年賀状を切り捨ててしまうことは簡単だがやはり出しておいて良かったと思ったこと

ニュースで確認するまでもなく、毎年の年賀状の枚数というのは年々減っているのだそうで、かく言う私もこんなめんどくさいものから手を引き、連絡は全てメールやSNSだけで何とかしようと思うこともあります。しかしながら、なかなか全てを変えられないというのもあるのです。これは一昨日の事ですが、最近はまったくかかってくることもなく、たまに鳴ったと思ったら世論調査のテープ案内や様々な営業電話というような状態の通話用スマホが鳴りました。

画面を見ると学生時代の友人の名前が出ていたのですが、その人とは卒業以来顔を合わせることがなく、それこそ年賀状のみで繋がりをかろうじて保っている人の名前でした。こういう時は、普段の状況なら私の住む地にたまたま寄るから飲みに行こうというようなお誘いの可能性もあるわけですが、これから寒くなってくる季節でもありますし、もしかしたら共通の友人に不幸でもあったのか? というような悪い予感も感じながらも、電話を取りました。

すると、用件というのはその友人があるのではなく、共通の友人が喪中はがきを私の方に出したら宛先人不明で戻って来てしまい、連絡の手段がないと電話を掛けてきた友人に泣きついたようなのです。その友人とはここ数年年賀状のやり取りもしていなかったので、引っ越した際の新住所の連絡もしていなかったと後でわかりました。

ただ、電話を掛けてきた友人の方もこちらの住所は知らなかった(年賀状をどこかにやってしまった?)そうで、それならと口頭でこちらの新住所を教えて、お互いの近況などを少し話して電話を切りましたが、人とのつながりというものはなかなか不思議なところがあります。

その友人のように、普段から接点がなくなって、通常では全く頭にも浮ばなかったといっても、何かの拍子に連絡を取る必要性が出てきた時に、相手の連絡先が不明になっているということは、結構よくあることです。今回は、引っ越しをする前から年賀状には住所とともにemailと携帯電話番号を付けて出していたこともあり、その友人はメールではなく直接電話をしてきたわけですが、こういう事があるのでメインで使っていた電話番号を、電話が掛かってこなくなったからと言って安易に失くしてしまうのは恐いということがあります。

私の場は前から友人に向けて公開している番号を基本料0円のpovo 2.0に移行させることによって、経済的な負担なくいざという時の連絡先を確保することができています。今回のような事があるので、こうしたことは決して無駄ではなく、そこから新しい友人との関係が構築される可能性を潰すのももったいないので、もし現在使っている番号を一新しようと思っている方も、料金を掛けずに旧番号を維持する一つの方法としてpovo 2.0にMNPするというのはそれほど悪くない選択ではないかと思います。

と、同時に思うのは、最初からネットから始まった関係の方を除けば、やはり一年に一回ぐらいは自分が元気で生きているという事の証明のためにも、年賀状を出し、そこに住所・携帯番号・メールアドレスなどの連絡を取るための情報を毎年更新することは、全く無駄な事ではないということです。

私の場合は宛名は手書きで、通信面は全面プリントし、わずかな余白に手書きで近況報告をするというスタイルで、それほど手間ではないのですが、毎年出すまでにはけっこうダラダラしているので、年末ギリギリに出すことを繰り返しているのですが、あと年賀状を出すメリットとしては一年に一回プリンターをフル稼働させることができるので、プリンターを全く使わずに駄目にするような事を回避できる(?)と思うからです。

私のプリンターの使い方としては、一応月に一、二回ぐらいは毎月の予定などをプリントすることで、インクヘッドが乾くことを予防しているものの、年末にちゃんと年賀状をプリントできるか? ということがプリンタ買い替えの目安になったりもするかも知れないので、今年もきちんと年賀状は出そうと思います。年賀状については色々な考え方があるとは思いますが、年賀状を出すことでこういったような連絡がもらえると、今年は例年と比べてもう少しマシな年賀状を作ろうという気にさせてくれます。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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