月別アーカイブ: 2020年3月

楽天Linkを使っての電話利用について抑えておきたいこと

先日申し込んだ新しい楽天モバイルですが、未だに楽天モバイルから手続きのための連絡は入ってきません。2020年4月8日スタートとまた間があるからと言うことからかも知れませんが、それだけ多くの人が申し込んでいるのだろうと思います。先日のブログで書いたように、もし使ってみて通話だけでもそこそこ使えるなら、今契約しているドコモの2年縛りの契約から変更してもいいかなとも思ったりするのですが、ようやくネットで調べられるようになってきた「楽天Link」を使った電話について、ちょっと気になる説明を見つけました。

まず、楽天エリア以外のau回線エリアでデータ通信を利用し、高速クーポンを使い切って低速制限された状態での通話品質やSMS送信について(SMS受信は通常の電話回線を使うので楽天Linkアプリとは関係なく国内では無料です)、「データ低速モード時でも通話・メッセージの送信が可能です。」と公式ページに説明があるので、少なくとも電話については楽天エリア外の地域では、au回線と同じくらいの電波状況の中で、低速制限されても普通に使えるようになることが予想されます。

問題は、楽天の独自網エリアで使うときです。今後徐々に利用できる場所は広がっていくとは思うのですが、他のキャリアと比べて電波が弱いところでは公衆Wi-Fiやテザリングを使っての発着信を行うことは楽天Linkアプリを使ってできるものの、現状では電話番号通知がうまく行かないということが公式ページに説明されていました。

どういうことが書いてあるかというと、「発信元がWi-Fiを利用している、かつ発信元が連絡先にない場合、着信者の着信表示/履歴には「非通知」と表示されます。」とあるので、基本的にはWi-Fiを利用した発信には相手のスマホに電話番号が表示されないというふうに読めてしまいます。また、楽天モバイルの「よくある質問」のところには、「[Rakuten Link]「不明」や「非通知表示」と表示される電話がかかってきます」という質問に対し「ご利用いただく通信環境により(これがWi-Fiに接続しての発信と思われます)、電話番号が表示されない場合がございます。」と書かれているので、将来的にどうなるかはわからないものの、楽天Linkの売りであるWi-Fiに接続した状態での発信において番号が表示されないというのは相手によっては電話に出てもらえない恐れがあるということで(企業への問い合わせでも非通知だと着信しない場合もあります)、明確なディメリットだと言えるでしょう。

こうした事情を考えると、やはり今のままではメイン回線として電話に使う場合は、むしろauのローミングサービスしかない場所の方が安定するという事になるかも知れません。しかしそんな地方でも徐々に楽天独自のエリアが広がってくるわけで、その時の電波のつかみがどうなるかによって状況は変わってきます。将来的には今の大手3キャリア並の通信エリアを楽天が確保するようでないと、なかなかビジネス用途では使えない感じがしますし、エリアが開通したてでは初心者にも勧めにくいということになってしまいます。

改めて、データ通信を使いながら電話も使うという場合、別のメイン回線を確保しながら楽天はサブ回線として使うというのが今からしばらくの使い方になるのかなという気がしますね。もし将来通信衛星の利用でエリアカバー率100%を実現できればメイン回線にもなり得るかもしれませんが、4月からは楽天モバイルのエリア状況を見つつ、年末に予定しているメイン回線の引っ越しは別の会社にMNPすることも並行して考えていくことにしました。次回は現状で楽天以外の通話機能付きSIMカードの最強はどの会社かということについて考えてみたいと思います。


テレビ地上波同時配信と車中泊旅行

先日紹介したNHKの総合とEテレの番組を同時配信する「NHKブラス」は、200kbpsくらいだとしばしば止まってしまいますが500kbpsまでは出なくても400kbpsくらいなら(私のmineoを使っての印象です)何とか止まることなく外でテレビ放送を見られるようになっています。まだ民放の同時配信はテストのみで、現状では自由には見られないものの、番組放送終了後の見逃し配信を行う「TVer」は今でも利用できます。今後その「TVer」では民放地上波の同時配信をするためのテストを行ったりしていますので、そうしてNHKと民放の同時配信が日本全国で実現されるようになれば、かなり車中泊での夜の過ごし方も変わって来ることが想像できます。

かなり以前から車中泊の旅をする中で、日常の生活から離れて自分を見直すという意味で旅に出ている方にとってはなにも旅の最中にテレビを見なくてもという意見があることは重々承知しています。ただ、車の中でもテレビを見たいという人は昔からいて、車にサブバッテリーを入れるだけでなくテレビを設置した上、アンテナにも投資して地上波の難視聴地域では衛星放送用のパラボラアンテナを設置し、移動しながらも常に衛星を捉えることのできるシステムを搭載したキャンピングカーを自慢されていた方とも会ったことがあります。しかし、衛星放送はともかく、地上波テレビについてはスマホ一つでも移動しながら難視聴地域でもネットが繋がれば見られるような状況になるに従って、いわゆる「車中泊道具」がどんどんスマホに置き換わっていっているように感じます。

