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車内用の音楽・映像利用端末に利用休止中のAmazon Fire7を復活させようと思ったわけ

色々なモバイル端末を買って利用していく中で、当然日々の中で使わなくなってホコリをかぶっているハードが少なからずあります。そのような品の一つが、現在ギリギリ最新OSが搭載されたAmazon Fire7(2019年・第9世代の7インチの製品で現在は販売していません)なのです。

このタブレットは、現在目覚まし時計と常に動くAlexaとして使っている同じAmazonの8インチタブレットを使うようになって内容がかぶることと、メモリが16GBと少ないことと、充電用の端子が現在ほぼ標準と言われているType-Cではなく、それ以前に主流だったmicro-Bタイプのものになってしまっています。

さらに、本体内蔵のスピーカーは一つしかないので、音楽を聞くような場合、ステレオ出力ができないのは、ステレオスピーカーを持つ8インチ以上のFireタブレットと比べてもウィークポイントで、旅行の時には8インチタブレットをそのまま持って行こうということで、7インチのタブレットは全く使わなくなってしまったのでした。

ただ、改めて考えてみると、今車の中で使っているスマホおよびタブレット用のホルダは8インチだとギリギリで、ちょっとした悪路を走る場合にはかなり不安定になってしまう可能性があります。7インチでもスマホよりは大きいので、不安定になってしまう可能性はありますが、小さい分安定するでしょうし、さらに今まで使ってないこともあるので、ある程度ラフに扱っても大丈夫ではないかという感じです。

さらに、車で使う場合にはタブレット本体から音を出さなくてもBluetoothで飛ばして別のスピーカーから音を出せばいいので、単体で使うディメリットはなくなります。また、一人旅で電車の中で使うような場合は、本体にスピーカーがあっても実際はイヤホン(有線・無線ともども)で使うことがほとんどなので、荷物を少なく軽くするのだったら、画面の大きさが許せるなら小さい方が良いということもあります。

こんな事を考えたのは、現在私が契約している複数のSIMカードを3台のスマホに入れて運用するようになって、スマホで動画を見てみたのですが、特に車のダッシュボードに固定して使うと、スポーツなどは小さすぎてよく見えないという問題が出てきてしまったのです。そうなると車に固定して見るのにちょうどいいのが7インチクラスのものかなと思っていたところ、さらなる追い風がFireタブレットには起きていました。

実は、先日書いたのですが、Amazon fire TV Stickの新しいものでは、NHKの番組をリアルタイム配信でき、見逃し配信も利用できるアプリ「NHK+」がAmazonストアからダウンロードできるようになっていたのです。これで、通常の状態でもNHKの地上波テレビがリアルタイムで見られるハードになったわけですが、それに加えて、音楽についてもタブレットでの利用の場合、アルバム再生が無料会員でも強制的にランダム再生にならない(スマホで無料利用の場合は強制的にランダム再生になってしまいます)Spotifyアプリも結構便利に使えます。

実際の使い方としては、スマホからのWi-Fiテザリングをして使うことになります。実はこの使い方も、私にとっては都合の良いものでした。というのも、現在私の持っている回線は、動画を見る用に契約したmineo(平日お昼以外最大1.5Mbps利用可のマイそく)と、音楽やネットラジオ垂れ流しでも最大300kbpsで無制限に使えるUQモバイルのくりこしプランSの2回線があります。つまり、このタブレットでネットラジオか音声を聞き流す場合はUQモバイルのSIMの入ったスマホでテザリングし、動画が見たくなったらmineoの方でテザリングをすれば、事前登録しておけばFireタブレットは自動的に接続し、Alexa(スマートスピーカー)の機能も使えるようになるので、車に乗りながら声だけで動作を制御でき、運転しながらでも操作できるようになるわけです。通常のAndroidタブレットと比べるとGoogle Playが使えないなど、できない事も多いFireタブレットではありますが、スマートスピーカーの機能があるのは良いですね。

今後、Fireタブレット7インチのタイプに後継機が出るのかはわかりませんが、日常的に持ち歩くには8インチはちょっと大きいという感じなので、7インチの後継機はぜひ出して欲しいですね。そうすれば、今のものを車載専用にできるのですが。


ダイソーの冷凍うどん電子レンジ調理器で「釜玉うどん」もどきを作ってみる

ここのところ私の住む地域では冷たい雨の降る天気が続いています。買い物に出るのも億劫なので、つい自宅にあるものだけでちょっとした小腹を満たすものを作ろうとチャレンジしたのが、冷凍うどんと100円ショップの冷凍うどん用の電子レンジ調理器を使ったメニューでした。

冷凍うどんは何かのために冷凍庫にストックしておいたのですが、普通の場合ツユは付いていないことが多く、私の購入したものも冷凍うどんだけのパッケージでした。白だしなどを使ってツユを作るというような事は私はしないで、粉末のうどんスープを今までは使っていたのですが、その味に正直飽きてきたということがあったので、現在消費されずに残ってしまったというところがありました。

今回はたまたま、別の用途で買ってきた「温泉たまご」が一つ余っていたため、これを使っての釜玉うどん作りに挑戦しました。といっても大した調理工程ではありません。四国にうどんを食べに行った時の事を思い出して作ったのが以下の工程になります。

・用意するもの
冷凍うどん一玉
温泉たまご一個(パッケージについているタレがあればそれも)
刻みネギ(最近はパックで売っているのでそれを用意)
天かす(あったら)
お醤油

