月別アーカイブ: 2021年6月

BE-PAL2021年7月号付録の「ブービーバード焚き火台SOLO」を固型・アルコール燃料で使うには

アウトドア雑誌のBE-PALは、今や本文だけでなく毎月の付録を楽しみにするものになってしまったように思います。定価は税込1,100円ですが、それ以上の価格を見出すことができる付録が付くと、一気に本屋さんから消えてしまうので、今回のソロ焚き火台を欲しい方は早めに確保した方がいいと思います。

この付録はCHUMSとBE-PALがコラボをして実現したもので、ステンレスを合わせて組み上げるソロ焚き火台になっています。その大きさはかなり小さいので、松ぼっくりや小枝を燃やして楽しむもので、当然ながらファミリーキャンプには向きませんが(^^;)、このサイズは絶妙で、レギュラーサイズのメスティンの中にバラして入れることができるサイズになっています。

組み上げた状態でレギュラーのメスティンは付属のゴトクを使わなくても乗ります。さらに、底の板は二段階で高さが変えられるので、この焚き火台を焚き火だけで使うのはもったいないような気がしてきます。はっきり言うと固型燃料やアルコール燃料を使うアルコールストーブ用のゴトクとして使えるのではないかと思ったのです。

ちなみに、焚き火台付属の十字ゴトクを使うと、写真のようにシェラカップを直接温めたり、シングルカップで飲んでいた飲み物を再度温め直すような場合にも結構使えそうなんですよね。小枝を燃やしながら必要な時にカップを乗せてもいいのですが、固型燃料やアルコールストーブの場合点火が簡単ですし、燃えカスの片付けも必要ありません。ただ、ちゃんとした風防を用意しないと、風の強い日には全く使えなくなります。

そこで、ふと思い出したように引っ張り出してきたのが、長く使っていなかったユニフレームの「ウィンドスクリーンS」でした。ちょっと重めなステンレスで、板は3枚しかないのですが、これが今回手に入れた焚き火台にジャストフィットするのですね。これで三方向からの風には大丈夫で、正面に座っていればそちらからの風の影響は少なくて済みます。

また、十字ゴトクを付けた状態でも十分に風防としての効果を発揮するような形でセッティングできます。ウィンドスクリーンSはそれまでも小さく折り畳めてメスティンの中に入れて持ち運びできることが売りだったのですが、ソロ焚き火台をばらした状態でこのウィンドスクリーンと大きさが揃うので、焚き火台とウィンドスクリーンが一緒にした状態でメスティンに入れて持ち出すことができて便利です。

すでにポケットストーブを使ってはいますが、こちらの方は熱源から鍋までの距離が多少離れていて、さらにその距離も若干調整できますので、使う火器にもよりますが、より効率的に火をあてることができます。そして、やはり仕舞いのコンパクトさというのは魅力です。今回の試行で、風防まで含めてメスティンに収納可能であることがわかったので、メスティンの中にカトラリーや燃料、ライターなどを入れれば、最低限の湯沸かしや炊飯をどこでもできるセットをメスティンの中に全て収納可能にすることもできるでしょう。

ともあれ、ソロキャンプのお供から、災害時の持ち出しセットの中に入れていつでも使えるようにするような使い方もできそうな、この焚き火台は組み上げただけではありますが、結構使えそうです。興味のある方は、書店に在庫があるうちにゲットされることをおすすめします。ネットでも購入できるかも知れませんが、付録の焚き火台が付属しない出品だったり、電子書籍のため付録は付かないというものを買ってしまわないように気を付けて下さい。


オリンピックは全ての競技を日本国内なら無料で見られるの?

東京オリンピックの話題は毎日テレビや新聞などで報じられていますが、私の知り合いの中にもまだ観戦チケットを持っている方もいて、どのようになるのかという事に注目しています。

普通に考えれば大会は開催するとしても観客を入れての競技はできないのではないか? と思うのですが、まだそこまで突っ込んだ発言は組織委員会からは出てきていません。大会に参加する場合にはワクチン接種が条件であることは間違いないので、観る方もワクチンを2回接種できなければだめのように思えるのですが、現在の日本国内では全ての人が平等にワクチン接種ができず、私の住む静岡市ではネット予約サイトが機能せず、ネット予約の再開は6月14日まで待たなければならないということがアナウンスされています。現状では75才~84才の方に接種券が届けられている状況なので、そこで滞っているということは果たして私が打てるのはいつになるのかと気が遠くなります。

可能性としては、職場での接種が可能になることではありますが、こちらも大企業から始まって中小企業や個人事業主は蚊帳の外にされる可能性もあり、そういう人がチケットを持っていたとしても、もしワクチン接種が観戦の条件になったとしたら、チケットを見せることで優先的にワクチンを打てるような流れを作らないと、後々まで遺恨を残すような気がしてなりません。

もしそうしたきめ細やかな対応ができず、全ての競技を無観客で行なうことになった場合、今度は別の問題が起こるでしょう。海外選手の場合、肉親の同伴についても自粛の傾向にあるそうですが、国内のオリンピック出場選手の家族や親戚の方は何とかして身内の晴れ姿を脳裏に焼き付けたいと思ってチケットを入手した方もいるのではないでしょうか。そうした方まで無観客という流れの中ではじくということになると、いかにしてオリンピックを日本国民に見せるのか? という事が問題になってくるのではないでしょうか。

これはオリンピックとはちょっと違いますが、先日行なわれたゴルフの全米女子オープンはCSのゴルフ専門チャンネル(有料)での中継はあったものの、地上波はおろかBSでもテレビ中継はなく、プレー中でも多くの人は朝のワイドショーが報じた経過報告のみで手に汗を握って応援した方もいるでしょう。放映権は契約なので見たいから見せろというわけには簡単には行かないことはわかっていても、このような事が東京オリンピックで起こったら、国内が盛り上がるどころか不満だけが蔓延するようになってしまうのではないでしょうか。

