月別アーカイブ: 2021年6月

地区への移動が難しければ「時空」をさかのぼって移動する旅をスマホで

県をまたいだ移動ができずに旅行ができない状況が続いています。ワクチン接種ができればある程度はましになるのでしょうが、現状では近所への買い物ぐらいしかできない状況の中で私の住む静岡市限定の嬉しいニュースが入ってきました。

スマホアプリの「大江戸今昔めぐり」は、江戸末期の古地図と現代の地図を重ねて表示し、今立っている場所が江戸時代にはどうなっていたのかをその場所に居ながらにして確認することができるという、歴史ファンだけではなくお散歩マニアにとってもなかなか面白いアプリです。

実は、このアプリの提供エリアは今まで東京地区だけだったのが、2021年6月21から対象エリアが増え、それが埼玉県川越市と私の住む静岡県静岡市(駿府城公園付近)であるという情報を聞きつけたのでした。全国に先んじて静岡市の古地図をアプリと連携させたというのは関係者の方々の努力の賜物で、個人的には感謝するしかないのですが、これでわざわざ遠方に旅行しなくても、しばらくは近所を散歩するだけでも、江戸時代の駿府城下をそれらしい気分で時間旅行することが可能になるということでワクワクしています。

このようなことは、ちょっと今までは想像すらできなかったことで、もし将来メガネ型のビューワーで当時の3D映像を重ね合わせるようなことができれば、本当にタイムマシンを使って江戸時代にタイムスリップするような錯覚を味わうことができるようになるかも知れません。こうした事がもし、歴史ある全国の城下町で実現できるとしたら、それなりの事前準備は必要になりますが、肌で歴史を感じる旅ができるようになるかも知れません。

もっとも、感染症の恐怖が去れば、このアプリを持って東京中を歩き回るだけでも違った東京観光ができることでしょう。今後はこのアプリを使って静岡市にやってきてくれる人も増えるかも知れませんので、私も密に気を付けながら様々なスポットを巡りながら自分の住んでいる町の歴史を再確認することができればいいなと思っています。

ただこれも、新型コロナウイルスが全国で蔓延したことで、地道な作業をやる時間ができたという面もあるわけで、まだなかなか県をまたいだ移動が難しいと感じられる地域においてはこうした動きに呼応し、全国の多くの地域で古地図とリンクした街歩きができるようになれば今後の旅の楽しみが増えるのではないかと期待しています。

・大江戸今昔めぐり
http://www.edomap.jp/index.html


ネットカフェは終電後の利用だけでなく車中泊補助やテレビ視聴にも

埼玉県さいたま市の大宮地区(JR大宮駅前)にあるネットカフェで女性従業員を人質にして立てこもった事件は、コロナ後の状況にも影響が出るのではないかと思えるほど、大きな問題をはらんでいます。

私自身は、一応大手のネットカフェの登録会員になっており、フロアでの利用ではなく主に鍵のかかる個室で仮眠を取ることを目的に利用していたのですが、このネットカフェは都市部でこそ駅周辺にあって終電後の仮眠用に使うようなパターンがありますが、地方では立地的にそこまで駅前にないことが逆に有難かったりします。

どういうことかと言うと、車で長距離を移動する際に、車中泊ができる環境が常にあればいいのですが、同乗者がいるなど普通車では車中泊が厳しいような状況の中でとにかく手足を伸ばして仮眠が取れる施設として、ビジネスホテルより利用する価格が安く、室内のプライバシーが確保されており、さらに室内のコンセントで各種モバイル機器や家電の充電が可能で、フリードリンクやネット利用、有料での食事サービスが有る郊外型ネットカフェは、結構安心して利用できる施設だったのです。

最近のネットカフェは居抜きで出店しているところもあり、駐車場もそれなりのスペースがあります。さらにプライバシーが保てる鍵付きの個室が増えていることから、車の中に貴重品を置かずに、室内に貴重品を置いてシャワーを利用したり公用スペースを利用したり、ビジネスホテルのような使い方ができて利用価格が安いというメリットがあります。今後そうしたメリットが、犯罪防止の観点から、施錠なし外から中の様子が見えるようなパターンになると、ホテル代わりとしての利用を特に女性の方などは躊躇することになるかも知れません。

今後完全個室のネットカフェ営業が難しいとなると、一部のスペースは個室であっても施錠なしになり、貴重品は専用ロッカー利用という感じの形態になっていく方向性もあるかも知れませんが、つくづく、今回のような事例によって人々の自由が制限されるようになるのは悲しいですね。

今回の事件があったことで、改めて自分が会員になっているネットカフェはどうなっているのか検索して見てみたのですが、ここまで書いてきたように出掛けた時に自宅に帰れないから使うという用途だけでなく他の使い方もありなのではないかと思うサービスが掲載されていました。

といっても珍しいものではありません。自宅においてテレビとインターネットはあっても、BSは契約していないので見たい番組(スポーツ中継含む)を見られない場合だけでなく、通常時であればスポーツ観戦の場合スポーツバーでみんなで楽しみたいという方もいるとは思いますが、さすがに今回東京オリンピックが開催された場合にはスポーツバーの営業も難しいでしょう。そこで、個人での利用にはなってしまいますが、ネットカフェを利用すれば安全に個室内でパソコンのモニター画面にはなりますが、BS放送やネット中継(DAZNも利用店舗では見られるようでした)をフリードリンクを飲みながら楽しむことができます。

番組やスポーツの内容によっては有料放送でしか見られないのでこの方法は使えないかも知れませんが、わざわざ一試合・一番組だけのためにBSアンテナを設置したり、ネットの有料会員になりたくない場合は近所のネットカフェで基本料金のまま利用できるのであれば、感染症に気を付けて人との接触をうまく避けながら利用するのも有りなのではないでしょうか。