ダイソーの人気商品だという「冷凍うどん電子レンジ調理器」は、温かいつゆのうどんだけでなく、大さじ2杯の水を冷凍うどんといっしょにお皿に入れ、付属のザルを上に載せて冷凍うどんの電子レンジ調理時間から数十秒加えた時間をセットし、チンしたらザルに移して水を切り、冷たいうどんを食べたい場合は水や氷で冷やして食べるのですが、今回は釜玉うどんもどきなので、水だけ切って皿に改めて移しほぐします。そしてその上から温泉たまご、刻みネギ、天かすを掛けて後はお好みで温泉たまごのタレやお醤油をかけてかき回し、味を整えればできあがりです。

こんな感じで一つの器で簡単にできてしまうので、朝食やおやつとして食べるならぴったりという感じですね。今後車中泊をする場合にも、500ワットの電子レンジが使えるようになれば、クーラーボックスで運んだ冷凍うどんをこのやり方で調理すれば、食べようと思い立って10分もあればもうあたたかい釜玉うどんもどきをいただくことができそうです。

世の中はキャンプブームで、かく言う私も火器を使ったクッキングについて模索しているものの、それは逆に言うと車内で電子レンジを搭載して外で自由に使えるような環境がまだないからです。車内調理に電子レンジが使えるとなると、今回紹介したような100円ショップで売っている各種調理器具を使って炊飯やパスタ、インスタントラーメンやカレーも簡単に温めて食べられるようになりますので、移動中に時間に追われて食べるものと考えれば十分なような気がします。

今回の話から少しずれますが、最近はレトルトカレーを選ぶについて、湯煎だけでなくそのまま電子レンジに入れて温めるだけで食べられるハウス食品の製品を選ぶようになりました。時間とエネルギーのかけ方を考えると、1分ちょっとですぐに食べられるようになるということは燃料の節約になりますし、今後もうまく電子レンジを使った食事のあり方について考えつつ、将来的に車に電子レンジを搭載することが普通になるような車中泊の未来を考えていきたいと思っています。


利用できるサービスを念頭に置きながらモバイル通信サービスを選ぶ方法もある

外出して楽しむ機会が増えてきたとは言え、まだまだ自宅から出ないで休日を過ごしている方もいるかと思います。春のスポーツシーズン到来の中、テレビだけでなくネット配信のコンテンツも、スポーツで活躍する選手が出ることで盛り上がっていくのではないかと思う今日このごろです。

昨年からMLB(アメリカの大リーグ)の中継を一部無料で行なうようになったインターネットテレビの「AbemaTV」では、日本からアメリカに渡った選手が出場する試合を中心に生で放送していまして、現地の4月15日のテキサス・レンジャーズ対ロサンゼルス・エンゼルスの試合は、テレビを通してであるものの大谷翔平選手の一試合2ホームランの活躍を生で見ることができました。

その日のMLBの試合は、全ての出場選手の背番号が「42」だったのですが、これはMLB史上初のアフリカ系アメリカ人であるジャッキー・ロビンソン選手の背番号に敬意を表わして行なわれる「ジャッキー・ロビンソン・デー」だったのですが、一緒に見ていた家族がその事に怪訝な顔をしていたので、試合終了後、契約しているAmazon primeビデオで見放題対象になっていたジャッキー・ロビンソンの伝記を映画化した「42 〜世界を変えた男〜」を引き続いて見て、なぜみんなが背番号42を付けているかを、実際に映画を見て納得してもらえました。こういうようなネット配信の使い方というのは、昔では考えられませんでしたが、それだけインターネットを使った配信などのサービスが普通に使えるようになっている証ではないかと思います。

と、日本時間の4月16日の話から入りましたが、翌17日は同じ野球でも日本のプロ野球が一部で盛り上がっていました。千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手が、前回完全試合を成し遂げた直後の登板で、8回まで一人のランナーも出さない完全試合を匂わせる投球を続けていたのでした。

基本的に、現在の日本のプロ野球はテレビ中継が減少していて、私の住む静岡ではその時間には日本テレビ制作の阪神巨人戦が流れているのみで、パ・リーグの試合など全然放送してくれないのですが、実は様々な方法で試合を生で見る方法はあったのです。それは有料の配信を使うということなのですが、今回はそうしたサービスを目当てにモバイル通信を考えてみては? というお話です。

プロ野球の試合は、現在多くのスポーツを生配信しているDAZNで見ることができますので、今回のように、急に注目の試合が出てきた場合は、私が契約している中ではauのpovo2.0では7日間だけDAZNを見ることができるトッピングを販売しています。また、追加料金を必要としないでプロ野球のパ・リーグを見る方法もあります。

それは、ソフトバンクの行なっている「ヤフープレミアム会員」向けの特典のうちの一つ、「ベースボールLIVE」経由で、ソフトバンク自体が親会社になっているソフトバンク・ホークスが所属するパ・リーグの試合をプレミアム会員向けにサービスしているのです。通常、プレミアム会員になるには月額税込508円の支払いが発生しますが、ソフトバンクのスマホを契約していたりYmobileの回線を使っている人については、無料でヤフープレミアム会員の特典を利用することができます。

今のところロッテ球団は、佐々木朗希選手をかつての村田兆治選手のように、中6日の日曜日に登板させることを考えているらしいので、今回の佐々木朗希選手の活躍によって今までプレミアム会員の特典を使ってこなかった人からすると、かなり魅力的なコンテンツになっていく可能性があります。

逆に、DAZNに入ってまで日本のプロ野球を見たくはないものの、ソフトバンクやYmobileに入ればそのまま試合が見られるという風に考えるのも悪くはありません。すでにYmobileに加入している方であれば、ライブ配信で佐々木朗希選手をはじめ、パ・リーグの試合を楽しむことができるようになります。

