月別アーカイブ: 2021年11月

旅行中に補給したコンビニコーヒーを保管し衛生的に利用するためのボトルについて

これからの季節は、水分補給にも冷たいものよりも温かいものが重宝されるような時期になってきました。買ったその場ですぐに飲むだけならいいのですが、電車で移動中に電車の中で飲むとか、車でいい景色の見えたところで車を停めてそこでお茶やコーヒーを飲むような場合にどうすべきかという事を、ボトルにお茶やコーヒーを入れて持ち運ぶことから考えていきたいと思います。

お茶の場合、ペットボトルのお茶を移し替えるという方法もありますが、缶やペットボトルをそのまま入れて持ち運べるペットボトルカバーを持って出掛けるという方法の方が今はスマートでしょう。ただこの方法は一人ならいいのですが複数人の飲み物を確保するにはちょっと心もとない気がします。温かいペットボトルは280~350mlと、コンビニや自販機で手に入るのは容量が少ないのが気になります。

二~三人で飲む場合には、保温性の高いステンレスボトルにお湯を入れて持って行き、ティーパックやインスタントコーヒー、ドリップコーヒーを作るという手もあるのですが、ボトルの保温力の問題で、日帰り旅でもお湯を入れた後12時間を経過してしまうと、さすがに温度は下がってきてしまいます。旅行の行きに使うのはいいのですが、帰りには温度がキープできにくいところがあります。

それならば、旅先の現地で湯沸かしをすることができればそれでいいと思う方もいると思いますが、さすがに駅の待合室や道の駅、公園などでもコンロを使ってお湯を沸かすというのはマナー違反だと見咎められてお互いに嫌な気持ちになることが十分に考えられます。

そこで考えたのは、旅先で得ることが難しいお湯の調達は諦め、温かい飲み物を持ち運ぶためには、全国の都市から田舎までいたるところにあるコンビニエンスストアで提供されているコーヒーに絞って、その場で飲むのではなくいったんボトルにコーヒーを移してもらって、そのまま飲むかカップに移して飲むというのがスマートで良いような気がします。これは実は手持ちの200mlボトルを使って一人の時には行なっています。もうその小さなボトルではコーヒーやお茶しか飲まない事にして、匂いが付いてしまったらパッキンや中フタを交換するような気で使っているのですが、今回は同行者がいる旅でそうしたことをしようと思っているので、できれは500ml前後でコーヒーを入れて持ち運び、飲む際にはカップに移して飲むようにしようと考えています。

そんなわけで、手元にある500mlのステンレスボトルについてコーヒーを入れて使うことを考えてみたのですが、やはり問題はコーヒーのような匂いの強い飲み物を入れてしまうと汚れや匂いがこびりついてしまうということです。200mlのボトルと同じようにほぼコーヒー専用のボトルを新たに作るというのも一つの手ではあるのですが、一人の時とは違い、複数の人間でコーヒーを飲むようなケースはそこまで機会がないので、数回の使用で匂いがボトルについてしまうというのはちょっとどうかなと思ってしまうのです。ただよくよく考えたら匂いが付かずにパッキンも使わずに漏れないボトルを持っていることに気が付いてしまいました。

それが、ちょうど500mlサイズのボトルがラインナップにあるナルゲンボトルなのです。プラスチック製のボトルには保温機能はありませんが、これも過去に購入したペットボトル保冷保温用としても使え、ナルゲンボトルがすっぽり入る蓋付きのボトルに入れて持ち運ぶことで、それなりの保温はできると思うので、コーヒーがおいしいうちに飲むようにすればOKです。さらなる保温のために100円ショップで売っているペットボトルホルダーの流用とか、薄めのタオルなどで巻いた状態で保温性のあるステンレスボトルの中に入れるようにします。こうすることでコーヒーの温かさを保ちながら持ち運び、飲み終えた後もパッキンが劣化することもなく、きちんと洗えば中味に匂いが残らないようにして継続しての使用が可能になるでしょう。

これは、車中泊の旅でも十分に使えますね。お湯を作ることができなくても、美味しいコーヒーを持ち運んで景色の良いところで楽しみ、飲み終えた後は水などですすいだ後にキャップの部分は少し念入りにウエットティッシュなどで拭いてしまえば、普通のステンレスボトルを使うよりもコーヒーを入れて持ち運ぶには適していると思います。ちなみに、セブンイレブンのSサイズのホットコーヒーは約150mlなのでだいたい3杯分、Lサイズは約235mlなので2杯分を500mlのナルゲンボトルで持ち運ぶことができます。ただその際には自分で中味をボトルに移し替える必要があります。

また、ローソンの場合は自分でマシンを使うのではないので、ボトルを預けて直接中味を入れてもらうようにすると、直接ボトルに入れてもらえる店舗があり、その場合には一杯につき10円の割引があります。コーヒーの量はSで約160ml、Mが約250ml、Lが約300mlなので、合計が500mlを超えないように入れてもらうようにすれば良いでしょう(マイボトルに入れてもらえるかはお店で確認して下さい)。世界は今の時代、ゴミを出さないように動いていますので、同時に再利用可能なマグカップやシェラカップを用意すればペットボトルや缶を購入する場合よりかなりゴミの量を抑えられます。というわけで、旅先にローソンがあれば優先して使うのがマイボトルコーヒーを楽しみたい場合にはおすすめになるかと思います。