恐らく国内の地上波やBSでは日本選手が出場する有力種目や注目種目を中心に中継を行なうと思いますが、全ての種目が見られるようにテレビのサブチャンネルやネット配信サイトを手配してくれているのか、それによっては主もスポーツでは大切な同時性が失なわれ、いわゆるマイナー競技で日本選手が活躍しても、国内で行なわれているのにその様子を見たい人が見られないような事が起こるかも知れません。競技によっては、今回の全米女子オープンゴルフのような、中継画像のないままやきもきしているテレビスタジオだけが映るだけの中継になりはしないか心配ですね。

せっかく多くの人がahamo、povo、LINEMOといった通信制限されてもスマホでなら十分ライブ映像が見られるクオリティのプランに変更したのに、その意味もなくなりかねない状況も考えられるというは本当に何とかして欲しいものです。そのためにはスマホ・タブレット・パソコンを利用してネット経由の中継を充実させ、オリンピックのタイムスケジュールをスマホ内で管理して、見たい競技が始まる前には(競技名や見たい選手名でリクエストするなどして)、アプリに通知が来て見逃さないような仕組みを少なくとも作らないと、チケットを取ったものの入場できない人は納得しないのではないでしょうか。

本来は、どうしても開催にこぎつけるならより具体的な放送スケジュールをまとめ、在宅の人たちがどうやって競技を見るかということについてアナウンスするのが筋だと思います。私自身は、状況によっては中止も止むなしだとは思っていますが、中止すら考えないで進んでいくというなら、まずは地上波・BS・ネット中継の詳しい内容をまずは出して欲しいですし、特にテレビはそういうことも報道して欲しいものですが。


安心して使い続けられる仕様となったUQモバイルの「くりこしプラン」

先日、auのスマホを使っている友人から回線乗り換え相談を受け、au回線を使っているなら(その友人はまだ今使っているスマホの支払いが残っていたこともわかっていたので)、同じau回線を使っているUQモバイルの「くりこしプラン」しかないだろうと思っておすすめしたのですが、何とか契約の更新月に乗り換えることができたようです。

その際、店員からはより月々の負担が少ない「くりこしプランS」を勧められたそうなのですが、こちらからかなり強く「くりこしプランM」の方を推していたこともあり、Mの方をそのまま契約したそうで、今後スマホの使い勝手についてこちらにさらなる相談が来ることはないだろうとほっとしています。

ちなみに、毎月の料金でいうと「くりこしプランS」が税込1,628円と安いですが、税込2,728円で契約できる「くりこしプランM」と比べると、意識することなくスムーズにスマホを使えるという意味では差額の千円以上の価値があると思うからです。

高速データ量はどちらでも翌月まで繰越ができて、Sは3GBでMは15GBと3倍の違いがありますが、この差よりも大きいと思うのが、高速クーポンを使い切ったり、アプリで切り替えた場合の「低速」の差です。Mの方は最大1Mbpsとは言うものの、使い始めにはそれ以上のスピードが出て、この種のサービスでは現状最高のクオリティを誇り、スマホで使う分については動画視聴を含み、ずっと低速で使っていても不自由することはないくらいだと個人的には感じます。では、高速クーポンはどうすればいいかというと、大きなファイルやアプリのダウンロート時間を短縮するために使ったり、パソコンなどにデザリングをして使う時くらいでないと、スマホではその差は実感できないのではないかと思うくらい、UQモバイルのくりこしプランMは低速のままでも使えます。しかも低速時なら制限なく使える状況なので、あらゆる利用についてセーブする必要がないというのも、あまりスマホの事をよく知らない人にとっては都合のよい形で仕上がっているように思うのです(あくまで個人的な意見であることをお断りします)。

かと言って「くりこしプランS」が全く使えないプランかというとそういうことではありません。高速クーポンを使い切ったりアプリで切り替えた場合の低速の上限は最大300kbpsと、大手キャリアの128kbpsや他のMVNOの200kbsよりも早い「中速」で無制限に使えるので、例えばカーナビ・マップ・音楽ストリーミング・ネットラジオ・レートの低い動画視聴でも十分実用になります。ただ、Mで使える最大1Mbpsとの差をわからないで同じように使っていると、一部の動画サイト・重めのサイトやアプリがスムーズに動かない場合があり、そこでストレスが生まれたり、スマホが壊れたのでは? と使い慣れていないと誤解することがあるかも知れません。

この辺は「くりこしプランM」を普通車とすると、「くりこしプランS」は軽自動車で、常にどんな場合でも快適な走行(通信)を目指す場合には普通車レベルの「くりこしプランM」、山道や長距離などパワー不足は明らかながらも、できない事をわかって乗りこなすなら軽自動車タイプの「くりこしプランS」という風に考えればいいと思います。私が最近になってくりこしプランSにしたのは、全てを一回線でやるよりも、回線を増やしてスマホとタブレットでやる事を分けるには、スマホについては低速300kbpsでできる分だけに限定して使い、動画視聴などはタブレットでやろうという使い分けを選択したからで、今も一回線だけ使うなら「くりこしプランM」がおすすめであることには変わりはありません。

ただ、それほどスマホを使っての通信に興味がなかったり、ガラホの中に入れて通話中心に使いたいと思うなら、無料通話70分が付いて税込1,390円で使える日本通信の「合理的みんなのプラン」がバランが良い上で安く、こちらも検討する余地があります。もしスマホでのデータ通信に目覚めて月6GBではデータ量が足りなくなったらUQモバイルの方に移るという選択も可能です。

そんなUQモバイルでは新たな発表があり、2021年夏に今のくりこしプランと同じ価格で5G回線用のプランを提供することが決まったようです。これを伝えたニュースサイトでは、現在の4Gプランをどうするかは検討中であるというような事も書いてありましたが、どちらにしても近い将来には回線は5Gに置き換わって行くことから、4Gが値下げになることも考えにくいですし、今のままの価格で5Gのサービスを続けてくれるということが明らかになったことで、現在UQモバイルのくりこしプランに加入した方々も安心してUQを使い続けられるのではないかと思います。

