月別アーカイブ: 2023年5月

即時決済に慣れてしまうとちょっとした事で忘れてしまう可能性のあるネットバンキングの振り込み

最近、ここではクレジットカードや電子マネーの話題を出していて、世の中はパソコン上やスマホで即時決済ができる仕組みが整っています。しかし、先日ちょっとしたミスを自分はしてしまいまして、そうしたミスを繰り返さないように、ここでそのミスの内容を紹介させていただこうかと思います。

以前は、ネットショッピングでクレジットカードが使えないお店が結構あったのですが、今ではほとんどクレジットカード対応なので、申込時にカード番号やセキュリティコードを入れて決済が滞りなく完了すれば、もうあとは自宅に品物が届くまで待っていればいいのですが、今回たまたまクレジットカードの利用ができないショップで買い物をしまして、最近はクレジット以外での取り引きをしていないので、普段通りではないということがまずは問題だったと思います。

今回の支払いについては、相手の会社が指定する銀行口座への振り込みを選びました。たまたまそのお店が提示している銀行の口座を持っていて、スマホのネットバンキングを使えばATMから振り込みをするよりも安い手数料で支払うことができるので、他のサイトやお店で売っている価格と比較すると、それなりに安く購入できると踏んだわけです。

早速、出掛けたついでに銀行を回ってATMから現金を自分の口座に入金し、一連の手続きを終えたものだと思っていたのですが、数日待っても発送の連絡が来ないのがちょっと不安だったのですが、その後致命的なミスを自らが悟ることになるとは思っていませんでした。

メールチェックをしていて購入元からのメールを見付け、ようやく発送かと思って中味を確認したら、その内容は自分にとって信じられないものでした。何とまだお金が送金されてきていないという事だったのですが、あわててスマホでネットバンキングの画面に入り、その時の残高と取引明細を見てみたら、見事に入金はされていたものの振り込み作業を忘れていてまるまる口座の中には入金した現金が残ってしまっていたのでした。

あわててお詫びのメールを入れ、すぐさまネットバンキングで振り込みをしたことは言うまでもありません。これが評価の付くオークションやフリマなどの購入でなくて良かったと改めて思った次第です。

こういった支払い方法は常に行なうわけではないので、できれば現金を入金した時にその場でネットバンキングによる振り込みをスマホで行ない、確かに振り込んだかということについては改めてその場で通帳の記帳をするようなことで対応した方が良いのかなとも思います。今後はさらに銀行振り込みという支払い形態は無くなっていくとは思いますが、そう頻繁でないからこそ、行なうことになったら確実にということを実感した今回の失敗でした。私のような失敗はそうそうないとは思いますが、お金のやり取りというのは致命的になりやすいので、十分に注意しましょう。


電子マネーのチャージ方法が限定されると使いにくくなるのにあえてそれを強行したPayPay

電子マネーは多くの種類があり、どの勢力が主導権を取るのか、まだ少々わからないところがあります。現在私も色々な電子マネーを登録して使っていますが、ソフトバンク回線を導入したことで、お特なクーポンが出るPayPayをそこそこ使うようになりました。ただ、私がソフトバンクを導入した時にはPayPayが始まった時ぐらいの大盤振る舞いは影を潜めるようになり、良く使うショップで有利なポイント還元が行なわれることも少なくなったような感じになっています。そして、PayPayについては先日、チャージについても大きなニュースがありました。

私自身はあまり影響がないのですが、クレジットカードからチャージする場合に、2023年8月1日から、自社のクレジットカードからしかチャージができない仕様になるということで、今後クレジットカードからのチャージを続けたい場合にはPayPayカードを新たに契約するしかなくなります。

一つの目的のためだけに専用のクレジットカードを使うというのは、カードの支払い明細をその目的のためだけに特化できるので、一元化できるメリットはあるものの、人によっては何枚もカードを持つことに違和感を覚える方もいると思いますし、できるなら支払いを一枚のカードでまとめたいと思っている人、さらには貯めているポイントが他にある人は、PayPay自体の利用にも影響が出てくるのかも知れません。

こうした囲い込みというのは、今後の電子マネーの普及にはどのような影響が出てくるのでしょうか。私などは、過去にJR東海の営業している地域でSuicaを持ちたいと思った場合、物理カードでなく当時のガラケーやスマホのおサイフケータイ機能のあるものに付けることができた「モバイルSuica」の事を思い出します。当初、モバイルSuicaを利用するためには、JRグループが運営する「ビューカード」を使えば手数料を掛けずにモバイルSuicaを持てたのですが、他のカードで登録しようとした場合には露骨に手数料(年会費)を払わなければならない仕組みになっていました。そんなわけで私は、年会費無料(年一回でも利用すると年会費がかからない)で持てるビューカード「ビックカメラSuicaカード」を作りましたが、今はモバイルSuica自体の年会費がかからなくなったことで、ビューカード以外のクレジットカードを選びやすくなりました。