なお、念の為ということで、自宅で淹れたコーヒーをナルゲンボトルに入れ、さらに保温のためにひと回り大きくナルゲンボトルがすっぽり入るペットボトルホルダーにもなるボトルに入れて実質的にこの組み合わせが使えるかをチェックしてみました。ちなみに、写真のようにナルゲンボトルにコーヒードリッパーはぎりぎりセットできるものの、あまりにギリギリすぎるので、もう一回り小さいものでないと直接セットしては使いずらいと思います。

今回は自分で飲むだけなので、セブンイレブンのコーヒーSの2杯分のだいたい300mlで、これを写真のようにニットのペットボトルカバーに入れて蓋をし(こうすると隙間なくぴったりボトルに入るので)、さらに真空断熱構造の蓋のできるペットボトルクーラーに入れます。1時間半くらい16℃くらいの室内に放置したあとにいただいてみましたが、普通に飲むには十分な温かさを保っていました。想定では3名分450mlのコーヒーをコンビニやコーヒーショップでナルゲンボトルに入れてもらい、1時間から2時間くらいの間に移動したり電車の中で落ち着いたら飲むことを想定しています(あまり長く置くと酸化で味か変わってしまうので)。味については細かいことを言ったらきりがありませんが、お湯を持って行ってインスタントコーヒーを飲むよりもやはり美味しいと思いますし、旅先でお湯を沸かすことは電車旅ではほぼ不可能なので、この組み合わせで温かい飲み物をキープすることができそうで、今後の旅での活用が楽しみになってきました。


大阪狭山市での自動車暴走事故の報道では触れられなかった「パーキングブレーキ」の問題

大阪府狭山市にあるショッピングセンター駐車場で起こった自動車の暴走による死亡事故のニュースがテレビなどで報道されていますが、運転車が90に近い高齢者で、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる暴走ということもあって、高齢者の免許返納という結論になっているような報道になっています。

今回の事故は報道されている内容によりますと、奥さんが買い物から帰ってきて、荷物を車の中に入れた後に、恐らくシフトを「D(ドライブモード)」に入れたままパーキングブレーキを掛けていたのだろうと思うのですが、(「N(ニュートラルモード)」にしていても坂道では惰性で動いてしまって慌てるのは同じなので、この場合はそもそも「P(パーキングモード)」にするのが良いと思います)、わずかに車が進んでしまったことで、ブレーキを掛けようとしてブレーキとアクセルを踏み間違えて急発進し、前でぶつかったためパニックになり、シフトを「R(リバースモード)」に入れてこれまた急に後退してポールにぶつけ、さらにシフトを「D」に戻して同じように急発進して壁にぶつかって停まったというような状況になるかと思います。その後、ニュースが更新された際の内容としては、シフトは「P」にせず、パーキングブレーキも掛けていなかったということが明らかになっています。ただ、事後前の状態が「N」なのか「D」なのかはこの文章を書いている段階では明らかではありません。

そうした一連の動きの中で人をはねたり、自動販売機をかなりの衝撃で跳ね飛ばしたりしていますので、これは高齢者に限らず、初心者やあまり運転の経験がない人においても同じようにパニックを起こして人にも物にも大きな被害を与えてしまう可能性があります。ですから、今回の事故の運転者が高齢者だからと言って、その原因を加齢による判断力の欠如だけにするのはどうかと思います。

今回の事故については、運転車の年齢に関係なく、エンジンを掛けたままの一時停止であっても、シフトはDやNにするのではなく、必ず「P」にし、パーキングブレーキを掛けるという事を徹底させることが第一だと思うのですが、今回の事故についてはもう一つ、自動車メーカーに考えてもらいたい車の構造上の運転しにくさも関係していると思います。

事故を起こした方は、通常の運転時には安全運転を続けているという周辺の人たちの声が取材により出てきていましたが、そんな人が少し車が動いた時に車のブレーキを一気に踏み込むような事をするのか? という疑問がまずは出てきます。この方が運転していた車はトヨタのプリウスだろうと思いますが、「またプリウスか」というような事は私は全く思いませんが、現在売られている車のほとんどが(プリウスを含めて)、パーキングブレーキがどこに付いているか? ということを考えて、今後の改善をお願いしたいと思うところです。

今売られている車の装備が普通だと思っている方にとっては、あまり意識するところはないかも知れませんが、昔はパーキングブレーキが運転席の左下にあり、もしオートマ車で車が動いてしまった場合、多少慌てていても思い切って手でパーキングブレーキを上げれば、とりあえず車は止めることができます。そうした一連の動作の中でアクセルが踏まれることは考えられません。今ちょっと調べたら、2019年のフルモデルチェンジで、プリウスは足踏み式のパーキングブレーキがブレーキの左側に設置されているそうなので、事故を起こした車も同じような構造になっていることが考えられます。

昔ながらの手動式のパーキングブレーキや、電子式のパーキングブレーキがシフトの隣にあるような構造であったなら(今回の事故車両を実際に見たわけではないので、この点はあくまで一般的な論であることをお断りしておきます)、まず足の長さや力の弱さによってブレーキの効きが甘くなることは電子パーキングブレーキの場合はまずありませんし、パーキングブレーキのかかりが弱く、車が急に動いてしまったらまずは足元よりも手でパーキングブレーキを操作することで、安全にブレーキを掛けられて車の暴走を抑えられたのではないか? という気がしてならないのです。