かつてはスマホやタブレット端末にテレビを楽しめるようにワンセグだけでなくフルセグチューナーが付いたものが結構ありましたが、この機能は地域を移動せずに使うなら最強です。特にフルセグチューナーが付いたタブレットを災害用品として用意しておけば、大きな災害が起きて停電し、ネットが不通になったとしても、本体内臓のアンテナだけでも視聴可能地域なら、モバイルバッテリーから充電したり、そんなに大きくない太陽光パネルの充電システムがあれば、テレビの継続視聴が可能になります。

これはこれで用意しておいていいものだと思いますが、車旅で使おうとすると、移動することによって頻繁にエリアを変える必要があるので運転しながらの利用には向きません。さらに、車中泊場所を探す中で、どうしても地上波テレビの電波が入りにくい場所が静かに寝るためのベストポジションだったりするのですね。そのような時に、高速インターネットでなくても300~500kbps、さらにできれば1Mbpsくらいの速さのデータ通信を制限なく使える環境があれば、携帯電波さえ繋がっていればテレビ放送を見ながら移動したり、車中泊の寝るまでの間を普段のようにテレビを見ながら過ごすことも今後の状況によっては十分可能になってきたわけです。

また車の中でテレビを楽しむためには、スマホ本体の音の出口であるスピーカーの性能に左右されるところがあります。特に雨が強く降っているときだと雨が車のボディに当たる音が大きいので、スマホのボリュームを最大にしてもほとんど聞こえないというようなことがあります。私は車のドリンクホルダーに収まる大きさのBluetoothスピーカーを常備し、移動しながらでも割とはっきりとスマホの音を車内で響かせる事ができるようにしています。

スマホとBluetoothスピーカーを用意するだけで、音楽もラジオもテレビも車内で楽しめるようになるわけなので、常に同時配信が快適に見られたり聞けるような通信環境を整えると、他の持ち物はいらないということになります。つくづくいい時代になったものだと思いますが、こういうことも知らないと便利さを享受できません。

まだ新型コロナウイルスの脅威があるなかで出かける手段としては、自家用車を使って他人からウィルスを伝染されないようにと考えている方も少なくないと思います。ちなみに、いつまで使えるかわかりませんがMVNOの楽天モバイルの「スーパーホーダイ」なら、お昼でも最大300kbps、その他の時間なら最大1Mbpsのスピードが低速制限されても出ることがアナウンスされているので、あえて消滅寸前のドコモ回線の「スーパーホーダイ」に駆け込み加入するということも考えられるのですが、どちらにしても一定の期間が経過した後は新プラン固定で移行案内される(楽天回線ならハイスピードで使い放題ですがエリア外は2GBを超えると128kbpsに制限)と思うので、私の使っているmineoのオプションプラン「パケット放題」なども視野に入れながらモバイル回線の再編を考えてみるのもいいのではないでしょうか。ただ、くれぐれも事前の確認をした上で利用回線を考えてみてください。


旅行中に動画ニュースを見るための方法

先日、新幹線の字幕ニュースの提供が終わるということを紹介しましたが、現在日本国内ではどんなニュースが報道されているのか? という日常生活の中でテレビや新聞を見られる環境にない旅行中というのは、そういった情報を知らないままに過ぎてしまう可能性もあります。もちろん、スマホを見ればそこからニュースがいつでも見られるわけですが、ウェブでニュースを見る場合にはつい自分が好むニュースだけを追い掛けてしまいがちになるので、重要なニュースを見逃す可能性もあります。そこで、せっかく最大500kbpsで動画をどこでも見られる環境が整ったので、「いつでも見たい時に国内の主要ニュースにアクセスできる環境」を整えたいと思ったのです。

まず、ニュースという事で出てくるのが先日始まったばかりのNHKの地上波との同時配信を行なう「NHK+」アプリを使って定時のニュースを見るという方法があります。ただこれは、夜の7時とか9時にスマホを開いて見られるような時間があればいいですが、旅行中はどうしても行動が不規則になりがちです。

そんな中、簡単にスマホで24時間ニュースを配信しているサイトと言うと「AbemaTV」のニュースチャンネルがありますが、時間帯によってはニュースバラエティが放送されている時間があり、いつでも見たい時にヘッドラインニュースを見られるというものではありません。ちなみに、AbemaTVのヘッドラインニュースは定時前に流れていることが多いので、時間帯によっては利用するのもありでしょう。

できれば時間とは関係なく見たい時に見られるサービスをということでひらめいたのが、一部早朝や深夜の一部時間に放送されている24時間ニュースだけを伝える「日テレNEWS24」や、「TBSニュース」というCSやネット上で24時間流され続けているサービスを利用するという方法です。専用アプリを使う方法の他、アプリの「ヤフーニュース」をインストールして「ライブ」というタグをクリックすると、「日テレNEWS24」「TBSニュース」「BBCワールドニュース(月曜~金曜の午前6時~午後4時に配信)」から動画ニュースを選ぶことができるようになっています。ブラウザ上でも見られますが、アプリを利用することで、動画ニュースで気になったところを文字ニュースで追っていくこともできますし、ちょっとした時間でも見やすくなっています。ちなみに、モバイル回線での動画ニュース視聴は、電波の状態によるかも知れませんが、OCNモバイルONEの最大200kbpsの回線でも途中止まっても継続視聴は可能でした。500kbpsあれば移動中であっても多少は安定して見られるようになるのではないかと思います。