その後、ポイ活をしている楽天ポイントがたまる楽天カードからのチャージでポイントが付くようにできるだけでなく、楽天ポイントをSuicaにチャージできる(「楽天Pay」アプリでの連携が必要)ようになったため、クレジットカードを楽天カードに一本化し、必要に応じて楽天ポイントからモバイルSuicaにチャージするようにすれば、頻繁には交通機関を使わない私の環境では、バスや電車に乗る際に現金やクレジットカードからチャージする必要もなくなります。今までは楽天モバイルの利用料をポイントで払っていましたが、先日から楽天モバイルは解約したので、ポイントはモバイルSuicaかガソリン代(出光系スタンドで楽天ポイントが使えるので)という、交通関連の出費に化けるようになると思います。

今のところ、お使いの携帯キャリアによって使う電子マネーが変わってくる(ドコモ=d払い、au=auPay、ソフトバンク=PayPay)感じではありますが、このままどの支払い方法でも囲い込みが進んで色々と不自由な点が出てくるようなことがあったらどうなるのか。どのキャリアもメインで使っていない私からすると、「モバイルSuica」がもう少し3つの電子マネー市場に入り込んでこないかなと思います。最近のニュースでは、モバイルSuicaについては今後はQRコード支払いの決済方法も実用になってくると思います(地方の駅などでは券売機を置くよりもQRコードの方がお金も手間も掛からないから)。

となると、現状ではビューカードか楽天カードを使って、クレジットカードのポイントを一元化した方がポイント自体を貯めることができますが、私の場合はカードの利用状況から、どちらかと言うと楽天カードに入って楽天ポイントを貯めた方がポイントがたまりやすいですね。大手キャリアの思惑に乗ってずっと同じキャリアで割高な料金を支払うよりも、とっとと安いプランに変えて、ポイントについてもキャリア紐づけのものから自由になった方が幸せになれるような気がします。

ちなみに、現在私はPayPayのチャージは銀行口座から必要な際に行なっていて、どちらかというと使った分だけ口座から引かれるデビットカード的な使い方をしています。クーポンがお得に使えるうちはPayPayも使うと思いますが、これも今後の状況によって改悪されるようなら、今加入しているソフトバンク回線の契約も含めて考え直した方が良いかなという風にも思います。

昨日、テレビの朝ワイドショーではアップルがアメリカで開いた銀行(iPhoneユーザー限定)の普通預金の金利4%の衝撃について解説していましたが、日本で同じような金利でのサービスができるかどうかわかりませんし、今後アップルはマイナンバーカードの電子証明書をiPhoneで使えるようになるかどうかで、今までのiPhoneの有利性も変わってくると思いますので、多角的に色々な情報を追っていかないと、取り残されてしまう人も出てくるだろうと思います。何回も同じような事を書いてしまいますが、身軽に有利なサービスにすぐに乗り換えられるよう、端末の長期分割契約や家族間で有利だったり異業種との縛り有りのセット契約など、ちょっと見で有利に思えても、自体に回線を変えられず、回線契約が足かせになってしまうような状況に陥らないように気を付けたいものです。


白昼堂々と高級品を強奪していく事件が起こる日本社会の変化は私たちも深刻に捉える必要がある?

高級時計、貴金属、ブランド品などを取りあつかうお店が夜でなく昼間に襲われる事件が最近しばしば起こっていますが、昨日の東京銀座において多くの人が通行している中で犯行が行なわれたというのはちょっとショッキングでした。普通なら犯行後に逃走するために人目に付かないような場所や時間帯を狙うのがセオリーだと思うのですが、犯行後拘束される可能性について考えていないかのごとく、すぐにお金になる物品を狙っての犯行は、今後も増えていくだろうと思われます。と同時に、私たちにとっても無縁ではないだろうと思います。

恐らく件の犯行グループは即時換金可能な物品やお金そのものを狙うだろうと思いますので、例えば時計やブランドバッグ、金製品などを持ち込んで即換金できるようなお店の場合、運悪くお店に訪れて査定を受けていた際に犯行グループが入店してきた場合、体に危害を加えられるだけでなく本来受け取るはずのお金を強奪されたりする事についてのリスクも感じた上で、慎重にやり取りをすべきだろうと思います。出入口を裏からにして、表との接触を避けることで危険を回避できるかも知れませんし、直接現金でやり取りをするのではなく、後日振込みしてもらうとか、電子マネーによる決済にするとか、多額の現金のやり取り自体をしないことによって、被害を防ぐことも可能になってくるでしょう。恐らく業者の方々にとっても、現物をお店に置かないような取り引きや、お客側も現物を直接お店に持ち込まないで、現品を荷物として送ることでリスクを下げるような取り組みも考えていかなければならないような気がします。

また、そうした高級品という認識はないものの、私たちの多くが普通に持っていながら極めて換金性の高い物として認識して置かなければならないものに、iPhoneのようなハイグレードのスマートフォンやスマートウォッチがあります。私は、さすがに3年から5年の分割払いにして市場価格10万から20万のスマホを日常使いにする気はないのですが、現在の日本では一番人気のスマホがiPhoneやApple Watchであり、中古市場では相変わらず人気で取引されています。