個人的にはまだ5Gのメリットを受けられるのは先の話になりますが、5Gが当り前になるとより高速でつながるため、高速クーポンを使い切ってしまうスピードが早くなってしまうので、今のプランにプラスアルファした5Gユーザーにはより使いやすい新プランの登場も各社で考えておかなければいけないような気もします。個人的には今の価格のままで、くりこしプランSの低速が最大1Mbpsになり、MやLプランではさらに低速のスピードが上がる(3Mbpsくらい?)になってくれすと嬉しいですね。この点については、現在契約をしだしたmineoが低速500kbpsでオプションプランを提供し始めた時、これで1Mbpsだったらいいのにと思っていたら現状では制限はあっても最大1.5Mbpsでの新たなサービスを始めたという前例もあるので、UQモバイルにもさらなるユーザーの期待する使い勝手を実現するサービスをお願いしたいと思います。


アルポットの中のバーナーを自作系携帯灰皿流用のものに替えることのメリット

先日、釣り人のお供としてロングセラーを誇る「アルポット」のアルコールバーナーをネットで購入したポケットストーブの中に入れて持ち運ぶことのできる小型アルコールストーブに入れ替えて使う事について紹介しました。

今回は、その交換した小型アルコールストーブのうちでアルコールが最大40ml入り、今の時期なら火が35分くらい持続する燃費の良さが売りの「アルコールストーブ 【TYPE: H】」をセットして一合の炊飯を試してみました。前回紹介した時の写真の使い回しになりますが、シリコンのシートを敷いた上に小皿を乗せ、その上に写真のようにこのアルコールストーブをセットすると安定してセットすることができます。

このアルコールストーブではアルポットに付属のバーナーとは違い、アルコールの量によって火が持続する大体の時間がわかるため、必要な分のアルコールを注入して火を付けたら、後はそのまま放ったらかしておけば自動的にご飯が炊ける「自動炊飯」を行なうことが可能です。一合炊きの場合のアルコール量は20mlが目安で、二合の場合は30mlで自動炊飯ができます。今回は一合を炊くことにして、20mlのアルコールを注入して火を付け、フタをした上で上に重しを乗せて火が消えるまで放置し、その後十五分くらい蒸らしました。といっても大体30分くらい危険がない事を確認しながら放置していただけです。

フタを取ると、このようにいい感じにご飯が炊けています。中が沸騰してくるとかなり湯気が上がり、水が漏れてきたのですが、フタは中にかぶさるようになっているので鍋の外への吹きこぼれまでには至らず、フタの取っ手のついた方まで水が溢れてきて少し汚れましたが、アルコールストーブの特性として燃料が少なくなってくれば火も弱まってくるので、一合であれば全く何をしなくても周りを汚すような事にはなりませんでした。

小さなしゃもじでご飯をよそったら、底の方が若干焦げていました。家のベランダで炊飯する分にはキッチンで後片付けできるので問題ありませんが、今後外で炊飯をすることを考えると、このようなこびりつきは避けたいところです。対策としては、ご飯に水を吸わせて火を付ける前にマドラーのようなもので中味をかき回し、火にかけて沸騰したくらいでセオリーを無視してあえてフタを取り(アルポットの取扱い説明書では沸騰後にフタを取るようにとあります)、さらに中味をかき回すことでこびり付きが抑えられるのではないかと思っています。

どちらにしても、一合で20ml、二合で30mlのアルコールを注入するだけで自動炊飯が可能で、鍋にはお米の量と水の量の目安となる目盛り(一合二合とも)があり、さらに暴風の中でも調理可能ということで、下のバーナーを交換しただけですが、これだけで私のアルポットは、かなり効率的に湯沸かしに炊飯に鍋料理に使えるように進化したのではないかと思っています。

「アルコールストーブ 【TYPE: H】」は見ためは100円ショップでの販売がある携帯灰皿を加工したものですが、数年で交換が必要なガラスの芯ではなく、燃焼温度では痩せることは考えにくいセラミックフェルトが入っているので、大事に使えば相当長く使い続けられる物に仕上がっているように思います。これで、アルポットの欠点である「バーナーのメンテナンスの悪さ」も払拭され、燃費も良く、さらに単体でもミニストーブなど別のゴトクに流用できるので、今後の可能性はかなり広がります。アルポット単体でも、複数このアルコールストーブを用意して、火が消える時間になったら底を外して交換することで、長時間の煮込み料理も少ないアルコール燃料でできるようになります。

自分的にもここまでアルポットが便利に使えるようになるとは思いませんでした。交換したアルコールストーブはセラミックフェルトにアルコールを染み込ませる構造になっているので、倒してもアルコール燃料を周辺に撒き散らすようなことも考えにくいので、きちんとセットして本体の転倒に気を付ければ、使用時の安全性についてもそれなりに保っているのではないかと思います。

火を使った調理というのはどうしても危険を伴いますが、良いこともあります。電気を使って車内で炊飯器を使うことを考えると、いったんポータブル電源の電気を使ってしまったら、再充電には結構時間がかかり、もし電源が途中で切れてしまったら簡単に電気を持ってくることも野外ではできないので、コンセントがない所での利用には厳しいものがあります。アルコール燃料の場合はごく少量でも簡単に燃え、一合から二合のご飯を簡単に炊くことができるエネルギーの源であるわけですから、状況に応じてこのメリットを生かし、将来の車中泊旅に役立てたいですね。


日本通信の「合理的みんなのプラン」は通話とデータの両方で満足行くプラン

ドコモのahamoの契約者数がすごいという話を聞いていますが、その点について、これは個人的な見方にはなるかと思いますが、色々な会社のahamo対抗の別プランの内容を見ていると、必ずしもahamoが一番選ばれるべきプランではないのではないかと思います。ここで何回も紹介しているUQモバイルのくりこしプランMもそうですが、現在新型コロナワクチンをネット上からスマホを使って予約するためには、できれば通信量だけではなく通話についても毎月安心して定額で使え、しかも安いプランの方がシニア層には合っているのではないかと思います。

そんな中、日本通信が過去の革新的なプランと比較してもかなりディスカウントされた「合理的みんなのプラン」を出してきました。このプランはドコモ回線を使った、専用アプリの必要ない無料通話が70分/月だけ付いていて、超過した場合は30秒11円と通話料をドコモ本家の半額で提供しています。今までは同じ無料通話にデータ通信月3GBで、オンライン健康管理「FiNC Plus」の月額料が含まれる「Wスマートプラン」が月額税込1,738円で、これでも十分安かったのですが、今回の「合理的みんなのプラン」はデータ利用量が6GB/月と増えても月額税込1,390円とダントツの安さを誇ります。