また、海外に出ていて日本の動画ニュースが見たいと思われた場合、You Tubeのチャンネルの中でテレビ朝日系のニュース(地上波やAbemaTVのニュース)を編集してコンパクトにライブ配信している「JapaNEWS24」が流れています。「日テレNEWS24」「TBSニュース」と比べると明らかに編集されている感じは拭えませんが、緊急の情報が入ればライブ配信に切り替わりますし、You Tubeアプリはどのスマホにもインストールされていると思うので、限られた時間の中で日本で何が起こっているかを知りたいような場合には利用すべき価値はあると思います。

最近は新型コロナウィルスの広まりの影響で、外で行動する時間よりも家でテレビを見る時間の方が長いので、より外に出た時の情報収集力の不足というものを感じてしまうところがあります。そんな中で効率的に情報収集するために、今回紹介したような動画ニュースを継続して流し続けてくれているサイトを積極的に利用したいものです。なお、その際公共交通機関での利用の場合、スピーカーから大きな音を出すと周辺の迷惑になりますので(先日とあるショッピングセンターでスマホのスピーカーを大音量で鳴らしながら動画を見ていた人がいたのには絶句しました)、イヤホン類の用意があるといいでしょう。できればワイヤレスイヤホンがあると、狭い空間でからまらなくて便利です。


mineoの「パケット放題」は一体どうなのか?

このブログでは主に自分が好きなもの、よく使っているものを紹介させていただき、その魅力を伝えさせていただいているのですが、そんな中で一般的な好みと自分の嗜好はズレているんだろうなと思うことがあります。

今回紹介するmineoの低速500kbpsのプランなどは正にそれで、自分はOCNモバイルONEの200kbpsちょっと出るくらいでもそれなりに我慢すればYou Tubeや他の動画サービスも見られるものがあり、それで月額千円くらいなら十分だと思う自分がいる一方で、この低速モードをキャリアの高速クーポンを使うのに慣れている人が使えば、何でこんな遅い速度で画質も悪い状況を受け入れなければならないのかと不満に思う人の方が多いのではないかと書いている自分も思います。

インターネットが始まったばかりの頃ならテキストと写真くらいを閲覧するくらいだったので200kbpsでも十分に使えると思うのですが、今は音声だけでなく動画が主で、SNSでも写真のサイズが大きくなったりするだけでなく広告の画像や動画を表示する中でもスマホのネット利用の際の動作が厳しい部分が出てきてしまいます。果たして500kbpsで何がどこまでできるのかということについては、本家mineoのページで紹介されていますので、その内容を自分なりにかみくだいて紹介してみます。

・ウェブサイト

基本的にはほとんどストレスなく見られますが、大きな画像があるページや動画が埋め込まれているページは少し時間がかかることもあるというのが公式ページでの紹介です。自分が使ってみて感じたのは、ほとんど問題がないということです。もし自分がそのような読み込みが遅くなるような事になったら、テキストが表示された時にページの読み込みをストップしてしまえば支障はないように思えます。

・地図アプリ

最大200kbpsをうたっていても実質100kbpsそこそこしか出ていないようなMVNOのSIMを使っていた時、地図アプリで自分の周辺の地図を出すのにもたついたり、歩きナビでは歩行速度に地図の動きがついていかないような業者もありました。この点については200kbps近くのスピードが出るOCNモバイルONEで問題なく動くようになったので、まず大丈夫だと思って使ってみたら全く問題ありませんでした。公式サイトではストリートビューも使えるという話が書かれています。カーナビについても問題はありませんが、利用する回線のエリア外に出てしまうとそもそも電波を掴みませんので、その点は注意が必要でしょう。

・Instagram

これも公式ページからの情報になりますが、やはり動画のデータが多く含まれているページについては読み込みにもたつきが出るという例があるということです。専用の動画アプリの場合は、最近は細かく動画の画質を設定できる機能がありますが、Instagramにしろ他のSNSにしろ、画質はアップされた状況のままでやってくるというのが問題になります。SNS命で使われている方は、mineoの「パケット放題」よりもよく利用するSNSについてカウントフリーのサービスを行なっているMVNOを利用した方がいいのかも知れません。

・動画コンテンツ

これについては各動画閲覧アプリ(Youtube・AbemaTV・TVer・Netflix・NHK+など)の設定から「低画質」や「最低画質」を選べば、あとは画質との相談になるでしょう。You Tubeは240P~360Pの間で電波の状況によりますが問題なく動画視聴ができているという報告があります。逆に言うと「低画質」の設定がない動画アプリの利用は厳しいと思います。

・その他アプリ

個人的に残念だったのが、企業がクーポンを発行するアプリの中で、低速では全くクーポンを出すことができなかった「すかいらーくアプリ」が、この「パケット放題」でも表示できる時とできない時があったことです。こうなると、注文前に画面のアプリを見せてクーポン価格で利用したいと思っても画面が固まってしまうようなら、そのお店自体を利用しないという選択になってしまいます。ここで書くことではないですが、せめて低速制限になった時のためにテキストでクーポンを出すような工夫をしてくれないかなと思うのですが。