ちなみに、直近で言うとボクシング井上尚弥選手の世界タイトルマッチなど、どうしても有料BS放送のWOWOWをその一試合だけ見たい場合は、ビジネスホテルになりますが全国のルートインホテルの客室でWOWOWは提供されているようです。ちなみに、宿泊の場合は今回のタイトルマッチは放送時間の関係で利用は難しいですが、実はルートインには「日帰りデイユースプラン3,000円」があります。最大午前8時から午後8時まで12時間利用可能で、8時利用開始なら8時から9時まで提供される朝食バイキングや、時間指定になりますが大浴場の利用、ロビーでのコーヒー無料サービスが利用可能というかなりお得なプランです。自宅でWOWOWを契約しているなら録画対応や契約者向け配信サービス、テレビサーバー機能を使えば外出時でも見られますが、そうでない場合でどうしても見たい場合は、個室でゆっくりできるこうした方法もあるということで覚えておくといいかも知れません。


各種サービスの「セット割」は本当にお得なのか? 通信サービスでは重荷にも

同じ条件でサービスを使えるなら、できるだけ安く使いたいと思うのは普通の感覚だと思います。実はここまで紹介していなかったのですが、ここのところブログの中で結構積極的に紹介しているUQモバイルにおいて、新たな割引ができていたのでそれについてまずは紹介します。

それは、プラン単体での割り引きではなく、今回の場合はUQモバイルが提供する電力会社「UQでんき」またはau系の「auでんき」に自宅の電気契約を乗り換えることによって割引が受けられるというものです。具体的には「くりこしプラン」に入っていて契約住所と同じ自宅の電気をUQでんきに切り替え、割引きプランを申し込むということで、毎月の通信料金を値下げできるというものです。プランSの割引後価格が月額990円(以降全て税込価格)、プランMが2,090円、プランLでは2,970円と、600~800円安くなるので、かなり割引率は良いものです。

ただ、私自身こういった他業種とのセットプランというのは、頻繁に通信会社を乗り換えることもあって多少安くなったとしても今までほとんど利用はしていません。電力会社といえば、楽天モバイルの契約をする際には「楽天でんき」とのセットでのメリットも考えたものの、もしその時に楽天でんきに変えていたら、今回もまたUQでんきに変更し、今後もっと魅力的な割引を行なうところが出てきたらまた変えるような事になりかねません。

現在、自宅では電気もガスも別の業者でお願いしているのですが、現在の電気会社でも使った分のポイントが溜まっていてそれを毎月の電気料金に充当できるので、そこまで頻繁にライフラインに関わる業者を変えたくないなというのが正直なところです。毎月のお金の節約という点では十分にありですが、今後の通信業界の流れによっては、UQモバイル自体を別の会社にする可能性も十分にあり、さらに今だと単期間で解約・乗り換えしても解約料金は取られないようになっているので、頻繁に乗り換えるのは通信業者だけにしておきたいというのが正直なところなのです。

もちろん、常に様々な組み合わせの最安を求めるなら、現状での電気料金もそう変わらない中で通信費用を抑えることのできる方へ乗り換えることを繰り返すことによって、日本の新しい電力会社が伸びていく事になっていくことへのアシストになるかも知れません。しかし、今まで使っていた業者を止め、別の業者に乗り換えるというのは、支払い方法を改めて登録し直すなど、結構手間がかかって大変ではあります。そして、今までのプランを止め、他の魅力的な会社のプランへ変更したいような場合に、フットワークが重くなってしまうのはどうしようもありません。

これは、内容は違っても昔からある携帯電話会社の「家族割引サービス」にも通じるところがあります。UQモバイルのプランがdocomoのahamoに引っぱられるような形で、家族割がなくても安くなったので、ついにそうした足かせなく安く使えるプランが出たと思っていたのですが、さらに安くするためには別会社との合わせ技も必要になり、さらに両方の会社を継続させることにより通信会社にもメリットを持たすというキャリアの術中にはまってしまい、なかなか気軽に移ることができなくなる(特に家族も同じ会社のプランに入っている場合)ことにもつながる事も考えておくべきです。

今後5Gのエリアが広がっていく中で、4Gのままで使い続けるのがいいのか、それとも積極的に5Gエリアを広げているところがいいのか、まだ判断に迷うところがあります。そんな中で、自分は性能と価格のバランスが取れた最良の組み合わせを考えたいと思うので、もし今後今使っているSIMよりももっと使いやすそうなものが出てきたら、一気に乗り換えると思います。それが数年後になるか数ヶ月後になるかは全くわかりませんし、先日紹介したmineoの「パケット放題Plus」がまさかあんな形で(低速で1.5Mbps)出てくるとは全く思いませんでしたし、そんな状況に今後も備えるという意味で、いわゆる「合わせ技割引」の類に入ることは我慢しながら今後も状況を見守りたいと思っています。


民放AM局は基本的に2028年秋までにFM局への転換を目指す見込みだが

車での旅で、車内で聴くものといえば、昔からラジオが定番になります。長距離を私が過去に走った時には、その土地土地の情報も入れながら走るので、音楽が中心の当時のFM局よりも、情報ワイド系番組の多いAM局を中心に聴いていたのですが、AMの電波の特徴はFMよりも県をまたいでの移動には有利であったことは事実です。