そういう意味からすると、今後ソフトバンク系の格安通信の中でも、Ymobileで安く端末を購入してさらにヤフープレミアム会員特典で、見たいパ・リーグの試合を楽しむようなことを考えて、Ymobileを契約する人も増えてくるのではないか? という風にも思ってしまいます。

ちなみに、私が契約している同じソフトバンク回線を利用しているLINEMOでは特典としてのヤフープレミアム会員のサービスはありませんが、あえてYmobileに乗り換えて月額2,178円で月3GBのシンプルSプランを使うよりも、普通に有料でヤフープレミアム会員に入った方が安上り(990円+508円)なのですが、どちらかと言うと配信系のサービスと相性が良いのは、高速クーポンを使い切っても最大1Mbpsのスピードで使えるシンプルMプラン(月額3,278円)の方でしょう。

前回は海外利用におけるahamoの便利な点について紹介しましたが、国内中心に使っていて、パ・リーグの試合配信を利用できるヤフープレミアム会員の他の特典にも魅力を感じているなら、Ymobileへの変更という考え方も有りだという事も状況によっては言えてくると思います。と同時に、他のMVNOやキャリアが特定の動画コンテンツがその回線を契約することによって追加料金なしに利用できるような事を出してきたら、それを目的に私自身も回線を変える可能性も出てくるかも知れません。


「ポケトーク」のスマホアプリ化は海外旅行など期間限定利用に特化して便利か

「ポケトーク」というのはいわゆる翻訳機で、現在は単に旅行用というだけではなく、企業の窓口で日本語が喋れないお客さんが来た時に使えるように常備しているところも少なくありません。

個人的には、翻訳専用のハードを持つのは悪いことではないとは思いつつも、それほど頻繁に海外に行ったり日常的に日本語以外の言語を話す方と喋る機会がなければ、わざわざ購入して使うというのは、個人的に躊躇するところもありました。価格の面もありますが、この「ポケトーク」はネット通信を使ってクラウドからの情報を引き出すようになっていて、当初購入した本体料金の他に通信料も入っているので(購入後2年間有効だがその後は新たに通信料が必要)、別のハードで購入するよりも、スマホで使えるならという風に思っていたら、今回スマホ用のアプリとして販売されるということがニュースになっていました。

このアプリはiOSおよびAndroid OSのスマホで使え、2022年4月26日から提供が開始されるそうです。といっても無料で使えたり、アプリ自体を使うためにお金を払うやり方ではなく、アプリを利用する使う期間によって料金が変わってきます。今回発表された料金プランは、週額120円、月額360円、年額3600円(いずれも税込み)で、初回3日間は無料で利用できるとのことです。

こうしたものは、やはり全て無料で使うことにはこちらの方も逆に抵抗感がありますし、時刻表アプリと同じような感じの課金体系になっているのではないかと思います。一週間以内の海外旅行で使うだけなら120円+現地で利用できる回線(海外で利用できる通信が可能なプランであれば今使っているスマホを海外でもそのまま利用できます)を用意すれば、自分のスマホでそのまま使えますし、日本にいて常に使うようであれば、回線についてはそのままで、アプリについてのみ月毎か年間の支払いを考えれば良いのではないかと思います。
ちなみに、アプリの販売元はソフトバンクになるようなので、ソフトバンクおよびY!mobileユーザーには6ヶ月無料で利用できるようなキャンペーンを行なうようです。ちなみに私が契約しているLINEMOの方は対象外になっているとのこと。それは残念ですが、現在出ている様々な翻訳用のアプリに不満がある場合には、3日試して結果が良いようだったら使う時だけお金を払って利用するというのも悪くないような気がします。

ちなみに、製品版のポケトークは、翻訳機能のみのエントリーモデルが9,900円で(機能付きの上位グレード品もありますが、アプリ版が出た以上はエントリーモデルとの比較をします)、2年間、世界各地での利用が可能なSIMカードが最初から入っています。それ以降も同じ製品を使い続ける場合は、2年間で11,000円、1年間なら5,500円、2週間だと3,300円という費用を掛けてのSIMカードによる通信機能の延長手続きが必要になります。この辺は、自分の出掛ける国のSIM事情および海外でも使えるSIMフリースマホの情報をしっかりと把握していれば、2年続けてアプリ課金をしても専用品より安くなりますし、そのうちに使っているスマホのグレードも上がっていきますので、個人的にはアプリで使った方が良いと思われます。

そう考えると、日本国内で使うスマホについても単純に大手キャリアのスマホをそのまま使うのではなく、常に海外での利用を見据えて、国内の他キャリア及び海外での利用も可能なSIMフリーなものを入手し、それを増やしていく(予備器として)ということも大切です。その上で海外に行った時に、SIMカードは現地調達にするか、ahamoのように世界各地で海外に入って15日まで高速通信を上限20GBまで行なえる(15日までに高速通信を使い切ってしまった場合も、国内と同様に最大1Mbpsでデータ通信できますが、それを超えて滞在した場合には帰国するまで最大128kbpsに制限されますので注意)ようなSIMを入れたスマホで海外でも使うかというような選択も可能です。ちなみに、製品版のポケトークでは、一回の翻訳について大体100kbps出ていれば動作するという見解が出ていますが、ahamoでの規制がかかった後はちょっと微妙ではあります。2週間以内の海外旅行ならahamoを普段遣いしながら海外でも使うというパターンは良いと思いますが、もしahamoでの現地での15日を超えた長期利用を考えておられる方は、電波の状況によっては当然100kbps出ない場所もあると思うので、実際に利用する場所できちんと100kbpsのスピードが出ているか確かめつつ使うのが良いでしょう。

あえて専用機的に使うなら、中古ショップなどでアプリの動作が保証されたスペックとともに、海外でも使えるSIMフリーのスマホを安く購入して(あるいは以前使っていたスマホを流用して)、メインで利用するスマホとは別に「ポケトーク専用スマホ」を作るというのも一つの考え方ではあります。


ナフコ「ヒートエクスチェンジャー付きアルミケトル」の熱源にエバニューのチタンアルコールストーブを使ったら?