パーキングブレーキについては、今回問題にしている足踏み式のパーキングブレーキの場合、手動や電子パーキングブレーキに比べると足でブレーキを解除しつつアクセルを操作する坂道発進がしにくいという感じを受けているので、私が今後新車を購入する機会がありましたら、できればパーキングブレーキは左手で操作できる電子パーキングブレーキが搭載されているものを選びたいと思うのですが、メーカー及びディーラーの方も、特に高齢者に新車を勧める際には、こうした事を考えた上で、足踏み式のパーキングブレーキ搭載車でない物を勧めたり、プリウスのグレードの中に、電子パーキングブレーキ搭載車を含め、そちらのグレードをおすすめすることを最低限やるべきではないかと強く思います。同時に自動車メーカーやディーラーはテレビの大きなスポンサーであるためか、ここで書いたような指摘がマスコミができないとしたら、それは安全よりもお金を優先していると考えざるを得ません。

そんなわけで、皆さんも新車を購入される場合は、できるだけ車の構造によって事故が起こりやすいと思われる内容の車を避けることをおすすめします。


歩数計とはちょっと違う「Miles」アプリはシニア層にこそ入れて意味があるか

ガラケーでないスマホを持つメリットの一つとして、様々なアプリを使って手元でできることを増やせるということがあるのですが、中にはせっかくスマホにしたのに外にも持ち出さずに固定電話化している私の両親のようなパターンもあります。

たまたま昨日のテレビのワイドショーで、持って出掛けるだけでも「マイル」を貯めることができる「Miles」というアプリが出ているのを知りました。このアプリは、私がすでに入れているコカコーラのアプリのように歩数計の機能を使って歩いた歩数によって自販機で飲み物を購入できるチケットをもらえるのではなく、別の仕組みを使ってスマホ内にポイント(マイル)をためることができるようです。

というのも、スマホの位置情報のデータを使い、自宅をスタートして移動した距離(マイル)によってポイントが貯まるのですが、化石燃料を使わない「歩き」の方が車や電車での移動よりも同じ距離を移動した場合でも多くポイントが貯まるという仕組みのようです。買い物に行くにも自転車で行った方が車で行った場合よりもポイントが貯まるわけで、あとはそのポイントで何が得られるのかという問題はあるものの、とにかくスマホを持って外出してもらうためにはこうしたアプリがあると有難いという一面はあるわけです。

この種のアプリは、いったんセットしてしまうと何の操作をしなくても勝手に移動情報がサーバーに送信されることでポイントが支給されるのだと思います。こうした移動情報がビッグデータとして運営会社に知られてしまうということについて、不安に感じる方もいるかも知れませんが、人に知られたくない場所に行く時には基本的にはスマホを持って行かないか、GPSそのものを切ることで対応することはできます。ちなみに、うちの親の場合はほとんど行く場所が限定されているだけでなく、あまり役に立たない情報ではないかとも思えるので、それよりも、出掛ける時に忘れずにスマホを持って出てくれるモチベーションの一つになってくれるなら、いざという時には外出時でも連絡が取れるようになりますので(今までは自宅にスマホを置いて行かれると連絡の取りようがありませんでした)、このアプリを入れることでどうなるか期待しています。

ちなみに、両親のうち母親はいつも歩数計は持って出ているのですが、このアプリの場合はいわゆる歩数計アプリとは違うので、毎日の歩数については歩数計で計測して、移動にともなう距離だけはアプリで計ってもらうことで、今までの持ち物でスマホだけが増える(代わりに歩数計を使わないという事ではない)ということなので、もしアプリに興味が無くなってまたスマホが固定電話化したとしてもお金が掛かるわけでもないため、かなり気が楽です。

このアプリに新規登録すると、まず300マイルがボーナスとして支給されます。マイルと交換できる特典としては、来年の2月末まで500マイルでコンビニのファミリーマートからペットボトルのお茶飲料のクーポン券(ブランドおよび商品が指定されます)がありますので、まずはそのあたりからチャレンジしていって欲しいと思っています。ちなみに、両親は恐らくクーポン券を発券してコンビニで使うスキルはないと思いますので、ポイント交換の際には私が操作を代行することになるかも知れませんが、それはそれで出掛ける用事が増えますので悪くないと思います。私と同じように、スマホは持ってもらったものの、なかなか持って出掛けない人が家族にいる方は、こうしたアプリ操作をしなくてもポイントが貯まるアプリを活用してみるのもいいのではないでしょうか。


ガソリン価格を下げるための政府の方針は暫定税率休止でなく元売りへの補助金だった

先日書いたように、近いうちに出掛けたいと思っている旅の計画を立てる中で電車を使っての旅をすることにし、車での旅を選ばなかったのは、ここのところのガソリン代の高騰があります。地域的には私の住んでいる静岡より、長野あたりまで足を伸ばした場合には現地での給油をすると相当ガソリン代の負担が増える可能性があるので、今のところ運賃が変わらない電車にしたというところもあるのですが、昨日になって政府の方でのガソリン価格安定のための方針についての発表がありました。