AMの電波は一つの送信局で比較的広いエリアをカバーできるので、山の中などで多少電波は弱くなっても入感しますし、夜になるとAMの電波は電離層にぶつかってさらに遠くに飛ぶので、東京方面から大阪方面を目指す場合、出発時から大阪の放送局にダイアルを合わせておくと、大阪を過ぎてもしばらくはずっと同じ放送局を聴き続けることができ、放送局をいちいち合わせなくてもいいというメリットが有りました。ただし、トンネル内は地元の放送局の電波を流していたので、そこだけ途切れるという事もありましたが。

しかし時代は変わり、いよいよAM放送の送信所が老朽化により免許を更新して電波を発信し続ける事が難しくなってきたということで、現在のAM局の多くがFMの周波数で同時放送をしている中、FMのみの放送局にするための日程が出てきました。免許更新の時期に合わせ、早ければ2028年秋の再免許時でのAM停波実現を目指すそうで、以下の民放がFM放送局を目指すとのことです。

青森放送、IBC岩手放送、東北放送、山形放送、ラジオ福島、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、栃木放送、茨城放送、アール・エフ・ラジオ日本、新潟放送、信越放送、山梨放送、静岡放送、北日本放送、北陸放送、福井放送、CBCラジオ、東海ラジオ放送、岐阜放送、KBS京都、MBSラジオ、朝日放送ラジオ、ラジオ大阪、ラジオ関西、和歌山放送、山陰放送、RSK山陽放送、中国放送、山口放送、四国放送、西日本放送、南海放送、高知放送、RKB毎日放送、九州朝日放送、長崎放送、熊本放送、大分放送、宮崎放送、南日本放送、琉球放送、ラジオ沖縄(北海道地区、秋田地区を除く44局)

こうして見てみると、とにかく広くてFM波だけではカバーが難しい北海道や、日本で最大出力のNHK秋田第二局のある秋田県のみが当面AMを残すものの、他の地域ではAM局が無くなるということになります。

では、今後全国を車で移動する場合に、山間部でラジオは聴けるのか? ということですが、モバイル通信を使ったradikoやらじる☆らじるといったインターネットラジオを普通の人でも使うようになっていくようになっていくのではないかと思うのです。

現在、radikoは地域判定をしていて現在いる地域の民放ラジオをインターネット経由で聞けるようになっているのですが、その場合エリア内であれば携帯電話の電波が届くところであれば今までのAM放送がうまく入らない場所であってもクリアな音声で聞くことができます。また、らじる☆らじるなら全国の各エリアを選ぶことで全国を移動してもエリア切り替えをしなくて済みます。

また、radikoでも有料オプションに入れば北海道にいても沖縄の放送局を聞くことも可能ですし、また本当に全国の民放がAMからFMになりAMが停波すれば、特に北海道の高出力の放送局であれば地元のNHKよりもクリアに入感する可能性もあり、ローカル局とは違いますが、中部から東日本を北海道のラジオ局がエリアにすることも可能なような気もします。これはこれで、どのくらい離れてHBCやSTV(北海道の民放ラジオ)が夜でなく昼間から聴けるようになるのかというのは試してみたいくらいです。ですから、カーラジオ自体はAMラジオの設定も付けておいた方が、携帯電波が途切れて情報が入って来ず、さらに地元のFM局も入りずらい場所に行った時のために残しておく方が良いだろうと思います。

そういうわけで、私自身は通常時はカーラジオよりもインターネットラジオを使って移動中にラジオを楽しみたいと思っているのですが、最後に一つ気になるのが、現在の技術では携帯電話の基地局が日本国内すべてのエリアをカバーすることは無理だということです。車中泊のロケーションを探していく中、良い場所があったとしても携帯電話が全く使えない場合、やってくる連絡を強制的に切断できるということで良い事だと思われる場合も確かにあります。

しかし、大きな災害に遭遇した場合、FMの電波はうまく入らず携帯電話も圏外ということになるとどこから情報を入手していいのかわからなくなります。そのために日本国内のAMの大出力の送信所があるとも言えるのですが(先述の北海道やNHKの秋田・熊本など)、それもうまく入らない場合に備えて、個人的にはある技術に期待しています。それが楽天モバイルが「SpaceMobile」と呼ばれる低軌道人工衛星にLTEや5Gの基地局を載せ、飛躍的にエリア拡大を狙っていますが、この技術が2028年秋までに実現されれば、大規模災害で地上の基地局がやられてしまったとしても、衛星からの電波を受けて最低限の情報を私たちは得ることができるようになるでしょう。ラジオはもちろんのこと、メッセージ交換やウェブサイトを利用可能になれば、私たちは安心して日本全国を車で出掛けられるようになるのではないかと思います。

ここまで書いたように、かろうじてAMを使う民放も残るようですので、今出ている防災用のラジオはそのまま持ち続けても大丈夫ですし、現在でも全国の民放局をクリアな音声で聞くことのできる、「ラジコプレミアム」は全国を移動する車内での利用(実際はスマホで受けてBluetoothスピーカーから出すというのが一番スムーズでしょう)には便利なので、使ってみることをおすすめします。その際は、インターネットラジオを使っても高速クーポンの減らないオプションや、低速切り替え時に制限なくインターネットラジオが使える回線にするようなことも考えておきたいものです。


mineoのドコモ回線とUQモバイルをうまく組み合わせるには平日お昼の利用がカギ

mineoの「パケット放題Plus」で出る低速の1.5Mbpsは、私が外で動画を見るくらいでは十分に使える仕上がりになっています。他のサイトでも評価が高く、このままの状態で進んで行って欲しいと思っているのですが、より快適に使うには補完的に使える別回線との合わせ技を使うことをおすすめしたいと思います。それがすでに私が実践しているUQモバイルの「くりこしプランS」との組み合わせです。