・アプリダウンロート

それほどサイズが大きくないアプリなら、「パケット放題」のスピードでもアプリがダウンロードできないということはなく、じっくり待てばきちんとアプリはダウンロードすることができます。その際は画面を注視しないで、スマホを使っていない時にダウンロードだけ行なうようにすれば問題ないと思います。

・テザリング利用

パソコンでスマホから「パケット放題」の電波をテザリングさせて利用する場合、よく見るサイトを中心に見る場合なら、ウェブページのキャッシュが残してあるようなら、「パケット放題」でも何とか使えるかなという印象です。ウィンドウズのアップデートに使おうというのは流石に無理でしょう。高速クーポンを使っても大きなアップデートの場合にはかなりの容量をダウンロードしなければならなくなるので、安全なWi-Fiを利用して行なうのがいいでしょう。

さらに、公式ページでは昼の12時前後の利用についてはユーザーが集中することによって他の時間帯よりスピードが落ちるという傾向があるようです。しかしこの問題については最低速度1MbpsをうたうMVNOの楽天モバイルでもその時間帯だけは最高300kbpsとなっているように、同じMVNOであるmineoにはどうにもならないところがあるでしょう。この点を逆手に取り、昼の12時から13時にネット通信を行なわない宣言をし、その宣言が達成された日数によって高速クーポンや夜間の無制限利用のできる「ゆずるね。」というサービスを行なうことになっています。複数の回線持ちならあえてmineoのSIMはお昼に使わないという選択もできるでしょう。

古いスマホを使っている場合、思ったように動かない場合にその原因がスマホ本体にあるのかSIM回線にあるのかわからない事がありますが、だいたい以上のような状況を見て、主にスマホで様々なサービスを使うだけならこの「パケット放題」は他社のエンタメ関係のアプリ利用に限ってカウントフリーで使えるサービスよりも幅が広く使えるといった印象を持ちました。まだキャンペーン中であと2ヶ月分オプション料金が無料で使えるため、このキャンペーンが終了し、きちんとオプション料金を支払わなければならなくなった時に、改めて一通りの使い勝手については評価し直してみたいと思っています。


「モバイル買い物袋」利用のすすめ

世の中の流れとして、買い物の際に今までなら当たり前にいただいていたスーパーのレジ袋は、有料で購入するのが当たり前になりつつあります。さらに、今後はコンビニでもレジ袋を有料化すると流れにもなってきているので、無駄な出費を抑えるという意味でも、ゴミの減量を達成するためにも、自前で用意した買い物袋の活用というのが鍵になってくるのではないかと思います。

使い回しできる買い物袋については、すでに私は活用していて自宅や車の中に常備しているのですが、ついうっかりして用意した買い物袋を自宅や車の中から持っていくのを忘れてしまい、レジに並んでからその事に気づいて悔しい思いをすることは一度や二度ではありませんでした。そこで、今回改めて100円ショップに出向き、買い物袋の中でも折りたたんでコンパクトになる「モバイル買い物袋」を物色してきました。

今回購入したのは写真の二種類の買い物袋です。一つはキーホルダーにもなる小さな袋の中に買い物袋が収納できるタイプのものです。これだと使い終わった後にきちんと袋を戻せば、車を停めて外に出た段階でもいつでも買い物袋を使えます。

袋から出して広げると普通の買い物袋のサイズですが、持ち手が縫って付けられているので、あまり重いものを入れると心配にはなりますが、それでもこのコンパクトさは魅力です。このくらいの大きさなら車を運転していても邪魔にはならないので、今後コンビニでレジ袋有料化になった場合、車でコンビニを利用するくらいなら十分役に立ちそうです。

そしてもう一つの買い物袋は、取っ手を縫っていないタイプのもので、多少重くなったものでも入りそうです。構造的には本体にある小さなポケットに袋全体を畳んで入れるようになっています。畳んで入れるとズボンのポケットやポーチに問題なく入るサイズになるので、こちらの方は車で外出しなくても使えるタイプのものになるでしょう。

私の場合は、これらを2つを手元に置いておくことで今後できるだけレジ袋を買わないようにしようと思っているのですが、旅行だから用意するというのではなく、常に用意するということが大切だと思います。この後に無印良品まで買い物に行ったのですが、アプリ会員がレジ袋を使わないというと、アプリに貯まるマイルが増量されるという仕組みがあるということで、早速買い物袋を常備した甲斐があったということになりました。このようにレジ袋を自前で持ってくることで、別のメリットも出てくることがあるかも知れないので、とりあえず今回紹介したようなモバイル買い物袋を用意して出かけるというのも十分ありということになるのではないでしょうか。


楽天UN-LIMITでの電話について

料金プランの発表の後、ネット上では賛否両論あるものの、メイン回線ですぐに使わないほうがいいというところは結構一致しているような感じもあるのですが、実のところ新しい楽天モバイルで一番気になるのが、現在はAndroidスマホだけで利用できるアプリ「楽天Link」です。

