BE-PAL2021年7月号付録の「ブービーバード焚き火台SOLO」を固型・アルコール燃料で使うには

アウトドア雑誌のBE-PALは、今や本文だけでなく毎月の付録を楽しみにするものになってしまったように思います。定価は税込1,100円ですが、それ以上の価格を見出すことができる付録が付くと、一気に本屋さんから消えてしまうので、今回のソロ焚き火台を欲しい方は早めに確保した方がいいと思います。

この付録はCHUMSとBE-PALがコラボをして実現したもので、ステンレスを合わせて組み上げるソロ焚き火台になっています。その大きさはかなり小さいので、松ぼっくりや小枝を燃やして楽しむもので、当然ながらファミリーキャンプには向きませんが(^^;)、このサイズは絶妙で、レギュラーサイズのメスティンの中にバラして入れることができるサイズになっています。

組み上げた状態でレギュラーのメスティンは付属のゴトクを使わなくても乗ります。さらに、底の板は二段階で高さが変えられるので、この焚き火台を焚き火だけで使うのはもったいないような気がしてきます。はっきり言うと固型燃料やアルコール燃料を使うアルコールストーブ用のゴトクとして使えるのではないかと思ったのです。

ちなみに、焚き火台付属の十字ゴトクを使うと、写真のようにシェラカップを直接温めたり、シングルカップで飲んでいた飲み物を再度温め直すような場合にも結構使えそうなんですよね。小枝を燃やしながら必要な時にカップを乗せてもいいのですが、固型燃料やアルコールストーブの場合点火が簡単ですし、燃えカスの片付けも必要ありません。ただ、ちゃんとした風防を用意しないと、風の強い日には全く使えなくなります。

そこで、ふと思い出したように引っ張り出してきたのが、長く使っていなかったユニフレームの「ウィンドスクリーンS」でした。ちょっと重めなステンレスで、板は3枚しかないのですが、これが今回手に入れた焚き火台にジャストフィットするのですね。これで三方向からの風には大丈夫で、正面に座っていればそちらからの風の影響は少なくて済みます。

また、十字ゴトクを付けた状態でも十分に風防としての効果を発揮するような形でセッティングできます。ウィンドスクリーンSはそれまでも小さく折り畳めてメスティンの中に入れて持ち運びできることが売りだったのですが、ソロ焚き火台をばらした状態でこのウィンドスクリーンと大きさが揃うので、焚き火台とウィンドスクリーンが一緒にした状態でメスティンに入れて持ち出すことができて便利です。

すでにポケットストーブを使ってはいますが、こちらの方は熱源から鍋までの距離が多少離れていて、さらにその距離も若干調整できますので、使う火器にもよりますが、より効率的に火をあてることができます。そして、やはり仕舞いのコンパクトさというのは魅力です。今回の試行で、風防まで含めてメスティンに収納可能であることがわかったので、メスティンの中にカトラリーや燃料、ライターなどを入れれば、最低限の湯沸かしや炊飯をどこでもできるセットをメスティンの中に全て収納可能にすることもできるでしょう。

ともあれ、ソロキャンプのお供から、災害時の持ち出しセットの中に入れていつでも使えるようにするような使い方もできそうな、この焚き火台は組み上げただけではありますが、結構使えそうです。興味のある方は、書店に在庫があるうちにゲットされることをおすすめします。ネットでも購入できるかも知れませんが、付録の焚き火台が付属しない出品だったり、電子書籍のため付録は付かないというものを買ってしまわないように気を付けて下さい。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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