デジタル中心の世界に変わってもあると便利なアナログ情報を表示するものたち

昨日は、ようやく夜に晴れて自宅ベランダからでも星の姿が確認できたのですが、ちょっと時間が経ったらもう雲に覆われてしまい、せっかく購入した望遠鏡や双眼鏡の出番はないままです。これから梅雨に入るということになるとまだまだ観望に適した季節ではないということで、それまでに色々な天体観測用の小物を入手することにしました。

以前のブログでも書きましたが、購入した望遠鏡を載せる架台はスマホと連携させて自分の見たい星まで自動的に動いてくれるものなのですが、その精度を上げるには、主要な星の名前と現在の位置をしっかり把握することが必要になります。また、見たい天体が星雲・星団の場合、その名前とどんなものなのかというくらいの知識がないと、そもそも見たい天体にたどり着くことはできないので、全くの初心者の場合にはそれらを頭に叩き込むか、何らかの工夫が必要になります。

今までは、スマホのアプリを使うことで、スマホを夜空に向けると実際に見える星をスマホの画面で確認しながら実際の星と照らし合わせることができて便利だったのですが、今回スマホは望遠鏡の遠隔操作に使ったり、望遠鏡に取り付けて写真を撮ったりするのに使おうと思っているため、ちょっとした星の位置関係を確認するためにはもう一台スマホを増やすか? ということにもなるのですが、さすがにそれだけ多いと電池の管理も大変になります。

そこで、観望の下準備として望遠鏡や双眼鏡を購入した時に付いたポイントを使って、アナログ的に現在の星空を確認したり、細かな星雲・星団の位置がわかるものを注文しました。といっても、学校の授業で使ったことがあるという方も多いと思いますが、円盤型の「星座早見盤」をまずはゲットしました。日付と時間をセットすると、その日の星空でどんな星座や星が見えるかを表示してくれ、スマホアプリのように切り替えの必要もありません。この辺はアナログならではのメリットを感じます。

また、写真と合わせて全天の中でどこにどんな星雲・星団があるかを解説している本があり、以前持っていたのですが引っこしのゴタゴタでどこかへ行ってしまったので、古本を安く発注することにしました。

こうしたものは「余分なものを持たない」という考えからするとちょっと違うような感じがしますが、今回の私の場合はスマホは当り前のように使っているものの、一つの事に使うと違う使い方は難しいということがあります。単に今の星の状況を表示するためだけにスマホを使うのは勿体なく、星の見えない昼間にはバッテリーを必要とせずに情報を頭の中に叩き込むように吸収できるというのがアナログメディアの良いところだろうと思います。本だけではわからない事が出てきたら、改めてスマホで調べれば良いでしょう。

こうしたことは、今回の例だけにとどまらず、色々なケースがあるだろうと思います。あくまで必要に応じてだとは思いますが、スマホだけではスムーズに物事が進まないような事があった場合には、あえてアナログ的な物を一緒に使ってみるということも悪くはないのではないかと今回の事で色々と考えることになりました。

旅に関することで言うと、車の旅であっても広い範囲の地図が高速道路のサービスエリアでもらえる場合にはそれをもらうようにしています。その地図は車を運転中に使うのではなく、休憩時に広げて自分のいる場所から近くにどんな場所があり、そこへ行くまでにはどんなものがあるのかを知るのに役立ちます。計画的に旅するのではなく現地の情報を利用して行く先を決める時などは、地図と一緒に置かれている紙の観光パンフレットも役に立ちます。今後も、デジタルとアナログをうまく誘導させながらスムーズに色々なことを楽しめるようにできればと思っています。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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