このアプリは単なる通話アプリではなくRCSという標準規格に含まれている機能で、携帯電話の番号を使ってIP電話を実現したり、メッセージを発信できたりします。電話もメッセージも電話番号に紐付けられているため、受けた側はこちらが普通に電話やSMSをしているように思えますが、キャリアに影響されない分、自由に電話もSMSもできるようになるので、そこが魅力的です。

ということは、「楽天Link」アプリを使うということはネット通信を使って通話なりSMSをすることになるので、当初の楽天エリア外で電話をする場合、auの高速通信の2GBをネットを使っている時と同じく消費されていくということになるわけです。

そうなると気がかりなのは、au回線の高速オプションを使い切ってしまい、データ通信速度が最大128kbpsに制限されても通常の着信と通話に変化が出るのかということが問題にはなるでしょう。しかし、楽天の方でもそういった通信回線品質のぎりぎりのところはつぶしてこの仕様にしているとは思うので(2020/3/9追記 楽天Linkの解説ページの記載には「データ低速モード時でも通話・メッセージの送信が可能です。」とあります。)、今後私の今使っている回線が更新月を迎えるまでにはネットで調べて、少なくともauのエリアでは問題なく電話とSMSが無制限に使えるならば、乗り換えを真剣に考えてもいいのではないかと思います。ちなみに、LINEの無料通話の場合100kbpsを切るようだと不安定になる場合もあるとのこと。

ちなみに、現在私がドコモのガラホでカケホーダイプランを利用している料金が月額2,200円(税抜価格)ですが、楽天UN-LIMITの一年間無料の対象にならなくても800円プラスでデータ通信が使えるということになるので、ドコモのガラケープランにかけ放題を付けた場合、2,900円(税抜価格)で高速クーポンは100MBしか就かないので、ガラケー・ガラホからスマホに変えたいと思っているなら、楽天モバイルの回線が全く使えなくても通話中心で使っても(低速制限の最大128kbpsでの挙動が鍵ですが)料金的なメリットが出てくると思います。というか、データ通信を通話だけに使えるなら、高速クーポンを使い切ることはないと思いますので、データ通信は楽天エリアのみということで使うというのも一つの手です。

さらにこの「楽天Link」の仕組みを使うと、楽天モバイルのエリア外はもちろん、auの電波が悪い場所でも通話することができます。公衆Wi-Fiなどを使うと、スマホが携帯の電波を切った状態でもWi-Fi通信を使って電話できることを利用し、あえてスマホのデータ通信を切り、ドコモ回線のモバイルルーターやSIMカードを入れたスマホからテザリングすれば、ドコモエリアで使える携帯電話になるのです(同様にソフトバンクエリアも利用できます)。車で移動中にシガーソケットから電源を取り、2つの端末を動かしてドコモ携帯と同じエリアを使うこともできるので、そこでは「楽天の電波は不安定で使えない」ということとも全く関係なくなります。

私が今持っているドコモ回線のデータSIMは、最大200kbps以上は低速固定でも安定して出ると言われているOCNモバイルONEの旧プランですが、低速制限時の最大128kbpsで普通に通話できるならこのくらいのものでも十分ではないでしょうか。そう考えると、今後楽天が行うという通信衛星の打ち上げを待つまでもなく、山間部での電話利用についてもだいたいMVNOのドコモ回線のSIM代である千円前後を追加することで少なくとも電話の面では不安がなくなります。この技は、山間部や高速移動中だけでなく楽天エリア内でも電波の状況が悪い室内にいる場合にも使うことができます。切り替えの手間はかかりますが、こうしたやり方を使いながら電話中心にしばらくは使うのも一つの方法ではないかと思いますね。

そういったわけで、あくまで通話用ということで考えると、今の自分のメインのガラケーをMNPしても大丈夫なのかという点が気になってきました。さらに、現在利用しているP30 Liteのビルド番号の上4ケタが「C635」と、楽天モバイルで販売していたものと同じであることを確認したので、今回の1年間無料の特典を使ってSIMカードのみの購入をしてみることにしました。普通の人とは違う興味の持ち方で済みませんが、まずはOCNモバイルONEで買ったP30 Liteで使えるか? というところから試してみたいと思っています。


UQモバイルの解約事情

昨日の楽天モバイルの記者発表を受け、楽天モバイルの一年間無料の申込みはあえてしないことにしました。一応、今使っている通話用のガラケー(ドコモ)の更新月が来るまでは1年近くあるので、それまでにいくらかか楽天自体の回線がここ静岡にも来ていてくれるようなら通話専用(地方ではほとんどauローミングサービスで2GBまでしかデータ通信は使えなくなるだろうと思うので)にして、端末が安く買えるタイミングと合えば買ってみるのもいいのではないかと思います。ちなみに、まだチェックしていませんが、回線の影響で電話がつながらないような状態でも、転送が無料でできれば、すでにある電話回線に転送して受け、発信したい時には公衆Wi-Fiのあるところかデータ通信を利用しているスマホでテザリングした上で発信すれば、問題なく電話番号からの発信ができるだろうと思いますので、ドコモ回線の更新月までには私の住んでいる場所の近くでも楽天の電波が拾えるようになればと思います。