こうした状況を犯罪者側から見ていくと、明らかに無防備に、iPhoneを無造作に持ちながら使っている人が多いということは、高額転売を目的とした強奪事件が生まれやすいということにもなります。厄介なのは、銀座の高級時計などより一つごとの単価は下がるものの、組織で特定のスマホを狙い、SIMロック解除および海外への転売をかけるルートができてしまうと、全国で同じような事件が起こるものの、すぐに犯人グループが逮捕されるような事も起きにくくなってしまうかも知れません。

こんな事を考えるのは本当にいやですが、改めて多くの人に考えていただきたいことは、物によっては3年も使えないスマホを高額の費用を出して購入する意味があるのか? ということです。いったん購入して分割やレンタルでハイグレードなスマホを持ったものの、盗まれてしまったらどうなるでしょう。結局、残りの費用についても自分で支払う必要があり、レンタルの場合は当初の支払い金額より多い金額を出さなくてはならなくなります。とても買い換えのお金まで出せないという場合は、スマホやスマートウォッチ購入時にきちんと保証に入る必要もありますが、安いスマホやスマートウォッチで十分対応できるなら、そうした方向にシフトチェンジを行なうことも自分の生活を守るためには必要になってくるのではないかと思います。現在の傾向は、なかなか変わっていかないと思うので、スマホ関連の買い物については無理をしない方向で考えていくことも大切ではないかと思います。


大雨など厚い雲による受信環境の悪化があるテレビのBS・CS放送についてその対策を考える

2023年のGWの最後は、雨の天気になりました。単なる雨ではなくかなり強く降ったこともあり、特に北陸地方の方々は地震の後でもあり、常に天気や災害に対する情報を必要としたことだろうと思います。

こちらでは午前中からMLBのロサンゼルス・エンゼルス対テキサス・レンジャーズの試合をBS(NHKBS1)で観ていたのですが、やはりというか大気の状態が悪く、南東の方向に厚い雲が出現した際には放送が途切れる現象に遭遇しました。

以前からわかっている事とは言え、やはり自宅周辺の天候によって全く放送が見られなくなるだけでなく、予約録画も失敗するような不確定要素があるというのは、衛星利用の問題だと思います。

翻って考えてみると、今後地上にある携帯電話用の基地局の代わりに衛星からの電波をスマホで直接受けて通信を行なう衛星回線の利用について、天候の影響はどのくらいあるのかということも気になります。現在日本でも利用可能な「スターリンク」でも天候の影響でスピードが遅くなることがあるようです。今はもう終わった技術ですがADSLも雨の日などは遅くなったそうですし、携帯電話の電波も同じ傾向があり、以前固定回線の代わりに使っていた楽天モバイル回線も雨の時には速度低下していました。

現在は光回線にしたことで、昨日のBS放送が中断した時にスピードテストを行ないましたが、天候の影響を受けることはありませんでしたので、通信インフラが動作している状況の中では光回線を引いている場合はNHK+やABEMAのようなインターネットの同時配信をうまく活用してネットを使った情報収集をする方法を併用することを考えておくといいでしょう。

また、私はすでにBSアンテナを設置したことで利用はしていませんが、多くの光回線の場合には月800円ほどの負担をすることによって、ネット配信という形でBS・CS放送を見ることができるサービスがあります(NTTのフレッツ光系のサービス)。自宅付近ではそこまで天候の影響による放送が見られなくなるような事はそこまではないので、あえて契約はしていませんが、台風が頻繁に上陸するような地域では、基本的にBSアンテナを使っていても、放送のバックアップ用にネット上からテレビ放送を見られるようにしておく対策も十分に有りだと思います。

残念なのは、地上波についても技術的には同時配信(基本的には東京で見られるNHKおよび民放)は可能だと思うのですが、せめてテレビ送信施設が利用不可能になった場合には地上波放送についてもネット配信を行なえるような形にして料金が変わらないなら、個人的には加入するのも有りかなとも思うのですが、この辺も台風の多い地域に対しては積極的にサービスの範囲を広げるところもあっても良いのにと思えるのですが。


モバイル運用で心強いのは複数の作業方法を持つハードであることが重要・2in1のタッチパネルについて

大きな地震が自分の住む場所で起こり、避難を余儀なくされた場合、色々なものを持って逃げるとは思うのですが、小さくても色々な用途で使えるハードが一台あると、それなりに便利なところはあります。私は10,1インチのWindowsタブレット(2in1)を持っているので、その一式を持って出られるようにと考えているのですが、今回改めてWindowsタブレットを出してみて、改めてその作業手段の多様さが有難いということを実感しました。

というのも、普段はタブレットと言ってもUSB端子の付いたキーボードユニットと、無線で使えるマウスをマグネット方式で物理接続してノートパソコンのように使っているのですが、昨日久しぶりに電源を入れて使おうとしたら、見事にマウスの電池が切れてしまっていました。

キーボードユニットにはタッチパッドがあるので、パッドの操作で十分に使えるのですが、さらに画面を触って操作できるタッチパッドの有益性というものも改めて感じました。パッドにある矢印を操作しながら目で追うよりも、直感的にリンクを画面を直接触ってクリックした方が作業的には早いですし、状況的にキーボードを使えないような状況であっても、画面から直接文字入力をすることもタッチパネル搭載機であれば可能であるので、移動しながらの入力にも十分対応できます。