ちなみに、私が現在契約している「合理的かけほプラン」(月額税込2,728円で通話無制限データ通信3GB)とのプラン変更が可能で、もう一つあるahamo対抗プランの「合理的20GBプラン」(月額税込2,178円で無料通話70分/月 データ20GB)の3つのプランについて、相互変更は手数料を掛けずに可能になっています。

私は現在、「合理的かけほプラン」のSIMはガラホに入れてほぼ通話専用にしているのですが、通話についてUQモバイルのSIMを入れたスマホの方にも、アプリ「Rakuten link」を入れているので、例えば企業や役所などへの問い合わせをする場合にはRakuten linkからにすることも可能です。こうした「電話番号を知っている人に対してはメイン番号から掛ける」「電話番号の通知はしなくても良い電話はRakuten linkを使って掛ける」二重体制にすれば、恐らくメイン番号からの通話も月70分以内で十分収まるのではないかと思い、「合理的みんなのプラン」にプラン変更を行なってしまいました(^^;)。

ただこれは通話だけの目的で変えたのではなく、その前にmineo回線を増やしたり、UQモバイルのプランを変更したりと、こまごまとした変更を行なっている事もあり、今回のプラン変更をすることによってそれほど使い勝手を変えることなく月々の料金を安くできるのではと思ったからです。参考までに、少し前までの私の契約内容と、最新のものとの比較を月々の支払い金額とともに紹介させていただきます。ちなみに、以下の内容にはユニバーサルサービス料は入れていません。(※は変えたプラン)

【変更前】3回線合計8,734円
・日本通信「合理的かけほプラン」通話無制限 データ容量月3GB 月額税込2,728円
・UQモバイル「くりこしプランM」データ容量月15GB 月額税込2,728円
・楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」通話・通信量無制限 月額税込3,278円

【変更後】4回線合計7,521円
・日本通信「合理的みんなのプラン」通話70分/月 データ容量月6GB 月額税込1,390円※
・UQモバイル「くりこしプランS」データ容量月3GB 月額税込1,628円※
・mineo「データ1GB+バケット放題plus」データ容量1GB 月額税込1,275円※
・楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」通話・通信量無制限 月額税込3,278円

回線を一つ増やしても、2つの回線でプラン変更を行なって千円以上月額は安くなりました。利用可能な高速データ通信量は18GBから10GBに減りましたが、変更前のUQモバイル「くりこしプランM」は主に低速最大1Mbpsで使うことがほとんどで高速通信分を余らせてしまっていたので、変更後の方が効率的に高速通信を使えなくてもそれほど響かない感じにうまくまとまっているのではないかと思います。

実は上の内容とは別に親用に契約し、ちゃっかりオンライン健康管理「FiNC Plus」の有料プランを自分用に使っている日本通信の「Wスマートプラン」を別に契約しているのですが、健康管理はしばらく続けていくつもりなので、この分の負担を加えても、固定・モバイル通信込みで1万円を切る金額で収まるというのは感動的ですらあります。

この中でやはり「日本通信」「UQモバイル」のプランは月ごとにプラン変更が可能なので、今後状況に応じて他のプランに一時的に変えるかも知れませんが、通話については友人や職場での連絡に音声通話を使うにしても、月70分以上は通話をしないと思いますし、イレギュラーなワクチン接種の問い合わせなど、電話番号通知で相手に知らせる必要がない場合には楽天モバイルアプリ経由で掛けることで、無料通話を必要以上に減らすこともなく使えるのではないかと思っています。

データ通信についても、いざとなれば楽天モバイル回線を持って行くことも可能で、さらに新たに契約したmineoの「パケット放題plus」は相当使えると思っているので、昼以外はメインに使い、UQモバイルSIMの入っているスマホでは高速と低速(最大300kbpsで無制限で使えるのでそれなりに便利です)を使い分け、パソコンやタブレット(mineoのお昼通信対策)での使用はガラホに入れた「合理的みんなのプラン」の月6GBをテザリング利用で使い切るようにすればいいわけです。ちなみに6GBを使い切ってしまっても、ガラホでのネットは最大128kbpsくらいに制限されても十分でしょう。

先日、総務省が大手キャリアの「通話料」について値下げを求めたというニュースがありましたが、今回の「合理的みんなのプラン」はその値下げを先取りしたかのようなプランなので、今後比べる場合は日本通信のプランと比べるのがいいと思います。テザリング可能なガラケー型のガラホを持っている方は、必ずしも通話のみだけではなくデータ通信にも使えるプランですし、スマホでも先日紹介したGalaxy A21に入れるSIMとしてトータルの通信費を下げられる組み合わせとして、大いにおすすめしたいと思います。


mineoのDプランSIM「パケット放題 Plus」で動画はどのくらい制限なく見られるか

今回、mineoの回線を契約するにあたり、すでに音声通話用には別の契約を持っているということから、あえてデータ通信専用・SMSオプション無しのDプラン(ドコモ回線)を選びました。mineoのデータ通信契約の場合、本人確認書類等のアップロードは必要なく、SIMカードも手渡しでなくポストに直接投函される形で届きました。データ通信専用SIMにも電話番号はあるものの、かけてもかからない電話番号であり、SMSもできないということで、こうした簡単な手続きでも契約できるのでしょう。

来たSIMは過去に使っていた7インチタブレットに入れて運用を開始しました。これは主に動画コンテンツをタブレットを使って外でも普通に見られるようにしようと考えてのことです。動画といっても色々種類があり、過去のmineoの「パケット放題」の最大500kbpsではYoutubeやAbema TV、NHK+は見られても、TVerや自宅のテレビサーバーを使った外からのテレビ視聴については満足に見ることはかないませんでした。

今回mineoがスタートさせた「パケット放題 Plus」について、SIMが到着してすぐの午後2時頃と、夜のゴールデンタイムも一段落した午後9時頃の二回、インターネットのスピードテストを行なったのですが、下りについてはしっかりと1.5Mbps出ていて、早速期待できる数字が出ました。