ちなみに、mineoを契約する前にはUQモバイルで「くりこしプランM」を使っていました。毎月の料金は税込2,728円で低速でもスマホで動画を見るには十分のクオリティがあり、さらにauのサブブランドということもあって、一番込み合うという平日の昼間でも著しい速度低下は感じることがありませんでした。

今回mineoのシングルタイプ1GB(音声通話もSMSもないデータ通信専用)にパケット放題Plusを付けた場合の毎月の金額は1,265円となり、UQモバイルは解約せずに「くりこしプランS」へのプラン変更で対応したのですが、その月額が税込1,628円となり、合計すると2回線で2,893円(ユニバーサルサービス料などは含んでいません)となり、2回線になると毎月の支払い負担が165円上がってしまうものの、回線が増えるだけでないメリットがあるので今回はその手法について書いてみたいと思います。

mineoのウィークポイントは、3日間で10GB(パケット放題Plusの場合)の速度制限があることの他に、午後0時から1時の平日昼間にスピードが落ちることです。これは、UQのようにサブブランドでなく回線を借りているMVNOだからこその問題なのですが、少しでも昼間の速度低下を避けるためにユーザーに呼び掛けることで、平日昼間の利用を少なくしてもらう仕組みがあります。それが「ゆずるね。」という平日昼間にデータ通信を利用しないことをアプリやウェブサイトから宣言して、その通り実行されると月の回数ごとに特典が付くというサービスです。

もう少し細かく説明すると、毎月21日~翌月20日で区切られた月の中で、当日(平日)のお昼の適用時間が終わった13時から、次の平日の午前11時30分までに「ゆずるね。」を宣言すると、その日の12時から13時までデータ通信を宣言通り使わなければ「達成」となり、その回数によって特典が増えます。この特典は、重複しての取得が可能なので、一月での達成の回数が多ければ多いほど得になります。

mineo一回線だけだと、どうしても平日昼間にデータ通信を使わなければならない状況に追い込まれることもあるかも知れませんが、二回線を持ち、昼間でも速度の低下のないUQモバイルの回線を持っているというのは、「ゆずるね。」を連日達成するためには相当都合がいいと個人的には感じています。ちなみに「くりこしプランS」の低速は最大300kbpsで無制限で使えます。それで、達成した回線でどんな特典があるかということを以下に紹介します。

・月5回 翌月に高速データ通信100MBプレゼント
・月10回 夜間フリーの権利を獲得
・月15回 翌月に高速データ通信200MBプレゼント
・月20回 プレミアム1DAYパス プレゼント

月20回「ゆずるね。」を達成することができれば、上記内容を全て獲得することができます。一番安いプランでもこれらの権利を追加料金なしで使うことができます。高速データは付与された月の翌月末まで有効となります。また、知らない方が気になるのが「夜間フリー」と「プレミアム1DAYパス」ではないかと思いますが、このうち、「プレミアム1DAYパス」については、考え方はauのpovoが一日200円で行なっている一日無制限と同じように、スタートしてから24時間まるまる高速データ通信が使い放題になることです。mineoでは好きな時に何日でも使うことはできませんが、チケット自体は使わずに枚数と有効期限なしに保管が可能なため「ゆずるね。」をこまめに達成していけば、お金がかからず制限を受けずに一日中高速通信を利用できる日を自由に持てるということになります。

ただし、これもmineoが回線を借りている関係から希望通りに使えない(mineoが同時に使える人数を制限する)場合があることを理解しないといけません。また、プレミアム1DAYパスを使っている間も高速データ量は消費されるので、ある程度事前に高速通信は使い切っておく方が気がねなく使えていいでしょう。その点では毎月のデータ量の少ないプランというのは、ある程度パケットが残っていても、翌月になれば復活すると思って使いやすいかも知れません。

次に「夜間フリー」についてですが、権利が確定した翌月の1日から月末にかけて午後11時から翌日の午前7時までの8時間、アプリやウェブから「高速」に接続スピードを切り替えると、その時間だけ高速クーポンが減らない仕様になります。自動で時間になると高速になるわけではないので、手動で切り替えるか常に高速にして使っておくようにすることで夜間フリーを十分に活用できます。さらに細かいですが、毎月1日利用の場合は午前0時から7時まで、月末には23時から24時までとなりますので、連続して「夜間フリー」を獲得できなかった場合にはご注意下さい。また、「夜間フリー」と「プレミアム1DAYチケット」では「プレミアム1DAYチケット」の方が優先されますので、その点も考えた上で使い分ける必要が出てくるかも知れません。

できるだけ簡単に使うには、毎日の「ゆずるね。」宣言だけは毎日行なうことを習慣付け、アプリでの速度は常に高速にして毎月の高速クーポンを常に使い切って、どうしても高速通信が必要な場合にはもう一回線のUQモバイルの高速クーポンでカバーすることにし、平日昼間はUQモバイルのSIMが入った方の端末でネットを使うことを徹底するだけです。これで、mineoのSIMの入った端末でデータ通信を利用する場合に、毎月平日10回の「ゆずるね。」を達成することで、1日の中で以下のような使い勝手が実現します。

・0時から7時まで 高速通信(夜間フリー利用)
・7時から12時まで 高速or最大1.5Mbps(高速通信は毎月のクーポン量限度)
・12時から13時まで 利用せずUQモバイル回線で代用
・13時から23時まで 高速or最大1.5Mbps(高速通信は毎月のクーポン量限度)
・23時から0時まで 高速通信(夜間フリー利用)

大きなファイルのダウンロードやパソコンのシステム更新などは23時以降に行なうようにすれば、旅先でWindowsの更新をしても高速クーポンを減らさないで対応が可能になります。車で旅をしながらパソコンで仕事をするような場合も、2回線のみで何とかなるかも知れない実力を秘めたポテンシャルをこの組み合わせは持っています。