そう考えると、普通のノートパソコンでなく、キーボードと本体が分離し、タブレットとしてもノートパソコンとしても使えるタイプのハードにしておいて良かったのではないかと改めて思います。最近になってTypeCから複数のUSBや映像端子を使えるようにするハブを導入したので、あえてキーボードユニットを使わずに使い勝手の良い外付キーボードやその他周辺機器を使えるようにしています。その際マウスが使えなくても、タッチパネルで直接操作しながら作業を進めることもできそうで、自由度はノートパソコンより高いですね。

なお、こうしたハードの中には色々な種類があり、思い付くだけでもiPad、Androidタブレット、Chromebookというようなハードを使う方もいると思いますが、私の場合は日々Windowsパソコンを使っているので、その環境をそのまま持ち出すには、外で使うならWindowsタブレットの方を使うことになるでしょう。本体に通信ユニットを入れたい場合にはiPadやAndroidタブレットが良いでしょうが、幸いなことに私の使っているWindowsタブレットにはSIMカードスロットに通信カードを入れれば単体でも通信できるので、その点でも手離せないところです。ちなみに、後からモバイルルーターを追加購入したので、あえてそうした通信ユニットを本体に内蔵したものを買わなくても良いかも知れませんが。もちろん、iPadやAndroidタブレットを歩き用のマップのように使いたい場合には、豊富なアプリでグレードアップできるセルラーモデルがあれば、スマホより大きな画面が使えて便利なので、出先での使い方によって用意するハードの種類は変わってくると思います。

以前は使っていて新しく買い足したいと思っているのは、実はChromebookです。Chromebookはスイッチを入れるとすぐに起動し、基本的にはウェブブラウザーのChromeを使うだけなので、自宅でのちょっとしたウェブ閲覧やネットショッピング用に使う事については一番便利だと思います。また、自分のパソコンを触って欲しくない家族や友人に使ってもらうにはちょうどいいハードではないかと思います。ただ、使用するシチュエーションが違ってくるので、今後Chromebookを購入する場合には、多少画面が大き目のものの方が便利かも? と思います。

理想としては自宅で使うパソコンの画面を15インチにするとしたら、Chromebookを13インチクラスにして、モバイル用のWindowsタブレット(2in1)は10~11インチクラス(WindowsタブレットとChromebookの大きさは逆でも良いかも)というのが理想です。できればChromebookもタッチパネル搭載や通信ユニットが入っていて、Androidアプリが動くなら、それはそれで便利なので、私の理想に合ったものが安く手に入ると、さらに簡単に使えるようになって嬉しいですが、それは今すぐに必要なものではないので、色々と情報を収集しながら自分の理想に合ったものを安く買えるように準備していこうと思っています。


お出掛け中の罹災が心配される石川県能登地方で発生した地震の状況とその場で心掛けたいこと

昨日の午後、GWの際中としては大きな地震が石川県能登地方で発生しました。最初の地震が起きた時には自宅にいて、テレビは付けていなかったのですが、スマホの画面で私の住む静岡県に関しても発生する可能性がある緊急地震速報が入ったので、すぐテレビを付けたところ、予想される震源域が北陸地方ということで、真っ先に観光地である珠洲市や輪島市の様子が気になりました。

今回の地震でびっくりしたのは、最初の速報から程なくして改めて能登中心に緊急地震速報が出たことで、その時の揺れは一回目より大きくはなかったものの、過去には後から起こった地震の方が規模が大きかった熊本地震のような事例があるため、現時点(この文章を書いているのは5日の午後4時前)でも大きな地震への対策はしっかりして、地震活動の推移を見守るべきだろうと思います。

地元の方々にとっては一部倒壊した家屋もあるという情報もあるので、被害への対応などをする必要が出てくるのではないかと思っていますが、今回の地震が起こった時期は何せ多くの観光客が能登地方を訪れている可能性があるので、今回はとりあえず、私たちが旅行先で地震に遭遇した場合、どうしたら良いのかということについて考えてみようと思います。

観光で訪れている人にとっては、不慣れな地域であるということはあると思います。できるだけ早く自宅に帰りたいという風に考えるのはもっともでしょう。今回の地震では、直後にはJRなどの鉄道は正常に動いているという報道があった後、新幹線(金沢~長野)や周辺の在来線が運転とりやめになりました。幸い今回の地震ではすぐにどちらも運転を再開できましたが、もし自分が金沢駅にいて東京方面に戻る予定だった場合には、不通の情報が出る前に電車に乗ってしまうような素早い判断をした方が良い場合もあります。そのためには適確な情報を収集することが大事ですが、そのために使って欲しいのが、スマホを利用した「複数メディア」の情報を得ることです。

災害発生時にスマホのニュースから情報を得るということは誰もが行なうことだと思いますが、スマホの利用はウェブから入ってくる情報だけではありません。アプリの「radiko」を使うと、現在位置でサービスをしている民放ラジオ局の放送をリアルタイムで聴くことができますので、イヤホンをスマホにつないで、まずはラジオからの情報を聞き続けるようにしましょう。もしメモ用紙があれば、ラジオ放送内で自分に関係ある交通情報の最新情報をチェックすることができます。

