月別アーカイブ: 2018年12月

機種更変にともなう苦労もたまにはいい

昨日あたりから、新しく購入したスマホをメインスマホとするため、様々な設定を行ない、必要なアプリはどれなのかということを考えながら環境を構築しています。

今まで使っていたスマホと比べると本体メモリは半分に減ってしまうというディメリットがあったのですが、今まで使っていたスマホにはドコモ回線のロケットモバイルのSIMを入れて引き続き使用は続けるつもりでいるので、基本的にはおサイフケータイおよびメールやSNS関連、そしてショップ関連のアプリを厳選して、エンターテインメント系のアプリは他の端末で使うようにして極力本体のメモリを消費しないようにと考えています。

あとは、今まで使っていたスマホの機能を引きついだりしているのですが、今回そうした作業をしていくにつけ、アプリや機能の設定について、まだ甘いところが少なからずあるということもだんだんわかってきました。

私自身便利に利用している「Googleフォト」についても、設定画面からすでにクラウドにアップロードしたファイルについて本体のメモリを圧迫した場合、アプリの設定から一括削除できる機能があるというのも、今回新しい端末で設定をしているうちに気付きましたし(^^;)、スクリーンショットが収められたファイルを同期するかどうかも選べるようになっています。以前の端末ではちゃんと設定したはずなのにその設定方法を忘れていたために、スクリーンショットの同期ができていなかったのでした。昨日掲載した写真も、あえて写真にせずにスクリーンショットを載せた方が見やすいということもありますので、今後はそういった機能も活用しながらブログで紹介させていただければと思っています。

実のところ、今回スマホを中古でも購入しようと思ったもう一つの理由は、ここにきてブログを書いていたパソコンが2台たて続けに壊れてしまっただけでなく、今使っているスマホの調子まで悪くなってきて、初期化をする必要に迫られたからです。今回のスマホの不具合はソフト的な不具合だけで、初期化したらスムーズに動いたのでホッとしましたが、これて2台分の設定をこれからやらなくてはなりません(^^;)。しかしスマホはいつ何時壊れるかわかりません。新品で購入した場合には一年保証がありますが、落下などの事故には対応されない場合が多いです。最近では、先日回線を変更したLINEモバイルのような通信業者でも加入時に手持ちの端末にいざという時の保証を付けられるサービスを行なっているところもあります。しかし、月額料金が余分にかかるため、格安SIMを契約する身としてはちょっと納得が行かない部分が残ります(^^;)。

今回購入したarrows M03が1万円という金額で入手できたこともあり、もし壊れてしまったとしても新たに安い中古を探した方がトータルの出費は抑えられるということもあります。そんな事も考えながら新たなアプリを入れていったのですが、ほとんどのデータをクラウドやmicroSDカードに逃がしてあげることで、同じ型番の中古を買い直せば、時間はかかるもののそれまで入っていたアプリはきちんと復元します。唯一困るのが本体に残っているLINEのログのようなデータになりますが、これもアプリの設定でクラウド上に一旦バックアップすることができるような仕様になっています。また、パソコンなどにトーク履歴をバックアップする方法もネット検索すれば出てきますので、こまめにバックアップをやっておけば、スマホを紛失したり起動しなくなったとしても、全く0から再スタートということもなくなります。

こういう事は、改めて機種変更をしなければわからなかったことで、やはり今使っている端末が壊れる前にしっかりと新しい端末にデータを移すことを多少面倒でも行なうことは今後も同時データをしっかりと次のスマホに引き継ぐためには大切な作業であるということがしみじみわかりました。さらに、アプリを動かすためにそれぞれIDとパスワードを要求されるものが結構多く、そのデータもきちんと整理しておかないと、これもスムーズに今までのアプリをすぐに動かすことができなくなるため、きちんとまとめて保存しておくことの重要性も感じています。

ここからはちょっと話がずれるかも知れませんが、私個人として実にさまざまなネットサービスに加入していて、その各々にIDとパスワードがあるということは、もしここまで書いてきたように自分で回復の作業ができればいいのですが、怪我をして入院したような場合、他人にスマホでしか使っていないサービスの解約のような作業を任せる場合には、きちんとわかるように整理された一覧を作る必要があることも今回の作業をする中で感じたことでもあります。ガラケーでなくスマホを普通に多くの人が持つようになった現在、長期間同じスマホを使い続けるのもいいですが、あえてスペアとして使える旧スマホを維持しながら、新しく購入したスマホを設定するのに、時間を掛けた作業とともに今までのIDとパスワーとの整理を行なうことをおすすめしたいと思います。長く同じスマホを使っていると、時期とともに常に利用していて「生きている」ログイン情報を更新していくことは機種変更の時くらいしかできなさそうでもありますし、これからもう少し時間を掛けて自分なりにまとめておこうと考えています。


富士通arrows M03にソフトバンク回線のLINEモバイルSIMを入れる

前回書いた内容で注文していたスマートフォン富士通arrows M03とソフトバンク回線のLINEモバイルのSIMカードがほとんど同時に届きました。改めてどんな感じで使えるかということだけここで簡単に紹介させていただきたいと思います。

なお、中古購入のarrows M03はその安さのためか、本体以外の付属品は全く付かず、画面を保護するシートすら貼られていませんでしたので、別途ガラスのシートと本体そのものを保護するクリアカバーを別途発注済です。

とにかく、使用説明書もない中で、とりあえずmicroSDカードとSIMカードの入れ方すらわからないので(^^;)、ネットから富士通のホームページにアクセスして、カード類の入れ方を確認した上で何とか挿入した上で本体のセットアップを始めました。