今回も、前回紹介したホームセンターのナフコで購入したプライベートブランドの「ヒートエクスチェンジャー付きアルミケトル」についての記事となります。と言うのも、前回紹介したのはネットで自作アルコールストーブを作っている方から購入した市販されていないアルコールストーブでテストしたため、燃料を節約してお湯を沸かすという点では十分な成果が得られたものの、「早くお湯を沸かす」という点においては、やはり実際にキャンプや車中泊で使う場合には時間がかかりすぎるという問題点があることに気付いたからです。

さらに、前回使用した小型のアルコールストーブは、ポケットストーブの中に入れて持ち運べる携帯性を持ち、さらに少ないアルコールの量で一合~二合の炊飯が可能である素晴らしいものですが、現在はCreemaに出店しているサイトは休暇中になってしまっていて、これを書いている現在、同じアルコールストーブを購入できないという事もあります。そこで、アルコールストーブの中では火力の強さに定評のあるエバニューのチタンアルコールストーブEBY254を使って試してみようと思い付いたのです。

今回も使用する五徳はアメリカのガレージメーカーが作って現在は入手が難しいかも知れませんが、組み立て式で小さく持ち運べ、トランギアのストームクッカーと同じような燃焼効果が期待できる「Clikstand」を使っています。さらに今回は、通常トランギアのアルコールストーブをセットすべき穴に、固型燃料を使うための金属製のフタを載せ、その上にエバニューのチタンアルコールストーブを載せています。

こうすると、かなりケトルとの距離が近くなります。エバニューの商品説明では、チタンアルコールストーブは30mlの燃料を入れると5分くらいで燃え尽きてしまう(400mlの水を沸騰させることが可能)のですが、ストーブにマグカップなどを直乗せすることで燃費が良くなると言われています。今回のセットした位置では直接ケトルには触れないものの、かなり際どいところまで接近しますので、ある程度燃料は持ち、さらに炎も広がらず、うまい具合にヒートエクスチェンジャーに当たり、かなり効率的でかつ強い炎が当たることで、沸騰までの時間も短くなるのではないかと考えました。

やり方はセットした五徳にケトルを載せて待つだけなのですが、小型アルコールストーブを使って湯沸かしした時よりも、かなり火力は強いようですが、うまくヒートエクスチェンジャーが作動しているようで、外側はあまり熱くなりません。そのままストップウォッチの時間を見ながら待ちましたが、30mlのアルコール燃料だけで、見事に900mlの水を沸騰させることができました。

この時の気温は15℃でしたが、沸騰しケトルのフタが暴れ出すまでにかかった時間は、写真の通り8分35秒でした。前回に比べると6分も早く沸きました。これならエバニューの方を主戦として使う方が良さそうです。容量が1.1Lあるこのケトルですが、900ml入れて沸騰するとかなり激しくフタが動き、注ぎ口からも湯が溢れてきてしまいますので、このくらいの量がこのケトルで安全に湯沸かしをするギリギリのラインではないかと思います。ちなみに、ケトルを五徳から降ろしたら、直後は真上に火が上がったものの、しばらくしたらあっという間に燃焼し尽くしたので、このセットで使えばだいたい30mlで1L前後の水を沸騰させることができそうです。もっとも私の場合は前回も書きましたが、保温力最強のニトリの山用ボトル900mlとセットで使おうと思っているので、これで一回湯沸かしをしておけば、12時間後に2つのカップ麺を作って食べることも可能になります。車中泊の旅でも、安全に火を使える場所でさっと湯沸かしをし、翌朝にはあえて火器を使わないようにもできます。

ちなみに、近所のドラッグストアでは、燃料用のアルコールは安いもので500mlのものが税込330円(ケンエーのもの)が購入できます。このセットを使うと16回は同じ容量の水を沸かすことができます。一回について約20円とコストも安いですし、それなりに沸騰するまでの時間も早く、空いた容器はガス缶と違って比較的容易にゴミとして捨てられますので、災害時にガスが使えなくなった場合の湯沸かしとしても十分実用になります。

災害用としてはカセットガスがそのまま使えるSOTOのST-310も持ってはいるものの、こちらの方は罹災時にもし支援物資としてカセットガスの支給があれば使うぐらいに考えています。熱を逃さない五徳にクッカー(今回はケトル)の方にも熱を効率的に使えるものを併用すれば、アルコールストーブでもそこそこの実力がありますので、キャンプ用の熱源としても色々アルコールストーブで工夫する余地はあるのではないかと思っています。


ホームセンター・ナフコから出た「ヒートエクスチェンジャー付きアルミケトル」

キャンプブームはまだ衰える気配はなく、多くの業種を巻き込んでさらに面白いグッズが出てきています。今回のコロナ騒動が去り、人々が普通にレジャーを行なうようになってくれば、こうした傾向は変わってくると思いますが、今はビジネスチャンスとばかりに100円ショップをはじめとして多くのチェーン店がキャンプ用グッズを販売していますが、中には今回のブームがなければ決して出てこなかっただろうと思われるものもあります。

