暖房機具の使用ができて、冬のシーズンを中心に月5千円くらい電気代や光熱費を抑えることができれば、だいたい2シーズンくらいで追加するポータブル電源代くらいははペイできるかも知れません。今だとEcoFlowの公式ページからだと防災の日セールでRiver2 Proは6万3千円くらいで買えるので、安値で買えた上での計算にはなりますが、日々の節電に気を付けながら、およそ10年は繰り返し充電で使えるポータブル電源を使っての生活というのは、極端に我慢すること無くソーラー発電が日々安定してできるならおすすめですね。

ちなみに、私はすでにソーラーパネルとポータブル電源を購入したばかりで、魅力的なセールも終わっている状況なので、次回の冬のボーナス商戦の際のセールを狙って、今よりもさらに安く買えそうなポータブル電源と合わせて消費電力が少なくても使えそうなIH調理器・暖房器具についてもチェックしていくつもりです。

車中泊の旅の場合でも、大き目のポータブル電源を持って出掛ければ、それで動く家電が多ければ多くの場合で利用できますし、車の場合は常時100Wでシガーソケットから走行充電もできますので、現地でソーラー充電ができる環境であれば、自宅での生活とほとんど同じような形で電気のある生活を享受しながら旅ができることになります。もちろん、電気を使わない調理器具なども併用して使えば、普段の生活と何ら変わらない使い勝手で旅が楽しめるでしょう。

今後、電気代や燃料代がどこまで上がるのかわかりませんが、とりあえずは他の事についての物欲を抑え、パソコンやスマホは今あるものを大事に使いながら、まずはどんな状態でもそれらの機器を使い続けられる環境作りを行なっていきたいと思っています。


カテゴリー: ソーラー自家発電 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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