最初に自宅のWi-Fiのパスワードを登録し、基本的な説定をしていきます。GoogleのIDは変えずに行くので、他の端末と同じアプリを自動的に同期させることもできたのですが、今回はできるだけ使うアプリを絞るつもりだったので、まずは最初から入っているGoogle関連のアプリのアップデートを一通りやり終えました。

SIMカードはnanoSIMタイプで、普通にソフトバンクのSIMになっています。トレイを引き出して説明書の通りにSIMを入れ、通信会社をしっかりソフトバンクに設定し、手動でLINEモバイル用の接続設定もしたのですが、肝心の電波の方は×印が出てLTE通信ができない状態になり、一瞬もしかしてこの端末ではソフトバンク回線は使えないのではないかといういやな妄想がよぎったのですが、これは全くの自分の勘違いでした(^^;)。というのも、LINEモバイルで到着したSIMはそのままでは開通せず、マイページにログインして開通手続きをしないとサービスが開始されないという、考えてみればしごくまっとうなシステムになっていたのでした。そのようにすれば、日割りでなく月割で料金が発生するラインモバイルでは月末付近にSIMカードが届いた場合、数日間で一月分の勘定になってしまうケースも出てきます。今回は12月の上旬から中旬に入り掛けのところだったので、その日に開通手続きを済ませました。するとほどなくしてアンテナマークとLTEマークが表示され、普通にソフトバンク回線で通信できるようになりました。

ちなみに、この回線でのスピードですが、高速回線でチェックしたところ日曜日の19時という比較的アクセスが集中しがちな時間で上下とも4~5Mbpsというスピードでした。早くはありませんが、私の契約プランは月1GBという最安プランなので、動画は別の回線に任せることになるので、この程度でもブラウザの更新は全くストレスが起きません。

arrows M03は全体的に縦が長く、持ってもかなりスマートという感じがします。これは今まで使っていたシャープのSH-RM02(楽天モバイル専用モデル)と比べての話ですが、このスマホは新品で購入したものの、買った時すでに型遅れという感じのものでしたから、arrows M03を今後使う場合、極力利用するアプリを絞ってコミュニケーション関連のものを主に入れるだけにすれば、月1GBという高速クーポンしか付かないプランであっても、十分実用的に使えるのではないかと思っています。

さらにLINEモバイルの場合、月1GBのプランであってもLINEアプリを使っての通信については高速でのやり取りができる仕様になっています。LINEを通じての写真や動画のやり取り、さらにテレビ電話を含むアプリ内通話については低速になることはないので、これはむしろ本家ソフトバンクでLINEアプリを使うよりも使いやすいのではないかと思います。まだ購入して使い出す前ではありますが、ソフトバンクの電波が届かないところでもauやドコモ回線のMVNOを使ってテザリングして使えば、おサイフケータイを含む機能は普通に使えるので、今後はそうした使い方も視野に入れつつ、メインのスマホとして使っていきたいと思っています。

LINEモバイル


スマホにそこまで機能を求めないという考え方

モバイルノートパソコンの掘り出し物が昨今のネットセールで出てくるかなと思いつつ待っていたのですが、安く出てくるものは型遅れのものが多く、私が狙っているUSB PD対応で持ち運びがしやすく、さらに価格も安いというものはなかなか出てきません。狙っている製品の中で安いものもあるのですが、ネットで色々調べていると現在の価格というのが底値ではないということもわかってくるので、何となく購入には躊躇してしまうところもあります。逆にそこまで古いものでないと、中古市場にも出てこないので、これからよほどのお得感があるものが現われなければ、もう少し今あるモバイルパソコンを使いながら待とうと思っています。

そんな中、最近はあまり詳しく見ていなかったネットの中古スマホのお店を覗いたら、約2年前に出たスマホでそれなりに程度の良さそうな国産スマホのSIMフリー版、富士通のarrows M03が1万円そこそこで出ていたので、つい注文してしまいました(^^;)。CPUは今となっては貧弱で、最近の海外産のSIMフリースマホと比べるとその低性能ぶりは十分明らかなのですが、あえて購入したのには理由があります。

というのも、ここ数日書かせていただいているように、大手キャリアのSIM(回線を借りている格安SIMも含む)でトラブルがあった場合、いかにしてその代替の通信を確保するかと考える中、ドコモ・au・ソフトバンクの格安SIMが揃った今、問題はそれぞれの電波をつかみ、テザリングも可能な端末をいかにして揃えるかというのが問題になってきます。さらに、いつもは使わないもののスマホに入っているモバイルSuicaが重宝しているので、「おサイフケータイ対応」のもので、大手3社のSIMを入れても使えるものという風に考えると、中古で安く買えそうなのがarrows M03であるという結論に達し、1万円前後で買える中古の中で、そこそこ程度の良さそうな個体をこの機会にとゲットしたわけです。

現在私の持っている回線は、通話専用にドコモの回線を持っている以外は、ドコモ回線のLINEモバイルと、au回線のUQモバイル、さらに低速低価格のドコモ回線であるロケットモバイルです。現在持っているSIMの中にソフトバンク回線がありませんが、現在のソフトバンクの格安SIMで一番まともと思われるLINEモバイルでは、私の契約しているデータ通信専用のドコモSIMをソフトバンクSIMに変える場合、いったん追加登録をすることでデータ専用(SMSオプション無し)の回線は初期登録手数料が1,000円(通常は3,000円、その他にSIMカード代金あり)で追加できるので、一旦回線を増やしてから元々の契約を解約する形にすると安くドコモからソフトバンク回線に移行できます。こうして、SIMを交換するような形にするとドコモ・au・ソフトバンクの格安SIMが揃います。今回購入したarrows M03には、改めて回線を変更したLINEモバイル(ソフトバンク回線)のSIMを入れて使おうと思っています。