ただ、楽天モバイルの状況が変わってしまうことも考えられますので(^^;)、とりあえずは今使える通信業者を再編し、楽天モバイルが使えた時には乗り換えまでのつなぎという意味で、今使っている回線の解約および新たな回線の契約を行ないました。今回は、UQモバイルはどうもデータ通信専用のプランで頑張ろうと思っていないような感じがしたので(^^;)、データ通信を解約することにしました。

ちなみに、先日のAmazonタイムセールでmineoのエントリーパックを100円で入手することができましたので、同時に最低速度が500kbpsになる「パケット放題」のオプションに加入し、基本データ容量500MBにして申し込みました。エントリーパックからの入会ではSIM代金の440円以外、契約事務手数料はかかりません。毎月の利用料金も今までのUQモバイルの利用料とほぼ同じなので、UQモバイルのMVNO随一と言われる高速通信は諦め、中速でもそこそこ使えるのではないかと期待されるデータ通信を利用することにしました。

ちなみに今、他のデータ通信用SIMとして旧プランのOCNモバイルONEの1日110MBプランと、LINEモバイルの月1GBプランに入っています。OCNモバイルONEはドコモ回線で、LINEモバイルはソフトバンク回線にしているので、mineoはau回線にしました。au回線の場合は無料でSMSオプションが付いてくるので、何かでSMSが必要になった場合に便利なのです。

mineoの500kbpsについては改めてSIMが到着したら手持ちのP30 Liteに入れて様々なネットサービスで使えるかどうかのチェックをするつもりですが、今回紹介したいのはUQモバイルの解約方法についての事です。まず、ネットで解約方法を調べたところ、店頭で申込みを行なった方でもフリーダイヤルによる電話での解約手続きとなるそうで、営業時間に電話をして手続きを行ないました。

UQモバイルは電話で解約をしたらすぐに使えなくなります。ただ料金は日割りでの請求となるので、いつ解約してもその場で解約となり使った分だけ料金を支払えばいいので、その点は有難いですね。音声案内を聞きながらオペレーターへつなぎ、解約の話になります。一応解約の理由を聞かれますが、私の場合は「複数の回線を持っていてUQモバイルを使わなくなった」と本当の事を言ったらそれ以上は聞かれませんでした(^^)。その後、契約の電話番号と契約者本人の確認をするための氏名と契約時に決めた4ケタの暗証番号を伝えると、解約がすぐに完了します。

電話をして話すことがストレスになる方にとっては解約方法が電話しかないということで嫌な感じを持つかも知れませんが、今の世の中はこうした回線契約は取ったり取られたりすることは当り前なので、解約を電話でしなければならない事については注意して、加入する場合にも解約時の事を考えておくといいでしょう。私自身も今後楽天モバイルの状況が本当に危なかったら(^^;)、通話放題があるサブを含めたキャリアの中でもデータ通信の高速と低速の切り替えアプリが使え、さらに低速でも最大300kbpsが出るUQモバイルのポイントは高く、何より更新月のような縛りがないので、ドコモから通話SIMをどうしてもスマホにしなければならなくなった場合はUQモバイルへの乗り換えも十分ありだと思っています。そんな時にオペレーターと問題になるような話になってしまったら、再度契約しようと思った時に困るかも知れませんので、多少いやな事を言われたとしても穏便な大人の対応を心掛けましょう。

さらに、UQモバイルで使っているうちに楽天だけでなく他のキャリアや、MVNOでも魅力的なプランが出てきたらまた移るということを面倒でも繰り返していくことで便利度が上がっていくと思いますので、解約を前向きに捉えて必要があればさっと移る動きは変わりません。果たしてまたお世話になることがあるかはわかりませんが、そこそこ長く便利に使わせていただいたことは確かなので、機会があればまたという事で(^^;)。


楽天モバイルの料金プラン発表のインパクト

最近は新型コロナウイルスに関連する話題がどうしても多くなり、ワクワクするような期待感を感じられることが少なかったように思われます。そんな中で、昨日に発表されるとなった第4の通信キャリアである楽天モバイルの初めての料金プランが出てきたわけですが、その内容について冷静に評価してみたいと思います。

ちなみに、動画を外でも見まくれるような用途でなるべく安いものをということですと、4月までのキャンペーン価格ではありますがモバイルルーター専用にはなりますがFUJI Wifiの月間50GBが1980円、100GBが2480円あたりがこれを書いている現在では最安で(ソフトバンク回線でSIM単体利用の料金・いつでも解約可ですが、この料金で契約するには申込時にキャンペーンコードが必要になるので注意)、こことの比較になるかと思いながら待っていたのですが、とにかく出てきた料金プランの詳細は以下の通りになります。

・プランは単一
・料金は2980円で統一
・オンライン申込みで契約事務手数料相当の楽天ポイント付与
・最初の一年間は300万人限定で一年間無料
・国内通話および海外から国内への通話料無料(Rakuten Link使用時)
・SMS利用国内国外問わず無料(Rakuten Link使用時)
・データ通信無制限利用可(楽天回線のみ)海外は2GBまで無料
・国内エリア外のau回線は2GBまで無料(超過時は最大128kbps)