それによると、石油元売り会社に対してガソリン1リットルあたり5円下げられるだけの補助金を出すという形でガソリン価格を安定させるような方針だそうですが、政府が出すお金についての批判が少なくない中、今後このニュースが注目されるようになると、当然この方針についても批判が出ることは考えられます。

というのも、ガソリンに対する課税は、東日本大震災の前にはガソリン高騰時のための方策がそもそもありました。それが、正規のガソリン税に課されている「旧暫定税率(25.1円)」をガソリン価格が1リットルあたり160円を超えた場合にその分の課税をストップすることでガソリンの価格を下げるとした取り決めがあったのです。

それが、東日本大震災があってこの取り決めが止めになったのが今までずっと続いています。個人的には今後どこまでガソリン価格が上がるかわからないので、一気に25円を下げる(その分政府に入る税金は減りますが)方が運送業や営業などで仕事として車を使う事業者だけでなく、車を使って旅行をしたい人に対して平等に負担低減ができますし、税金が下がった分で、Gotoを発動しなくても有難いと思う人も多くいると思います。

現在の状況は、給付金を出すのにも所得制限や年齢制限で、実際に数千円の出費にも苦労しているような人がいたとしても、すぐには助けられないような状況になっています。給付金や補助金など政府がお金を出すということになると、それにともなう事務処理も大変で、書類の郵送や振り込みがあったりと直接関係ないところにお金が落ちてしまいますが、税金の課税金額(この場合はガソリン税の金額を安くすること)を変えるだけなら、石油関連の業者の財務処理の負担はあるにしても、政府が決めればその日から消費者の方は恩恵を受けられます。

ここまで書いた内容は、あくまで消費者の私の側から見た意見で、補助金を出すことについての正当性などがちゃんとあるのかも知れませんが、相場というのは一気にまた上がるかも知れず、5円ガソリン価格を下げたところでさらに利用者の負担が増えてしまう恐れがあります。その場合に、政府はさらなる補助金を入れるようになるのでしょうか。あまりにガソリン代が上がってしまうと、そこまで車を使う必要が日常の中でない人たちは車自体の利用を控えると思いますし、そうなると結局補助金がそこまでの効果を生まないのではないかとも思えます。

もちろん、現状で出ているのはあくまで今後の政府の方針だけなので、このニュースの対応を受けて状況は変わってくるのかも知れません。逆に言うと、この方針のままでガソリンが1リットルあたり5円下がるだけで終わってしまうのだったら、市場価格が落ち着くまではやみくもに車を使わない方が良いのかなと思ってしまいます。今後もこの件のニュースに気を配りながら、同時に近所のガソリンスタンドの小売金額にも注目していこうと思っています。


たとえ日帰りの旅であっても現地で利用可能な特典をチェックする方が良い

前日書きました旅行計画は、まだ机上のみで実際に行けるかどうかはわからないものの、それなりに具体的なイメージは掴めています。今回は車でなく電車での旅ですので、目的地が決まったら考えるべきところは色々あります。

まず、現地までの交通手段について、単に経路検索アプリを使って調べるのもいいのですが、私の場合は時刻表を利用します。紙の時刻表でもいいのですが、同じ情報を利用できるスマホ用のアプリ「時刻表Lite」を期間利用すると、一ヶ月だと360円、7日間だと120円でネット接続のできる環境で紙の時刻表のデータが利用できます。私の場合は、まず現状での普通列車のグリーン券の料金をJR営業案内のページからチェックし、平日と休日の事前購入での51キロ以上の価格が平日だと1,000円、休日なら800円(休日の方が安いのは、通勤に利用される方が利用する人数が多いため)で利用できることを把握しました。これで、18切符の運賃に往復のグリーン券代を足した基本的な交通費を出すことができます。

さらに、静岡から沼津方面に往復する場合に、できればゆったり座って行きたいので、毎日運行している「ホームライナー号」に乗るための「乗車整理券」がいくらになっているかも時刻表のJR営業案内で確認できます。私の利用したいJR東海の乗車整理券は一回330円になっていて、もしうまく接続して往復使えると先ほど出した18切符にグリーン券を加えた金額にこの分を加えれば、現地までの交通費が出ます。ちなみに、現在の5回(一人で使うと5日分)の価格は12,050円で一人(一回)あたりに換算すると2,410円になります。出発日を平日にして往復ともホームライナーを利用できたとして(条件的に一番高額な場合)、一人あたりに用意すべき目的地までの交通費は合計5,070円になりますが、逆に言うとこの交通費がかなり割安になるような場所まで日帰りで行けるような目的地を設定すれば、それなりに満足度が高くなるということになります。

また、目的地に着いてからのことも考えておかないといけないでしょう。駅前から歩いて行ける観光地・食事処だけであれば問題ないのですが、都市によっては駅前と繁華街が離れていたり、観光スポットが分散しているケースもあります。ということで、ここで目的地が決まれば、その駅からのバス・地下鉄などの便はどうか、観光用の一日乗り放題の切符はあるか、さらに駅前でレンタサイクルが利用できるかということと、その料金について調べておくと、トータルの費用を計算しやすくなります。