今回紹介するのは、ホームセンター・ナフコが出したキャンプグッズの一つ「ヒートエクスチェンジャー付きアルミケトル」です。丸形で注ぎ口が出っ張っていないので、これより一回り大きな丸型のクッカーに収納することができるキャンプ用としては普通のアルミケトルに、熱を外に逃さない構造を持ち、短時間・少ない燃料でも効率的にお湯をわかすことができる「ヒートエクスチェンジャー」が底面に付いているというのが最大のポイントです。

こうした構造を持つキャンプ用具としては、短時間でお湯を沸かすことに特化したモンベルで主に売っている「JETBOIL(ジェットボイル)」に使われていますが、単品のクッカーを店頭で見てはいるものの、ケトルの底に付いているというのは私が知る限り、ネットでは見るものの店舗で実際に見て買えるものとしては画期的のような感じです。

製品の内容を説明する前に、この製品についての注意を先に書いておくと、「ヒートエクスチェンジャー」構造は、熱を効率よく発生させる代わりに、一酸化炭素を発生させやすい事が大きなディメリットです。室内での使用だけでなく、家のガスコンロで使うことは絶対に止めて下さい。そうしないと気分が悪くなるだけでなく、最悪の場合死に至る可能性もあります。使い方の注意を守って野外専用として使えば、これから紹介するような素晴らしい面がありますので、そこだけはご注意下さい。

ナフコではこのケトルだけにとどまらず、ウッドストーブ各種やオイルランタン、メスティンなど豊富なラインナップが展開されていて、キャンプ用品を扱っている売場は、アウトドア専門店と思えるくらい充実していました。近くにナフコの店舗がある方は、ぜひ一度行って見てくると面白いです。ケトルの容量は1.1Lで価格は税込2,980円と、私の持っている真空断熱ボトルの中では一番の保温能力があるニトリの山用ボトル900mlの中味を満たすには、ベストな容量であることがまずは気に入りました。ただ、買ってから改めてネットで調べていたところ、以下リンクの安いケトルとほとんど同じではないか? と思ってちょっとへこんでしまいました(T_T)。

まあ、それはともかくとして実際に使ってみてその性能を見てみることにしました。最近はアウトドア用のストーブはアルコールストーブを使っているのですが、効率的に燃料を使うことにもこだわっています。実際に、ヒートエクスチェンジャーの部分について拡大してみました。

写真のように段になっていて、この内側のところに火を当てると、外側のヒートエクスチェンジャーの部分が熱せられて、底全体を温めて外に漏れ出る熱や火が少なくできるようなこうぞうになっているのがわかります。今回アルコールストーブを使うにあたって使った五徳は、ステンレスの板を組み立てて使うClikstandという、トランギアのアルコールストーブをそのまま差し込んで使え、ストームクッカーと同じ構造を持った五徳です。

三角形で底に穴が開いていることにより、効率的に空気を循環させることができ、それだけでも使えるのですが、この五徳の回りには専用の風防もセットでき、その中にまんまこのケトルが以下の写真のように入るのです。

ちなみに、五徳本体をケトルにセットする際、ちょうどヒートエクスチェンジャーの内側にハマるようになっているので、これだけでも良い組み合わせではないかと思います。今回湯沸かしをするにあたって、風はそれほど強くなく、外の気温も20℃くらいと、かなり状況的には良い中で、900mlの水をどれくらいの時間で沸かせるかを計ってみました。

ケトルを火に掛けている時、同じサイズのヒートエクスチェンジャー無しのケトルの場合、火が広がってケトルと風防の間から出てくる場合があり、エネルギーの無駄ということだけでなく、誤って手を近づけると火傷をしてしまう恐れもあったのですが、このケトルではそんな事はなく、火は底だけを熱するために使われている感じでした。静かに燃え、昼間は火も見えにくいアルコールであるので、本当に火が付いているのか? と疑ってしまったところもありました。しかしずっと火は燃えており、結果、14分26秒とそれなりに時間はかかったものの、今回使った小型のアルコールストーブは最大30mlしかアルコールが入らない中、燃料が尽きる前によく沸騰してくれたと正直思います。

ちなみに、今回使用したアルコールストーブは外気温が25℃くらいの室内で、20mlで15分(一合炊飯が自動でできる量)、25mlで17分、30mlで22分(二合炊飯にちょうど良い)くらいの性能のものなので、夏であれば900mlの水でも20mlで湧いてしまうかも知れないくらいの、かなり良い結果になりました。もっとも、実際の用途であれば、アルコールストーブの性質上、ストーブが冷めないうちに再点火すると爆発してしまう危険性があるので、このストーブに入る最大量の30mlを入れて湯沸かしした後は、別の調理や少なめの水を追加で沸かし、残った燃料を使い切るような事をするようになると思います。個人的には、一回沸騰させた後には、少し冷めつつある真空断熱ボトルの中味のお湯を沸かし直すようにして使えば、少ない燃料でかなりのお湯を得るために使えるようになると思うので、野外での湯沸かしの道具としてはこれで決まりかなという風に考えています。

通販で同じものと思われる製品が安く買えるということで、今となってはそこまではおすすめしにくいという事はあるものの、実際にお店でどんなものかを見て買えるという意味では、こうした製品はブームの恩恵を受けた品として、チェックしておくのも良いかと思います。ナフコのキャンプグッズには、アマゾンで売られている中華メーカーが安く売っているものと同じような雰囲気のものも結構あったので、実際にお店でその品に触れてみて、改めて通販に走るのも十分にありではないかと思います(^^)。