私の場合はmineoを7インチタブレットに入れていますが、モバイルルーターに入れれば、使わない時には電源を切っておけるので、より確実に「ゆずるね。」を達成しやすくなります。また、ここでは最後に書くにとどめますが、この2回線にさらに月1GB未満利用の楽天モバイル回線を加えれば、毎月の料金は変わらずに通話回線が2回線になり、Rakuten Link経由の電話・SMSは無料で使えるようになり、さらに有利になります。ここまで書いた手間を掛けられる方であれば、2回線をうまく補完しながら使うのはおすすめですので、ぜひ多くの方に使って欲しいと思います。


新型コロナワクチン予約にはより多くのプランを用意しある程度の妥協が必要

全国のニュースではかなり多くの人たちが新型コロナワクチンを接種していることが報じられていますが、私の住む静岡県静岡市は、自分の親世代でも昨日まで予約することができませんでした。

自宅にも郵便で接種券は到着していたのですが、到着したその日の夜にその番号を使って静岡市の予約専用ホームページにアクセスしたところ、集団接種会場には明きがあったものの、いわゆる「かかりつけ医」での接種については自分達のかかりつけ医の名は予約可能な施設の中にはなかったので、その日は予約をスルーしたのですが、何と翌日になって静岡市の予約ページがトラブルを起こし、昨日(6月14日)の朝まで全ての予約受付が止まっていたのでどうにもならなかったのでした。

一応、親の方では今回の接種対象になっていたかかりつけ医を受診したついでにワクチン接種の事について聞いたそうなのですが、割り当てられたワクチンは6月中の接種はすでに終わっており、7月以降の予約については静岡市のホームページが復旧したらそちらから申し込んで欲しいという話を受けていたので、そのまま待つしかありませんでした。

状況的に他の地域と比べてかなりの遅れになってしまったのは、昨日までネット予約ができなかったのでしょうがないのですが、満を持して昨日の朝にネットから予約ページにつなぎ、「医療機関」「集団接種会場」「特設集団接種会場」の三つからかかりつけ医での接種を選べる「医療機関」からの予約をしようとしたところ、開始からつながらず、受付開始から数分後に何とか進むことができたものの、途中でこんなページ表示になっていました。

この表示の通りだと、パソコンの画面をこのままにしながら(10分間表示されないと無効になる)一時間半待ってようやく予約のために個人情報を入力する画面にたどり着くわけですが、たどり着いたとしても同地区の方々が先んじていて、いざ予約しようとしてもかかりつけ医での定員がすでに埋まっていたらそれまでということになってしまいます。そして、その後に他の接種会場から予約しようとしても、もしかしたらこちらの都合に合う時間が取れなかったり、今月中に打てないスケジュールしか取れない可能性もあります。

そこで、こういう時は諦めが肝心と腹をくくり、今回の予約から新たに設定された「特設集団接種会場」の方に予約することにしてそのバナーをクリックしたら、こちらの方はサーバーの影響が全くないのではないかと思えるほどスムーズに個人情報入力画面に進むことができ、思惑通り全ての日程で予約可能でした。

その後もパソコン上から作業をして何とか6月中に一回目の接種ができる予約を取り、二回目も同じ会場で三週間後きっかり打つ(一回目の接種から二回目の接種日が決まるようになっています)ことが現状で確定させることができました。結果として何とか政府が目標にするという7月いっぱいには二回目を打つことができるスケジュールを確保できたことで、我が家の感染対策は一歩前進といったところでしょうか。

今回のネット予約スタートのタイミングでは、どちらにしろアクセスが集中し、簡単には予約画面にたどり着くことは難しいと思っていたのですが、今回の場合はそこまでかかりつけ医に固執しなければ、スムーズに進めることができ、これはラッキーでした。こういうことはある程度の割り切りが大事ですが、これを書きながら再度予約サイトを確認してみると、条件的には「特設集団接種会場」とほとんど同じ常設の「集団接種会場」の予約も順番待ちになっているようで、この辺は人間の思い込みというか、「これでなくてはならない」と思い込むことで簡単に予約できる「特設集団接種会場」の存在が見逃されているということがただただ不思議でした。

あと、これは今回の内容には直接関係ありませんが、地域ニュースでまさに静岡市のワクチン接種予約再開のニュースが流れていまして、インターネットが使えない方々は直接市役所の窓口に並んで予約をしようと集まっていたようで、かなりの長い列ができているのがテレビからでもわかりました。こうした密に関しては、パソコンの前で数時間待つ方がまだましだとは言え、こちらは予約開始から5分以内で予約完了してしまったのですから、つくづく情報とネット利用の大切さを思い知った次第です。

ちなみに、静岡市では6月17日になると別の世代への接種券の発送が始まるということなので、もたもたしていると新たな競争相手の参入によってさらに接種の予約を取るのが難しくなる可能性もありました。これからネットを使って接種予約をしようと考えておられる方は、事前に十分に情報収集を進め、最初に考えていた希望通りに行かない部分はあっても、早く進めるためにはプランB・プランCなどの別の方法を想定した上で行なう事をおすすめします。むろん自分の番が来た時にも同じように行なうつもりでいます。


近ごろの車にはかなり付いている「衝突安全ブレーキ」はあてになるのか

昨日、静岡県沼津市で起こった交通事故は、はからずも全国ニュースとして日曜夕方のテレビニュースで流れていました。テレビの画面を見ていて気付いたのは、車種が日産のノートe-Powerニスモ(のように見えました)という走行性の高い車種であった(?)ことでした。