それとは別に、ウェブのニュースサイトだけではなく、鉄道の経路検索アプリの中には、路線の不通情報がとりまとめられている場合が多いです。ラジオとどちらが早いかというのは状況によって変わってくるとは思いますが、経路アプリの中にはユーザーの口コミをそのまま掲載している場合もあるので、駅の掲示板の情報などはそうした口コミ情報やTwitterの方が情報が早い場合があるので、常に複数のチャンネルにアンテナを張って、その内容をチェックすることで、その後自分がどう動けば良いのかということがわかってくるのではないかと思います。

車での移動の場合も、今回は高速道路に大きな被害は今のところ見付かってはいませんが、これは震源地がどこかということにも関わってきます。もし震源地が車で帰宅する際の経路にかかっているような場合は、念のためその地域を外して、多少遠回りになっても帰ることができるルートを見つける必要がありますし、さらに車の場合は電車のように簡単に不通にならない代わりに、危険な道であることが天候によって変わってくるような場合もあります。

車で帰る場合には、地震情報だけでなく天気予報もしっかり入手して、車で移動する途中で孤立してしまわないようにルートを決めることも安全に帰るためには大切になります。ルートがあるからといって、決して旧道の峠を使うようなことはしない方が良いと思います。その際のカーナビの経路検索結果については十分疑って、もし高速道が通行止めになったような場合には、食料などをあらかじめ買っておきつつ、最悪車中泊をしながら道路開通を待った方が良い場合もあります。どちらにしても、自分だけがスイスイと帰ることのできる抜け道というのはないと考えた方が良いでしょう。ただそれでも、積極的な情報収集につとめ、他の人のまだ知らない情報を利用すれば、本格的に人が押し寄せる前に行動を起こすことはできます。今回の地震についてもその状況を見ながら慎重に行動し、無事に帰ることができるようお祈りしております。


Rakuten Hand 5Gが一台1円で売られているが個人的にスルーすることにした理由

すでに楽天モバイルを先月解約してしまった自分としては、まさにその直後のタイミングで人気のスマホであるRakuten Hand 5Gが一台1円で売られるようになり、俄然注目をされる存在になったような気がします。

当初は複数台の購入が可能だったものの、その後に一人2台までになり、現在は一人1台限定になったということからすると、多くの人たちが申し込んでいると見ることができるでしょう。

楽天モバイルの契約と解約については、日割りは使えず全て月割りとなるため、解約するなら月終わり、契約をするなら月初めにした方が、かかる月額は変わらないので購入する時期の目安にはなると思います。ただ、私の場合は解約してからあまりにも時間が経っていないということと、今後の楽天モバイルがどう変わっていくかによって第四のキャリアである楽天モバイルの使い方が定まらないため、今回の「お祭り」は見送ると思います。

そして、今回のRakuten Hand 5Gは物理SIMではないeSIM専用機なので、いざという時に今まで使っていたホームルーターにSIMを入れ替えて使えないというのが私にとっては大きなウィークポイントでもあります。そして、これは当然ではありますが、楽天の回線とひも付きになっているというのが今の自分にとっては不自由だということもあるのです。

ちなみに、Rakuten Hand 5GはSIMロックはかかっていないようですが、対応バンドは幅広く、auだけでなく(楽天モバイルはパートナー回線でau回線が利用できるので)、ドコモ、ソフトバンクのプラチナバンドも掴む仕様です。ただし、ドコモ網のMVNOである日本通信(HIS含む)では利用不可という情報があるので注意しましょう。デュアルeSIMで使う場合、公式なアナウンスからすると、au回線(MVNO、サブブランド含む)とのデュアル運用、特に基本料金のかからないpovo2.0との運用がまずはおすすめでしょう。

さらに、ネットを見ていたらあえてRakuten Hand 5GにeSIMをセットしないで、音楽プレーヤーとして使っているという方のページを見たのですが、Android11と少々古いものの、アプリのバージョンアップにも十分使えるので、メインスマホにおサイフケータイ機能が付いていない場合の決済用途と、必要に応じて使うマルチメディア機として使うのもありだと思います。そうなると現状では楽天モバイルの回線に月千円(月3GBまで)の費用を掛けて持つかという話になります。中古の本体を安く購入できれば、楽天モバイルで運用せずに、povo2.0でスマホ決済用とメディア利用端末として使うのならありでしょうが、その場合は1円とは言わないまでもかなり安く本体が買えるかどうかがポイントだと思います。

今後については、まずは楽天モバイルがプラチナバンドを取得して、単体での運用でも他のキャリア並みに使えるようになるかということが問題です。さらに、Rakuten Hand 5Gはマイナンバーカードの電子証明書を取り込んで使える機種のリストに入っているので、端末単体で購入して専用に使うのも面白いかも知れません。ただ、対応する回線が使えない可能性もあるので、メイン端末として使おうとする場合には、回線付きの1円という価格に惑わされることなく、今後さらに市場に出てくるであろう、中古での購入の方が良い場合もあります。長く使うなら、できればSIMフリーで他の3事業者の物理SIMを含むSIM(当然eSIMも)が併用でき、今後長く色々な状況で使い続けられる端末が1円とは言わなくても安くなった時に購入および回線加入の可能性について考える方が、個人的には良いと思うのですが。(コメント欄からのご指摘により、マイナンバーカードの電子証明書が利用可能という情報をいただきましたので、その事実を基に内容を変更いたしました)