個人的に利用パターンとして考えているのが、車で移動中の利用があります。カーナビだけでなく、音楽ストリーミングやネットラジオ、動画までどこまで外でできるものかという中で、音だけのサービスはもちろん、動画関連でもスムーズに再生ができたことで、平日のお昼は除き、車内での利用はmineoのSIMで行なおうかと半は本気で考えております。

そうなると気になるのが「3日で10GBをオーバーした場合」にかかる速度制限(最大200kbps)です。そこで、ここでは私が良く使うアプリ別に速度制限を食らわないように、目安となるデータ消費量について探っていきたいと思います。

まず、テレビ番組の見逃し配信および、地域ではネットしていない地方局(関東・関西ローカルも含む)の番組を期間限定でいつでも見ることのできる「TVer」について調べてみました。

TVerの画質は「自動」と「低画質」に分かれており、パケ放題plusではどちらでも問題なく視聴することができますが、個人的な意見になりますが「低画質」でもそこまで見られないことはないので、画質は「低画質」で十分のように思います。肝心のデータ消費量は、「自動」だと10分ごとに約160MBくらいで、一日の上限利用量を約3.3GBとすると、だいたい3時間ちょっとくらいになります。

画質を「低画質」にした場合は、10分ごとに約90MBぐらいで、2時間で1GBくらい、ずっと見ていると4時間半くらいは使えるという感じになります。画質はコンテンツを再生する際に画面上からその都度変更することになります。一番組見終わって、次の番組を見る際には改めての設定が必要になりますので、その点にはご注意下さい。

同じような動画サービス別では、You Tubeは画質によって変わり、480pの場合は1GBで約120分(2時間)、360pの場合は約180分(3時間)となり、480pでTVerの低画質と同じくらいという感じでしょうか。360pでも大丈夫なら7時間くらいは行ける感じになるでしょうか。ただこれらはあくまでずっと同じサービスを使い続けた場合であり、ウェブ検索をしたりカーナビとして使ったりすると総再生時間はその分減ることになります。

また有料サービスになりますが、Amazonプライムビデオでは「最高画質0.46GB/時」「高画質0.35GB/時」「標準画質0.27GB/時」「データセーバー0.14GB/時」となります。標準画質でも1GB使わないで3時間は利用できますので、3.3GBで見られる時間はデータセイバーにするとかなり長くなります。ロングドライブで後方の同乗者に映画を見せるというような用途では、かなり使えそうな感じです。

同時配信系ではAbema TVには「最低画質(1GBあたり5時間)」よりデータ量を使わない「通信節約モード(1GBあたり約10時間)」があります。動画ニュースや独自バラエティや、ドラマ・アニメなどを退屈しのぎに見たい場合は、Abema TVが結構相性良く使えるのではないかと思います。さすがに画質的には厳しい場合も通信節約モードではあるかも知れませんが、通信制限を考えずに使えるだけのポテンシャルがあります。車での移動だけで具体的にその日のニュースが見たい場合には、Abema TVで見るのが結構いいかも知れません。

また、NHKとの受信契約があれば同時配信だけでなく見逃し配信も見ることのできる「NHK+」アプリでもアプリの画質設定からモバイル回線での画質を選ぶことができ「高 約0.7GB/時」「中 約0.4GB/時」「低 約0.2GB/時」「最低 約0.1GB/時」と、だいたいAbema TVと同じくらいの消費量ですが、NHK+の場合は、著作権上の関係から同時放送を行なわない時間帯もあります。旅先で連続ドラマの続きが気になった場合には、見逃し配信で後から見ることもできます。

あと、これは限られた人のみに当てはまるかと思いますが、いわゆる自宅テレビサーバーを外出先から見る「エリアフリーTV Plus」の最低画質である「低速回線用画質」では1時間あたり約0.5GBくらいのデータが消費されることがわかりました。TVerの自動設定での視聴くらいデータ量を必要とするのですが、自宅で見られるTV番組を外でも見られるというのは、自宅のTV視聴環境が揃っていれば、BSやCSもサーバー経由で見られ、旅先でも自宅で見られる番組をそのまま見られるメリットがあります。ただ、エリアフリーTV Plusにはハードディスクに番組を録画して後で見ることもできるので、どうしても見たい番組は後から見ることに徹し、旅先で見る動画は低レートのものに絞ることで、通信制限を食らわずに済むということになります。

車で移動する場合、運転車がスマホやタブレットの画面を注視することは法律違反だけでなく危険ですので、あえてradikoや音楽ストリーミングサービスを流すように設定することで使用データも抑えることができます。ラジオ・音楽系のストリーミングで消費するデータ量は4MB/時くらいに過ぎないので、スマホ自体のデータ消費量表示を確認しながら、一日の終わりにあと何の動画サービスをどの画質で何時間見られるかという風な計算をしながら見るくらいの努力はしたいものです。

最後に、私自身は使っていませんが、ネットで調べた各種サービスの最低画質のデータ使用量についてもわかる範囲で記載しておきますので参考にしてみて下さい(表示形式は各社によってまちまちで、必ずしも最新の情報ではないかも知れませんのでその点はご了承下さい)。

・Netflix 低画質:0.3GB/時
・Hulu 最低画質:1GBあたり3.5時間 通信節約:1GBあたり11.5時間
・DAZN データセーブ機能使用:1時間あたり平均450MB
・dTV きれい(最低画質):1時間あたり約0.9GB
・Paravi さくさく(最低画質):1時間あたり173MB

こうした努力をしたくない場合には、UQモバイルの「くりこしプランM」の低速(最大1Mbps)にすれば、これまで挙げたサービスでも画質を調整してコマ落ちが無いくらいの画質に設定すれば、今のところ制限なく外出先での動画やストリーミング系サービスを楽しむことができます(低速利用では高速クーポンを消費しません)。個人的にはUQモバイルの方でも十分安いと思いますが、さらに安く外出先で動画を利用したいと思われる場合には参考にしてみて下さい。


楽天モバイルの休眠回線化回避策は「180日間利用なしで自動解約」

楽天モバイルが1GB未満のデータ通信利用者には(複数回線契約者では一回線目)月々の請求を0円にすると発表された時には、かつてあった「0SIM」を思い出したものですが、やはり楽天の方でも全く通信を利用しないで放ったらかしておく「休眠回線化」するユーザーのための対策を打ち出してきました。