事故後の内容だけを見ると突っ込んだファミリーレストランの駐車場に入れようとしてそのままアクセルとブレーキを間違えて突っ込んだのだと思ったのですが、内容は違っていました。実は別のショッピングセンターの駐車場で人との接触事故を起こし、そこで気が動転してしまい、勢いよく近くにあったファミリーレストランの駐車場に入り、そのまま店に突っ込んだという、かなり運転者の行動に問題がある状況での事故だったようです。

私自身、ネットニュースの記事で読んだだけなので人とぶつかったりお店に突っ込んだ時にどのくらいのスピードが出ていたかはわからないものの、日産の売れ筋であるノートe-Powerという車の安全装置はどうなっていたのかと思わざるを得ません。

今回の運転者があえて運転システムでカスタム可能な所をいじっていたとは考えられませんし、普通の運転をしている分にはメーカーが主張するだけの安全装置があり、それが問題なく動いていたと考えるのが普通です。

今回事故を起こしたノートも車載カメラがあるでしょうし、前方の車両や歩行者はもちろん、道路上の白線などを検知することはできたと思います。さらに、2015年7月からノート全車種でエマージェーションブレーキが搭載されていると思うので、2016年から登場したe-Powerもそうした装備が付いていないということは考えられません。

となると、こうした最新の安全装置の限界が人間の想定を超えた行動のもとに起こり得るということも考えなければならないわけで、最新の装備があるから大きな事故は起こさないだろうという事も、素直に信じることができないのではないかと思えてきました。

自動運転の時代になれば、人間がパニックを起こして予想に反した運転行動を取らない分、安全装置がうまく機能しないで事故を起こすことはあっても大きな事故は生まれないのかも知れませんが、例えば踏切が閉じている中に強引に進入するようなことを運転者が行なった場合、そこまで強烈に安全装置は機能せず、今までと同じような大きな事故が起こることも出てくると思った方がいいのかも知れません。

と同時に思うことは、もし今回の事故を起こした運転者が、最初に歩行者と事故を起こした際に、車を止めてまずは怪我人の救助と警察への連絡という運転者の義務を果たしていれば、全国ニュースになるほどの事故にはならなかったろうということです。事故を起こして頭の中がまっ白になったとしても、安易に車を移動しようとしないでその場に留まることの大切さというものを改めて思います。

今回の事故でも一連の事故として一つとカウントされるのではなく、複数の人や物とぶつかったものはそれぞれ一事故としてカウントされるので、保険で賠償金が出るにしても、無事故等級が一気に下がってしまい、翌年以降の保険料負担が重くのしかかってきます。改めて「事故を起こした場合は逃げずにまず停まる」ということを意識することが大切だということを肝に銘じたいと思います。


ファクシミリはオワコンではあるものの霞が関で全廃というのは早過ぎないか

私自身の事からまず今回の内容を書くにあたって紹介させていただくと、固定電話を解約した時点ですでにファクシミリ(以降はFAXと略します)の利用をしなくなりました。まだ電子メールやクラウドを使ってのデータの受け渡しが普通にできなかった時代には、郵便より早くデータを送るには相手の電話番号に直接データを送ることができるFAXを結構使っていました。

まだアナログ携帯電話の時代には、携帯電話からケーブルを繋ぐと外からでもFAXの送受信ができるポータブルFAXなるものも持っていて、仕事上で時間を争う報告をする場合には外出先からFAXを送ったり、足りない資料を逆にFAXで送ってもらったりすることも実際にありました。

また、ノートパソコンにもFAXモデムが内蔵されているのが普通だった頃には、公衆電話のモジュラージャックにパソコンを繋ぎ、ワープロで作った書類をFAXで送ったり、外にいる場合には携帯電話のポータブルFAXと合わせ、パソコンからFAXで携帯電話につないだFAXの方に書類を送ることで、モバイルプリンター代わりに使ったこともありました。当時のポータブルFAXは感熱紙を通すとインクが必要なかったので、たまにしか使わない外での出力に多少通話料を掛けても、ファクシミリの普及もあって感熱紙を買えないことは当時なく、それなりに便利に使っていました。

筋目が変わったのは、スマホを誰でも使えるようになった頃からで、個人レベルではもはやFAXを必要とする事というのはありません。デジタル携帯電話(3G)以降は、直接携帯電話やスマホでFAXを受けることもできなくなりましたし(ポータブルFAXも携帯電話のデジタル移行で単なるゴミになりました)、メールやLINEで十分になった今、もはやFAXは必要ないという話は理解できます。

今回、政府の河野行政改革担当相が、2021年6月中にFAXを原則廃止するよう、各府省に指示を出したことがニュースになっています。テレワークの推進や業務効率化の観点からの指導だということで、全く無くしてしまうのではないらしいのですが、私の読んだニュースでは単に役所間のFAX連絡を廃止するのか、外部からの連絡先としてFAX番号を案内するのも止めるのか、どちらとも取れるような内容になっていました。ただFAX自体は今後のネット社会では使わなくなる事は確かなので、ここではさらに状況が進んで、いわゆる公に開かれた問い合わせ先としてのFAX番号を公開しなくなってしまう可能性のある将来に向けて考えてみたいと思います。

もし今後、霞が関だけでなく全国の自治体のホームページ等に掲載されている各省庁や役所への問い合わせ先としてFAX番号を載せることがなくなっていくということになれば、私のようにFAXを必要としなくなった人間がいる一方で、パソコンも音声通話もうまく使えない(うまく喋れなかったり相手の声を聞くことが難しい人、さらに長文をパソコンやスマホで打ったり、図などをパソコン・スマホで描くのが難しい人も世の中には多くいます)一部の方々の連絡手段を遮断してしまう恐れも出てきます。