ドコモの回線は山間部に強いという特徴がありますが、格安SIMの方は全てデータ通信専用で、通話用としてドコモのガラホを契約しているので、大手三キャリアの中では一番データ通信性能が低いと思われる低速専用回線のロケットモバイル「神プラン」で最低限の通信環境を保つという感じになります。今後、ドコモエリアでの利用が多くなって低速のみでは我慢できなくなった場合には、ロケットモバイルのSIMをOCN モバイル ONEのSIMに変更し、大手3社の全ての子会社や関連会社のMVNOで使うということもあるかも知れません。

もっとも今のところ、外でのメイン通信回線はファーウェイのタブレットに入れたau回線を使ったUQモバイルの500kbps無制限プランで、動画は主にこのSIMで見て、パソコン利用時のテザリングもそちらからやることになると思います。ソフトバンクのLINEモバイルはサブ回線という感じで、利用しているLINEのやり取りや、あとはちょっとしたウェブ検索やメール確認くらいに使うだけなので、それほどのマシンスペックは必要としません。残ったロケットモバイルの低速の「神プラン」では、ネットラジオや音楽のストリーミングを利用するには実に安定しているので、車や電車で移動中に音楽やラジオを聞き続けるには適していますので、まさに三者三様、用途によって使い分けることができそうです。

今後もこんな感じで複数端末による用途を分け、さらにゲームなど重たい処理がかかる用途には使わないようにすることで、それほど高スペックなハードをお金を掛けなくても十分使えるようになると思うので、それほどスマホにはお金を掛けずに、じっくりとモバイルパソコンを探したいと今は思っています。


今後スマホが「圏外」になった時どうするかを考える

昨日書いたソフトバンク携帯の回線トラブルは関東関西だけでなく、札幌や沖縄でも不通になるなどかなり広範囲で通信と通話が利用できなくなるということがあったようですが、特にソフトバンク同士の人が連絡を取ろうとしても取りようがなくなるという事が大きな問題になってくるように思います。

私の場合は、大きな災害などで全てのキャリアが使えなくなった場合はしょうがないと思いつつも、現在はソフトバンク(おうちのでんわ)、UQモバイル(au)、エヌ・ティ・ティ・ドコモと3つのキャリアを保有しているので、直電でつながらない場合にはLINEに連絡をもらったり、Gメールにメールを出してくれれば、3キャリアのうちどれかのキャリアによる通信が生きていれば、何とかできるだろうと思います。ただ、そこまで違ったキャリアを使い分けること自体が一般の方から見ると相当変わっていると思われるだけですし(^^;)、たとえソフトバンク同士でも何とか連絡を取れるような方法を考える必要が出てくるでしょう。

解決策その一は、今回のトラブルでも多くの人が行なっていたWi-FiスポットからLINEなどのメッセージアプリを使うという方法です。多くの方はキャリアが設置している専用のWi-Fiスポットを無料で利用できるようになっていると思いますが、その他にはキャリアに関係なく無料で使えるWi-Fiスポットとしてコンビニの活用が考えられます。「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」や、カフェ・ファミリーレストランでは無料Wi-Fiのサービスを行なっていますので、公衆電話を探すよりもまずはコンビニなど無料Wi-Fiを提供している場所を探し、そこでWi-Fiにつないで状況を把握したり相手への連絡を試したりすることが、まずは大切になるでしょう。

そして、今回のトラブル対応におけるソフトバンクのやり方を見てしまったので、ここはもう少し大手キャリアには自社の問題でライフラインにも等しい携帯回線が使えなくなった場合のバックアップ機能を確保して欲しいと切に思います。それは単純に、大きな災害が起きた時に設置される「災害用伝言ダイヤル」の開設だけでも十分だと思います。

今回のように連絡を付けたい同士の電話会社が同じだった場合、とにかく公衆電話を見付け、自分の状況を伝言ダイヤルに吹き込んで、お互いに聞き合うようにします。待ち合わせ場所をしっかり決めないで出てきてしまったような場合は、お互いに伝言ダイヤルの存在と使い方を知っていさえすれば、少々手間になりますが音声メッセージの交換の中で新たに待ち合わせ場所を決めさえすれば、何とか会うことはできるのではないでしょうか。

そもそも、今までこのような事が考えられないで来た背景には今回のような大規模なトラブルというのがなかったということがあり、災害でもない時にかなり長い間スマホが使えないということがどのような社会的な影響を与えるのか、キャリア自体にもわからないという事はあったと思います。しかし現実に障害は起き、多くの人が困ったわけですから、社会インフラを守るためにも復旧をしている間にも連絡を付けられる何らかのオプションを用意するのは、通信業者としては当然の行為ではないかと思うわけです。

そう考えると、線さえ繋がっていればたとえ停電していたとしてもしっかりとコミュニケーションツールとして使える固定電話サービスというのは偉大ですね。私のところにあった固定電話サービスは、ほとんど使わない方の電話を「おうちのでんわ」にしましたが、ネットにまだADSLにしている関係上、まだメタル回線を残しています。もしこのメタル回線を廃止する場合には、停電だけでなくシステムのトラブルで不通になった場合の対策をきちんと取ってからでないと、廃止されるのは痛いと思えてしまいます。今後の大手キャリアがどのような対策を出してくるのか、そんな事にも期待しながら一連の報道を待ちないと思っています。


「おうちのでんわ」通信障害とその対策を考える

昨日、2018年12月6日の事ですが、ふと気付いたら固定電話の代替として使っている「おうちのでんわ」につないだ電話機が使えなくなっていることに気付きました。以前にこのページでも紹介したように、不具合がある場合は4つあるパイロットランプのうちどれかが赤く光ったり点滅したりするのですが、今回は「LTE」ランプが赤く点滅していたのを確認しました(実際には写真の赤ランプが常時点滅しています)。