ちなみに静岡駅前には過去のブログでも紹介したスマホアプリから利用が可能なレンタサイクル(電動)が完備されています。晴れている状況で静岡駅から周辺の観光地を回るなら、自転車の利用がおすすめですが、バスや電車のフリー乗車券もあるので、現地で何をするかを考える中でどの交通手段を決めるようになっていくでしょう。

さらに、地域によっては一部公的な補助金を使っていると思われる、県外・地域外からの観光客でも使える食事券やクーポンなどを販売・配布しているところもあります。果たして、税金でこうした補助を受けるのはどうなのかと考えてしまう方もいるかも知れませんが、豪華な旅行のできる予算はないけど出掛けたいし、例の18才未満一人あたり10万円の恩恵を受けられない方であれば、公的な補助を使って優遇の受けられる観光キャンペーンを実施している所を中心に目的地を探すというのもいいのではないでしょうか。

とりあえず、自分の中ではだいたいの目的地が決まっているのですが、特に現地まで行く体力(電車に乗っているだけでも体力は使うのです)が自分と他の人とずれていないかというのを確認しながら詰めていくつもりです。そうなると、最初に書きました時刻表アプリを使って、具体的に乗る電車の選定に入ります。できれば、静岡発着の「ホームライナー号」に乗っていきたいので、そのための列車を選んだり、どこで乗り換えるのが一番効率が良いのかということを、紙の時刻表のようにそれぞれの列車の停車時刻を流れの中から一覧しつつ、決めていければと思います。

ただ、こうした行為というのはかなり自分の頭の中で旅行に行った気になってしまうので、同行者は楽しめても、計画をする人にとってはそこまで新鮮な感じがしないというのがちょっと不満な点ではあるのですが、頭の中の計算通りに行かないこともありますし、もう少し緻密に計算をねってみるつもりです。


空想ではない実際の旅行計画は相当の余裕を持ったものにした方が良い?

今後の状況によってどうなるかまだわかりませんが、私と同じように長いことどこにも出掛けられなかった友人から、ぜひ日帰りの旅を企画して欲しいと頼まれました。お茶をしながらどこへ行きたいか、何を目的に行きたいかという希望をすり合わせていったのですが、様々な思惑がある中で話をすると、どうしても大風呂敷を広げたような計画をしてしまいそうになります。

今回は車での旅ではなく、お手軽に青春18切符のシーズンに往復一回分を使って行く、リーズナブルな旅なのですが、それでも一日まるまる使えるということになると、色々なプランが出てきます。私の最寄り駅である静岡駅からでも始発に乗って行けば普通列車だけでもかなり遠くまで行け、例えば栃木県日光観光を日帰りで行なうことや、その日のうちに群馬県の草津温泉に入って帰ってくることも可能です。

ただ、そうなると行き帰りだけでもかなり電車移動になり、現地での時間を十分に取れなかったりするのですね。私の場合はそういった一部苦行的な旅でもそれなりに面白がることはできるのですが、今回相談を受けた友人の中にはほとんど電車に長時間乗って行くような旅に出掛けたことがない(^^;)人もいるので、さすがにそうした苦行を最初から経験させるのはどうなのか? と思ったので、もう少し条件をゆるくして、旅自体に悪い思い出が残らないような計画を改めて考えているところです。

考えてみれば、当り前に毎年のように自動車・電車・バスを使って旅に出る時にはいかに遠くへ行くかという方を追求しすぎたところがあったのですが、今回は長らくどこにも出掛けていなかったので、自分自身も長旅への耐久性が無くなっている可能性もあるので(^^;)、リハビリを兼ねつつ、今回旅行に出られるとしたら、それほど無理をしないで計画を立てていこうと思います。

こうした考え方をするのは実はもう一つの側面があります。複数回出掛けられるように今回は青春18切符を利用して日帰り旅をする予定なのですが、一回分ではその日のうちに最寄り駅までたどり着けないと、次の日からは別料金になってしまいます。ですから、ぎりぎりに詰め込んだ行程で予定を組むと、人身事故やちょっとした地震で電車が止まったらもう終わりです。

ということで、帰りの行程を組む場合は、その日の最終電車より前に着くような形である程度の余裕を持った計画を立てるようにしないと、私一人だけで出掛けるならそれでも何とかしますが、同行者がいるとなると、たとえ自分のせいで電車が動かなくなったわけではなくても、やはり気まずいものなので、少なくとも地方都市で駅からの路線バスが動いているうちに戻る計画を立てることが大事ではないかと思い、いわゆる「時刻表の逆読み」(到着地・時間から逆に時刻表を見ていき出発時間を決める)を行ないつつ、計画がうまくいきそうな場所をこれから選定していこうと思っています。感染症の状況によってはまた出掛けられないかも知れませんが、こうした制約がある中で同行者に楽しんでもらえるような計画を立てたいですね。ちなみに、どこへ行くにしても基本の交通費は青春18切符一回分しかかかりませんので、うまい接続のできる電車を割当れば、なかなか普段行けないところにも十分行けると思います。皆さんも、旅行の計画を立てる場合には、ある程度の余裕を持って計画を立てることをおすすめします。


povo 2.0のSIMをノートパソコン用に使うという選択をするとどうなるか?