楽天モバイルでは2021年7月1日から契約約款を変更し、0円契約の対象回線が180日間利用なしで(恐らくRakuten linkを経由しない電話発信やデータ通信など、料金発生のためのカウントができる利用ではないかと思われます)、楽天モバイル側で利用停止の措置を取ることができるようになったという文句が増えました。当然、当該ユーザーにはメールやRakuten linkへの通知などで「○月○日までに利用が確認できなければ契約解除になります」というような通知は来ると思うので、手持ちのスマホやタブレットに楽天SIMを入れて使っている方にはまず問題なく0円契約をキープすることができると思うのですが、モバイルルーターに入れて別のスマホでRakuten linkアプリを入れていなかったり、全く端末に入れないで放っておいている方は注意する必要がありそうです。

個人的には、逆に楽天モバイル側がこうした条件変更について出してくるのが遅かったと思うほどで、やはり購入したSIMは使ってなんぼのもので、それこそ過去のブログでも触れたように、SIM2枚同時利用のできるスマホに入れて使えば、データ通信専用SIMとの組み合わせで、通話はRakuten linkから通話料がかからずにでき、データ通信の補完で使うことはあるかも知れませんが、普通に使っていても0円で維持することは可能でしょう。また、楽天モバイルの連絡先のメールアドレスを楽天SIMが入っていない端末で受けられるようにすれば、楽天モバイルからの連絡が何で来るかによりますが、その時になって慌ててSIMを端末に入れて何かデータ通信をすればOKなので、0円で回線を継続させようと思うならそれくらいはやってほしいということなのではないでしょうか。

私の場合、楽天回線は自宅の固定回線代わりに使っていて、月100GBに到達するぐらいのデータ量を使っているので全くこの点について心配することはないのですが、今回のように楽天モバイルで後出しの契約約款が変更されることが起こる場合、どちらかというと今回の休眠回線対策よりも、現在の「一日10GBを超えると翌日午前0時まで最大3Mbpsに制限」というデータ通信の制限がさらに厳しくなるかどうかというのが大きな関心事です。今のところ4Gエリアがほとんどなのであまり関係はないと思うのですが、5Gが普通に使えるようになると、特にダウンロードで大量のファイルをダウンロードするようなユーザーが増えて、別の通信制限がされる可能性もなくはないのですが、状況はこうした発表の仕方によってガラッと変わってしまうこともあります。

今後、楽天モバイルの将来については大いに期待しているのですが、過去の例から見ても、素晴しいサービスを提供するところがそのまま成功するわけではありません。今後、同業者の横やりで全てが順調に行かずに変わってしまう可能性も含め、私にとって楽天モバイルが使えなくなった場合の代替についても考えておくことも、今だからこそ必要なのかも知れませんね。


Galaxy A21 SC-42AをSIMロック解除するメリットは楽天モバイルユーザーにはあり

先日購入したドコモで売られているGalaxy A21 SC-42Aは、当然ながらドコモ以外の回線(au・ソフトバンク・楽天)のSIMを入れてもロックがかかっていて使うことができません。購入した状況でSIMロックがかかっているからこその安さではあったと思うのですが、実はドコモ以外の回線用のSIMと入れ替え、ロック解除用の番号を入手することができれば自力でもSIMロック解除ができます。

総務省の意向として、今後は販売する端末にSIMロックを掛けないような話も進んでいるものの、今売られているものについては原則的にSIMロックがかかっているので、できれば解除しておきたいところです。

実のところ、私はドコモとの契約は先日終了したばかりなので、普通に考えるとショップに端末を持ち込んで有料で解除してもらうしかできなそうなのですが、ネット上からならショップやコールセンターが休んでいる夜間でもネット上での手続きが可能です。というのも、端末電話各社は通信事業だけでなく金融部門で頑張らないと利益が上がらなくなってきていることから、ドコモのdアカウントやauのauIDなどを回線契約していない人にも開放しました。それによってdocomoのポイントやauPayなども普通に使えるようになっているのです。

私自身も電話番号と関係ないアカウントからdアカウントを作り「Mydocomo」からログインしてdポイントを管理することができるようにしてあったのですが、ここからdocomo端末のSIMロック解除手続きができるのです。その際、端末固有の番号を入れるなどの手続きがあるのですが、ここではそうした細かいことについては書きません。ネットで調べれば出てくるので、他の方が書いた手順通りにやれば、docomoからSIMロック解除のためのコードを発行してもらいます。その番号は控えておきましょう。

そこからは端末側の手続きになります。私の使い方の場合は、MVNOでもdocomo回線の日本通信を使っているので同じdocomoの回線を使うSIMならSIMロック解除をしなくてもアクセスポイントの設定だけすれば普通に使えるのですが、私が他に利用しているUQモバイル(au回線)のSIMカードを入れると、SIMロックのためのコードを要求される画面が出て、そこから進まなくなります。

ここで、docomoから発行してもらったコード(数字)を入力するとそこでSIMロック解除になりKDDIの表示が出て、アクセスポイントを設定すると無事にau回線でdocomoのスマホを使うことができるようになりました。ただしdocomo版Galaxy A21の対応周波数はLTE Band 1/3/5/12/19と少なめになっており、auおよびソフトバンクのプラチナバンドには非対応とのことです。ただ、今回SIMロック解除した最大の目的は、楽天モバイルで楽天の独自回線(Band3)を掴んで使えるからということがあります。

個人的には、もしこのあとでAndroid OSのAndroid11へのバージョンアップがこの機種でできるようなら、旅行の時にはモバイルルーターではなくこのスマホに楽天SIMを入れてテザリング(できればEthernetテザリング)をするのに使えば、地方で楽天エリアが不完全でauのパートナー回線と混在しているような場所で使う場合に、電波の強弱はともかくパートナー回線はつかまずに、電波が弱くなっても楽天モバイルの回線(Band3)を常につかもうとするので、場合によっては便利に使えそうです。