こうした症状が起こった場合には、「おうちのでんわ」に差さっているACアダプターを抜き差しすることで状況が改善する場合があることを知っていたのでやってみたのですが、残念ながら何回抜き差ししても状況が改善することはありませんでした。

一応そうなると、何か回線障害が出ているのか、それとも自分の知らない状況の回復方法があるのか気になったので、ソフトバンクの「おうちのでんわ」のウェブページを見てみましたところ、トップページには何も情報はなく、サポートにこちらから連絡するしかないことがわかりました。そうしたところ、思いがけない理由で今回のトラブルの理由がわかったのです。

それは、LINE経由で何かニュースが入ると表示されるニュースで、「ソフトバンクで通信障害 原因や規模など調査中」という一行情報でした。そのニュースによると、午後から一部で通信障害が発生中とだけあったので、特に自分の住んでいるところだけなのか、全国的な規模の障害なのかはわかりません。前回ブログで書いた時には登録済みのドコモ契約の携帯電話のショートメールに報告がありましたが、当日の夕方に自分で不具合を認めた時点ではまだソフトバンクのホームページでわかりやすいところには障害の報告は載っていなかったということになります。

その日はまた、地下鉄都営浅草線でシステム不具合により地下鉄が動かなくなって代替輸送で大変だったようですが、つながって当り前というようなサービスが急に使えなくなってしまうことがいかに大きな影響を与えるかということを思い知ったかのような感じです。

ちなみに、現在の「おうちのでんわ」ではそれまでNTTの固定電話として使っていた電話番号を擬似的に利用しているのですが、その番号に掛けると「こちらはソフトバンクです。この電話は電波の届かない所におられるが、電源が入っていないため、かかりません」という普通のソフトバンク携帯用のメッセージが流れるだけになってしまうので、自宅に掛けてきた人にとってはちょっと違和感を感じさせてしまうかも知れませんので、これから自宅のイエデンを「おうちのでんわ」に変更しようと思われている方は注意が必要でしょう。

ちなみに、現在の自宅の番号には家族や親戚すら携帯電話の方に掛けてくるので、電話が鳴る場合はほとんどが過去に電話帳に載っていたことによる営業の電話がほとんどなので、今回のような不具合が起きたとしてもその分毎月の利用料金が安く、さらに無線電話であるのにファクシミリを使うことのできるサービスとして納得して使っているので後悔はありません(^^;)。でも、今回のような不具合は大手キャリア3社どこでも起こる可能性はあるのですから、そんな時でも連絡を付けたいと思われる場合は、家族割で全て一社に任せるのではなく、「おうちのでんわ」を使うなら携帯電話はドコモかauのものにするとかしてリスクの分散を図るのが得策なのではないかと思います。その際、どうしても自宅に掛かってきた電話を受ける必要がある場合はオプションの「着信転送サービス(月500円)」を申し込み、転送先の電話番号を登録した上で、必要な時に外から転送するかしないかのリモートコントロールが可能になるので、全国47都道府県それぞれにあるリモートコントロール用電話番号に利用できる携帯電話か公衆電話から電話して、転送手続きを行なえるように備える必要があるでしょう。詳しくは以下のリンク先を参照して下さい。

http://ybb.softbank.jp/support/ouchinodenwa/howtouse.php

今回のような長時間における不具合自体があってはじめて、こうした対策を考えることになるのですが、最初から「おうちのでんわ」が止まってもそのままにしておいて他の通信手段で代用するという気持ちでいるのも一つの対策だと思います。予備回線が安いMVNOであってもLINEアカウントを利用して、家族や友人と通話する方法も使えるようにしておけば、最悪ソフトバンク携帯に入れていたLINEアプリを使う場合でも、他の端末からテザリングすることによって通話での利用は可能になります。

もし今後も「おうちのでんわ」を安く使うため携帯電話もソフトバンク一本でということなら自宅やコンビニのWi-Fiを使う必要があるので、無料で使えるWi-Fiスポットを日常生活の行動範囲の中でどこで使えるのか、今回の事を契機にして確認しておくことをおすすめします。


旅に出たらさまざまな食材と名物を試してみよう

最初に自分の事を書いてしまいますが、小さい頃には給食を全て食べることができず放課後まで残されたことがあるくらい(;_;)好き嫌いがありました。教師や親からも好きなものばかり食べて嫌いなものを残す態度についてずいぶん叱られた記憶があります。現在は、さすがに著しく拒否したりこれみよがしに食べ物を残したりはしませんが、やはり好きなものと嫌いなものというのは存在します。

ただ、小さい頃に全く食べられなかったものが好物になったというケースもあります。それは実のところ、学生の時に一人で旅行に行き、男女別相部屋というシステムの「ユースホステル」を好んで利用していたことと関わりがあるのかも知れません。

今はどうかは知りませんが、当時のユースホステルは下は小中学生から大学生くらいの人が利用者の中心で、食事は宿泊者が集まってみんなでワイワイガヤガヤと食べることになります。どこのユースホステルかは忘れたのですが、食事の前に経営者のペアレントさんが食事についての注意の中の一つとして、出した食事を残すのはよろしくないので、食べる前に嫌いなものがあったら申告し、逆にそのおかずが好きな人に食べてもらうようにしてから食事を始めてくださいというシステムがありました。この方法は単に残りものを減らすだけでなく、おかずのトレードをした同士が仲良くなったりするコミュニケーションの効果もありました。

