旅行中に補給したコンビニコーヒーを保管し衛生的に利用するためのボトルについて

これからの季節は、水分補給にも冷たいものよりも温かいものが重宝されるような時期になってきました。買ったその場ですぐに飲むだけならいいのですが、電車で移動中に電車の中で飲むとか、車でいい景色の見えたところで車を停めてそこでお茶やコーヒーを飲むような場合にどうすべきかという事を、ボトルにお茶やコーヒーを入れて持ち運ぶことから考えていきたいと思います。

お茶の場合、ペットボトルのお茶を移し替えるという方法もありますが、缶やペットボトルをそのまま入れて持ち運べるペットボトルカバーを持って出掛けるという方法の方が今はスマートでしょう。ただこの方法は一人ならいいのですが複数人の飲み物を確保するにはちょっと心もとない気がします。温かいペットボトルは280~350mlと、コンビニや自販機で手に入るのは容量が少ないのが気になります。

二~三人で飲む場合には、保温性の高いステンレスボトルにお湯を入れて持って行き、ティーパックやインスタントコーヒー、ドリップコーヒーを作るという手もあるのですが、ボトルの保温力の問題で、日帰り旅でもお湯を入れた後12時間を経過してしまうと、さすがに温度は下がってきてしまいます。旅行の行きに使うのはいいのですが、帰りには温度がキープできにくいところがあります。

それならば、旅先の現地で湯沸かしをすることができればそれでいいと思う方もいると思いますが、さすがに駅の待合室や道の駅、公園などでもコンロを使ってお湯を沸かすというのはマナー違反だと見咎められてお互いに嫌な気持ちになることが十分に考えられます。

そこで考えたのは、旅先で得ることが難しいお湯の調達は諦め、温かい飲み物を持ち運ぶためには、全国の都市から田舎までいたるところにあるコンビニエンスストアで提供されているコーヒーに絞って、その場で飲むのではなくいったんボトルにコーヒーを移してもらって、そのまま飲むかカップに移して飲むというのがスマートで良いような気がします。これは実は手持ちの200mlボトルを使って一人の時には行なっています。もうその小さなボトルではコーヒーやお茶しか飲まない事にして、匂いが付いてしまったらパッキンや中フタを交換するような気で使っているのですが、今回は同行者がいる旅でそうしたことをしようと思っているので、できれは500ml前後でコーヒーを入れて持ち運び、飲む際にはカップに移して飲むようにしようと考えています。

そんなわけで、手元にある500mlのステンレスボトルについてコーヒーを入れて使うことを考えてみたのですが、やはり問題はコーヒーのような匂いの強い飲み物を入れてしまうと汚れや匂いがこびりついてしまうということです。200mlのボトルと同じようにほぼコーヒー専用のボトルを新たに作るというのも一つの手ではあるのですが、一人の時とは違い、複数の人間でコーヒーを飲むようなケースはそこまで機会がないので、数回の使用で匂いがボトルについてしまうというのはちょっとどうかなと思ってしまうのです。ただよくよく考えたら匂いが付かずにパッキンも使わずに漏れないボトルを持っていることに気が付いてしまいました。

それが、ちょうど500mlサイズのボトルがラインナップにあるナルゲンボトルなのです。プラスチック製のボトルには保温機能はありませんが、これも過去に購入したペットボトル保冷保温用としても使え、ナルゲンボトルがすっぽり入る蓋付きのボトルに入れて持ち運ぶことで、それなりの保温はできると思うので、コーヒーがおいしいうちに飲むようにすればOKです。さらなる保温のために100円ショップで売っているペットボトルホルダーの流用とか、薄めのタオルなどで巻いた状態で保温性のあるステンレスボトルの中に入れるようにします。こうすることでコーヒーの温かさを保ちながら持ち運び、飲み終えた後もパッキンが劣化することもなく、きちんと洗えば中味に匂いが残らないようにして継続しての使用が可能になるでしょう。

これは、車中泊の旅でも十分に使えますね。お湯を作ることができなくても、美味しいコーヒーを持ち運んで景色の良いところで楽しみ、飲み終えた後は水などですすいだ後にキャップの部分は少し念入りにウエットティッシュなどで拭いてしまえば、普通のステンレスボトルを使うよりもコーヒーを入れて持ち運ぶには適していると思います。ちなみに、セブンイレブンのSサイズのホットコーヒーは約150mlなのでだいたい3杯分、Lサイズは約235mlなので2杯分を500mlのナルゲンボトルで持ち運ぶことができます。ただその際には自分で中味をボトルに移し替える必要があります。

また、ローソンの場合は自分でマシンを使うのではないので、ボトルを預けて直接中味を入れてもらうようにすると、直接ボトルに入れてもらえる店舗があり、その場合には一杯につき10円の割引があります。コーヒーの量はSで約160ml、Mが約250ml、Lが約300mlなので、合計が500mlを超えないように入れてもらうようにすれば良いでしょう(マイボトルに入れてもらえるかはお店で確認して下さい)。世界は今の時代、ゴミを出さないように動いていますので、同時に再利用可能なマグカップやシェラカップを用意すればペットボトルや缶を購入する場合よりかなりゴミの量を抑えられます。というわけで、旅先にローソンがあれば優先して使うのがマイボトルコーヒーを楽しみたい場合にはおすすめになるかと思います。

なお、念の為ということで、自宅で淹れたコーヒーをナルゲンボトルに入れ、さらに保温のためにひと回り大きくナルゲンボトルがすっぽり入るペットボトルホルダーにもなるボトルに入れて実質的にこの組み合わせが使えるかをチェックしてみました。ちなみに、写真のようにナルゲンボトルにコーヒードリッパーはぎりぎりセットできるものの、あまりにギリギリすぎるので、もう一回り小さいものでないと直接セットしては使いずらいと思います。

今回は自分で飲むだけなので、セブンイレブンのコーヒーSの2杯分のだいたい300mlで、これを写真のようにニットのペットボトルカバーに入れて蓋をし(こうすると隙間なくぴったりボトルに入るので)、さらに真空断熱構造の蓋のできるペットボトルクーラーに入れます。1時間半くらい16℃くらいの室内に放置したあとにいただいてみましたが、普通に飲むには十分な温かさを保っていました。想定では3名分450mlのコーヒーをコンビニやコーヒーショップでナルゲンボトルに入れてもらい、1時間から2時間くらいの間に移動したり電車の中で落ち着いたら飲むことを想定しています(あまり長く置くと酸化で味か変わってしまうので)。味については細かいことを言ったらきりがありませんが、お湯を持って行ってインスタントコーヒーを飲むよりもやはり美味しいと思いますし、旅先でお湯を沸かすことは電車旅ではほぼ不可能なので、この組み合わせで温かい飲み物をキープすることができそうで、今後の旅での活用が楽しみになってきました。


カテゴリー: ボトルに関する話 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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