そもそも、楽天エリアではないところではこのスマホに楽天モバイルSIMを入れても使えないのですが、楽天エリアも広がってきており、車で移動しながら楽天エリアとされる場所でに移動して使うには便利でしょう。対応周波数が多いモバイルルーターやスマホに楽天のSIMを入れて同じことをしようとした場合、楽天回線よりもパートナー回線の電波の方が強ければ、端末側ではどうしても安定して受信できるauプラチナバンドの周波数を掴みに行ってしまうので、高速通信できるのが月5GBまでで、それ以降は最大1Mbpsになってしまいます。楽天回線のみを使うことができれば、auと楽天回線が混在する所で使う分においても、いちいち接続内容を確認する必要がない(楽天回線を掴むか掴まないで切れるかになるので)のは、今後楽天モバイルを持ち出して使う場合には便利です。

メイン機をおサイフケータイ対応のスマホにしていない方も、やはりおサイフケータイ対応機は便利です。実際に現在この機種は親に使わせているのですが、先日取得したばかりのマイナンバーカードを読み込ませて、マイナポイントの申請もこのスマホだけ(アプリの導入は必要)でできましたし、クレジットカードの登録なしでモバイルSuicaも使えるようにし、必要があればセブン銀行のATMで現金チャージを使えば、ここ静岡でも電車やバスの利用ができて便利です。ドコモ系のMVNOのSIMで運用すればエリアの不安はなく使えますし、SIMロック解除もお店に行かないでできますので、そうした目的で安く売られていたら、様々な場面で便利に使えそうな、Galaxy A21 SC-42Aを確保するのもありなのではないかと思います。


エントリーパッケージを使ったmineoの申し込みは初期費用も安くなる

昨日、2021年6月1日のmineo「パケット放題 Plus」サービス開始のタイミングを待って、今度はドコモ回線の(Dプラン)データ専用SMSなし1GB/月プランでmineoに申し込み手続きをしました。こんなに早く戻ってくるとは思っていませんでしたが、以前の「パケット放題オプション」は最大500kbpsで、あらゆる動画サービスを出先で楽しむには力不足だったのですが、今回はその3倍でつながるという話なので、期待しつつSIMカードの到着を待ちたいと思います。

今回、mineoが「パケット放題 Plus」のオプション提供を発表した時点で、できるだけお金を掛けずに新しい回線を契約できるように動いていました。最近、契約事務手数料を取らない事業者もないことはありませんが、mineoはちゃんと新規契約時には従来通りの手数料を取ります。

しかし、この契約事務手数料を0円にする仕掛けがあります。それが、mineoだけではなく他のMVNOでも出している「エントリーパッケージ」を購入し、その中に記載された番号を申込時に入力することで初期事務手数料が0円になるのです。問題はこのエントリーパッケージがいくらぐらいで販売されているかということなのですが、単に申込番号が書いてあるだけの紙を配送するタイプのエントリーパッケージがAmazonで380円、申込番号をネット上からダウンロードして申込時にコピペして申込めるダウンロード版が350円ですが、現在はダウンロード版のみが70円という破格で売られていたのでダウンロード版を購入しました。以下のリンクはダウンロード版の販売ページですが、価格は変動するのでご注意下さい。Amazonの場合、セール時に下がったりすることも多いですが、これだけ安く購入できれば十分でしょう。

ダウンロード版の場合、申込番号の書かれたページにmineoへの申込ページへのリンクがされていますのでそのまま進みます。mineoの場合はドコモ・au・ソフトバンク回線を選べますが、通話のできないデータ専用回線を選ぶ場合、au回線を選ぶと他社と同じ料金でもSMSオプションをそのまま利用できますが、ソフトバンク回線のデータ専用プランではSMSサービスは任意に有料で追加(ドコモ回線は132円ですが、データ専用の新プランでは「シングルタイプSMS機能有りではご利用いただけません」との記載あり・ソフトバンク回線198円)することになります。私の場合、すでにau回線はUQモバイルの契約があるので、データエリアの補完のためドコモ回線のデータ容量1GB/月の月額880円で契約しました。SMSを安く使いたい場合にはauのAプランを選べば月額880円で届いたSIMカードでSMSも利用することができます。

ただ、契約にかかる費用はこれだけではなくて、SIMを発行する場合の手数料がかかります。ドコモのDプランで申込んだ私の場合は440円が請求されるそうなので、申込時にかかった費用はエントリーパッケージとの合計で510円になります。今はSIM発行に手数料を取られるので、エントリーパッケージを安く買えればその分をカバーできる計算になります。

ちなみに、mineoではオプションサービス開始月を含め3ヶ月はオプション料金を無料にするキャンペーンを行なっています。これで最大385円の3回分がかからないわけですが、この合計は1,155円になるので、初期費用分はこれで回収することができまして、これでしばらくは存分に最大1.5Mbpsのスピードを試すことができます。

こうしてみると、SIMの乗り換えをしたり、新規に契約する際にはちゃんと、契約した後はどうなるのかというシミュレーションをした方がいいのではないかと思います。ただし、こうしたエントリーパッケージでは制限されている部分もあるので、最後にその内容についても紹介します。私が先日ドコモのガラケーで使っていた回線をUQモバイルに乗り換えるためにUQ目バイルのエントリーパッケージは当時はすでに買っておりました。ところが、申し込む段になって、エントリーパッケージを使った申し込みの場合、先日受けた1万円のキャッシュバックの特典を受けられないということだったので、その際はエントリーパッケージからの申込を諦めました。

このように、必ずしも絶対的なものではないのですが、今回の場合は回線乗り換えでも端末の同時購入があるわけでもない、特典が付くわけでもないデータ通信専用SIMを契約するだけだったので、今回はエントリーパッケージを利用させていただきました。私と同じように、とにかくどんなものかmineoの「パケット放題 Plus」を試したいと思っている方は、エントリーパッケージでの申込みをおすすめします。


自作系小型アルコールストーブにアルポットを強引に合わせたら最高の使いやすさに

自作の作品を広くネット上で販売できるサイト「creema」やヤフーオークションを窓口にして販売されている直径62mm・高さ18mmのポケットストーブに入る大きさの「アルコールストーブ 【TYPE: G】」が使い勝手が良く、他のアルコールストーブを使おうとは思わなくなってしまいました。話題の、キャンドゥで販売になった330円のアルコールストーブに全く興味がわかなかったのもこのアルコールストーブを持っているからです。