今契約しているモバイル通信のプランはかなり絞り切ったつもりでしたが、実はまだまだ無駄だと思うところがあります。スマホに入れているSIMは通話(ほぼ待ち受け)専用のpovo 2.0と、外でのデータ通信には必要十分なデータ通信専用のUQモバイル「くりこしプランM」で全く問題なく外での動画まで利用できます。

自宅では楽天モバイルの高速通信を使ってほぼほぼ満足していますが、現在もう一回線、mineoのデータ専用回線(ドコモ)を先日購入した2in1のIdeaPad D330に入れています。ただ、現状では自宅で使うことが多いので、なかなかmineoのデータ通信を使えていないというのが正直なところです。

ちなみに、mineoに払っている月額は月1,200円ほどで、昼間でも安定して1.5Mbpsくらいのスピードが出るので、10インチのパソコンで使う場合でもストレスを感じることはほぼないのですが、外での通信利用はパソコンを開いてじっくりと利用するようなシチュエーションがそれほど多くはないので、毎月の支払いが無駄と言えば無駄であることも確かです。

そんな時、ウェブ上のpovo 2.0をめぐるコラムで、povo 2.0こそタブレットやノートパソコンに入れて使うには便利ではないかということが出ていました。確かに、新規契約のSIMをパソコンに入れて使うと、電話としては使えなくなるもののデータ通信は0円でも最低限のスピード(せいぜい50kbpsくらいなのでメール利用くらい?)で使うことができますし、どうしてもWi-Fiを使えない状況でネット利用したい場合には、24時間使い放題のトッピングを付ければ使いたい時にのみ課金するような使い方ができます。

ただ、問題があるとすれば、アンドロイドタブレットやiPadならアプリをインストールして使えるのでタブレット自体でトッピングを付けることができるのですが、私の持つノートパソコンはOSがWindowsであるため、アプリをインストールして使えないので、別のスマホにアプリを入れてトッピングをする必要があります。

私の場合、すでに一つ回線を契約しているので、どちらの回線にトッピングするか、間違ってしまう可能性が無きにしもあらずなので、できればSIMの入っているハードからのトッピングをしたいと思うのですが、現状ではそれができないというのが問題です。ただ、幸いにして現在、私のIdeaPad D330にはWindows11がインストールされているので、現状ではまだ普通のAndroidタブレットのように自由にアプリをインストールすることができないのですが、もし正式にAndroidアプリがインストールできるようになったら、povo 2.0アプリをパソコンにも導入し、SIMをmineoからpovo 2.0に乗り換えるのも有りではないかと思いますね。

ただ、現状でもう少しmineoのSIMを使う算段ができれば、それはそれで良いとは思っています。先日出掛けた際には、セキュリティ的に不安のあるWi-Fiを使わないで、ほぼmineoのモバイル回線を使ってパソコンからのネット接続をしましたが、昼間最大1.5Mbpsというのは、多少はストレスは溜まるものの、ウェブ閲覧やブログのための作業をするには全く問題がありませんでした。日常的にも家にじっとしていないで外でパソコンを使っての作業をすることが当り前になれば、月千円ちょっとの負担というのはあまり苦にならないと思いますし、今後どうするか悩みどころです。

そんな中での一つの懸念点は、現在通話用およびデータ通信用に使っている回線はどちらもau回線なので、自宅内こそ楽天回線と違うものの、もし外出時にau回線のトラブルが起きた場合、全くデータ通信が使用できなくなってしまう可能性があるということです。mineoのドコモ回線は3Gが利用できないという点はありますが、ドコモとauが同時にダウンするのは大きな災害時以外には考えられないと思うので、今のところは保険的意味あいもあって、あまり使わない回線にもお金を払っているという側面もあります。単に毎月の通信費を下げることだけが良いことではないことも確かですので、この問題については今後じっくり考えながら結論を出していこうと思っています。


年賀状を切り捨ててしまうことは簡単だがやはり出しておいて良かったと思ったこと

ニュースで確認するまでもなく、毎年の年賀状の枚数というのは年々減っているのだそうで、かく言う私もこんなめんどくさいものから手を引き、連絡は全てメールやSNSだけで何とかしようと思うこともあります。しかしながら、なかなか全てを変えられないというのもあるのです。これは一昨日の事ですが、最近はまったくかかってくることもなく、たまに鳴ったと思ったら世論調査のテープ案内や様々な営業電話というような状態の通話用スマホが鳴りました。

画面を見ると学生時代の友人の名前が出ていたのですが、その人とは卒業以来顔を合わせることがなく、それこそ年賀状のみで繋がりをかろうじて保っている人の名前でした。こういう時は、普段の状況なら私の住む地にたまたま寄るから飲みに行こうというようなお誘いの可能性もあるわけですが、これから寒くなってくる季節でもありますし、もしかしたら共通の友人に不幸でもあったのか? というような悪い予感も感じながらも、電話を取りました。

すると、用件というのはその友人があるのではなく、共通の友人が喪中はがきを私の方に出したら宛先人不明で戻って来てしまい、連絡の手段がないと電話を掛けてきた友人に泣きついたようなのです。その友人とはここ数年年賀状のやり取りもしていなかったので、引っ越した際の新住所の連絡もしていなかったと後でわかりました。

ただ、電話を掛けてきた友人の方もこちらの住所は知らなかった(年賀状をどこかにやってしまった?)そうで、それならと口頭でこちらの新住所を教えて、お互いの近況などを少し話して電話を切りましたが、人とのつながりというものはなかなか不思議なところがあります。