2022年4月18日追記

今回、30mlで900mlの水を沸騰させることができることがわかったので、日を改めて、アルコール燃料を半分の15mlにして、500mlの水は沸騰するかどうかというのを上記と同じ組み合わせで確かめてみました。

結論から言うと何とか沸騰させることができましたが、沸騰までには11分程度もかかってしまい、沸騰してしばらくしたらそのままアルコールストーブ内の燃料がなくなって自動消火という感じでした。確かに時間はかかったものの、工夫をすれば15mlのアルコールで500mlのお湯ができるというのは、かなり効率が良く、一人でカップ麺とコーヒーをいただくのには十分ではないかと思います。


スマホに通知できるスマートバンドデバイスはこれからの季節に頼りになる

先日、冷蔵庫の修理を出張でお願いしたのですが、一応修理後の状況を出張修理後しばらくしてから電話で問い合わせをするという事を言われていまして、こちらの方としては大体このくらいの時間だったら電話に出られるということを打合せしたのですが、昨日いきなりその電話がかかってきました。

その時には手元にはスマホは置いていなくて、しかも着信しても鳴らないようなサイレントモードにしていたのですが、電話にはなぜか無事に出ることができました。なぜかというと、今のメイン電話番号を入れているスマホとスマートバンドをペアリングしておりまして、何でもかんでもは設定していないのですが、電話の着信があった時とLINEの通知があった時にはスマートバンドが震えて知らせるようにしておいたのです(LINEについてはメッセージの内容についても一部見られます)。

これだと、以前はマナーモード・サイレントモードにしておくとたとえ身に付けていたとしてもなかなか着信に気付かずに電話を取れないような事が頻発したのに(そういう場合はこちらから掛け直すので無駄に通話料がかかっていた)、手首に巻いたスマートバンドの振動にまず気付き、そしてスマートバンドに「電話着信」と文字で表示されるので、それを見てスマホに着信が入っているのに気付き、無事に電話を受けることができたというわけです。

これからだんだん暑くなってくると、身に付けるものも少なくなり、上着の内ポケットに入れていたスマホの所在はあえて自分と一緒に持ち歩くなら首からストラップを使って掛けるような感じになります。ただ、常にスマホを自分は外でいじるわけではないので、スマホ自体はバッグの中にあってもスマートバンドで着信がわかり、重要なメッセージが入ったことが手元でわかるなら、あえてスマホは音を出す設定にせず、スマートバンドの動作にある程度頼ってしまった方が、私はスマホを常に気にしながらいるよりもかなり良い結果になりました。

このスマートバンドは日常の歩数であったり心拍数、睡眠時の様子や呼吸時の酸素濃度など多くの体に関するデータを取っているので、お風呂に入っている時以外には外さず、朝起きる時にもスマートバンドが振動を手首に加えて起きるような事をやっています。これはまた、電車などで寝過ごして自分の降りる駅を教えてくれるという効果がありますし、音を出さないで自分でもわかるという意味では、マナーモードでスマホを主に使っている人には向いたデバイスではないかと思います。

今後、このスマートバンドだけでSuicaのようなタッチ決済のできる電子マネーでの決済ができれば、いちいちスマホを出さなくても済むのでいいのですが、今後は高価なアップルウォッチではなく、安いスマートバンドでも色々な事ができるようにしてくれることで、旅や日常生活はかなり便利になると思います。ちなみに私が使っているのはXiaomiの「My Smart Band6」ですが、他のメーカーのものでもできることはそう変わらないので、とりあえず安く買えるなら買ってみて、その使い勝手を体験してみることもありではないかと個人としては思っています。


TVerの「リアルタイム配信」を家庭のテレビで見るために用意すべきものは

2022年4月11日から、今までは地上波の「見逃し配信」を主に行なってきた「TVer」ですが、ようやく夜7時前後からのプライムタイムのネット同時配信を開始しました。その事については以前のブログで紹介しましたが、外出先でスマホやタブレット、パソコンで見る場合には問題ありません。ただ自宅で「リアルタイム配信」を見ようとした場合には、一つの問題があります。

「TVer」の家庭用のテレビに直接接続して使う「Fire TV Stick」や「Google TV」のアプリを通して使う場合や、更に「Chromecast」のようにテレビ向けのものでは、家にある大型テレビに出力することはできません。スマホではアプリ経由で利用できるので、アプリの仕様がもともとリアルタイム配信に対応していないようになっているようです。こうした仕様は変えればいいと思うのですが、これにはもしかしたら大人の事情がからんでいるのかどうかはわかりませんが、新しいNHK+アプリのように、現状で大型テレビでNHK地上波のリアルタイム配信や見逃し配信を見られるのとは違って、そうはうまく行かないような状況なのです。

ただ、スマホやタブレット、パソコンで全画面表示にしたものをHDMIケーブルで接続して使うことで、パソコンやスマホで出力した動画をそのまま大型テレビでミラーリングして見ることはできます(画象は両方から出ますが音はテレビからだけ出ます)。首都圏で地上波を見ている人には必要ない「自宅のテレビでネットのリアルタイム配信を見るニーズ」ではあるものの、東京の民放をネットしていない地方にとっては、時間帯によっては地上波TVよりもTVerのリアルタイム配信を今後見るという人も増えてくると思われます。その場合、アプリの方で解決ができないなら、HDMIケーブルと必要に応じて変換機器を購入し、ミラーリングで見ることをおすすめします。そしてそれは、旅行中にも結構役に立つ場合があるのです。