データ通信無制限・アプリ仕様で通話とSMSが無料・海外でも通話とデータ通信が使えるなど画期的な項目が続く中、問題は最後のローミングによるデータ通信の制限ということになるでしょう。すでにテストされている地域でもなかなか楽天の回線につながらないような報告を見ることがある中で、地方のユーザーにとっては楽天の回線エリアがソフトバンク回線並に使えるようにならなければ、いくら一年間無料ということがあっても基地整備のスピードにもよりますが、なかなか移動運用は厳しいでしょう。

ただ、これから固定電話をやめて、ゆくゆくは光インターネットをモバイル回線に移行したいと考えている方で、楽天モバイルのエリアが整備されそうな地域にお住まいの方なら一考の余地はあります。通話用アプリであるRakuten Linkを使った通話はWi-Fiでも電話番号を使った着信発信ができるので、今ある光インターネットからの自宅Wi-Fi通信を使って楽天モバイルのスマホを固定電話のように使い、その後楽天モバイルの回線で電話だけでなく安定したインターネットが使えるようになったら、自宅でのネット利用を楽天モバイルに一本化するということもできるかもしれません。

ただ、一部の地域を除いて一年間で日本全国で快適に楽天モバイルの回線がソフトバンク回線並に使えるようになるのかというのは全くわからないことなので、私の場合は少なくとも自宅でまともに楽天モバイルの回線が使えるようにならなければ、いくら一年間無料で使えたとしても新たに加入するメリットがないというのが私の印象です。

さすがに今回の楽天の発表を受けて、この内容に追随するところはないと思いますし、データ通信で選ぶならモバイルルータで利用するタイプのデータ通信会社と比較することもできるでしょう。個人的には今回の楽天モバイルの発表を受けて専用アプリによる通話完全定額サービスで追随するキャリアやMVNOがあれば、そちらの方も検討する余地が出てきます。もしドコモ回線を使ったMVNO業者の中で、楽天と同じような通話及びSMS定額サービスが出てくれば、そちらのほうが興味深いように感じます。

モバイルデータ通信においては、私の場合それこそソフトバンク回線でも圏外になるような場所に車で行くことが考えられるので、60GB(60GBはキャンペーン容量)の高速容量を使い切っても1Mbpsのスピードが出るとされるドコモのギガホの方が料金は高くても固定の代替にもなりそうで、かつ日本全国どこへ行っても繋がりやすいという点から、6980円(定期契約ありの場合)でも現状ではベターな選択になりえます。

私自身は今回の楽天の発表を聞いて、自社エリアが整備されればとんでもなく魅力的なプランだと思います。私自身はADSLが使えるうちは公衆Wi-Fiを利用しながら状況のさらなる変化を待とうと思いますが、新しく契約する場合には一年間無料といっても楽天モバイルの回線に対応した端末の購入が必要になりますし、加入を考えられる方は少なくとも自宅及び毎日の行動範囲でのエリアを確認した上でどうするか決めることをお勧めします。


不信感の払拭には正確な情報提供が必要

私の住む静岡県でも、新型コロナウイルスへの対策の一つとして学校の臨時休校措置が行われていますが、特に静岡県の中学3年生にとって大変だと思うのは、県立高校の入学試験が3月4日と5日の二日間で学科試験と面接によって行われるということです。さすがに政府が小中高の一斉休校を3月2日から要請したものの、全国の多くの地域で高校入試が終了している中で、静岡県だけ入試を中止することはできないので、かなり現場は大変だと思います。しかしそんな中で、さらに教育現場だけにとどまらない状況が起きてしまいました。

すでにニュース報道でご存じの方も少なくないと思いますが、横浜港に停泊していた豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号で長い間下船を許可されなかった乗客の中のひとりが静岡市在住の人で、その方は検査で陰性となったことで下船し、その後経過観察のために別の場所で留め置かれることもなく、公共交通機関を使って帰宅したという話を聞いた時になにか嫌な予感がしたのですが、その人が自宅待機中に体調を崩して静岡県では初の陽性患者になってしまったというニュースのあとでとんでもない続きの話があったことがわかったのです。

その方が帰宅したのが2020年2月20日でしたが、報道によると下船し帰宅したその日の夕方(スポーツクラブの発表によると滞在時間は17:44~18:19)に静岡市内にあるスポーツクラブの大浴場を利用し、さらに翌々日の21日11:10~11:50の間に同じ大浴場を利用したことが明らかになったのです。

スポーツクラブは会員制なので、お風呂屋さんや日帰り入浴施設のように濃厚接触者を把握できなくなるようなことはないのが救いです。それでもかなりの人が新型コロナウイルスの陽性反応になった人との接触があったわけで、もし接触者の中に中学3年生のお子さんをお持ちの方や、高校受験生に20日以降接触していた方にはとにかく早く名乗り出てもらって、早急に検査を行っていただきたいと思います。ただそこで新たな陽性患者が出てしまったらと思うと、ダイヤモンド・プリンセス乗客を公共交通機関を使って帰してしまうという判断をした方を含め、静岡市内の高校受験生にどうやって責任を取るのかなんてことも考えてしまいます。