その友人のように、普段から接点がなくなって、通常では全く頭にも浮ばなかったといっても、何かの拍子に連絡を取る必要性が出てきた時に、相手の連絡先が不明になっているということは、結構よくあることです。今回は、引っ越しをする前から年賀状には住所とともにemailと携帯電話番号を付けて出していたこともあり、その友人はメールではなく直接電話をしてきたわけですが、こういう事があるのでメインで使っていた電話番号を、電話が掛かってこなくなったからと言って安易に失くしてしまうのは恐いということがあります。

私の場は前から友人に向けて公開している番号を基本料0円のpovo 2.0に移行させることによって、経済的な負担なくいざという時の連絡先を確保することができています。今回のような事があるので、こうしたことは決して無駄ではなく、そこから新しい友人との関係が構築される可能性を潰すのももったいないので、もし現在使っている番号を一新しようと思っている方も、料金を掛けずに旧番号を維持する一つの方法としてpovo 2.0にMNPするというのはそれほど悪くない選択ではないかと思います。

と、同時に思うのは、最初からネットから始まった関係の方を除けば、やはり一年に一回ぐらいは自分が元気で生きているという事の証明のためにも、年賀状を出し、そこに住所・携帯番号・メールアドレスなどの連絡を取るための情報を毎年更新することは、全く無駄な事ではないということです。

私の場合は宛名は手書きで、通信面は全面プリントし、わずかな余白に手書きで近況報告をするというスタイルで、それほど手間ではないのですが、毎年出すまでにはけっこうダラダラしているので、年末ギリギリに出すことを繰り返しているのですが、あと年賀状を出すメリットとしては一年に一回プリンターをフル稼働させることができるので、プリンターを全く使わずに駄目にするような事を回避できる(?)と思うからです。

私のプリンターの使い方としては、一応月に一、二回ぐらいは毎月の予定などをプリントすることで、インクヘッドが乾くことを予防しているものの、年末にちゃんと年賀状をプリントできるか? ということがプリンタ買い替えの目安になったりもするかも知れないので、今年もきちんと年賀状は出そうと思います。年賀状については色々な考え方があるとは思いますが、年賀状を出すことでこういったような連絡がもらえると、今年は例年と比べてもう少しマシな年賀状を作ろうという気にさせてくれます。


最近増えてきたセルフレジで溜まったポイントを消費する 全国で使えるポイントを貯める意義

今年になって、いわゆる「ポイ活」なるものをするようになり、買い物をする中でポイントカードを使ってポイントを貯めることは、なかなか侮れないという感じです。さらに最近は各種アプリをスマホに入れているので、財布の中をごそごそしなくても色んな種類のポイントが貯めやすくなっていると感じるところがあります。

メインで使っている楽天ポイントは毎月のガソリン代の支払いで一月に一回全て使ってしまってリセットされるのですが、その他のポイントというのはたくさんではありませんが、長期間かけて買い物をしているとそれなりに溜まっていくものです。

近所でよく利用している安いスーパー(非楽天ポイント)のポイントも結構溜まっているのですが、レシートを見ると、そのうち少なくないポイントが今年いっぱいで期限切れになることが最近わかりました。ただ、いつも使うお店はいつも混んでいるので、なかなかポイントを使った支払いをレジ打ち担当の方に言い出せないという事もありまして、どうしようかと思っていたのですが、昨日ようやく期限切れになる分のポイントを有効活用してきました。

それは同系列の別のお店が、最近セルフレジを増やしているという話を聞いていたので、そのセルフレジを使ってポイントを使うことにしました。このセルフレジは、エコバッグをレジの右側に掛けて、一つ一つレジに付いているセンサーを使って商品のバーコードを読み取り、読み取りが完了したものをエコバッグに詰め、最後に支払いになるのですが、その際に現金で払うのか、クレジットカード、電子マネーに加えてポイントで払うという選択肢があるので、今回は全てポイントを使って現金やクレジット残高を減らさずに支払いまで完了しました。

今回使ったのは全国にチェーン店を持つイオングループのポイントだったので、感染症の影響がなく、普通に旅行ができれば、旅先でちょっと訪れたショッピングモールでポイントを使うような事もありだと思います。最近はセルフレジも増えてきましたので、全国で使えるポイントを買い物をしながら貯めて、旅先でセルフレジを使い、飲み物やおかしなどをコンビニより割安な料金でポイントだけで買えれば、旅の費用の一部を節約し、食事の方に費用を投入することもできるでしょう。

ただ、同じ旅行でも車を使った旅というのは自分でポイントの使えるお店を探しながら進めるというメリットもあります。今回は旅先でポイントを使うことができなくて残念でしたが、改めて今後も買い物をしながらいざという時にごほうびのように使えるポイントを貯めることが旅のモチベーションになったりするので今後もまめに来たるべき時にそれなりに使える分のポイントを貯めようと思っています(^^)。


テレビの情報はしばしばスポンサーの意向で流れることもあるのであくまで自分なりの解釈を

一昨日、TBSテレビ系で全国放送された「マツコの知らない世界」では、このブログでも紹介している防災用品について紹介するセクションがありました。プレゼンターとして出てきた方はきちんとした防災グッズの紹介をしていて、ためになる部分も多かったのですが、そこはスポンサーあってのテレビ放送なので限界もあると思います。