私の場合はスマホではなくウィンドウズが入ったノートパソコンにHDMIケーブルを繋いで見ているのですが、このようにパソコンとテレビをケーブルで接続して画や音をテレビから出すことができるようになると、例えば旅行の際にホテルでパソコンを使う場合、特にそれが画面の小さなモバイルパソコンであればなおさら、テレビの画面をモニター代わりに使うことができるようになります。さらに、様々なネット上のコンテンツをテレビで楽しむこともできるようになるので、有料で映画を購入して見なくとも、すでに加入しているものがあれば、Netflix・Hulu・Amazon primeなどのコンテンツを旅先のホテルでも追加負担なく楽しむことも可能です。

私の場合には10.1インチの2in1ノートを旅に持っていくことになると思うので、やはりそこでの小さい文字の読みにくさは正直あるので、小さいといっても32インチクラスのモニターが使えれば、かなり嬉しいです。今回はそうした旅行用にと考えていたケーブルのセットが自宅のテレビでのリアルタイム番組配信を見るのにも問題なく使えることがわかり、多少手間はかかるものの、やはりこうしたケーブルは持っていて常用した方が幸せになれるのではないかと思います。

ただ、汎用のUSBタイプCとHDMIケーブルを接続するアダプタケーブルについては、iOSやWindowsには使えても、Androidスマホには使えないものもあるので注意です。何を隠そう今使っている変換ケーブルは最初、Androidスマホをテレビにつなげようと思って購入して試したものの、私の持っているAndroidスマホでは使えないことがわかり、それを流用して使っているという状態です。私の場合は購入したこと自体が無駄にならなかったので良かったですが、こうした変換アダプタ系は事前にしっかり今使っているハードで使えるかどうかを調べてから揃えるようにしましょう。


究極のソロクッカー「シェラカップ」を生かすグッズをキャンドゥで買い込む

キャンプでの調理について、一人で出掛ける「ソロキャンプ」用の食器・鍋類というのは長らく専門店にしか売っていない高額なものと相場が決まっていたのですが、ここ数年の100円ショップの商品展開によって、相当安く揃えられるようになってきたというのは多くの人が知っているところだろうと思います。

そんな中で、調理器具として一気にブレークしたのは、ダイソーが550円(税込)で売りだした一合炊きのミニサイズの「メスティン」によるところが大きいのではないかと思います。メスティンを使えば固型燃料やアルコールストーブを使って自動炊飯も簡単にできますし、そのまま食器としても使えますので、災害用のグッズとしてもおすすめです。

今回は、メスティンよりさらに小さいものの、100円ショップで売っているソロストーブを使って使える最小の食器兼鍋と言える「シェラカップ」関連グッズについて、その取扱いが相当充実してきましたので、今回はシェラカップ関連グッズが揃っているキャンドウを訪れて、今回新たに発売になったものを中心に購入してきました。

写真が今回購入したものですが、一つがシェラカップ(直径12cm、底面内径8cm)に合わせて作ってある「シェラカップ用網」と、同じく直径12cmのシェラカップにピッタリはまるサイズのステンレス皿「シェラカップリッド&ディッシュ」、そしてポケットストーブにぴったりはまり、ネットではポケットストーブもどきとセットになって売っているそのままの形の「シェラカップ用五徳」の3点です。

まず「シェラカップ用網」ですが、網にかからないように水を入れた上に網を敷き、その上に食材を置いて蓋をして火にかけると、簡単に蒸し料理ができるというものです。シュウマイや小籠包、小さめのパンや肉まんなどなら、こんな小さなサイズのものでも調理できそうで、ちょっとわくわくします。

次に「シェラカップリッド&ディシュ」は普通の少し高さがある小皿ではあるのですが、シェラカップの蓋としても使え、収納時にもぴったりはまるので持って行くのに便利です。シェラカップ自体が何個も同時に重ねられるのですが、その上にさらに重ねられるので、サラダやちょっとした料理を盛り付けたり、コーヒーや味噌汁などを入れたシェラカップにゴミが入らないように載せておけるのは便利です。

そして「シェラカップ用五徳」ですが、シェラカップはもとより、直火可能なマグカップをポケットストーブにかける時に便利なだけでなく、写真のように小さな口径のものでも安定して乗るようなスペースが作れるので、収納時にもかさばらないという利点があります。

ちなみに、私が持っているシェラカップは、100円ショップで購入したものは色々なスケールが付いたステンレス製のもの(550円)と、100円では買えないものの、それが一番安く、あとは重くならないように、一個2千円弱するスノーピークのチタンシェラカップを主に食器用として重ね、さらにセリアで購入したステンレス製の蓋と、同じシェラカップの形状をした金属製のザルを一緒にしてパッキングしましたが、これだけでも色々な調理をすることができます。

今回は、オーソドックスな炊飯をシェラカップでの炊飯(0.5合)を行なってみました。写真のようにポケットストーブに「シェラカップ用五徳」をセットした上にシェラカップをセットし、その上に蓋代わりとして「シェラカップリッド&ディシュ」を載せてみました。このステンレス皿は比較的重いので、うまく行くか? と思いながら実行したところ、結果としてはあまり芳しくない結果になってしまいました。