そうして初対面の宿泊者同士が打ち解けていく中で、あまりにも自分に好き嫌いがあると悟られたくもなかったので(^^;)、心では食べたくないなと思っていても顔には出さないで平気な振りをして食べていたところ、いわゆる「食わず嫌い」のものが意外に多いということを自分の中で発見することになりました。これは、ビジネスホテルに一人で泊まって夕食はジャンクフードというような旅行の食べ方をしていないで良かったと思った点です。

また、長野県や群馬県で「きのこ」とか、広島県で「かき」というような土地の名物を食べる時も、せっかく名物として出ているのだからと食べてみて、実は地元で出てくる食材はまだ輸送状況も貧弱だったことからそれほどおいしくなかったんだという事を気付かせてくれるような現地で食べるおいしさを感じたのも旅行へ行ってその土地の名物はとにかく食べてみようと思った結果だったように思います。

また、これは好き嫌いとは関係ありませんが、まだ東日本大震災前に宮城県気仙沼港を訪れた時、港の前の食堂で出ていた生さんまの刺し身定食というのは当時かなりのカルチャーショックでした。今でこそサンマのお刺身やお寿司のネタとしてのサンマというのは一般的でしたが、ものすごく脂の乗ったサンマを酢味噌でいただく美味しさを食堂のおばちゃんから教えられた時には、心底日本に生まれて良かったなと思ったものです(^^)。

それと同じようなことで、とある旅館に泊まった時に、自家栽培のキュウリを出されたのですが、実のところそれまではちょっとキュウリというものが苦手だったというのが正直あったのですが、そこのキュウリは自分が嫌うような臭みは全くなく、ただただみずみずしいという感じのキュウリでした。その後、道の駅や地方に点在する直売所巡りをするようになったのも、現地の取れたてのものの美味しさというものを旅をしている中で感じてしまったがためであると言えるのではないかと思います。

このように書いていますが、味というのは自分の記憶とともに印象付けられていて、紹介してきたように、単に食べ物だけでなく「どこで食べたか」「誰と食べたか」という風に関連付けられていると、より強い印象をその食べ物にも持つことができます。それは、なかなか味の違いがわからないとも思われる「お米」についてもあります。私がかなり前に秋田県横手市のかまくら祭りに出掛けた時、まだ秋田の農協がブランド米の「あきたこまち」を全国に売り出す前で、お祭りの一画で大規模な試食コーナーを作っていて、そこでごま塩だけが振られた俵型のおにぎりをいただいたのですが、その一口は過去に食べたお米とは明らかに違っていました。今でもあきたこまちを食すると当時のかまくら祭りを思い出します。

今では、「個食」だけで旅行中の食事をまかなえてしまえたりしますが、旅行先でもコンビニや全国チェーンのお店に入って食事を済ますということになると、旅行と食物を関連付けることは少なくともできなくなります。せめて地元にある食堂に入ってみてそのお店の「おすすめ」を聞いてみたり、また今まで聞いたこともないメニューが見付かったらそれを頼んで試してみるというのも、今後の旅について後々まで印象付けられるエピソードとして残していくためには必要なことかも知れません。


Ankerの新しい小型USB PD対応ACアダプター

AmazonでバッテリーやACアダプターを探している方にはご存知のブランドであるAnkerは、新たな技術による小型化されたACアダプターのシリーズ「Anker PowerPort Atom」を2019年冬から展開することを発表しました。このシリーズの第一弾として「Anker PowerPort Atom PD1」を販売するとのことです。汎用アダプタでしかもサイズが小さいということで、今使っているものとの買い替えをするのも良さそうなので、ここで紹介します。

この「Anker PowerPort Atom PD1」は大きさがほぼ4センチ四方で約65グラムという小ささで、USB PD対応のUSB Type-C端子を一つ搭載し最大27W(5V 3A、9V 3A、15V 1.5A、20V 1.1A)の出力が可能になっています。つまり、USB PD対応のパソコンでこの規格と同じくらいのACアダプターで動いているノートパソコンならこのアダプターが代替品として使える可能性があります。もちろん、スマホやタブレットの充電にも対応しているので、これ一つでパソコンを含む全てのモバイル機器を充電できる万能ACアダプターになる可能性を秘めているというわけです。

さらにAnkerでは、複数のポートの付いたACアダプターの販売も予定しているそうです。PD1よりは後の発売になるようですが、他に発表された製品は以下の二つです。

・Anker PowerPort Atom PD2 USB Type-Cポート2つで最大60W
・Anker PowerPort Atom PD4 USB Aポート×2(各12W) USB Type-C ×2(各38W)

今後、「Anker PowerPort Atom PD1」単体で動くノートパソコンが手に入ったら、モバイル用途にはこのACアダプターをセットで持って行き、旅行用にはAnker PowerPort Atom PD4の方を持って行けばコンセント一つでもパソコンとスマホ、タブレットの同時充電にも対応してくれそうでなかなか便利そうです。また、45WのACアダプターを使うタイプのノートパソコン用としては「Anker PowerPort Atom PD2」が代替になりそうです。

Ankerは新発売の時点では安く出し、だんだんと価格を上げて行くという傾向があるので、まずは来年早々の売り出し値を確認して安いと思ったらとりあえず確保する方向で考えているのですが、Ankerでは今後USB PD対応に力を入れていくという話もありますので、どの種類を買うのか、いつ買うのか買い時には迷うかも知れません。USB PD対応を全く持っていない場合は、もう少し待って他社の製品との比較をしてみつつ、次世代モデルを狙うのもいい場合もあるでしょう。