2023年のGWは旬の新茶を求めて川根地区へお出掛けし浅蒸しの新茶をいただいてきました

ここ数年は全くといっていいほど遠出をすることはなかったのですが、今年は個人的に自粛をしていても、お店や観光地の姿はコロナ以前の状況に戻りつつあります。例年楽しみにしているのは新茶をいただけることなのですが、過去には格安でお茶缶に詰め放題ができていたJAおおいがわの藤枝工場は、今年も詰め放題イベントを実施せず、詰め放題用のお茶を格安価格で販売のみしていました。今年も友人などへのご挨拶用としてその新茶を購入したものの、今年はそこで終わらず、さらに山の奥に入りお茶の産地の一つである「川根地区」まで出掛けてきました。

全国的にはリニアモーターカー建設で揉めている大井川を上流の方へと進んでいき、大井川鉄道の沿線を進んでいきます。ずっと進むと大井川鉄道の終点である千頭駅に到達するのですが、今回はそこまで行かず、他にも同じような試飲体験をさせてくれるところはあると思うのですが、格安の300円で煎茶をいただくことのできる道の駅「フォーレなかかわね茶茗舘」まで足を伸ばしました。公式ページへのリンクをまずは貼っておきます。

https://chameikan.jp/

本格的な連休初日でしたが、そこまで人はいなくて、手前にある道の駅「川根温泉 ふれあいの泉」の大混雑とはかなりの差がありました。ただ、せっかく川根の里まで出掛けるならこの道の駅は外して欲しくないと静岡県内在住者の気持ちではあります。昨日の5月3日から新茶の提供を始めていて、「おくひかり」「やぶきた」という煎茶2つの品種の中のどちらかをいただけます。私がいただいた初日の品種は「おくひかり」でした。

注文するとこのようなお盆が持ってこられて、係の人の詳しい説明とともに、一煎ごとに違う味と香りを楽むことができるようになっています。特に試していただきたいのは、十分にお湯を冷ました状態でいただく一煎目で、「うま味」「甘み」が凝縮されたような呑み口になっていて、毎日お茶を飲んでいる私でもそのあまりの味の違いにびっくりします。二煎目、三煎目と進んでいくにしたがって、次第にいつも飲んでいるお茶の味に近づいていき、渋みも出てくるので、その時点で付いてくるお菓子をいただくというのが正しい作法なのだそう。

お猪口のような小さな湯呑で飲むお茶ではありますが、お菓子まで付き、五煎目くらいまで楽しめるので、これを300円でいただけるというのは現地まで訪れるからということになるでしょうか。これからしばらく、新茶が提供されますので、ぜひ機会があればお出掛けいただき、さらに全国で賞を取った茶園の煎茶(新茶)も売店で購入可能ですので、自宅でもうま味と甘みの凝縮された煎茶の味と香りを楽しんでいただきたいです。


スマホ配信アプリを入れた人に課金?NHK受信料における総務省の有識者会議について

まず最初に私のNHK受信料の状況についてお知らせしておきます。今年になって本格的にBS放送を楽しむために、地上波契約からの変更でNHKの衛星契約を行ないました。それまでも地上波契約は当然していて、地上波契約があると見逃し配信などが見られるスマホアプリ「NHK+」についてはスマホだけでなく大型テレビに接続できるAmazon Fire Stick TVにアプリとして追加可能なので、録画し忘れたものの、何とか見のがし配信を利用したい場合に活用しています。

さらに、自宅だけでなく外出先でも地上波・BSを見られるような環境整備を行なっています。外で快適に見られるようなスマホプランの選択については最低どのくらいのスピードが必要で、高速クーポンが必要か否かなども実際に動画を再生しながらできるだけ安く使えるようなプランの利用について考えています。

個人的には最近のDAZNの有料配信料金が値上がっていますので、全てではないものの、テレビ放送でJリーグやプロ野球(民放BSでの中継も含む)を見たり、MLBの生中継をアベマプレミアムに入らなくてもリアルタイムに見られるNHKBSのスポーツ中継については有難いと感じていて、さらに2023年10月から受信料が下がることから、決して理不尽な負担だとは思わないくらいテレビを見ているという立ち位置です。

だからこそ、先日ニュースになって流れてきた総務省の有識者会議「公共放送ワーキンググループ」の第7回会合(2023年4月27日開催)の内容にはかなりの違和感を覚えたのです。NHKの財源として、スマートフォンなどを含めて受信できる環境にある人(アプリを恣意的にインストールした人に対して)に費用負担を求める「受信料収入」が望ましいという事なのですが、インターネットに接続可能なスマートフォンを持っているだけで受信料を払わなければならないのかというのは、必要十分に放送を見ている自分からすると、アプリを入れたものの全く見ていない人および、スマホでNHKの動画を見られるだけのプランに入っていない人にとっては実に理不尽ではないかと思うのですね。