今現在、高齢者の新型コロナワクチンの接種が始まっていますが、このブログでは何回も書いているように、その問い合わせ先に0570から始まる「ナビダイヤル」を使うことが多くなっていますが、問い合わせの内容によっては0570電話での問い合わせ先を残すのだったら、専用の台紙に問い合わせの内容を記載しFAXで送ることで、電話することができる人でもFAXで十分な場合もあります(当然、メールアドレスを記載してFAXを送れば返答を電子メールでもらうことも可能でしょう)。自治体の接種予約の方法にも色々ありますが、はがきを使っての予約を行なっているところもありますが、締切まで時間がない場合に限っては、電子メールやウェブを利用できない方が直接接種の申込みをするには、FAX番号を公開しておくことは、できるだけ多くの人が行政サービスを受けさせるためにも無駄なことではないと思うのですが。

まあ、今回の話は全国の自治体ではなく霞が関での話なので、ワクチン予約についてはほとんど影響がないか、限定的な影響ではあると思うのですが、もし今回のニュースをきっかけにしてFAX廃止の流れが一気に進んでしまうと、FAXを利用して社会とのつながりを作っている人が、社会との関係性を閉じてしまう恐れもあるように思います。

今回と同じ考え方で行くと、直接やり取りをする資料や現金・有価証券など、さらに荷物以外の手紙についてはわざわざポストに投函して配達してもらわなくても、電子メールでやり取りをすればいいのではないかということになりますが、未だに自宅には分厚い通販のカタログが届いたりしますし、不効率だと思っても止められない事情というのはどんな業界でもあります。

もちろん、自発的にFAXや紙のカタログを止め、全てをネット経由で行なえるような社会へと進んでいくことは大事で私もそれを実践しているものの、公的な機関が一気に今まで使えたものを止めるなら、その前にちゃんと利用者への説明および実情についての調査をして今後の影響を検討してからでも決して遅くはないのではと思います。早く一気に進めるのも必要な場合もありますが、FAXにはサーバーが止まっても電話のように相手の業務をストップさせないで直接に、さらにいつ発信したか確認できる形で連絡できるというメリットもあります。今の官公庁の使っているサーバーが止まることがなければいいと思うのですが、わずかでも不安があるなら、個人的には行政同士の連絡手段としても、一般の方からの問い合わせの手段としても、もうしばらくはFAXという手段は残して、徐々にフェイドアウトしていくような方策を取るのが良いのではないかと思っています。


新型コロナウィルスのワクチン大規模接種センターの全国展開をどう考えるか

日本国内の旅行業者はかなり大変な状況に追い込まれていると思いますが、特に海外への渡航というのは普通に考えると難しいと思います。しかし、特定のツアーが今多くの参加者がいるのだという話があり、正直なところどんなものか興味がわいたので、今回はその話から書くことにします。

というのも、アメリカでは多くの場所で無料で新型コロナウィルスに対応するワクチンを無料で接種することができるのですが、その対象は自国民に限らず、アメリカを訪れた海外渡航者にも適用することから、パスポートなどでの本人確認ができ、スマホでの問診を受ければ日本からでもワクチンを打ちに行けることで、渡航費・宿泊費別で、5万円くらいのコストで添乗員付きの「ワクチン接種ツアー」が行なわれているそうです。

私がテレビニュースで見たケースでは日本では認証されていないJohnson&Johnson社のワクチンなので、副反応が現地で出ても、日本へ帰国後に出たとしてもその対応は自己責任になるというものの、取材を受けた方で副反応の発熱があった方には添乗員が用意した解熱剤でその場は収まるなど、旅行会社も必死で今の状況での新しい事業として、まだ日本国内ではワクチン接種の順番が回ってこない年代の方々を中心に申し込みはあるそうです。

ただ、日本国内であれば特定の年代の方ならそこまでお金をかけたり、リスクを負わなくても、地元でワクチンが打てない場合に早く打つ方法が動き出しました。自分の住んでいる自治体からワクチン接種券が届いているということと、年齢が65才以上の人でまだ一回もワクチン接種を受けていない人であれば、今までは特定の地域のみに限定されていた東京と大阪の大規模接種会場を予約して接種を受けることができるようになったというのです。

こうした事が起こる背景には、自治体でのワクチン接種が進んでいるのか、思ったほど東京・大阪や周辺地在住の方々が大規模接種会場までやってきてワクチン接種をしなかったという目論見の違いがあるのだと思います。予約は専用ウェブサイトかLINEからできるようですが、2021年6月12日の午前7時から電話での予約も可能とのこと。しかし、この仕様変更というのは、さらなる困惑を生むようにも思えたりします。

というのも、先に紹介したアメリカまで行ってワクチンが必要だと考える方はいわゆる働きざかりの人に多く、恐らくまだ自治体から接種券も送られて来ない、それでいてワクチン接種が必要な海外での仕事を持っている方がしびれを切らしてアメリカまで行っているのだろうと思われます。ワクチン接種は人口の少ない地方の住民であればそこまで焦らなくても、自宅で待機しながら自分のかかりつけ医で接種した方が副反応が出たとしても適切に対応してもらえるでしょうし、ワクチン接種に出向くことによっての感染の危険も少ないと思います。

しかし、もし遠方から東京や大阪までワクチン接種に行くとなると、往復の交通機関や、途中の食事などの際に感染する可能性は生まれてきます。さらに、過去にこのブログでも紹介したかと思いますが、予約を取る方法が電話しかない場合、その電話番号というのが、0570から始まる携帯電話の通話定額が通用しない「ナビダイヤル」であることから、2回接種のための交通費(場合によっては宿泊費も)と通信費でお金を掛けるより、地元で打てる時を待った方が費用もかからず、事後に副反応が起こった場合の対応がとってもらいやすいということで、あえてリスクを冒してまで、東京・大阪へ行くべきなのか考えてしまいます。