その方が言っていたのは、防災に何を備えるかというところで大切になるのが「妄想力」で、実際に大きな災害があった時に何があると有難いのかということを考えながらグッズを集めるといいと説き、ラジオおよび災害用トイレを事前に用意することの重要性や、備蓄食料の賞味期限切れを防ぐために、普段食べるものをローテーションさせることの大事さを訴えていました。この点についてはまさにおっしゃる通りだと思いながら番組を見ていました。

さらに、防災グッズ集めの一歩として、お近くの100円ショップに行き、ヘッドランプやランタン、レインコートや空気で膨らむ旅行用まくら、マスクや衛生用品などを買い、だいたい一人3千円くらい(最近の100円ショップではリュックも売っているので、ちょっとした防災セットを入れて持ち運ぶためのバッグ込みでもほとんどまかなえます)と市販の数万円のセットを買うより安上りになると言っていたのはまさにその通りで、もしご自宅にダイレクトメールで防災セットの案内が来たら、その中に入っているものを参考に100円ショップで購入できるもので揃えてしまうことを個人的にはおすすめします。

と、ここまでは良かったのですが、スマホ充電用に単体で6万円もする足こぎ式発電器の「ケーターパワーボックス」を一般家庭に勧めてきたり、恐らくこれは出演者のマツコ・デラックスさんと過去のコマーシャル出演などで関係があるトヨタのプラグインハイブリッドのRAV4(番組でのテロップでは495万円)を防災用品として紹介してきたのには、ちょっとやり過ぎではないかと思ってしまいました。

もちろん、トヨタ以外でも車内コンセントから家電製品を災害時に使うというコンセプトの電気自動車やプラグインハイブリッドの車はあり、災害時の事を考えて導入されている方もいるでしょうし、実際に電子レンジも使えるようになるいざという時にはガソリンで電気を作ることのできる発電所(車)を手元に置いておける安心感は十分にあります。ただ、最初の方ではあくまでリーズナブルに防災用品を揃えようという話だったのが、全て見終えると「やはり防災対策にはお金がかかるなあ……」と思われてしまうような構成になっていたのは、逆に視聴者の方々に防災用品から興味を引かれてしまうのではないかとも思えてしまったのでした。

この番組には、過去にブログで書いたかも知れませんが、私が以前から知っている方がプレゼンテーターとして出演していたことがありました。その方は全国の桜を移動しながら追っていくことに命を掛けているような方で、最初の方は全国の桜の名所について解説していたのですが、なぜか後半は「花見のお供」ということなのか、大手コンビニチェーンが当時出していた花見時期のスイーツ紹介へと内容が変容し、その方ももしかしたら一部不本意な気持ちはあったのかも知れません。

スポンサーあってのテレビであることは確かなのですが、逆にそのスポンサーの思惑に全て乗っかって消費活動へと走らさせるような事も良いとは個人的には思えませんし、やはりこうしたテレビ番組は、役に立つこともあるものの、役に立つ部分だけを利用して全てを受け入れるような事については十分考えてからにした方が良いと思います。

ちなみに、私の考え的には、自宅や避難所にいながらスマホなどに使う電気を蓄える場合、まずは電気を貯めることができるポータブルバッテリーや自動車のバッテリーにインバーターを付けてAC出力やUSB出力をすることを考えます。テレビで紹介された「ケーターパワーボックス」は自動車用バッテリーへの充電も可能なようですが、町内会などでいざという時に交代しながらみんなで発電するにはいいものの、家庭で動かす人が一人だけというのでは大変ですし、何より非災害時になかなか使う気になれません。

私の自宅の場合、幸いにして朝から太陽が窓から入ってくるので、ベランダの物干し竿にそれほど重くないソーラーパネルをかけることで、それなりにバッテリーの充電ができるので、バッテリーを複数用意し、一つのバッテリーを使っているうちに別のバッテリーをソーラーパワーで充電することを繰り返すことによって、何とかスマホの電源くらいは確保できるのではないかと思っています。価格については、セール時に通常価格より安くなった時を狙ってバッテリーもソーラーパネルも購入しているので、その都度の支払いになるのでそこまで家計に負担はなく何とか自力で発電したものを使える目処は立っています。

それとは別に、手回し式の災害ラジオは、いざ電池がなくても自力で回せは一定時間ラジオを聞くことはできますので、蓄電先が充電池ではなくコンデンサーになっているものを用意しておくのは十分有りだと思います(充電池に蓄電するタイプの製品は、充電池の劣化が起こる可能性が高いため)。小型ラジオなら旅先で聞きたい場合にも使えますし、私の持っているものはLEDライトも付いているので、懐中電灯としての役目も果たしてくれるので、そういったものを用意しておくのはおすすめです。何しろ、世の中には様々な情報が溢れていますが、私のおすすめ品がピンと来ない方もいると思いますし、やはり大切なのは情報を入手してから後に、自分で考えてどうするかということだと思います。

災害時の過ごし方は一律ではなく、これを読んでいる皆様の中でも状況も違いますし必要とするものも違ってくると思いますので、このブログが様々な判断をする際の一助になればと思っています。