ダイヤモンド・プリンセスの乗客の方が取った行動については、陽性反応が出なければ問題になるようなことはなく、それまでかなりのストレスが溜まる状況の中で過ごしていたことと、陰性ならそのまま隔離はせず自由に帰って良いと言われたことがあるので、軽率な行動ではあるもののそこまで糾弾されるべきことではないと思います。しかしそこで問題になるのが、「なぜ経過観察をしないでそのまま帰したのか」ということに残念ながらなってしまうのです。

静岡市内のスポーツクラブで接触をした人はすでに特定されていて、スポーツクラブのホームページの中では接触をしてから2週間は毎日保健所から連絡が入るそうです。その期間は3月7日で終わりますが、今まで接触者の中で本当に体調を崩した人が皆無なのかということを含め、隠すことなくその全容を公表してほしいと思っています。これは静岡市だけの問題ではなく、きちんとした情報公開のないまま時間が過ぎてしまうと、さらなるデマの拡散や、児童生徒の中でもパニックに陥るケースも出てくることが考えられます。今までの中で起こっている公への不信を払拭するためにも、今後は地域住民がどんな情報が欲しいかということをきちんと把握した上で出せる情報はきちんと出して欲しいものですが。


地上波同時配信アプリ「NHKプラス」モバイル回線での挙動

NHK総合とEテレの地上波とネットで同時配信するサービスが昨日から始まりました。パソコンのブラウザ上でも使えますが、今の日本国内ではどの家にもテレビがあるので、やはりスマホでどのくらい使えるか気になります。そこで早速スマホやタブレットで使えるアプリが出てきましたので、とにかく現状のモバイル環境でどのくらいきちんと見られるのかどうかを確かめてみました。

モバイル回線では、高速で見るにしても画質を上げてしまうと同じ番組を見ていても多くのデータを使用してしまいます。スマホ用アプリの「NHKプラス」では通信品質その他についての設定項目があり、使い方によってはちゃんと設定した方が幸せになれるでしょう。

画質については「モバイル回線」および「Wi-Fi回線」に分かれて設定することができるようになっています。モバイル回線でもWi-Fiでも設定項目は同じです。具体的な内容は以下のように分かれています。

・高(1時間視聴あたり約0.7GB)
・中(1時間視聴あたり約0.4GB)
・低(1時間視聴あたり約0.2GB)
・最低(1時間視聴あたり約0.1GB)

ちなみに、低速にすると常時200kbps以上出ると言われている旧OCNモバイルONEのSIMで試したところ、最低の設定でもちょくちょく配信が止まり、頻度はそこまで多くはないものの、画面がブラックアウトする場合がありました。ただエラーにはならず番組は続けて見ることはできます。そんなことから、「最低」か「低」あたりの画質で利用する場合でも、全く止まらずに見るためには、できれば300kpbs~500kbpsくらいのスピードが出るMVNOを利用するか、今後このアプリ利用で高速クーポンを消費しないオプションがあるところで利用するのがいいと思います。

私の場合は、多少止まったとしても常時流し続けていれば、途中で止まることはあるものの番組の内容はなんとかわかるくらいの感じでは旧OCNモバイルONEのSIMでも何とかなるように感じたので、緊急避難的に使うのはありかなと思います。

設定の部分でもう一つ気を付けたいのは、デフォルトのままアプリを使っていると設定内容の中の「再生中画面ロック有効」をONにしておかないと、スマホを省エネ設定で使っていると再生している途中で頻繁に画面が落ちてアプリの挙動もストップしてしまうので、モバイルバッテリーにつなぎながら連続して見られるように、設定しておくことをおすすめします。

あと、今回はまだログインしていない状態で試したので、「見逃し配信」を除いてライブ配信はそのまま使うことは使えますが、画面右下にBSで出てくるような登録及びログインを促す画面が出てきます。どうしても見逃し番組の利用をしたい場合にはログインをした方がいいですが、およそ4分の1画面が潰れても現在放送している内容のだいたいの内容がわかればいいというなら、そのままログインしなくても使えますし、現状ではアプリを使ったことによる料金の支払いも発生しません。

個人的には早く民放のキー局にNHKと同様の同時配信サービスを行なって欲しいですし、そうなった時に改めてモバイル回線の切り替えが必要かどうか、さらに検討したいと思っています。最近ではソフトバンク回線のモバイルルーターを使った大容量でも月額料金が安い通信サービスもありますが、単にスマホでこうした動画や配信を見るだけならそこまでの容量を必要としません。逆に大画面のテレビで動画を見まくると足りなくなるくらいの容量なので、固定回線のADSL終了まではそうしたものは利用しない方がいいのかな? と思っています。当面はこの同時配信は主にスマホやタブレットで見るという風にして、今後の同時配信の進行状況および、そのサービスへのMVNOの対応状況を見ながら特に「ワンセグが映らない地域での情報収集」にこうした同時配信を利用させていただければと思っています。