現在のスマホのラインナップを見ても、FMラジオ付きのスマホはあるものの、テレビチューナー内蔵のスマホは新しいものでは出ていないのではないかと思います。しかも、スマホを持っている人がラジオを聞いても、現在NHKのラジオ放送に対する受信料というのはありません。つまりスマホを持っていて使っていても、例えば私の場合ですが、自宅に設置しているインターネットにつなげたテレビチューナー(nasneが有名)に外からアクセスしてテレビ放送をスマホから見るようなことでもしない限り、さらに先述の「NHK+」アプリを入れて、それなりのスピードで継続して見ていられるプランに入っていない限りは、リアルタイムで見たい時にNHKテレビの視聴はできないということになります。

「NHK+」が誰でもインストールできるから、とりあえずインストールした人から受信料を取るということを考えているとするなら、受信料契約をしていない人(お客様番号の入力がない場合)については全く同時配信すら見られないようなアプリ内の仕組みを作ってからアプリの配布をすれば現状では済む話です。現在のチューナーレステレビが売れている原因というのも、この会議に参加された有識者の方々はどれほど顧みられたのか。

個人的に言えば、今後の受信料収入を増やすために放送局が取る対策としては、ネット配信にはないテレビの優位性というものをきちんと示すことに尽きると思います。まず、ニュースについては特定の勢力の意向に迎合せず、きちんとしたソースを示しつつ、受信料を払っている国民にとって有益で公正な情報を流すことが大切でしょう。また、スポーツ中継についてはあえて有料の動画配信を契約しなくても色々なスポーツが見られるという現在における有利な点を強調するとともに、今後は民放他局とも調整の上(サブチャンネルの活用も考えつつ)、全試合中継は不可能でも、重要なメジャースポーツの試合はどこかでテレビ中継が入るような編成を考えるなどしてネットとの違いを訴えるのも悪くないのではと思うのですが。

さらには、NHKには膨大な過去のアーカイブが残っているので、深夜・早朝の時間を使ってその中から選りすぐりのプログラムを常時再放送するような番組を作れば、ニッチな好みを持っている視聴者のニーズにも合い、さらには動画サイトの違法アップロード対策にもなるのではないでしょうか。まだまだテレビには可能性があり、自宅で録画することで私たちはその番組を残すことができるわけですから、そうしたメリットを視聴者にサービスするような事はあっても良いはずです。そうではなく、現状のままで単にスマートフォンを持っているから受信料を取るというのでは、多くの人は納得しないでしょう。

実際問題、テレビなし(チューナーなしテレビを持っている人を含む)スマホなどインターネットだけの利用で例えば「NHK+」アプリ使用で今の地上波受信料くらい取るつもりなのか、そうではないのかでも変わってくるでしょう。そしてこれは大事なことですが、スマホを生活のために持っていても、動画を日常的に見るだけの通信プランに加入できていなければ、アプリが入っていても動画そのものが見られませんが、そういう人からも受信料を取るのかということもあります。

ちなみにですが、最近の「NHK+」アプリの動作環境について実際にアプリをモバイル回線に繋いで調べてみたところ、いわゆるサブブランドの低速と言われる最大300kbpsで接続した場合、若干止まることはあるものの、まあまあスマホの全画面表示でも何とか見られるくらいまでは来ていますが、速度が一定以下に下がった時などエラーが出て止まってしまう時があります。比較的平日お昼なども速度をキープできるサブブランドの回線でさえそうなのですから、MVNOでも時間によって200kbpsも出なくなるような場合は「NHK+」の利用は難しいと言わなければなりません。

この点は放送局の問題というよりも通信業者の問題ではありますが、ネット配信でもテレビ放送のように一日24時間いつでもNHKからの配信をアプリ経由で見られるようにするためには、各通信会社の最安プランでも低速最大速度を500kbpsくらいに上げ、速度低下になってもせいぜい300kbpsくらいをキープできるくらいの回線品質がなければ、受信料を取るだけのクオリティは提供できないのではないでしょうか。有識者会議では、スマホ所有者からの受信料徴収は、アプリを入れたケースに限定すべきというような話も出ているものの、例えば月3GBの高速回線を使い切った場合にも継続してNHK+からの配信を見られるだけの低速時に配慮したアプリを提供しないと、実際にはぶつぶつ切れて満足に見られないのにそれなりの受信料を払わされる人は可哀想です。

すぐにデータ通信プランの改善やアプリの改善は難しいと思いますので、今のところ基本的には、「NHK+」はNHKの受信料とセットになったアプリにして、入金の際に発行されたIDを入力しないと使えないような形にするのが良いのではないかと思います。重ねて書きますが、私自身はテレビをNHKを含めてかなり利用しているので、今の受信料とネット配信の利用料とを比べてNHKの受信料を払う方向で動いているため、NHK受信料そのものに反対の立場ではありません。ただ、実質的に全くテレビプログラム(NHK)を見ていない、見たいのに見られない人にまで受信料を強要するような仕組みは間違っています。今後の話し合いの中で、実態に則さないような受信料徴収の仕組みなならないように祈っています。