個人的な考えになりますが、東京・大阪の一部の地域ですでに年齢を下げて接種券が送られているとしたら、その接種券を持っている東京・大阪在住の方限定で打つために大規模接種会場を利用した方がいいのではないかと今でも思っています。地方在住の身としては、それに加えて、今まで不要不急の外出はせず、県をまたいでの移動は控えるように言われていたので、急に県をまたいでの移動を勧められるというのは、今までのルールが一気に変わってしまうような感じで、そこからなし崩し的に人の移動が始まってしまうのではないかという不安もつきまといます。

東京都内でのオリンピックパブリックビューイングも中止の方向で考えられているようですし、今後は東京都で特に感染者が爆発的に増えないよう、必要とする多くの人に大規模接種会場で用意されたワクチンが活用されることは願っていますが、現在の状況というのは必ずしも喜ばれない部分もあるのではないかと思うのですが。とりあえず東京・大阪の警察・消防で働く方には医療従事者並みの接種をして欲しいですし、オリンピックのボランティアの方にも先に接種するために大規模接種会場を利用した方がいいのではないかと素人考えではありますが、オリンピックを開催するなら考えた方がいいのではと思います。


ついにワイモバイルのシンプルプランでも高速データの繰り越し開始 しかしUQとの決定的な差とは?

今まで、スマホ回線の変更について相談された場合、ドコモの場合はちょっとめんどくさいのですがau使いならUQモバイルに行った方が多くの場合幸せになれるのではと言ってきました。同じ理由でソフトバンク使いの人にはワイモバイルへの変更をおすすめしてきたのですが、ワイモバイルとUQモバイルのプランにはちょっと違いがあったのです。

というのも、月額三千円で十分に使える(docomoのahamoなどのプラン対抗で考えています)、プランとしてワイモバイルで言うと「シンプルプランM」(UQの場合はくりこしプランM)をおすすめするものの、プランの名称に出ているように、UQの場合は使い切れなかった高速データ容量を翌月まで繰り越すことができていたのに、今までのワイモバイルでは高速データ通信量がMの場合の月15GBに達しなかった場合には翌月リセットされるだけでした。

それが、先日のニュースで2021年8月からいよいよワイモバイルのシンプルプラン全てで、その月に余った高速データ容量を翌月まで繰り越すことができるようにするということです。これで、スペック上はワイモバイルもUQに追いついたということですが、使い方によっては不満が残る方もいるかも知れません。

データをほぼ毎月使い切るような方は、たまたま使い切れずに残した場合に翌月より多くの高速データが使えて便利ではありますが、ワイモバイルの案内ページではワイモバイルは繰り越し可能になることは書いてあっても、UQモバイルのように専用アプリから「高速」と「低速」を切り替えて使えるようになるとは書いていません。

感じ方には個人差がありますが、私自身はUQモバイルの「くりこしプランM」における低速の最大1Mbpsでもスマホであらゆる事を行なっても問題ないくらいのスピードが出ていると思ったので、日頃からあえて高速にせずに低速中心で使い、パソコンにテザリングするような場合に高速にして使うことで、一月高速通信を使うのを我慢すると、常に月初めには高速クーポンが30GB(繰越分15GB・当月分15GB)から始められるというメリットがありました。

しかし、ワイモバイルの場合は速度切り替えをユーザー側からできないなら、常に月初から高速で使い続けることになり(個人的な感想で低速で十分なスマホでのサイトチェックのような場合も高速クーポンを消費)、その分を無駄に使ってしまうことが気になります。

ただ、あまり高速データがもったいないという風に考え過ぎると、翌月に繰り越した分の高速データも使い切れずに終わってしまうので、これは考え方と使い方の違いで両社のプランを選ぶのが良いでしょう。

つまり、高速・低速などの意識がなく、常にストレスなくスマホを使いたい場合は、ワイモバイルの方がデータの使い残しがなく、仮にその月の使い残しがあっても翌月に使い切るようにすればいいので、データ使用量のムダが出ません。

対して、日常的に使うデータ容量が多く、状況によって高速と低速を使い分けることによって効率的にデータ消費を考えたいという方は、通信回線を変えてもUQモバイルの方を選んだ方が幸せになれます。データ量があまりそうだったら、スマホからテザリングしてパソコンなど大きな画面のハードで映画の一本や二本を見るだけで相当の高速データを消費できますし、月末をそうしたデータ調整に使って好きな映画を見るという楽しみもできるでしょう。

どちらにしても、制限がある高速データ消費について先に使わないと使い切れないと思うか、後からでも使い切る調整は可能かと思うかで選ぶ会社は違ってくると思います。

あと、これもあくまで個人的な考えですが、月々のデータ量の20GBと15GBを気にするよりも、データの翌月くりこしができるかできないかを比べた方が良いと思います。車に乗って音楽ストリーミングやインターネットラジオをかけ流すような事をする場合、UQモバイルで低速にすれば無制限でデータ通信を使え、音声ストリーミングなら速度には全く不安はなくなるので、毎日長距離を移動している場合ならより有利になります。

ちなみに、音声ストリーミングでは双方のプランにある「S」プランの低速が最大300kbpsでも十分に使えるので、スマホをカーナビや音声プレーヤーとして車内で使うことを想定している場合には、UQで低速に切り替えて安く便利に使うことが実はおすすめだったりします。ここまでは、ワイモバイルで高速・低速の切り替えが出来ない前提で書いていますが、今後の状況によってこの内容も変わってくる可能性もあることをお断りしておきます。