色々なモバイル端末を買って利用していく中で、当然日々の中で使わなくなってホコリをかぶっているハードが少なからずあります。そのような品の一つが、現在ギリギリ最新OSが搭載されたAmazon Fire7(2019年・第9世代の7インチの製品で現在は販売していません)なのです。
このタブレットは、現在目覚まし時計と常に動くAlexaとして使っている同じAmazonの8インチタブレットを使うようになって内容がかぶることと、メモリが16GBと少ないことと、充電用の端子が現在ほぼ標準と言われているType-Cではなく、それ以前に主流だったmicro-Bタイプのものになってしまっています。
さらに、本体内蔵のスピーカーは一つしかないので、音楽を聞くような場合、ステレオ出力ができないのは、ステレオスピーカーを持つ8インチ以上のFireタブレットと比べてもウィークポイントで、旅行の時には8インチタブレットをそのまま持って行こうということで、7インチのタブレットは全く使わなくなってしまったのでした。
ただ、改めて考えてみると、今車の中で使っているスマホおよびタブレット用のホルダは8インチだとギリギリで、ちょっとした悪路を走る場合にはかなり不安定になってしまう可能性があります。7インチでもスマホよりは大きいので、不安定になってしまう可能性はありますが、小さい分安定するでしょうし、さらに今まで使ってないこともあるので、ある程度ラフに扱っても大丈夫ではないかという感じです。
さらに、車で使う場合にはタブレット本体から音を出さなくてもBluetoothで飛ばして別のスピーカーから音を出せばいいので、単体で使うディメリットはなくなります。また、一人旅で電車の中で使うような場合は、本体にスピーカーがあっても実際はイヤホン(有線・無線ともども)で使うことがほとんどなので、荷物を少なく軽くするのだったら、画面の大きさが許せるなら小さい方が良いということもあります。
こんな事を考えたのは、現在私が契約している複数のSIMカードを3台のスマホに入れて運用するようになって、スマホで動画を見てみたのですが、特に車のダッシュボードに固定して使うと、スポーツなどは小さすぎてよく見えないという問題が出てきてしまったのです。そうなると車に固定して見るのにちょうどいいのが7インチクラスのものかなと思っていたところ、さらなる追い風がFireタブレットには起きていました。
実は、先日書いたのですが、Amazon fire TV Stickの新しいものでは、NHKの番組をリアルタイム配信でき、見逃し配信も利用できるアプリ「NHK+」がAmazonストアからダウンロードできるようになっていたのです。これで、通常の状態でもNHKの地上波テレビがリアルタイムで見られるハードになったわけですが、それに加えて、音楽についてもタブレットでの利用の場合、アルバム再生が無料会員でも強制的にランダム再生にならない(スマホで無料利用の場合は強制的にランダム再生になってしまいます)Spotifyアプリも結構便利に使えます。
実際の使い方としては、スマホからのWi-Fiテザリングをして使うことになります。実はこの使い方も、私にとっては都合の良いものでした。というのも、現在私の持っている回線は、動画を見る用に契約したmineo(平日お昼以外最大1.5Mbps利用可のマイそく)と、音楽やネットラジオ垂れ流しでも最大300kbpsで無制限に使えるUQモバイルのくりこしプランSの2回線があります。つまり、このタブレットでネットラジオか音声を聞き流す場合はUQモバイルのSIMの入ったスマホでテザリングし、動画が見たくなったらmineoの方でテザリングをすれば、事前登録しておけばFireタブレットは自動的に接続し、Alexa(スマートスピーカー)の機能も使えるようになるので、車に乗りながら声だけで動作を制御でき、運転しながらでも操作できるようになるわけです。通常のAndroidタブレットと比べるとGoogle Playが使えないなど、できない事も多いFireタブレットではありますが、スマートスピーカーの機能があるのは良いですね。
今後、Fireタブレット7インチのタイプに後継機が出るのかはわかりませんが、日常的に持ち歩くには8インチはちょっと大きいという感じなので、7インチの後継機はぜひ出して欲しいですね。そうすれば、今のものを車載専用にできるのですが。