来年の2019年には、多くのノートパソコンの電源がUSB PD対応になることも予想されるということもあります。さらに一部アプリが動かないということもあってかまだ日本では発売されていませんが、スマホに使われているCPUであるSnapdragonを搭載したWindows 10 PCが今後出てくれば、格安でも本体にSIMスロットを持ちネットに接続した状態でも20時間以上の連続駆動時間実現できます。他のCPUと比べてディメリットも多いだけに持つ人を選ぶようなノートパソコンになるでしょう。もっとも、現状ではSnapdragon採用のディメリットも大きいので現状の欠点を何とか解消してモバイルに特化した製品が出れば電池の持ちという観点からだけでも使ってみたいと思っているのですが、そんな時にも小さなアダプターがあればという気にはなるでしょう。特に2in1のノートパソコンというのは、タブレットとしても使うことを考えればやはり問題になってくるのが電池がどのくらい持つかということになるでしょう。そのような要望を解決した新たな技術に伴った製品が出てくることで、現状から一歩も二歩も進んだ環境に今後のモバイル機器は変化するのではないかと期待しています。そんなこともあって、日常生活でも旅行でも持って行く荷物は少ないに越したことはないので、モバイル機器の充電を一台でカバーするこの種の製品の動向には注目して見ています。

今回のニュースを目にして、改めて今後に新たなノートパソコンを買うなら、いくら現行製品が安くても、USB PD対応の製品でなければ買わないようにしたいと思いつつ今後のAnkerの新製品の状況を見守っていこうと思っています。


ページャー・ポケットベルの一般サービス停止の報にふれて

一世を風靡した通信機器であるポケットベル(「ポケベル」は略称でポケットベルは商標なのでページャーと呼ばれることも)のサービスを現在まだ行なっている東京テレメッセージが、2019年9月いっぱいで停止することを発表しました。まだ基本料が高くて携帯電話を個人で持つことが難しかった時代には、毎月の利用料が安かったこともあり学生に大流行したことは過去の流行りものを紹介するテレビ番組でたまに出てきますが、さすがに今後はフードコートや病院・金融機関の待合室での呼び出しや、災害用のラジオとともに緊急情報を文字で伝えるサービスなど、主に業務用としてのみ生き残るような感じになってくるのでしょう。

サービス開始当初の利用のしかたは、サラリーマンが営業職の人に持たせて、ポケットベルが鳴ったら折返し会社に電話するというパターンで使われていたのですが、ポケットベルで数字や文字が送ることが出来るようになったことで、用途が変わってきたことも確かです。

数字しか表示できない頃には、数字の組み合わせに意味を持たせて数字だけのやり取りでコミュニケーションを取ることがブームになりましたが、当時は発信するためには公衆電話を使うしかなかったので、公衆電話に並んでベル送信のための順番待ちをする光景が普通に見られたこともありました。

さらに、数字の組み合わせでカナ文字が送れるようになったことで、今でもガラケーやスマホで日本語入力する場合の「ベル打ち」という入力方法が生まれたことも、ポケットベルという文化があったおかげだと言えます。この入力方式は2タッチ式でガラケーでの日本語入力や、あえてスマホのアプリでベル打ちを実現するとか、今に至ってもその影響が残っている点だと言えます。

この他、定型文を表示する機能を使って、簡単に仕事などの用件を伝えることもできるようになり、一部漢字での表記にも対応しました。同一エリアに天気予報などの情報を一斉送信するサービスも当時からありました。私自身もその時期にポケベルを使っていましたが、当時はもちろんまだ携帯電話が高額で、過去には保証金を別に払わないと使えない時代もありましたので、特に旅行中に自宅に電話が入った場合に連絡が付くように、仕事でなくてもポケットベルを持って行って便利に使っていました。

当時のドコモのポケットベルサービスは、日本全国のサービスではありましたが地域によって呼び出し局が変わっていたので、全国を車で移動して呼日出しエリアが変わってしまった場合センターに電話して呼び出しエリアを現在地に変える必要がありました。そうしてエリアの変更にさえ気を付ければ、かなり山の中に入ってもポケットベルの呼び出し電波を受信することができたので、留守電にメッセージが入った時に電話機に転送機能があるものを使い、ポケベルに向けて「留守電メッセージあり」という定型文を自分のポケットベルに飛ばす設定にしていました。こうして留守電に何か入ったらすぐに通知してくれるシステムがあると、何か自分に対して連絡を取りたい人がいたとして、自宅の電話に留守番メッセージを残しておいてくれればポケットベルが鳴るので、そこで外から留守電の内容を聞いて(自宅の番号に電話してそこからプッシュトーンを送信すると電話に入っている留守番電話に入っているメッセージを聞くことができます)改めて相手に電話をするという流れをつくっていました。

今では直接スマホに電話かショートメールをもらえればそれでいいのですが、携帯電話がなくポケットベルだけの環境でも留守番メッセージがいつ入ったのかわかり、当時はそこかしこに公衆電話があったのでそこから留守電を聞き、必要があれば相手に公衆電話から連絡することもできました。

さらに今ではできませんが、当時は公衆電話からの電話代を後払いにできる専用のカードを電話会社に申し込むと発行してもらうことができました。専用カードを電話機に入れて発信した通話料は自宅の電話代と同じタイミングで決済されるので、コインやテレフォンカードのように途中で残高が0になって切れてしまうことがなく大変便利でした。今ではカード式の公衆電話の使い方がわからないなんて話もあるくらい公衆電話が使われなくなってしまいましたが、当時は携帯電話がなくても「ポケットベル」と「公衆電話」の組み合わせで全国どこへいても連絡を付けることはできていました。ただ、ポケベルを鳴らしても気付かずにコールバックしてこなければ連絡は付きません。当時は携帯電話を使っている人は少なかったので、常にそうした連絡は把握することはできても、すぐに返答して対応することまでは要求されない、ある種の人々にとってはいい時代だったと思います。