自宅にはトランギア真鍮製も、エバニューのチタン製もあるのですが、小ささだけでなく燃費が良く、さらにメスティンとポケットストーブに入れて使うと一合・二合の自動炊飯もそれぞれ20ml・30mlのアルコール量で可能になるということもあり、おうち時間で様々な調理を試したりしているのですが、あまりにポケットストーブとの組合せで使っている中で今まで使っていなかった「アルポット」の事を思い出しました。

この「アルポット」は、車中泊で湯沸かし・炊飯・調理をする場合には最強の器具だと言ってもいいと思います。登山ではバーナーと鍋と風防が一緒になっているためかなり大きくて、持ち出しにくいと思うのですが、車で運ぶなら全く問題なく持って行くことができます。

本体にセットできるアルコールバーナーは、ガラス芯で消耗品になりますが、蓋がキャップになっているのでアルコールを入れたまま持ち運びできるだけでなく、蓋をかぶせて消火したら余ったアルコール燃料を後で使うこともできます。さらに、中の鍋にはお米の一合および二合の米と水の量の目安となる目盛りが付いているので、これで自動炊飯ができたらいいのにと思いつつ、結構アルコールを使うので出動頻度が極端に少なくなってしまっていたのでした。

今回、なぜ改めてあるポットについて書こうと思ったかと言うと、アルポットに入っているガラス芯アルコールバーナーの代わりに、今メインで使っている小型のアルコールストーブ【TYPE: G】を入れ換えて使えないものか? とふと思ってしまったのです。アルポットの中に収納するにも小型であれば有利で、うまく行けば外で使うには最強の調理器具になるのではないかという展望のもと、とにかくアルポットを分解してみることにしました。

まず、これがアルポットの底から取り外したアルコールストーブと、小型アルコールストーブの大きさを比べたものです。火口の大きさもそれほどの違いはないので、うまくセットできればうまく使えるのではないかという期待が持てます。

次に、アルポットの底の部分なのですが、製品ではここにアルコールストーブがカチッとはまるようになっています。ただ、小型アルコールストーブはぴったりとはまらないので、まずはシリコンのコースターを底に敷くことにしました。これで上に何か置いた場合、ちょっとした振動では動かなくなることが期待されます。

次に、このままアルコールストーブは載せたくないので、100円ショップで手に入る直径10センチちょっとのステンレス小皿を置きます。このさいずだとアルポットの底にはぴったりはまらないのですが、下に敷いたシリコンコースターのおかげで、それなりに固定されていることを確認しました。

そして、この小皿の上に小型アルコールストーブを載せるのですが、このまま載せるとちょっとした振動でもアルコールストーブ自体が動いてしまってうまくないことから、小皿の中でアルコールストーブが固定されるようにアルミホイルで輪を作ってせっとしました。この中にアルコールストーブを入れることで、小皿の中でアルコールストーブが動くことを防ぐことになります。

少な目のアルミホイルを棒状にしても、これくらい固定することができます。もう少しアルミホイルの型を増やしたり、別の材料で隙間をうめるようにしたりもできるのですが、一応これが簡単にできるので、これを見て真似をしようと思った方はもっと見た目のよい方法があればご教授いただきたいです。

ここまでできれば、アルポットの外枠をはめ込むのですが、無事に小型アルコールストーブの火口すべてが露出しています。これなら必要以上にアルポットを傷めてしまう可能性は少なくなるので、実用的に使えそうな匂いがしてきて、一気に盛り上がってしまいました。この中にアルミ製の鍋を挿入して調理するのですが、今回は500mlの水を湯沸かししてみました。

アルポットの特徴の一つに、外から中の様子を見ることができるのぞき穴があることがあります。ここで見ると昼間でもきちんとアルコールストーブが点火しているか、その場合の火の勢いはどうかということまで直に見ることができます。この写真の通りに火口からそのまま火が遮られることなく出ていて、きちんと内鍋の底に当たっていることがわかります。こんな事ができるのはアルポットだけです。

ちなみに、水の量は500mlで気温は24℃でアルコールの量は15mlで試しましたが、10分くらいで沸騰してしばらく沸騰状態が続いていました。同じ状態であれば容量いっぱいの約800mlくらいまで同じくらいのアルコールの量で行けるのではないかという気もします。とにかく外鍋全体が風防と保温のできる構造になっているため、かなり効率良く調理ができそうです。

また、同じ作り方で作られている「アルコールストーブ【TYPE: H】」(100円ショップで売られている四角い携帯灰皿を加工したもの)でも試してみたのですが、こちらの方は【TYPE: G】と比べてわずかに高さがあるようで、写真のように真ん中に来るように置いて外枠をはめると、上から抑えられる分がたつきもなくアルコールストーブ自体の固定が不要であることがわかりました。まだ火を付けての実験は行なっていないものの、こちらの方は最大40mlまでアルコール燃料が入りますので(【TYPE: G】は30mlまで)、お米を頻繁に二合炊くような場合はこちらの方を選ばれるのがいいのではないかと思います。

実際に車中泊で使う場合、先にご飯を炊き、その後こびりついた鍋に水を入れて改めて沸騰させることで中のこびり付きを落としつつティーバックのお茶を飲んだりして使えば、火事の心配のない所に車を停めて調理をすることも有りなのではないかと思えます。ただし本体が倒れてしまうと火が上がってしまいますので、実際に使う時にはアルポット自体が倒れても火事の心配のない場所で行なえればベストです。

それにしても全て100円ショップで調達可能な「コースター」「小皿」「アルミホイル」だけでアルポットの低燃費化ができるとは思いませんでした。すでにアルポットを持っている方だけでなく、今後アルコール燃料を使ったソロキャンプや車中泊を考えている方には、このアルポット低燃費化実現の小型アルコールストーブとの組み合わせは本当におすすめできます。アルポットにはゴム足が付いているので、そのまま安定して使っている分にはアルポットを置いた下の部分が熱くなることもありませんので、周りの事を気にしなくても使えるというのが最高です。興味のある方は一部自己責任にはなりますが、安全には十分注意して試してみて下さい。