火にかける前にそれなりに水に浸ける時間を掛けておいたものの、お皿はそれなりの深さがあるので、その分シェラカップ内の容量を少なくしてしまったようで、中の水が沸騰してきたら、一気に相当量の水が溢れてしまったのです。その結果下の方は焦げており、ご飯も水分を保ちきれずにパサバサになってしまいました。やはり蓋は通常の上からかぶせるようなものか、アルミホイルをかぶせる方が良いということですね。今回は新しく購入したグッズを使って、その失敗の様子を紹介するような形になってしまいました。ただこうした失敗は何事も付きもので、次回はしっかりリベンジして美味しいご飯をシェラカップで炊けるようにしたいと思います。お米を研ぐ時にはシェラカップ型のザルは思いの外便利で、炊くまでの手際は良かっただけに、早いうちにもう一度試してみたいと思います。


炭酸対応真空断熱ボトルはどのサイズを用意するのが効率的なのか考える

昨日は、こちら静岡でも日中かなり暑く、冷たい飲み物が欲しくなるような一日でした。冷たい飲み物を外で飲む場合にはペットボトルを持っていくか、出先で買って飲むことが一般的でしょう。私の場合、500~600ml対応のペットボトルカバー(真空断熱)を持っているので、出先でペットボトルを買い足した場合は、購入時に全て飲み干さなくてもしばらくの間は冷たさをキープできるのでそれなりに便利なのですが、この夏のトレンドとなりそうなのは、炭酸用のペットボトルを移し替えて持ち運びができ、なおかつ冷たさをキープできる炭酸利用可能な真空断熱ボトルでしょう。

現在はタイガー魔法瓶から1500ml・1200ml・800ml・500mlのサイズが、サーモスからは750ml・500mlのサイズが出ていますが、果たしてどのサイズを選ぶのが良いのでしょうか。今回はその点について色々とシミュレーションをしてみることにします。

まず、どちらのメーカーも出している最少の500mlというサイズですが、このサイズのボトルには二つの意味があるように思います。家から飲み物を持っていく場合、炭酸水を作る装置を持っている方もいるとは思いますが、多くはスーパーなどで購入したペットボトルの移し替えだろうと思います。ペットボトルの価格は自販機では500mlのものが160円くらいですが、安売りのスーパーでは同じ容量のものが種類にもよりますが、100円以下、もっというと50円前後くらいまで安くなっているものもあります。安いものを求めて箱買いする方もいると思いますが、さらに安く炭酸飲料を入手する方法があります。それが大容量のペットボトルを購入する方法です。

有名メーカーの主力商品でも、1.5Lなら一本200円ちょっとで購入できますし、スーパーのプライベートブランドであれば、一本100円ちょっとで1.5Lのペットボトルが購入できる場合もあります。500mlあたり40円くらいで中味が買えるなら、スーパーやネットショッピングでまとめてお気に入りの1.5Lサイズの炭酸ドリンクをキープしておき、500mlのサイズなら3回分持ち出せるということになります。

2回目はまだしも3回目は気が抜けてしまうと心配なら、750mlや800mlのサイズにして2回に分けて持ち出すという手もありますが、一回開けてボトルに移す時しかキャップを開けないのなら、それなりに炭酸が残った状態で冷たさがキープされた炭酸飲料をリーズナブルに外で利用できるということで、やはり普通は500mlのもの、それでは足りないという場合には750mlや800mlのサイズのものから始めると思う方が少なくないのではないかと思います。

では、タイガー魔法瓶の1200mlや1500mlのサイズはどんな時に良いかと言うと、それこそ1.5Lのペットボトル(清涼飲料だけでなくビールを入れるニーズもあるのでバーベキューのお供に)を出先でまるまる移してみんなで飲むために使うために作られているように思われます。

多くの炭酸飲料の場合、その中に入っている糖分が高いことが問題になっているので、個人で1.5Lのペットボトルを大き目の真空断熱ボトルに移して旅行中に飲み切るというような事は、個人的にはちょっとおすすめしません。今後、酒屋さんでビールの量り売りができるようになったら、缶や瓶を出さずに晩酌を楽しむ道具として使うような事も考えられます。すでに計り売りを近所で行なっているところがあれば、大容量のものの方がかえって都合が良いでしょう。

さて、私の場合ですが、すでに500mlペットボトルにセットできる真空断熱ペットボトルカバーは持っているので、あえて500mlのペットボトルを移し替えて使う必要性を感じていません。また、野外に持ち出すなら、500mlでは少し足りないかなという感じがするので、今のところは750mlか800mlという夏の喉の乾きを潤すサイズに注目しています。さすがに旅先で1.5Lのペットボトルを移して残り半分になったペットボトルを持ち歩くのはきついですが、最近は1Lサイズのペットボトルもあり、スーパーのプライベートブランドのものなら80円ぐらいでも買えるので、移した後の200~250mlのものは購入したその場で飲み干してペットボトルは処分し、残りの750~800mlをゆっくり飲むこともできますし、日常生活の中では1,5Lのペットボトルを2回(2日?)に分けて外に持ち出すことで飲み物に掛けるのコストを下げることもできそうです。

また、無糖の炭酸水を入れて持って行き、加えてウィスキーを合わせれば旅先の電車などでの移動中に2人くらいまでであればハイボールを十分に楽しめます。アルコールだけではなく希釈して飲むためのお酢と合わせて炭酸入りの飲むお酢にするとか、色々と出先での楽しみは広がるので、やはり750mlか800mlあたりのものが色々と潰しが効いてどれか一つという時には最初のボトルとして今の私には便利なのかも知れません。

個人的には第三のメーカーである象印が早く製品を出してくれないかなと思っているのですが、少なくとも容量については他の2つのメーカーの路線から大きく外れるサイズは出してこないと思うので、今後の価格推移などを見ながら、考えてみることにします。