ポケットベルを私が手離したきっかけは、現在のソフトバンクモバイルで当時のJ-PHONEが「スカイメール」というサービスを始めたことにあります。いわゆるキャリアメールなのですが、最初の全角64文字まで(タイトル含む)までは基本料金だけの通信料無料で受信できたので、携帯電話でメールを使えるならポケットベルのような使い方ができ、さらにエリアの切り替えも必要ありませんでした。当然その頃には携帯電話を契約するための保証金がなくなり、端末代も0円で売られることが普通で、さらに毎月の基本料金が下がってきたことで携帯電話を多くの人が持てるようになると、多くのポケットベルユーザーが私のように携帯電話のメールに移行してユーザーを減らしていったのだろうと思います。

現在の東京テレメッセージの契約者は1,500人に届かないくらいということで(^^;)、さすがにそんな人数ではサービスを続ければ続けるだけ赤字になるだろうなと思うので、人々のポケットベルに対する郷愁とは別に、業務用としての用途は残す形でそのまま成仏させてあげるというのが正しいポケットベルの見送り方なのではないでしょうか。


4K・8K時代を迎えたテレビとネット配信との関係

2018年12月からテレビ画質がさらに良くなるという4K・8Kでの放送を開始し、新たな局面を迎えたということで地上波の番組まで使って宣伝に余念がありません。ハイビジョン放送が行なわれた頃にも同じように盛り上がった記憶がありましたが、そこまでハイビジョンを見ようという気にならなかったことだけは覚えています。

当時たまたま、近くのハードオフでハイビジョン放送を見るためのデジタルコンバーターを安く購入したことで、当時のアナログ9チャンネルで放送していたハイビジョン放送を見ることができたのですが、画質については普通のブラウン管のアナログテレビで見ていることもあり良くはなく、それでもハイビジョン放送独自の放送をチューナーの追加投資のみで楽しめたのはラッキーでした。

ただ、今回新たに始まった4K・8Kについては、単なる対応テレビだけではなく、専用チューナーがなければ見られないということで、その場合には専用チューナーを外付けすることで見られるようにはなるそうですが、多くの人はまだ4Kや8Kに対応したテレビではないので、テレビ自体の買い替えが必要になり、さらに一部のチャンネルについてはアンテナ一式も対応のものに変えないと全てのチャンネルを見ることができないという情報もあります。どちらにしろ、すでにご家庭でテレビを見ている人のほとんどであろうハイビジョンにしか対応しないテレビを見ている人にとっては、よほど見たいということがなければなかなか買い替えしないという方がほとんどだろうと思います。

テレビや新聞の番組紹介などで「記念番組」という名前の付いている番組というのは、高解像産を生かした自然や世界遺産を見せ、技術的な進歩を見せる目的のものが多いかと思いますが、それは単に4K・8Kの技術を見せているだけで、画質はともかくとして番組としては今のBSで放送されている番組内容とそれほど変わりはないでしょう。

現在のBSのチャンネルでも、通販番組と環境番組が多すぎという批判があるのに、さらにチャンネルを増やしてどうするのか? という疑問が出てくるわけですが、そうした疑問とともに考えるのは、今の地上波やBSも含めてテレビのコンテンツが先細りになってはいないだろうかというところが根本的に問われているという見方については多くの方が賛同してくれるのではないでしょうか。

そうした流れとは反対に、ネットによる動画配信の勢いにはすごいものがあります。昨日ユーチューバーについて書いたばかりですが、厳しい競争を勝ち抜いて人気ユーチューバーになった方々の動画というのは多くの人たちの支持を受け、かなりの回数見られています。動画の品質という点では、別に4Kや8Kでなく、今のLTEのスピードでも見られるいわゆる「最低画質」のものでも内容さえ面白ければいいというところもあります。

私自身の事を言うと、今外での動画視聴用に使っているUQモバイルのプランは500kbpsで安定して接続できるため、各種動画配信サービスの最低画質でなら途中で止まらずに見ることができるので、そんな画質でも十分満足しています。

さらに、ここ数日はサッカーJリーグの試合において、地元のチームの一つであるジュビロ磐田がロスタイムのオウンゴールによる失点によって来週のJ1残留のためのプレーオフに回ることになりました。翌日のJ2の2チームによるプレーオフ進出決定戦においても、ロスタイムの最後の最後に前線に上がったキーパーの気迫のアシストによる決勝ゴールを東京ベルディが決め、ジュビロ磐田とのプレーオフに進出しました。この2試合はテレビでは見ることができず、ネット配信のDAZNで見ていたのですが、やはりリアルタイムに試合を見られる方法があるのなら、それが必ずしもテレビ放送でなくてもいいというのが正直なところです。

もっとも最近のインターネットの問題として、早さでは一番の光インターネットにおいてすら、ネット動画の垂れ流し状態にしているユーザーが増えていくとともに、トラフィックの集中による速度低下の問題が起き、このままでは光回線でも容量制限が起こるのではないかという話があります。その点は別の問題として考えることは多いものの、回線を少し遅くして安い無制限の回線があればそういうものでもいいと思える、そこまで高画質にこだわらなければいい層も存在するでしょう。その点においても、4K・8K画質がそこまで必要なのか? という事にもなってきます。

このブログは基本旅行のブログなので、テレビで世界遺産や素晴らしい景色をテレビ画面を通して見るよりも、実際に現地まで出掛けてその光景を心に焼き付ける方がいいのではないかと思っています。でもどうしてもスポーツの結果が気になる場合、日本国内からならどこでもネットに繋がって、そこから生配信された試合の様子を見ることができるという事で、山の中で見られなくなってしまうことが少なくないワンセグテレビよりも旅先で見る機会は増えています。