ダイソーの「コーヒードリップポット」で湯沸かしをしたい場合のフタを何とかする

先日ダイソーへ行ったら、どのお店にも550円という低価格で買えてしまう「コーヒードリップポット」は品切れになっていました。同じサイズ感(350ml?)のものがニトリでは倍以上の価格になっていますし、最近はずっとこのポットを使っていますが不具合を感じたこともなく、十分使えると感じるものが安く買えたと思うので、その人気というのもうなずけます。

一つ思ったのが、比較的しっかりしたステンレス製なので、一人分のコーヒーを淹れる場合にこのドリップポットを直接火に掛けられるか? ということでした。もちろん利用は自己責任になりますが、最近セリアの「蚊取り線香スタンド」を使ってのチタンカップによる湯沸かし実験をしている身からすると、それほど強くなく中央に固まるような火の出方を蚊取り線香スタンドの中に燃料用アルコールを入れて点火するとしてくれ、さらには周辺に火が回らないので、そこまでハンドルが熱くならないというメリットを生かせそうだと思ったのです(我慢すれば直接手で持てるが過信は禁物です)。

というわけで、普段はsnowpeakのチタンシングルマグ450を使っているところ、この「コーヒードリップポット」をケトル代わりにして、一人用のコーヒーを飲む場合なら、直接コーヒーを淹れられるように使ってみるのもありかも? と思ったわけです。

「蚊取り線香スタンド」を使用した必要最少限まで絞ったアルコールストーブセットの概要については改めて紹介することにして、今回は「コーヒードリップポット」をケトルにするための「フタ」をどうにかすることと、一杯分のコーヒーを淹れるためのドリップをどうするかというところまで考えることにします。

ご承知の通り、少ない熱量しか出ないアルコールストーブを効率的に使うためには、様々な工夫が必要です。それは外からの風を抑える風防だったり、熱を逃さないための囲いだったりするわけですが、熱気が上部から逃げるのを防ぐためにはケトルには普通にある「フタ」をきちんと閉めるということが大事です。

ちなみに、コーヒードリップポットの口径は約7センチでした。ということですぐに連想したのが、100円ショップのセリアで主に売っているステンレスの小皿のうち一番小さい口径7.5センチのものでした。凹んだ方を下にして上に乗せると、見事に隙間なくはめることができました。

 

ただ、このままだと沸騰した際に手でフタを開けることはできません。何かしらの取手が必要になるのですが、この解決方法は簡単でした。ちょうどお皿の平らな部分に収まるような直径5センチの吸盤のセット(こちらはダイソーで購入したもの・ポットの右側にあります)を付けると、まさに普通の鍋のフタのように熱い部分を触らずに済むようになるのです。

 

このようにセットしてみると、全て100円ショップで揃えたとは思えないくらいにはまっているように感じます。蚊取り線香スタンドをそのまま利用したアルコールストーブに5~6mlくらい燃料を入れて8分ぐらい燃え尽きるまで火にかけると、沸騰までは行かないもののコーヒーを淹れるのに最適な温度くらいまでのお湯を作ることができます(今の時期の水温が20℃くらいからスタートする場合)。ガスバーナーを利用する場合には本体の底面積が小さいため、バナーパッドの利用を推奨します。これも最近は100円ショップに置いてあるお店があるので、気を付けて探してみるとさらに応用範囲が広がるでしょう。

 

そして、現在ドリップに使っている「ハイブリッド茶こし」を直接飲むカップにセットできるように、カップも新しくしました。実はこちらもダイソーで購入した「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)370ml」が絶妙なのです。ちなみに、写真の茶こしは以下のリンクで紹介されているものです。

容量的にはコーヒー一杯は200mlくらいなのでもっと容量が少なくても大丈夫なのですが、今後は牛乳を足してカフェオレも楽しみたいと思っているので、これだけ余裕があれば十分ですし、茶こしを付けても茶こしの底が水面に付く心配をせずにドリップできます。さらに真空2重構造なので熱を逃さないので、外で飲むには十分な保温性能を持っています。

コンビニのアイスコーヒーカップが入るサイズになっているので、このカップだけ持って出ても結露せず冷たさをキープできるのですが、それだけに使うには勿体ないと私は感じます。さらにこのカップは、スタッキングも可能なので、複数持ってもかさばらないという特徴も合わせ持っています。ダイソーのキャンプコーナーには最初からスタッキングに特化したステンレスカップもありますが、応用範囲の広さから考えると、こちらのタンブラーを常用した方が結果が良いような気がします。

これで、一人分のコーヒーを淹れる場合には、ドリップケトルと茶こし、ステンレスタンブラーだけを用意すれば、後は粉コーヒーを出先で入手すれば、これでコーヒーが淹れられ、飲み終わった後も主に茶こしからコーヒーを捨てて、茶こしとタンブラーを軽く水で流すだけでも十分なので、後片付けのしやすさという点でもおすすめの組み合わせではないかと思います。

さすがにコーヒーミル(豆から粉をひく場合)は100円ショップでないものを用意した方が良いと思いますが、それ以外はほとんど100円ショップに売っているもので揃ってしまうとは良い時代になったものです。今回紹介したセットは室内だけではなく外出先でも大変に実力を発揮できると思いますので、一人から二人用のコーヒーセットを作りたいと思っている方は、ぜひ100円ショップを巡ってみて下さい。