今後、現在のハイビジョンのように4Kや8Kが当り前になる中で、高画質撮影を先に行なっておいて番組資産を残していくとするなら、もっとテレビを買い替えてでも見たいと思わせるような魅力的な番組を作って放送していただきたいものです。


大型サービスエリアはどんな利用のされ方をしているか

NHK総合テレビで毎週放送されている「ドキュメント72時間」という番組があります。ある場所にカメラクルーが常駐し、取材開始から72時間の中で起こったドキュメントを放送するというもので、2018年11月30日の放送は名神高速の草津パーキングエリアでの取材でした。大阪~名古屋~東京へと続く西日本最大のパーキングエリアで、当然のごとく24時間営業です。一体どんな人たちに取材したのかと気になって先日録画したものを見てみました。

このパーキングエリアは観光バスや夜行バスの休憩スポットにもなっており、自家用車を運転してこなくても利用ができるので、単身赴任の地から家族の待つ家に帰るのに新幹線を使わずに夜行バスに振り替えることでその差額で家族にお土産を買って帰るんだという男性がいて、その方は関西全域のお土産を入手できる大きなパーキングエリアであるため、かなり時間を掛けてお土産を選んでいたのを取材されていました。

私も東京から夜行バスで静岡まで帰る時に、そういったサービスエリアの使い方というものをすることがあります。東京~静岡路線の場合は足柄サービスエリアで休憩になるので、おみやげの購入とともに、中日本高速道路株式会社の直営するうどんや「足柄麺宿」でぶっかけうどんを食べるのが定番になっています(^^;)。元々は同じ東名高速道路の中井パーキングエリアで営業する「中井麺宿」を立ち上げる際に社員を四国まで修行に行かせて、四国の腰のあるうどんを提供するお店の姉妹店としてできたお店だと把握していますが、うどん好きということもあって、車で通る時だけでなく高速バスの休憩の時間を利用して深夜のうどんをいただくのが定番になってしまいました。

番組で紹介された草津には京都まで車で観光に行く際には通るのですが、高速道路を降りる大津のインターがサービスエリアを併設しているので、どちらかというと草津は素通りすることの方が多いのですが、今回取材を受けていた方を見て思い出したことがありました。

というのも、大津在住の友人宅に電車利用で泊まりに行った時、朝ごはんの用意がなく、近くにはそれほどおすすめの場所がないということで友人の車で連れて行かれたのがどこあろう草津のパーキングエリアだったのです。このパーキングエリアには一般道から入場できる入口と駐車場があり、さらに早朝から走るドライバーのための朝食メニューが安くて量も多く、確かその時には豚汁の定食を食べたと思いましたが、ある意味朝食らしい朝食をいただくことができました。

その時の私と同じような利用方法をしている人が番組に出てきまして、その方は深夜3時過ぎにかなりのハイテンションで現われたところを取材されていました。その方は近くにあるスナックのママさんとその常連さんの一団でしたが、全員お酒を飲んでいたら当然車を運転できませんので、お店終わりを待っていつも集まるメンバーの中に代行運転のドライバーを入れて(時間からして恐らく代行運転の営業が終わった頃だろうと思われます)、その人に運転させることでお店終わりに軽食をいただきながらまったりしているという、取材クルーからしたらちょっと変わったサービスエリアの使い方をしていると思われたようでした。

実のところ、このブログでもちょくちょく紹介していますが、一般道から高速道路のサービスエリア・パーキングエリアを利用するというのは結構ニーズがあって高速道路会社の売上に貢献しているところがあるということです。例えば、私の地元である東海道沿線には東名高速と新東名が並行して走っているのですが、特に新東名の沿線というのは山の中を走っていて、大きな国道も通っていないので、周辺で遅い夕食を食べたいと思った場合、地元にある食堂などが軒並み閉まっていると、かなり車を走らせて市の中心部に出なければならないというのが新東名ができるまでのことでした。一般道からのサービスエリアの利用というのは週末の日中にはかなり駐車場から車が入ってきますが、夜間から深夜にかけてならそこまでの利用者はいないと思います。加えて一部の飲食スポットやサービスエリア内のコンビニは24時間利用できますので、もし街の中で24時間営業しているお店に行くより高速道路のサービスエリアの方が近くにあるのだったら、無難に食事をしたいと思った場合にはサービスエリアに一般道から入る方が便利だということになります。

番組では、その他のサービスとして草津パーキングエリアで設置されているコインシャワーを利用するトラックの運転手の方にも取材していましたが、お風呂でなくコインシャワーであるということがパーキングエリアらしく、時間が限られた中で汗を流すのに利便性という点では十分です。地方を車で走りながら車中泊の旅を続ける場合、常に利用できるお風呂がない場合には事前にサービスエリアの施設内容を調べた上でコインシャワーのあるところを利用できれば、リフレッシュもできますし、そこそこ長い距離を連続して走ることができるようにもなるので、積極的な利用もありだと思います。

最後に、番組ではこのパーキングエリアからヒッチハイクを試みる若年層の方々にも取材していましたが、単なる交通費の節約でヒッチハイクをするのではなく、ネットに自分がヒッチハイクをしている姿を同時中継しながら登録ユーザーに見てもらうためにヒッチハイクをしているような感じのユーチューバーの人もいて、時代も変わったものだとしみじみ思いました。そのユーチューバーの方はまさかの同じユーチューバーの集団と知り合い、その車に乗せてもらえましたが、番組でハンドルネームとは言え身分とだいたいの経歴を晒してしまったというのは、今後ネットでの同時中継を中心に活動するというのは、どんな人が見ているかわかりませんし、放送後の活動を考えてもかなりリスクの伴う行為だと私は思います。そこまで頑張ってどのくらいの収入があるのだろうと思いつつ、せめてその体験が彼の後の人生に何らかの役に立つように願うしかありません。